JP3585284B2 - 複写記入ラミネート用紙及びその組 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複写記入した用紙、例えば領収証、保証書、簡易カード等をラミネートする複写記入ラミネート用紙及びその組に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラミネート用紙は、第1に、記入済みの被接着用紙の上にラミネートフィルムを重ね合わせて熱着、圧着等の適宜手段で接着する構成や、第2に、ラミネートフィルムと剥離紙からなるフィルムタック紙の一端部でラミネートフィルムに被接着用紙を接着し、この被接着用紙に記入後に剥離紙を剥がして、ラミネートフィルム全体を被接着用紙に接着する構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため従来にあっては、第1の構成によると、被接着用紙の上にラミネートフィルムを重ね合わせる際の位置合わせを正確に行うことが困難であるという不都合がある。また、第2の構成によると、被接着用紙への記入内容の控えをとるには、被接着用紙への記入後に複写機で複写する等の作業が必要であり煩雑であるという不都合があった。本発明はこのような不都合を解消した複写記入ラミネート用紙を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本発明の複写記入ラミネート用紙は、ラミネートフィルムと複写記入用紙とを一端部で接着し、これらラミネートフィルムと複写記入用紙の間に、一端で綴じ合わせた剥離紙と補助用紙をその綴じ合わせ端がラミネートフィルムと複写記入用紙との前記接着端側に位置するよう配置し、前記ラミネートフィルムと前記剥離紙とを前記綴じ合わせ端側を除いて剥離可能に接着するとともに、前記補助用紙の表面側から加わる圧力で前記複写記入用紙の表面に複写記入するよう複写構造を設けたものである。
【0005】
また、上述した構成の2つの複写記入ラミネート用紙を、互いのラミネートフィルムと複写記入用紙との接着端が反対側に位置するよう重ね合わせ、上位の複写記入ラミネート用紙の複写記入用紙と下位の複写記入ラミネート用紙の補助用紙とを上位のラミネートフィルムと複写記入用紙との接着端側で綴じ合わせるとともに、上位の複写記入ラミネート用紙の補助用紙と下位の複写記入ラミネート用紙の複写記入用紙とを下位のラミネートフィルムと複写記入用紙との接着端側で綴じ合わせ、上位の補助用紙の表面側から加わる圧力で各複写記入用紙の表面に複写するよう構成して複写記入ラミネート用紙の組としてもよい。
【0006】
さらに、上述した複写記入ラミネート用紙あるいは複写記入ラミネート用紙の組における少なくとも1つのラミネートフィルムの剥離可能な接着部分に、剥離紙に達するスリットによって型抜き部を設けることもできる。
【0007】
【作用】
複写記入ラミネート用紙の補助用紙にその表面側から直接または間接に筆圧や印圧を加えると、同一内容が複写記入用紙に複写記入される。補助用紙の剥離紙との綴じ合わせ端とは反対側を固定し、ラミネートフィルムと複写記入用紙の接着端を把持して引っ張ると、前記剥離紙と前記ラミネートフィルムとの接着状態が徐々に解除されて剥がれると同時に、前記ラミネートフィルムは複写記入された前記複写記入用紙の表面側に順次接着されてこれを被覆する。
【0008】
また、複写記入ラミネート用紙の組の場合には、上位の補助用紙にその表面側から直接または間接に筆圧や印圧を加えると、同一内容がそれぞれの複写記入用紙に複写記入される。上位の補助用紙と下位の複写記入用紙の接着端側を固定し、上位のラミネートフィルムと複写記入用紙及び下位の補助用紙との各接着端を把持して引っ張ると、上位及び下位の剥離紙とラミネートフィルムとの接着状態が徐々に解除されて剥がれると同時に、各ラミネートフィルムは複写記入された各複写記入用紙の表面側に順次接着されてこれを被覆する。
【0009】
さらに、ラミネートフィルムに型抜き部を設けると、この型抜き部は剥離紙に接着した状態で剥がれていくので、対応する複写記入用紙はその表面側に前記型抜き部に対応する窓部が形成された状態で前記ラミネートフィルムにより被覆される。したがって、前記複写記入用紙に対する前記窓部からの追加記入が可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明を損害保険の領収証綴りに適用した場合の好適な実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図1〜図6は第1実施例を示し、図1は複写記入ラミネート用紙を含む領収証綴りの平面図、図2はそのA−A線断面図、図3はラミネートフィルムを複写記入用紙たる領収証写に接着する状態を示す概略的な断面図、図4は領収証写をラミネートフィルムで被覆した状態の平面図、図5はそのB−B線断面図、図6は同じくC−C線断面図である。また、図7〜図9は第2実施例を示し、図7は複写記入ラミネート用紙の組を含む領収証綴りの断面図、図8は領収証をラミネートフィルムで被覆した状態の断面図、図9は領収証写をラミネートフィルムで被覆した状態の断面図である。
【0011】
まず、第1実施例を説明すると、図2に示すように、領収証綴り1は、剥離紙2の剥離処理を施した表面に粘着剤4によって剥離可能に接着した透視可能なラミネートフィルム3を備えている。このラミネートフィルム3の一端側には、所定幅にわたって粘着剤非塗布部3aを設けて、前記剥離紙2に対して非接着状態とし、非接着端側であるこの粘着剤非塗布部3a端側の前記ラミネートフィルム3は、前記剥離紙2の端部から延出して形成している。そして、前記ラミネートフィルム3には、4隅をアールにした四角状に前記剥離紙2に達するスリットを入れて形成した型抜き部35を設けている。
【0012】
また、剥離紙2の裏面には補助用紙5を粘着剤非塗布部3a端側において接着剤6で綴じ合わせる一方、前記補助用紙5の裏面側に複写記入用紙たる領収証写7を前記粘着剤非塗布部3a端側が前記補助用紙5から延出するよう配置し、この領収証写7の延出部分の表面側とラミネートフィルム3の延出部分の裏面側とを粘着剤8で接着している。この粘着剤8は粘着剤4と同一の組成からなる粘着剤でもよいし、異なった組成からなる粘着剤でもよい。なお、前記領収証写7は保険代理店の担当者が保険会社へ提出するもので、前記ラミネートフィルム3と同一大に形成されている。前記補助用紙5の裏面には、ロイコ系染料を内包したマイクロカプセル層からなる発色剤層9が設けられ、前記領収書写7の表面には、固体酸からなる顕色剤層10が設けられ、これら対向する各層9,10によってノーカーボン複写構造を構成している。以上の各構成要素により複写記入ラミネート用紙を構成する。
【0013】
同じく図2に示すように、補助用紙5の剥離紙2との綴じ合わせ端と反対側は前記剥離紙2から延出するよう形成されて切り用ミシン目11が設けられ、この切り用ミシン目11の外側の表面側には、同じく切り用ミシン目12を設けた領収証13の一端が接着剤14で綴じ合わされ、前記領収証13はラミネートフィルム3の表面側に重ねられている。また、前記領収証13の前記切り用ミシン目12の外側には、同じく切り用ミシン目15を設けた契約報告書16の一端が接着剤17で綴じ合わされている。一方、前記補助用紙5の切り用ミシン目11の外側の裏面側には、同じく切り用ミシン目18を設けた領収証控19の一端が接着剤20で綴じ合わされ、前記領収証控19は領収証写7の裏面側に重ねられている。なお、前記領収証13は契約者へ手渡すものであり、前記契約報告書16は保険会社へ提出するものであり、前記領収証控19は保険代理店で保管するものである。そして、契約報告書16、領収証13、補助用紙5、領収証控19は同一大に形成されている。
【0014】
また、契約報告書16の裏面には、ロイコ系染料を内包したマイクロカプセル層からなる発色剤層21が設けられ、領収証13の表面には、固体酸からなる顕色剤層22が設けられ、これら対向する各層21,22によってノーカーボン複写構造を構成している。同様に、領収証写7の裏面には、ロイコ系染料を内包したマイクロカプセル層からなる発色剤層23が設けられ、領収書控19の表面には、固体酸からなる顕色剤層24が設けられ、これら対向する各層23,24によってノーカーボン複写構造を構成している。
【0015】
図1に示すように、契約報告書16の表面には、「契約報告書」なる標題25の下に、契約者の住所、氏名、電話番号を記入する契約者記入欄26、証券番号を記入する証券番号記入欄27、契約した保険の種類を選択記入する保険種類選択記入欄28、保険の始期と満期を記入する保険期間記入欄29、保険金の領収額を記入する領収金額記入欄30、保険金の支払方法を記入する支払方法記入欄31、保険の契約目的を記入する目的記入欄32がそれぞれ設けられている。そして、前記目的記入欄32には、保険の契約目的が別紙の契約申込書への記入内容と同一であることを示す「申込書と同じ」なる文言が、あらかじめ印刷されている。また、前記目的記入欄32の下には、契約年月日を記入する契約日記入欄33が設けられ、前記支払方法記入欄31の下方には保険会社の住所、名称を表示した保険会社表示34が印刷されている。
【0016】
領収証13、領収証写7、領収証控19の表面には、それぞれに対応する標題45と保険会社表示46(図4参照、領収証写7についてのみ図示)が印刷されているほか、上述した契約報告書16の各記入欄26,27,28,29,30,31,32と同一の契約者記入欄36、証券番号記入欄37、保険種類選択記入欄38、保険期間記入欄39、領収金額記入欄40、支払方法記入欄41、目的記入欄42が記入欄が上下に対応する位置に設けられている(図4参照、領収証写7についてのみ図示)。なお、契約日記入欄33に上下に対応する位置には領収日記入欄43が設けられ(図4参照、領収証写7についてのみ図示)、また、領収証写7にはラミネートフィルム3の型抜き部35に上下に対応する位置に追記欄47が設けられている(図4参照)。したがって、前記契約報告書16の各記入欄26,27,28,29,30,31,32,33への記入事項が、領収証13、領収証写7、領収証控19の対応する各記入欄36,37,38,39,40,41,42,43に複写記入されることになる(図4参照)。
【0017】
本実施例は以上のように構成したので、図1及び図2状態において、契約報告書16の各記入欄26,27,28,29,30,31,33へ所定事項を記入すると、領収証13、領収証写7、領収証控19の対応する各記入欄36,37,38,39,40,41,43に同一事項が複写記入される(図3及び図4参照)。ここで、図3に示すように、補助用紙5の切り用ミシン目11端部を固定して、前記契約報告書16、前記領収証13、前記領収証控19の自由端から延出している、ラミネートフィルム3と領収証写7の接着端部を把持して引っ張ると、前記ラミネートフィルム3は剥離紙2との非接着端側から徐々に剥離すると同時に、複写記入された前記領収証写7の表面側に順次接着されてこれを被覆していく。
【0018】
この時、ラミネートフィルム3の型抜き部35は剥離紙2に接着したまま残るので、前記ラミネートフィルム3の型抜き部35対応部分は切り欠き状態となって窓部48が形成される。このようにして、図4〜図6に示すように、複写記入面がラミネートフィルム3で被覆され、追記欄47には窓部48が対応位置して追加記入可能な領収証写7が形成される。前記追記欄47には、取り扱った保険代理店名が記入される。また、領収証写7は、保険会社において、記入されている各種のデータに基づき、他の帳票の作成や、顧客管理に使用される。
【0019】
続いて、第2実施例を説明する。図7に示すように、本実施例は、ほぼ同一構成の複写記入ラミネート用紙たる上位領収証綴り101と下位領収証綴り201とを綴じ合わせてなる複写記入ラミネート用紙の組を含む領収証綴りに関するものである。前記上位領収証綴り101は、剥離紙102の剥離処理を施した表面に粘着剤104によって剥離可能に接着した透視可能なラミネートフィルム103を備えている。このラミネートフィルム103の一端側には、所定幅にわたり粘着剤非塗布部103aを設け、前記剥離紙102に対して非接着状態とし、非接着端側であるこの粘着剤非塗布部103a端側の前記ラミネートフィルム103は、前記剥離紙102の端部から延出して形成している。
【0020】
また、剥離紙102の裏面には補助用紙105を粘着剤非塗布部103a端側において接着剤106で綴じ合わせる一方、前記補助用紙105の裏面側に複写記入用紙たる領収証写107を前記粘着剤非塗布部103a端側が前記補助用紙105から延出するよう配置し、この領収証写107の延出部分の表面側とラミネートフィルム103の延出部分の裏面側とを粘着剤108で接着している。この粘着剤108は粘着剤104と同一の組成からなる粘着剤でもよいし、異なった組成からなる粘着剤でもよい。なお、前記領収証写107は保険代理店の担当者が保険会社へ提出するもので、前記ラミネートフィルム103と同一大に形成されている。前記補助用紙105の接着剤106による綴じ合わせ部分の内側には切り用ミシン目125が形成されている。
【0021】
同じく図7に示すように、補助用紙105の剥離紙102との綴じ合わせ端と反対側は前記剥離紙102から延出するよう形成されて切り用ミシン目111が設けられ、この切り用ミシン目111の外側の表面側には、同じく切り用ミシン目112を設けた契約報告書控113の一端が接着剤114で綴じ合わされ、前記契約報告書控113はラミネートフィルム103の表面側に重ねられている。また、前記契約報告書控113の前記切り用ミシン目112の外側には、同じく切り用ミシン目115を設けた契約報告書116の一端が接着剤117で綴じ合わされている。なお、前記契約報告書控113は保険代理店で保管し、前記契約報告書116は保険会社へ提出するものである。そして、契約報告書116、契約報告書控113、補助用紙105は同一大に形成されている。
【0022】
また、剥離紙102と補助用紙105と契約報告書116の各裏面には、ロイコ系染料を内包したマイクロカプセル層からなる発色剤層109,119,121が設けられる一方、前記補助用紙105と領収証写107と契約報告書控113の各表面には、固体酸からなる顕色剤層110,120,122が設けられ、これら対向する各層109,119,121,110,120,122によってノーカーボン複写構造を構成している。なお、図示してはいないが、契約報告書116、補助用紙105、領収証写107の表面には、第1実施例の契約報告書16、領収証写7と同一の記入欄と保険会社表示が設けられ、契約報告書控113の表面には、契約報告書116と同一の記入欄と保険会社表示が設けられている。
【0023】
一方、下位領収証綴り201は、綴じ合わせ端が反対側となっているほかは上位領収証綴り101と同様に構成されている。すなわち、剥離紙202の表面に粘着剤204によって透視可能なラミネートフィルム203を剥離可能に接着し、このラミネートフィルム203の一端側には、所定幅にわたり粘着剤非塗布部203aを設けて前記剥離紙202に対して非接着状態とし、非接着端側であるこの粘着剤非塗布部203a端側の前記ラミネートフィルム203は、前記剥離紙202の端部から延出して形成している。
【0024】
剥離紙202の裏面には補助用紙205を粘着剤非塗布部203a端側において接着剤206で綴じ合わせる一方、前記補助用紙205の裏面側に領収証207を前記粘着剤非塗布部203a端側が前記補助用紙205から延出するよう配置し、この領収証207の延出部分の表面側とラミネートフィルム203の延出部分の裏面側とを粘着剤208で接着している。前記補助用紙205の接着剤206による綴じ合わせ部分の内側には切り用ミシン目225が形成されている。なお、前記領収証207が契約者に手渡される領収証となる。
【0025】
また、剥離紙202と補助用紙205の裏面には、ロイコ系染料を内包したマイクロカプセル層からなる発色剤層219,209が設けられ、前記補助用紙205と領収証207の表面には、固体酸からなる顕色剤層220,210が設けられ、これら対向する各層209,210及び219,220によってノーカーボン複写構造を構成している。そして、領収証写107と補助用紙205とを接着剤130で綴じ合わせ、補助用紙105と領収証207とを接着剤131で綴じ合わせる一方、補助用紙205と領収証207との各綴じ合わせ部分の内側には切り用ミシン目132,133を設けている。
【0026】
さらに、図示してはいないが、補助用紙205と領収証207の表面には、上述した領収証綴り101の補助用紙105、領収証写107と同一の各記入欄及び保険会社表示が設けられている。したがって、契約報告書116の各記入欄(図示せず)への記入事項が、契約報告書控113、補助用紙105、領収証写107、補助用紙205、領収証207の対応する各記入欄(図示せず)に複写記入されることになる(図8、図9参照)。
【0027】
本実施例は以上のように構成したので、契約報告書116の各記入欄(図示せず)へ所定事項を記入すると、契約報告書控113、補助用紙105、領収証写107、補助用紙205、領収証207の対応する各記入欄(図示せず)に同一事項が複写記入される。ここで、補助用紙105と領収証207の綴じ合わせ端部を固定して、ラミネートフィルム103と領収証写107と補助用紙205の接着端部を把持して引っ張ると、各ラミネートフィルム103,203は接着している各剥離紙102,202との非接着端側から徐々に剥離すると同時に、対応する複写記入された領収証写107、領収証207の表面側に順次接着されてこれを被覆していく。
【0028】
このようにして、図8及び図9に示すように、複写記入面がラミネートフィルム103で被覆された領収証写107が剥離紙202及び補助用紙205とともに引き抜かれ、複写記入面がラミネートフィルム203で被覆された領収証207が契約報告書116、契約報告書控113、剥離紙102及び補助用紙105とともに残って、互いに分離された状態となる。そして、切り用ミシン目132を破断すれば、ラミネートフィルム103で被覆された領収証写107を分離することができ、また、切り用ミシン目133を破断すれば、ラミネートフィルム203で被覆された領収証207を分離することができる。ラミネートフィルム203で被覆された領収証207は契約者に手渡される一方、ラミネートフィルム103で被覆された領収証写107は、保険会社において、記入されている各種のデータに基づき、他の帳票の作成や、顧客管理に使用される。
【0029】
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば、ラミネートフィルム3の型抜き部35と同様の型抜き部を、各ラミネートフィルム103,203の少なくとも一方に設けてもよく、また、前記型抜き部35をラミネートフィルム3に設けなくてもよい。さらに、剥離紙2と補助用紙5との対向面に複写構造を設けて、前記補助用紙5を複写記入用紙として使用することもできるし、各剥離紙102,202と各補助用紙105,205との対向面に設けた各複写構造119,120,219,220は設けなくてもよい。またさらに、契約報告書控113を領収証として構成する一方、領収証207を領収証写として構成することもできる。
【0030】
また、本発明は領収証綴り1,101,201以外にも適用可能であり、この場合には、用途に応じて綴じ合わせる用紙の枚数や記入内容が決定されるが、ラミネートフィルム3,103,203、剥離紙2,102,202、補助用紙5,105,205、領収証写7,107、領収証207及び複写構造9,10,109,110,209,210に対応する構成要素が存在すればたり、他の構成要素は必ずしも設ける必要はない。そして、補助用紙5,105に対応する構成要素を記入用紙とし、その表面に記入した事項を領収証写7,107、領収証207に複写記入するよう構成すればよい。さらに、複写構造はノーカーボン式に限らず、自己発色式やカーボン式を採用してもよいものである。さらにまた、ラミネートフィルム3,103,203による被覆は、改ざん防止が必要な複写記入部分のみを対象として部分的に行ってもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、本発明によれば、ラミネートフィルムと複写記入用紙、あるいはこれに加えて下位の補助用紙を引っ張るという簡単な動作で、特別な位置合わせをすることなく1つあるいは2つの複写記入用紙の複写記入面をラミネートフィルムで確実に被覆することができ、また、複写記入事項の改ざん防止が可能になるほか、複写記入用紙の剛度が強化されるとともに、耐久性が向上するという効果を奏する。また、ラミネートフィルムに型抜き部を設けた場合には、前記型抜き部に対応して窓部が形成されるので、被覆した複写記入用紙に前記窓部から追加記入できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】領収証綴りの第1実施例を示す平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】ラミネートフィルムを領収証写に接着する状態を示す概略的な断面図。
【図4】領収証写をラミネートフィルムで被覆した状態の平面図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】図4のC−C線断面図。
【図7】領収証綴りの第2実施例を示す断面図。
【図8】領収証をラミネートフィルムで被覆した状態の断面図。
【図9】領収証写をラミネートフィルムで被覆した状態の断面図。
【符号の説明】
1 領収証綴り
101 上位領収証綴り
201 下位領収証綴り
2,102,202 剥離紙
3,103,203 ラミネートフィルム
3a,103a,203a 非接着部
4,8,104,108,204,208 粘着剤
5,105,205 補助用紙
6,14,17,20,106,114,117,130,131,206接着剤
7,107 領収証写
9,21,23,109,119,121,209,219 発色剤層
10,22,24,110,120,122,210,220 顕色剤層
11,12,15,18,111,112,115,125,132,133,225 切り用ミシン目
13,113,207 領収証
16,116 契約報告書
113 契約報告書控
19 領収証控
35 型抜き部
48 窓部

Claims (4)

  1. ラミネートフィルムと複写記入用紙とを一端部で接着し、これらラミネートフィルムと複写記入用紙の間に、一端で綴じ合わせた剥離紙と補助用紙をその綴じ合わせ端がラミネートフィルムと複写記入用紙との前記接着端側に位置するよう配置し、前記ラミネートフィルムと前記剥離紙とを前記綴じ合わせ端側に非接着部分を設けて剥離可能に接着するとともに、前記補助用紙の表面側から加わる圧力で前記複写記入用紙の表面に複写記入するよう複写構造を設けたことを特徴とする複写記入ラミネート用紙。
  2. ラミネートフィルムの剥離可能な接着部分に、剥離紙に達するスリットによって型抜き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の複写記入ラミネート用紙。
  3. ラミネートフィルムと複写記入用紙とを一端部で接着し、これらラミネートフィルムと複写記入用紙の間に、一端で綴じ合わせた剥離紙と補助用紙をその綴じ合わせ端がラミネートフィルムと複写記入用紙との前記接着端側に位置するよう配置し、前記ラミネートフィルムと前記剥離紙とを前記綴じ合わせ端側に非接着部分を設けて剥離可能に接着するとともに、前記補助用紙の表面側から加わる圧力で前記複写記入用紙の表面に複写記入するよう複写構造を設けて複写記入ラミネート用紙となし、2つの複写記入ラミネート用紙を、互いのラミネートフィルムと複写記入用紙との接着端が反対側に位置するよう重ね合わせ、上位の複写記入ラミネート用紙の複写記入用紙と下位の複写記入ラミネート用紙の補助用紙とを上位のラミネートフィルムと複写記入用紙との接着端側で綴じ合わせるとともに、上位の複写記入ラミネート用紙の補助用紙と下位の複写記入ラミネート用紙の複写記入用紙とを下位のラミネートフィルムと複写記入用紙との接着端側で綴じ合わせ、上位の補助用紙の表面側から加わる圧力で各複写記入用紙の表面に複写記入するよう構成したことを特徴とする複写記入ラミネート用紙の組。
  4. 少なくとも1つのラミネートフィルムの剥離可能な接着部分に、剥離紙に達するスリットによって型抜き部を設けたことを特徴とする請求項3記載の複写記入ラミネート用紙の組。
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