JP3579759B2 - 車両用連動ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や自動二輪車を始めとする走行車両の2つの機械式ブレーキを1つのブレーキ操作子によって作動する車両用連動ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車等に用いる連動ブレーキ装置として、例えば実開平2−57767号公報や特開昭56−67681号公報に示されるものがある。
【0003】
前者の技術は、実施例の第3図に、ブレーキ操作子の液圧マスタシリンダにつながれた液圧配管をシリンダ型のケーブルアクチュエータに連結し、一対の機械式後輪ブレーキのそれぞれにつながれたワイヤケーブルをイコライザの両端に連結して、該イコライザをケーブルアクチュエータのピストン外端に連結した構成が示されており、ブレーキ操作子の操作によって液圧マスタシリンダに発生した液圧の作動力をケーブルアクチュエータで機械的作動力に変換し、更にケーブルアクチュエータのピストンでイコライザを回動することにより、双方の後輪ブレーキを同時に作動するようにしている。
【0004】
また、後者の連動ブレーキ装置は、ケーブルアクチュエータに動滑車を用いて、この動滑車に前輪ブレーキのワイヤケーブルを巻き掛けると共に、動滑車に後輪ブレーキのワイヤケーブルを連結しており、前輪用のワイヤケーブルをブレーキ操作子にて牽引操作して前輪ブレーキを作動すると同時に、前輪ブレーキのワイヤケーブルにて動滑車をスライドすることにより、後輪用のワイヤケーブルを牽引して後輪ブレーキを作動するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの連動ブレーキ装置も、ブレーキ操作子からの入力荷重が2本のワイヤケーブルに分配されるため、前・後輪の機械式ブレーキには半減した牽引力しか作用せず、前・後輪ブレーキの制動力が低下してしまう。この対策として、ケーブルアクチュエータに一対のピストンを並列に備えた連動型の液圧シリンダを採用し、前・後輪ブレーキのワイヤケーブルをそれぞれのピストンで牽引する手段が考えられるが、この場合には、ケーブルアクチュエータの構造が複雑で加工数も多く、またコスト的にも不利であり、前・後輪ブレーキの個々に専用のアクチュエータを用いることとあまり変わりがない。
【0006】
そこで本発明者は、ブレーキ操作子からの入力荷重が低下せず、また構造が簡単で軽量・コンパクトなケーブルアクチュエータとしてフローティング型の油圧シリンダに着目し、以下、これを図3乃至図5に基づいて検討する。
図3乃至図5は自動二輪車用の連動ブレーキ装置1で、ケーブルアクチュエータ2は、別途の図示しない液圧マスタシリンダから供給される液圧にて作動する液圧シリンダで、車体に取付けられた保持枠3の対向するガイド板3a,3bの間に配設され、シリンダボディ4に設けた入力ポート4aに、液圧マスタシリンダからの液圧配管(図示せず)が接続される。
【0007】
内拡式の機械式ブレーキを用いた前輪ブレーキ5のブレーキアーム7と、同じく後輪ブレーキ6のブレーキアーム8にはワイヤケーブル9,10の一端が連結され、該ワイヤケーブル9,10の他端側をガイド板3a,3bより保持枠3内に取り込んで、ケーブルアクチュエータ2のシリンダボディ4とピストン11の外端に、それぞれワイヤケーブル9,10の他端を連結しており、ケーブルアクチュエータ2は、入力ポート4aからシリンダボディ4内の液圧室に供給される液圧によって、シリンダボディ4の内部へピストン11を引き込み、該ピストン11の押動反力にてシリンダボディ4をピストン11の引き込みとは反対方向へ作動するようになっている。
【0008】
非制動時の連動ブレーキ装置1は、ケーブルアクチュエータ2が、図3に示すガイド板3a,3bの略中間で後退限位置にあり、また前・後輪ブレーキ5,6の弓形ブレーキシュー12,12が、シューリターンスプリング13,14の牽引力によって半径方向内側の後退限に位置した縮径状態にある。そして、制動時に入力ポート4aからシリンダボディ4内の液圧室に昇圧した作動液が供給されると、シリンダボディ4とピストン11とが互いに内方向へ相対移動してワイヤケーブル9,10を牽引し、前・後輪ブレーキ5,6のブレーキアーム7,8が基端のカム7a,8aと共に回動して、ブレーキシュー12,12をシューリターンスプリング13,14の引張力に抗して拡開し、両ブレーキシュー12,12のライニング12a,12aを、図示しないブレーキドラムの内周面に摺接させて制動作用が行なわれる。
【0009】
また、上述の制動操作を解除すると、前・後輪ブレーキ5,6のブレーキシュー12,12がシューリターンスプリング13,14の引張力によって縮径し、ブレーキアーム7,8とカム7a,8aとが制動とは逆方向へ作動することにより、シリンダボディ4とピストン11とが互いに外方向へ相対移動して、図3の非作動状態に復帰する。
【0010】
このように構成される連動ブレーキ装置1は、ワイヤケーブル9,10に伸びを生じたり、ライニング12aの摩耗によってブレーキドラムとの制動間隙が所定量以上に拡がった場合に、ワイヤケーブル9,10の外端に螺着したアジャストナット15,15をマニュアル調整することによって、ワイヤケーブル9,10を張設したり制動間隙が再設定され、マニュアル調整後には図4に示す如く、ケーブルアクチュエータ2を常にガイド板3a,3bの中間に保持しながら、ブレーキアーム7,8とカム7a,8aの後退限位置が、対称関係に角度変更されて行く。
【0011】
しかしながら、前・後輪ブレーキ5,6のアジャストナット15,15のマニュアル調整が均等でなかったり、シューリターンスプリングやレバーリターンスプリング等の構成部品の製造誤差、例えば前・後輪ブレーキ5,6に用いたシューリターンスプリング13,14のセット荷重に製造上のバラ付きがあり、前輪ブレーキ5のシューリターンスプリング13のセット荷重が、後輪ブレーキ6のシューリターンスプリング14のそれよりも大きい場合には、前・後輪ブレーキ5,6のブレーキシュー12,12を縮径する戻し力が不均一となって、図5に示すように、シューリターンスプリング13による戻し力の大きい前輪ブレーキ5では、ブレーキシュー12,12が所定量を越えて小さく縮径する反面、シューリターンスプリング14による戻し力の小さい後輪ブレーキ6では、ブレーキシュー12,12が僅かしか縮径せず、非制動時のブレーキアーム7,8とカム7a,8aとが非対称の角度に停止して、ケーブルアクチュエータ2が前輪ブレーキ5側のガイド板3a寄りに位置するようになる。
【0012】
このため、シューリターンスプリング13のセット荷重が大きい前輪ブレーキ5のワイヤケーブル9と、シューリターンスプリング14のセット荷重が小さな後輪ブレーキ6のワイヤケーブル10とでは、ケーブルアクチュエータ2のシリンダボディ4とピストン11との牽引力が異なり、牽引抵抗の小さな後輪ブレーキ6がピストン11によって先に作動したのち、牽引抵抗の大きな前輪ブレーキ5がシリンダボディ4によって作動するという不具合が懸念される。
【0013】
このような前・後輪ブレーキ5,6の作動開始のズレは、前述の如く、アジャストナット15,15の調整不均衡や構成部品の製造誤差等によって発生するもので、場合によっては前・後輪ブレーキ5,6のいずれが先に作動するか分らず、例えば車両メーカが、予め自動二輪車に、後輪ブレーキが前輪ブレーキよりも先に作動するように設定する後輪ブレーキ優先とは全く異なる不確定なものであった。
【0014】
更に他の不具合として、縮径量が僅かな後輪ブレーキ6では、ブレーキシュー12,12のライニング12a,12aをブレーキドラムで引摺り、前輪ブレーキ5側のライニング12a,12aよりも著しく摩耗したり、車両の大きな走行抵抗となる場合がある。また、前輪ブレーキ5側では、ブレーキ操作子の作動ストロークが増大したり、制動操作の開始から初期制動力が発生するまでの時間的な立ち遅れを生ずる虞がある。
【0015】
そこで本発明は、ケーブルアクチュエータにフローティング型の油圧シリンダを用いて、その利便性を生かしながら、フローティング型油圧シリンダによるケーブルアクチュエータの欠点を解消した車両用連動ブレーキ装置を安価に提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の目的に従って、ブレーキ操作子の液圧マスタシリンダにつながれた液圧配管と、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキの2つの機械式ブレーキのそれぞれにつながれたワイヤケーブルやロッド等の各連繋手段とをケーブルアクチュエータにて連結し、前記ブレーキ操作子の操作によって前記2つの機械式ブレーキを連動するバーハンドル車両用ブレーキ装置において、本発明の第1は、前記ケーブルアクチュエータを、シリンダボディ内部の液圧室に供給される液圧によって、ピストンをシリンダボディの内部へ引き込み、該シリンダボディを同じく前記液圧にてピストンの引き込みとは反対方向へ作動するフローティング型の液圧シリンダとし、前記液圧配管をケーブルアクチュエータの液圧室に連結し、前記後輪ブレーキの連繋手段を前記シリンダボディから突出するピストンの外端に、前記前輪ブレーキの連繋手段をシリンダボディのピストンと反対側の端部にそれぞれ連結し、該シリンダボディを付勢手段にて非作動方向へ付勢して、非作動時のシリンダボディの後退位置をストッパとの当接にて常時規制すると共に、前記ピストンが前記シリンダボディに先んじて作動するようにしたことを特徴とし、本発明の第2は、前記ケーブルアクチュエータを、シリンダボディ内部の液圧室に供給される液圧によって、ピストンをシリンダボディの内部へ引き込み、該シリンダボディを同じく前記液圧にてピストンの引き込みとは反対方向へ作動するフローティング型の液圧シリンダとし、前記液圧配管をケーブルアクチュエータの液圧室に連結し、前記前輪ブレーキの連繋手段を前記シリンダボディから突出するピストンの外端に、前記後輪ブレーキの連繋手段をシリンダボディのピストンと反対側の端部にそれぞれ連結し、該シリンダボディを付勢手段にて非作動方向へ付勢して、非作動時のシリンダボディの後退位置をストッパとの当接にて常時規制すると共に、前記ピストンが前記シリンダボディに先んじて作動するようにしたことを特徴としている。
【0017】
また、前記ピストンに抵抗力としてかかる前記連繋手段の張力は、前記シリンダボディに抵抗力としてかかる前記連繋手段の張力と前記付勢手段の弾発力よりも小さく設定してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用連動ブレーキ装置を自動二輪車に適用した一形態例を、図1及び図2に基づいて説明する。
連動ブレーキ装置20は、操向用のハンドルバー21の左端に取着される液圧マスタシリンダ22及びブレーキレバー23と、フロントフォーク24の下端に枢支される前輪ブレーキ25と、スイングアーム27の後端に枢支される後輪ブレーキ26と、液圧マスタシリンダ22につながれる液圧配管28と、前・後輪ブレーキ25,26につながれる第1ワイヤケーブル29及び第2ワイヤケーブル30と、自動二輪車の車体に固設された保持枠31と、該保持枠31の対向する一対のガイド板31a,31bの間に付勢手段32を用いて保持されるフローティング型のケーブルアクチュエータ33とからなっている。
【0019】
液圧配管28は、ケーブルアクチュエータ33のシリンダボディ34に設けた入力ポート34aに接続され、前輪ブレーキ25の第1ワイヤケーブル29はシリンダボディ34の外端に、また後輪ブレーキ26の第2ワイヤケーブル30は、シリンダボディ34より突出するピストン35の外端にそれぞれ接続されており、前・後輪ブレーキ25,26は、ブレーキレバー23の握り操作で液圧マスタシリンダ22に発生した液圧によってケーブルアクチュエータ33を作動し、更に第1,第2ワイヤケーブル29,30を牽引操作して同時に作動するようになっている。
【0020】
前・後輪ブレーキ25,26には、ブレーキドラムを覆って該ブレーキドラムと矢印A方向へ回転する前輪ホイール及び後輪ホイール(いずれも図示せず)に収納可能な小径で且つ安価な機械式リーディング&トレーリング型の内拡式ドラムブレーキがそれぞれ採用されている。また、ブレーキレバー23は、本発明のブレーキ操作子に相当し、第1,第2ワイヤケーブル29,30がそれぞれ本発明の連繋手段に相当し、更に保持枠31の一方のガイド板31aが、ケーブルアクチュエータ33の非作動時におけるシリンダボディ34の後退位置を規制する本発明のストッパに相当する。
【0021】
前・後輪ブレーキ25,26は、フロントフォーク24またはスイングアーム27に固設されるバックプレート36の内部に、それぞれ一対の弓形ブレーキシュー37,37が対向配置され、該ブレーキシュー37,37の端部間に、拡開用のカム軸38と拡開支点となるアンカーピン39とが配設されており、バックプレート36から突出するカム軸38の外端にはブレーキアーム40が固着されている。前輪ブレーキ25のブレーキシュー37,37の間には一対のシューリターンスプリング41,41が、また後輪ブレーキ26のブレーキシュー37,37の間には一対のシューリターンスプリング42,42が、それぞれ張設されており、各ブレーキ25,26のブレーキシュー37,37は、シューリターンスプリング41,41,42,42の牽引力によって常時縮径方向に付勢されている。
【0022】
前・後輪ブレーキ25,26のバックプレート36には、それぞれワイヤブラケット36aが突設されており、各ワイヤブラケット36aに、第1,第2ワイヤケーブル29,30のスクリュロッド29a,30aが支承されている。ブレーキアーム40の先端には、第1,第2ワイヤケーブル29,30の一端が連結され、ブレーキアーム40の先端外側にアジャストナット43が螺着されると共に、ブレーキアーム40とワイヤブラケット36aとの間にレバーリターンスプリング44,45が縮設されており、各ブレーキアーム40は、レバーリターンスプリング44,45の弾発力によって図1に示す非作動方向に常時付勢されている。
【0023】
前記ケーブルアクチュエータ33は、液圧マスタシリンダ22からシリンダボディ34内の液圧室46に供給される液圧にて、シリンダボディ34とピストン35とを作動し、第1,第2ワイヤケーブル29,30を牽引して、前・後輪ブレーキ25,26を作動する作動力変換手段で、このケーブルアクチュエータ33には、液圧マスタシリンダ22からの液圧にて、ピストン35をシリンダボディ34のシリンダ孔47内へ引き込み(図1の左方向)、該シリンダボディ34を同じく液圧マスタシリンダ22からの液圧にてピストン35の引き込みとは反対方向(図1の右方向)へ作動するフローティング型の液圧シリンダが用いられている。
【0024】
シリンダボディ34の一方のガイド板31a側には、プラグ48がシリンダ孔47を閉塞して被着されており、シリンダ孔47には、ピストン35の大径軸部35aと中径部35bとがOリング49aを用いて液密に収容され、他方のガイド板31b側に開口する小径孔47aに、ピストン35の小径部35cがOリング49bを用いて液密に挿通されている。ピストン35は、上記大径軸部35a及び中径軸部35bと小径軸部35cとを順次連ねた段付きのピストンで、中径軸部35bとシリンダ孔47との間には、前記液圧室46が入力ポート34aと連通して設けられている。
【0025】
シリンダ孔47の一方のガイド板31a側には、プラグ48とピストン35の大径軸部35aとの間に大気室50が画成され、ピストン35は、大気室50に縮設されたピストンリターンスプリング51の弾発力にて他方のガイド板31b方向へ付勢され、中径軸部35bがシリンダ孔47と小径孔47aとの間の段部に支承されると共に、小径軸部35cの外端が小径孔47aの外側に突出配置されている。
【0026】
保持枠31のガイド板31a,31bには、第1,第2ワイヤケーブル29,30のアウタチューブ29b,30bの端部が支承されており、一方のガイド板31aに挿通された第1ワイヤケーブル29の他端がプラグ48の突部48aに連結され、他方のガイド板31bに挿通された第2ワイヤケーブル30の他端が、ケーブルコネクタ52を介してピストン35の小径軸部35cの外端に連結されている。
【0027】
前記付勢手段32にはコイルスプリングが用いられ、シリンダボディ34のフランジ34bと他方のガイド板31b側との間に縮設されており、ケーブルアクチュエータ33は、付勢手段32の付勢力にて非作動方向である一方のガイド板31a方向へ付勢され、プラグ48の突部48aが一方のガイド板31aに当接して、非作動時の後退限を規制されている。
【0028】
このように構成される連動ブレーキ装置20は、前・後輪ブレーキ25,26のブレーキシュー37,37が、シューリターンスプリング41,41,42,42の牽引力によって半径方向内側の後退限に位置した縮径状態にあり、またケーブルアクチュエータ33が、付勢手段32の弾発力にて、プラグ48の突部48aを一方のガイド板31aに当接させた後退限に位置している。
【0029】
また、ブレーキレバー23が握り操作され、液圧マスタシリンダ22に発生した液圧が、入力ポート34aからケーブルアクチュエータ33の液圧室46に供給されると、液圧室46の拡大に伴って、ピストン35がシリンダボディ34内へ引き込まれ(図1,図2の左方向)、またシリンダボディ34が付勢手段32を圧縮しながら他方のガイド板31b方向(図1,図2の右方向)へ互いに相対移動して、第1,第2ワイヤケーブル29,30を牽引し、前・後輪ブレーキ25,26のブレーキアーム40が、レバーリターンスプリング44,45を圧縮しながらカム38と共に回動する。次に、前・後輪ブレーキ25,26のブレーキシュー37,37が、それぞれカム38の回動によってシューリターンスプリング41,41,42,42を引張しながら拡開し、外周面のライニング37a,37aを、ブレーキドラムの内周面に摺接させて制動作用が行なわれる。
【0030】
一方、ブレーキレバー23の握り操作を解除すると、前・後輪ブレーキ25,26のブレーキシュー37,37がシューリターンスプリング41,41,42,42の引張力によって縮径し、ブレーキアーム40とカム38とが、レバーリターンスプリング44,45の復元と共に制動とは逆方向へ回動することにより、シリンダボディ34とピストン35とが互いに外方向へ相対移動して非作動状態に復帰する(図1及び図2)。
【0031】
ケーブルアクチュエータ33の付勢手段32には、そのセット荷重Fkが、
前輪ブレーキ25のシューリターンスプリング41,41やレバーリターンスプリング44から第1ワイヤケーブル29に作用するケーブル牽引力をFf
後輪ブレーキ26のシューリターンスプリング42,42やレバーリターンスプリング45から第2ワイヤケーブル30に作用するケーブル牽引力をFr
とした場合に、
Fk≧Fr(max)−Ff(min) …(1)
の関係式が成り立つように設定される。
【0032】
ここで、Ff(min)は、前輪ブレーキ25の第1ワイヤケーブル29に弛みがなく、且つ前輪ブレーキ25に新品のブレーキシュー37,37がセットされた状態で、第1ワイヤケーブル29にケーブル牽引力Ffとしてかかるシューリターンスプリング41,41とレバーリターンスプリング44の張力が最小の場合、またFr(max)は、後輪ブレーキ26の第2ワイヤケーブル30に弛みがなく、且つ後輪ブレーキ26のライニング37a,37aの摩耗に伴って、アジャストナット43をマニュアル調整して行き、ライニング37a,37aのフル摩耗によって、第2ワイヤケーブル30にケーブル牽引力Frとしてかかるシューリターンスプリング42,42とレバーリターンスプリング45の張力が最大の場合を示す。
【0033】
上記式(1)により、非作動時のケーブルアクチュエータ33が、前述の如くプラグ48の突部48aを一方のガイド板31aに当接させて後退限を規制され、同時に第1及び第2ワイヤケーブル29,30が、前・後輪ブレーキ25,26の各ブレーキアーム40とケーブルアクチュエータ33との間に弛みなく張設される。
【0034】
前・後輪ブレーキ25,26は、第1,第2ワイヤケーブル29,30の弛みや、ブレーキシュー37,37のライニング37a,37aの摩耗に伴って、それぞれのアジャストナット43,43をマニュアル調整するが、マニュアル調整後のケーブルアクチュエータ33は、ブレーキレバー23を握り操作しない非作動時に、マニュアル調整前と同様、図1及び図2に示すプラグ48の突部48aを一方のガイド板31aに当接させた後退位置に必ず復帰する。
【0035】
また、上記式(1)は、
Fk=Fr(max)−Ff(min) …(2)
Fk>Fr(max)−Ff(min) …(3)
の2式に分解することができ、式(2)を変換すると、
Fr(max)=Fk+Ff(min) …(4)
また式(3)を変換すると、
Fr(max)<Fk+Ff(min) …(5)
となる。
【0036】
式(2)に基づく式(4)では、ケーブルアクチュエータ33のシリンダボディ34に第1ワイヤケーブル29から作用するケーブル牽引力Ff(min)と、シリンダボディ34が付勢手段32から受けるセット荷重Fkを合わせた力が、第2ワイヤケーブル30からケーブルアクチュエータ33のピストン35に作用するケーブル牽引力Fr(max)と同一である。
【0037】
即ち、ケーブルアクチュエータ33のシリンダボディ34が、前輪ブレーキ25のブレーキシュー37,37を拡開するために、シリンダボディ34に抵抗力としてかかる第1ワイヤケーブル29の張力と付勢手段32の弾発力は、ケーブルアクチュエータ33のピストン35が、後輪ブレーキ26のブレーキシュー37,37を拡開するために、ピストン35に抵抗力としてかかる第2ワイヤケーブル30の張力と同一となる。これにより、ケーブルアクチュエータ33のシリンダボディ34とピストン35は、液圧室46に供給される液圧によって同時に作動し、前輪ブレーキ25と後輪ブレーキ26とが同時に作動する。
【0038】
また、式(3)に基づく式(5)では、ケーブルアクチュエータ33のシリンダボディ34に第1ワイヤケーブル29から作用するケーブル牽引力Ff(min)と、シリンダボディ34が付勢手段32から受けるセット荷重Fkとを合わせた力が、第2ワイヤケーブル30からケーブルアクチュエータ33のピストン35に作用するケーブル牽引力Fr(max)よりも大きくなる。
【0039】
即ち、ケーブルアクチュエータ33のピストン35が、後輪ブレーキ26のブレーキシュー37,37を拡開するために、ピストン35に抵抗力としてかかる第2ワイヤケーブル30の張力は、ケーブルアクチュエータ33のシリンダボディ34が、前輪ブレーキ25のブレーキシュー37,37を拡開するために、シリンダボディ34に抵抗力としてかかる第1ワイヤケーブル29の張力と付勢手段32の弾発力よりも小さくなる。これにより、ケーブルアクチュエータ33のピストン35は、液圧室46に供給される液圧によってシリンダボディ34よりも先に作動し、後輪ブレーキ26が前輪ブレーキ25に優先して作動したのち、シリンダボディ34によって前輪ブレーキ25が作動する。
【0040】
以上のように、本形態例の連動ブレーキ装置20は、ケーブルアクチュエータ33に、ブレーキレバー23からの入力荷重が低下せず、また構造が簡単で軽量・コンパクトなフローティング型の液圧シリンダを採用しつつ、液圧配管28をケーブルアクチュエータ33の液圧室46に連通する入力ポート34aに連結し、前輪ブレーキ25の第1ワイヤケーブル29をシリンダボディ34に設けたプラグ48の突部48aに連結すると共に、シリンダボディ34から突出するピストン35の外端に連結し、シリンダボディ34を付勢手段32にて非作動方向である一方のガイド板31a方向へ付勢して、非作動時のシリンダボディ34の後退位置を、プラグ48の突部48aと一方のガイド板31aとの当接にて常時規制するようにしたから、アジャストナット43,43のマニュアル調整が不均衡であったり、シューリターンスプリング41,41,42,42やレバーリターンスプリング44,45に製造上の誤差があって、第1,第2ワイヤケーブル29,30からケーブルアクチュエー33のシリンダボディ34とピストン35に作用する作動抵抗が個々に変動してしまった場合にも、前輪ブレーキ25と後輪ブレーキ26とを、これに拘りなく良好に作動させることができ、前輪ブレーキ25と後輪ブレーキ26の作動力に偏りを生じたり、前・後輪ブレーキ25,26が不本意な順序で作動してしまうといった不具合がなくなる。
【0041】
また、前・後輪ブレーキ25,26の一方のライニング37a,37aが他方よりも著しく摩耗したり、車両の大きな走行抵抗となることがなくなり、更にブレーキレバー23の作動ストロークが増大したり、初期制動力の立ち遅れといった不具合をも解消することができる。
【0042】
更に、前記式(3)に基づいて、後輪ブレーキ26が前輪ブレーキ25に優先して作動するように設定すると、前・後輪ブレーキ25,26の同時作動では、車体前部側へ移動してしまう前の車体荷重を後輪へ有効にかけながら後輪制動が先に行なわれるので、後からの前輪ブレーキ25による前輪の制動と相俟って、自動二輪車の全体に前・後輪ブレーキ25,26の制動力を効果的に配分して、安定した車体姿勢を保ちながら短距離で停止できるようになる。また、後輪ブレーキ26の作動を優先することによって、後輪がロックする限界が高められるので、後輪の横滑りを極力回避することができ、しかも後輪に較べて前輪のみが著しく偏摩耗するといった不具合も解消することができる。
【0043】
尚、本発明の連動ブレーキ装置を自動二輪車に適用する場合に、理論上は、前輪ブレーキを後輪ブレーキに先がけて作動するように設定することも可能であり、この場合には、ケーブルアクチュエータのシリンダボディとピストンとに、上述の形態例とは逆のケーブルワイヤを連結すればよい。また、本発明の連動ブレーキ装置を2組用いることによって、四輪自動車にも適用することが可能である。 これらの場合に、
ケーブルアクチュエータの付勢手段のセット荷重をFk
ケーブルアクチュエータのシリンダボディに連結されたワイヤケーブルに作用するケーブル牽引力をFc
ケーブルアクチュエータのピストンに連結されたワイヤケーブルに作用するケーブル牽引力をFp
とすると、本発明を満足する関係式は、
Fk≧Fp(max)−Fc(min)
となる。
【0044】
また、上述の形態例では保持枠を用いて説明したが、ケーブルアクチュエータと付勢手段とを車体の構成部分を利用して支持してもよく、更に車体の構成部分をシリンダボディのストッパとすることもできる。シリンダボディを付勢する付勢手段として、形態例で示したスプリング以外に、ゴムやスポンジ,軟質合成樹脂等の他の弾性部材がある。
【0045】
【発明の効果】
本発明の車両用連動ブレーキ装置は、ケーブルアクチュエータに、ピストンをシリンダボディの内部へ引き込み、該シリンダボディをピストンの引き込みとは反対方向へ作動するフローティング型の液圧シリンダを採用したことにより、ブレーキ操作子からの入力荷重が低下せずに済み、更に構造が簡単で軽量・コンパクトであるため、車体への組付け性やメンテナンス性並びに経済性にも優れている。
また、ブレーキ操作子の液圧マスタシリンダにつながれる液圧配管をケーブルアクチュエータの液圧室に連結し、機械式ブレーキにつながれた連繋手段のいずれか一方を、シリンダボディから突出するピストンの外端に連結すると共に、連繋手段の他方をシリンダボディのピストンと反対側の端部に連結し、該シリンダボディを付勢手段にて非作動方向へ付勢して、非作動時のシリンダボディの後退位置をストッパとの当接にて常時規制するようにしたから、ブレーキシューとブレーキドラム間の制動間隙が機械式ブレーキ毎に異なったり、シューリターンスプリングやレバーリターンスプリング等に製造誤差があっても、機械式ブレーキのそれぞれをシリンダボディとピストンによって良好に作動させることができ、作動力が機械式ブレーキ毎に異なったり、不本意な順序で作動してしまうといった不具合がなる。更に、一方の機械式ブレーキのライニングが他方よりも著しく摩耗したり、車両の大きな走行抵抗となることがなくなり、しかもブレーキ操作子の作動ストロークが増大したり、初期制動力の立ち遅れといった不具合をも解消することができる。
【0046】
更に、シリンダボディにつながる一方の機械式ブレーキを前輪ブレーキとなし、ピストンにつながる他方の機械式ブレーキを後輪ブレーキとなして、ピストンをシリンダボディに先んじて作動させることにより、適用車両が自動二輪車の場合に、前・後輪ブレーキの同時作動では、車体前部側へ移動してしまう前の車体荷重を後輪へ有効にかけながら後輪制動が先に行なわれるので、後からの前輪ブレーキによる前輪の制動と相俟って、自動二輪車の全体に前・後輪ブレーキの制動力を効果的に配分して、安定した車体姿勢を保ちながら短距離で停止できるようになる。また、後輪ブレーキの作動を優先することによって、後輪がロックする限界が高められるので、後輪の横滑りを極力回避することができ、しかも後輪に較べて前輪のみが著しく偏摩耗するといった不具合も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示す車両用連動ブレーキ装置の概略図
【図2】本発明の一形態例を示すケーブルアクチュエータの拡大断面図
【図3】フローティング型の液圧シリンダを用いたケーブルアクチュエータの作動説明図
【図4】フローティング型の液圧シリンダを用いたケーブルアクチュエータの作動説明図
【図5】フローティング型の液圧シリンダを用いたケーブルアクチュエータの作動説明図
【符号の説明】
20…連動ブレーキ装置
22…液圧マスタシリンダ
23…ブレーキレバー(本発明のブレーキ操作子)
25…前輪ブレーキ(本発明の機械式ブレーキ)
26…後輪ブレーキ(本発明の機械式ブレーキ)
28…液圧配管
29…第1ワイヤケーブル(本発明の連繋手段)
30…第2ワイヤケーブル(本発明の連繋手段)
31…保持枠
31a…保持枠31の一方のガイド板(本発明のストッパ)
31b…保持枠31の他方のガイド板
32…付勢手段
33…フローティング型の液圧シリンダを用いたケーブルアクチュエータ
34…ケーブルアクチュエータ33のシリンダボディ
34a…入力ポート
35…ケーブルアクチュエータ33のピストン
37…ブレーキシュー
37a…ライニング
40…ブレーキアーム
41,42…シューリターンスプリング
43…アジャストナット
44,45…レバーリターンスプリング
46…液圧室
47…シリンダ孔
48…プラグ
48a…一方のガイド板31aに支承されるプラグ48の突部
A…ブレーキドラムと前・後輪ホイールの回転方向
Fk…付勢手段32のセット荷重
Ff…第1ワイヤケーブル29に作用するケーブル牽引力
Fr…第2ワイヤケーブル30に作用するケーブル牽引力
Fc…シリンダボディに連結されたワイヤケーブルに作用するケーブル牽引力
Fp…ピストンに連結されたワイヤケーブルに作用するケーブル牽引力

Claims (3)

  1. ブレーキ操作子の液圧マスタシリンダにつながれた液圧配管と、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキの2つの機械式ブレーキのそれぞれにつながれたワイヤケーブルやロッド等の各連繋手段とをケーブルアクチュエータにて連結し、前記ブレーキ操作子の操作によって前記2つの機械式ブレーキを連動するバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記ケーブルアクチュエータを、シリンダボディ内部の液圧室に供給される液圧によって、ピストンをシリンダボディの内部へ引き込み、該シリンダボディを同じく前記液圧にてピストンの引き込みとは反対方向へ作動するフローティング型の液圧シリンダとし、前記液圧配管をケーブルアクチュエータの液圧室に連結し、前記後輪ブレーキの連繋手段を前記シリンダボディから突出するピストンの外端に、前記前輪ブレーキの連繋手段をシリンダボディのピストンと反対側の端部にそれぞれ連結し、該シリンダボディを付勢手段にて非作動方向へ付勢して、非作動時のシリンダボディの後退位置をストッパとの当接にて常時規制すると共に、前記ピストンが前記シリンダボディに先んじて作動するようにしたことを特徴とする車両用連動ブレーキ装置。
  2. ブレーキ操作子の液圧マスタシリンダにつながれた液圧配管と、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキの2つの機械式ブレーキのそれぞれにつながれたワイヤケーブルやロッド等の各連繋手段とをケーブルアクチュエータにて連結し、前記ブレーキ操作子の操作によって前記2つの機械式ブレーキを連動するバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記ケーブルアクチュエータを、シリンダボディ内部の液圧室に供給される液圧によって、ピストンをシリンダボディの内部へ引き込み、該シリンダボディを同じく前記液圧にてピストンの引き込みとは反対方向へ作動するフローティング型の液圧シリンダとし、前記液圧配管をケーブルアクチュエータの液圧室に連結し、前記前輪ブレーキの連繋手段を前記シリンダボディから突出するピストンの外端に、前記後輪ブレーキの連繋手段をシリンダボディのピストンと反対側の端部にそれぞれ連結し、該シリンダボディを付勢手段にて非作動方向へ付勢して、非作動時のシリンダボディの後退位置をストッパとの当接にて常時規制すると共に、前記ピストンが前記シリンダボディに先んじて作動するようにしたことを特徴とする車両用連動ブレーキ装置。
  3. 前記ピストンに抵抗力としてかかる前記連繋手段の張力は、前記シリンダボディに抵抗力としてかかる前記連繋手段の張力と前記付勢手段の弾発力よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用連動ブレーキ装置
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