JP3588559B2 - ブロー成形機の搬送装置。 - Google Patents

ブロー成形機の搬送装置。 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブロー成形機の搬送装置に関し、特に、搬送チェーンに固定された搬送部材によって成形品を搬送するブロー成形機の搬送装置に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
合成樹脂製のプリフォームを加熱して所定の容器形状にブロー成形するブロー成形機として、本願出願人が先に提案した特開平8−132517号公報及び特開平8−224775号公報に示されるものがある。
【0003】
このブロー成形機は、プリフォームの搬送路を方形状に形成し、その直線部に加熱部やブロー成形部を配設するようにして、搬送装置によってプリフォームを搬送路に沿って加熱部やブロー成形部へと搬送するようにしている。
【0004】
この搬送装置は、プリフォームを保持する複数の搬送部材を、前記搬送路に沿って配置した搬送駆動用の搬送チェーンに所定間隔で固定することで構成される。
【0005】
そして、搬送路に沿って配設した案内レールにより搬送部材を案内しながら、搬送チェーンの駆動によって搬送部材上のプリフォームを加熱部やブロー成形部へと間欠搬送するようにしたもので、比較的構成が簡易で、操作性に優れたものである。
【0006】
ところで、この搬送装置は、複数の搬送部材を所定間隔で搬送チェーンに固定した状態となっているため、搬送部材間に空間があり、この空間にプリフォームが落下すると、搬送チェーンや搬送部材が損傷する場合がある。
【0007】
また、搬送チェーンがゆるんでいたりすると、搬送チェーンに固定されている搬送部材が、搬送時に水平回転を起こして、搬送部材の搬送レールとの係合部が破損する場合もある。
【0008】
このため、搬送チェーンにテンションを付与して、搬送時における搬送部材の水平回転を防止しようとすると、搬送チェーンが摩耗して、搬送チェーンの寿命が短くなってしまう。
【0009】
さらに、搬送チェーンが摩耗して延びると、搬送部材の位置もずれて、搬送部材の位置出しが困難となる。したがって、搬送チェーンの張力等の管理が日頃から重要なチェック項目となり、成形管理者の負担となっていた。
【0010】
本発明の目的は、搬送部材間の空間にプリフォームが落下して、搬送部材や搬送チェーンが破損するのを防止することができるブロー成形機の搬送装置を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、搬送チェーンに大きなテンションを付与することなく、搬送時における搬送部材の水平回転を防止して、搬送部材の破損を防止すると共に、搬送チェーンの寿命を延ばし、かつ、搬送部材の位置出しを容易にすることのできるブロー成形機の搬送装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様に係るブロー成形装置は、
搬送路途中に配置されたブロー成形部と、
プリフォームを保持する複数の搬送部材と、
前記複数の搬送部材が所定ピッチにて固定され、前記搬送路に沿って張架されて、前記複数の搬送部材を搬送する搬送チェーンと、
前記複数の搬送部材を前記搬送路に沿って案内する案内レールと、
を有し、
前記複数の搬送部材の隣り合う2つの搬送部材間にはそれぞれ少なくとも一つの姿勢規制部材が配置され、それにより前記2つの搬送部材が搬送時に水平回転することを防止したことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、姿勢規制部材によって、搬送時における搬送部材の水平回転を防止することができる。このため、搬送部材の破損を確実に防止することができる。さらに、搬送チェーンに水平回転防止のための大きなテンションを付与する必要がなく、その結果、搬送チェーンの寿命を延ばし、かつ、搬送部材の位置出しを容易にすることができる。なお、この姿勢案内材は、搬送部材と一体的に構成すると、製造コストが安価となり、寸法精度も高くなる。
【0014】
本発明の他の態様に係るブロー成形装置は、
搬送路途中に配置されたブロー成形部と、
プリフォームを保持する複数の搬送部材と、
前記複数の搬送部材が所定ピッチにて固定され、前記搬送路に沿って張架されて、前記複数の搬送部材を搬送する搬送チェーンと、
前記複数の搬送部材を前記搬送路に沿って案内する案内レールと、
前記複数の搬送部材の隣り合う各2つの搬送部材間にそれぞれ設けられ、前記隣り合う2つの搬送部材間のそれぞれの空間を覆う被覆部材と、
を有することを特徴とするブロー成形装置。
【0015】
本発明によれば、被覆部材によって、各搬送部材間の空間を覆うことができるため、搬送部材間の空間にプリフォームが落下して、搬送部材や搬送チェーンが破損するのを防止することができる。なお、この被覆部材は、搬送部材と一体的に構成すると、製造コストが安価となり、寸法精度も高くなる。
【0016】
前記姿勢規制部材あるいは被覆部材は、前記搬送部材に対して着脱可能であることがこのましい。
【0017】
こうすると、姿勢規制部材あるいは被覆部材が破損または摩耗した場合に、新たな姿勢案内部材あるいは被覆部材に容易に交換することができ、搬送部材の長期使用が可能となる。
【0018】
さらに好ましくは、前記搬送路は、ほぼ方形に形成され、
前記複数の搬送部材及び姿勢規制部材(または被覆部材)の一部が前記搬送路の直線部を通過する際に、前記一部の搬送部材及び姿勢規制部材(または被覆部材)により前記搬送路の直線部が覆われる。
【0019】
こうすると、作業区間である搬送路の直線部は搬送部材及び姿勢案内部材(または被覆部材)により覆われるため、落下の可能性の高い作業区間でのプリフォームの落下を確実に防止することができる。
【0020】
前記搬送路の少なくとも一つの直線部に停止される一部の搬送部材及び姿勢規制部材(または被覆部材)を互いに接触する方向に押しつけて位置決めする位置決め機構をさらに有することが好ましい。
【0021】
こうすると、位置決め機構によって個々の搬送部材を位置決めする必要がなく、複数の搬送板のうち両端に位置する搬送板を、位置決め機構によって、寄せ集める方向に押し付けるだけで、直線部の全ての搬送板を容易かつ確実に位置決めすることができる。
【0022】
また、プリフォームのブロー成形個数の変更などで、搬送部材に取り付けられた姿勢案内部材(または被覆部材)が間隔をあて配置される場合には、中間姿勢規制部材(または中間被覆部材)によって搬送部材の水平回転を防止することができ、あるいはその間隔を埋めてプリフォームの落下を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明方法及び装置を適用した実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0024】
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係るブロー成形機の搬送装置を示す図である。各作業部の詳細については、本出願人の出願にかかる特開平8−132517号や特開平8−224775号に開示されているためここでは省略してある。
【0025】
このブロー成形機の搬送装置10は、ほぼ正方形状に搬送路12を配置しており、この搬送路12の4つの直線部がそれぞれ作業区間とされている。
【0026】
そして、これら作業区間である4つの直線部に、それぞれプリフォーム14(図5参照)を受け取る受取部16、受取部16で受け取ったプリフォーム14をブロー成形適温に加熱する加熱部18、加熱部18で加熱したプリフォーム14を容器形状にブロー成形するブロー成形部20及びブロー成形された容器を装置外部に取り出す取出部22が配置されるようになっている。
【0027】
搬送路12には、コーナー部に4つのスプロケット24a〜24dが配置され、例えばスプロケット24dのみが駆動され、他のスプロケット24a〜24cは従動される。
【0028】
この4つのスプロケット24a〜24dには、無端状の搬送チェーン26が、搬送路12に沿って掛け渡されている。
【0029】
搬送チェーン26には、複数、例えば24個の搬送部材28が、所定の間隔で固定され、これら搬送部材28が搬送路12に沿って配設された搬送レール30a、30bに係合して案内され、受取部16、加熱部18、ブロー成形部20、取出部22に間欠的に循環搬送されるようになっている。
【0030】
例えば、本実施の形態では、受取部16において、6個の搬送部材28に6個のプリフォーム14を受け取って間欠搬送し、ブロー成形部20でプリフォーム14を2個づつブロー成形するようにしている。
【0031】
各搬送部材28の詳細を、図4〜図7を参照して説明すると、この搬送部材28は、図5〜図7に示すように、筒状の固定部32を有する。
【0032】
この固定部32の一方の側面2箇所には、搬送チェーン26を挟んでその上下にて突出する突出部34a、34bを有し、この突出部34a、34bが固定ピン44によって搬送チェーン26と連結されるようになっている。
【0033】
また、この搬送部材28は、固定部32の筒部の内側に、筒体36を回転自在に支持している。
【0034】
そして、この筒体36の上部が、図5に示す倒立状態のプリフォーム14のネック部38の端面を載置する載置台40として機能する。
【0035】
この筒体36内には、さらに搬送用ピン42が支持されている。この搬送用ピン42の載置台40よりも上方に突出する部分が、プリフォーム14のネック部38内部に挿入され、プリフォーム14を倒立状態にて支持可能となっている。
【0036】
従って、この載置台40と搬送用ピン42とが、プリフォーム14の支持部を構成している。
【0037】
この搬送部材28には、3つのカムフォロア46が支持されている。2つのカムフォロア46は、搬送部材28が搬送チェーン26によって駆動される際の内側の搬送レール30aの軌跡に沿って回転しながら移動するようになっている。
【0038】
また、残りの1つのカムフォロア46は、外側の搬送レール30bの軌跡に沿って回転しながら移動するようになっている。
【0039】
図5に示すように、搬送路12の両側に配置された2つの搬送レール30a、30bは、それぞれ断面コ字形に形成され、カムフォロア46が搬送レール30a、30bより離脱しないようになっている。
【0040】
なお、搬送部材28の筒体36には、自転用スプロケット48が固着されている。この自転用スプロケット48は、プリフォーム14が加熱部18内に配置された際に、プリフォーム14をその縦軸回りに回転させるものであり、プリフォーム14を周方向で均一に加熱できるようにしている。
【0041】
また、この搬送部材28は、所定の間隔で搬送チェーン26に固定され、各搬送部材28間には空間が生じているため、この空間を搬送部材28に取り付けた搬送板50にて覆うようにしている。
【0042】
この搬送板50は、例えば板金製で複数ピースから構成される。この搬送板50は、図1及び図2に示すように、搬送レール30a、30b間の幅にほぼ相当する幅を有し、その長さは2つの搬送部材28間のスペースを埋める長さを有するほぼ長方形状とされている。この結果、搬送路12の直線部は、そこに停止した複数の搬送部材28及び複数の搬送板50により覆われる。このように、搬送板50は搬送路12を覆う被覆部材として機能する。
【0043】
したがって、搬送板50によって各搬送部材28間の空間が覆われるため、搬送時にプリフォーム14が落下して搬送部材28間の空間に入り込み、搬送部材28や搬送チェーン26が破損するのを防止すめことができる。
【0044】
特に、プリフォーム14の落下の可能性の高い作業区間である搬送路12の直線部においてプリフォーム14が搬送部材28間の空間に落下するのを確実に防止することができる。
【0045】
なお、搬送板50を被覆部材としてのみ機能させるときは、落下防止対象の大きさとの関係で、隣り合う搬送板50の間に多少の隙間が合っても良い。
【0046】
また、図4〜図8に示すように、この搬送板50の搬送方向両端部に、隣接する搬送板50との当接状態を確保するための当接片52が、下方に折り曲げ形成されている。
【0047】
したがって、搬送部材28の搬送時に、搬送部材28が水平回転を起こそうとした場合に、搬送板50の当接片52が、隣接する搬送板50の当接片52に当接して、搬送部材28の水平回転を防止することとなる。この意味で、搬送板50は姿勢規制部材として機能する。
【0048】
そのため、搬送部材28の水平回転によって、搬送レール30a、30bと係合するカムフォロア46の取り付け部分が破損するのを確実に防止できることとなる。
【0049】
また、搬送板50の当接片52によって搬送部材28の水平回転を防止できるため、搬送チェーン26に搬送部材28の水平回転防止のための大きなテンションを付与する必要がない。
【0050】
したがって、搬送チェーン26は単に搬送部材28を搬送する目的のみに使用すれば足りることとなり、その結果、搬送チェーン26の寿命を延ばし、かつ、搬送部材28の位置出しを容易にすることができる。
【0051】
さらに、搬送板50は、搬送路12の搬送方向に沿って分割された2つの分割部材54a、54bから構成され、搬送部材28に対して着脱可能にされている。
【0052】
これら分割部材54a、54bは、搬送板本体部56a、56bの隣接対向辺に固定部32の上面の突出部分に相応した半円形の切り欠き部58a、58bを有し、搬送板本体部56a、56bを固定部32の上面に載置して搬送板本体部56a、56bの隣接対向辺を当接可能にしている。
【0053】
また、この切り欠き部58a、58bの両側に、搬送板本体部56a、56bを固定部32の上面に載置した状態で、固定部32の下面に係合可能な抜け止め用の係合部60を有する一対の連結片62a、62bが下方に折り曲げ形成されている。
【0054】
そして、この一対の連結片62a、62b同士をボルト・ナット64にて連結することで、搬送板本体部56a、56b及び抜け止め用の係合部60によって、上下方向の移動が規制された状態で搬送部材28に取り付けられることとなる。
【0055】
さらに、搬送板本体部56a、56bには、固定部32の上側の突出部34a及びリブ66を挟み込む回転防止用の係合片68、70がそれぞれ一対形成され、この係合片68、70によって、搬送部材28に対する搬送板50の回転が防止されるようになっている。
【0056】
このように、ボルト・ナット64の取り付け、取り外しのみで容易に脱着できるため、搬送板50の摩耗や破損時に、容易に交換可能である。
【0057】
また、搬送部材28の位置決めが必要な受取部16及びブロー成形部20には、それぞれ位置決め機構72、74が設けられている。
【0058】
受取部16における位置決め機構72は、受取部16に配置された6個の搬送板50のうち両端に位置する搬送板50を寄せ集める方向に押し付けるコ字状をした一枚の位置決め部材76を有する。この位置決め部材76を、図示せぬ駆動手段により、図2に示すように、受取部16における搬送方向と交差する方向に進出させる。こうすると、受取部16にある全ての搬送板50を隙間なく接触させることで、搬送部材28の位置決めが行われる。このとき、各搬送板50同士の間隔を取り付け時点から0mmとしておいても、当接片52が搬送板50の全幅よりも短いので、搬送時にコーナーなどで隣の搬送板50とぶつかり合って搬送上支障を来すようなことはない。しかし、搬送部材28と搬送板50の取り付け誤差などから、上記各搬送板50同士の間隔は、1mm程度にしてよい。
【0059】
ブロー成形部20における位置決め機構74は、ブロー成形部20の両コーナー部に、それぞれ位置決め部材78を配置している。そして、各位置決め部材78を位置決めシリンダ79により、ブロー成形部20における搬送方法に沿って近接方向に進出させる。こうすると、ブロー成形部20のある直線部に配置された6個の搬送板50を寄せ集める方向に押し付けて、6個の搬送板50全ての位置決めを行うことができる。この位置決め部材78は、搬送路12のコーナー部を覆うような形状とされていることが好ましい。
【0060】
図3は、本発明の他の実施の形態に係るブロー成形機の搬送装置を示す図である。
【0061】
この実施の形態では、受取部16において3個のプリフォームを受け取り、ブロー成形部20において1個のプリフォームづつブロー成形するようにしており、搬送部材28は、前記実施の形態の場合に比べて、1つ置きに搬送チェーン26に固定され、搬送板50同士が間隔をあけて配置されている。
【0062】
そして、搬送板50同士の間に、搬送板50間の間隔を埋める中間搬送板80が配置されている。
【0063】
この中間搬送板80は、搬送路12の直線部で搬送板50と共に搬送路12を覆うように、搬送板50とほぼ同様の大きさに形成され、図9に示すように、取付部82が搬送チェーン26を上下から挟むようにして搬送チェーン26に直接固定されている。
【0064】
また、この中間搬送板80の搬送方向両端部には、隣接する搬送板50との当接状態を確保するための当接片84が、下方に折り曲げ形成されている。
【0065】
したがって、搬送部材28が搬送板50同士の間隔をあけて固定される場合でも、中間搬送板80によって確実に搬送板50間の間隔を埋めてプリフォームの落下を防止することができ、しかも、搬送板50の水平回転をも防止することができるものである。この意味で、中間搬送板80は中間被覆部材または中間姿勢規制部材として機能する。
【0066】
他の構成及び作用は前記実施の形態と同様につき説明を省略する。
【0067】
図10は、上述した実施の形態とは異なる搬送板及び位置決め機構を用いたブロー成形装置を示す平面図である。図10において、このブロー成形装置は図1に示す装置と同様に、搬送チェーン26に固定された複数の搬送部材100を有する。また、図10に示す装置においても、受取部16が配置された直線部に、位置決め機構200が配置されている。
【0068】
図10に示す搬送部材100の詳細が、図11(A)〜図10(D)に示されている。なお、図11(A)〜(D)において、図4〜図8に示す部材と同一機能を有する部材については図4〜図8と同一符号を付している。この搬送部材100は、搬送板110を含んで鋳物製の1ピースにて形成されている点が、図4に示す搬送板50と異なる。これにより、搬送部材100の製造コストは、図4の搬送部材28及び搬送板50を含むトータルコストよりも安価とになる。さらに、搬送部材100に形成された搬送板110は鋳物製であることから、図4に示す板金製の搬送板50よりも寸法精度が高くなる。
【0069】
搬送部材100は、搬送チェーン26に固定されていると共に、3つのカムフォロア46を回転自在に支持している。また、この搬送部材100には、スプロケット筒体36を回転自在に支持され、筒体36内には搬送ピン42が支持されている。筒体36の上面がプリフォームの載置台40となり、この載置台40より突出する搬送ピン42にプリフォームのネック部が挿入されて支持される。
【0070】
また、搬送板110は搬送部材100の一部として1ピースにて形成されるので、搬送板50に形成されていた切り欠き部58a,58bの代わりに、筒体36を挿通させる孔(図示せず)が設けられ、係合部60、連結片62a,62b、係合片68,70などは不要となる。
【0071】
また、搬送板110は搬送板50よりも厚肉に形成されるので、その両端部102,102には、搬送板50に形成されていた当接片52は不要となる。
【0072】
図10に示す位置決め機構200は、位置決め部材202の当接位置が、図1などに示す位置決め機構72と異なる。位置決め部材202は、図11(C)に示す筒体36の矢印Aの領域に当接する。こうすると、位置決め部材202は筒体36と回転接触しながら、図10の実線位置と鎖線位置との間で進退するため、位置決め部材202の進退駆動を円滑に実施できる利点がある。
【0073】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施例が可能である。
【0074】
例えば、搬送路12の形状は、正方形に限らず長方形にすることもでき、搬送部材の取り付け個数も自由に変更可能である。
【0075】
また、中間搬送板は、搬送板に対して1つ置きに取り付けられる場合に限るものではなく、また、中間搬送板の大きさも、搬送板とほぼ同様の大きさに限られるものではなく、要は、搬送部材が搬送板同士の間隔をあけて固定される場合に、その間隔を埋めることができればよく、種々の態様に変更可能である。
【0076】
また、各作業ステーションでの搬送板の位置決めは、直線に並んだ全ての搬送板を一度に位置決めするものに限らず、従来のように各搬送部材毎に位置決めするものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るブロー成形機の搬送装置における搬送板の位置決め前の状態を示す平面図である。
【図2】図1に示すブロー成形機の搬送装置における搬送板の位置決め後の状態を示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係るブロー成形機の搬送装置を示す平面図である。
【図4】図1〜図3に示す搬送装置搬送部材及び搬送板を示す拡大平面図である。
【図5】図4の矢視V方向から見た側面図である。
【図6】図4の矢視VI方向から見た正面図である。
【図7】図4の底面図である。
【図8】搬送板の分解斜視図である。
【図9】図3に示す中間搬送板の断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態に係るブロー成形装置の平面図である。
【図11】(A)〜(D)は、図10に示す搬送部材の平面図、右側面図、正面図及び背面図である。
【符号の説明】
10 搬送装置
12 搬送路
14 プリフォーム
16 受取部
18 加熱部
20 ブロー成形部
22 取出部
26 搬送チェーン
28 搬送部材
30a、30b 搬送レール
50 搬送板
52 当接片
70、72、200 位置決め機構
76、78、202 位置決め部材
80 中間搬送板
84 当接片
100 搬送部材
110 搬送板

Claims (12)

  1. 搬送路途中に配置されたブロー成形部と、
    プリフォームを保持する複数の搬送部材と、
    前記複数の搬送部材が所定ピッチにて固定され、前記搬送路に沿って張架されて、前記複数の搬送部材を搬送する搬送チェーンと、
    前記複数の搬送部材を前記搬送路に沿って案内する案内レールと、
    を有し、
    前記複数の搬送部材の隣り合う2つの搬送部材間にはそれぞれ少なくとも一つの姿勢規制部材が配置され、それにより前記2つの搬送部材が搬送時に水平回転することを防止したことを特徴とするブロー成形装置。
  2. 請求項1において、
    前記姿勢規制部材は、前記搬送部材に対して着脱可能であることを特徴とするブロー成形装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記搬送路は、ほぼ方形に形成され、
    前記複数の搬送部材及び姿勢規制部材の一部が前記搬送路の直線部を通過する際に、前記一部の搬送部材及び姿勢規制部材により前記搬送路の直線部が覆われることを特徴とするブロー成形装置。
  4. 請求項3において、
    前記搬送路の少なくとも一つの直線部に停止される一部の搬送部材及び姿勢規制部材を互いに接触する方向に押しつけて位置決めする位置決め機構をさらに有することを特徴とするブロー成形装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記隣り合う2つの搬送部材にそれぞれ支持される2つの前記姿勢規制部材が設けられ、前記2つの姿勢規制部材の対向端部同士が接触することを特徴とするブロー成形装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記隣り合う2つの搬送部材にそれぞれ支持される2つの前記姿勢規制部材が設けられ、
    前記2つの姿勢規制部材の間には、前記2つの姿勢規制部材の対向端部とそれぞれ接触する中間姿勢規制部材がさらに配置され、
    前記2つ姿勢規制部材及び前記中間姿勢部材により、前記搬送部材の水平回転を防止することを特徴とするブロー成形装置。
  7. 搬送路途中に配置されたブロー成形部と、
    プリフォームを保持する複数の搬送部材と、
    前記複数の搬送部材が所定ピッチにて固定され、前記搬送路に沿って張架されて、前記複数の搬送部材を搬送する搬送チェーンと、
    前記複数の搬送部材を前記搬送路に沿って案内する案内レールと、
    前記複数の搬送部材の隣り合う各2つの搬送部材間にそれぞれ設けられ、前記隣り合う2つの搬送部材間のそれぞれの空間を覆う被覆部材と、
    を有することを特徴とするブロー成形装置。
  8. 請求項7において、
    前記被覆部材は、前記搬送部材に対して着脱可能であることを特徴とするブロー成形装置。
  9. 請求項7または8において、
    前記隣り合う2つの搬送部材にそれぞれ支持される2つの前記被覆部材が設けられ、
    前記2つの被覆部材の間には中間被覆部材がさらに配置されていることを特徴とするブロー成形装置。
  10. 請求項7乃至9のいずれかにおいて、
    前記搬送路は、ほぼ方形に形成され、
    前記複数の搬送部材及び被覆部材の一部が前記搬送路の直線部を通過する際に、前記一部の搬送部材及び被覆部材により前記搬送路の直線部が覆われることを特徴とするブロー成形装置。
  11. 搬送路途中に配置されたブロー成形部と、
    プリフォームを保持する複数の搬送部材と、
    前記複数の搬送部材が所定ピッチにて固定され、前記搬送路に沿って張架されて、前記複数の搬送部材を搬送する搬送チェーンと、
    前記複数の搬送部材を前記搬送路に沿って案内する案内レールと、
    を有し、
    前記複数の搬送部材の各々は姿勢規制部材を一体的に有し、隣り合う2つの前記姿勢規制部材の対向端同士が互いに接触することで、隣り合う2つの前記搬送部材が搬送時に水平回転することを防止したことを特徴とするブロー成形装置。
  12. 搬送路途中に配置されたブロー成形部と、
    プリフォームを保持する複数の搬送部材と、
    前記複数の搬送部材が所定ピッチにて固定され、前記搬送路に沿って張架されて、前記複数の搬送部材を搬送する搬送チェーンと、
    前記複数の搬送部材を前記搬送路に沿って案内する案内レールと、
    を有し、
    前記複数の搬送部材の各々は被覆部材を一体的に有し、隣り合う2つの前記被覆部材により、隣り合う2つの搬送部材間のそれぞれの空間を覆うことを特徴とするブロー成形装置。
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