JP3346465B2 - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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JP3346465B2
JP3346465B2 JP12397998A JP12397998A JP3346465B2 JP 3346465 B2 JP3346465 B2 JP 3346465B2 JP 12397998 A JP12397998 A JP 12397998A JP 12397998 A JP12397998 A JP 12397998A JP 3346465 B2 JP3346465 B2 JP 3346465B2
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rib
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桂司 森本
雄輔 大川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路部品を搭載し
た基板やリード線を接続するための端子板と、これらの
基板,端子板を保護する保護カバーとを備えた偏向ヨー
ク装置に係り、これらの基板,端子板の破損を防止する
ことができる偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の偏向ヨーク装置の一例を一
部破断した状態で示す部分側面図、図6は従来の偏向ヨ
ーク装置の一例を示す斜視図である。図5,図6におい
て、この偏向ヨーク装置は、例えば一対の半環状のもの
を組み合わせたセパレータ1により、一方(図中の下
側)が大径部とされ、他方(図中の上側)が小径部とさ
れた漏斗状に形成されている。なお、大径部は陰極線管
の画面(フェイス)側であり、小径部はネック側であ
る。
【0003】このセパレータ1の内面にはサドル型の水
平偏向コイル2(図5に図示)が装着され、外面にはサ
ドル型の垂直偏向コイル3が装着され、セパレータ1は
水平偏向コイル2と垂直偏向コイル3とを電気的に絶縁
して保持する。垂直偏向コイル3の外面にはフェライト
等からなるコア4が装着されている。
【0004】このように構成される偏向ヨーク装置に
は、通常、偏向特性を補正する回路が必要であり、この
ような回路等を搭載した基板5がセパレータ1の側面に
取り付けられている。基板5のセパレータ1に対する固
定方法については後述する。基板5の回路には高電圧が
印加されているので、基板5には、感電防止と回路等の
保護のために絶縁素材で形成された保護カバー6が被せ
られている。なお、図5,図6においては、保護カバー
6を基板5に装着する直前の状態を示している。
【0005】セパレータ1のネック側には、複数枚のフ
ランジ1a1,1a2,1a3なるフランジ(以下、ネック側
フランジと称する)1aが設けられており、フェイス側
にはフランジ(以下、フェイス側フランジと称する)1
bが設けられている。ネック側フランジ1aの最もネッ
ク側のフランジ1a1上には、一対の4Pコイルと称され
る4極の補正コイル7が嵌着されている。また、最もフ
ェイス側のフランジ1a3には、基板5をセパレータ1に
装着するための爪8a,8b(図5に図示)が一体成形
によって設けられている。基板5には、爪8a,8bが
係合するための孔が形成されている。
【0006】また、フェイス側フランジ1bには基板5
のフェイス側端部を保持するためのリブ10a,10b
が一体成形により設けられており、基板5のフェイス側
端部はこのリブ10a,10bによって形成される溝に
嵌め込まれて保持される。基板5の下端部をリブ10
a,10bによって保持し、基板5をセパレータ1の方
向(矢印A方向)に押し込むと、爪8a,8bが基板5
に設けた孔に係合し、基板5がセパレータ1に固定され
る。このようにして、基板5は、リブ10a,10bと
爪8a,8bとによってセパレータ1に保持される。
【0007】基板5にはリード線を接続するための複数
のピン9が圧入されており、これらのピン9には、補正
コイル7のリード線7aや水平偏向コイル2のリード線
2aや垂直偏向コイル3のリード線3aがからませてあ
る。ピン9とリード線2a,3a,7aはそれぞれ半田
付けされて電気的及び機械的に基板5に接続される。保
護カバー6はこれらのリード線2a,3a,7aの基板
5への接続が終了した後に基板5に装着される。
【0008】なお、フランジ1a1の基板5側の端部に
は、複数箇所の凸部1c(ここでは2箇所)が一体成形
によって設けられており、基板5はこの凸部1cに接触
もしくは近接(略接触)するようになっている。なお、
凸部1cが接触もしくは近接する基板5の部分は、パタ
ーンや半田付けがない場所とする。そして、凸部1cを
設けていないフランジ1a1,1a2,1a3の基板5側の端
部と基板5とは、若干の隙間が形成されるようになって
いる。これは、基板5の裏面側(セパレータ1側)にも
パターンが形成されたり半田が付されたりするので、フ
ランジ1a1,1a2,1a3の基板5側の端部と基板5とを
少し離間させるためである。
【0009】さらに、保護カバー6は1つの面が開放し
た箱状に形成されており、開放面側の上下端部には弾性
を有する複数の爪6aが一体成形により設けられてい
る。また、保護カバー6の内面には上下端部にリブ6b
が、中央部にはリブ6cが設けられている。なお、リブ
6cは保護カバー6の図5中の手前側と奥側の面の内側
に形成されるものである。
【0010】保護カバー6を基板5に取り付ける際に
は、図6に示すように、まず、フェイス側端部(下端
部)の爪6aを基板5の下端部に引っ掛け、その後、保
護カバー6の上部をセパレータ1の方向(矢印A方向)
に押し込み、ネック側端部(上端部)の爪6aを基板5
の上端部に引っ掛ける。すると、基板5の端部は爪6a
とリブ6b,6cとの隙間6d間に嵌まり込む。即ち、
保護カバー6は基板5を抱え込むようにして基板5に保
持される。
【0011】以上説明した例では、電気回路を搭載する
基板5に保護カバー6を装着した偏向ヨーク装置である
が、リード線を接続するための端子板に保護カバーを装
着するようにした偏向ヨーク装置においても、その保護
カバーは同様な構成で端子板に取り付けられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
従来の偏向ヨーク装置においては、保護カバー6の基板
5への装着時や偏向ヨーク装置をつかんで持ち運んだ
り、あるいは偏向ヨーク装置を運搬する場合に、偏向ヨ
ーク装置に強い力が加わると、基板5が割れてしまうこ
とがあった。
【0013】この問題点について図7を用いて説明す
る。図7は、図5及び図6に示す偏向ヨーク装置をネッ
ク側より見た部分平面図である。図7に示すように、従
来の偏向ヨーク装置においては、保護カバー6の内面に
形成したリブ6bと、フランジ1a1に形成した凸部1c
との位置がずれていたので、保護カバー6に対して図7
の矢印A方向の力が加わると、図7中のa点を支点と
し、b点が作用点として基板5に力がかかってしまう。
その結果、破線で示すように、基板5が破損してしまう
ことがあった。
【0014】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、強い力が加わっても、板状部材(基板,端
子板)が破損することがない偏向ヨーク装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)一方が大径部とさ
れ他方が小径部とされて漏斗状に形成され、前記小径部
側に第1のフランジを有し、前記大径部側に第2のフラ
ンジを有し、前記第1のフランジには、端部に部分的に
凸部が形成されてなるセパレータと、前記セパレータの
側部に前記凸部に接触するかもしくは近接して取り付け
られた板状部材と、前記板状部材を覆って前記板状部材
を保護する保護カバーとを備えた偏向ヨーク装置におい
て、前記保護カバーの内面の前記板状部材を介して前記
凸部に対向する位置に、前記板状部材に接触するかもし
くは近接するリブを形成したことを特徴とする偏向ヨー
ク装置を提供し、(2)一方が大径部とされ他方が小径
部とされて漏斗状に形成され、前記小径部側に第1のフ
ランジを有し、前記大径部側に第2のフランジを有し、
前記第2のフランジには、第1及び第2のリブよりなる
一対のリブが形成されてなるセパレータと、前記セパレ
ータの側部に端部を前記一対のリブに保持されて取り付
けられた板状部材と、前記板状部材を覆って前記板状部
材を保護する保護カバーとを備えた偏向ヨーク装置にお
いて、前記保護カバーの内面の前記板状部材を介して前
記一対のリブの少なくとも一方に対向する位置に、前記
板状部材に接触するかもしくは近接する第3のリブを形
成したことを特徴とする偏向ヨーク装置を提供し、
(3)一方が大径部とされ他方が小径部とされて漏斗状
に形成され、前記小径部側に第1のフランジを有し、前
記大径部側に第2のフランジを有し、前記第1のフラン
ジには、端部に部分的に凸部が形成され、前記第2のフ
ランジには、第1及び第2のリブよりなる一対のリブが
形成されてなるセパレータと、前記セパレータの側部
に、端部を前記一対のリブに保持されると共に、前記凸
部に接触するかもしくは近接して取り付けられた板状部
材と、前記板状部材を覆って前記板状部材を保護する保
護カバーとを備えた偏向ヨーク装置において、前記保護
カバーの内面の前記板状部材を介して前記凸部に対向す
る位置に、前記板状部材に接触するかもしくは近接する
第3のリブを形成し、前記保護カバーの内面の前記板状
部材を介して前記一対のリブの少なくとも一方に対向す
る位置に、前記板状部材に接触するかもしくは近接する
第4のリブを形成したことを特徴とする偏向ヨーク装置
を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の偏向ヨーク装置に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の
偏向ヨーク装置の一実施例を示す一部破断の部分斜視
図、図2は本発明の偏向ヨーク装置の一実施例を示す一
部破断の部分側面図、図3は本発明の偏向ヨーク装置の
一実施例を示す一部破断の斜視図、図4は本発明の偏向
ヨーク装置の変形例を説明するための部分斜視図であ
る。なお、図1〜図4において、図5〜図7と同一部分
には同一符号が付してある。
【0017】図1〜図3において、この偏向ヨーク装置
は、例えば一対の半環状のものを組み合わせたセパレー
タ1により、一方(図中の下側)が大径部とされ、他方
(図中の上側)が小径部とされた漏斗状に形成されてい
る。なお、大径部は陰極線管の画面(フェイス)側であ
り、小径部はネック側である。
【0018】このセパレータ1の内面にはサドル型の水
平偏向コイル2(図2に図示)が装着され、外面にはサ
ドル型の垂直偏向コイル3が装着され、セパレータ1は
水平偏向コイル2と垂直偏向コイル3とを電気的に絶縁
して保持する。垂直偏向コイル3の外面にはフェライト
等からなるコア4が装着されている。
【0019】このように構成される偏向ヨーク装置に
は、通常、偏向特性を補正する回路が必要であり、この
ような回路等を搭載した基板5がセパレータ1の側面に
取り付けられている。基板5のセパレータ1に対する固
定方法については後述する。基板5の回路には高電圧が
印加されているので、基板5には、感電防止と回路等の
保護のために絶縁素材で形成された保護カバー16が被
せられている。なお、図3においては、保護カバー16
を基板5に装着していない状態を示している。
【0020】セパレータ1のネック側には、複数枚のフ
ランジ1a1,1a2,1a3なるフランジ(以下、ネック側
フランジと称する)1aが設けられており、フェイス側
にはフランジ(以下、フェイス側フランジと称する)1
bが設けられている。ネック側フランジ1aの最もネッ
ク側のフランジ1a1上には、一対の4Pコイルと称され
る4極の補正コイル7が嵌着されている。また、最もフ
ェイス側のフランジ1a3には、基板5をセパレータ1に
装着するための爪8a(図2,図3に図示)が一体成形
によって設けられている。基板5には、爪8aが係合す
るための孔が形成されている。なお、本実施例では、フ
ランジ1aの面と平行に並んだ一対の爪8aを設けた構
成としたが、図5のように、爪8aの上下方向(管軸方
向)に並んだ爪8bを設けた構成としてもよい。
【0021】また、フェイス側フランジ1bには基板5
のフェイス側端部を保持するためのリブ10a,10b
が一体成形により設けられており、基板5のフェイス側
端部(下端部)はこのリブ10a,10bによって形成
される溝に嵌め込まれて保持される。基板5の下端部を
リブ10a,10bによって保持し、基板5をセパレー
タ1の方向に押し込むと、爪8aが基板5に設けた孔に
係合し、基板5がセパレータ1に固定される。このよう
にして、基板5は、リブ10a,10bと爪8aとによ
ってセパレータ1に保持される。
【0022】基板5にはリード線を接続するための複数
のピン9(図2,図3に図示)が圧入されており、これ
らのピン9には、補正コイル7のリード線7aや水平偏
向コイル2のリード線(図示せず)や垂直偏向コイル3
のリード線3aがからませてある。ピン9とリード線3
a,7a及び水平偏向コイル2のリード線はそれぞれ半
田付けされて電気的及び機械的に基板5に接続される。
保護カバー16はこれらのリード線3a,7a及び水平
偏向コイル2のリード線の基板5への接続が終了した後
に基板5に装着される。なお、図2においては、ピン9
の本数を省略して図示している。
【0023】なお、フランジ1a1の基板5側の端部に
は、複数箇所の凸部1c(ここでは2箇所)が一体成形
によって設けられており、基板5はこの凸部1cに接触
もしくは近接(略接触)するようになっている。なお、
凸部1cが接触もしくは近接する基板5の部分は、パタ
ーンや半田付けがない場所とする。そして、凸部1cを
設けていないフランジ1a1,1a2,1a3の基板5側の端
部と基板5とは、若干の隙間が形成されるようになって
いる。これは、基板5の裏面側(セパレータ1側)にも
パターンが形成されたり半田が付されたりするので、フ
ランジ1a1,1a2,1a3の基板5側の端部と基板5とを
少し離間させるためである。
【0024】さらに、保護カバー16は1つの面が開放
した箱状に形成されており、開放面側の上下端部には弾
性を有する複数の爪16a(図2に図示)が一体成形に
より設けられている。また、保護カバー16の内面には
上下端部にリブ16bが設けられている。なお、保護カ
バー16の図2中の手前側と奥側の面の内側には、図5
で示したリブ6cに相当するリブを設けても設けなくて
もよいが、図5で示したリブ6cに相当するリブを設け
ない方がより好ましいと言うことができる。これについ
ては、後に詳述する。
【0025】保護カバー16を基板5に取り付ける際に
は、まず、フェイス側端部(下端部)の爪16aを基板
5の下端部に引っ掛け、その後、保護カバー16の上部
をセパレータ1の方向に押し込み、ネック側端部(上端
部)の爪16aを基板5の上端部に引っ掛ける。する
と、基板5の端部は爪16aとリブ16b,6cとの隙
間6d(図2に図示)間に嵌まり込む。即ち、保護カバ
ー16は基板5を抱え込むようにして基板5に保持され
る。
【0026】そして、本発明の偏向ヨーク装置において
は、従来例とは異なり、保護カバー16の内面に形成し
たリブ16bを次のように形成している。図1に示すよ
うに、保護カバー16における図中上側の面の内面のリ
ブ16bは、基板5を介してフランジ1a1の凸部1cに
対向した位置となるように形成している。このリブ16
bの先端部は、基板5に接触もしくは近接(略接触)し
ている。
【0027】さらに、保護カバー16における図中下側
の面の内面のリブ16bは、基板5の下端部を保持する
リブ10a,10bの内側の位置となるように形成して
いる。この例では、保護カバー16における図中下側の
面の内面のリブ16bは、基板5を介してリブ10bに
対向しており、このリブ16bの先端部は、基板5に接
触もしくは近接(略接触)している。なお、このリブ1
6bをリブ10aに接触もしくは近接させ、リブ16b
の先端部を間接的に基板5に近接させるようにしても同
等の効果が得られる。このような構成でも、リブ16b
は基板5に近接している範疇に入る。
【0028】このようにすると、基板5は、保護カバー
16における図中上側の面の内面のリブ16bとフラン
ジ1a1の凸部1cとによって挟まれ、また、保護カバー
16における図中下側の面の内面のリブ16bとリブ1
0bとによって挟まれた状態となり、保護カバー16に
対して基板5の方向の力が加わっても、基板5には、図
7で説明したような基板5を破損させてしまうような力
がかからない。
【0029】上記のように、保護カバー16の図2中の
手前側と奥側の面の内側には、図5で示したリブ6cに
相当するリブを設けない方が好ましい。これは、保護カ
バー16に対して基板5の方向の力が加わると、そのリ
ブによって基板5の図2中の手前側と奥側の端部に力が
加わるためである。従って、図5で示したリブ6cに相
当するリブは設けないか、もしくは、そのリブと基板5
との間隔を大きくとるようにすることが望ましい。しか
しながら、上述した上側のリブ16bと凸部1cとの対
向関係及び下側のリブ16bとリブ10bとの対向関係
によって、基板5に加わる力は大幅に低減されるので、
仮に、図5で示したリブ6cに相当するリブを設けたと
しても、基板5の破損を大幅に低減させることが可能で
ある。
【0030】保護カバー16のリブ16bの形状は、図
1,図2に示すような実施例に限定されることはなく、
他の形状であってもよい。図4において、(A)は図
1,図2に示すような実施例に相当するものである。こ
の図4(A)は、板状のリブ16bの面が、凸部1cの
面と直交するようにリブ16bを形成している。図4に
おいて、(B)は板状のリブ16bの面が、凸部1cの
面と平行となるようにリブ16bを形成したものであ
る。なお、この図4(B)に示すリブ16bをリブ16
b′と称することとする。そして、リブ16b′の基板
5側の端面と凸部1cの基板5側の端面とを、基板5を
介して対向させている。
【0031】この図4(B)の構成では、保護カバー1
6の取り付け位置が基板5に対して、管軸方向にずれる
と、リブ16b′の基板5側の端面と凸部1cの基板5
側の端面とがずれることになる。従って、図4(A)の
方がより好ましい実施形態であると言える。さらに、図
4において、(C)は板状のリブ16bの代わりに、円
柱状のリブ16b″としたものである。これら図4
(B),(C)に示すリブ16b′,16b″は、リブ
10bに対向するリブ16bとしても用いることができ
る。
【0032】以上説明した本実施例では、基板5の下端
部がリブ10a,10bに保持された構成を示したが、
基板5が図5で説明したような爪8a,8bのみによっ
て保持される構成もある。このような場合には、保護カ
バー16における図中上側の面の内面のリブ16bとフ
ランジ1a1の凸部1cとによって基板5を挟むようにす
ればよい。
【0033】また、以上説明した本実施例では、電気回
路を搭載する基板5に保護カバー16を装着した偏向ヨ
ーク装置を示したが、電気回路を搭載していない他の
板、例えば、リード線を接続するための端子板に保護カ
バーを装着するようにした偏向ヨーク装置においても、
本発明と同様の構成をとることができる。また、本実施
例ではいわゆるサドル・サドル型の偏向ヨーク装置につ
いて示したが、サドル・トロイダル型の偏向ヨーク装置
であってもよいことは当然である。本発明は、板状部材
を保護カバーによって保護する全ての偏向ヨーク装置に
応用が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の偏
向ヨーク装置は、保護カバーの内面にリブを形成し、こ
のリブを、板状部材(基板,端子板)に接触もしくは近
接するようにセパレータに設けられたリブに対向するよ
うに位置させて、板状部材をこれらのリブで挟むような
構成としたので、偏向ヨーク装置に強い力が加わった場
合の板状部材の破損を極めて効果的に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断の部分斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例を示す一部破断の部分側面図
である。
【図3】本発明の一実施例を示す一部破断の斜視図であ
る。
【図4】本発明の変形例を説明するための部分斜視図で
ある。
【図5】従来例を示す一部破断の部分側面図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】従来例の問題を説明するための部分平面図であ
る。
【符号の説明】
1 セパレータ 1a,1a1,1a2,1a3 ネック側フランジ 1b フェイス側フランジ 1c 凸部 2 水平偏向コイル 3 垂直偏向コイル 4 コア 5 基板(板状部材) 7 補正コイル 8a 爪 9 ピン 10a,10b,16b,16b′,16b″ リブ 16 保護カバー 16d 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−213237(JP,A) 特開 平11−167883(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方が大径部とされ他方が小径部とされて
    漏斗状に形成され、前記小径部側に第1のフランジを有
    し、前記大径部側に第2のフランジを有し、前記第1の
    フランジには、端部に部分的に凸部が形成されてなるセ
    パレータと、 前記セパレータの側部に前記凸部に接触するかもしくは
    近接して取り付けられた板状部材と、 前記板状部材を覆って前記板状部材を保護する保護カバ
    ーとを備えた偏向ヨーク装置において、 前記保護カバーの内面の前記板状部材を介して前記凸部
    に対向する位置に、前記板状部材に接触するかもしくは
    近接するリブを形成したことを特徴とする偏向ヨーク装
    置。
  2. 【請求項2】一方が大径部とされ他方が小径部とされて
    漏斗状に形成され、前記小径部側に第1のフランジを有
    し、前記大径部側に第2のフランジを有し、前記第2の
    フランジには、第1及び第2のリブよりなる一対のリブ
    が形成されてなるセパレータと、 前記セパレータの側部に端部を前記一対のリブに保持さ
    れて取り付けられた板状部材と、 前記板状部材を覆って前記板状部材を保護する保護カバ
    ーとを備えた偏向ヨーク装置において、 前記保護カバーの内面の前記板状部材を介して前記一対
    のリブの少なくとも一方に対向する位置に、前記板状部
    材に接触するかもしくは近接する第3のリブを形成した
    ことを特徴とする偏向ヨーク装置。
  3. 【請求項3】一方が大径部とされ他方が小径部とされて
    漏斗状に形成され、前記小径部側に第1のフランジを有
    し、前記大径部側に第2のフランジを有し、前記第1の
    フランジには、端部に部分的に凸部が形成され、前記第
    2のフランジには、第1及び第2のリブよりなる一対の
    リブが形成されてなるセパレータと、 前記セパレータの側部に、端部を前記一対のリブに保持
    されると共に、前記凸部に接触するかもしくは近接して
    取り付けられた板状部材と、 前記板状部材を覆って前記板状部材を保護する保護カバ
    ーとを備えた偏向ヨーク装置において、 前記保護カバーの内面の前記板状部材を介して前記凸部
    に対向する位置に、前記板状部材に接触するかもしくは
    近接する第3のリブを形成し、 前記保護カバーの内面の前記板状部材を介して前記一対
    のリブの少なくとも一方に対向する位置に、前記板状部
    材に接触するかもしくは近接する第4のリブを形成した
    ことを特徴とする偏向ヨーク装置。
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