JP3581762B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の空燃比制御装置に関し、特に、リニア型の空燃比センサの出力値を用いて燃料供給系の経時変化による誤差を学習し燃料供給量に反映させるように制御する内燃機関の空燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機関の排気系にリニア型の空燃比センサを備えその空燃比センサにより機関の気筒内に供給された混合気の空気量と燃料量の比すなわち空燃比を検出し、その空燃比が目標空燃比となるように機関の運転状態に応じた燃料噴射量を機関へ供給する内燃機関の空燃比制御装置が知られている。このような空燃比制御装置として本願出願人により提案されたものがある(特願平7−59453参照)。この空燃比制御装置は、機関へ供給する燃料噴射量(tau)を次式に基づき算出している。
tau = fin * FKG + Δfi + α
ここで、finは機関の運転状態に応じて決定される基本噴射量、FKGは機関の固体差や経時変化による空燃比のずれを学習して補正する初期値1.0の学習補正係数、Δfiは空燃比センサの出力から求められる実空燃比と目標空燃比との差が0に収束するように補正するフィードバック補正量、αはその他の例えば過渡時の補正量fmwである。
【0003】
ところで上記空燃比制御装置は、空燃比センサの出力から求められる実空燃比VA/F と目標空燃比VA/FSとの差ΔVA/F の積分値sumΔVA/F に応じて学習補正係数FKGの更新を行うとともに、その積分値をフィードバック補正量Δfiに反映させて燃料噴射量tauを算出している。すなわち、積分値sumΔVA/F が所定のスレッショールドを越えたときに学習補正係数FKGを更新するとともに、積分値sumΔVA/F に応じてフィードバック補正量Δfiを算出した後、上式に基づき燃料噴射量tauを算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特願平7−59453の空燃比制御装置は、例えばPID制御において比例ゲインP、積分ゲインIおよび微分ゲインDや機関の負荷状態に応じて予め設定される負荷補正係数ekldを所望の値に変えると、積分値が同じ値であってもフィードバック補正量が変化してしまう。これは、上記空燃比制御装置が積分値に応じて学習補正係数を更新しているので、フィードバック補正量が異なるにも関わらず同量の学習補正係数の更新を行っていることになる。すなわち、学習制御は基本的に目標空燃比に対する実空燃比のずれ量が大きいときに即座に目標空燃比となるように学習補正係数を更新するものであり、異なるフィードバック補正量に対して同量の学習補正係数の更新を行うことは正確な学習とならず問題である。
【0005】
また、上記空燃比制御装置は、機関運転中に積算される積分値がその積分値に対するスレッショールドを越えたときに限りその積分値に基づいて学習補正係数を更新するものであり、そのスレッショールドを越えないときは学習補正係数を更新しないものであるが、前記同様にPIDの各ゲインや負荷補正係数ekldを所望の値に変える度にフィードバック補正量Δfiが変化するので、上記積分値のスレッショールドに対応するフィードバック補正量のスレッショールドもその度に変化する。このフィードバック補正量のスレッショールドが広がる方向、すなわち空燃比フィードバック制御系のゲインが下がる方向に変化すると、学習補正係数を更新すべきときに学習補正係数を更新できない場合が生じ、その結果、機関の空燃比がフィードバック補正により目標空燃比近傍に到達するまでの間、機関の排気浄化が遅れる。一方、このフィードバック補正量のスレッショールドが狭まる方向、すなわち空燃比フィードバック制御系のゲインが上がる方向に変化すると、学習補正係数が更新され過ぎとなり、すなわち外乱やノイズのときまで学習補正係数を更新し、あるいは空燃比フィードバック制御がハンチングする虞がある。
【0006】
それゆえ、本発明はこれらの問題を解決し、すなわちフィードバック補正量に対応して学習補正係数を更新するとともに、PIDの各ゲインや負荷補正係数を変えてもフィードバック補正量に対するスレッショールドを変えずに良好な空燃比制御ができる内燃機関の空燃比制御装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明による空燃比制御装置の基本構成図である。前記問題を解決する本発明の内燃機関の空燃比制御装置は、機関10の排気系に設けられたリニア型の空燃比センサ11と、機関10の運転状態に基づき機関10に供給する基本噴射量finを算出する基本噴射量算出手段13と、空燃比センサ11により検出される実空燃比VA/F と機関10に供給する混合気の目標空燃比VA/FSの差に基づきPI制御によりフィードバック補正量Δfiを算出するフィードバック(F/B)補正量算出手段14と、基本噴射量finと学習補正係数FKGとを乗算した値fin*FKGにフィードバック補正量Δfiを加算して機関10に供給する燃料噴射量tau(=fin*FKG+Δfi)を算出する燃料噴射量算出手段15と、を備えた内燃機関の空燃比制御装置において、基本噴射量finとフィードバック補正量Δfiとの比であるフィードバック補正率dfirtを算出するフィードバック補正率算出手段16と、フィードバック補正率dfirtとそのスレッショールドとの比較に基づき、すなわちフィードバック補正率dfirtがそのスレッショールドを越えたとき学習補正係数FKGを更新する学習手段17と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明による空燃比制御装置は、フィードバック補正量Δfiと基本噴射量finとの比として算出したフィードバック補正率dfirtをパラメータとするので、フィードバック補正量に対応して学習補正係数が更新される。その結果、正確な空燃比の学習制御を行うことができる。
【0009】
また、フィードバック補正率dfirtをパラメータとしてフィードバック補正率dfirtがそのスレッショールドを越えたときに学習補正係数FKGを更新するので、フィードバック補正量Δfiを決定する比例ゲイン、積分ゲイン、または負荷に応じてフィードバック補正量Δfiを補正する負荷補正係数ekldの値の変更によらず、フィードバック補正率dfirtに対する同一スレッショールドを境界にして学習補正係数FKGが更新される。その結果、機関の排気浄化の遅れや空燃比フィードバック制御のハンチングの発生を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図2は本発明による空燃比制御装置をV型6気筒機関に適用した場合の実施例を示す全体概略図である。なお、本発明はV型機関以外の直列気筒機関にも当然に適用可能であることはいうまでもない。図2において、21はそれぞれ3つのシリンダがV字型に2列に配置された構成のV型6気筒機関の本体を示す。機関本体21の吸気通路22にはエアフローメータ23が設けられている。エアフローメータ23は吸入空気量を直接計測するものであって、たとえばポテンショメータを内蔵した可動ベーン式エアフローメータ等が使用され、吸入空気量に比例したアナログ電圧の出力信号を発生する。この出力信号は制御回路30のマルチプレクサ内蔵A/D変換器101に入力されている。ディストリビュータ24には、その軸がたとえばクランク角に換算して720°毎に基準位置検出用パルス信号を発生するクランク角センサ25Aおよびクランク角に換算して30°毎にクランク各検出用パルス信号を発生するクランク角センサ25Bがそれぞれ設けられている。これらクランク角センサ25A、25Bのパルス信号は制御回路30の入出力インターフェイス102に供給され、このうちクランク角センサ25Bの出力はCPU103の割込み端子に供給されている。
【0011】
また機関21の吸気管内には吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサ26が設けられ、吸気圧センサ26はこの吸気圧に比例したアナログ電圧の電気信号を発生し、この出力もA/D変換器101に供給されている。
さらに、吸気通路22には各気筒毎に燃料供給系から加圧燃料を吸気ポートへ供給するための燃料噴射弁27A、27Bが設けられている。
また、機関本体21のシリンダブロックのウォータジャケット(図示せず)には、冷却水の温度を検出するための水温センサ29が設けられている。水温センサ29は冷却水の温度に応じたアナログ電圧の電気信号を発生する。この出力もA/D変換器101に供給されている。
【0012】
機関21の右バンク(以下、Aバンクという)及び左バンク(以下Bバンクという)の排気マニホールド31A、31Bより下流の排気系には、それぞれ排気ガス中の3つの有害成分HC、CO、NOX を同時に浄化する三元触媒を収容する触媒コンバータ32A、32Bが設けられている。この触媒コンバータ(スタートキャタリスト)32A、32Bは機関始動時の触媒暖機を短時間で行えるように、比較的小容量とされ、エンジンルーム内に設けられている。
【0013】
Aバンクの排気マニホールド31Aには、すなわち触媒コンバータ32Aの上流側の排気管31AにはAバンク用の空燃比センサ33Aが設けられ、またBバンクの排気マニホールド31Bには、すなわち触媒コンバータ32Bの上流側の排気管31Bには同様にBバンク用の空燃比センサ33Bが設けられている。
【0014】
さらに、2つの排気管34A、34Bはその下流において集合部35aにおいて合流しており、この集合部35a下流側の排気管には三元触媒を収容する触媒コンバータ(メインキャタリスト)36が配置されている。この触媒コンバータ36は比較的容量が大きく、車体の床下に設置されている。触媒コンバータ36の下流側には集合排気管35が連結されている。
【0015】
本実施例では、空燃比センサ33A、33Bとしては、排気中の酸素成分濃度と広い空燃比範囲で一対一に対応する、つまり排気空燃比と一対一に対応する出力信号を発生するリニア型の全域空燃比センサ(A/Fセンサ)が使用されている。空燃比センサ33A、33Bは、機関21の排気ガスに含まれる酸素濃度と略比例する出力電圧を発生し、この出力電圧は制御回路30のA/D変換器101に供給されている。
【0016】
本実施例では、制御回路30は、たとえばマイクロコンピュータとして構成され、A/D変換器101、入出力インターフェイス102、CPU103の他に、ROM104、RAM105、バックアップRAM106、クロック発生回路107等が設けられている。制御回路30は、機関21の燃料噴射制御、点火時期制御等の基本制御を行う他、図1を用いて説明した基本噴射量算出手段13、フィードバック(F/B)補正量算出手段14、燃料噴射量算出手段15、フィードバック(F/B)補正率算出手段16、学習手段17としての機能を有し、機関21の空燃比制御を行う。
【0017】
また、吸気通路22のスロットル弁38には、スロットル弁38が全閉状態か否かを示す信号、すなわちXIDL信号を発生するアイドルスイッチ39が設けられている。このアイドル状態出力信号XIDLは制御回路30の入出力インターフェイス102に供給される。
【0018】
さらに40A、40Bは2次空気導入制御弁であって、減速時あるいはアイドル時に図示しないエアポンプ等の空気源から2次空気を排気マニホルド31A、31Bに供給して、HC、COエミッションを低減するためのものである。
【0019】
さらに、制御回路30において、ダウンカウンタ108A、フリップフロップ109A、および駆動回路110AはAバンクの燃料噴射弁27Aを制御するためのものであり、ダウンカウンタ108B、フリップフロップ109B、駆動回路110BはBバンクの燃料噴射弁7Bを制御するためのものである。すなわち、後述のルーチンにおいて、燃料噴射量(噴射時間)tau(A) (tau(B) )が演算されると、噴射時間tau(A) (tau(B) )がダウンカウンタ108A(108B)にプリセットされると共にフリップフロップ109A(109B)もセットされる。この結果、駆動回路110A(110B)が燃料噴射弁27A(27B)の付勢を開始する。他方、ダウンカウンタ108A(108B)がクロック信号(図示せず)を計数して最後にその出力端子が“1”レベルとなったときに、フリップフロップ109A(109B)がセットされて駆動回路110A(110B)は燃料噴射弁27A(27B)の付勢を停止する。つまり、上述の燃料噴射時間tau(A) (tau(B) )だけ燃料噴射弁27A(27B)は付勢され、時間tau(A) (tau(B) )に応じた量の燃料が機関21のAバンク(Bバンク)燃焼室に送り込まれることになる。なお、CPU103の割込みは、A/D変換器101のA/D変換終了後、入出力インターフェイス102がクランク角センサ25Bのパルス信号を受信した時、等に発生する。
【0020】
エアフローメータ23の吸入空気量データ、吸気圧センサ26の吸気圧データおよび水温センサ29の冷却水温データは所定時間もしくは所定クランク角毎に実行されるA/D変換ルーチンによって取込まれてRAM105の所定領域に格納される。つまり、RAM105における吸入空気量データ、吸気圧データおよび冷却水温データは所定時間毎に更新されている。また、回転速度データはクランク角センサ25Bの30°CA(クランク角)毎の割込みによって演算されてRAM105の所定領域に格納される。
【0021】
次に、図1と図2を相互に参照しつつPID制御に基づく本発明による空燃比制御装置の実施例について説明する。本発明による空燃比制御装置の実施例として、リニア型空燃比センサ出力によるPID(比例積分微分)項を用いた古典制御方式の空燃比フィードバック制御に、フィードバック補正率に基づく学習制御を加えた例を採用した。実施例における制御回路30では、空燃比センサ33Aまたは33Bの出力VA/F と機関21の混合気の空燃比が理論空燃比となるように設定された目標空燃比すなわちストイキ相当の基準値VA/FSとの偏差(VA/F −VA/FS=ΔVA/FS)を用いて、燃料噴射量の空燃比フィードバック補正量Δfi=ΔVA/F *eklfを以下のように算出する。
ここで、KPは一定の比例係数、SUM(ΔVA/FS)は後述する方法で求める偏差ΔVA/FSの積分値(SUMΔVA/FS=ΣΔVA/FS)、KIは一定の積分係数、d(ΔVA/FS)は後述する方法で求めるΔVA/FSの変化率(微分値)、KDは一定の微分係数をそれぞれ示し、eklfは機関の負荷状態に応じて予め設定される負荷補正係数を示す。
【0022】
すなわち、燃料噴射量の空燃比フィードバック補正量Δfi=ΔVA/F *eklfは、先ず空燃比センサ出力VA/F と機関の混合気が理論空燃比となるときの空燃比センサの出力に相当する基準値VA/FSとの偏差ΔVA/FSに基づいてPID(比例、積分、微分)処理して決定される。ここで、KP、KI、KDはフィードバックのゲイン定数であり、実験等により決定される。
【0023】
ここで、比例項KP*ΔVA/FS、及び微分項KD*(dΔVA/FS)は、空燃比の過渡的な変動を補正するためのものであり、積分項KI*(SUMΔVA/FS)は、空燃比の定常的なずれ、例えば基準出力の経年的変化により生じる定常偏差を補正するためのものである。
【0024】
次いで、制御回路30は上記算出した補正量ΔVA/F に機関の負荷状態に応じて予め設定される負荷補正係数ekldを乗算して燃料噴射量補正項Δfiを換算して求める。そして、機関の燃料噴射量tauを、tau=fin*FKG+Δfi+αとして算出する。次に、燃料噴射量tauの算出方法について以下に説明する。
【0025】
図3は実施例の空燃比制御ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、PID制御に基づき制御回路30によりクランク軸一定回転毎(例えば、360度毎)に実行される。本ルーチンがスタートすると、ステップ301〜303では、フラグiの値が前回ルーチン実行時の値から変更される。ここで、フラグiの値はこれから燃料噴射量を演算する気筒バンクを表し、i=0はAバンクを、i=1はBバンクを表す。ステップ301〜303でフラグiの値が設定されると、以下の計算では設定されたフラグiの値に応じてRAM105のアドレスセットが行われ、それぞれのバンクに応じて演算が行われる。すなわち、i=0の場合にはAバンク用にRAM105のアドレスセットが行われ、Aバンク用の空燃比センサ33Aを用いて燃料噴射量の演算が行われる(この場合ステップ307、309、310に記した添字“(i) ”はi=0のとき“A”を意味するものとする)。また、i=1の場合には同様にBバンク用にRAM105のアドレスセットが行われ、Bバンク用の空燃比センサ33Bを用いて燃料噴射量の演算が行われる(この場合ステップ307、309、310に記した添字“(i) ”はi=1のとき“B”を意味する)。これにより、機関1サイクル(クランク軸720度回転)の間に、AバンクとBバンクの燃料噴射弁がそれぞれ一回ずつ交互に計算されることになる。
【0026】
なお、空燃比センサ33A、33Bの出力による空燃比フィードバック制御の実行条件は、例えば、▲1▼冷却水温が所定値以上であること、▲2▼機関の始動が完了していること、▲3▼始動後増量、暖機増量、パワー増量、触媒過熱防止のためのOTP増量などの燃料増量が実行中でなく、かつ上記燃料増量が終了してから所定時間が経過したこと、▲4▼燃料カットが実行中でなく、かつ燃料カットが終了してから所定時間が経過したこと、▲5▼機関始動後、空燃比センサ33A、33Bが活性化したと判断されたこと等であり、これらの条件が全部成立したときにのみ空燃比フィードバック制御が実行される。
【0027】
ステップ304では空燃比センサ出力VA/F の基準出力VA/FSからの偏差、ΔVA/FSを、
ΔVA/FS=VA/F −VA/FS
として計算する。なお、A、B両バンクの上流側A/Fセンサ出力VA/F(i)は、別途制御回路30により実行される図示しないルーチンにより、一定時間毎(例えば8ms毎)にAD変換して読み込まれ、RAM105に常に最新のデータが格納される。次いでステップ305では、上記ΔVA/FSの値を用いて、ΔVA/FSの積分値SUMΔVA/FSが演算される。
【0028】
次に、ステップ306に進み、前回ルーチン実行時から今回ルーチン実行時のΔVA/FSの変化量、すなわちΔVA/FSの微分値dΔVA/FSを、
dΔVA/FS=ΔVA/FS(K) −ΔVA/FS(K−1)
として算出する。ここで、ΔVA/FS(K) は今回ルーチン実行時の偏差ΔVA/FSを、ΔVA/FS(K−1) は前回ルーチン実行時のΔVA/FS(K) を示す。
【0029】
また、ステップ307では、上記により計算したΔVA/FS、SUMΔVA/FS、dΔVA/FSの値を用いて、燃料噴射量の空燃比フィードバック補正量Δfi(i) を、
を計算した後、さらに
Δfi(i) = ΔVA/F(i)*ekld
を計算して求める。
【0030】
次に、ステップ308では、後述する学習ルーチンへ飛び学習補正係数FKGを算出する。ステップ309では、前記Δfiと後述する学習値KGから算出される学習補正係数FKGとを用いて燃料噴射量tau(i) を、
tau(i) = fin(i) *FKG + Δfi(i) + α
として演算する。ここで、fin(i) は基本噴射量、FKGは学習補正係数、Δfi(i) は空燃比フィードバック補正量、αはその他の補正量、例えば過渡時の補正量fmwである。ステップ310では、別途実行される燃料噴射ルーチン(図示せず)により、制御回路30のダウンカウンタ108(i) に時間tau(i) がセットされる。これにより、駆動回路110(i) により燃料噴射弁27(i) からtau(i) に相当する時間、燃料が噴射される。
【0031】
図4〜図6は積分値の学習ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、制御回路30により、クランク軸一定回転毎(例えば、360度毎)または所定時間毎に実行される。先ず、図4と図5に示す機関21の8つの運転領域(j=0〜7)を判別するルーチンを説明する。ステップ401では機関21の回転数NE、吸気圧PM、アイドルスイッチ39のアイドル状態信号XIDLを取り込む。ステップ402ではアイドル状態信号XIDLがオンか否かを判別してオンのときはアイドル状態とみなしステップ403へ進み、オフのときはアイドル状態でないとみなしステップ406へ進む。ステップ403では機関21の回転数NEが500≦NE<1000(RPM)であるか否かを判別し、YESのときはステップ404へ進み、NOのときはステップ421へ進む。ステップ404では機関21の吸気圧PMが173(mmHg)≦PMであるか否かを判別し、YESのときはステップ405へ進み、運転領域をj=0と設定してステップ422へ進み、NOのときはステップ421へ進む。
【0032】
次いでステップ406では機関21の回転数NEが1000≦NE≦3200(RPM)であるか否かを判別し、YESのときはステップ407へ進み、NOのときはステップ421へ進む。ステップ407では機関21の吸気圧PMがPM<173(mmHg)であるか否かを判別し、YESのときはステップ421へ進み、NOのときはステップ408へ進む。次いでステップ408では機関21の吸気圧PMが173≦PM<251(mmHg)であるか否かを判別し、YESのときはステップ409へ進み、運転領域をj=1と設定してステップ422へ進み、NOのときはステップ410へ進む。ステップ410からステップ420では同様に機関21の吸気圧PMに応じて251≦PM<329のときはj=2、329≦PM<407のときはj=3、407≦PM<485のときはj=4、485≦PM<563のときはj=5、563≦PM<641のときはj=6、641≦PMのときはj=7とそれぞれ運転領域を設定する。ステップ403、404、406またはステップ407で判別結果がNOのときは学習条件不成立とみなし、ステップ421へ進み運転領域をj=FF(16進数)と設定する。
【0033】
図6はステップ401〜421で判別され設定された運転領域毎の学習値KG〔j〕を学習するルーチンを示すフローチャートである。先ず、ステップ422ではjがFFか否かを判別しYESのときはこのルーチンを終了し、NOのときはステップ423へ進む。次にステップ423ではフィードバック(F/B)補正率dfirt〔j〕(%)を、次式から算出する。
dfirt〔j〕=Δfi(i) /fin(i)
ここで、jは機関21の運転領域に対応する0〜7の整数、Δfi(i) は空燃比フィードバック補正量、fin(i) は基本噴射量である。したがって、フィードバック(F/B)補正率dfirt〔j〕(%)は、今回処理周期の基本噴射量とフィードバック補正量との比で表されることが判る。
【0034】
次いで、ステップ424では予めRAM105に格納された機関21の運転領域毎のフィードバック補正率dfirt〔j〕(%)に対する学習更新量Δkg〔j〕(%)のマップから学習更新量Δkg〔j〕(%)を読み取る。ステップ424に示すマップから、フィードバック補正率dfirt〔j〕はそのスレッショールドTHRを越えると、すなわち不感帯を外れると与えられ、スレッショールドTHRを越えた後はリニアに比例することが示されている。他の実施例として学習更新量Δkg〔j〕をフィードバック補正率dfirt〔j〕に対しリニアに比例する代わりに階段状に増減させるようにしてもよい。また、この学習更新量Δkg〔j〕を可変できるようにしておくことにより学習速度を調節することができる。次いで、ステップ425では学習値KG〔j〕を、
KG〔j〕=KG〔j〕+Δkg〔j〕
として算出して更新する。
【0035】
次にアイドル状態信号XIDLのオンオフ状態を判別してXIDL=1のときはステップ427へ進みKGX=KG〔0〕と設定してステップ433へ進み、XIDL=0のときはステップ428へ進む。ステップ428ではj≦1を判別し、YESのときはステップ429へ進みKGX=KG〔1〕と設定してステップ433へ進み、NOのときはステップ430へ進む。ステップ430では7≦jを判別し、YESのときはステップ431へ進みKGX=KG〔7〕と設定してステップ433へ進み、NOのときはステップ432へ進む。ステップ432では1<j<7のKGXをKG〔j〕とKG〔j−1〕の間で補間演算して求める。ステップ433では、KGXを下限ガード値KKGMNと比較し、KKGMN≦KGXのときはステップ435へ進み、KKGMN>KGXのときはステップ434へ進みKGXにKKGMNを設定してステップ437へ進む。ステップ435ではKGXを上限ガード値KKGMXと比較し、KGX≦KKGMXのときはステップ437へ進み、KXG>KKGMXのときはステップ436へ進みKGXにKKGMXを設定してステップ437へ進む。ステップ437では学習値KGXに1を加算して学習補正係数FKGを算出してRAM105に記憶し、この学習ルーチンを終了する。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、フィードバック補正量と基本噴射量との比として算出したフィードバック補正率をパラメータとするので、フィードバック補正量に対応して学習補正係数が更新され、正確な空燃比の学習制御を行うことができる。
【0037】
また、本発明によれば、フィードバック補正率をパラメータとしてフィードバック補正率がそのスレッショールドを越えたときに学習補正係数を更新するので、フィードバック補正量を決定する比例ゲイン、積分ゲイン、または負荷に応じてフィードバック補正量を補正する負荷補正係数の値の変更によらず、フィードバック補正率に対する同一スレッショールドを境界にして学習補正係数が更新されるので、機関の排気浄化の遅れや空燃比フィードバック制御のハンチングの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空燃比制御装置の基本構成図である。
【図2】本発明による空燃比制御装置をV型6気筒機関に適用した場合の実施例を示す全体概略図である。
【図3】本発明による実施例の空燃比制御方法のフローチャートである。
【図4】積分値の学習ルーチンの前段フローチャートである。
【図5】積分値の学習ルーチンの中段フローチャートである。
【図6】積分値の学習ルーチンの後段フローチャートである。
【符号の説明】
10…内燃機関
11…空燃比センサ
13…基本噴射量算出手段
14…フィードバック(F/B)補正量算出手段
15…燃料噴射量算出手段
16…フィードバック(F/B)補正率算出手段
17…学習手段
21…機関本体
22…吸気通路
23…エアフローメータ
27A、27B…燃料噴射弁
30…制御回路、
32A、32B…触媒コンバータ
33A、33B…空燃比センサ
Claims (1)
- 機関の排気系に設けられたリニア型の空燃比センサと、該機関の運転状態に基づき該機関に供給する基本噴射量を算出する基本噴射量算出手段と、該空燃比センサにより検出される実空燃比と該機関に供給する混合気の目標空燃比との差に基づきPI制御によりフィードバック補正量を算出するフィードバック補正量算出手段と、該基本噴射量と学習補正係数とを乗算した値に該フィードバック補正量を加算して該機関に供給する燃料噴射量を算出する燃料噴射量算出手段と、を備えた内燃機関の空燃比制御装置において、
前記基本噴射量と前記フィードバック補正量との比であるフィードバック補正率を算出するフィードバック補正率算出手段と、
前記フィードバック補正率とそのスレッショールドとの比較に基づき前記学習補正係数を更新する学習手段と、
を備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
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