JP3583663B2 - ミスロック防止構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースとコンソール本体とのミスロックを防止するミスロック防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、脱着式シートなどのロック部には、通常、カバーは設定されておらず、ロック部を形成する操作レバーを目視することができるように構成されている。このため、レバー位置を確認することでロック状態を判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した判断方法では、操作レバーに枢支されたフックをストライカに係止させる構造であって、前記フックがストライカに係止されるか否かに関わらず、操作レバーを同位置に維持することができるロック機構では、レバー位置によるロック状態の判断ができないという問題点があった。
【0004】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、レバー位置に依存すること無くロック状態を判断することができるミスロック防止構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のミスロック防止構造にあっては、車体側に設けられたベースと該ベースに脱着されるコンソール本体とのロック機構が、前記コンソール本体に回動自在に設けられた操作レバーと、該操作レバーに枢支されたフックと、前記ベースに設けられ、前記フックが係脱自在に係止されるストライカとからなり、前記操作レバーをロック位置へ回動操作した際に、前記フックが前記ストライカに係止された係止状態における前記フックの係止位置と、前記フックが前記ストライカより外れた非係止状態での前記フックの非係止位置とが異なる前記ロック機構におけるミスロック防止構造であって、前記コンソール本体に、前記操作レバーを隠蔽するカバーを脱着自在に設けるとともに、前記非係止位置にある前記フックに当接して前記非係止状態での前記カバーの取り付けを不能とする検出リブを前記カバーの内側面に突設した。
【0006】
すなわち、ベースにコンソール本体を取り付ける際には、ロック機構の操作レバーをロック位置へ回動操作するとともに、このコンソール本体に、カバーを取り付け、前記操作レバーの誤操作を防止する。このとき、前記操作レバーのフックがベースのストライカより外れていて、フックとストライカとが非係止状態の場合、前記カバーに突設された検出リブが、非係止位置にあるフックに当接し、当該カバーの取り付けが阻止される。これにより、カバーの取り付けが不能となるので、前記フックとストライカとの非係止状態が確認されるとともに、ロック操作のやり直しが促される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるミスロック防止構造を備えたコンソールボックス1を示す図である。
【0008】
このコンソールボックス1は、図2にも示すように、車体フロア側に設けられたレールにスライド可能支持されたベース11と、該ベース11に脱着自在に固定されるコンソール本体12とからなり、該コンソール本体12には、蓋体13により開閉される上方開口状の容器体14が設けられている。該容器体14を支持する底板15には、L字状に屈曲された第1フック16,16が下方へ突設されており、前記ベース11の上面に突設された第1ストライカ17に係脱されるように構成されている。前記底板15の一端部には、上方へ三角形状に突出したブラケット18が設けられており、該ブラケット18には、当該コンソール本体12を前記ベース11に固定するロック機構19が、前記コンソール本体12に形成された切欠部20(図1参照)より露出した状態で設けられている。
【0009】
このロック機構19は、図3にも示すように、前記ブラケット18に回動自在に軸支された操作レバー31と、該操作レバー31に支持された第2フック32と、前記ベース11の上面に突設され、前記第2フック32が係脱される第2ストライカ33とにより構成されている。前記操作レバー31は、前記ブラケット18の傾斜面34に面接される基部35と、該基部35より突出したノブ36とを有し、前記基部35は、その一端部が軸部37を介してブラケット18に回動自在に支持されている。前記第2フック32は、前記基部35の両側面から延出したアーム38と、両アーム38より斜めに延出するとともに、屈曲した先端が前記第2ストライカ33の係止穴39上縁に係止される鉤部40とにより構成されており、前記基部35の他端部側に設定された支持点41にて枢支されている。
【0010】
これにより、第2フック32が第2ストライカ33に係止され、かつ操作レバー31の基部35が前記ブラケット18の傾斜面34に面接されたロック状態において、前記ノブ36を下方へ操作することにより、基部35が軸部37を中心にして回動し前記第2フック32と第2ストライカ33との係止状態が解除されたアンロック状態を形成できるように構成されている。また、このロック機構19にあっては、前記操作レバー31を前記ロック位置へ回動操作した際に、図3に示したように、前記第2フック32が第2ストライカ33に係止された係止状態における第2フック32の係止位置Bと、図4に示すように、前記第2フック32が第2ストライカ33より外れた非係止状態での第2フック32の非係止位置Cとが異なるように構成されており、この非係止状態では、第2フック32が第2ストライカ33の上角部45に当接することによって、第2フック32が第2ストライカ33上部に位置するように構成されている。
【0011】
そして、前記コンソール本体12には、前記ロック機構19を隠蔽するカバー51が、脱着自在に設けられている。このカバー51は、該カバー51に設けられたリブと、前記切欠部20に沿って上下に延在するスライド溝とからなるスライド式の取付構造(図示せず)により脱着され、図4に示したように、前記カバー51を、合わせ位置Dにセットした後、図3に示した装着位置Eまで下方へスライドすることによって装着が完了するように構成されている。このカバー51の内側面には、ミスロックを検出する検出リブ52が突設されており、該検出リブ52は、図4に示したように、前記非係止位置Cにある第2フック32に当接して前記非係止状態での前記カバー51の取り付けが不能となるように構成されている。該検出リブ52は、カバー51の補強も兼ねている。
【0012】
以上の構成にかかる本実施の形態において、車体フロア側に設けられたベース11にコンソール本体12を取り付ける際には、コンソール本体12の底板15より突出した第1フック16を、ベース11の第1ストライカ17に係止する。そして、コンソール本体12の操作レバー31を傾動して第2フック32を下方へ変位させ、ベース11の第2ストライカ33に係止させる。この状態を維持しつつ操作レバー31を操作して、その基部35がブラケット18の傾斜面34に面接するまで引き起こす。すると、図3に示したように、前記第2フック32と第2ストライカ33との係止状態が維持されたロック状態となる。
【0013】
一方、傾倒された操作レバー31を引き起こす際に、前記第2フック32が第2ストライカ33から外れた場合には、図4に示したように、第2フック32が第2ストライカ33の上角部45に当接することにより、第2フック32は、第2ストライカ33上部の非係止位置Cに維持される。
【0014】
この状態において、コンソール本体12にカバー51を取り付けようとした場合には、該カバー51に突設された検出リブ52が、前記非係止位置Cにある第2フック32に上方より当接してしまい、当該カバー51の下方へのスライドが阻止される。これにより、カバー51の取り付けが不能となるので、前記第2フック32が第2ストライカ33から外れたことを確認することができ、ロック操作のやり直しを促すことができる。
【0015】
このように、コンソール本体12へカバー51を取り付ける際に、ロック操作のやり直しを促すことができるので、ロック状態をレバー位置より判断するため、操作レバー31を隠蔽することができなかった従来と比較して、操作レバー31を隠蔽するカバー51の設定が可能となり、操作レバー31の誤操作を防止することができる。
【0016】
また、前記第2フック32と第2ストライカ33との係止状態に関わらず、操作レバー31が同位置となり得るロック機構19であっても、前記非係止状態を容易に判断することができるので、走行時におけるコンソール本体12の不用意な離脱を防ぐことができ、離脱に起因したコンソール本体12の破損を未然に防止することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のミスロック防止構造にあっては、非係止位置にあるフックに当接する検出リブをカバーの内側面に突設したことにより、コンソール本体へカバーを取り付ける際に、カバーの取り付けを不能とすることで、操作中にロック機構のフックがストライカから外れたことを確認することができできるとともに、ロック操作のやり直しを促すことができる。したがって、ロック状態をレバー位置より判断するため、操作レバーを隠蔽することができなかった従来と比較して、操作レバーを隠蔽するカバーの設定が可能となり、操作レバーの誤操作を防止することができる。
【0018】
また、前記フックとストライカとの係止状態に関わらず、操作レバーが同位置となり得るロック機構であっても、前記非係止状態を容易に判断することができるので、走行時におけるコンソール本体の不用意な離脱を防ぐことができ、離脱に起因したコンソール本体の破損を未然に防止することができる、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態にかかるコンソール本体がベースに取り付けられた状態を示す断面図である。
【図3】図1のA−A線に相当する断面図である。
【図4】図3における第2フックが第2ストライカより外れた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ベース
12 コンソール本体
19 ロック機構
31 操作レバー
32 第2フック
33 第2ストライカ
51 カバー
52 検出リブ
B 係止位置
C 非係止位置
Claims (1)
- 車体側に設けられたベースと該ベースに脱着されるコンソール本体とのロック機構が、前記コンソール本体に回動自在に設けられた操作レバーと、該操作レバーに枢支されたフックと、前記ベースに設けられ、前記フックが係脱自在に係止されるストライカとからなり、
前記操作レバーをロック位置へ回動操作した際に、前記フックが前記ストライカに係止された係止状態における前記フックの係止位置と、前記フックが前記ストライカより外れた非係止状態での前記フックの非係止位置とが異なる前記ロック機構におけるミスロック防止構造であって、
前記コンソール本体に、前記操作レバーを隠蔽するカバーを脱着自在に設けるとともに、前記非係止位置にある前記フックに当接して前記非係止状態での前記カバーの取り付けを不能とする検出リブを前記カバーの内側面に突設したことを特徴とするミスロック防止装置。
Priority Applications (1)
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JP22980799A JP3583663B2 (ja) | 1999-08-16 | 1999-08-16 | ミスロック防止構造 |
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ID=16897985
Family Applications (1)
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1999
- 1999-08-16 JP JP22980799A patent/JP3583663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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