JP2022093845A - 電線端末用の保護キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】電線束の端末側をキャップ本体内に簡単かつ確実に収容して保護することができ、結束バンドも簡単に取り替えることができる電線端末用の保護キャップを提供する。【解決手段】電線端末用の保護キャップ10は、電線束20を結束する結束片部12を開口端11aに有し、電線束20の端末20a側を開口端11aから収容して保護する有底筒形状のキャップ本体11と、結束片部12に電線束20の端末20a側を巻き付けて結束する結束バンド30と、を備え、結束片部12に、結束バンド30を挿通させて保持するバンド通し保持部13が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、端末に端子が付いた電線を束にし、収容して保護する電線端末用の保護キャップに関する。
この種の電線端末用の保護キャップとして、特許文献1に開示された電線端末の保護具がある。この電線端末の保護具は、複数の電線の各端末に端子がそれぞれ圧着接続された電線束の端末を収容して保持するキャップとしての筒部と、電線束を束ねた輪ゴムと、を備えている。そして、電線束を束ねた輪ゴム内へ筒部から突出した係止突起を差し込むことで、電線束の端末が筒部内に収容されて保護される。
しかしながら、前記従来の電線端末の保護具では、輪ゴム内への筒部の係止突起の差し込み不足による未係止の場合や輪ゴムが劣化した場合には、筒部が電線束の端末から外れてしまう虞がある。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、電線束の端末側をキャップ本体内に簡単かつ確実に収容して保護することができ、結束バンドも簡単に取り替えることができる電線端末用の保護キャップを提供することにある。
本発明の態様に係る電線端末用の保護キャップは、電線束を結束する結束片部を開口端に有し、前記電線束の端末側を前記開口端から収容して保護する有底筒形状のキャップ本体と、前記結束片部に前記電線束の端末側を巻き付けて結束する結束バンドと、を備え、前記結束片部に、前記結束バンドを挿通させて保持するバンド通し保持部が設けられているものである。
前記キャップ本体は、有底円筒形状に形成され、前記有底円筒形状のキャップ本体の開口端に、前記結束片部が軸方向に延びるように半円弧面状に一体突出形成され、前記半円弧面状の結束片部に、前記バンド通し保持部がコ字形枠状に形成されていることが好ましい。
前記結束バンドは、面ファスナーを有する帯体であり、前記帯体は、前記コ字形枠状のバンド通し保持部に係止されて保持される基端部と、前記基端部から先端部まで帯状に延びて全面に前記面ファスナーが形成されたバンド部と、を備え、前記基端部に前記バンド部が挿通する挿通孔が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、電線束の端末側をキャップ本体内に簡単かつ確実に収容して保護することができ、結束バンドも簡単に取り替えることができる電線端末用の保護キャップを提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係る電線端末用の保護キャップについて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る電線端末用の保護キャップ及び電線束の一例を示す斜視図である。図2は電線端末用の保護キャップの電線束の収容状態を示す斜視図である。
図1に示すように、電線端末用の保護キャップ10は、開口端11aに結束片部12を有したキャップ本体11と、結束片部12に電線束20の端末20a側を巻き付けて結束する面ファスナー33を有した帯体(結束バンド)30と、を備えている。
図1、図2に示すように、キャップ本体11は、端子22が圧着接続されている複数の電線21を束にした電線束20の端末20aを開口端11aから収容して保護するものであり、合成樹脂により有底円筒形状に形成されている。この有底円筒形状のキャップ本体11の開口端11aには、電線束20を結束するための結束片部12が軸方向Yに延びるように半円弧面状に一体突出形成されている。この半円弧面状の結束片部12の中央には、面ファスナー33を有する帯体30のバンド部32を挿通させて保持するバンド通し保持部13がコ字形枠状に形成されている。図1に示すように、コ字形枠状のバンド通し保持部13にバンド部32を挿通させた帯体30の基端部31は、コ字形枠状のバンド通し保持部13に係止されて保持されるようになっている。
図1に示すように、電線束20は、複数の電線21を集合させて束にしたものであり、各電線21の端末には、絶縁被覆21aと芯線21bに端子22が圧着接続されている。
図1に示すように、帯体30は、キャップ本体11の結束片部12に電線束20の端末20a側を巻き付けて結束するものである。また、帯体30は、コ字形枠状のバンド通し保持部13に係止されて保持される幅広の基端部31と、この基端部31から先端部34まで帯状に長尺に延びて表裏面の全面に面ファスナー33が設けられたバンド部32と、を備えている。
図1、図2に示すように、帯体30の基端部31の中央には、バンド部32が挿通する矩形の挿通孔31aが形成されている。図1に示すように、また、帯体30のバンド部32の表側の面ファスナー33は、例えば、フックと呼ばれる突起の面になっている一方、バンド部32の裏側の面ファスナー33は、例えば、ループと呼ばれる起毛の面になっている。そして、帯体30の先端部34を挿通孔31aに挿通させ、キャップ本体11の結束片部12に電線束20の端末20a側をバンド部32で巻き付けて結束させた状態は、バンド部32の面ファスナー33で任意の位置で固定されるようになっている。
以上実施形態の電線端末用の保護キャップ10によれば、図2に示すように、電線束20の端末20a側に保護キャップ10を被せる作業時には、端子22が付いた複数の電線21を纏め、キャップ本体11を被せた状態で帯体30を巻く作業で済む。この際、キャップ本体11は、有底円筒形状に形成されているため、この有底円筒形状のキャップ本体11内に電線束20の端末20a側をほぼ隙間なく収容して保護することができる。また、帯体30のバンド部32を巻き付けるキャップ本体11の結束片部12は、半円弧面状に形成されているため、この半円弧面状の結束片部12に電線束20の端末20a側をほぼ隙間なくバンド部32で巻き付けることができる。さらに、従来のように、結束部材として劣化し易い輪ゴムを用いていないため、キャップ本体11の結束片部12に電線束20の端末20a側を巻き付けて結束する帯体30の取り替え頻度を減らすことができる。
このように、キャップ本体11の半円弧面状の結束片部12に帯体30を挿通させて保持するバンド通し保持部13を設けたことにより、電線束20の端末20a側をキャップ本体11内に簡単かつ確実に収容して保護することができる。その結果、半円弧面状の結束片部12に当てられた電線束20の端末20a側を帯体30により結束片部12と共に巻き付けることで簡単かつ確実に結束することができる。
また、結束片部12に帯体30のバンド部32を挿通させるバンド通し保持部13を設け、このバンド通し保持部13に帯体30の基端部31を保持しているため、帯体30を簡単に取り替えることもできる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
すなわち、前記実施形態によれば、結束バンドとしてバンド部に面ファスナーを有した帯体を用いたが、例えば、係止凹凸部を有するバンド部と該係止凹凸部に係脱される係止爪を有する基端部とを備えた帯体を結束バンドとしても良い。
また、前記実施形態によれば、保護キャップにより端子付き電線束の複数の電線の端子を含めた端末側を覆うようにしたが、電線束の複数の電線の絶縁被覆から露出した芯線同士を溶接等して成る熱溶着部(ボンダー)を覆うボンダーキャップとして用いても良い。
10 電線端末用の保護キャップ
11 キャップ本体
11a 開口端
12 結束片部
13 バンド通し保持部
20 電線束
20a 端末
30 面ファスナーを有する帯体(結束バンド)
31 基端部
31a 挿通孔
32 バンド部
33 面ファスナー
34 先端部
Y 軸方向
11 キャップ本体
11a 開口端
12 結束片部
13 バンド通し保持部
20 電線束
20a 端末
30 面ファスナーを有する帯体(結束バンド)
31 基端部
31a 挿通孔
32 バンド部
33 面ファスナー
34 先端部
Y 軸方向
Claims (3)
- 電線束を結束する結束片部を開口端に有し、前記電線束の端末側を前記開口端から収容して保護する有底筒形状のキャップ本体と、
前記結束片部に前記電線束の端末側を巻き付けて結束する結束バンドと、
を備え、
前記結束片部に、前記結束バンドを挿通させて保持するバンド通し保持部が設けられている電線端末用の保護キャップ。 - 前記キャップ本体は、有底円筒形状に形成され、
前記有底円筒形状のキャップ本体の開口端に、前記結束片部が軸方向に延びるように半円弧面状に一体突出形成され、
前記半円弧面状の結束片部に、前記バンド通し保持部がコ字形枠状に形成されている、請求項1に記載の電線端末用の保護キャップ。 - 前記結束バンドは、面ファスナーを有する帯体であり、
前記帯体は、前記コ字形枠状のバンド通し保持部に係止されて保持される基端部と、前記基端部から先端部まで帯状に延びて全面に前記面ファスナーが形成されたバンド部と、を備え、
前記基端部に前記バンド部が挿通する挿通孔が形成されている、請求項2に記載の電線端末用の保護キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020206554A JP2022093845A (ja) | 2020-12-14 | 2020-12-14 | 電線端末用の保護キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020206554A JP2022093845A (ja) | 2020-12-14 | 2020-12-14 | 電線端末用の保護キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022093845A true JP2022093845A (ja) | 2022-06-24 |
Family
ID=82081462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020206554A Pending JP2022093845A (ja) | 2020-12-14 | 2020-12-14 | 電線端末用の保護キャップ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2022093845A (ja) |
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2020
- 2020-12-14 JP JP2020206554A patent/JP2022093845A/ja active Pending
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