JP3585384B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明に属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法、特に有機絶縁膜を用いた配線の形成方法を含む半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LSIの高速化・低消費電力化に伴い、配線遅延を抑制するために層間絶縁膜の低誘電率化が必要となっている。従来、層間絶縁膜には酸化膜(誘電率ε=4.2)が用いられてきたが、近年、誘電率を下げるためフッ素をドープした酸化膜SiOF(誘電率ε=3.3〜3.8 )が用いられつつある。さらに誘電率を低くし、配線遅延を抑制するために、有機材料を用いた有機絶縁膜(誘電率ε=2.0〜2.8 )の利用が提案されている。
【0003】
このような有機絶縁膜を用いる場合、ドライエッチングによるパターン形成時のマスクとしてレジストマスクを用いることができないという問題点がある。すなわち、レジストマスクを用いてドライエッチングを行ないパターンを形成した後に、レジストマスクを除去する際に、有機絶縁膜にダメージが入るためである。
【0004】
以下に図面を用いて、有機絶縁膜のパターニングにレジストを用いることができない理由を説明する。
【0005】
まず、図6(a)に示すようにシリコン基板61上に有機絶縁膜62を堆積し、フォトリソグラフィーによりレジストパターン63を形成する(図6(b))。次に、レジストマスクを用いてドライエッチングを行ないパターンを形成した後に、レジストマスクを除去する際に、酸素ガスを主体としたアッシングを用いる。有機絶縁膜62も炭素を主構成物質としているポリマーであり、O2 プラズマによりエッチングされる。そのため、レジスト63が消失すると、有機絶縁膜のエッチングが始まり、有機絶縁膜中にダメージ層64が形成される。(図6(c)参照)。
【0006】
そこで、有機絶縁膜を用いる際には、酸化膜等を用いたハードマスクを用いるのが一般的である。
【0007】
また、配線工程における工程削減のためダマシン(Damascene)プロセスが提案されている。これは、層間絶縁膜に配線となる溝パターンを形成し、配線溝に配線材料を同時に埋め込み、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって研磨を行ない、不要部分の配線材料を除去し、配線溝を形成しようというものである。
【0008】
以下図面を参照しながら、上記した従来の有機絶縁膜を用いてダマシンプロセスにより配線を形成する方法について説明する。図7は従来の有機絶縁膜を用いた場合のダマシンプロセスの一例を示したものである。
【0009】
図7(a) に示すようにシリコン基板71上に有機絶縁膜72を形成する。次に、シリコン酸化膜73を堆積する(図7(b))。その後、リソグラフィー、ドライエッチングにより上記シリコン酸化膜73をパターニングする(図7(c))。次に、シリコン酸化膜73をマスクとして、O2 を主体としたプラズマによってドライエッチングを行ない溝パターン75を形成する(図7(d))。続いて、図7(e)に示すように配線材料となる金属76をスパッタ法、CVD法、メッキ法等により溝パターン75に埋め込む(図7(e))。次に、CMP法によって、先に堆積した配線材料の不要な領域を除去し、溝配線を形成する。(図7(f))。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、以下のような問題点を有していた。
【0011】
▲1▼ 有機絶縁膜上に、酸化膜を用いたハードマスクを形成する際に、CVD法による酸化膜堆積、リソグラフィー、ドライエッチング工程等、非常に工程数が増加する。
【0012】
▲2▼ 有機絶縁膜上に酸化膜を堆積する際に、堆積中の基板温度の上昇により有機絶縁膜にダメージが生じる(例えばCVDでは、デポ中に400℃を超える高温になり、有機絶縁膜にダメージを与える)。
【0013】
▲3▼ 有機絶縁膜に配線材料が接する場合、大気中から有機絶縁膜中に浸入した水分や不純物に配線材料が影響される。
【0014】
▲4▼ また、有機絶縁膜中に水分が浸入していると、配線を形成した際の配線の劣化をもたらす。
【0015】
本発明は上記問題点に鑑み、有機絶縁膜を用いた際のダメージを抑制でき、また、大気中からの有機絶縁膜への水分の浸入および有機絶縁膜から配線材料への水分の浸入を抑制できるとともに、より簡便に有機絶縁膜を用いたダマシンプロセスを実現することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の半導体装置の製造方法は、基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、
前記有機絶縁膜上にシリコン酸化膜を堆積する工程と、
リソグラフィーによりレジストパターンを形成した後、前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン酸化膜を選択的に除去する工程と、
前記シリコン酸化膜をマスクとして、酸素を含んだプラズマにより前記有機絶縁膜を選択的に除去する工程と、
前記有機絶縁膜の側壁にシリル化層を形成する工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0017】
請求項1記載の半導体装置の製造方法によれば、有機絶縁膜の表面に表面改質層を形成することにより、エッチングストッパ、CMPストッパ、水分の吸着浸入抑制が可能となり、とくに従来の酸化膜マスクを用いずにパターニングが可能となるので、マスクとなる酸化膜の堆積による温度上昇による有機絶縁膜の劣化を抑制することができ、有機絶縁膜にダメージを与えず、かつ有機絶縁膜の劣化のない配線を形成することが可能となる。
【0018】
このように有機絶縁膜表面を低温で改質することにより、上記課題を解決することができるが、ここで本発明に用いる表面改質の一手段であるシリル化プロセスについて説明する。シリル化はリソグラフィー工程におけるレジストと基板との密着性を向上するために一般的に使用されている基板表面の改質処理方法の一つである。シリル化には用いられる溶剤の一つとして、ヘキサメチルジシラザン(以下HMDSと略す)があり、これは室温中でOH基と加水分解を起こす性質がある。表面にOH基が吸着した基板をHMDSで処理すると、
(CH3)3−Si−NH−Si−(CH3)3+ 2 (X−OH) →2((CH3)3−Si −OX)+ NH3
という反応が起こり、基板上にSiを含む疎水性の膜が形成される(図5参照)。このように基板を疎水性に改質し、レジストと基板との密着性を向上させることができる。
【0019】
また、レジスト上の所望領域をシリル化することにより、マスク層を形成する表面イメージングも可能であり、シリル化反応層はSiを含んだ改質層になっており、従来のレジストよりドライエッチング耐性が高くなるため、このシリル化層をマスクとして、O2 を主体とするプラズマによってドライエッチングを行なうことにより微細なレジストパターンを形成することができるのである。
【0020】
本発明では、このシリル化反応を有機絶縁膜に適用し、ドライエッチング時のマスク、CMP時のストッパ、有機絶縁膜への水分の吸着を抑制する層、として用いるとともに、低温で上記効果のあるシリル化層を形成でき、有機絶縁膜へのダメージを低減することができる。
【0022】
さらに、大気中の水分が有機絶縁膜に吸着することを抑制し、誘電率の増加を低減できる。
【0023】
請求項2記載の半導体装置の製造方法は、基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、
前記有機絶縁膜上に第1のシリル化層を形成する工程と、
前記第1のシリル化層上にリソグラフィー法によりレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクとして前記第1のシリル化層を選択的に除去する工程と、
酸素を含んだプラズマにより前記第1のシリル化層をエッチングストッパとして前記有機絶縁膜内に溝パターンを形成する工程と、
前記溝の側壁に第2のシリル化層を形成する工程と、
前記溝パターンに導電膜を堆積する工程と、
前記第1のシリル化層をストッパとして、CMP法を行ない、前記導電膜を研磨除去する工程とを、備えることを特徴とするものである。
【0024】
請求項2記載の半導体装置の製造方法によれば、有機絶縁膜の表面に表面改質層を形成することにより、エッチングストッパ、CMPストッパ、水分の吸着浸入抑制が可能となり、とくに従来の酸化膜マスクを用いずにパターニングが可能となるので、マスクとなる酸化膜の堆積による温度上昇による有機絶縁膜の劣化を抑制することができ、有機絶縁膜にダメージを与えず、かつ有機絶縁膜の劣化のない配線を形成することが可能となる。
【0025】
請求項3記載の半導体装置の製造方法は、基板上に第1の有機絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の有機絶縁膜上に第1のシリル化層を形成する工程と、
前記第1のシリル化層上にリソグラフィー法により配線孔のパターンを形成する工程と、
前記配線孔のパターンをマスクとして前記第1のシリル化層を除去する
工程と、
前記第1の有機絶縁膜上に第2の有機絶縁膜を堆積する工程と、
前記第2の有機絶縁膜上に第2のシリル化層を形成する工程と、
前記第2のシリル化層上にリソグラフィー法により配線溝のパターンを形成する工程と、
前記配線溝のパターンをマスクとして前記第2のシリル化層を除去する工程と、
前記第1のシリル化層および前記第2のシリル化層をマスクとし、酸素を含んだプラズマにより前記第1の有機絶縁膜と前記第2の有機絶縁膜内に凹部を形成する工程と、
前記凹部の側壁に第3のシリル化層を形成する工程と、
前記凹部に導電膜を堆積する工程と、
前記第2のシリル化層をストッパとして、CMP法を行ない、前記導電膜を研磨除去する工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0026】
請求項3記載の半導体装置の製造方法によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0029】
請求項4記載の半導体装置の製造方法は、請求項1、請求項2または請求項3において、シリル化層は、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)、1,1,3,3-テトラメチルジシラザン(TMDS)、ジメチルシリルジメチルアミン(DMSDMA)、ジメチルシリルジエチルアミン(DMSDEA)の少なくとも一つを用いるものである。
【0030】
請求項4記載の半導体装置の製造方法によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果がある。
【0031】
請求項5記載の半導体装置の製造方法は、請求項4において、シリル化層を形成する工程において、シリル化の前処理として、H2 OもしくはOH基を含むガスを用いたプラズマによって有機絶縁膜の表面処理を行ない、その後シリル化層を形成するものである。
【0032】
請求項5記載の半導体装置の製造方法によれば、請求項4と同様な効果がある。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図1から図5を参照しながら説明する。
【0034】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態である半導体装置の製造方法の工程断面図を示すものである。図1において、1はシリコン基板、2は有機絶縁膜、3はフォトレジストパターン、10は表面改質層として例えばシリル化層である。
【0035】
まず、図1(a)に示すように、シリコン基板1上に有機絶縁膜2を堆積する。次に、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を有機絶縁膜2上に塗布する。有機絶縁膜2上に大気中の水分が吸着してできるOHと、HMDSが以下のような反応を起こし(図5参照)、有機絶縁膜2上にSiを含んだシリル化層10を形成する(図1(b))。
【0036】
(CH3)3−Si−NH−Si−(CH3)3 + 2(X−OH) → 2((CH3)3−Si −OX)+NH3
そして、図1(c)に示すようにシリル化層10上に、リソグラフィーによりレジストパターン3を形成する。次に、図1(d)に示すようにドライエッチング法により、レジスト3 のパターンをマスクとしてシリル化層10をエッチングする。シリル化層10のエッチングには、反応性イオンエッチング法(以下RIEと略す)を用いた。シリル化層10は主に炭素、水素とシリコンで形成されているため、CF4 ガスから発生するフッ素とO2 ガスから発生するO* ラジカルを主なエッチャントとして用いた。
【0037】
エッチング条件は次の通りである。
【0038】
CF4 ガス流量:50sccm
O2 ガス流量 :10sccm
圧力 :5Pa
RFパワー :200W
シリル化層10がエッチングされた後、有機絶縁膜2のドライエッチング条件に切り替えた。有機絶縁膜2のドライエッチングには、以下に示す条件を適用した。
【0039】
O2 =100sccm
圧力 5Pa
RFパワー :100W
酸素を主体とするプラズマを用いるため、炭素が主体であるレジストと有機絶縁膜は容易にエッチングされる。エッチ速度はレジスト3、有機絶縁膜2とも約100nm/min.であった。一方、シリル化層10は、Siを含むためO2 プラズマにおけるエッチ速度は、レジスト3、有機絶縁膜2に比べて小さく約10nm/min.である。そのため、エッチング中にレジスト3が消失しても、シリル化層10がエッチングストッパとなり、図1(e)に示す形状を得ることができる。また、シリル化層10がエッチングストッパとなるため有機絶縁膜がO2 プラズマによってダメージを受けることを抑制することができる。さらに、本実施の形態では、エッチングマスクとしてシリコン酸化膜を用いないため、シリコン酸化膜堆積中の温度上昇による有機絶縁膜2の特性劣化という問題も解決することが可能である。
【0040】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態について図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態である半導体装置の製造方法の工程断面図を示すものである。図2において、1はシリコン基板、2は有機絶縁膜、3はフォトレジスト、4はシリコン酸化膜、11は有機絶縁膜側壁の表面改質層として例えばシリル化層である。
【0041】
図2(a)に示すように、シリコン基板1上に有機絶縁膜2を堆積する。次に、シリコン酸化膜4を有機絶縁膜2上に堆積する(図2(b))。次に、図2(c)に示すようにシリコン酸化膜4上に、リソグラフィーによりレジストパターン3を形成した後、レジストパターン3をマスクとしてドライエッチング法により、シリコン酸化膜4をエッチングする。シリコン酸化膜4のエッチングには、以下に示す条件を用いた。
【0042】
CF4 ガス流量 : 50sccm
CHF3 ガス流量: 50sccm
圧力 : 5Pa
RFパワー : 500W
そして、図2(d)に示すように、レジスト3、シリコン酸化膜4をマスクとして、酸素を主体としたプラズマを用いたドライエッチングにより、有機絶縁膜2をエッチングし所望のパターンを得る。エッチング条件は以下の通り。
【0043】
O2 = 100sccm
圧力 5Pa
RFバワー :100W
このとき、O2 を主体としたプラズマを用いるためレジストは消失してしまうが、シリコン酸化膜4がエッチングストッパの働きをする。そのため有機絶縁膜がO2 プラズマによってダメージを受けることを抑制することができる(図2(e))。
【0044】
その後、図2(e)に示すように、HMDSによりシリル化を行ない、上記した工程で形成された有機絶縁膜2の側壁にシリル化層11を形成する。この有機絶縁膜2の側壁に形成されたシリル化層11により、有機絶縁膜2の表面は疎水性化に改質され、大気中の水分の有機絶縁膜2への吸着および有機絶縁膜2への侵入を防ぐ。そして、大気中の水分による有機絶縁膜2の劣化を抑制することができるのである。
【0045】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の第3の実施の形態である半導体装置の製造方法の工程断面図を示すものである。図3において、1はシリコン基板、2は有機絶縁膜、12は有機絶縁膜2の表面の表面改質層例えばシリル化層、13は有機絶縁膜2の側壁表面の表面改質層例えばシリル化層、31は配線溝パターンのレジストパターン、32は配線溝、33は配線材料である。
【0046】
図3(a)に示すように、シリコン基板1上に有機絶縁膜2を堆積する。次に、図3(b)に示すようにHMDSを有機絶縁膜2上に塗布する。有機絶縁膜上に大気中の水分が吸着してできるOH基と、HMDSが以下のような反応を起こし(図5参照)、有機絶縁膜2の表面上にSiを含んだシリル化層12が形成される(図3(b))。
【0047】
図3(c)に示すようにシリル化層12上に、リソグラフィーにより配線溝パターンのレジストパターン31を形成する。次に、図3(d)に示すようにドライエッチング法により、レジストパターン31をマスクとしてシリル化層12をエッチングする。シリル化層12のエッチングには、RIE法を用いた。シリル化層12は主に炭素とシリコンで形成されているため、CF4 ガスから発生するフッ素とO2 ガスから発生するO*ラジカルを主なエッチャントとして用いた。
【0048】
エッチング条件は次の通りである。
【0049】
CF4 ガス流量:50sccm
O2 ガス流量 :10sccm
圧力 :5Pa
RFパワー :200W
シリル化層12がエッチングされた後、有機絶縁膜2をエッチングするために、以下に示すエッチング条件を適用した。
【0050】
O2 = 100sccm
圧力 5Pa
RFパワー :100W
酸素を主体とするプラズマを用いるため、炭素が主体であるレジストパターン31と有機絶縁膜2は容易にエッチングされる。エッチ速度はレジストパターン31、有機絶縁膜2とも約100nm/min.であった。一方、シリル化層12は、Siを含むためO2 プラズマにおけるエッチ速度は、レジストパターン31、有機絶縁膜2に比べて小さく約10nm/min.である。そのため、エッチング中にレジストパターン31が消失しても、シリル化層10がエッチングストッパとなり、図3(e)に示ように配線溝パターン32を形成することができる。
【0051】
シリコン基板1上にHMDSを塗布しシリル化を行ない、有機絶縁膜2の側壁にもシリル化層13を形成する。この有機絶縁膜2の側壁に形成されたシリル化層13により、有機絶縁膜2の表面は疎水性化に改質され、大気中の水分の有機絶縁膜2への吸着および有機絶縁膜2中への侵入を防ぐ。その結果、大気中の水分による有機絶縁膜2の誘電率の増大を抑制することができるのである。
【0052】
次に、配線材料(ここではCuを用いる)を基板1に堆積させ、上記した配線溝32に配線材料を埋め込む(図3(f))。
【0053】
そして、CMP法で基板表面のCuを研磨する。この時、先に形成したシリル化層12は、Siを含むためCMP時の研磨レートが小さく、有機絶縁膜2をCMPにより研磨する際のストッパとなり、図3(g)に示すようなシングルダマシン配線を得ることができる。
【0054】
このようにして形成された有機絶縁膜2を用いたシングルダマシン配線では、大気中の水分の有機絶縁膜2への吸着、侵入がなく、かつその水分の配線材料への侵入なく、特性劣化を抑制できる。また、シリル化をエッチングストッパ層として用いることで、有機絶縁膜2の特性が高温処理により劣化することを抑制できるのである。
【0055】
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態について図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の第4の実施の形態である半導体装置の製造方法の工程断面図を示すものである。図4において、1はシリコン基板、14は表面改質として例えば第1のシリル化層、15は表面改質として例えば第2のシリル化層、16は表面改質として例えば第3のシリル化層、41は第1の有機絶縁膜、42はコンタクトホールレジストパターンである配線孔レジストパターン、43は第2の有機絶縁膜、44は配線の溝レジストパターン、45は配線溝、46は配線孔、47は配線材料である。
【0056】
図4(a)に示すように、シリコン基板1上に第1の有機絶縁膜41を堆積する。次に、図4(b)に示すようにHMDSを有機絶縁膜41上に塗布する。有機絶縁膜41上に大気中の水分が吸着してできるOH基と、HMDSが反応し(図5参照)、有機絶縁膜41上にSiを含んだ第1のシリル化層14が形成される(図4(b))。
【0057】
図4(c)に示すようにシリル化層14上に、リソグラフィーにより配線孔レジストパターン42を形成する。次に、図4(d)に示すようにドライエッチング法により、レジストパターン42をマスクとしてシリル化層14をエッチングする。シリル化層14のエッチングには、RIE法を用いた。シリル化層14は主に炭素とシリコンで形成されているため、CF4 ガスから発生するフッ素とO2 ガスから発生するO*ラジカルを主なエッチャントとして用いた。
エッチング条件は次の通りである。
【0058】
CF4 ガス流量:50sccm
O2 ガス流量 :10sccm
圧力 :5Pa
RFパワー :200W
次に、図4(e)に示すように、上記した処理を行なった基板に第2の有機絶縁膜43を堆積する。その後、第2の有機絶縁膜43上をシリル化し、第2のシリル化層15を形成する(図4(f))。フォトリソグラフィーにより、シリル化層15上に配線溝レジストパターン44を形成し(図4(g))、ドライエッチング法によって第2のシリル化層15をエッチングする(図4(h))。エッチング条件は次の通りである。
【0059】
CF4 ガス流量:50sccm
O2 ガス流量 :10sccm
圧力 :5Pa
RFパワー :200W
その後、上記したフォトレジストパターン44と第2のシリル化層15をマスクとして、第2の有機絶縁膜43と、第1の有機絶縁膜41のエッチングを行ない、配線溝45と配線孔46を形成する(図4(i))。エッチング条件は次の通りである。
【0060】
O2 = 100sccm
圧力 5Pa
RFパワー :100W
ここで酸素を主体とするプラズマを用いるため、炭素が主体であるレジストパターン44と第2の有機絶縁膜43と、第1の有機絶縁膜41は容易にエッチングされる。エッチング速度はレジストパターン44、有機絶縁膜41、43とも約100nm/min.であった。一方、第1のシリル化層14と、第2のシリル化層15は、Siを含むためO2 プラズマにおけるエッチング速度は、レジストパターン44、有機絶縁膜43、41に比べて小さく約10nm/min.である。そのため、エッチング中にレジストが消失しても、第1のシリル化層14と、第2のシリル化層15がエッチングストッパとなり、図4(i)に示すように、同時に配線溝45のパターンと配線孔46を形成することができる。また、第1,第2のシリル化層14,15がエッチングストッパとなるため有機絶縁膜41、43がO2 プラズマによってダメージを受けること抑制することができる。
【0061】
次に、図4(j)に示すように、基板をシリル化し、有機絶縁膜41、43の側壁に第3のシリル化層16を形成する。
【0062】
次に、配線材料(ここではCuを用いる)47を基板に堆積させ、上記した配線溝45と配線孔46に配線材料47を埋め込む(図4(k))。
【0063】
そして、CMP法で基板表面のCuを研磨する。この時、先に形成したシリル化層14〜16がCMPに対するストッパとなり、図4(l)に示すようなシングルダマシン配線を得ることができる。
【0064】
このようにして形成された有機絶縁膜41、43を用いたデュアルダマシン配線では、大気中の水分の有機絶縁膜41、43への吸着、侵入がなく、かつその水分の配線材料47への浸入なく、特性劣化を抑制できる。また、シリル化をエッチングストッパ層として用いることで、有機絶縁膜41、43の特性が高温処理により劣化することを抑制できるのである。
【0065】
なお、第1の実施の形態から第4の実施の形態においてシリル化剤としてHMDSを用いたが、1,1,3,3−テトラメチルジシラザン(TMDS)、ジメチルシリルジメチルアミン(DMSDMA)、ジメチルシリルジエチルアミン(DMSDEA)の少なくとも一つを用いても同様の効果が得られる。
【0066】
また、第1の実施の形態から第4の実施の形態において、シリル化方法としてシリル化剤の塗布を述べたが、積極的に基板表面の有機絶縁膜41、43上にOH基を導入しシリル化を促進する方法として、まずシリル化の前処理として、H2 OもしくはOH基を含むガスを用いたプラズマによって有機絶縁膜41、43の表面処理を行ない、その後シリル化剤を用いてシリル化を行なうことが可能である。
【0067】
なお、第1の実施の形態から第4の実施の形態において、有機膜のエッチングガスとしてO2 ガスを用いたが、Oを含むガス例えばCO、H2 O、NOを用いても同様の効果がえられた。
【0068】
【発明の効果】
請求項1記載の半導体装置の製造方法によれば、有機絶縁膜の表面に表面改質層を形成することにより、エッチングストッパ、CMPストッパ、水分の吸着浸入抑制が可能となり、とくに従来の酸化膜マスクを用いずにパターニングが可能となるので、マスクとなる酸化膜の堆積による温度上昇による有機絶縁膜の劣化を抑制することができ、有機絶縁膜にダメージを与えず、かつ有機絶縁膜の劣化のない配線を形成することが可能となる。
【0069】
さらに、大気中の水分が有機絶縁膜に吸着することを抑制し、誘電率の増加を低減できる。
【0070】
請求項2記載の半導体装置の製造方法によれば、有機絶縁膜の表面に表面改質層を形成することにより、エッチングストッパ、CMPストッパ、水分の吸着浸入抑制が可能となり、とくに従来の酸化膜マスクを用いずにパターニングが可能となるので、マスクとなる酸化膜の堆積による温度上昇による有機絶縁膜の劣化を抑制することができ、有機絶縁膜にダメージを与えず、かつ有機絶縁膜の劣化のない配線を形成することが可能となる。
【0071】
請求項3記載の半導体装置の製造方法によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0073】
請求項4記載の半導体装置の製造方法によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果がある。
【0074】
請求項5記載の半導体装置の製造方法によれば、請求項4と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における工程断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における工程断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における工程断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態における工程断面図である。
【図5】シリル化による表面改質を説明するための説明図である。
【図6】有機絶縁膜を用いた時にレジストマスクを用いることができないことを説明する説明図である。
【図7】従来の有機絶縁膜を用いたシングルダマシン法の工程断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板
2 有機絶縁膜
3 レジストパターン
4 シリコン酸化膜
10 有機絶縁膜表面のシリル化層
11 有機絶縁膜側壁表面のシリル化層
12 有機絶縁膜表面のシリル化層
13 有機絶縁膜側壁表面のシリル化層
14 第1のシリル化層
15 第2のシリル化層
16 第3のシリル化層
31 配線溝レジストパターン
32 配線溝
33 配線材料
41 第1の有機絶縁膜
42 配線孔レジストパターン
43 第2の有機絶縁膜
44 配線溝レジストパターン
45 配線溝
46 配線孔
47 配線材料
61 シリコン基板
62 有機絶縁膜
63 レジストパターン
64 ダメージ層
71 シリコン基板
72 有機絶縁膜
73 シリコン酸化膜
74 レジストパターン
75 溝パターン
76 配線材料
Claims (5)
- 基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、
前記有機絶縁膜上にシリコン酸化膜を堆積する工程と、
リソグラフィーによりレジストパターンを形成した後、前記レジストパターンをマスクとして前記シリコン酸化膜を選択的に除去する工程と、
前記シリコン酸化膜をマスクとして、酸素を含んだプラズマにより前記有機絶縁膜を選択的に除去する工程と、
前記有機絶縁膜の側壁にシリル化層を形成する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、
前記有機絶縁膜上に第1のシリル化層を形成する工程と、
前記第1のシリル化層上にリソグラフィー法によりレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクとして前記第1のシリル化層を選択的に除去する工程と、
酸素を含んだプラズマにより前記第1のシリル化層をエッチングストッパとして前記有機絶縁膜内に溝パターンを形成する工程と、
前記溝の側壁に第2のシリル化層を形成する工程と、
前記溝パターンに導電膜を堆積する工程と、
前記第1のシリル化層をストッパとして、CMP法を行ない、前記導電膜を研磨除去する工程と、を備えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。 - 基板上に第1の有機絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の有機絶縁膜上に第1のシリル化層を形成する工程と、
前記第1のシリル化層上にリソグラフィー法により配線孔のパターンを形成する工程と、
前記配線孔のパターンをマスクとして前記第1のシリル化層を除去する工程と、
前記第1の有機絶縁膜上に第2の有機絶縁膜を堆積する工程と、
前記第2の有機絶縁膜上に第2のシリル化層を形成する工程と、
前記第2のシリル化層上にリソグラフィー法により配線溝のパターンを形成する工程と、
前記配線溝のパターンをマスクとして前記第2のシリル化層を除去する工程と、
前記第1のシリル化層および前記第2のシリル化層をマスクとし、酸素を含んだプラズマにより前記第1の有機絶縁膜と前記第2の有機絶縁膜内に凹部を形成する工程と、
前記凹部の側壁に第3のシリル化層を形成する工程と、
前記凹部に導電膜を堆積する工程と、
前記第2のシリル化層をストッパとして、CMP法を行ない、前記導電膜を研磨除去する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - シリル化層は、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)、1,1,3,3-テトラメチルジシラザン(TMDS)、ジメチルシリルジメチルアミン(DMSDMA)、ジメチルシリルジエチルアミン(DMSDEA)の少なくとも一つを用いる請求項1、請求項2、または請求項3記載の半導体装置の製造方法。
- シリル化層を形成する工程において、シリル化の前処理として、H2OもしくはOH基を含むガスを用いたプラズマによって有機絶縁膜の表面処理を行ない、その後シリル化層を形成する請求項4記載の半導体装置の製造方法。
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