JP3589653B2 - カッタビット交換装置とその交換方法と交換治具 - Google Patents

カッタビット交換装置とその交換方法と交換治具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、シールド機のカッタスポークに装着されているカッタビットを交換するためのカッタビット交換装置とその交換方法と交換治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、シールド機により長距離のトンネル掘削を行う場合、カッタ面板に設けられたカッタビットが摩耗するため、掘削途中でカッタビットの交換を行っている。このカッタビットの交換は、シールド機による掘進距離の延長に重要な要因となっている。
【0003】
このようなカッタビットの交換方法として、掘削途中に点検用の立坑を設けてカッタ面板の前面から交換する方法、周囲の地盤を薬液注入等により自立させた後、カッタチャンバ内から交換する方法、カッタスポーク内に作業者が入ってカッタスポーク内で交換する方法等がある。
【0004】
前記立坑を設けることは困難な場合が多く、前記地盤を自立させる場合も多くの費用と時間を要するため、近年、前記カッタスポーク内から交換する方法に関する技術が数々提案されている。
【0005】
例えば、この種の従来技術として、実用新案登録第2550407号公報記載の考案がある。この公報には、カッタビット付ロッドをロッドガイドに沿って後退させた後、切羽側をシャッタ装置のゲートで閉鎖して切羽側からの泥水、土をこのゲートとゲート用シール材で遮断し、カッタビットをロッドごと取外すシールド掘進機のカッタビット交換構造が記載されている。
【0006】
また、他の従来技術として、特開2001−40992号公報記載の発明がある。この公報には、カッタビットを設けたカッタビット軸をスポーク内方に引く抜く際に、切羽側からの泥水、土をゲート付ブラケットによって遮断するようにしてカッタビットを交換可能にしたシールド機のカッタビット交換装置が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例の場合、いずれもゲートにより止水してカッタビットを交換することについては示されているが、水圧が作用する切羽からカッタビットをカッタスポーク内に抜いて交換するときに安定して止水できるような構造については何ら記載されていない。
【0008】
しかも、このようなカッタビットの交換は、長距離掘削になると複数回行わなければならないので、安定した止水が困難な場合には交換作業に多くの時間と労力を要するとともに、シールド機が長期間停止して作業日程に大幅な遅れを生じてしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記課題を解決するために、本願発明のカッタビット交換装置は、カッタ面板側の開口部から切羽側に突出可能なカッタビットと、該カッタビットを反切羽側へスライド可能に支持するガイド部と、前記カッタビットをカッタ面板から突出させる時に貫通させる貫入穴部、及び該カッタビットを反切羽側へスライドさせた状態でカッタビット前面の前記開口部を塞ぐゲート蓋部を形成したスライドゲートと、該スライドゲートをカッタビットのスライド方向と交差する方向に案内する案内部材とを設け、該スライドゲートのスライド時に前記開口部の周囲で該案内部材とスライドゲートとの間をシールするシール部材を設けている。このように、カッタビットを反切羽側へスライドさせた時にカッタ面板側の開口部を塞ぐスライドゲートに貫入穴部とゲート蓋部とを設け、開口部の周囲で案内部材とスライドゲートとの間をシールするシール部材を設けることにより、スライドゲートのスライド時に開口部の周囲を安定してシールした状態でゲート蓋部で塞ぐことができる。
【0010】
前記スライドゲートの貫入穴部とゲート蓋部とを開口部位置にスライドさせる駆動機を設けるとともに、該スライドゲートの貫入穴部又はゲート蓋部が開口部に位置したことを確認する検出器を設ければ、狭隘なカッタスポーク内の作業でも、ゲート位置を確認しながら安定したスライドゲートの開閉操作を駆動機で行うことができる。
【0011】
また、前記カッタビットを反切羽側へスライドさせてスライドゲートのゲート蓋部を開口部に位置させた状態でスライドゲート反切羽側の止水状態を確認する止水確認バルブを設ければ、カッタビットを取外す前にスライドゲートによる止水状態を安定して確認することができる。
【0012】
さらに、前記スライドゲートのスライド時に該スライドゲートとともに移動して開口部の周囲をシールする移動シール部材を設ければ、この移動シール部材と前記スライドゲートのスライド時に常に開口部の周囲で案内部材とスライドゲートとの間をシールするシール部材とで、二重にシールすることができる。
【0013】
また、前記スライドゲートと案内部材との間の空間に流体を封入し、該流体をスライドゲートのスライド時に該空間内で移動可能なように構成すれば、案内部材内の空間に流体(例えば、グリス等の油性流体が好ましい)を封入して泥水等の侵入が困難なようにし、スライドゲートのスライド時には移動先の空間の流体を移動後の空間へ移動させて、スライドゲートのスムーズな移動を妨げることがないようにできる。
【0014】
その上、前記開口部に向けて反切羽側から連通する洗浄口を設ければ、カッタビットを反切羽側へスライドさせる時や、引き込んでスライドゲートを閉める前にビットに付着している土砂やスライドゲート開口周辺の土砂を切羽側へ除いてからゲートを閉鎖することができ、土砂による止水シールの損傷を効果的に防止することができる。しかも、カッタビットを引き込む時に開口部の空間を高粘度流体等に置き換えれば、カッタビット引き込み時に効果的な土砂流入防止を図ることもできる。
【0015】
一方、本願発明のカッタビット交換方法は、カッタビットをカッタ面板の切羽側から反切羽側へスライドさせる時にカッタスポークに位置規制ストッパを設けてカッタビットのスライド量を機械的に規制した後、該カッタビットを反切羽側へスライドさせてストッパに当接させ、カッタビット前面の開口部を塞いで止水状態を確認した後、止水完了していればストッパを取外してカッタビットを交換するようにしている。このようなカッタビット交換方法によれば、切羽側から水圧が作用している状態でも、安定した止水状態を保ちながらカッタスポーク内からカッタビットを交換することができる。
【0016】
また、本願発明のカッタビット交換治具は、カッタ面板の開口部から切羽側に突出可能なカッタビットを反切羽側のカッタスポーク内へスライドさせて交換するためのカッタビット交換治具であって、前記カッタビットの反切羽側に案内部を設け、前記カッタスポーク内に該案内部と係合してカッタビットをカッタスポーク内へ引き込む駆動機を設けている。このようなカッタビット交換治具によれば、水圧が作用しているカッタビットを駆動機でカッタスポーク内に引き込むことができるので、カッタスポーク内で安定したカッタビット交換作業を行うことができる。この案内部としてネジ構造を用いれば、水圧を保持しつつ安定したカッタビットの引き込み作業を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態を示すカッタビット交換装置の縦断面図であり、図2は図1に示すA−A断面図、図3は同B−B断面図である。
【0018】
図1,2に示すように、円筒状のカッタ取付台1の先端にカッタピース2が固定されて一体となったカッタビット3が形成されており、カッタ取付台1の後端(反切羽側I)には、フランジ部4が形成されている。
【0019】
このカッタビット3は、切羽側Oに設けられたガイドケース6と、このガイドケース6の反切羽側Iに設けられたガイド蓋9との中に挿入された状態で保持されている。ガイドケース6は、カッタ面板10に設けられた開口穴11に溶接等で固定されている。ガイド蓋9は、ガイドケース6に固定ボルト12で一体的に固定されている。このガイド蓋9の反切羽側Iに、カッタ取付台1のフランジ部4がボルト13で固定されている。
【0020】
前記ガイドケース6には、カッタ取付台1の外径よりも僅かに大径で円筒状の開口部5がカッタ面板10側に設けられ、カッタ面板10と平行方向にはスライドゲート案内部14が形成されている。前記ガイド蓋9には、ガイドケース6の開口部5とほぼ同径の導入穴7が設けられるとともに、この導入穴7から開口部5まで延びるガイド部8が設けられている。また、このガイド蓋9のカッタ面板10と平行方向にはスライドゲート案内部14を閉鎖する案内部蓋15が形成されている。これらガイドケース6の開口部5とガイド蓋9のガイド部8とによってカッタビット3が前後方向にスライド可能なように構成され、スライドゲート案内部14と案内部蓋15とによって案内部材16が形成されている。
【0021】
また、カッタ取付台1のフランジ部4には、カッタビット3の取外し時に使用する貫通穴4aが設けられ、ガイド蓋9には、この貫通穴4aと連通するガイド穴9aが設けられている。4bはカッタビット3を引き込む時に使用する案内部となる取外しネジである。
【0022】
そして、前記案内部材16内には、ガイドケース6の開口部5を開閉するためのスライドゲート17がカッタ面板10と平行方向にスライド可能に設けられている。このスライドゲート17は、カッタビット3のスライド方向と交差する方向にスライドして開口部5を閉鎖する、所謂ゲート式である。
【0023】
スライドゲート17は、前記案内部材16内に形成された空間であるスライドスペース18を図1の上下方向にスライド可能なように構成されており、図2に示すように、図の下側には開口部5とほぼ同径の貫入穴部19が設けられ、図の上側には開口部5を閉鎖するゲート蓋部20(図の開口がない部分)が形成されている。
【0024】
図2に示すように、このスライドゲート17は矩形状に形成されており、前記貫入穴部19のみが切羽側Oと反切羽側Iとに貫通している。また、この貫入穴部19の周囲において切羽側Oと反切羽側Iとの間を止水するための内側止水シール21がガイドケース6とガイド蓋9とに設けられている。この内側止水シール21にはリップシール等が用いられ、この実施形態では、ガイドケース6とガイド蓋9とに形成された溝部22に設けられている。これらは固定シール部材である。
【0025】
一方、スライドゲート17の外周部には、スライドゲート17と案内部材16との間をシールする外側止水シール23が設けられている。この外側止水シール23は、スライドゲート17のスライド時でも常に開口部5の周囲で案内部材16とスライドゲート17との間をシールしている。スライドゲート17の案内面を主としてシールするものである。この外側止水シール23はOリング等が用いられ、スライドゲート17の両面に形成された長円状の溝部24に設けられている。この外側止水シール23は、スライドゲート17の移動とともにスライドする移動シール部材である。
【0026】
つまり、スライドゲート17はゲートの一部を穿孔するようにして設けた貫入穴部19とゲート蓋部20とよりなる開閉連続体構造であるため、止水シールの生命線である外側止水シール23に、ゲート開閉時に急激な変形を強いることがない。そのため、この止水シール23が損傷するおそれが少なく高い安定性を発揮することができる。なお、前記止水シール21,23は、シール性や使用条件等に応じて適宜好ましいシールを採用すればよく、リップシールやOリング等が用いられる。
【0027】
このスライドゲート17は、ガイドケース6の外部からスライドさせることが可能なように構成されている。この実施形態では、スライドゲート17にスライド用ネジ25を形成し、スライドゲート17に設けられたゲート送りネジ26を回転させることによってスライド用ネジ25との螺合部でゲート17をスライドさせるように構成している。これらスライド用ネジ25とゲート送りネジ26とで駆動機が構成されている。
【0028】
また、この実施形態では、スライドスペース18内に流体であるグリスが封入されており、このスライドスペース18内への泥水等の侵入を効果的に防止している。18aはグリスの注入口である。このようにスライドスペース18内にグリスを充填しているため、スライドゲート17の両側部にグリス移動用の溝27を設けて、前記したようにスライドゲート17をスライドさせる時にはグリスの移動が可能なようにしている。この溝27を設けることにより、スライドゲート17が移動する時に移動先のスライドスペース18内のグリスは、溝27から反対側の移動後に形成されるスライドスペース18へと移動することができるようにしている。
【0029】
さらに、この実施形態では、スライドゲート17が移動する時にはゲート送りネジ26部にも新たに空間28が形成されるので、前記溝27からこの空間28へもグリスが移動可能なように連通穴29が設けられている。なお、このグリスの移動はスライドゲート17の移動によって逆方向にも移動可能である。
【0030】
このように構成することにより、スライドゲート17のスライド方向前後の流体は閉じこめられることなく、相互に流入出するため、スライドゲート17のスムーズな動きを保つことができる。
【0031】
しかも、この実施形態では、スライドゲート17の位置を的確に把握できるように、ガイドケース6の上端と下端に検出器たるゲートインジケータ30,31が設けられている。このゲートインジケータ30,31は、スライドゲート17が移動した側で突出した状態を保つので、作業者が押して確認することができるように構成されている。
【0032】
また、ガイド蓋9の下部には、カッタビット3を引き込んでスライドゲート17を閉鎖した状態で、ガイド蓋9とカッタビット3との間に泥水が侵入していないことを確認するための止水確認バルブ32が設けられている。この止水確認バルブ32は、ガイド蓋9のガイド部8に形成された隙間33と連通しており、開操作によってこの隙間33が反切羽側Iに開放されて水の漏れで止水状態を確認することができる。
【0033】
さらに、この止水確認バルブ32は、切換え状態によって反切羽側Iから隙間33へ洗浄水を供給することができる洗浄口としても構成されている。この止水確認バルブ32からの洗浄は、カッタビット3をガイド部8へ引き込んだ状態で隙間33へ洗浄水を供給することにより、この隙間33からスライドゲート17の貫入穴部19を介して開口部5へと洗浄水が噴射され、ガイド蓋9内に引き込んでスライドゲートを閉める前のカッタビット3に付着している土砂やスライドゲート開口周辺の土砂を切羽側へ除いてからスライドゲート17を閉鎖するようにできる。
【0034】
この止水確認バルブ32が設けられた反切羽側Iには、ガイド蓋9とカッタビット3のカッタ取付台1との間を止水する後部止水シール35が設けられている。カッタ取付台1とガイドケース6との間の切羽側Oには、先端シール34が設けられている。
【0035】
さらに、図3に示すように、前記開口部5には反切羽側より貫通された洗浄口たる洗浄穴36が設けられており、カッタビット3の引き込み時にこの洗浄穴36又は前記止水確認バルブ32から洗浄水を噴射することにより、ビット等に付着している土砂を取除いて引き込むことができ、スライドゲート17の開閉時に止水シール21,23を痛めるおそれがなくなるようにしている。これら洗浄穴36と止水確認バルブ32とから噴射する洗浄水は、カッタビット3の交換状況等に応じて適宜決定すればよい。
【0036】
このカッタビット3を引き込む時に、洗浄穴36からテールグリース等の高粘度流体を流出させてカッタビット3を引き込んだ後の空間を高粘度流体(例えば、グリス)に置換するようにすれば、ゲート開時にこの空間へ土砂が流入するのを高粘度流体で防止して、止水シール21,23の保護をより効果的に行うことができる。
【0037】
図4は図1に示すカッタビット交換装置を具備させたシールド機のカッタ面板の一例を示す正面図であり、図5は同カッタビット交換装置を設けたカッタスポークの正面図、図6は同カッタビット交換装置による交換作業状態を示すカッタスポークの縦断面図である。
【0038】
図4に示すように、前記カッタビット交換装置37は、カッタ面板10に設けられたカッタスポーク38の半径方向に複数個が設けられており、図5に示すように、カッタ面板10の半径方向と直交する方向にスライドゲート17がスライド可能なように配置されている。このような配置により、カッタスポーク38の半径方向に多くのカッタビット3を配設することができ、仕様に応じたカッタビット3の配置が容易に可能となる。図6に示すように、このカッタスポーク38内でのカッタビット交換作業は、作業者40がカッタスポーク内に入って行われる。
【0039】
図7(a) 〜(c) は、図1に示すカッタビット交換装置によるビット取外し工程を示す側面図であり、図8(a),(b) は、図7に示すビット取外し工程に続く工程を示す側面図である。図9(a) 〜(c) は、図1に示すカッタビット交換装置によるビット取付け工程を示す側面図であり、図10(a),(b) は、図9に示すビット取付け工程に続く工程を示す側面図である。これらの図に基いて以上のように構成されたカッタビット交換装置37による交換作業を以下に説明する。なお、これらの図ではカッタスポーク38が横向きの状態でのカッタビット交換作業を説明する。
【0040】
図7(a) 〜(c) 、図8(a),(b) を参照しながらビット取外し工程を説明する。
【0041】
まず、カッタスポーク38に設けられた治具固定部材41にビット交換治具42を設ける。このビット交換治具42は、中央には、カッタビット3の後端に設けられた取外しネジ4bに螺合するスライドネジ43が設けられ、上部には、カッタビット3のフランジ部4に設けられた貫通穴4aを通ってガイド蓋9に設けられたガイド穴9aに挿入するガイド棒44が設けられている。この実施形態では、スライドネジ43がカッタビット3をカッタスポーク38内に引き込む駆動機となっている。このようなネジ構造とすることにより、狭隘なカッタスポーク38内で作業する場合に、特別な動力源がなくても作業者がカッタビット3を交換することができるようにしている。この駆動機は他に電動機等の構成であってもよい。このガイド棒44には、カッタビット3をスライドゲート閉鎖位置まで引き抜く時のガイドになるビットストッパ45が設けられている。このビット交換治具42のスライドネジ43を取外しネジ4bに螺合し、ガイド棒44をガイド穴9aに挿入して取外し作業を開始する(図7(a) )。
【0042】
次に、スライドネジ43を工具等で回転させることにより、カッタビット3をビットストッパ45に当接する位置まで引き抜く。この時、開口部5とスライドゲート17の貫入穴部19とは連通した状態である。この状態で止水確認バルブ32から隙間33(図1)に洗浄水を供給すれば、引き込んでスライドゲート17を閉める前のカッタビット3に付着している土砂やスライドゲート開口周辺の土砂を切羽側へ排出することができる(図7(b) )。
【0043】
次に、ゲート送りネジ26でスライドゲート17をスライドさせて、開口部5をゲート蓋部20で塞ぐ。このスライド時(移動時)、上述したようにスライドゲート17と案内部材16との間をシールする外側止水シール23は開口部5を通過することがないので、大きな変形もなく安定したシール性を発揮した状態でスライドさせることができる。スライドゲート17が下端に達すると、下部のゲートインジケータ31によりスライドゲート17が下端位置まで移動したことを確認することができる。この状態で止水確認バルブ32を開けてシール状態を確認する(図7(c) )。
【0044】
次に、カッタビット3の前部とガイド棒44との間にビットサポート46(カッタビット3の前部重量をガイド棒44で支持する部材)を取付け、ビットストッパ45を取外した後、カッタビット3をガイド蓋9からカッタスポーク38内へ引き抜く。そして、ビット搬送台47によってカッタビット3の荷重を支持する(図8(a) )。そして、ビットサポート46、ビット交換治具42を取外し、取外したカッタビット3はビット搬送台47によって搬出する(図8(b) )。
【0045】
以下、図9(a) 〜(c) 、図10(a),(b) を参照しながらビット取付け工程を説明する。この取付け工程は前記取外し工程の逆手順である。
【0046】
まず、ビット搬送台47で新しいカッタビット3を搬入し、ビット交換治具42を取付けて先端をガイド蓋9にセットする(図9(a) )。
【0047】
次に、スライドネジ43によってカッタビット3をカッタ面板10側へ押出し、ビットストッパ45を設けることができる状態まで押出したらビットストッパ45を取付ける(図9(b) )。
【0048】
次に、工具等でゲート送りネジ26を回転させてスライドゲート17をスライドさせ、開口部5と貫入穴部19とを連通させる。この時、ゲートインジケータ30によってスライドゲート17が上端位置(貫入穴部19と開口部5とが一致した位置)まで移動したことを確認する(図9(c) )。
【0049】
次に、スライドネジ43を回転させてカッタビット3をカッタ面板10から押出し、カッタビット3のフランジ部4をガイド蓋9に固定ボルト13で締結して固定する(図10(a) )。そして、ビット交換治具42を取外して、交換作業が完了する(図10(b) )。
【0050】
以上のように、カッタスポーク38内に作業者が入ってカッタビット3を交換する作業を、交換時のシール性を安定して保った状態で行うことができるので、切羽側が高水圧下であっても、カッタスポーク38内から安定してカッタビット3を確実に、スムーズに交換することができる。
【0051】
なお、前記実施の形態では、方形のスライドゲート17を例に説明したが、スライドゲート17の形態は前記実施形態に限定されるものではなく、スライドゲート17のスライド時に開口部5の周囲をシールできるような形態であれば、適宜好ましい形態に形成すればよい。
【0052】
また、上述した実施形態は一実施形態であり、他の構成も本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】
本願発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0054】
スライドゲートのスライド時に開口部の周囲を安定してシールすることができるので、長距離掘削の場合でも掘削途中でカッタビットの交換を安定して行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示すカッタビット交換装置の縦断面図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】図1に示すB−B断面図である。
【図4】図1に示すカッタビット交換装置を具備させたシールド機のカッタ面板の一例を示す正面図である。
【図5】図1に示すカッタビット交換装置を設けたカッタスポークの正面図である。
【図6】図1に示すカッタビット交換装置による交換作業状態を示すカッタスポークの縦断面図である。
【図7】(a) 〜(c) は、図1に示すカッタビット交換装置によるビット取外し工程を示す側面図である。
【図8】(a),(b) は、図7に示すカッタビット交換装置によるビット取外し工程に続く工程を示す側面図である。
【図9】(a) 〜(c) は、図1に示すカッタビット交換装置によるビット取付け工程を示す側面図である。
【図10】(a),(b) は、図9に示すカッタビット交換装置によるビット取付け工程に続く工程を示す側面図である。
【符号の説明】
1…カッタ取付台
2…カッタピース
3…カッタビット
4…フランジ部
5…開口部
6…ガイドケース
7…導入穴
8…ガイド部
9…ガイド蓋
10…カッタ面板
13…ボルト
14…スライドゲート案内部
15…案内部蓋
16…案内部材
17…スライドゲート
18…スライドスペース
19…貫入穴部
20…ゲート蓋部
21…内側止水シール
22…溝部
23…外側止水シール
24…溝部
25…スライド用ネジ
26…ゲート送りネジ
27…溝
28…空間
29…連通穴
30,31…ゲートインジケータ
32…止水確認バルブ
33…隙間
34…先端シール
35…後部止水シール
36…洗浄穴
37…カッタビット交換装置
38…カッタスポーク
39…壁面
40…作業者
41…治具固定部材
42…ビット交換治具
43…スライドネジ
44…ガイド棒
45…ビットストッパ
46…ビットサポート
47…ビット搬送台
O…切羽側
I…反切羽側

Claims (8)

  1. カッタ面板側の開口部から切羽側に突出可能なカッタビットと、該カッタビットを反切羽側へスライド可能に支持するガイド部と、前記カッタビットをカッタ面板から突出させる時に貫通させる貫入穴部、及び該カッタビットを反切羽側へスライドさせた状態でカッタビット前面の前記開口部を塞ぐゲート蓋部を形成したスライドゲートと、該スライドゲートをカッタビットのスライド方向と交差する方向に案内する案内部材とを設け、該スライドゲートのスライド時に前記開口部の周囲で該案内部材とスライドゲートとの間をシールするシール部材を設けたカッタビット交換装置。
  2. 前記スライドゲートの貫入穴部とゲート蓋部とを開口部位置にスライドさせる駆動機を設けるとともに、該スライドゲートの貫入穴部又はゲート蓋部が開口部に位置したことを確認する検出器を設けたことを特徴とする請求項1記載のカッタビット交換装置。
  3. 前記カッタビットを反切羽側へスライドさせてスライドゲートのゲート蓋部を開口部に位置させた状態でスライドゲート反切羽側の止水状態を確認する止水確認バルブを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカッタビット交換装置。
  4. 前記スライドゲートのスライド時に該スライドゲートとともに移動して開口部の周囲をシールする移動シール部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカッタビット交換装置。
  5. 前記スライドゲートと案内部材との間の空間に流体を封入し、該流体をスライドゲートのスライド時に該空間内で移動可能なように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカッタビット交換装置。
  6. 前記開口部に向けて反切羽側から連通する洗浄口を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカッタビット交換装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のカッタビット交換装置においてカッタ面板の開口部から切羽側に突出可能なカッタビットを反切羽側のカッタスポーク内へスライドさせて交換するためのカッタビット交換治具であって、前記カッタビットの反切羽側に案内部を設け、前記カッタスポーク内に該案内部と係合してカッタビットをカッタスポーク内へ引き込む駆動機を設けたカッタビット交換治具。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のカッタビット交換装置又は請求項7記載のカッタビット交換治具によるカッタビット交換方法であって、
    カッタビットをカッタ面板の切羽側から反切羽側へスライドさせる時にカッタスポークに位置規制ストッパを設けてカッタビットのスライド量を機械的に規制した後、該カッタビットを反切羽側へスライドさせてストッパに当接させ、カッタビット前面の開口部を塞いで止水状態を確認した後、止水完了していればストッパを取外してカッタビットを交換するカッタビット交換方法。
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