JPH0523402U - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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Publication number
JPH0523402U
JPH0523402U JP8007991U JP8007991U JPH0523402U JP H0523402 U JPH0523402 U JP H0523402U JP 8007991 U JP8007991 U JP 8007991U JP 8007991 U JP8007991 U JP 8007991U JP H0523402 U JPH0523402 U JP H0523402U
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JP
Japan
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deflection yoke
yoke device
binding
lead wire
lead
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Pending
Application number
JP8007991U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 高橋
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社村田製作所 filed Critical 株式会社村田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の接続端子4に接続する引き出しリード
線5を結束テープで束ねることなく、容易に集合結束可
能な偏向ヨーク装置を提供する。 【構成】 偏向ヨーク装置1の接続端子4の近傍に位置
するネック側拡大径部2の外周面に引き出しリード線5
の結束穴10を形成する。引き出しリード線5はこの結束
穴10を通って集合結束し、接続端子4と接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビジョン受像機等に使用される偏向ヨーク装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図5には従来の一般的な偏向ヨーク装置が示されている。この偏向ヨーク装置 1は朝顔状をしたボビン7の内周面に沿ってくら型の水平偏向コイル8を配設す るとともに、ボビン7の外側にはくら型あるいはトロイダル巻きの垂直偏向コイ ル(図示せず)を配設したものである。
【0003】 この偏向ヨーク装置1の尾部側には、ボビン7と一体的に成型された拡大径部 2が形成されており、この拡大径部2の上端面には係合爪(図示せず)を利用し て端子基板3が嵌合装着されている。この端子基板3には接続端子4が設けられ ており、この接続端子4と前記水平偏向コイル8の引き出しリード線5や垂直偏 向コイルの引き出しリード線5が半田によって接続されている。この引き出しリ ード線5は水平偏向コイル8および垂直偏向コイルの巻き始めと巻き終わりの線 であり、この引き出しリード線5は結束チューブ6で束ねられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルの引き出しリード線5を 端子基板3の接続端子4に接続する際に、引き出しリード線5は引き出し距離の 長い、所謂空中配線となり、たるんだり、ぶらぶらした状態となり易い。この状 態で次工程以降の作業を行うと、他の物に引っ掛けたりして、場合によってはシ ョートや断線の虞があった。そのため、ショートや断線の防止対策として、前記 引き出しリード線5を端子基板3の接続端子4に半田接続してから、引き出しリ ード線5をいちいち結束テープ6で束ねていた。したがってこの結束テープ6の 束ね作業に手間がかかり、作業の効率化を阻害してコストアップになる等の問題 があった。
【0005】 本考案は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、 偏向ヨーク装置の複数のリード線を複数の接続端子に接続する際に、複数のリー ド線をいちいち結束テープで束ねることなく結束することのできる偏向ヨーク装 置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、 本考案は、複数配設された接続端子に複数のリード線が接続されている偏向ヨー ク装置において、前記接続端子の配設部の近傍位置には結束穴が設けられ、この 結束穴を通して接続端子に接続される複数のリード線が集合結束されていること を特徴として構成されている。
【0007】
【作用】
リード線と接続端子を接続する際には複数のリード線を結束穴を通して複数の 接続端子に導き、この複数のリード線を前記結束穴で集合結束する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例の説明にお いて、従来例と同一の部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本 実施例は従来例と同様に、偏向ヨーク装置に係わるもので、本実施例において特 徴的なことは、偏向ヨーク装置の複数の引き出しリード線の結束手段を特有な構 成としたものであり、それ以外の構成は前記従来例と同様である。図1には偏向 ヨーク装置1の引き出しリード線5の結束構造を特有な構成とした第1の実施例 が示されている。同図において、偏向ヨーク装置1のネック側の拡大径部2に嵌 合装着されている端子基板3に複数の接続端子4が配設されており、この接続端 子4の配設部の近傍位置に(本実施例ではネック側拡大径部2の外周面15上に) 複数の引き出しリード線5を結束する結束穴10が設けられている。この結束穴10 はネック側拡大径部2と一体的に成型されており、図1の(b)に示すように、 拡大径部2の外周面15上に突き出し部16を設け、この突き出し部16と拡大径部2 の外周面15との間に引き出しリード線5を通すための穴10が形成された構造とな っている。そして、複数の引き出しリード線5はこの結束穴10を通って集合結束 された状態で接続端子4と接続されている。
【0009】 本実施例では、偏向ヨーク装置1のネック側の拡大径部2の外周面15上に引き 出しリード線5を集合結束する結束穴10を設けたので、引き出しリード線5はこ の結束穴10を通して集合結束され、たるんだり、ぶらぶらした状態の所謂空中配 線となることがなく、従来のようにいちいち前記引き出しリード線5を結束テー プ6で束ねる作業が不要となり、作業工程の削減ができるので、コストダウンが 可能となる。また、前述のように空中配線もなくなるので、次工程以降で他の物 に引っ掛けたりしてショートや断線の虞もなくなる。
【0010】 図2は本考案の第2の実施例に係わり、偏向ヨーク装置にローテーションコイ ルボビン11を嵌合装着する分解説明図が示されている。ローテーションコイルは 一般にテレビジョン受像機等に発生するラスターパターンの傾斜方向のずれを磁 界発生によって修正するために、例えば、偏向ヨーク装置1の頭部側拡大径部9 に装着されるもので、リング状のボビンにリング状のコイルを収容したものであ る。第2の実施例ではこのローテーションコイルのボビン11上にコイルの引き出 しリード線5を結束する結束穴10を設けたものである。この実施例ではローテー ションコイルボビン11上に突き出し部16が設けられ、この突き出し部16と、ロー テーションコイルボビン11との間に引き出しリード線5を通すための穴10が形成 され、この突き出し部16の先端側に引き出しリード線5の押さえ保持部の爪13が 内側に向かって左右一対設けられており、この押さえ保持部の爪13の近傍には左 右一対の接続端子4が形成されている。この結束穴10はローテーションコイルの ボビン11と一体成型されており、ローテーションコイルのコイルの巻き始めと巻 き終わりの引き出しリード線5は前記結束穴10を通って折り返し、押さえ保持部 の爪13に引っ掛けて止め、左右の接続端子4にそれぞれ接続されている。
【0011】 第2の実施例では、偏向ヨーク装置1に装着するローテーションコイルのボビ ン11に引き出しリード線5の結束穴10を設け、この結束穴10の突き出し部16の先 端側に押さえ保持部の爪13を設けたので、引き出しリード線5は第1の実施例と 同様に、結束テープ6でいちいち束ねる作業は不要となる。また、コイルの巻き 始めと巻き終わりの引き出しリード線5を押さえ保持部の爪13に引っ掛けて保持 するので、リード線5の固定が確実となり、引き出しリード線5と接続端子4の 接続作業も容易となる。
【0012】 なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り 得る。例えば、上記実施例では、結束穴10はトンネル状構造としたが、図3に示 すように、結束穴10の片側に開口部12を設け、リード線5の挿入をし易くする構 造としてもよい。
【0013】 また、結束穴10は接続端子4の近傍位置の任意の場所に設けることができ、例 えば、図4に示すように、端子基板3上に設けてもよい。
【0014】 さらに、結束穴10を、拡大径部2やローテーションコイルボビン11と一体成型 したが、この結束穴10の形成部材を接着又は嵌合装着してもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、偏向ヨーク装置の複数の接続端子の近傍位置に複数のリード線の結 束穴を設けて、この結束穴にリード線を通して集合結束し、接続端子とリード線 とを半田等によって接続したので、従来のように、リード線を結束テープでいち いち巻く作業を行う必要がなくなり、その作業分だけ工程短縮されるのでコスト ダウンが可能となる。
【0016】 また、複数のリード線をたるむことなく集合結束するので、次工程以降の作業 において、他の物に引っ掛けたりしてリード線間のショートや断線等の不具合の 発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の偏向ヨーク装置を構成する引き
出しリード線の結束構造を示す説明図である。
【図2】偏向ヨーク装置に装着するローテーションコイ
ルボビンに結束穴を設けた第2の実施例の要部構成の説
明図である。
【図3】結束穴の他の構造の説明図である。
【図4】結束穴を端子基板に設置した他の構成の説明図
である。
【図5】従来の偏向ヨーク装置のリード線を結束テープ
で結束する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 偏向ヨーク装置 2 ネック側拡大径部 4 接続端子 5 リード線 10 結束穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数配設された接続端子に複数のリード
    線が接続されている偏向ヨーク装置において、前記接続
    端子の配設部の近傍位置には結束穴が設けられ、この結
    束穴を通して接続端子に接続される複数のリード線が集
    合結束されていることを特徴とする偏向ヨーク装置。
JP8007991U 1991-09-05 1991-09-05 偏向ヨーク装置 Pending JPH0523402U (ja)

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JP8007991U JPH0523402U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 偏向ヨーク装置

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JP8007991U JPH0523402U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 偏向ヨーク装置

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Publication Number Publication Date
JPH0523402U true JPH0523402U (ja) 1993-03-26

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ID=13708214

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JP8007991U Pending JPH0523402U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 偏向ヨーク装置

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JP (1) JPH0523402U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405212B1 (ko) * 2001-07-23 2003-11-12 삼성전기주식회사 편향요크
KR20040050582A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 삼성전기주식회사 편향 요크

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405212B1 (ko) * 2001-07-23 2003-11-12 삼성전기주식회사 편향요크
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