JP3587974B2 - 感熱孔版印刷用原紙 - Google Patents

感熱孔版印刷用原紙 Download PDF

Info

Publication number
JP3587974B2
JP3587974B2 JP05441698A JP5441698A JP3587974B2 JP 3587974 B2 JP3587974 B2 JP 3587974B2 JP 05441698 A JP05441698 A JP 05441698A JP 5441698 A JP5441698 A JP 5441698A JP 3587974 B2 JP3587974 B2 JP 3587974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
resin film
base paper
thermoplastic resin
sensitive stencil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05441698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11227356A (ja
Inventor
秀幸 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd, Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP05441698A priority Critical patent/JP3587974B2/ja
Publication of JPH11227356A publication Critical patent/JPH11227356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3587974B2 publication Critical patent/JP3587974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は感熱孔版印刷用原紙に関し、詳しくはサーマルヘッドにより穿孔するのに好適な感熱孔版印刷用原紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
感熱孔版印刷用原紙としては、一般に(1)原稿(オリジナル)と原紙とを密着させ、赤外線を照射して孔版印刷版を得るタイプ(便宜上「赤外線照射タイプ」という)のものと、(2)サーマルヘッド等の熱素子を原紙に接触させ加熱穿孔により孔版印刷版を得るタイプ(便宜上「熱素子タイプ」という)のものとが知られている。これらは熱可塑性樹脂フィルム単体からなる構造、又は熱可塑性樹脂フィルムと多孔性膜を接着した構造、又は熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜より成る構造からなっているもののいずれかである。(1)、(2)両者はそれぞれ長所、短所を持ち合せているが、前記(1)のものより前記(2)の方が操作性上、印刷画質上優れる為利用度は高いものとなっている。
【0003】
近年、上記「熱素子タイプ」の製版方法においては、サーマルヘッドにより製版を行なう製版部と、印刷ドラムにより印刷を行なう印刷部とが一体になった製版印刷機によるのが普通になっている。この一体型の製版印刷機においては、原紙はサーマルヘッドで穿孔されてから印刷ドラムに巻かれるまでに何本かのロールにより搬送されるので、ロールと原紙との間に静電気が発生し、搬送中にロールに巻付いてしまったり、印刷ドラムのクランプ部に正しく装着されない等の不具合が発生していた。
【0004】
このため、感熱孔版印刷用原紙に帯電防止性を与える方法として、熱可塑性樹脂フィルムのサーマルヘッドと接触する面に熱融着防止層を形成しこれに帯電防止性を持たせる方法が一般に行われており、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性界面活性剤等を含有させることが知られている。しかしながらカチオン系界面活性剤、両性界面活性剤においては帯電防止効果は優れるが、熱可塑性樹脂フィルムとサーマルヘッドを接触させて穿孔するうちに、サーマルヘッドの保護膜に存在するピンホールより該帯電防止剤成分が進入し発熱体リード部等を腐蝕させてしまい、その結果、そのドットが発熱しなくなり画像上に白スジとなって現われるという問題点があった。しかしアニオン系帯電防止剤の中でも金属塩を有するリン酸エステル型界面活性剤は帯電防止性の面では優れており、いくつか提案されている(特公平6−41232号公報、特公平6−41233号公報、特公平6−41234号公報)。
【0005】
しかしながら、リン酸エステルに金属塩を持たせたものは帯電防止性は優れるものの、上記した理由によりサーマルヘッドを腐蝕させ、金属塩を持たないものは帯電防止性が劣るという問題点があった。またシリコーンリン酸エステルを使用する方法(特開平7−276843号公報)も提案されているが、帯電防止性としては不十分であった。
【0006】
他の方法としては接着剤層に帯電防止性を持たせる方法(特開平1−253482号公報、特開平2−204094号公報、特開平2−215598号公報、特開平4−292994号公報、特開平4−78588号公報)が提案されているが帯電防止性としては不十分であった。また多孔性膜に帯電防止性を持たせる方法(特開平4−235094号公報、特開平4−78589号公報、特開平4−232789号公報、特開平4−27591号公報)も提案されているが、熱可塑性樹脂フィルムとサーマルヘッドの摩擦により生じる静電気を抑えるには不十分であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題を解決し、帯電防止性に優れ且つサーマルヘッドを腐蝕させることのない感熱孔版印刷用原紙を提供することをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を達成するため種々検討を行なってきた結果、リン酸エステルモノエタノールアミン塩を熱融着防止層に含有させることにより、帯電防止性にすぐれ且つサーマルヘッドを腐食させないことを見出した。本発明はこれに基づいてなされたものである。
本発明によれば、熱可塑性樹脂フィルム単体の感熱孔版印刷用原紙、もしくは熱可塑性樹脂フィルムと多孔性膜を接着した感熱孔版印刷用原紙、又は熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜から成る感熱孔版印刷用原紙において、該熱可塑性樹脂フィルムのサーマルヘッドと接触する面に少なくとも一種以上のリン酸エステルモノエタノールアミン塩を含む熱融着防止層を設けたことを特徴とする感熱孔版印刷用原紙が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる熱融着防止層はリン酸エステルモノエタノールアミン塩を含むことを特徴とする。リン酸エステルモノエタノールアミン塩は次の一般式(A)で表わされるもノエタノールアミンがリン酸エステルと塩として存在するものであれば良く特に限定されないが、一般式(B)で表わされるアルキルリン酸エステルモノエタノールアミン塩、もしくは一般式(C)で表わされるポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルモノエタノールアミン塩が好ましい。
【化1】
NCOH (A)
【化2】
Figure 0003587974
【化3】
Figure 0003587974
上記各式において、RはC〜C24のアルキル基を示し、nは1〜10の数を示す。Xの値としては、X=1のモノエステル型、X=2のジエステル型が好ましく、また両方含まれたものでも良い。
【0010】
上記リン酸エステルモノエタノールアミン塩を含む熱融着防止層としては、リン酸エステルモノエタノールアミン塩だけでもサーマルヘッドへの融着防止効果は得られるが、リン酸エステルモノエタノールアミン塩にシリコーン樹脂、フッ素系樹脂、シリコーンオイル、フッ素系オイル等の離型剤を混合し熱可塑性樹脂フィルム上に塗布するのが望ましい。また、2種以上のリン酸エステルモノエタノールアミン塩を使用しても良い。
リン酸エステルモノエタノールアミン塩と上記離型剤の混合比率としては、リン酸エステルモノエタノールアミン塩100重量部に対し、離型剤0〜200重量部、更に好ましくは離型剤20〜180重量部が適当である。
【0011】
熱融着防止層の乾燥後の付着量としては、0.001〜1.0g/mが好ましく、更に好ましくは0.005〜0.5g/mである。
【0012】
本発明に用いられる熱可塑性樹脂フィルムとしては、従来一般に用いられているものを任意に用いることができる。このようなものとしては、例えばポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等が挙げられる。熱可塑性樹脂フィルムの厚さは、通常10μm以下、好ましくは0.5〜5μmである。この熱可塑性樹脂フィルムとしては、2軸延伸フィルムが好ましく用いられる。
この熱可塑性樹脂フィルムはこれ単独で感熱孔版印刷用原紙としてもよいが、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性膜と接着させて、或いは熱可塑性樹脂フィルム上に多孔性樹脂膜を形成させて感熱孔版印刷用原紙とされる。
【0013】
多孔性膜としては、この種の感熱孔版印刷用原紙に一般的に用いられているものを任意に用いることができる。例えば、各種の繊維を用いて紙状に成形したものを好ましく用いることができる。この場合繊維としては、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維等の合成繊維、マニラ麻、コウゾ、ミツマタ、パルプ等の天然繊維を単独又は混合して用いることができる。多孔性膜の坪量は通常、5〜15g/m、好ましくは7〜13g/mであり、その厚さは20〜60μm、好ましくは25〜50μmである。
【0014】
熱可塑性樹脂フィルムと多孔性膜とを接着する方法としては、接着剤により接着する方法、バインダー繊維を含む多孔性膜と熱可塑性樹脂フィルムを熱により融着させる方法等があるが特に限定されない。
接着に使用する接着剤としては、特に限定されないが、例えば酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル系樹脂、紫外線・電子線効果型接着剤などがある。
【0015】
本発明における多孔性樹脂膜に使用される樹脂としては、一般に熱可塑性樹脂からなり、例えばポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、塩化ビニル−酢酸ビニル−酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニル−塩化ビニリデンコポリマー、塩化ビニル−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマー等のビニル系樹脂、ポリブチレン、ナイロン等のポリアミド、ポリフェニレンオキサイド、(メタ)アクリル酸エステル、ポリカーボネート、アセチルセルロース、アセチルブチルセルロース、アセチルプロピルセルロース等のセルロース誘導体等が挙げられる。
【0016】
この多孔性樹脂膜の形成方法としては、熱可塑性樹脂フィルム上に、樹脂(多孔性樹脂膜用樹脂)に対し良溶媒と貧溶媒を含む樹脂溶液を塗布し、溶剤が揮発する際貧溶媒リッチの状態とし樹脂を析出させ、多孔性樹脂膜を形成させる方法等があるが特に限定されない。
多孔性樹脂膜の厚みは特に限定されないが、5〜100μmが好ましく、更に好ましくは6〜50μmである。また、該多孔性樹脂膜中に強度を持たせるためにフィラー等を添加しても良く、フィラーの種類としては、ウオラストナイト、ゾノライト、石膏繊維、セピオライト等の鉱物系針状フィラー、非酸化物系ウイスカ、酸化物系ウイスカ、複酸化物系ウイスカ等の人工鉱物針状フィラー、マイカ、ガラスフレーク、タルク等の板状フィラー等があるが特に限定されるものではない。
【0017】
熱可塑性樹脂フィルム単体の感熱孔版印刷用原紙、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性膜を接着した感熱孔版印刷用原紙、又は熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜から成る感熱孔版印刷用原紙において、該熱可塑性樹脂フィルムのサーマルヘッドと接着する面にリン酸エステルモノエタノールアミン塩を含む熱融着防止層を設けることにより、帯電防止性に優れ且つサーマルヘッドを腐蝕させることのない感熱孔版印刷用原紙が得られる。
【0018】
【実施例】
次に、本発明の感熱孔版印刷用原紙を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0019】
実施例1〜5及び比較例1〜3
〈熱融着防止層形成前の原紙の作成〉
厚さ約1.5μmのポリエステルフィルムと、マニラ麻80重量部及びポリエステル繊維20重量部からなる坪量11g/mの薄葉紙とを、接着剤(飽和ポリエステル樹脂)を用いて貼り合わせ(乾燥後付着量1g/m)原紙を作成した。
〈熱融着防止層の付設〉
上記により作成した原紙のフィルム面に表1に示す各帯電防止剤、離型剤等を含む熱融着防止層塗工液をワイヤーバーコーティングで塗布し(塗工後液付着量2.0g/m)、50℃で乾燥させ、乾燥後の付着量が約0.05g/mの熱融着防止層を形成して、表1の実施例1〜5及び比較例1〜3の感熱孔版印刷用原紙を作成した。
【0020】
【表1】
Figure 0003587974
【0021】
次に、前記で得られた各感熱孔版印刷用原紙について下記の項目について評価を行なった。結果を表2に示す。
(表面抵抗)
感熱孔版印刷用原紙を20℃65%RHの室内に24時間放置後、熱融着防止層塗布面の表面抵抗を横河ヒューレットパッカード社製ハイレジスタントメーターで測定した。
(スティッキング性/原紙搬送性)
孔版製版印刷機(リコー社製、プリポートVT2500)で23cm×12cmのベタ原稿を用い10版連続で製版、印刷(20枚印刷)を行ない、スティッキング性が発生しなかったものを○、わずかにスティッキングが発生したものを△、スティッキング性が発生したものを×として評価した。
また、原紙搬送性の評価として、給版ジャムが発生した回数をカウントし、発生した回数/10版として評価した。
(サーマルヘッド腐蝕)
16ドット/mmのサーマルヘッド(発熱体の主走査方向の長さ40μm、副走査方向の長さ30μm、平均抵抗値2300Ω、印加電力0.11W、パル幅500μsec)でテストパターン(画像面積20%/B4サイズ)を3000版の製版を行ない、製版後のサーマルヘッドを光学顕微鏡により観察し、リード部の腐蝕の有無を確認した。
【0022】
【表2】
Figure 0003587974
【0023】
表2からも明らかなように、本発明品は50℃で1週間保存してもスティッキングが発生せず且つ原紙搬送性にすぐれる。また、サーマルヘッドも腐蝕させない。比較例1では原紙搬送中に静電気が発生し搬送ロールに巻付き、ジャムが多発した。比較例2、3では原紙搬送性は優れるものの、サーマルヘッドを腐蝕させてしまい、画像上に白スジとなって現われた。
【0024】
実施例6〜8及び比較例4〜6
150℃の熱収縮率が35%で厚み約3.5μmのポリエステルフィルムの片面に、実施例6は実施例1と同様に、実施例7は実施例2と同様に、実施例8は実施例3と同様に、比較例4は比較例1と同様に、比較例5は比較例2と同様に、及び比較例6は比較例2と同様に、帯電防止剤及び離型剤2重量%溶液からなる熱融着防止層塗工液をワイヤーバーコーティングで塗布し(塗工後液付着量2.0g/m)、50℃で乾燥させ、乾燥後の付着量が約0.04g/mの熱融着防止層を形成して各々実施例6〜8及び比較例4〜6の感熱孔版印刷用原紙を作成した。
【0025】
次に、前記で得られた各感熱孔版印刷用原紙を16ドット/mmのサーマルヘッド(発熱体の主走査方向の長さ40μm、副走査方向の長さ30μm、平均抵抗値2300Ω、印加電力0.11W、パル幅500μsec)でテストパターン(画像面積20%/B4サイズ)を3000版製版を行ない、製版後のサーマルヘッドを光学顕微鏡により観察し、リード部の腐蝕の有無を確認した。また同時に原紙搬送性の評価も行なった。結果を表3に示す。
【0026】
【表3】
Figure 0003587974
【0027】
表3からも明らかなように、本発明品は原紙搬送性にすぐれ、且つサーマルヘッドも腐蝕させない。比較例4では原紙搬送中に静電気が発生し搬送ロールに巻付く現象が発生し、比較例5、6では原紙搬送性は優れるものの、サーマルヘッドを腐蝕させてしまい、画像上に白スジとなって現われた。
【0028】
実施例9〜11及び比較例7〜9
ポリビニルブチラール
(電気化学工業社製、PVB3000−2) 4.0重量部
メチルアルコール 35.5重量部
水 11.5重量部
針状珪酸マグネシウム
(水沢化学社製、エードプラスSP) 0.8重量部
上記混合液をボールミルにて分散混合し、150℃の熱収縮率が35%で厚み約3.5μmのポリエステルフィルムの片面に、ワイヤーバーにて付着量が7.0g/mとなるように均一に塗布し、50℃で乾燥してポリエステルフィルムと多孔性樹脂膜から成る原紙を得た。
次に、該ポリエステルフィルムの多孔性樹脂膜の反対の面に、実施例9は実施例1と同様に、実施例10は実施例2と同様に、実施例11は実施例3と同様に、比較例7は比較例1と同様に、比較例8は比較例2と同様に、及び比較例9は比較例3と同様に、各帯電防止剤及び離型剤2重量%溶液からなる熱融着防止層塗工液をワイヤーバーコーティングで塗布し(塗布後液付着量2.0g/m)、50℃で乾燥させ、乾燥後付着量が約0.04g/mの熱融着防止層を形成して各々実施例9、10、11及び比較例7、8、9の感熱孔版印刷用原紙を作成した。
【0029】
次に、実施例6〜8、比較例4〜6と同様にサーマルヘッド腐蝕及び原紙搬送性の評価を行った。結果を表4に示す。
【0030】
【表4】
Figure 0003587974
【0031】
表4からも明らかなように、本発明品は原紙搬送性にすぐれ、且つサーマルヘッドも腐蝕させない。比較例7では原紙搬送中に静電気が発生し搬送ロールに巻付く現象が発生し、比較例8、9では原紙搬送性は優れるものの、サーマルヘッドを腐蝕させてしまい、画像上に白スジとなって現われた。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、熱可塑性樹脂フィルム単体の感熱孔版印刷用原紙もしくは、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性膜を接着した感熱孔版印刷用原紙、又は熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜から成る感熱孔版印刷用原紙において、該熱可塑性樹脂フィルムのサーマルヘッドと接触する面に少なくとも一種以上のリン酸エステルモノエタノールアミン塩を含む熱融着防止層を設けたことにより、帯電防止性に優れ且つサーマルヘッドを腐蝕させることのない感熱孔版印刷用原紙が得られる。

Claims (1)

  1. 熱可塑性樹脂フィルム単体の感熱孔版印刷用原紙、もしくは熱可塑性樹脂フィルムと多孔性膜を接着した感熱孔版印刷用原紙、又は熱可塑性樹脂フィルムと多孔性樹脂膜から成る感熱孔版印刷用原紙において、該熱可塑性樹脂フィルムのサーマルヘッドと接触する面に、少なくとも一種以上のリン酸エステルモノエタノールアミン塩を含む熱融着防止層を設けたことを特徴とする感熱孔版印刷用原紙。
JP05441698A 1998-02-19 1998-02-19 感熱孔版印刷用原紙 Expired - Lifetime JP3587974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05441698A JP3587974B2 (ja) 1998-02-19 1998-02-19 感熱孔版印刷用原紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05441698A JP3587974B2 (ja) 1998-02-19 1998-02-19 感熱孔版印刷用原紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11227356A JPH11227356A (ja) 1999-08-24
JP3587974B2 true JP3587974B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=12970110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05441698A Expired - Lifetime JP3587974B2 (ja) 1998-02-19 1998-02-19 感熱孔版印刷用原紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3587974B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127352A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Tohoku Ricoh Co Ltd 製版装置・孔版印刷装置・製版方法
JP2002205467A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Tohoku Ricoh Co Ltd 感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法
JP4633277B2 (ja) * 2001-02-28 2011-02-16 東北リコー株式会社 感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法
JP4606615B2 (ja) * 2001-03-01 2011-01-05 東北リコー株式会社 感熱孔版印刷用マスターの製造方法
JP4633280B2 (ja) * 2001-03-01 2011-02-16 東北リコー株式会社 感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11227356A (ja) 1999-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4746181B2 (ja) 感熱孔版印刷用原紙の製造方法及び感熱孔版印刷用原紙
DE69705285T2 (de) Antistatische Rückseitenschicht für photographisches Papier
JP3587974B2 (ja) 感熱孔版印刷用原紙
JP3632056B2 (ja) 感熱孔版印刷用マスタ及びその製版方法
JP3663536B2 (ja) 感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法
JP3493485B2 (ja) 感熱孔版印刷用原紙及びその製造方法
JP4606920B2 (ja) 感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法
JP3632057B2 (ja) 感熱孔版印刷用マスター、その製造方法及び孔版製版印刷方法
JP7177851B2 (ja) 耐候性に優れる印刷基材
EP1090777B1 (en) Heat-sensitive stencil and process of fabricating the same
US5262221A (en) Heat-sensitive stencil paper
JP3253279B2 (ja) 感熱孔版原紙
JP3167139B2 (ja) 印刷用積層シート及びその製造方法
JP2004066737A (ja) 感熱孔版印刷用原紙及びその製造方法
JP2007008066A (ja) 感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法
JPH05278316A (ja) オフセット印刷用不織布
JP3020622B2 (ja) 感熱孔版印刷用原紙の製造方法及び感熱孔版印刷用原紙
JP2531957B2 (ja) 感熱孔版用原紙
JP3772556B2 (ja) 感熱孔版原紙用薄葉紙及び感熱孔版原紙
JPH04212891A (ja) 感熱性孔版原紙
JP4179806B2 (ja) 感熱孔版印刷用マスターの製造方法、その製造装置
JP3258731B2 (ja) 感熱孔版印刷用原紙及びそれを用いた感熱孔版印刷方法
JP4570934B2 (ja) 感熱孔版印刷用マスター及びその製造方法
JPH02122987A (ja) 感熱孔版原紙用多孔性薄葉紙
JPH029689A (ja) 感熱孔版用原紙

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term