JP3821700B2 - 領収証綴り帳票 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、控票と台紙とを三周縁で封筒状に綴じ合わせた間に、領収証などの複数枚の帳票を分離可能に綴じ合わせてなる領収証綴り帳票に関し、特に、領収金額の改ざん防止を図った領収証綴り帳票に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における領収金額の改ざん防止を図った領収証綴り帳票としては、例えば、領収証の上位にある控票から領収金額を書き込むと、控票の裏面に発色痕跡が残るようにしたり、領収証綴り帳票から領収証を引き抜くと、領収証の領収金額欄がフィルムでラミネートされて記入不可能にしたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した各従来例によると、控票を捲り上げて領収証の上に複写用紙を重ねるなどして、控票に記入した金額と相違する金額を領収証に複写記入可能であるという不都合を有している。本発明は、この不都合を解消して領収金額の改ざん防止を図った領収証綴り帳票を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の請求項1に記載した領収証綴り帳票は、台紙上にこれと天地方向幅が同一の控票を三周縁において綴じ合わせ、これら台紙と控票との間に、領収証を含む前記台紙と前記控票より天地方向幅が狭い複数枚の帳票を重ねて、前記三周縁のうち対向縁が綴じ合わされていない一縁で前記控票及び台紙とともに綴じ合わせるとともに分離可能となし、前記複数枚の帳票はこの綴じ合わせ縁と反対縁では少なくとも前記控票とともに綴じ合わせて分離可能となし、前記最上位の控票に記入することによって前記領収証を含む下位の各帳票の所定欄に複写記入されるようになす一方、前記台紙は基紙に剥離紙を粘着剤で剥離可能に接着してなり、前記剥離紙には切り込みを入れて剥離部を区画形成するとともに、この剥離部の剥離開始端側をその直上に位置する帳票の下面に接着し、前記控票と前記台紙との間に位置する各帳票を分離すると、前記剥離部が剥離されて露出した粘着剤により前記控票と前記台紙とが接着するよう構成したものである。
【0005】
また、本発明の請求項2に記載した領収証綴り帳票は、台紙上にこれと天地方向幅が同一の控票を三周縁において綴じ合わせ、これら台紙と控票との間に、領収証を含む前記台紙と前記控票より天地方向幅が狭い複数枚の帳票を重ねて、前記三周縁のうち対向縁が綴じ合わされていない一縁側では互いに分離可能に綴じ合わせるとともに、この綴じ合わせ縁と反対縁では少なくとも前記控票とともに綴じ合わせて分離可能となし、前記最上位の控票に記入することによって前記領収証を含む下位の各帳票の所定欄に複写記入されるようになす一方、前記台紙は基紙に剥離紙を粘着剤で剥離可能に接着してなり、前記剥離紙には切り込みを入れて剥離部を区画形成するとともに、この剥離部の剥離開始端側をその直上に位置する帳票の下面に接着し、前記控票と前記台紙との間に位置する各帳票を分離すると、前記剥離部が剥離されて露出した粘着剤により前記控票と前記台紙とが接着するよう構成したものである。
【0006】
上述した各構成において、剥離紙の剥離部は、剥離開始端側の面積を他の部分より小さく形成すると、剥離開始時の動作を円滑になしうる。また、この剥離部における剥離開始端側に、基紙と非接着状態にある非接着部を設けることによって、剥離開始時の動作はより一層円滑になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を保険料領収証に適用した場合の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1〜図4は第1実施形態を示すもので、図1は領収証綴り帳票の概略的な断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は分解斜視図、図4は領収証をはじめとする分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図である。また、図5及び図6は第2実施形態を示すもので、図5は領収証綴り帳票の概略的な断面図、図6は領収証をはじめとする分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図である。さらに、図7及び図8は第3実施形態を示すもので、図7は領収証綴り帳票の概略的な断面図、図8は領収証をはじめとする分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図である。図9及び図10は第4実施形態を示すもので、図9は領収証綴り帳票の概略的な断面図、図10は領収証をはじめとする分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図である。
【0008】
まず、図1〜図4に基づいて第1実施形態を説明する。図1〜図3に示すように、領収証綴り帳票1は、上位から保険会社の控えとなる会社控票2、保険代理店の控えとなる代理店控票3、保険料納入者に発行する領収証4,保険会社に提出する報告票5を、下敷きを兼ねる台紙6上に重ねて一縁側で接着剤7により線綴じしてなる。代理店控票3、領収証4、報告票5はすべて同一大であるが、会社控票2と台紙6の天地方向幅は他の各帳票3〜5よりも長く、また前記台紙6の左右方向幅は他の各帳票2〜5よりも短く形成している。そして、前記会社控票2、代理店控票3、領収証4、報告票5は、前記綴じ合わせ端と平行な一縁側でも接着剤8により線綴じし、前記会社控票2と前記台紙6は、前記綴じ合わせ縁と直交する二縁でも接着剤7aにより綴じ合わせている。すなわち、前記会社控票2と前記台紙6とは封筒状に三周縁を綴じ合わせている。
【0009】
代理店控票3、領収証4、報告票5の各綴じ部分の内側には、切り用ミシン目9〜14を設けている。このうち、接着剤7による綴じ部分側の切り用ミシン目9,10,11は、図3で理解できるように、カット部分の長い、容易に破断可能な構成となっている。また、接着剤8による綴じ部分側の切り用ミシン目12,13,14は、同じく図3で理解できるように、一般的なミシン目で形成している。図1に示すように、代理店控票3と領収証4と報告票5は、各切り用ミシン目9,10,11の内側でも接着剤15により綴じ合わされるとともに、さらにその内側に一般的なミシン目である切り用ミシン目16,17,18を設けている。また、会社控票2の接着剤8による綴じ合わせ側には、図3で理解できるように、カット部分の長い、容易に破断可能なミシン目19を設けている。
【0010】
図3に示すように、会社控票2の表面には、「保険料控票(会社用)」なる表題20の下に、あて先記入欄21、発行番号22、領収金額記入欄23、領収年月日記入欄24を設けている。代理店控票3の表面には「保険料控票(代理店用)」なる表題(図示せず)の下に、あて先記入欄(図示せず)、発行番号25、領収金額記入欄26、領収年月日記入欄27を設けている。領収証4の表面には「保険料領収証」なる表題28の下に、あて先記入欄29、発行番号30、領収金額記入欄31、領収年月日記入欄32を設けるほか、発行会社名及び捺印表示33を設けている。報告票5の表面には「報告票」なる表題(図示せず)の下に、あて先記入欄及び発行番号(いずれも図示せず)、領収金額記入欄34、領収年月日記入欄35を設けている。
【0011】
そして、図示していないが、会社控票2と代理店控票3と領収証4と報告票5との各対向面には、相対的に公知の複写構造を設け、最上位に位置する前記会社控票2の各記入欄21,23,24に記入した内容が、下位に位置する各帳票3,4,5の対応する各記入欄26,27,29,31,32,34,35に複写記入されるよう構成している。なお、複写構造としては、カーボン方式、ノンカーボン方式のいずれでもよく、また自己発色方式でもよいなど、その構成を問わない。
【0012】
図1及び図2に示すように、台紙6は、基紙36に粘着剤37を介して裏面側に剥離処理を施した剥離紙38を剥離可能に接着してなる。前記剥離紙38には切り込み39によって剥離部40を区画形成している。この剥離部40は剥離開始端側がほぼ半円形状で、ここから幅が徐々に広がるように形成され、剥離開始端側の面積が小さくなっている。図1で理解できるように、剥離部40の剥離開始端側は、その表面側の一部で接着剤41によって直上の報告票5の裏面に接着される一方、その裏面側には粘着剤37が存在しない非接着部42を設けている。
【0013】
本実施形態は以上のように構成したので、領収証4を発行するにあたっては、会社控票2のあて先記入欄21、領収金額記入欄23、領収年月日記入欄24に所定事項を記入すると、同一内容が代理店控票3、領収証4、報告票5の対応する各記入欄26,27,29,31,32,34,35に複写記入される。この時、領収証4はその平行に位置する一対の端部で代理店控票3と報告票5に綴じ合わされ、これら各帳票3,4,5は三周縁を綴じ合わせた会社控票2と台紙6との間に綴じ合わされているので、会社控票2及び代理店控票3を捲り上げて、前記領収証4に記入することはできない。
【0014】
次いで、各切り用ミシン目9,10,11,19を破断して、代理店控票3、領収証4、報告票5を引き抜くように分離すると、報告票5の裏面側に接着剤41で接着している剥離紙38の剥離部40が基紙36から剥離され、この剥離部40に対応する粘着剤37が露出して、図4に示すように、会社控票2の裏面が露出した粘着剤37で台紙6に接着する。この際、剥離部40の剥離開始端側はの面積は他の部分より小さく、また、非接着部42を設けたので、剥離部40の剥離動作は容易になされる。そして、会社控票2と台紙6とが接着状態にあるので、分離した代理店控票3、領収証4、報告票5を、分離前のような重ね合わせ状態に復帰させることはできない。
【0015】
このため、会社控票2に記入する前に、各票3,4,5を分離すると、各切り用ミシン目12,13,14,16,17,18を破断して、領収証4への単独記入が可能になるが、前記会社控票2に記入して、他の各票3,4,5に同時に複写記入することは不可能になる。したがって、領収証4の記入金額を会社控票2、代理店控票3及び報告票5の記入金額と異ならせて記入して、領収証4の金額を改ざんすることは困難である。
【0016】
次に、図5及び図6に基づいて第1実施形態の変形例である第2の実施形態を説明する。この第2実施形態の領収証綴り帳票51が上述した第1実施形態の領収証綴り帳票1と相違するのは、図5に示すように、台紙52の左右方向幅を他の各票2,3,4,5と同一長とし、接着剤53で報告票5と線綴じすることにより、会社控票2と台紙52の四周縁を綴じ合わせ、この接着剤53による綴じ合わせ部分の内側に切り用ミシン目54を設けた点にある。前記切り用ミシン目54は、会社控票2の切り用ミシン目19と同様のカット部の長い容易に破断可能なミシン目であり、これら切り用ミシン目19,54は上下に対応する位置にある。他の構成については上述した第1実施形態と同一であるから、対応する構成要素に同一符号を付するに止め、詳細な説明は省略する。
【0017】
この領収証綴り帳票51の使用方法も上述の第1実施形態と同様であり、相違するのは、代理店控票3,領収証4,報告票5を分離する際に、台紙52の切り用ミシン目54を会社控票2の切り用ミシン目19とともに破断する点だけである。したがって、図6に示すように、前記各票3,4,5を分離すると、台紙52の切り用ミシン目54から外側の部分も、報告票5の下面に接着剤53で接着された状態で分離する。他の点については、上述の第1実施形態と同様であるから説明は省略する。
【0018】
続いて、図7及び図8に基づいて第3の実施形態を説明する。図7に示すように、領収証綴り帳票71は、上位から保険会社の控えとなる会社控票72、保険代理店の控えとなる代理店控票73、保険料納入者に発行する領収証74,保険会社に提出する報告票75、下敷きを兼ねる台紙76を重ね合わせてなる。代理店控票73、領収証74、報告票75はすべて同一大であるが、会社控票72と台紙76の天地方向幅は他の各帳票73,74,75よりも長く、また前記台紙76の左右方向幅は他の各帳票72〜75よりも短く、さらに前記会社控票72の左右方向幅は他の各帳票73,74,75より若干長く形成している。
【0019】
そして、会社控票72と台紙76とは、第1実施形態と同様に、封筒状に三周縁で接着剤77で綴じ合わせている(図2参照)。これら会社控票72と台紙76の間に位置する代理店控票73、領収証74、報告票75は、一縁側で接着剤78により互いに線綴じするとともに、この綴じ合わせ縁と平行な一縁側でも接着剤79により線綴じし、前記代理店控票73は前記会社控票72とも接着剤79により綴じ合わせている。
【0020】
代理店控票73、領収証74、報告票75の各綴じ部分の内側には、切り用ミシン目80〜85を設けている。図示していないが、これら各切り用ミシン目80〜85は一般的なミシン目で形成している(図3参照)。一方、会社控票72の接着剤79による綴じ部分内側にも切り用ミシン目86を設け、この切り用ミシン目86は、図示していないが、カット部分の長い、容易に破断可能な構成となっている(図3参照)。
【0021】
同じく図示していないが、会社控票72、代理店控票73、領収証74、報告票75の表面には、上述した第1の実施形態と同一の各表示をなすとともに、同一の各記入欄を設けている(図3参照)。そして、同様に図示していないが、会社控票72と代理店控票73と領収証74と報告票75との各対向面には、相対的に公知の複写構造が設けられ、最上位に位置する前記会社控票72の各記入欄に記入した内容が、下位に位置する各帳票73,74,75の対応する各記入欄に複写記入されるよう構成している。
【0022】
図7に示すように、台紙76は、基紙87に粘着剤88を介して裏面側に剥離処理を施した剥離紙89を剥離可能に接着してなる。前記剥離紙89には切り込み90によって剥離部91を区画形成している。図示していないが、前記剥離部91は剥離開始端側がほぼ半円形状で、ここから幅が徐々に広がるように形成され、剥離開始端側の面積が他の部分より小さくなっている(図3参照)。図7で理解できるように、剥離部91の剥離開始端側は、その表面側の一部で接着剤92によって直上の報告票75の裏面に接着される一方、その裏面側には粘着剤88が存在しない非接着部93を設けている。
【0023】
以上のように構成した本実施形態の使用方法も、上述した第1の実施形態と同様であり、領収証74を発行するにあたっては、会社控票72の各記入欄に所定事項を記入すると、同一内容が代理店控票73、領収証74、報告票75の対応する各記入欄に複写記入される。この時、領収証74はその平行に位置する一対の縁部で代理店控票73と報告票75に綴じ合わされ、これら各票73,74,75は三周縁を綴じ合わせた会社控票72と台紙76との間に綴じ合わされているので、会社控票72及び代理店控票73を捲り上げて、前記領収証74に記入することはできない。
【0024】
次いで、切り用ミシン目86を破断して、代理店控票73、領収証74、報告票75を分離すると、報告票75の裏面側に接着剤92で接着している剥離紙89の剥離部91が基紙87から剥離され、この剥離部91に対応する粘着剤88が露出して、図8に示すように、会社控票72の裏面が露出した粘着剤88で台紙87に接着する。この際、剥離部91の剥離開始端側の面積は他の部分より小さく、また、非接着部93を設けたので、剥離部91の剥離動作は容易になされる。そして、会社控票72と台紙76とが接着状態にあるので、分離した代理店控票73、領収証74、報告票75を、分離前のような重ね合わせ状態に復帰させることはできない。
【0025】
このため、会社控票72に記入する前に、各帳票73,74,75を分離すると、各切り用ミシン目80〜85を破断して、領収証74への単独記入が可能になるが、前記会社控票72に記入して、代理店控票73と報告票75に同時に複写記入することは不可能になる。したがって、領収証74の記入金額を会社控票72、代理店控票73及び報告票75の記入金額と異ならせて記入して、領収証74の金額を改ざんすることは困難である。
【0026】
次に、図9及び図10に基づいて第3実施形態の変形例である第4の実施形態を説明する。この第4実施形態の領収証綴り帳票101が上述した第3実施形態の領収証綴り帳票71と相違するのは、図9に示すように、台紙102の左右方向幅を会社控票72と同一長とし、接着剤103で報告票75と線綴じすることにより、会社控票72と台紙102の四周縁を綴じ合わせ、前記接着剤103による綴じ合わせ部分の内側に切り用ミシン目104を設けた点にある。前記切り用ミシン目104は、会社控票72の切り用ミシン目86と同様のカット部の長い容易に破断可能なミシン目であり、これら切り用ミシン目86,104は上下に対応する位置にある。他の構成については上述した第3実施形態と同一であるから、対応する構成要素に同一符号を付するに止め、詳細な説明は省略する。
【0027】
この領収証綴り帳票101の使用方法も上述の第3実施形態と同様であり、相違するのは、代理店控票73,領収証74,報告票75を分離する際に、台紙102の切り用ミシン目104を会社控票72の切り用ミシン目86とともに破断する点だけである。したがって、図10に示すように、前記各帳票73,74,75を分離すると、台紙102の切り用ミシン目104から外側の部分も、報告票75の下面に接着剤103で接着された状態で分離する。他の点については、上述の第3実施形態と同様であるから説明は省略する。
【0028】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、領収証綴り帳票1,51,71,101を構成する帳票は、領収証4,74を含んでいる限り、他の帳票の種類や枚数は適宜変更可能である。また、剥離部40,91の形状についても図示したものに限らず適宜変更可能である。さらに、非接着部42,93を、前記剥離部40,91の剥離開始端の切り込み39,90と対応する位置に設けると、剥離開始動作は最も容易である。しかし、非接着部42,93は必ずしも設ける必要はない。さらにまた、領収証綴り帳票1,51,71,101を多数重ね合わせて綴じ合わせ、領収証綴り帳票1,51,71,101の組として構成してもよい。この場合には、台紙6,52,76,102とこれに接着する控票、上述の実施形態では会社控票2,72が、組の中に綴じられた状態で残ることになる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、本願請求項1の発明によれば、控票と台紙とを三周縁で綴じ合わせ、かつ、残りの一縁でも少なくとも控票を他の帳票と綴じ合わせたので、控票を捲り上げたり他の用紙を控票の下に介在させて領収証に複写記入することはできず、領収証をはじめとする各帳票への同時の複写記入は所定状態に重ね合わせた綴じ合わせ状態でないと行うことができない一方、一旦領収証を分離すると再度同一の重ね合わせ状態に復帰させることはできないので、領収証に複写記入する金額を他の帳票と異ならせて表示することは困難となり、改ざん防止を図ることができるという効果を奏する。
【0030】
また、本願請求項2の発明によれば、本願請求項1の発明の効果に加え、分離する各帳票は一縁側でのみ少なくとも控票と綴じ合わされ、他縁側では互いに綴じ合わされているが、控票と台紙とは綴じ合わされていないので、分離動作がより容易であるという効果を奏する。
【0031】
さらに、本願請求項3の発明によれば、上述した各効果に加えて、領収証をはじめとする帳票の分離にともなう剥離部の剥離を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0032】
さらに、本願請求項4の発明によれば、上述した各効果に加えて、上述した剥離部の剥離をより一層円滑になしえるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す領収証綴り帳票の概略的な断面図。
【図2】同じく図1のA−A線断面図。
【図3】同じく分解斜視図。
【図4】同じく分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図。
【図5】第2実施形態を示す領収証綴り帳票の概略的な断面図。
【図6】同じく分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図。
【図7】第3実施形態を示す領収証綴り帳票の概略的な断面図。
【図8】同じく分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図。
【図9】第4実施形態を示す領収証綴り帳票の概略的な断面図。
【図10】同じく分離可能な帳票を綴りから分離した状態の概略的な断面図。
【符号の説明】
1,51,71,101 領収証綴り帳票
2,72 会社控票
3,73 代理店控票
4,74 領収証
5,75 報告票
6,52,76,102 台紙
7,7a,8,15,41,53,78,79,92,103 接着剤
9,10,11,12,13,14,16,17,18,19,54,80,81,82,83,84,85,86,104 切り用ミシン目
20,28 表題
21,29 あて先記入欄
22,25,30 発行番号
23,26,31,34 領収金額記入欄
24,27,32,35 領収年月日記入欄
33 発行会社名及び捺印表示
36,87 基紙
37,88 粘着剤
38,89 剥離紙
39,90 切り込み
40,91 剥離部
Claims (4)
- 台紙上にこれと天地方向幅が同一の控票を三周縁において綴じ合わせ、これら台紙と控票との間に、領収証を含む前記台紙と前記控票より天地方向幅が狭い複数枚の帳票を重ねて、前記三周縁のうち対向縁が綴じ合わされていない一縁で前記控票及び台紙とともに綴じ合わせるとともに分離可能となし、前記複数枚の帳票はこの綴じ合わせ縁と反対縁では少なくとも前記控票とともに綴じ合わせて分離可能となし、前記最上位の控票に記入することによって前記領収証を含む下位の各帳票の所定欄に複写記入されるようになす一方、前記台紙は基紙に剥離紙を粘着剤で剥離可能に接着してなり、前記剥離紙には切り込みを入れて剥離部を区画形成するとともに、この剥離部の剥離開始端側をその直上に位置する帳票の下面に接着し、前記控票と前記台紙との間に位置する各帳票を分離すると、前記剥離部が剥離されて露出した粘着剤により前記控票と前記台紙とが接着することを特徴とする領収証綴り帳票。
- 台紙上にこれと天地方向幅が同一の控票を三周縁において綴じ合わせ、これら台紙と控票との間に、領収証を含む前記台紙と前記控票より天地方向幅が狭い複数枚の帳票を重ねて、前記三周縁のうち対向縁が綴じ合わされていない一縁側では互いに分離可能に綴じ合わせるとともに、この綴じ合わせ縁と反対縁では少なくとも前記控票とともに綴じ合わせて分離可能となし、前記最上位の控票に記入することによって前記領収証を含む下位の各帳票の所定欄に複写記入されるようになす一方、前記台紙は基紙に剥離紙を粘着剤で剥離可能に接着してなり、前記剥離紙には切り込みを入れて剥離部を区画形成するとともに、この剥離部の剥離開始端側をその直上に位置する帳票の下面に接着し、前記控票と前記台紙との間に位置する各帳票を分離すると、前記剥離部が剥離されて露出した粘着剤により前記控票と前記台紙とが接着することを特徴とする領収証綴り帳票。
- 剥離紙の剥離部は、剥離開始端側の面積を他の部分より小さく形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載した領収証綴り帳票。
- 剥離紙の剥離部における剥離開始端側に、基紙と非接着状態にある非接着部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した領収証綴り帳票。
Priority Applications (1)
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