JP3584700B2 - システムユニット - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン、システム洗面等のようなシステムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばシステムキッチンでは、シンクユニットやガスユニット等は主として木製のものであり、仕様に応じて所定寸法に裁断して、組み立てられているので、購入後の仕様変更や、オーブン、食器洗い機といった機器類を後で追加して組み付けることが困難である。また、木製の場合には、キャビネット等を有しない手前側が開放されたオープン仕様のものでは、強度が不足するため製作できず、使用者の要望に十分に応えることができない。
【0003】
そこで、従来技術では、たとえば、特開平1−119205号公報に開示されているように、カウンタを支持する金属製の枠体を設け、この枠体内に複数のキャビネットを収納するようにした構成のものが提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で開示されている構成では、枠体内に収納される各キャビネット等の収納具は、それぞれ独立したものであって、枠体に一体的に結合されておらず、そのため、ユニットとしての一体感に欠けるとともに、個々のキャビネット等を配置する際には、それぞれについて高さ調整をする必要があり、据え付けの際に手間がかかる。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、キャビネット等の収納具を組み付けた際にユニットとしての一体感が得られるとともに、各種の仕様変更にも比較的自由に対応することができ、また、十分な強度をもつためオープン仕様も可能であり、さらに、据え付けの際の高さ調整等の手間も少なくて済むシステムユニットを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、次のように構成している。
【0007】
すなわち、本発明に係るシステムユニットは、金属製のメインフレームと、その内側に配置された金属製のサブフレームとが一体結合されて、フレーム手前側にはキャビネットや引き出し等の収納具の規格に適合した寸法を有する組み付け用の空間が形成され、この組み付け用の空間内に前記収納具が挿入されて、前記メインフレームおよびサブフレームの少なくとも一方に一体的に固定され、メインフレームの底部の各コーナ部分においてメインフレームの左右の側部と奥部とを連結する連結金具に高さ調整用のアジャスタが螺合されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この実施形態では、システムユニットとして、シンクユニットとガスユニットとを例にとって説明する。
【0009】
実施形態1
図1は、本発明の実施形態に係るシンクユニットの斜視図である。
【0010】
このシンクユニット1は、調理用の天板2に食器洗いのためのシンク4が形成されるとともに、水栓等が設けられるとともに、手前側には、シンク4を隠す幕板8、各種キャビネット10,11,12、および引き出し13を備えており、その内部は、図2に示すようなフレーム構造となっている。
【0011】
すなわち、このシンクユニット1のフレーム構造は、金属製のメインフレーム16と、その内側に配置された金属製のサブフレーム18とが一体結合されてなる。
【0012】
これらの各フレーム16,18は、たとえばアルミの押し出し材などでできており、これらのフレーム16,18手前側にはキャビネット10〜13や引き出し13等の収納具の規格に適合した寸法を有する組み付け用の空間14が形成されている。そして、この実施形態では、この組み付け用の空間14内にキャビネット10〜12や引き出し13等が挿入配置されて、メインフレーム16およびサブフレーム18に一体的に固定される。
【0013】
上記のメインフレーム16は、左右一対の側部20と、両側部20を連結する奥部21とからなる。
【0014】
左右の各側部20は、上下一対の前後枠22と、これらの前後枠22に直交する縦枠24とが結合されるとともに、これらの枠22,24内に側板26が嵌め込まれている。側板26は、たとえば紙製のハニカム構造の平板の表裏にステンレスの薄板を張り合わせて構成されている。
【0015】
一方、奥部21は、左右の側部20後方側の縦枠24の上下端部分、および前方側の縦枠24の上端部をそれぞれ連結する3つの横枠30からなり、奥側の上下の横枠30の間には、背板36が嵌め込まれている。この背板36は、たとえば、合板の表側にステンレスの薄板を張り合わせて構成されている。また、後方下側の横枠30は、補強用とともに、キャビネット10〜12等の位置決め用として使用される。
【0016】
メインフレーム16の各コーナ部分に位置する前後枠22、縦枠24、横枠30は、たとえば、図3および図4に示すような連結金具40を用いて互いに連結される。
【0017】
すなわち、この連結金具40は、たとえば、ステンレス製の板材を加工形成したもので、平面視L字状のアングル部40aとこのアングル部40aから下方に鉤状に屈曲された屈曲部40bとからなり、アングル部40aおよび屈曲部40bには、前後枠22、縦枠24、および横枠30にそれぞれビス38で固定するための挿通穴40cが設けられるとともに、アングル部40aの中間部分はバーリング加工によりアジャスタ(図示せず)取り付け用のネジ穴40dが設けられている。
【0018】
そして、メインフレーム16の底部の各コーナ部分においては、このネジ穴40dに図示しない高さ調整用のアジャスタが螺合されて、全体の高さ調整を可能としている。
【0019】
メインフレーム16の組み立てに際しては、たとえば、前後枠22に連結金具40の屈曲部40bの先端を挿入してネジで固定した後、前後枠22と縦枠24との間に側板26を嵌め込んだ後、縦枠24を連結金具40にネジで固定して側部20を形成し、さらに、背板36を嵌め込んだ横枠30を連結金具40にネジで固定する。
【0020】
サブフレーム18は、メインフレーム16の上側の前後の横枠30間を連結する長方形の枠体46と、手前側の横枠30に平行して枠体46と右側手前の縦枠24とを連結する横桟48とからなり、枠体46内には中仕切板50が嵌め込まれている。
【0021】
そして、枠体46および中仕切板50は、補強用とともに、キャビネット10〜12や引き出し13の位置決め固定用として、横桟48は、補強用とともに、幕板8の取り付けやキャビネット10〜12の位置決め固定用として、それぞれ設けられている。
【0022】
また、上記の枠体46は、メインフレームの横枠30に対して、たとえば、図5に示すような略T字形の連結金具52を使用して結合される。
【0023】
ところで、図2に示すようなフレーム構造において、キャビネット10〜12を組み込む場合、各キャビネット10〜12の奥側の背板は省略され、メインフレームの奥側の背板36がその代用とされる。これにより、背板が二重になる無駄が省かれる。
【0024】
また、図1中、右側および中央の各キャビネット10,11は、図6に示すように、その左右の側板の後端がメインフレーム16の奥下側の横枠30上に載置された状態で背板36に当接され、また、前端がサブフレーム18の横桟48に当接されることで、前後方向および上下方向の位置決めがなされる。
【0025】
そして、右側のキャビネット10の本体部は、サブフレーム18の横枠48および右の側板26にビスで固定され、また、中央のキャビネット11の本体部は、その左右のキャビネット10,12、およびサブフレーム18の横桟48にビスで固定される。
【0026】
さらに、図1中、左側のキャビネット12の本体部は、同じく図6に示すように、その左右の側板の後端がメインフレーム16の奥下側の横枠30上に載置された状態で背板36に当接され、左側の側板26、中仕切板50、および中央のキャビネット11にビスで固定される。
【0027】
なお、右側や中央のキャビネット10,11を設ける代わりに、たとえば、食器洗機やオーブン等を設置する場合には、従来と同様に、床に直接自立させるようにし、フレーム16,18とは連結しない。
【0028】
一方、引き出し13は、図7に示すように、本体部13aの後端に設けた掛止金具56がメインフレーム16の上奥側の横枠30に設けた長穴54に挿入固定され、また、本体部13aの手前側がメインフレーム16の横枠30に当接されて位置決めがなされており、この本体部13aがビスで側板26と中仕切板50に固定される。なお、13bは引き出し13のトレー部分である。
【0029】
このようにして、図2に示したフレーム構造のものに、キャビネット10〜12や引き出し13を組み込んだ後、シンクユニット1の高さ調整を行う場合には、従来のように、キャビネットごとに個別に調整しなくても、メインフレーム16の下部のコーナ部分に設けられたアジャスタを回すだけで、ユニット全体の高さを容易に調整することができ、高さ調整の手間を省くことができる。
【0030】
なお、上記のキャビネット10〜12を設けずに、オープン仕様として上下2段にわたって図示しない棚板を設ける場合には、次のようにする。
【0031】
まず、上段側の棚板については、背板36に左右2箇所、左右の側板26の前後2箇所にそれぞれ図8に示すような取付金具58を固定し、これらの取付金具58に棚板を掛止する。また、下段の棚板については、左右の側板26の前後2箇所に取付金具58を固定し、それらの取付金具58に棚板を掛止するとともに、棚板の奥側端部をメインフレーム16の下奥側の横枠30に引っ掛ける。これにより、各棚板が位置決め固定される。
【0032】
実施形態2
図9は、ガスユニットの斜視図である。
【0033】
このガスユニット60は、ガス調理用のドロップインコンロ62が設けられるとともに、手前側にはキャビネット63が設けられており、その内部は、図10に示すようなフレーム構造となっている。
【0034】
このフレーム構造は、サブフレーム18の構成に特徴がある。
【0035】
すなわち、このサブフレーム18は、ドロップインコンロ62が載置できるように、左右に枠体46が設けられるとともに、これらの左右の枠体46を連結するための連結材70が前後に設けられてなる。そして、各枠体46内には中仕切板50が嵌め込まれている。
【0036】
ドロップインコンロ62は、そのフランジ部分が、左右の枠体46および前後の連結材70の上に載置される。
【0037】
その他の構成は、寸法の大小を別にすれば、実施形態1の場合と基本的に同じであるから、図2に対応する部分には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0038】
なお、上記の各実施形態では、システムキッチンの場合について説明したが、これに限定されるものではなく、システム洗面などにおいても、本発明を適用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、キャビネット等の収納具を組み付けた際にユニットとしての一体感が得られるとともに、各種の仕様変更にも比較的自由に対応することができ、また、十分な強度をもつためオープン仕様も可能である。さらに、メインフレームの底部の各コーナ部分には高さ調整用のアジャスタが設けられているから、そのねじ操作だけで、キャビネット等の収納具を個別に調整しなくても、これら収納具をメインフレームごと一括して全体の高さを調整することができ、据え付けの際の高さ調整の手間も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシンクユニットの斜視図。
【図2】図1のシンクユニットを構成するフレーム構造の斜視図。
【図3】メインフレームのコーナ部分の連結状態を示す斜視図。
【図4】図3を分解して示す斜視図。
【図5】メインフレームとサブフレームとを連結する連結金具の斜視図。
【図6】キャビネットの組み込み状態を示す正面図。
【図7】引き出しの組み込み状態を示す斜視図。
【図8】オープン仕様の場合の棚板を取り付けるための取付金具の斜視図。
【図9】本発明の実施形態に係るガスユニットの斜視図。
【図10】図8のガスユニットを構成するフレーム構造の斜視図。
【符号の説明】
1…シンクユニット、4…シンク、10〜12…キャビネット、13…引き出し、14…空間、16…メインフレーム、18…サブフレーム。
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン、システム洗面等のようなシステムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばシステムキッチンでは、シンクユニットやガスユニット等は主として木製のものであり、仕様に応じて所定寸法に裁断して、組み立てられているので、購入後の仕様変更や、オーブン、食器洗い機といった機器類を後で追加して組み付けることが困難である。また、木製の場合には、キャビネット等を有しない手前側が開放されたオープン仕様のものでは、強度が不足するため製作できず、使用者の要望に十分に応えることができない。
【0003】
そこで、従来技術では、たとえば、特開平1−119205号公報に開示されているように、カウンタを支持する金属製の枠体を設け、この枠体内に複数のキャビネットを収納するようにした構成のものが提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で開示されている構成では、枠体内に収納される各キャビネット等の収納具は、それぞれ独立したものであって、枠体に一体的に結合されておらず、そのため、ユニットとしての一体感に欠けるとともに、個々のキャビネット等を配置する際には、それぞれについて高さ調整をする必要があり、据え付けの際に手間がかかる。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、キャビネット等の収納具を組み付けた際にユニットとしての一体感が得られるとともに、各種の仕様変更にも比較的自由に対応することができ、また、十分な強度をもつためオープン仕様も可能であり、さらに、据え付けの際の高さ調整等の手間も少なくて済むシステムユニットを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、次のように構成している。
【0007】
すなわち、本発明に係るシステムユニットは、金属製のメインフレームと、その内側に配置された金属製のサブフレームとが一体結合されて、フレーム手前側にはキャビネットや引き出し等の収納具の規格に適合した寸法を有する組み付け用の空間が形成され、この組み付け用の空間内に前記収納具が挿入されて、前記メインフレームおよびサブフレームの少なくとも一方に一体的に固定され、メインフレームの底部の各コーナ部分においてメインフレームの左右の側部と奥部とを連結する連結金具に高さ調整用のアジャスタが螺合されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この実施形態では、システムユニットとして、シンクユニットとガスユニットとを例にとって説明する。
【0009】
実施形態1
図1は、本発明の実施形態に係るシンクユニットの斜視図である。
【0010】
このシンクユニット1は、調理用の天板2に食器洗いのためのシンク4が形成されるとともに、水栓等が設けられるとともに、手前側には、シンク4を隠す幕板8、各種キャビネット10,11,12、および引き出し13を備えており、その内部は、図2に示すようなフレーム構造となっている。
【0011】
すなわち、このシンクユニット1のフレーム構造は、金属製のメインフレーム16と、その内側に配置された金属製のサブフレーム18とが一体結合されてなる。
【0012】
これらの各フレーム16,18は、たとえばアルミの押し出し材などでできており、これらのフレーム16,18手前側にはキャビネット10〜13や引き出し13等の収納具の規格に適合した寸法を有する組み付け用の空間14が形成されている。そして、この実施形態では、この組み付け用の空間14内にキャビネット10〜12や引き出し13等が挿入配置されて、メインフレーム16およびサブフレーム18に一体的に固定される。
【0013】
上記のメインフレーム16は、左右一対の側部20と、両側部20を連結する奥部21とからなる。
【0014】
左右の各側部20は、上下一対の前後枠22と、これらの前後枠22に直交する縦枠24とが結合されるとともに、これらの枠22,24内に側板26が嵌め込まれている。側板26は、たとえば紙製のハニカム構造の平板の表裏にステンレスの薄板を張り合わせて構成されている。
【0015】
一方、奥部21は、左右の側部20後方側の縦枠24の上下端部分、および前方側の縦枠24の上端部をそれぞれ連結する3つの横枠30からなり、奥側の上下の横枠30の間には、背板36が嵌め込まれている。この背板36は、たとえば、合板の表側にステンレスの薄板を張り合わせて構成されている。また、後方下側の横枠30は、補強用とともに、キャビネット10〜12等の位置決め用として使用される。
【0016】
メインフレーム16の各コーナ部分に位置する前後枠22、縦枠24、横枠30は、たとえば、図3および図4に示すような連結金具40を用いて互いに連結される。
【0017】
すなわち、この連結金具40は、たとえば、ステンレス製の板材を加工形成したもので、平面視L字状のアングル部40aとこのアングル部40aから下方に鉤状に屈曲された屈曲部40bとからなり、アングル部40aおよび屈曲部40bには、前後枠22、縦枠24、および横枠30にそれぞれビス38で固定するための挿通穴40cが設けられるとともに、アングル部40aの中間部分はバーリング加工によりアジャスタ(図示せず)取り付け用のネジ穴40dが設けられている。
【0018】
そして、メインフレーム16の底部の各コーナ部分においては、このネジ穴40dに図示しない高さ調整用のアジャスタが螺合されて、全体の高さ調整を可能としている。
【0019】
メインフレーム16の組み立てに際しては、たとえば、前後枠22に連結金具40の屈曲部40bの先端を挿入してネジで固定した後、前後枠22と縦枠24との間に側板26を嵌め込んだ後、縦枠24を連結金具40にネジで固定して側部20を形成し、さらに、背板36を嵌め込んだ横枠30を連結金具40にネジで固定する。
【0020】
サブフレーム18は、メインフレーム16の上側の前後の横枠30間を連結する長方形の枠体46と、手前側の横枠30に平行して枠体46と右側手前の縦枠24とを連結する横桟48とからなり、枠体46内には中仕切板50が嵌め込まれている。
【0021】
そして、枠体46および中仕切板50は、補強用とともに、キャビネット10〜12や引き出し13の位置決め固定用として、横桟48は、補強用とともに、幕板8の取り付けやキャビネット10〜12の位置決め固定用として、それぞれ設けられている。
【0022】
また、上記の枠体46は、メインフレームの横枠30に対して、たとえば、図5に示すような略T字形の連結金具52を使用して結合される。
【0023】
ところで、図2に示すようなフレーム構造において、キャビネット10〜12を組み込む場合、各キャビネット10〜12の奥側の背板は省略され、メインフレームの奥側の背板36がその代用とされる。これにより、背板が二重になる無駄が省かれる。
【0024】
また、図1中、右側および中央の各キャビネット10,11は、図6に示すように、その左右の側板の後端がメインフレーム16の奥下側の横枠30上に載置された状態で背板36に当接され、また、前端がサブフレーム18の横桟48に当接されることで、前後方向および上下方向の位置決めがなされる。
【0025】
そして、右側のキャビネット10の本体部は、サブフレーム18の横枠48および右の側板26にビスで固定され、また、中央のキャビネット11の本体部は、その左右のキャビネット10,12、およびサブフレーム18の横桟48にビスで固定される。
【0026】
さらに、図1中、左側のキャビネット12の本体部は、同じく図6に示すように、その左右の側板の後端がメインフレーム16の奥下側の横枠30上に載置された状態で背板36に当接され、左側の側板26、中仕切板50、および中央のキャビネット11にビスで固定される。
【0027】
なお、右側や中央のキャビネット10,11を設ける代わりに、たとえば、食器洗機やオーブン等を設置する場合には、従来と同様に、床に直接自立させるようにし、フレーム16,18とは連結しない。
【0028】
一方、引き出し13は、図7に示すように、本体部13aの後端に設けた掛止金具56がメインフレーム16の上奥側の横枠30に設けた長穴54に挿入固定され、また、本体部13aの手前側がメインフレーム16の横枠30に当接されて位置決めがなされており、この本体部13aがビスで側板26と中仕切板50に固定される。なお、13bは引き出し13のトレー部分である。
【0029】
このようにして、図2に示したフレーム構造のものに、キャビネット10〜12や引き出し13を組み込んだ後、シンクユニット1の高さ調整を行う場合には、従来のように、キャビネットごとに個別に調整しなくても、メインフレーム16の下部のコーナ部分に設けられたアジャスタを回すだけで、ユニット全体の高さを容易に調整することができ、高さ調整の手間を省くことができる。
【0030】
なお、上記のキャビネット10〜12を設けずに、オープン仕様として上下2段にわたって図示しない棚板を設ける場合には、次のようにする。
【0031】
まず、上段側の棚板については、背板36に左右2箇所、左右の側板26の前後2箇所にそれぞれ図8に示すような取付金具58を固定し、これらの取付金具58に棚板を掛止する。また、下段の棚板については、左右の側板26の前後2箇所に取付金具58を固定し、それらの取付金具58に棚板を掛止するとともに、棚板の奥側端部をメインフレーム16の下奥側の横枠30に引っ掛ける。これにより、各棚板が位置決め固定される。
【0032】
実施形態2
図9は、ガスユニットの斜視図である。
【0033】
このガスユニット60は、ガス調理用のドロップインコンロ62が設けられるとともに、手前側にはキャビネット63が設けられており、その内部は、図10に示すようなフレーム構造となっている。
【0034】
このフレーム構造は、サブフレーム18の構成に特徴がある。
【0035】
すなわち、このサブフレーム18は、ドロップインコンロ62が載置できるように、左右に枠体46が設けられるとともに、これらの左右の枠体46を連結するための連結材70が前後に設けられてなる。そして、各枠体46内には中仕切板50が嵌め込まれている。
【0036】
ドロップインコンロ62は、そのフランジ部分が、左右の枠体46および前後の連結材70の上に載置される。
【0037】
その他の構成は、寸法の大小を別にすれば、実施形態1の場合と基本的に同じであるから、図2に対応する部分には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0038】
なお、上記の各実施形態では、システムキッチンの場合について説明したが、これに限定されるものではなく、システム洗面などにおいても、本発明を適用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、キャビネット等の収納具を組み付けた際にユニットとしての一体感が得られるとともに、各種の仕様変更にも比較的自由に対応することができ、また、十分な強度をもつためオープン仕様も可能である。さらに、メインフレームの底部の各コーナ部分には高さ調整用のアジャスタが設けられているから、そのねじ操作だけで、キャビネット等の収納具を個別に調整しなくても、これら収納具をメインフレームごと一括して全体の高さを調整することができ、据え付けの際の高さ調整の手間も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシンクユニットの斜視図。
【図2】図1のシンクユニットを構成するフレーム構造の斜視図。
【図3】メインフレームのコーナ部分の連結状態を示す斜視図。
【図4】図3を分解して示す斜視図。
【図5】メインフレームとサブフレームとを連結する連結金具の斜視図。
【図6】キャビネットの組み込み状態を示す正面図。
【図7】引き出しの組み込み状態を示す斜視図。
【図8】オープン仕様の場合の棚板を取り付けるための取付金具の斜視図。
【図9】本発明の実施形態に係るガスユニットの斜視図。
【図10】図8のガスユニットを構成するフレーム構造の斜視図。
【符号の説明】
1…シンクユニット、4…シンク、10〜12…キャビネット、13…引き出し、14…空間、16…メインフレーム、18…サブフレーム。
Claims (1)
- 金属製のメインフレームと、その内側に配置された金属製のサブフレームとが一体結合されて、フレーム手前側にはキャビネットや引き出し等の収納具の規格に適合した寸法を有する組み付け用の空間が形成され、この組み付け用の空間内に前記収納具が挿入されて、前記メインフレームおよびサブフレームの少なくとも一方に一体的に固定され、メインフレームの底部の各コーナ部分においてメインフレームの左右の側部と奥部とを連結する連結金具に高さ調整用のアジャスタが螺合されていることを特徴とするシステムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26378497A JP3584700B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | システムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP26378497A JP3584700B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | システムユニット |
Publications (2)
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JPH1199024A JPH1199024A (ja) | 1999-04-13 |
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Family Applications (1)
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JP26378497A Expired - Fee Related JP3584700B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | システムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3584700B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107095482A (zh) * | 2017-07-03 | 2017-08-29 | 佛山市艾臣家居科技有限公司 | 厨地柜框架及具有该厨地柜框架的框架式厨地柜 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP26378497A patent/JP3584700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH1199024A (ja) | 1999-04-13 |
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