JPH07227028A - ワイヤーハーネスの接触回避構造 - Google Patents

ワイヤーハーネスの接触回避構造

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Publication number
JPH07227028A
JPH07227028A JP6015252A JP1525294A JPH07227028A JP H07227028 A JPH07227028 A JP H07227028A JP 6015252 A JP6015252 A JP 6015252A JP 1525294 A JP1525294 A JP 1525294A JP H07227028 A JPH07227028 A JP H07227028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
mounting
harness
holding member
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP6015252A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Komuro
政広 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP6015252A priority Critical patent/JPH07227028A/ja
Publication of JPH07227028A publication Critical patent/JPH07227028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤーハーネスの弛みにより生じる他部材
との接触を防ぐ。 【構成】 インストルメントパネル3等の取付部の裏側
に配索され、一方側が拘束され他方が接続端として自由
状態におかれたワイヤーハーネス1の接続端を取付部の
前方に引き出してクロック2等の電気部品に接続した後
に電気部品を取付部に装着して電気部品に対する配線が
完成する構造において、そのワイヤーハーネス1にその
一部を一定の角度を持つ曲げ状態に維持する保持部材5
を装着し、この保持部材5の中間部7をワイヤーハーネ
ス1の拘束された一方側と取付部の電気部品を取り付け
る取付部分11とを結ぶ線上において、取付部の裏側に
ある固定の部材に対してワイヤーハーネス1の接続端側
を保持している保持部分14を接触回避対象15の反対
側に向けて回動可能に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として車両における
インストルメント内でのワイヤーハーネスの接触を回避
するワイヤーハーネスの接触回避構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両のインストルメントパネルには各種
の電気部品が配設されている。これらの電気部品の中に
はクロックやシガレットライタ等、取り付け状態のイン
ストルメントパネルの前面側から取り付けるものが多
く、従来においては図5及び図6に示すような手順で取
り付けられている。即ち、インストルメントパネル10
1の裏側に予め配索されているワイヤーハーネス102
の自由状態におかれている接続端側をインストルメント
パネル101の電気部品取付部103から外に引き出し
ておいて、接続端と電気部品104とを電気的に接続し
た後、ワイヤーハーネス102をインストルメントパネ
ル101内に押し込みながら電気部品104を電気部品
取付部103に取り付けている。
【0003】各電気部品104に対するワイヤーハーネ
ス102は、図6に示すように結束された沢山のワイヤ
ーハーネスの束105からそれぞれ分岐され引き出され
ている。従って、分岐されたワイヤーハーネス102の
元側は拘束された状態にあり、分岐部分と電気部品取付
部103との間よりワイヤーハーネス102の長さは、
インストルメントパネル101の前方へ接続操作のため
に引き出し得るように長目に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
気部品104の取り付け方法においては、接続後のワイ
ヤーハーネス102は電気部品104の取り付けに伴う
インストルメントパネル101内側への押し込みによ
り、その長さの余剰分が図6に実線で示すように曲り込
んだ状態に配線されることになる。ワイヤーハーネス1
02の曲り込む方向は自重の関係から下方が多いが、実
際上は定まらず、また外部からは見えないため確認や修
正も利かない。
【0005】従って、図6に示すようにワイヤーハーネ
ス102の近傍の下方に、例えば出し入れするカップホ
ルダ106やその他接触を回避すべき接触回避対象とな
る構成が有ると、曲り具合によってはワイヤーハーネス
102が接触回避対象に接触し、電気的なトラブルの原
因になるといった問題点がある。
【0006】そこで、この発明は上記した従来の問題点
を解決するためになされたもので、その第1の目的は、
余剰分によるワイヤーハーネスの曲り方向を規定し接触
回避対象から離反させることができるワイヤーハーネス
の接触回避構造を提供することであり、第2の目的は、
余剰分によるワイヤーハーネスの曲り方向を規定し接触
回避対象から離反させることができる操作性の良いワイ
ヤーハーネスの接触回避構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
にこの発明に係るワイヤーハーネスの接触回避構造は、
取付部の裏側に配索され、一方側が拘束され他方が接続
端として自由状態におかれたワイヤーハーネスの前記接
続端を取付部の前方に引き出して電気部品に接続した後
に同電気部品を前記取付部に装着して当該電気部品に対
する配線が完成する構造において、前記ワイヤーハーネ
スにその一部を一定の角度を持つ曲げ状態に維持する保
持部材を装着するとともに、この保持部材の中間部を前
記ワイヤーハーネスの拘束された一方側と前記取付部の
電気部品を取り付ける取付部分とを結ぶ線上において、
前記取付部の裏側にある固定の部材に対して前記ワイヤ
ーハーネスの接続端側を保持している保持部分を接触回
避対象の反対側に向けて回動可能に装着したものであ
る。
【0008】前記課題を解決するためにこの発明に係る
他のワイヤーハーネスの接触回避構造は、上記手段にお
ける保持部材を、ワイヤーハーネスを挟持できる略L字
状の形状に構成するとともに、その中間部に当該保持部
材を取付部の裏側にある固定の部材に回動可能に装着す
るための弾性変形の可能な取付用の差込みを設けたもの
である。
【0009】
【作用】前記手段によれば、ワイヤーハーネスの配索に
おいてその一部に保持部材を装着し、この保持部材をワ
イヤーハーネスの拘束された一方側と取付部の電気部品
を取り付ける取付部分とを結ぶ線上において、取付部の
裏側にある固定の部材に対してワイヤーハーネスの接続
端側の保持部分を接触回避対象の反対側に向けて回動可
能に装着しておくことにより、ワイヤーハーネスの押し
込みに伴う余剰分は、保持部材の回動により接触回避対
象から離反する方向に曲り込むことになる。
【0010】また、前記他の手段によれば、上記作用と
ともに保持部材のワイヤーハーネスへの装着が挟み込み
により実施できるとともに、保持部材の装着も差込みの
固定の部材への差し込みにより行なうことができるよう
になる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。車両のクロック等の電気部品を接続するワイ
ヤーハーネスに対してこの発明を実施した実施例を示し
た図1から図3において、まず、ワイヤーハーネス1
は、これと接続するクロック2を取り付ける取付部とし
てのインストルメントパネル3の裏側に配索されてい
る。インストルメントパネル3の裏側には沢山のワイヤ
ーハーネスが結束具4Aにて束ねられて配索され、この
ワイヤーハーネス1もワイヤーハーネスの束4から適宜
分岐されて引き出されている。従って、このワイヤーハ
ーネス1の一方側は拘束状態にあり、他方は接続端とし
て自由状態におかれている。
【0012】このワイヤーハーネス1の接続端をインス
トルメントパネル3の前方に引き出してクロック2の背
面において図2に示すように接続した後に、クロック2
をインストルメントパネル3に装着することにより、ワ
イヤーハーネス1も押し込まれ当該クロック2の取り付
けと配線とが完成するものである。
【0013】上記ワイヤーハーネス1にはクロック2と
の接続前の配索において、ワイヤーハーネス1の概ね中
間部を一定の角度の曲げ状態に維持する保持部材5が装
着されている。この保持部材5は、図3に示すようにワ
イヤーハーネス1を挟持できるL字状のクランプとして
樹脂や金属で形成されている。L字状の腕6のなす角
は、鋭角でも鈍角でもよいが、90度又はそれに近い鈍
角にするほうが、ワイヤーハーネス1の曲がりの度合い
が少なく挟持操作が容易である。保持部材5の各腕6の
基部となる中間部7には腕6同士が含まれる面に直角の
方向に差込み8が突出している。この差込み8は、図3
に示すように弾性的に半径方向に拡縮する抜け止めのた
めの頭部9を持つピンとして構成されている。
【0014】保持部材5でワイヤーハーネス1を挟持さ
せ、図3に示すようにテープ等の結束具10で保持部材
5とワイヤーハーネス1を一体化すると、ワイヤーハー
ネス1の当該部には保持部材5による所定角度の曲げ状
態の部分ができる。この装着状態の保持部材5は、その
差込み8により、ワイヤーハーネス1の拘束された一方
側とインストルメントパネル3のクロック2を取り付け
る取付部分11とを結ぶ線上において、インストルメン
トパネル3の裏側にあるリインホースメント等の固定の
部材12に形成した取付孔13に差し込まれ、差込み8
を軸として回動できるように装着される。
【0015】こうして配索されたワイヤーハーネス1の
接続端をインストルメントパネル3の前方に引き出し
て、クロック2の背面において接続した後に、クロック
2をインストルメントパネル3の取付部分11に装着す
ることにより、ワイヤーハーネス1も押し込まれ当該ク
ロック2の取り付けと配線とが完成する。この時、ワイ
ヤーハーネス1は、余剰分が保持部材5とクロック2と
の間で曲り込むことになる。この曲り込みの方向は保持
部材5による曲げの方向と保持部材5の回動の方向によ
り一義的かつ意図的に規定することができる。
【0016】即ち、保持部材5のワイヤーハーネス1の
接続端側を保持している保持部分14を接触回避対象1
5の反対側に向けて保持部材5を回動可能に装着するこ
とにより、ワイヤーハーネス1の曲り込みは接触回避対
象15から離反する方向になり、接触回避対象15にワ
イヤーハーネス1が接触することを意図的に回避するこ
とができる。接触回避対象15とは当該ワイヤーハーネ
ス1に近接した位置にある接触を避けるべき部材一般を
指すが、特に車両ではカップホルダー等、金属製で可動
する部材が主な接触回避対象15となる。
【0017】なお、クロック2以外のインストルメント
パネル3に取り付ける車両の他の電気部品にも上記構成
をそのまま適用することは可能である。また、図4に示
すように車両以外の電気機器16においても取付部を外
箱16Aとし、その外箱16Aの取付部分11に内部配
線であるワイヤーハーネス1を外部において接続してか
らスイッチ類やメータといった各種の電気部品17を取
り付けるようなものにも広く適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うにこの発明によれば、ワイヤーハーネスの配索におい
てその一部に保持部材を装着し、この保持部材をワイヤ
ーハーネスの拘束された一方側と取付部の電気部品を取
り付ける取付部分とを結ぶ線上において、取付部の裏側
にある固定の部材に対してワイヤーハーネスの接続端側
を保持している保持部分を接触回避対象の反対側に向け
て回動可能に装着しておくことにより、ワイヤーハーネ
スの押し込みに伴う余剰分は、保持部材の回動により接
触回避対象から離反する方向に曲り込むことになり、ワ
イヤーハーネスの曲り込み方向を意図的に規定でき、ワ
イヤーハーネスの接触回避対象との接触を容易に回避す
ることができる。
【0019】また、他の発明によれば、上記効果ととも
に保持部材のワイヤーハーネスへの装着が挟み込みによ
り実施できるので、保持部材のワイヤーハーネスへの装
着が容易になるとともに、保持部材自体の装着も差込み
の固定の部材への差し込みにより簡単に行なうことがで
きるので、配索作業における操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての車両に適用したワ
イヤーハーネスの接触回避構造を示す断面図である。
【図2】この発明の一実施例としての車両に適用したワ
イヤーハーネスの接触回避構造を示す説明図である。
【図3】図1のA矢印部の構成を拡大して示す分解斜視
図である。
【図4】この発明の他の実施例としてのワイヤーハーネ
スの接触回避構造を示す断面図である。
【図5】従来例を示す車両のインストルメントパネルを
示す斜視図である。
【図6】図5におけるBーB線での拡大断面図である。
【符号の説明】 1 ワイヤーハーネス 2 クロック 3 インストルメントパネル 4 ワイヤーハーネスの束 5 保持部材 7 中間部 8 差込み 9 頭部 11 取付部分 12 固定の部材(リインホースメント) 14 保持部分 15 接触回避対象 16 電気機器 17 電気部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部の裏側に配索され、一方側が拘束
    され他方が接続端として自由状態におかれたワイヤーハ
    ーネスの前記接続端を取付部の前方に引き出して電気部
    品に接続した後に同電気部品を前記取付部に装着して当
    該電気部品に対する配線が完成する構造において、前記
    ワイヤーハーネスにその一部を一定の角度を持つ曲げ状
    態に維持する保持部材を装着するとともに、この保持部
    材の中間部を前記ワイヤーハーネスの拘束された一方側
    と前記取付部の電気部品を取り付ける取付部分とを結ぶ
    線上において、前記取付部の裏側にある固定の部材に対
    して前記ワイヤーハーネスの接続端側を保持している保
    持部分を接触回避対象の反対側に向けて回動可能に装着
    したことを特徴とするワイヤーハーネスの接触回避構
    造。
  2. 【請求項2】 保持部材を、ワイヤーハーネスを挟持で
    きる略L字状の形状に構成するとともに、その中間部に
    当該保持部材を取付部の裏側にある固定の部材に回動可
    能に装着するための弾性変形の可能な取付用の差込みを
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハー
    ネスの接触回避構造。
JP6015252A 1994-02-09 1994-02-09 ワイヤーハーネスの接触回避構造 Pending JPH07227028A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6015252A JPH07227028A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 ワイヤーハーネスの接触回避構造

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JP6015252A JPH07227028A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 ワイヤーハーネスの接触回避構造

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Publication Number Publication Date
JPH07227028A true JPH07227028A (ja) 1995-08-22

Family

ID=11883670

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6015252A Pending JPH07227028A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 ワイヤーハーネスの接触回避構造

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JP (1) JPH07227028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067137A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用ハーネス支持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009067137A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用ハーネス支持構造

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