JP3588494B2 - 回転式成形機およびその金型取付け方法 - Google Patents

回転式成形機およびその金型取付け方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、回転式成形機及びその金型取付け方法に関し、特に、金型の取付け、取り外し作業を簡単に行うことのできる回転式成形機及びその金型取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回転搬送部材により成形品を複数箇所に回転搬送し、その停止位置に設置した金型を用いてサイクルの成形を行う回転式成形機が知られている。
【0003】
このような回転式成形機における金型の取付け、取り外し方法、特にブローキャビティ型の取付け、取り外し方法として、特開平5−38750号公報が知られている。
【0004】
この特開平5−38750号公報では、成形機台の上方に上部基盤を設け、その下側に回転搬送板を回転可能に支持し、この回転搬送板を成形機台上に設けた射出成形部、温調部、ブロー成形部及び取出し部の4カ所の位置で停止できるように間欠駆動され、この回転搬送板に成形品が保持された状態で、射出成形部に成形品が保持された状態で、射出成形部から温調部、ブロー成形部及び製品取出し部へと搬送されるようになっている。
【0005】
そして、ブローキャビティ型を取付けまたは取り外しにあたり、ブローキャビティ型の型締め装置の下方位置より成形機台端部側位置にわたって成形機台上に搬入出部材を配置し、型締め装置を着脱可能に固定する固定ブロックと、前記型締め装置との締結を解除し、型締め装置を搬入出部材に沿って搬入または搬出するようにしている。
【0006】
そして、取り外された型締め装置全体を搬入出し、空間的制約の少ない搬出された位置でのブローキャビティ型の取付け、取り外しを行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の回転式成形機におけるブローキャビティ型の取付け、取り外し方法にあっては、搬出入部材に沿って型締め装置を成形機台の端部側まで移動させ、上部基盤によって制約されない作業空間の広い位置にてブローキャビティ型の取付けまたは取り外し作業を行うことができ、作業性が格段に向上するものであるが、この方法による場合には、ブローキャビティ型を高所に吊り上げるためのクレーン等の設備が必要になるものであった。
【0008】
このような金型を吊り上げるためのクレーン等の設備は、大がかりなものであるため、小さな工場などにおいては設備しがたいのが現状である。
【0009】
また、型締め装置と成形機台との間の空間に配置した搬入出部材によって、型締め装置全体をスライドさせる必要があるため、ブローキャビティ型の取付けまたは取り外しの作業の度に型締め装置の位置決めが必要になり、その型締め装置の位置決め作業に手間がかかるという問題があった。
【0010】
本発明は、前記従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、従来のように型締め装置全体をスライドさせることなく、金型だけを取付け、取り外しすることができ、金型の取付け、取り外し作業を簡単に行うことができ、しかも大がかりな設備を必要としない回転式成形機及びその金型取付け方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の発明に係る回転式成形機の金型取付け方法は、回転搬送部材により成形品を複数箇所に回転搬送し、その停止位置に設置した金型を用いて成形を行う回転式成形機の金型取付け方法において、
前記回転搬送部材のいずれかの停止位置で、回転搬送部材よりも下方位置に設置する金型を回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、
前記回転搬送部材を回転させて前記金型を設置場所上方まで搬送し、
前記設置場所で前記金型を回転搬送部材から取り外して設置場所に設置することを特徴としている。
【0012】
この場合、前記金型を設置場所に設置する際に、回転式成形機が備える昇降装置を用いて設置することができる
【0013】
また、本発明では、前記回転搬送部材の停止位置に製品取出部を有し、
前記回転搬送部材に対する金型の取付け固定は、前記製品取出部で行われるようにすることができる
【0014】
さらに、本発明においては、前記回転搬送部材の停止位置に延伸ブロー成形部を有し、
回転搬送部材によって搬送する金型前記延伸ブロー成形部に設置されるブローキャビティ型とすることができる
【0015】
また、本発明においては、前記回転搬送部材の停止位置に射出成形部を有し、
前記回転搬送部材によって搬送する金型前記射出成形部に設置される射出キャビティ型とすることができる
【0016】
の発明に係る回転式成形機の金型取付け方法は、ネック型に保持された成形品を回転搬送部材により複数箇所に回転搬送し、その停止位置に設置した金型を用いて成形を行う回転式成形機の金型取付け方法において、
前記回転搬送部材のいずれかの停止位置で、前記ネック型が取り付けられた状態で、回転搬送部材よりも下方位置に設置する金型を前記ネック型によって芯出しを行いつつ回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、
前記回転搬送部材を回転させて前記金型を設置場所上方まで搬送し、
前記設置場所で回転式成形機に設けられた昇降装置を用いて前記金型を設置することを特徴としている。
【0017】
の発明に係る回転式成形機は、回転搬送部材により成形品を少なくとも成形部および製品取出部に回転搬送し、その成形部に設置した金型を用いて成形を行う回転式成形機において、
前記製品取出部が、回転搬送部材よりも下方に位置する前記成形部の金型を回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定するための作業部として形成されていることを特徴としている。
【0018】
この場合、前記成形部および製品取出部は、回転搬送部材下方に設けられ、
前記製品取出部位置の成形機台側面が前記回転搬送部材の外周の回転軌跡よりも内方に位置して形成されるようにすることもできる
【0019】
また、この場合、前記成形機台の側面には、ほぼコ字状に成形機台内方に切り欠かれた凹部が形成されるようにすることができる
【0020】
【作用】
前記構成の第1の発明にあっては、回転搬送部材のいずれかの停止位置で、回転搬送部材よりも下方位置に設置する金型を回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、回転搬送部材を回転させて金型を設置場所上方まで搬送し、設置場所に設置することにより、回転搬送部材に対する金型の取付け時に回転搬送部材の下面まで金型を持ち上げればよく、従来のようにクレーン等の大がかりな設備を用いて金型を吊り下げる必要がなく、簡単な持ち上げ装置、例えば手動式のフォークリフト等を用いて行うことができ、設備費を削減することができる。
【0021】
また、型締め装置等をスライド移動させる必要がなく、そのため型締め装置等を再度位置決めする必要がなく、型締め装置等の位置決めに要する作業を省略し、作業時間を短縮することができる。
【0022】
さらに、回転搬送部材を用いて金型を搬送するため、金型搬送のための専用の装置を用いる必要がなく、回転搬送部材の駆動装置をそのまま利用することができる。
【0023】
また、回転搬送部材と金型の取付けは、専用の取付治具を用いればよく、この場合、金型の搬送時における回転搬送部材の回転速度を緩め、回転時の遠心力が金型にあまりかからないようにすることで専用の取付治具を簡単な構造にすることができ、その取付け取り外し作業も簡略化することができる。
【0024】
この場合、金型を設置場所に設置する際に、回転式成形機の備える昇降装置を用いて設置することにより、金型を設置するための専用の昇降装置を用いることなく、回転式成形機の昇降装置を有効に用いて設置することができる。
【0025】
また、回転搬送部材に対する金型の取付固定を製品取出し部で行うようにすることにより、製品取出し部の回転搬送部材下方には金型等が存在しないので、その空間を利用して作業を行うことができ、取付け作業を容易に行うことができる。
【0026】
さらに、ブローキャビティ型を回転搬送部材によって搬送することにより、延伸ブロー成形部に設置されるブローキャビティ型の搬送を簡単に行うことができる。
【0027】
また、回転搬送部材によって射出キャビティ型を搬送することにより、射出成形部に設置される射出キャビティ型の取付けを簡単に行うことができる。
【0028】
の発明にあっては、成形品がネック型に保持された状態で回転搬送部材により成形品が搬送される場合、ネック型と金型が型合わせされ、そのネック型が金型の型締め芯位置に位置するため、ネック型が取付けられた状態で金型をネック型によって芯出しを行いつつ回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、設置場所で回転式成形機に設けられた昇降装置を用いて金型を設置することにより、設置場所で金型の芯出しを行うことなくそのままの位置で設置をすれば自動的に金型の芯出しが行われることとなり、設置場所における金型の芯出し作業を行う必要がなく、その芯出し作業を省略して設置作業を簡単にすることができる。
第3の発明にあっては、金型を設置場所に設置する際に、回転式成形機の備える昇降装置を用いて設置することにより、金型を設置するための専用の昇降装置を用いることなく、回転式成形機の昇降装置を有効に用いて設置することができる。
この場合、製品取出し部位置の成形機台側面が回転搬送部材の外周の回転軌跡よりも内方に位置して形成されることで、作業者が回転搬送部材の金型取付け位置に近づいて作業を行うことができ、金型の取付け作業が比較的容易になる。
【0029】
また、この場合、成形機台の側面にほぼコ字状に成形機台内方に切りかかれた凹部を形成することにより、この凹部によって作業者が回転搬送部材の下方まで入り込むことができ、金型の取付け作業性がより一層向上することとなる。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例について、図面を参照にして詳細に説明する。
【0031】
図1〜図3は、本発明の一実施例に係る回転式成形機を示す図である。
【0032】
この回転式成形機10は、図1に示すように、成形機台12上に立設したタイロッド14の上端を上部固定板16によって連結固定し、この上部固定板16の下方で上部基盤18がタイロッド14に対しスライド可能に支持され、この上部基盤18の下面中央に接続された昇降装置である駆動シリンダ20によって上部基盤18が昇降可能にされている。
【0033】
この上部基盤18の下面側に、回転搬送部材としての回転板22が、上部基盤18上に取り付けた回転アクチュエータ24によって所定角度(例えば120度)毎に間欠的に回転可能に設けられている。
【0034】
図3に示されるように、回転板22の下面には、割型で構成された複数(本実施例では4個)のネック型26、26を開閉可能に支持する分割板から構成されたネック型支持板28、28が中心から120度の間隔をおいて3カ所に配設され、この複数のネック型26、26にネック部が支持された状態で複数の成形品が回転板22の回転に伴って120度間隔毎に間欠駆動し、3カ所の位置で停止できるようにされている。
【0035】
また、ネック型26、26に保持された成形品の回転板22による回転搬送軌跡に沿って、その停止位置にそれぞれ受取、取出部30、熱処理部32及びブロー成形部34が配設され、耐熱容器を形成し得るようになっている。
【0036】
受取、取出部30は、予めブロー成形した中間成形品をネック型26、26によって受け取り、且つ、このネック型26、26によって受け取られた中間成形品が熱処理部32及びブロー成形部34を経て成形された製品が搬送されてきた際にネック型26、26から製品を外部に取り出すもので、上部基盤18上には、ネック型支持板28、28を開いてネック型26、26を型開きするための型開き機構が設けられ、回転板22の下方には金型等が設けられておらず、空間のままとなっている。
【0037】
熱処理部32は、受取、取出部30で受け取った中間成形品がネック型26、26により保持された状態で、回転板22が120度回転して停止する位置に配置され、受取、取出部30で受け取られた中間成形品に対し結晶化を促進するための温度に熱処理を加えるもので、回転板22の下方に位置する成形機台12上には、熱処理を行うための熱処理型(図示せず)が配設されるようになっている。
【0038】
ブロー成形部34は、熱処理部30にて熱処理された成形品がネック型26、26に保持された状態で、回転板22が120度回転して停止される位置に配設されるもので、回転板22の下方に位置する成形機台12上には割型で構成される一対のブローキャビティ型36、36(図1参照)が配設され、上部基盤18上にはブローコア型を昇降させるブローコアユニット(図示せず)が配設されるようになっている。そして、ネック型26、26に保持された中間成形品にブローコア型を挿入した状態で、ブローキャビティ型36、36を型締めし、ブローコア型より中間成形品内にブローエアを導入することによりブロー成形を行って中間成形品を製品の形状に形成するようになっている。
【0039】
また、この回転式成形機10では、回転板22を用いてブローキャビティ型36、36をブロー成形部34位置まで回転搬送し、ブロー成形部34の成形機台12上におけるブローキャビティ型36、36の設置場所(図示せず)にブローキャビティ型36、36を設置し固定するようにしており、図1に示すように、回転板22の下面に一対の取付治具38、38を介してブローキャビティ型36、36を吊り下げ状態に取付固定するようにしている。
【0040】
この取付治具38、38は、図1及び図2に示すように、取付板40と、この取付板40の上面に溶接されたスペーサ42、42とから構成され、取付板40は、ネック型支持板28、28の両端部付近でネック型支持板28、28を跨ぐ状態で取り付けられるもので、ネック型支持板28、28を跨ぐ位置に一対の回転板取付穴44、44が形成された回転板取付部46と、この回転板取付部46の両端部に回転板取付部46よりも若干下がった状態でL字状に形成されたブローキャビティ型36、36固定用の金型取付穴48、48を有する一対の金型取付部50、50とから構成されている。そして、回転板取付部46の回転板取付穴44、44に下方から取付ボルト52、52を挿通し、回転板取付部46の上面側で回転板取付穴44、44対応位置に配置したスペーサ42、42を挿通させて、取付ボルト52、52を回転板22の下面に形成した治具取付穴54、54に締め付け固定するようにしている。また、ブローキャビティ型36、36の上面には、取付治具38の金型取付穴48、48に対応した位置に取付穴(図示せず)が形成されており、金型取付部50、50の金型取付穴48、48に対し上方から取付ボルト56、56を挿通させてブローキャビティ型36、36の取付穴に締め付けることによりブローキャビティ型36、36を取付治具38に対し取付固定し得るようにしている。なお、スペーサ42、42の長さはネック型支持板28、28を跨ぐのに十分な長さに設定されている。
【0041】
さらに、この回転式成形機10においては、受取、取出部30が、ブローキャビティ型36、36を回転板22の下面に吊り下げ状態に取付固定するための作業部として形成している。この受取、取出部30は、回転板22の下方に金型等が存在ぜず、空間のままとなっているため、回転板22に対するブローキャビティ型36、36の取付を行うに十分なスペースを有しており、回転板22に対するブローキャビティ型36、36の取付作業をこの受取、取出部30で行うことにより、作業が容易に行えることとなる。
【0042】
また、受取、取出部30位置の成形機台12の側面58には、ほぼコ字状に成形機台12の内方に切り欠かれた凹部60が形成され、この凹部60内にブローキャビティ型36、36を載置した手動式のフォークリフト62を挿入して、ブローキャビテティ型36、36の上面を取付治具38の金型取付部50、50の下面に接触させた状態でブローキャビティ型36、36の取付を行えるようにしている。従って、この凹部60の存在により、フォークリフト62を回転板22の下方位置まで挿入させることができ、ブローキャビティ型36、36の取付作業が容易に行えることとなる。
【0043】
また、成形機台10の側面58に凹部60が形成されていることにより、作業者がこの凹部60内に入り込んで作業を行うことが可能となり、その取付作業がより一層容易に行えることとなる。
【0044】
なお、手動式のフォークリフト60は、キャスター64付きの脚部66上にマスト72を立設し、昇降用ハンドル68を回すことによりフォーク70を昇降可能にしたもので、比較的安価のものとされ、大がかりな設備を要することなくブローキャビティ型36、36を回転板22の下面位置まで容易に搬送することができる。
【0045】
また、ブロー成形部34位置でブローキャビティ型36、36を設置場所に降ろして設置するための駆動手段としては、駆動シリンダ20及び回転板22が用いられるようになっている。
【0046】
次に、前記回転式成形機10を用いた金型取付方法について説明する。
【0047】
まず、回転板22の下面におけるネック型支持板28、28を取付ける両端位置付近に形成された治具取付穴54、54に取付ボルト52、52を介して取付治具38、38を取り付けておく。
【0048】
この状態で、手動式のフォークリフト62のフォーク70上にブローキャビティ型36、36を載せ、フォークリフト62をキャスタ64によりブローキャビティ型36、36の取付作業位置である受取、取出部30まで移動させる。この移動に際しては、フォーク70をなるべく低い位置に下げた状態とし、安定性の良い状態で移動させるのが好ましい。
【0049】
フォークリフト62を取付作業位置である受取、取出部30まで移動させたら、昇降用ハンドル68を回してフォーク70を上昇させ、ブローキャビティ型36、36の取付作業高さまで上げる。この場合、受取、取出部30位置の成形機台10の側面58に凹部60が形成されているため、フォークリフト62を凹部60内まで移動させることができ、フォーク70上に載せたブローキャビティ型36、36を回転板22の下面まで確実に運ぶことができ、しかもフォークリフト62によってブローキャビティ型36、36を取付位置に固定しておくことができる。
【0050】
次に、フォークリフト62によりブローキャビティ型36、36を取付位置で支持させた状態で、取付治具38の金型取付部50、50上方より取付ボルト56、56を金型取付穴48、48内に挿通し、ブローキャビティ型36、36の上面に形成した取付穴に対し取付ボルト56、56を締め付け固定することにより、ブローキャビティ型36、36を回転板22の下面に簡単に吊り下げ状態で取付固定することができる。この回転板22に対するブローキャビティ型36、36の取付に際しては、回転板22が駆動シリンダ20によって昇降できる状態となっているため、回転板22を下降位置にしておくと、フォークリフト62の昇降作業や、ブローキャビティ型36、36の取付作業が容易となる。
【0051】
また、回転板22に対してブローキャビティ型36、36を取付固定する場合、回転板22の下面にネック型26、26を設けたネック型支持板28、28を取り付けておけば、ブローキャビティ型36、36をネック型26、26と組み合わせる際に、ネック型26、26によってブローキャビティ型36、36の芯位置が自動的に出されることとなり、ブローキャビティ型36、36の設置場所における芯出し作業を省略することが可能となる。
【0052】
ブローキャビティ型36、36と取付治具38とを取付ボルト56、56で固定した後、フォークリフト62を回転式成形機10から退避させ、且つ回転板22を下降させて作業を行っていた場合には回転板22を上昇させた後、回転アクチュエータ24を駆動させて回転板22を比較的ゆっくり回転させて、ブローキャビティ型36、36をブロー成形部34位置まで回転搬送する。
【0053】
ブローキャビティ型36、36をブロー成形部34位置まで搬送し、回転板22を停止させた後、駆動シリンダ20を駆動させて回転板22を下降させ、ブロー成形部34に予め配設された状態となっているブロー型締め装置(図示せず)内へブローキャビティ型36、36を設置する。
【0054】
ブロー型締め装置内へブローキャビティ型36、36を設置した後、取付治具38をブローキャビティ型36、36からはずし、ブローキャビティ型36、36をブロー型締め装置に固定した後、駆動シリンダ20を駆動させて回転板22を上昇させ、次の作業へと移行する。
【0055】
なお、前述の回転板22によるブローキャビティ型36、36の回転搬送に際しては、回転搬送時にブローキャビティ型36、36が例えばブロー型締め装置等にぶつからないように十分注意して行う必要がある。
【0056】
また、ブローキャビティ型36、36を取外す場合には、前記取付け作業と逆順で作業を行えば、容易に取外しが行えることとなる。
【0057】
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
【0058】
例えば、特開平5−38750号公報に示されるようなブロー型締め装置が昇降するような回転式成形機においては、前記実施例における回転板による昇降作業の代わりに、ブロー型締め装置を昇降させることも可能である。
【0059】
また、固定された下部基盤上をブロー型締め板が開閉するような回転式成形機(例えば特公昭53−22096号公報参照)においては、回転板に取付られたブローキャビティ型が回転時に下部基盤に当たらないように回転板を取付ボルトにより余分に上方に固定しておき、設置場所上方に移送後にブローキャビティ型が接触する位置まで取付ボルトを緩めてゆくことなどにより設置するようにすることも可能である。
【0060】
さらに、前記実施例においてはブローキャビティ型を回転板により設置場所まで回転搬送するようにしているが、この例に限らず、例えば射出キャビティ型や熱処理型等を回転板により設置場所に回転搬送することも可能である。
【0061】
また、前記実施例においては、成形機台の側面にコ字状の凹部を形成し、フォークリフトが入りやすくしているが、このようなコ字状の凹部に限らず、受取、取出部の成形機台側面を回転板の外周の回転軌跡よりも内方に位置させることでも、取付作業を容易にすることが可能である。
【0062】
さらに、成形機台側面から金型の取付位置までの距離がかなりある場合には、フォークの長いフォークリフトを用いれば金型の取付が容易に行われることとなる。
【0063】
【発明の効果】
第1の発明によれば、回転搬送部材のいずれかの停止位置で、回転搬送部材よりも下方位置に設置する金型を回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、回転搬送部材を回転させて金型を設置場所上方まで搬送し、設置場所に設置することにより、回転搬送部材に対する金型の取付け時に回転搬送部材の下面まで金型を持ち上げればよく、従来のようにクレーン等の大がかりな設備を用いて金型を吊り下げる必要がなく、簡単な持ち上げ装置、例えば手動式のフォークリフト等を用いて行うことができ、設備費を削減することができるという効果がある。
【0064】
また、型締め装置等をスライド移動させる必要がなく、そのため型締め装置等を再度位置決めする必要がなく、型締め装置等の位置決めに要する作業を省略し、作業時間を短縮することができるという効果がある。
【0065】
さらに、回転搬送部材を用いて金型を搬送するため、金型搬送のための専用の装置を用いる必要がなく、回転搬送部材の駆動装置をそのまま利用することができるという効果がある。
【0066】
また、回転搬送部材と金型の取付けは、専用の取付治具を用いればよく、この場合、金型の搬送時における回転搬送部材の回転速度を緩め、回転時の遠心力が金型にあまりかからないようにすることで専用の取付治具を簡単な構造にすることができ、その取付け取り外し作業も簡略化することができるという効果がある。
【0067】
この場合、金型を設置場所に設置する際に、回転式成形機の備える昇降装置を用いて設置することにより、金型を設置するための専用の昇降装置を用いることなく、回転式成形機の昇降装置を有効に用いて設置することができるという効果がある。
【0068】
また、回転搬送部材に対する金型の取付固定を製品取出し部で行うようにすることにより、製品取出し部の回転搬送部材下方には金型等が存在しないので、その空間を利用して作業を行うことができ、取付け作業を容易に行うことができ、取付作業を容易に行うことができる
【0069】
さらに、ブローキャビティ型を回転搬送部材によって搬送することにより、延伸ブロー成形部に設置されるブローキャビティ型の搬送を間単に行うことができる
【0070】
また、回転搬送部材によって射出キャビティ型を搬送することにより、射出成形部に設置される射出キャビティ型の取付けを間単に行うことができる
【0071】
の発明によれば、成形品がネック型に保持された状態で回転搬送部材により成形品が搬送される場合、ネック型と金型が型合わせされ、そのネック型が金型の型締め芯位置に位置するため、ネック型が取付けられた状態で金型をネック型によって芯出しを行いつつ回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、設置場所で回転式成形機に設けられた昇降装置を用いて金型を設置することにより、設置場所で金型の芯出しを行うことなくそのままの位置で設置をすれば自動的に金型の芯出しが行われることとなり、設置場所における金型の芯出し作業を行う必要がなく、その芯出し作業を省略して設置作業を簡単にすることができるという効果がある。
【0072】
第3の発明によれば、金型を設置場所に設置する際に、回転式成形機の備える 昇降装置を用いて設置することにより、金型を設置するための専用の昇降装置を用いることなく、回転式成形機の昇降装置を有効に用いて設置することができるという効果がある。
この場合、製品取出し部位置の成形機台側面が回転搬送部材の外周の回転軌跡よりも内方に位置して形成されることで、作業者が回転搬送部材の金型取付け位置に近づいて作業を行うことができ、金型の取付け作業が比較的容易になる
【0073】
また、この場合、成形機台の側面にほぼコ字状に成形機台内方に切りかかれた凹部を形成することにより、この凹部によって作業者が回転搬送部材の下方まで入り込むことができ、金型の取付け作業性がより一層向上することとなる
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転式成形機の受取、取出部の部分を一部破断にして示す側面図である。
【図2】図1の金型の取付治具を示す分解斜視図である。
【図3】本実施例の回転式成形機の平面図である。
【符号の説明】
10 回転式成形機
12 成形機台
18 上部基盤
20 駆動シリンダ
22 回転板
24 回転アクチュエータ
26 ネック型
28 ネック型支持板
30 受取、取出部
32 熱処理部
34 ブロー成形部
36 ブローキャビティ型
38 取付治具
52 取付ボルト
56 取付ボルト
58 側面
60 凹部
62 フォークリフト

Claims (3)

  1. 回転搬送部材により成形品を複数箇所に回転搬送し、その停止位置に設置した金型を用いて成形を行う回転式成形機の金型取付け方法において、
    前記回転搬送部材のいずれかの停止位置で、回転搬送部材よりも下方位置に設置する金型を回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、
    前記回転搬送部材を回転させて前記金型を設置場所上方まで搬送し、
    前記設置場所で前記金型を回転搬送部材から取り外して設置場所に設置することを特徴とする回転式成形機の金型取付け方法。
  2. ネック型に保持された成形品を回転搬送部材により複数箇所に回転搬送し、その停止位置に設置した金型を用いて成形を行う回転式成形機の金型取付け方法において、
    前記回転搬送部材のいずれかの停止位置で、前記ネック型が取り付けられた状態で、回転搬送部材よりも下方位置に設置する金型を前記ネック型によって芯出しを行いつつ回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定し、
    前記回転搬送部材を回転させて前記金型を設置場所上方まで搬送し、
    前記設置場所で回転式成形機に設けられた昇降装置を用いて前記金型を設置することを特徴とする回転式成形機の金型取付け方法。
  3. 回転搬送部材により成形品を少なくとも成形部および製品取出部に回転搬送し、その成形部に設置した金型を用いて成形を行う回転式成形機において、
    前記製品取出部が、回転搬送部材よりも下方に位置する前記成形部の金型を回転搬送部材に吊り下げ状態に取付け固定するための作業部として形成されていることを特徴とする回転式成形機。
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