JP2000077012A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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JP2000077012A
JP2000077012A JP10246803A JP24680398A JP2000077012A JP 2000077012 A JP2000077012 A JP 2000077012A JP 10246803 A JP10246803 A JP 10246803A JP 24680398 A JP24680398 A JP 24680398A JP 2000077012 A JP2000077012 A JP 2000077012A
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Japan
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coil
deflection coil
deflection
holding
yoke device
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English (en)
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Sousuke Koga
崇▲祐▼ 古賀
Naoki Hatakeyama
直樹 畠山
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平偏向コイルと垂直偏向コイルに偏向電流
を供給するワイヤを、粘着テープを用いることなく、作
業性よく低コストで良好に束ねることができる偏向ヨー
ク装置を提供する。 【解決手段】 基板を保護する保護カバー6に、水平偏
向コイル2と垂直偏向コイル3に偏向電流を供給するコ
ネクタワイヤ12を保持する保持部14を一体成形によ
り形成する。保持部14は、コネクタワイヤ12が一列
となるよう保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平偏向コイルや
垂直偏向コイルのコネクタワイヤを保持する保持構造を
改良した偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の偏向ヨーク装置の一例を
示す斜視図である。図10において、この偏向ヨーク装
置は、例えば一対の半環状のものを組み合わせたセパレ
ータ1により、一方(図中の下側)が大径部とされ、他
方(図中の上側)が小径部とされた漏斗状に形成されて
いる。なお、大径部は陰極線管の画面(フェイス)側で
あり、小径部はネック側である。
【0003】このセパレータ1の内面にはサドル型の水
平偏向コイル2が装着され、外面にはサドル型の垂直偏
向コイル3が装着され、セパレータ1は水平偏向コイル
2と垂直偏向コイル3とを電気的に絶縁して保持する。
垂直偏向コイル3の外面にはフェライト等からなるコア
4が装着されている。
【0004】このように構成される偏向ヨーク装置に
は、通常、偏向特性を補正する回路が必要であり、この
ような回路等を搭載した基板5がセパレータ1の側面に
取り付けられている。基板5の回路には高電圧が印加さ
れているので、基板5には、感電防止と回路等の保護の
ために絶縁素材で形成された保護カバー6が被せられ
る。なお、ここでは、保護カバー6を基板5より外した
状態を示している。保護カバー6には複数の爪6aが形
成されており、保護カバー6はこの複数の爪6aによっ
て基板5に取り付けられる。
【0005】セパレータ1のネック側には、複数枚のフ
ランジ1a1,1a2,1a3なるフランジ(以下、ネック側
フランジと称する)1aが設けられており、フェイス側
にはフランジ(以下、フェイス側フランジと称する)1
bが設けられている。ネック側フランジ1aの最もネッ
ク側のフランジ1a1上には、一対の4Pコイルと称され
る4極の補正コイル7が嵌着されている。
【0006】最もフェイス側のフランジ1a3には、基板
5をセパレータ1に装着するための爪8が一体成形によ
って設けられている。基板5には、孔5aが形成されて
おり、この孔5aにフランジ1a3に設けた爪8が係合す
るようになっている。一方、フェイス側フランジ1bに
は、一対の板状のリブ9が一体成形によって設けられて
いる。基板5はその下端部を一対のリブ9によって挟ま
れて保持される。このようにして、基板5は、フランジ
1a3に設けた爪8及びリブ9によって、セパレータ1の
側面に取り付けられる。
【0007】さらに、基板5にはリード線を接続するた
めの端子である複数のピン10が圧入されており、これ
らのピン10には、水平偏向コイル2のリード線2aや
垂直偏向コイル3のリード線3a、補正コイル7のリー
ド線7aがからませてある。また、この偏向ヨーク装置
に電流を供給するため、電源に接続するコネクタ11に
は、コネクタワイヤ12が接続されている。コネクタワ
イヤ12は、水平偏向コイル2及び垂直偏向コイル3に
ピン10を介して接続され、水平偏向コイル2及び垂直
偏向コイル3に偏向電流を供給する。コネクタワイヤ1
2のリード線12aも基板5のピン10にからませてあ
る。
【0008】そして、ピン10とリード線2a,3a,
7a,12aはそれぞれ半田付けされて電気的及び機械
的に基板5に接続される。保護カバー6はこれらのリー
ド線2a,3a,7a,12aの基板5への接続が終了
した後に基板5に装着される。
【0009】このように構成される偏向ヨーク装置の偏
向特性を調整する際には、コネクタ11を電源に接続
し、偏向ヨーク装置を通電した状態で行う。このとき、
コネクタワイヤ12に電流が流れ、コネクタワイヤ12
の周囲には磁界が発生する。コネクタワイヤ12が様々
な方向に動いてしまうと、コネクタワイヤ12より発生
する磁界が変動し、クロストーク特性等の偏向特性に悪
影響を及ぼす場合がある。そこで、コネクタワイヤ12
を、ビニール等の素材よりなる粘着テープ13によって
束ねる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクタワ
イヤ12を束ねる粘着テープ13は、作業者の手に付着
することがあり、偏向ヨーク装置を製造する際の作業性
が悪い。また、粘着テープ13を所定の長さに切断する
ための装置も必要となってしまう。さらには、高温・高
湿となると、粘着テープ13が剥がれることもあった。
【0011】この問題点を解決するものの一例として、
特開平7−85814号公報に記載のように、コネクタ
ワイヤ12を樹脂製の別部品であるワイヤクランプによ
って束ね、このワイヤクランプを保護カバー6に係止す
る構成が提案されている。しかしながら、この従来例で
は、部品点数が増えてコストが高くなり、また、コネク
タワイヤ12を束ねる際の作業性も悪いという問題点が
ある。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、水平偏向コイルと垂直偏向コイルに偏向電
流を供給するワイヤを、粘着テープを用いることなく、
作業性よく低コストで良好に保持することができる偏向
ヨーク装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)水平偏向コイル
(2)と、垂直偏向コイル(3)と、一方が大径部とさ
れ、他方が小径部とされて漏斗状に形成され、前記水平
偏向コイルと前記垂直偏向コイルとを絶縁するセパレー
タ(1)と、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイル
に偏向電流を供給するためのワイヤ(12)と、前記セ
パレータに装着される基板(5)と、前記基板を覆って
これを保護する保護カバー(6)とを備えた偏向ヨーク
装置において、前記保護カバーに、前記ワイヤを保持す
る保持部(14)を一体成形により形成したことを特徴
とする偏向ヨーク装置を提供し、(2)水平偏向コイル
(2)と、垂直偏向コイル(3)と、一方が大径部とさ
れ、他方が小径部とされて漏斗状に形成され、前記水平
偏向コイルと前記垂直偏向コイルとを絶縁するセパレー
タ(1)と、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイル
に偏向電流を供給するためのワイヤ(12)とを備えた
偏向ヨーク装置において、前記偏向ヨーク装置から発生
する漏洩磁界をキャンセルするキャンセルコイル(1
7)を収納する収納ケース(18)を有し、この収納ケ
ースに、前記ワイヤを保持する保持部(14)を一体成
形により形成したことを特徴とする偏向ヨーク装置を提
供し、(3)水平偏向コイル(2)と、垂直偏向コイル
(3)と、一方が大径部とされ、他方が小径部とされて
漏斗状に形成され、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向
コイルとを絶縁するセパレータ(1)と、前記水平偏向
コイルと前記垂直偏向コイルに偏向電流を供給するため
のワイヤ(12)とを備えた偏向ヨーク装置において、
前記偏向ヨーク装置から発生する漏洩磁界をキャンセル
するキャンセルコイル(17)を巻回するコイルボビン
(19)を有し、このコイルボビンに、前記ワイヤを保
持する保持部(14)を一体成形により形成したことを
特徴とする偏向ヨーク装置を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の偏向ヨーク装置に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の
偏向ヨーク装置の第1実施例を示す斜視図、図2は本発
明の偏向ヨーク装置の第2実施例を示す斜視図、図3は
本発明の偏向ヨーク装置の第3実施例を示す斜視図、図
4は本発明の要部を拡大して示す平面図、図5及び図6
は本発明の要部の変形例を拡大して示す平面図、図7及
び図8は本発明の要部の他の実施例を拡大して示す斜視
図、図9は本発明の要部のさらに他の実施例を拡大して
示す平面図である。なお、図1〜図3において、図10
と同一部分には同一符号が付してある。
【0015】<第1実施例>図1において、この偏向ヨ
ーク装置は、例えば一対の半環状のものを組み合わせた
セパレータ1により、一方(図中の下側)が大径部とさ
れ、他方(図中の上側)が小径部とされた漏斗状に形成
されている。なお、大径部は陰極線管の画面(フェイ
ス)側であり、小径部はネック側である。
【0016】このセパレータ1の内面にはサドル型の水
平偏向コイル2が装着され、外面にはサドル型の垂直偏
向コイル3が装着され、セパレータ1は水平偏向コイル
2と垂直偏向コイル3とを電気的に絶縁して保持する。
垂直偏向コイル3の外面にはフェライト等からなるコア
4が装着されている。
【0017】このように構成される偏向ヨーク装置に
は、通常、偏向特性を補正する回路が必要であり、この
ような回路等を搭載した基板5(図10に図示)がセパ
レータ1の側面に取り付けられている。基板5の回路に
は高電圧が印加されているので、基板5には、感電防止
と回路等の保護のために絶縁素材で形成された保護カバ
ー6が被せられている。保護カバー6には複数の爪6a
(図10に図示)が形成されており、保護カバー6はこ
の複数の爪6aによって基板5に取り付けられる。
【0018】セパレータ1のネック側には、複数枚のフ
ランジ1a1,1a2,1a3なるフランジ(以下、ネック側
フランジと称する)1aが設けられており、フェイス側
にはフランジ(以下、フェイス側フランジと称する)1
bが設けられている。ネック側フランジ1aの最もネッ
ク側のフランジ1a1上には、一対の4Pコイルと称され
る4極の補正コイル7が嵌着されている。
【0019】最もフェイス側のフランジ1a3には、基板
5をセパレータ1に装着するための爪8(図10に図
示)が一体成形によって設けられている。基板5には、
孔5a(図10に図示)が形成されており、この孔5a
にフランジ1a3に設けた爪8が係合するようになってい
る。一方、フェイス側フランジ1bには、一対の板状の
リブ9が一体成形によって設けられている。基板5はそ
の下端部を一対のリブ9によって挟まれて保持される。
このようにして、基板5は、フランジ1a3に設けた爪8
及びリブ9によって、セパレータ1の側面に取り付けら
れる。
【0020】さらに、基板5にはリード線を接続するた
めの端子である複数のピン10(図10に図示)が圧入
されており、これらのピン10には、水平偏向コイル2
のリード線2a(図10に図示)や垂直偏向コイル3の
リード線3a、補正コイル7のリード線7aがからませ
てある。
【0021】また、この偏向ヨーク装置に電流を供給す
るため、電源に接続するコネクタ11には、コネクタワ
イヤ12が接続されている。コネクタワイヤ12は、水
平偏向コイル2及び垂直偏向コイル3にピン10を介し
て接続され、水平偏向コイル2及び垂直偏向コイル3に
偏向電流を供給する。コネクタワイヤ12のリード線1
2aも基板5のピン10にからませてある。水平偏向コ
イル2及び垂直偏向コイル3に接続された4本のコネク
タワイヤ12は、それぞれのワイヤを判別しやすいよう
に、例えば赤,青,黄,黒,茶,白等の色分けがなされ
ている。
【0022】そして、ピン10とリード線2a,3a,
7a,12aはそれぞれ半田付けされて電気的及び機械
的に基板5に接続される。保護カバー6はこれらのリー
ド線2a,3a,7a,12aの基板5への接続が終了
した後に基板5に装着される。
【0023】本発明では、コネクタワイヤ12を粘着テ
ープ13によって束ねるのではなく、以下に詳述する構
成によってコネクタワイヤ12を束ねる。保護カバー6
には、保護カバー6と一体成形により設けられたコネク
タワイヤ12を保持する保持部14が形成されており、
4本のコネクタワイヤ12は保持部14によって保持さ
れ、束ねられている。
【0024】保持部14の詳細な構成について、図4を
用いて説明する。図4(a)〜(c)に示すように、保
持部14は、略L字状の爪より形成されている。この保
持部14は可撓性を有し、コネクタワイヤ12の挿入口
14aは、偏向ヨーク装置の大径部側を向いている。コ
ネクタワイヤ12の挿入口14a側の先端部には、保護
カバー6方向で、偏向ヨーク装置の小径部側に若干量突
出した突起14bが形成されている。
【0025】コネクタワイヤ12を挿入口14aより矢
印A方向に保持部14内部へと押し込むと、図4(a)
に示すように、保持部14が外側に開き、4本のコネク
タワイヤ12が全て保持部14に収納されると、図4
(b)に示すように、保持部14は元の状態に戻る。
【0026】このとき、保持部14の内面と保護カバー
6の外面との間隔は、コネクタワイヤ12の径よりも若
干小さくしてあるので、コネクタワイヤ12は保持部1
4と保護カバー6とで挟持される。コネクタワイヤ12
は、保持部14と保護カバー6との間で、保護カバー6
の面に沿って一列に保持されるので、コネクタワイヤ1
2の配列状態を容易に確認することができ、また、保護
カバー6からの突出量も最小限とすることができる。
【0027】偏向ヨーク装置を持ち運ぶ際等に、コネク
タワイヤ12が図4(c)中の矢印B方向に引っ張られ
ても、コネクタワイヤ12が突起14bに引っかかるの
で、コネクタワイヤ12が不用意に保持部14より外れ
てしまうことがない。勿論、保持部14を外側に開け
ば、コネクタワイヤ12を意図的に保持部14より外す
ことができる。
【0028】ところで、偏向ヨーク装置は、通常、大径
部を下にして机上等に置く。本実施例のように、コネク
タワイヤ12の挿入口14aを大径部側に向けておく
と、コネクタワイヤ12をつかんで偏向ヨーク装置を持
ち上げてしまった場合のように、コネクタワイヤ12に
強い力がかかっても、コネクタワイヤ12が保持部14
より外れてしまうことがない。よって、挿入口14aを
大径部側に向けた構成は、より好ましい実施形態であ
る。
【0029】保持部14は図4に示す形状に限定される
ことはなく、種々変更可能である。図5は、突起14b
を保護カバー6側に形成した例である。図6(a)は、
図4に示す保持部14の内面に、コネクタワイヤ12を
位置決めするための突起14cを形成したものである。
突起14cは隣接する2本のコネクタワイヤ12の間に
位置し、コネクタワイヤ12を位置決めすると共に、コ
ネクタワイヤ12が移動するのを規制する。
【0030】図6(b)は、図5に示す保持部14にお
いて、保護カバー6の表面に、コネクタワイヤ12を位
置決めするための突起14cを形成したものである。突
起14cは隣接する2本のコネクタワイヤ12の間に位
置し、コネクタワイヤ12を位置決めすると共に、コネ
クタワイヤ12が移動するのを規制する。この例でも、
突起14cを保持部14の内面に形成してもよい。
【0031】さらに、保持部14を次のように構成して
もよい。図7は、挿入口14aを小径部側に向けた保持
部14と、挿入口14aを大径部側に向けた保持部14
とを並べたものである。図8は、湾曲した保持部15を
用いた例である。この例でも、挿入口15aを小径部側
に向けた保持部15と、挿入口15aを大径部側に向け
た保持部15とを並べている。なお、このようにする
と、コネクタワイヤ12が一列に並ばないので、図4〜
図7の実施例の方がより好ましい。
【0032】図9は、それぞれのコネクタワイヤ12を
それぞれ独立した一対のリブ16a,16bよりなる保
持部16によって保持するようにしたものである。図7
〜図9の例でも、突起14b,14cに相当するものを
適宜に設けてもよい。
【0033】以上のようにして、コネクタワイヤ12
を、粘着テープ13を用いることなく良好に束ねること
ができる。コネクタワイヤ12を保持部14〜16に保
持させる作業性は良好であり、また、保護カバー6との
一体成形であるので、ほとんどコストが上昇することが
ない。
【0034】なお、本発明の構成は、電気回路等を搭載
した基板を保護する保護カバー6だけでなく、電気回路
等を搭載せず端子のみを設けた端子板を保護する保護カ
バーに用いることができる。本明細書で言う基板とは、
電気回路等を搭載した基板のみならず、電気回路等を搭
載せず端子のみを設けた端子板も含む。
【0035】<第2実施例>図2は、偏向ヨーク装置
(水平偏向コイル2等)から発生する漏洩磁界をキャン
セルするキャンセルコイル17を内部に収納する収納ケ
ース18に、前述と同様の保持部14を形成したもので
ある。保持部14の代わりに、保持部15,16を用い
ることもできる。
【0036】<第3実施例>図3は、偏向ヨーク装置
(水平偏向コイル2等)から発生する漏洩磁界をキャン
セルするキャンセルコイル17を外部に巻回するコイル
ボビン19に、前述と同様の保持部14を形成したもの
である。保持部14の代わりに、保持部15,16を用
いることもできる。
【0037】なお、第1〜第3実施例の偏向ヨーク装置
では、保持部14(15,16)によってコネクタワイ
ヤ12を保持させた後、偏向特性を調整する。従来は、
一般的に、保護カバー6を基板5に装着する前に偏向特
性を調整していたが、第1実施例では、保護カバー6を
基板5に装着した後に偏向特性を調整することになる。
この場合でも、偏向ヨーク装置の特性調整に支障となる
ことはない。
【0038】本発明は以上説明した本実施例に限定され
ることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々変更可能である。例えば、本実施例では、サドル・
サドル型の偏向ヨーク装置を例にしたが、サドル・トロ
イダル型の偏向ヨーク装置であってもよい。保護カバー
6,収納ケース18,コイルボビン19等の形状は、本
実施例に限定されることない。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の偏
向ヨーク装置は、基板の保護カバーやキャンセルコイル
を収納する収納ケースやキャンセルコイルを巻回するコ
イルボビンに、水平偏向コイルと垂直偏向コイルに偏向
電流を供給するためのワイヤを保持する保持部を保護カ
バーや収納ケースやコイルボビンに一体成形により形成
したので、粘着テープを用いることなく、作業性よく低
コストで良好に束ねることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の要部を拡大して示す平面図である。
【図5】本発明の要部の変形例を拡大して示す平面図で
ある。
【図6】本発明の要部の変形例を拡大して示す平面図で
ある。
【図7】本発明の要部の他の実施例を拡大して示す斜視
図である。
【図8】本発明の要部の他の実施例を拡大して示す斜視
図である。
【図9】本発明の要部のさらに他の実施例を拡大して示
す平面図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 セパレータ 2 水平偏向コイル 2a,3a,7a,12a リード線 3 垂直偏向コイル 4 コア 5 基板 6 保護カバー 11 コネクタ 12 コネクタワイヤ 14〜16 保持部 14a,15a 挿入口 14b,14c 突起 17 キャンセルコイル 18 収納ケース 19 コイルボビン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平偏向コイルと、 垂直偏向コイルと、 一方が大径部とされ、他方が小径部とされて漏斗状に形
    成され、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルとを
    絶縁するセパレータと、 前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルに偏向電流を
    供給するためのワイヤと、 前記セパレータに装着される基板と、 前記基板を覆ってこれを保護する保護カバーとを備えた
    偏向ヨーク装置において、 前記保護カバーに、前記ワイヤを保持する保持部を一体
    成形により形成したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
  2. 【請求項2】水平偏向コイルと、 垂直偏向コイルと、 一方が大径部とされ、他方が小径部とされて漏斗状に形
    成され、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルとを
    絶縁するセパレータと、 前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルに偏向電流を
    供給するためのワイヤとを備えた偏向ヨーク装置におい
    て、 前記偏向ヨーク装置から発生する漏洩磁界をキャンセル
    するキャンセルコイルを収納する収納ケースを有し、こ
    の収納ケースに、前記ワイヤを保持する保持部を一体成
    形により形成したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
  3. 【請求項3】水平偏向コイルと、 垂直偏向コイルと、 一方が大径部とされ、他方が小径部とされて漏斗状に形
    成され、前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルとを
    絶縁するセパレータと、 前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルに偏向電流を
    供給するためのワイヤとを備えた偏向ヨーク装置におい
    て、 前記偏向ヨーク装置から発生する漏洩磁界をキャンセル
    するキャンセルコイルを巻回するコイルボビンを有し、
    このコイルボビンに、前記ワイヤを保持する保持部を一
    体成形により形成したことを特徴とする偏向ヨーク装
    置。
  4. 【請求項4】前記ワイヤは複数本であり、前記保持部
    は、前記ワイヤを一列に保持することを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の偏向ヨーク装置。
  5. 【請求項5】前記保持部は、前記ワイヤの挿入口が前記
    セパレータの大径部側を向いていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の偏向ヨーク装置。
  6. 【請求項6】前記保持部は、前記ワイヤを位置決めする
    ための突起を備えることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の偏向ヨーク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431264B1 (ko) * 2001-12-14 2004-05-12 삼성전기주식회사 편향요크
KR20040050582A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 삼성전기주식회사 편향 요크
KR20050079655A (ko) * 2004-02-05 2005-08-11 삼성전기주식회사 편향요크용 리어커버

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100431264B1 (ko) * 2001-12-14 2004-05-12 삼성전기주식회사 편향요크
KR20040050582A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 삼성전기주식회사 편향 요크
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