JP3584783B2 - コネクター保持用治具 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクター保持用治具に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの端部に取付けられたコネクターを保持して該コネクターおよびワイヤハーネスの端部にカバーを装着するためのコネクター保持用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両に装着されるワイヤハーネスにあっては、その端部に設けられたコネクターを種々の電気機器に接続する必要がある。特に、コネクターおよびコネクターが接続される電気機器に水等が侵入したり、コネクターが他部材と干渉して損傷すること等のおそれがある箇所にワイヤハーネスを配設する場合(2輪者のスタータスイッチ等にコネクターを取付ける等)には、予めコネクターの外周部にカバーを取付けておき、コネクターをスタータスイッチ等に接続する際に、カバーによってスタータスイッチおよびコネクターを保護するようにしている。
【0003】
従来のこの種のカバーを備えたワイヤハーネスとしては、例えば、図4に示すようなものがある。図4(a)において、1はワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス1の外周部はビニールチューブ1aが被覆されている。また、ワイヤハーネス1の端部にはコネクター2が取付けられており、このコネクター2およびワイヤハーネス1の端部にはL字形のカバー3が取付けられ、カバー3はテープ4によってワイヤハーネス1の端部に取付けられている。
【0004】
また、カバー3の先端部にはテーパ3aが形成されており、このテーパ3aによってカバー3の先端部の一部が長尺に形成されている。このようにしたのは、カバー3をコネクター2に装着したときにカバー3によってコネクター2の全てを覆うのではなく、コネクター2をスタータスイッチ等に接続したときにコネクター2の接続方向によって他部材と干渉するコネクター2部分をカバー3の長尺部分Aによって保護するためである。
【0005】
このカバー3をコネクター2およびワイヤハーネス1の端部に取付けるには、図4(b)に示すU字状の治具5が用いられる。具体的には、ワイヤハーネス1の配線後にワイヤハーネス1の外部にカバー3を取付けてワイヤハーネス3の端部をL字形に曲げた後、ワイヤハーネス3の端部にコネクター2を取付ける。
【0006】
次いで、このワイヤハーネス3の端部を治具5に載置した後、カバー3をコネクター2側に移動させてコネクター2の外周部に被覆した後、メジャー等を使用してカバー3の先端部をコネクター2から先方に所定の量(例えば、15mm)だけ引出す。次いで、テープ4によってワイヤハーネス1の端部にカバー3を固定することにより、カバー3の取付け作業を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のカバー3の装着方法にあっては、治具5にワイヤハーネス1を載置して行なっていたため、コネクター2がフリーの状態となってしまい、このような状態でメジャーを使ってカバー3をコネクター2から引出してテープ止めする作業が非常に面倒で長時間要してしまうという問題があった。
【0008】
また、コネクター2がフリーの状態であるため、図5(a)に示すようにコネクター2の方向とカバー3の先端部の長尺部分Aを仕様通りに一致したいのにも拘らず、図5(b)に示すようにカバー3の取付け時にコネクター2の方向とカバー3の先端部の長尺部分Aが逆になってしまい、保護したいコネクター2部分を確実に保護することができないことがあった。
【0009】
そこで本発明は、カバーの先端部をコネクターから簡単に引出してカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けることができるようにして、カバーの取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバーの取付け作業の作業性を向上させることができる上に、コネクターの方向を一定にしてカバーの引出し部分とコネクターの保護部分を一致させることができるコネクター保持用治具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、ワイヤハーネスの端部に取付けられたコネクターを保持して該コネクターおよびワイヤハーネスの端部にカバーを装着するためのコネクター保持用治具であって、上端が開口し、該開口を通してコネクターを収容する収納室を有する本体と、該本体の底部から下方に延在するとともに、延在方向先端部にストッパー部を有するガイド板とを備え、前記収容室にコネクターを収納して該コネクターおよび前記本体の外周部を前記カバーで覆ったときに、前記ストッパー部にカバーの先端部を当接させるようにしたことを特徴としている。
【0011】
その場合、コネクターを本体に固定することができるとともに、コネクターおよび本体の外周部をカバーで覆ったときに、ストッパー部にカバーの先端部を当接させることができるため、コネクターからのカバーの引出し量を容易に設定することができ、この状態でカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けることができる。この結果、カバーの取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバーの取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0012】
また、コネクターを本体に取付ける際にコネクターの方向を一定にすることができるため、カバーの先端部に長尺部分が存在する場合には、この長尺部分とコネクターの保護部分を一致させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1〜3は本発明に係るコネクター保持用治具の一実施形態を示す図である。
【0015】
まず、構成を説明する。図1において、11はワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス11の外周部はビニールチューブ11aが被覆されている。また、ワイヤハーネス11の端部にはコネクター12が取付けられており、このコネクター12およびワイヤハーネス11の端部にはL字形のカバー13が取付けられ、カバー13はテープ14によってワイヤハーネス11の端部に取付けられている。なお、この際にカバー13の基端部とビニールチューブ11aは一部分がオーバーラップされている。
【0016】
また、カバー13の先端部にはテーパ13aが形成されており、このテーパ13aによってカバー13の先端部の一部が長尺に形成されている。このようにしたのは、カバー13をコネクター12に装着したときにカバー13によってコネクター12の全てを覆うのではなく、コネクター12をスタータスイッチ等に接続したときにコネクター12の接続方向によって他部材と干渉するコネクター12部分をカバー13の長尺部分Bによって保護するためである。
【0017】
図2において、符号15はコネクター保持用治具であり、この治具15は上端が開口し、該開口を通してコネクター12を収容する収納室16を有する本体17を備えている。この本体17にはガイド板18が設けられており、このガイド板18は本体17の底部17aから下方に延在するとともに、延在方向先端部にストッパー部18aが形成されている。
【0018】
また、本体17の側板の一部分は上方に延在する延在部19を有しており、この延在部19はガイド板18に対向している。また、延在部18aの延在方向先端部にはストッパー部19aが形成されており、このストッパー部19aはテープ14の巻端位置に規制するとともに、カバー13の折り曲げ部分をガイドするものである。また、本体17の底部17a背面には棒状部材20が設けられており、この棒状部材20は図示しないワイヤハーネス組立用基板に立設されている。
【0019】
次に、カバー13をコネクター12およびワイヤハーネス11の端部に取付ける方法を説明する。
【0020】
まず、ワイヤハーネス組立用基板によってワイヤハーネス11を配線し、このワイヤハーネス1の外部にカバー13を取付けてワイヤハーネス13の端部をL字形に曲げた後、ワイヤハーネス13の端部にコネクター12を取付ける。
【0021】
次いで、コネクター12の方向を任意の方向になるようにしてコネクター12を収容室16に収容する。なお、コネクター12の任意の方向とは、カバー13の長尺部分Bとコネクター12の保護部分が一致する方向のことであり、本実施形態の場合には、ガイド板18に対向する部分がコネクター12の保護部分である。
【0022】
コネクター12を収容室16に収容した後、図3に示すようにコネクター12および本体17の外周部をカバー13で覆った後、カバー13の長尺部分Bがストッパー部18aに当接するまでカバー13を移動させた後、テープ14によってカバー13をワイヤハーネス11の端部に取付ける。このとき、テープ14の巻端がストッパー部19aに当接したときにテープ巻作業を終了する。
【0023】
このように本実施形態では、上端が開口し、開口を通してコネクター12を収容する収納室16を有する本体17と、本体17の底部17aから下方に延在するとともに、延在方向先端部にストッパー部18aを有するガイド板18とからコネクター保持用治具15を構成したため、コネクター12を本体17に固定することができるとともに、コネクター12および本体17の外周部をカバーで覆ったときに、ストッパー部18aにカバー13の長尺部分Bを当接させることができる。
【0024】
このため、コネクター12からのカバー13の引出し量を容易に設定することができ、この状態でカバー13をコネクター12およびワイヤハーネス11の端部に取付けることができる。この結果、カバー13の取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバー13の取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0025】
また、コネクター12を本体17に取付ける際にコネクター17の方向を一定にすることができるため、カバー13の長尺部分Bとコネクター12の保護部分を一致させることができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、コネクターを本体に固定することができるとともに、コネクターおよび本体の外周部をカバーで覆ったときに、ストッパー部にカバーの先端部を当接させることができるため、コネクターからのカバーの引出し量を容易に設定することができ、この状態でカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けることができる。この結果、カバーの取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバーの取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0027】
また、コネクターを本体に取付ける際にコネクターの方向を一定にすることができるため、カバーの先端部に長尺部分が存在する場合には、この長尺部分とコネクターの保護部分を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクター保持用治具の一実施形態を示す図であり、その保持用治具によってカバーが取付けられたワイヤハーネスの構成図である。
【図2】(a)は一実施形態の保持用治具を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその底面図である。
【図3】コネクターを組立用治具で保持してカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けた状態を示す図である。
【図4】(a)はカバーが取付けられたワイヤハーネスの構成図、(b)は従来の治具によってカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けた状態を示す図である。
【図5】(a)はカバーの長尺部分とコネクターの取付け方向が一致した状態を示す図4のX方向矢視図、(b)はカバーの長尺部分とコネクターの取付け方向が一致しない状態を示す図4のX方向矢視図である。
【符号の説明】
11 ワイヤハーネス
12 コネクター
13 カバー
15 コネクター保持用治具
16 収納室
17 本体
18 ガイド板
18a ストッパー部
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクター保持用治具に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの端部に取付けられたコネクターを保持して該コネクターおよびワイヤハーネスの端部にカバーを装着するためのコネクター保持用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両に装着されるワイヤハーネスにあっては、その端部に設けられたコネクターを種々の電気機器に接続する必要がある。特に、コネクターおよびコネクターが接続される電気機器に水等が侵入したり、コネクターが他部材と干渉して損傷すること等のおそれがある箇所にワイヤハーネスを配設する場合(2輪者のスタータスイッチ等にコネクターを取付ける等)には、予めコネクターの外周部にカバーを取付けておき、コネクターをスタータスイッチ等に接続する際に、カバーによってスタータスイッチおよびコネクターを保護するようにしている。
【0003】
従来のこの種のカバーを備えたワイヤハーネスとしては、例えば、図4に示すようなものがある。図4(a)において、1はワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス1の外周部はビニールチューブ1aが被覆されている。また、ワイヤハーネス1の端部にはコネクター2が取付けられており、このコネクター2およびワイヤハーネス1の端部にはL字形のカバー3が取付けられ、カバー3はテープ4によってワイヤハーネス1の端部に取付けられている。
【0004】
また、カバー3の先端部にはテーパ3aが形成されており、このテーパ3aによってカバー3の先端部の一部が長尺に形成されている。このようにしたのは、カバー3をコネクター2に装着したときにカバー3によってコネクター2の全てを覆うのではなく、コネクター2をスタータスイッチ等に接続したときにコネクター2の接続方向によって他部材と干渉するコネクター2部分をカバー3の長尺部分Aによって保護するためである。
【0005】
このカバー3をコネクター2およびワイヤハーネス1の端部に取付けるには、図4(b)に示すU字状の治具5が用いられる。具体的には、ワイヤハーネス1の配線後にワイヤハーネス1の外部にカバー3を取付けてワイヤハーネス3の端部をL字形に曲げた後、ワイヤハーネス3の端部にコネクター2を取付ける。
【0006】
次いで、このワイヤハーネス3の端部を治具5に載置した後、カバー3をコネクター2側に移動させてコネクター2の外周部に被覆した後、メジャー等を使用してカバー3の先端部をコネクター2から先方に所定の量(例えば、15mm)だけ引出す。次いで、テープ4によってワイヤハーネス1の端部にカバー3を固定することにより、カバー3の取付け作業を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のカバー3の装着方法にあっては、治具5にワイヤハーネス1を載置して行なっていたため、コネクター2がフリーの状態となってしまい、このような状態でメジャーを使ってカバー3をコネクター2から引出してテープ止めする作業が非常に面倒で長時間要してしまうという問題があった。
【0008】
また、コネクター2がフリーの状態であるため、図5(a)に示すようにコネクター2の方向とカバー3の先端部の長尺部分Aを仕様通りに一致したいのにも拘らず、図5(b)に示すようにカバー3の取付け時にコネクター2の方向とカバー3の先端部の長尺部分Aが逆になってしまい、保護したいコネクター2部分を確実に保護することができないことがあった。
【0009】
そこで本発明は、カバーの先端部をコネクターから簡単に引出してカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けることができるようにして、カバーの取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバーの取付け作業の作業性を向上させることができる上に、コネクターの方向を一定にしてカバーの引出し部分とコネクターの保護部分を一致させることができるコネクター保持用治具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、ワイヤハーネスの端部に取付けられたコネクターを保持して該コネクターおよびワイヤハーネスの端部にカバーを装着するためのコネクター保持用治具であって、上端が開口し、該開口を通してコネクターを収容する収納室を有する本体と、該本体の底部から下方に延在するとともに、延在方向先端部にストッパー部を有するガイド板とを備え、前記収容室にコネクターを収納して該コネクターおよび前記本体の外周部を前記カバーで覆ったときに、前記ストッパー部にカバーの先端部を当接させるようにしたことを特徴としている。
【0011】
その場合、コネクターを本体に固定することができるとともに、コネクターおよび本体の外周部をカバーで覆ったときに、ストッパー部にカバーの先端部を当接させることができるため、コネクターからのカバーの引出し量を容易に設定することができ、この状態でカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けることができる。この結果、カバーの取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバーの取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0012】
また、コネクターを本体に取付ける際にコネクターの方向を一定にすることができるため、カバーの先端部に長尺部分が存在する場合には、この長尺部分とコネクターの保護部分を一致させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1〜3は本発明に係るコネクター保持用治具の一実施形態を示す図である。
【0015】
まず、構成を説明する。図1において、11はワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス11の外周部はビニールチューブ11aが被覆されている。また、ワイヤハーネス11の端部にはコネクター12が取付けられており、このコネクター12およびワイヤハーネス11の端部にはL字形のカバー13が取付けられ、カバー13はテープ14によってワイヤハーネス11の端部に取付けられている。なお、この際にカバー13の基端部とビニールチューブ11aは一部分がオーバーラップされている。
【0016】
また、カバー13の先端部にはテーパ13aが形成されており、このテーパ13aによってカバー13の先端部の一部が長尺に形成されている。このようにしたのは、カバー13をコネクター12に装着したときにカバー13によってコネクター12の全てを覆うのではなく、コネクター12をスタータスイッチ等に接続したときにコネクター12の接続方向によって他部材と干渉するコネクター12部分をカバー13の長尺部分Bによって保護するためである。
【0017】
図2において、符号15はコネクター保持用治具であり、この治具15は上端が開口し、該開口を通してコネクター12を収容する収納室16を有する本体17を備えている。この本体17にはガイド板18が設けられており、このガイド板18は本体17の底部17aから下方に延在するとともに、延在方向先端部にストッパー部18aが形成されている。
【0018】
また、本体17の側板の一部分は上方に延在する延在部19を有しており、この延在部19はガイド板18に対向している。また、延在部18aの延在方向先端部にはストッパー部19aが形成されており、このストッパー部19aはテープ14の巻端位置に規制するとともに、カバー13の折り曲げ部分をガイドするものである。また、本体17の底部17a背面には棒状部材20が設けられており、この棒状部材20は図示しないワイヤハーネス組立用基板に立設されている。
【0019】
次に、カバー13をコネクター12およびワイヤハーネス11の端部に取付ける方法を説明する。
【0020】
まず、ワイヤハーネス組立用基板によってワイヤハーネス11を配線し、このワイヤハーネス1の外部にカバー13を取付けてワイヤハーネス13の端部をL字形に曲げた後、ワイヤハーネス13の端部にコネクター12を取付ける。
【0021】
次いで、コネクター12の方向を任意の方向になるようにしてコネクター12を収容室16に収容する。なお、コネクター12の任意の方向とは、カバー13の長尺部分Bとコネクター12の保護部分が一致する方向のことであり、本実施形態の場合には、ガイド板18に対向する部分がコネクター12の保護部分である。
【0022】
コネクター12を収容室16に収容した後、図3に示すようにコネクター12および本体17の外周部をカバー13で覆った後、カバー13の長尺部分Bがストッパー部18aに当接するまでカバー13を移動させた後、テープ14によってカバー13をワイヤハーネス11の端部に取付ける。このとき、テープ14の巻端がストッパー部19aに当接したときにテープ巻作業を終了する。
【0023】
このように本実施形態では、上端が開口し、開口を通してコネクター12を収容する収納室16を有する本体17と、本体17の底部17aから下方に延在するとともに、延在方向先端部にストッパー部18aを有するガイド板18とからコネクター保持用治具15を構成したため、コネクター12を本体17に固定することができるとともに、コネクター12および本体17の外周部をカバーで覆ったときに、ストッパー部18aにカバー13の長尺部分Bを当接させることができる。
【0024】
このため、コネクター12からのカバー13の引出し量を容易に設定することができ、この状態でカバー13をコネクター12およびワイヤハーネス11の端部に取付けることができる。この結果、カバー13の取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバー13の取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0025】
また、コネクター12を本体17に取付ける際にコネクター17の方向を一定にすることができるため、カバー13の長尺部分Bとコネクター12の保護部分を一致させることができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、コネクターを本体に固定することができるとともに、コネクターおよび本体の外周部をカバーで覆ったときに、ストッパー部にカバーの先端部を当接させることができるため、コネクターからのカバーの引出し量を容易に設定することができ、この状態でカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けることができる。この結果、カバーの取付け作業を簡単、かつ短時間で行なうことができ、カバーの取付け作業の作業性を向上させることができる。
【0027】
また、コネクターを本体に取付ける際にコネクターの方向を一定にすることができるため、カバーの先端部に長尺部分が存在する場合には、この長尺部分とコネクターの保護部分を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクター保持用治具の一実施形態を示す図であり、その保持用治具によってカバーが取付けられたワイヤハーネスの構成図である。
【図2】(a)は一実施形態の保持用治具を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその底面図である。
【図3】コネクターを組立用治具で保持してカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けた状態を示す図である。
【図4】(a)はカバーが取付けられたワイヤハーネスの構成図、(b)は従来の治具によってカバーをコネクターおよびワイヤハーネスの端部に取付けた状態を示す図である。
【図5】(a)はカバーの長尺部分とコネクターの取付け方向が一致した状態を示す図4のX方向矢視図、(b)はカバーの長尺部分とコネクターの取付け方向が一致しない状態を示す図4のX方向矢視図である。
【符号の説明】
11 ワイヤハーネス
12 コネクター
13 カバー
15 コネクター保持用治具
16 収納室
17 本体
18 ガイド板
18a ストッパー部
Claims (1)
- ワイヤハーネスの端部に取付けられたコネクターを保持して該コネクターおよびワイヤハーネスの端部にカバーを装着するためのコネクター保持用治具であって、
上端が開口し、該開口を通してコネクターを収容する収納室を有する本体と、該本体の底部から下方に延在するとともに、延在方向先端部にストッパー部を有するガイド板とを備え、
前記収容室にコネクターを収納して該コネクターおよび前記本体の外周部を前記カバーで覆ったときに、前記ストッパー部にカバーの先端部を当接させるようにしたことを特徴とするコネクター保持用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563299A JP3584783B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | コネクター保持用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563299A JP3584783B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | コネクター保持用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000357422A JP2000357422A (ja) | 2000-12-26 |
JP3584783B2 true JP3584783B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=15816061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16563299A Expired - Fee Related JP3584783B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | コネクター保持用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3584783B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7159798B2 (ja) | 2018-11-09 | 2022-10-25 | 株式会社デンソー | 保護カバーおよび車載用装置 |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP16563299A patent/JP3584783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000357422A (ja) | 2000-12-26 |
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Legal Events
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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