JP3585674B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強誘電体を用いた半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
記憶装置には、読出し動作及び書込み動作の観点から、任意の番地(アドレス)に自由に読出し及び書込み可能なRAM(Random Access Memory)と読出しのみ可能なROM(Read Only Memory)に分けられる。すなわち、RAMは、必要なとき自由に読出し書込みをすることが可能で、そのために読出し速度及び書込み速度が同程度に設定されている。また、ROMは、読出しは必要なときは自由にできるが、書込みは全くできないか又はできたとしても読出し速度に比べ非常に遅く設定されている。そして、こうした特性を考慮して、RAMはひんぱんに書換が必要なデータの記憶用に、ROMは書換があまり必要でないプログラムの記憶用に用いられてきている。
【0003】
例えば、磁気記憶装置としては、ハードディスク及びフロッピィディスクなどのディスクメモリが挙げられるが、自由に読出し及び書込み可能な点ではRAMといえるが、書込み禁止手段を設けることにより読出し専用になるとROMとしての機能も備えており、1つの記憶装置でどちらにでも使い分けが可能になっている。また、光記憶装置では、例えばCD−ROM等は、読出し専用のROMとしての機能を持っている。
【0004】
一方、半導体記憶装置では、RAMとしては、DRAM、SRAMといったものが挙げられる。また、ROMとしては、マスクROM、フューズ型バイポーラPROM(Programmable Read Only Memory)及びダイオード破壊型PROMがあり、不揮発性半導体記憶装置としてEPROM(Erasable PROM)及びEEPROM(Electrically Erasable PROM)が挙げられる。ところが、DRAM及びSRAMは、ROMのような不揮発性を有しておらず物性的な書込み禁止もできず、上述した半導体記憶装置のROMは、自由な書込みができずRAMとして用いることができない。すなわち、半導体記憶装置においては、磁気記憶装置のディスクメモリのような、1つの記憶装置でRAMとしての機能と共に書込み禁止手段により容易にROMとしての機能も果たすような記憶装置はまだ開発されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、半導体記憶装置として、近年強誘電体メモリが開発されてきている。強誘電体メモリは、強誘電体の残留分極を利用してデータを記憶するもので、不揮発性を有すると共にDRAMと同様に高速で読出し書込みができる。したがって、強誘電体メモリはRAMとしての機能を有するが、書込み禁止ができないため、上述した半導体記憶装置と同様ROMとしての機能を有していない。
【0006】
強誘電体メモリに関する技術分野では、従来よりインプリント(imprint)特性という技術的課題が挙げられている。インプリント特性とは、例えば”0”を示すデータをメモリセルに長期間(例えば数年間)保持したままにしておき、その後”1”のデータを書き込んでも”0”のデータを保持した状態に戻ってしまい、”1”のデータを保持することが困難となる現象である。こうした現象は、同一極性のパルス状電圧を連続して印加したり、分極状態で熱を印加したりすることで、生じることが知られている。したがって、これまでは、こうしたパルス状電圧の連続印加及び熱の印加という負荷をかけてインプリント特性を検査することが行われてきていた。
【0007】
上述したようにデータの書込みが困難となる状態−すなわちインプリント状態は、強誘電体の有するヒステリシス特性が歪んだりシフトしたりする結果生じるものとして理解されている。図8(A)〜(C)には、初期状態(A)では実線のようなヒステリシス曲線を有するものが、(B)、(C)へ進むにつれてヒステリシス曲線が歪んでいく様子が示されている。
【0008】
図8(A)の初期状態において、例えば特開平8−36888号公報に記載されているように、”1”及び”0”のデータを識別するために、それぞ正及び負の分極状態に対応して電圧V及びVのマージンをとり、電圧V及びVの間にリファレンス電圧Vref(図示せず)を設定する。検出時に検出電位Vdをリファレンス電圧Vrefと比較し、Vd>Vrefであれば”1”、Vd<Vrefであれば”0”として識別する。
【0009】
ところが、図8(B)、(C)のようにヒステリシス曲線の歪みが進むにつれて、電圧V及びVのマージンが小さくなり、(C)の状態では電圧V及びVの大きさが逆転してしまうことになる。この状態では、”1”のデータに対応すべき電圧Vはリファレンス電圧Vrefより小さい値となっているため、”0”のデータから”1”のデータに書き換えたとしても、必ず”0”のデータとして識別されることになる。すなわち、結果として書き換える前の状態に戻ってしまい、インプリント状態が生じることになる。
【0010】
また、インプリント状態は、データ記憶状態のまま不可逆的に固定化してしまうということではなく、データ記憶状態とは逆のデータに対応する極性(正又は負)のパルス状電圧を連続して印加しても同様に初期状態に回復する(インプリント状態のキャンセル)ことが確かめられている。
上述したインプリント特性は、これまで記憶装置の性能劣化の1つとしてとらえられてきていたが、書込み動作があったとしてもデータ記憶状態をそのまま保持するという特性は、観点を変えれば上述した磁気記憶装置のディスクメモリにおける書込み禁止と同様の作用を果たすものと考えることができる。
【0011】
本発明は、こうしたインプリント特性の性質を積極的に記憶装置に活用して、RAMとしての機能を有する半導体記憶装置をROMとしての機能も併せて持たせようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体記憶装置は、強誘電体を有する複数のメモリセルを備え、該強誘電体の残留分極によりデータを記憶状態に保持する半導体記憶装置において、複数の前記メモリセルの強誘電体のインプリント状態を個別に制御するインプリント制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
さらに、前記インプリント制御手段は、前記メモリセルにパルス状電圧を所定時間連続して印加する電圧印加手段からなる。さらに、前記電圧印加手段は、前記メモリセルに該メモリセルの記憶状態を示す極性と同一の極性の前記パルス状電圧を印加することでインプリント状態とするものであり、また、前記メモリセルに該メモリセルの記憶状態を示す極性と逆極性の前記パルス状電圧を印加することでインプリント状態をキャンセルさせるものである。
【0016】
そして、本発明に係る半導体記憶装置は、インプリント制御手段を備えることにより、メモリセルにインプリント状態を発生させることで、メモリセルに保持されたデータの書換を禁止し、また、発生させたインプリント状態をキャンセルすることでデータの書込みを可能とするものである。すなわち、RAMとROMとの切り換えをインプリント制御手段により必要に応じ行うことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例について、詳述する。
図1は、本発明に係る半導体記憶装置の第1実施例を示している。ここで、半導体記憶装置とは、メモリセル以外にメモリセルのデータ処理機能等の記憶に関する情報処理全般を含むものであるが、以下の実施例の説明では、特徴部分の説明に重点を置いているため、他の部分を省略している。したがって、具体的には、メモリだけのもの及びシステムLSIのように一部にメモリを有するもの等様々の態様のものが含まれる。
【0019】
図1(a)は平面図であり、図1(b)はその断面図を示している。1は、例えばシリコン基板に、従来の半導体プロセス(エピタキシャル成長、パターニング、不純物注入等)によりメモリ部分1を形成する。メモリ部分1は、例えば図4に示すようなメモリセル構造を有している。
図4のメモリセルは、図4(b)に示すような回路構成をとっており、MOS型FETの選択トランジスタTR及び強誘電体を有する記憶用キャパシタCを備え、選択用トランジスタTRのソースはビットラインBLに、ゲートはワードラインWLに、ドレインは記憶用キャパシタCの一方の電極にそれぞれ接続されている。また、記憶用キャパシタCの他方の電極は、プレートラインPLに接続される。そして、ワードラインWLから選択用トランジスタTRに信号が加えられることにより、ビットラインBL及び記憶用キャパシタCが接続され、記憶されているデータを読み出したり、書き込んだりすることが行われる。
【0020】
図4(a)は、メモリセル構造を示しており、P型シリコン基板100にN型のソース101及びドレイン102を形成し、その間のNチャネル部分上にポリシリコンゲート103を積層することで、選択用トランジスタTRを形成している。そして、その上にシリコン酸化膜からなる絶縁膜104を積層し、さらにその上にPZTからなる強誘電体膜105を下部電極106及び上部電極107で挟んで構成した記憶用トランジスタCが形成されている。上部電極107はAl等からなる配線層108によりドレイン102と接続されている。
【0021】
図1のメモリ部分1には、以上のようなメモリセルが多数形成されているが、メモリ部分1は、シリコン基板にアイランド状に形成されており、それを囲むように発熱部分2がある。この発熱部分2に表面に形成した電極3から電流を流すと、発熱部分2が発熱しメモリ部分1に熱を印加することになる。すなわち、図1に記載の実施例は、インプリント手段として熱印加手段を用い、さらにこの熱印加手段を内蔵したものとなっている。例えば熱の印加は、メモリ部分を150〜200℃で数時間行うことで、メモリをインプリント状態にすることができる。また、図5に示すようなパルス状電圧を図4に示したビットラインBLから数時間(10回程度)連続的に印加して同じデータを連続して書き込むことでもメモリにインプリント状態を生じさせることができる。この際に、パルス状電圧の極性は、記憶用キャパシタCの強誘電体の分極状態が負の場合には負の極性の電圧を、分極状態が正の場合には正の極性の電圧を印加する−すなわち記憶されたデータと同一のデータを書き込むことが必要である。さらに、150℃程度に熱印加した状態でパルス状電圧を数分程度印加すれば効率よくインプリント状態を生じさせることができる。つまり、熱印加及び電圧印加の一方だけでもインプリント状態を発生させることができるが、両方同時に印加すれば相乗効果により短時間でインプリント状態が発生可能となる。
【0022】
こうして、インプリント状態にされたメモリは、外部からの書き込みに対しては、インプリントされたデータと逆のデータが書き込まれても、データを逆データと読まないため、ROMとして機能することになる。
インプリントされたメモリを再び書き込み可能なRAMとして用いるためには、インプリント状態をキャンセルすればよい。インプリント状態をキャンセルするには、インプリントされたデータと反対のデータに対応するパルス状電圧(例えば、図5記載のもの)を連続して印加しながら、発熱部分2に再び電流を流し、メモリ部分の温度を高温にすればよい。例えば、PZT場合には、150〜200℃でインプリント状態がキャンセルされる。
【0023】
このようなメモリのインプリント状態を制御する方法は、上述のような熱印加やパルス状電圧印加により生じるインプリント状態のキャンセル以外にも、例えばデータの長期間(数年)の保持によるインプリント状態にも適用可能である。この場合、インプリント状態が発生してしまったメモリを上述のような熱印加手段及びパルス状電圧印加手段を備えたインプリント状態制御装置にセットして、メモリのインプリント状態をキャンセルし、再びデータを書き込んでメモリとして再利用する。
【0024】
以上のようなインプリント手段によるインプリント状態の発生またはキャンセルを検出するために、メモリ部分1には検出用キャパシタCdが内蔵されている。検出用キャパシタCdは1つでもよいが、分散して複数設ければより精度の高い検出が可能となる。検出用キャパシタCdは、メモリセルの記憶用キャパシタと同様の構造を有し、かつメモリセルと同じ環境下に置かれているので、メモリセルとほぼ同じようにインプリント状態となり、またインプリント状態がキャンセルされる。したがって、検出用キャパシタCdのヒステリシス特性を検出することによりメモリセルの記憶用キャパシタの状態をモニタすることが可能となる。
【0025】
例えば、図6に示すような検出装置を用いることで検出用キャパシタCdのヒステリシス特性を検出できる。この検出装置は、ソーヤ・タワー回路と呼ばれているもので、キャパシタCsは、検出用キャパシタCdに比べて十分大きな容量を持つように設定される。そして、入力電圧Vinとして、例えば以下のような電圧を加えると、
Vin=V・sinωt
図8に示すようなヒステリシス特性曲線がCRT上に得られる。
【0026】
図7に、以上のようなインプリント状態の発生及びキャンセルを行うための処理フローを示す。インプリントフローは、インプリント状態を発生させるための処理フローである。S1で、CPU等のデータ処理装置からメモリへ必要なデータが書き込まれる。S2では、書き込まれたメモリのうち消去したくないデータを書き込んだメモリを特定する。S3では、書込み時間を示すパラメータTw及び時間をカウントするためのパラメータtを0(ゼロ)にリセットする。そして、S4で、上述した熱印加及びパルス状電圧印加−同一データの書き込みを開始し、時間t1が経過したとき、すなわちt=t1になったとき(S5)、Twにt1を加えてtをリセットする(S6)。ここで、上述した検出装置により検出用キャパシタCdのヒステリシス特性曲線を検出し、図8で述べた電圧Vが電圧V以下となったか否かをチェックする(S7)。電圧Vが電圧Vより大きければS4に戻り書込みを継続するが、ヒステリシス曲線の変形が進み電圧Vが電圧V以下となった場合には、S8に進む。S8以降もS4と同じ熱印加及びパルス状電圧印加が行われるが、Twのダウンカウントが開始され(S9)、Twが0になった時点で終了する。
【0027】
すなわち、上記のフローでは、熱印加及びパルス状電圧印加開始後インプリント状態に入る(V≦Vとなった状態)までの時間とほぼ同じ時間継続して熱印加及びパルス状電圧印加を行っている。これは、インプリント状態に入った後すぐに終了すると、インプリント状態が元に戻る場合があることから、上記のように十分印加を行うようにしている。
【0028】
上記のフローでは、熱印加及びパルス状電圧印加の両方を印加しているが、いずれか一方だけでもインプリント状態を生じさせることは可能である。また、検出用キャパシタCdのヒステリシス特性の検出を時間t1のインターバルで行っているが、常時検出することも可能であり、インプリント状態が近づいた時点で行うようにすることも可能である。さらに、インプリント状態に入った後の継続時間についてもさらに増加することも可能である。
【0029】
キャンセルフローは、インプリント状態をキャンセルさせるためのフローである。S11でキャンセルュするメモリを特定し、S12で特定したメモリに上述した熱印加及びパルス状電圧印加−反対データの書き込みが行われる。そして、検出装置により検出用キャパシタCdのヒステリシス特性が検出され、電圧V及び電圧Vが初期値に戻ったか否かチェックされる(S13)。初期値に戻っていなければS12に戻り、熱印加及びパルス状電圧印加が継続されるが、初期値に戻れば終了する。S12では、熱印加又はパルス状電圧印加のいずれか一方だけでもキャンセルは可能である。検出用キャパシタCdのヒステリシス特性は、インプリントフローと同様に常時検出してもよいし、あるインターバルで検出することも可能である。
【0030】
インプリントフロー及びキャンセルフローを交互に組み合わせることでROM→RAM→ROMといったふうに必要に応じて切り換えることが可能となる。また、こうしたフローを繰り返したとしても、特に強誘電体の性能が大きく劣化することなく実用性は維持される。
図2は、本発明に係る半導体記憶装置の第2実施例を示している。この実施例では、熱印加手段を基板に内蔵せず、基板に外部から付加している例である。4は、図1のメモリ部分を形成したシリコン基板であり、5は、基板4に密着して設けられたフレームである。フレーム5は、銅系合金又はニッケル系合金が用いられているが、接続部6から電流が供給されることでそれ自体が発熱する発熱体となる。そして、フレーム5に電流を供給することで基板4のメモリ部分に熱を印加する。パルス状電圧印加等その他の部分については、第1実施例と同様である。
【0031】
図3は、本発明に係る半導体記憶装置の第3実施例を示している。この実施例では、第1、2実施例のようにメモリ部分全体に熱印加するのではなく、メモリ部分の一部のみ熱印加を行う場合の例である。メモリ部分1の上部にはシリコン酸化膜9が形成されており、シリコン酸化膜上にはアルミニウム等で配線8が形成され、電極7と接続されている。そして、メモリ部分1の一部のメモリセルに対応するシリコン酸化膜9の部分(斜線部分)6が発熱体として機能するように配線8と接続されている。発熱体6は、シリコン酸化膜以外にポリシリコン又はアルミニウム等の材料を用いても良いし、不純物の拡散によるウェル部分として形成しても良い。発熱体6は、配線により表面に設けられた電極7と接続され、電極7から電流が供給されることで発熱し、一部のメモリセルに熱が印加されてインプリント状態になる。この実施例の場合は、予めROM化するメモリセルが決まっている半導体記憶装置に用いると有効である。
【0032】
図3では、メモリ部分の上部に発熱体を形成しているが、発熱体はメモリ部分の下部に設けてもよく、その場合にはメモリ部分の下部に上述したポリシリコン又はアルミニウム等をパターニングして積層すればよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る半導体記憶装置は、
(1)メモリセルのデータをインプリント状態に置くことで、データを誤操作等による書換から効果的に保護することが可能となる。
(2)いったんインプリント状態としたデータもリフレッシュにより容易に書換可能となるため、メモリを交換することなくデータ修正を効率よく行うことができる。
(3)長期のデータ保持により発生したインプリント状態も簡単に消去することができるため、メモリの再利用が可能となり結果的に寿命が延びるようになる。
(4)熱印加手段を半導体記憶装置に内蔵することにより小電力化がはかれ、また、こうした手段を付加してもサイズが大型化することもない。
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面および断面図
【図2】本発明の第2実施例を示す平面および断面図
【図3】本発明の第3実施例を示す平面および断面図
【図4】メモリセルの断面図
【図5】パルス状電圧を示す図
【図6】検出装置の回路図
【図7】インプリントフロー及びキャンセルフローを示す図
【図8】強誘電体のインプリント特性の説明図
【符号の説明】
1・・・・メモリ部分
2・・・・発熱部分
3、7・・電極
4・・・・基板
5・・・・フレーム
6・・・・発熱体
8・・・・配線

Claims (6)

  1. 強誘電体を有する複数のメモリセルを備え、該強誘電体の残留分極によりデータを記憶状態に保持する半導体記憶装置において、複数の前記メモリセルの強誘電体のインプリント状態を個別に制御するインプリント制御手段を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記インプリント制御手段は前記メモリセルパルス状電圧を所定時間連続して印加する電圧印加手段からなる請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記電圧印加手段は、前記メモリセルに該メモリセルの記憶状態を示す極性と同一の極性の前記パルス状電圧を印加することでインプリント状態とする手段である請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記電圧印加手段は、前記メモリセルに該メモリセルの記憶状態を示す極性と逆極性の前記パルス状電圧を印加することでインプリント状態をキャンセルさせる請求項2又は3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルの強誘電体のヒステリシス特性を検出する検出手段を備えた請求項1ないしのいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記インプリント制御手段は、該インプリント制御手段の作動開始時から前記検出手段がインプリント状態を示すヒステリシス特性を検出した時までの時間作動した後、少なくとも前記時間とほぼ同一の時間だけ継続して作動する請求項記載の半導体記憶装置。
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