JP4694026B2 - 駐車ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、駐車ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
操作レバーにより駐車ブレーキ装置を作動させた場合、適切なブレーキ力になるようにモータを駆動して、駐車ブレーキのケーブルを引く技術が特開平5−286424号公報に開示されている。上記公報に開示されている、ケーブルを引くモータを備えた駐車ブレーキ装置では、車両の運転席側にモータが搭載されている。そして、そのモータの駆動により第1のブレーキケーブルが引かれ、イコライザを介して2本の第2のブレーキケーブルが同方向に引かれることにより、駐車ブレーキが同じ力で作動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した構成の駐車ブレーキを搭載するには車両の運転席側から後輪側にわたって、広い搭載スペースが必要である。しかしながら、駐車ブレーキを車両に搭載する場合、搭載自由度を向上させることが望まれる。その一例として、例えばモータを車輪の軸線上近くに設置してブレーキケーブルを引くことが考えられる。モータを車輪の軸線上に近づけてブレーキケーブルを引く場合、ブレーキケーブルをそれぞれ逆方向に引くとともに、同じ力で引く必要が生じる。しかし、上記公報の構成では、2本の第2のブレーキケーブルが同方向に引かれることにより駐車ブレーキが同じ力で作動されるため、イコライザ機能を持たせつつブレーキケーブルを逆方向に引くことはできない。
【0004】
本発明はこの問題点に鑑みてなされたものであり、左右車輪の駐車ブレーキケーブルをそれぞれ逆方向に引くことを可能とし、左右車輪の駐車ブレーキケーブルの張力を互いに一致させることにより、駐車ブレーキの搭載自由度を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】
この課題を達成するために、本発明に係る駐車ブレーキ装置は以下の種々態様(以下、「発明態様」という)のものとなり得る。なお、以下の発明態様と請求項との関係について言えば、第1発明態様と第6発明態様と第8発明態様とを合わせたものが請求項1に、第1発明態様と第6発明態様と第9発明態様とを合わせたものが請求項2に、第1発明態様と第10発明態様とを合わせたものが請求項3に、第11発明態様が請求項4に、第12発明態様が請求項5に、それぞれ相当する。
第1発明態様は、左右の車輪の各々に設けられた一対の制動力発生手段と、一端が前記一対の制動力発生手段に接続された一対の力伝達部材の他端が接続された駆動手段とを備え、該駆動手段は、前記一対の力伝達部材を前記力伝達部材の軸線方向に対して互いに逆方向に引張る引張り機構を有するとともに前記一対の力伝達部材の張力を略一致させる張力一致手段、を含むことを特徴とする。
第1発明態様の装置では、左右の車輪に設けられた一対の制動力発生手段は、それぞれの制動力発生手段に接続された力伝達部材の他端が接続された駆動手段により駆動され制動力を発生する。それぞれの力伝達部材は前記力伝達部材の軸線方向に対して互いに逆方向に引張る引張り機構を有する張力一致手段により、軸線方向に対して逆方向に引かれ、さらにそれぞれの力伝達部材の張力は略一致させられる。このため、搭載自由度が向上させられる。
【0006】
第2発明態様は、第1発明態様おいて、前記一対の制動力発生手段と駆動手段は、略一直線上に配置されていることを特徴とする。
【0007】
第2発明態様の装置では、一対の制動力発生手段と駆動手段は、略一直線上に配置されているので、搭載スペースを小さくすることができる。
第3発明態様は、第1発明態様または第2発明態様おいて、前記一対の力伝達部材の張力が異なる場合、前記張力一致手段は前記力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるものであることを特徴とする。
第3発明態様の装置では、張力一致手段は、一対の力伝達部材の張力が異なる場合、力伝達部材の引張り量を互いに異ならせる。力伝達部材の引張り量を互いに異ならせられるので、張力を略一致させることができる。
【0008】
第4発明態様は、第3発明態様において、前記張力一致手段は、動滑車を含むものであることを特徴とする。
第4発明態様の装置では、張力一致手段として動滑車が含まれ、動滑車の移動と回転により、力伝達部材の引張り量を互いに異ならせられる。従って、張力を略一致させることができる。
第5発明態様は、第3発明態様において、前記張力一致手段は、液圧発生手段を含むものであることを特徴とする。
【0009】
第5発明態様の装置では、張力一致手段として、液圧発生手段が含まれる。液圧発生手段とは例えば、力伝達部材が接続された2つの出力ピストンに挟まれたシリンダ内に液体が封入されており、液圧発生手段による液圧で、出力ピストンを作動させて力伝達部材を逆方向に引張るとともに、力伝達部材の張力が異なる場合においては、液圧の伝達が均一であることを利用して力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるものである。従って、張力を略一致させることができる。
第6発明態様は、第1発明態様〜第3発明態様において、前記一対の力伝達部材の張力が異なる場合、前記力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるように、前記引張り機構が変位可能であることを特徴とする。
第6発明態様の装置では、一対の力伝達部材の張力が異なる場合、前記力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるように、前記引張り機構が変位可能である。力伝達部材の引張り量を互いに異ならせられるので、張力を一致させることができる。ここで「変位可能」とは、リンク機構が支持点を中心に回転可能であることを含む。
第7発明態様は、第1発明態様〜第3発明態様において、前記力伝達部材の張力が異なる場合、前記引張り機構は前記力伝達部材の引張り量を互いに異ならせる差動歯車機構を含むことを特徴とする。
第7発明態様の装置では、力伝達部材の張力が異なる場合、前記引張り機構は前記力伝達部材の引張り量を互いに異ならせる差動歯車機構を含む。力伝達部材の引張り量を互いに異ならせられるので、張力を一致させることができる。「差動歯車機構」とは例えば、入力手段と、力伝達部材をそれぞれ逆方向に引張る2つの出力手段を備え、力伝達部材の張力が異なる場合に、差動歯車が差動を発生することにより力伝達部材の引張り量を互いに異ならせられるものである。差動歯車は例えば、遊星歯車機構の遊星歯車や、傘歯車を用いるものである。
【0010】
第8発明態様は、第6発明態様において、前記駆動手段は、2つの歯車を備え、当該歯車には一対の力伝達部材の他端のいずれか一方が接続され、これら歯車が、互いに逆回転方向に回転することにより前記力伝達部材を互いに逆方向に引張り、前記2つの歯車のそれぞれの回転中心を支持し、該回転中心とは別の一点を中心に揺動可能な第1の支持体を備え、前記力伝達部材のそれぞれの張力が異なる場合は、前記第1の支持体が前記一点を中心に揺動することにより前記力伝達部材の張力を略一致させる引張り機構を備えることを特徴とする。
【0011】
第8発明態様の装置では、一対の力伝達部材の他端が接続された2つの歯車が互いに逆回転し、それぞれの力伝達部材が逆方向に引張られる。また、力伝達部材の張力が異なる場合は、第1の支持体を一点を中心に回転させる回転運動を利用することによって張力を一致させられる。
【0012】
第9発明態様は、第6発明態様において、前記駆動手段は、前記一対の力伝達部材における他端のそれぞれを接続した1つの歯車が回転することにより前記力伝達部材を互いに逆方向に引張り、前記1つの歯車の回転中心を支持し、該回転中心とは別の一点を中心に揺動可能な第2の支持体を備え、前記力伝達部材のそれぞれの張力が異なる場合は、前記第2の支持体が前記一点を中心に揺動することにより前記力伝達部材の張力を略一致させる引張り機構を備えることを特徴とする。
第9発明態様の装置では、力伝達部材の他端のそれぞれを接続した1つの歯車が回転し、それぞれの力伝達部材が逆方向に引張られる。また、力伝達部材の張力が異なる場合は、第2の支持体を一点を中心に回転させる回転運動を利用することによって張力を一致させられる。従って、請求項8の発明の装置よりも構成要素の数が少なく、装置を小さくすることができる。
【0013】
第10発明態様は、第1発明態様〜第3発明態様の駐車ブレーキ装置において、前記引張り機構は、前記一対の力伝達部材の他端がそれぞれ連結され、回転によって前記各力伝達部材を互いに逆方向に引張る回転手段を備え、前記張力一致手段は、前記一対の力伝達部材を案内する案内手段を備え、当該案内手段は、これら各力伝達部材の張力が異なる場合に、前記回転部材の回転軸とは略垂直な平面と平行に変位可能とし、各力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるようにしたことを特徴とする。
【0014】
第10発明態様の装置では、引張り機構である回転手段が、その回転によって一対の力伝達部材を互いに逆方向に引張る。この各力伝達部材の引張り時において、力伝達部材の張力が異なる場合には、張力一致手段である案内手段は、前記回転部材の回転軸とは略垂直な平面と平行に変位可能とし、各力伝達部材の引張り量を互いに異ならせ、各力伝達部材の張力を一致させることができる。
第11発明態様は、第10発明態様の駐車ブレーキ装置において、前記案内手段の変位量は、規制手段によって規制されることを特徴とする。
第11発明態様の装置では、案内手段の変位量を、規制手段によって規制することができる。
第12発明態様は、第11発明態様の駐車ブレーキ装置において、前記案内手段は、その中心部に開口部を有し、その開口部内に前記規制手段が開口部外周から所定距離離れて設けられていることを特徴とする。
第12発明態様の装置では、案内手段が開口部内に設けられた規制手段と当接することによって、当該案内手段の変位量を規制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。本発明で用いる駐車ブレーキの概要を示した図を図1に示す。図1において、1は左車輪、2は右車輪、3及び4は駐車ブレーキユニット、5は駐車ブレーキアクチュエータ、18は左用ケーブル、17は右用ケーブルを示している。乗員が図示しない駐車ブレーキスイッチ等を操作して、その操作信号により駐車ブレーキアクチュエータ5が作動されると、左用ケーブル18と右用ケーブル17が引かれる。左用ケーブル18と右用ケーブル17が引かれると、駐車ブレーキユニット3、4が作動して制動力を発生し、左右車輪1,2に制動力が加わることとなる。駐車ブレーキアクチュエータ5内にあるウォームなどのすべり摩擦力により、制動力が保持される。また、乗員が図示しない駐車ブレーキスイッチ等の解除操作を行い、駐車ブレーキアクチュエータ5が解除側に作動されると、左用ケーブル18と右用ケーブル17は戻されて、駐車ブレーキユニット3、4の作動は解除され、左右車輪1,2に作用している制動力は解除される。この駐車ブレーキアクチュエータ5は、車輪の軸上付近、即ち、左車輪1と右車輪2とを結ぶ軸線上付近に設けられている。以降、本発明の実施例である駐車ブレーキアクチュエータ5の構成の詳細について説明する。
まず、実施例1について説明する。図2において、モータ11の回転軸に減速機を介してウォームギア12が連結されている。ウォームギア12には、第1ケーブル14を巻き上げる扇形のウォームホイール13が噛合されており、ウォームギア12の正転・逆転により第1ケーブル14の巻き上げまたは巻き戻しができるようになっている。第1ケーブル14の他端を固定した中心20で揺動可能に支持された支持棒15の一端には、左用ケーブル18の一端22が取り付けられ、左用ケーブル18の他端は図1の駐車ブレーキユニット3に接続されている。支持棒15の他端には右用ケーブル17の一端21が取り付けられ、右用ケーブル17は駐車ブレーキアクチュエータ5のケース19に固定された滑車16を介して、その他端が図1の駐車ブレーキユニット4に接続されている。
【0016】
次に実施例1の構成による作用を説明する。乗員が図示しない駐車ブレーキスイッチ等を操作すると、モータ11が正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)に回転し、ウォームギア12が回転する。それに伴い、ウォームホイール13が第1ケーブル14を巻き上げる方向に回転し、第1ケーブル14は矢印▲1▼の方向へ引かれる。支持棒15の中心20と取付点21の距離と、中心20と取付点22の距離は共に長さLで等しいので、左用ケーブル18と右用ケーブル17は、それぞれの張力FLとFRが同一となるように、中心20回りに支持棒15が回転して調整される。右用ケーブル17については定滑車16によって力の作用する方向を変えられるため、左用ケーブル18と逆方向の力で引かれる。このようにして、逆方向の力であり同一の大きさの力が駐車ブレーキユニット3,4に作用する。
以上の説明より明らかなように、実施例1では、第1ケーブル14が巻き上げられた場合に、支持棒15の回転により左用ケーブル18と右用ケーブル17の張力の大きさが同一となるように調整される。また、右用ケーブル17は定滑車16によって力の作用する方向を変えられるため、左用ケーブル18と逆方向の力で引かれる。従って、逆方向の力であり同一の大きさの力が駐車ブレーキユニット3,4に作用させることができるので、駐車ブレーキアクチュエータ5を車輪の軸上付近に設置することが可能となり、駐車ブレーキを搭載するために必要なスペースを小さくすることができる。
【0017】
本実施例においては、駐車ブレーキアクチュエータ5が特許請求の範囲の駆動手段の一例であり、駐車ブレーキユニット3,4が制動力発生手段の一例である。また、右用ケーブル17、左用ケーブル18が特許請求の範囲の力伝達部材の一例であり、支持棒15が特許請求の範囲の引張り機構の一例である。
本実施例では、支持棒15及び定滑車16によって構成される機構を図3、図4または図5に示すような機構としても良い。
図3に示す機構は、支持棒15を動滑車23と置き換えて構成したものである。第1ケーブル14が矢印▲1▼の方向に引かれた場合、右用ケーブル17と左用ケーブル18は、それぞれの張力FRとFLが同一となるように、動滑車23が回転して調整される。右用ケーブル17は定滑車16によって力の作用する方向を変えられるため、左用ケーブル18と逆方向の力で引かれる。このようにして、逆方向の力であり同一の大きさの力が駐車ブレーキユニット3,4に作用する。従って、図2の構成とした場合と同様の効果が得られる。図3の実施例において、動滑車23が特許請求の範囲の動滑車の一例である。
【0018】
また、図3に示す滑車を用いた機構を改良した実施例を図4に示した。図4においては、図3に示した構成要素のほか、定滑車27を付け加えた。図4において、第1ケーブル14が矢印▲1▼の方向に引かれた場合、右用ケーブル17と左用ケーブル18は、それぞれの張力FRとFLが同一となるように、動滑車23が回転して調整される。右用ケーブル17は定滑車16によって、また、左用ケーブル18は定滑車27によって力の作用する方向を変えられるため、左用ケーブル18と逆方向の力で引かれる。このようにして、逆方向の力であり同一の大きさの力が駐車ブレーキユニット3,4に作用する。従って、図2の構成とした場合と同様の効果が得られる。図4の実施例において、動滑車23が特許請求の範囲の動滑車の一例である。
図5に示す構成では、支持棒15の一端には左用ケーブル18が取付けられ、他端には連接棒24の一端が取付けられている。連接棒24の他端には、中心26がケース19に回転可能に固定されている回転リンク25の一端が取付けられ、回転リンク25の他端には右用ケーブル17が取付けられている。第1ケーブル14が矢印▲1▼の方向に引かれた場合、右用ケーブル17と左用ケーブル18は、それぞれの張力FRとFLが同一となるように、回転リンク25が回転して調整される。右用ケーブル17は連接棒24及び回転リンク25によって力の作用する方向を変えられるため、左用ケーブル18と逆方向の力で引かれる。このようにして、逆方向の力であり同一の大きさの力が駐車ブレーキユニット3,4に作用する。従って、図2の構成とした場合と同様の効果が得られる。図5の実施例において、支持棒15が特許請求の範囲の引張り機構の一例である。
【0019】
次に実施例2について説明する。実施例2で用いられる駐車ブレーキアクチュエータの構成の詳細を図6に示す。図6(a)において、ウォームギア62はモータ61によって正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)及び逆転方向(駐車ブレーキユニットを解除する方向)に回転可能となるように結合されている。ウォームホイール63は、ウォームギア62と噛合されている。第1小ギア64はウォームホイール63と同軸に結合している。図6(b)は図6(a)においてA方向から見た側面視図であるが、図6(b)に示したように、ウォームホイール63の回転中心68は回転可能となるように駐車ブレーキアクチュエータ5の図示しないケースに固定されている。第2小ギア65は、第1小ギア64及び右用大ギア67と噛合されている。また、第1小ギア64は、左用大ギア66と噛合されている。第1小ギア64と第2小ギア65の大きさは同一であり、左用大ギア66と右用大ギア67の大きさは同一である。左用大ギア66と右用大ギア67の側面には、それぞれ左用ケーブル18と右用ケーブル17が固着されている。回転中心68を中心に回転可能である支持棒70が設けられている。支持棒70は、第2小ギア65の回転中心と、左用大ギア66の回転中心と、右用大ギア67の回転中心とを連結するようにフローティング支持されている。
【0020】
実施例2の作用について説明する。ウォームギア62がモータ61によって正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)に回転させられると、ウォームホイール63と第1小ギア64が矢印▲1▼の方向に回転する。それに伴い第2小ギア65は矢印▲2▼の方向に回転させられ、右用大ギア67は矢印▲4▼の方向に回転させられる。また、左用大ギア66は矢印▲3▼の方向に回転させられる。従って、左用ケーブル18と右用ケーブル17はそれぞれの張力FLとFRが増加させられる。この時、左用ケーブル18と右用ケーブル17のケーブルのたるみ具合の違い等による原因で、張力FLとFRが同じでない場合がある。この場合、第2小ギア65と左用大ギア66と右用大ギア67は、上記したように支持棒70でフローティング支持されているため、支持棒70が張力FLとFRが釣り合うように回転中心68を中心に回転する。張力FRとFLが釣り合うと、支持棒70の回転が停止し、左用大ギア66と右用大ギア67が同じ速度で回転する。この作用により、同じ大きさの張力で、左用ケーブル18と右用ケーブル17を引くことができる。モータ61の逆転時には各ギアは逆転し、張力FLとFRは釣り合いながら減少して、駐車ブレーキを解除することができる。
【0021】
以上の説明より明らかなように、実施例2では、モータ61が正転方向に回転させられた場合に、支持棒70が回転する作用により、右用ケーブル17と左用ケーブル18の張力の大きさが同一となるように調整される。また、左用大ギアは矢印▲3▼の方向へ回転し、右用大ギア67は矢印▲4▼の方向に回転し、それぞれのケーブルは逆方向の力で引かれる。従って、同一の大きさの力を駐車ブレーキユニット3,4に作用させることができるので、駐車ブレーキアクチュエータを車輪の軸上付近に設置することが可能となり、駐車ブレーキを搭載するために必要なスペースを小さくすることができる。
【0022】
本実施例においては、右用大ギア67、左用大ギア66及び支持棒70が特許請求の範囲の引張り機構の一例であり、第1小ギア、第2小ギア、右用大ギア67及び左用大ギア66、支持棒70が特許請求の範囲の張力一致手段の一例である。また、支持棒70は特許請求の範囲の第1の支持体の一例である。
【0023】
実施例2の変形例として、図7に示す実施例としてもよい。この実施例では、図7(a)において、ウォームギア62はモータ61によって正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)及び逆転方向(駐車ブレーキユニットを解除する方向)に回転可能となるように結合されている。ウォームホイール63は、ウォームギア62と噛合されている。第1小ギア64はウォームホイール63と同軸に結合している。図7(b)は図7(a)においてA方向から見た側面視図であるが、図7(b)に示したように、ウォームホイール63の回転中心68は回転可能となるように駐車ブレーキアクチュエータ5のケース73に固定されている。第1小ギア64は、大ギア71と噛合されている。大ギア71の側面には、左用ケーブル18と右用ケーブル17が固着されている。回転中心68を中心に回転可能である支持棒72が設けられている。支持棒72は大ギア71の回転中心をフローティング支持している。
【0024】
この実施例の作用について説明する。ウォームギア62がモータ61によって正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)に回転させられると、ウォームホイール63と第1小ギア64が矢印▲1▼の方向に回転する。それに伴い大ギア71は矢印▲2▼の方向に回転させられる。従って、左用ケーブル18と右用ケーブル17はそれぞれの張力FLとFRが増加させられる。この時、左用ケーブル18と右用ケーブル17のケーブルのたるみ具合の違い等による原因で、張力FLとFRが同じでない場合、張力FLとFRが釣り合うように支持棒72が回転中心68を中心に回転し、大ギア71が第1小ギア64の周りを公転する。張力FRとFLが釣り合うと、支持棒72の回転が停止し、大ギア71は自転のみ行う。この作用により、同じ大きさの張力で、左用ケーブル18と右用ケーブル17を引くことができる。モータ61の逆転時には各ギアは逆転し、張力FLとFRは釣り合いながら減少して、駐車ブレーキを解除することができる。この作用により、実施例3と同様に、同一の大きさの力を駐車ブレーキユニット3,4に作用させることができるので、駐車ブレーキアクチュエータを車輪の軸上付近に設置することが可能となり、駐車ブレーキを搭載するために必要なスペースを小さくすることができる。
【0025】
この実施例においては、大ギア71及び支持棒72が特許請求の範囲の引張り機構の一例であり、第1小ギア、大ギア71、支持棒72が特許請求の範囲の張力一致手段の一例である。また、支持棒72は特許請求の範囲の第2の支持体の一例である。
次に実施例3について説明する。実施例3で用いられる駐車ブレーキアクチュエータの構成の詳細を図8に示す。図8(a)において、ウォームギア82はモータ81によって正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)及び逆転方向(駐車ブレーキユニットを解除する方向)に回転可能となるように結合されている。ウォームホイール83は、ウォームギア82と噛合されている。太陽歯車84はウォームホイール83と同軸に結合している。太陽歯車84には遊星ピニオン85が噛合されている。図8(b)はA−Bの断面図である。図8(b)に示したように、太陽歯車84の回転中心91と遊星ピニオン85の中心92は第1ステー87で結合されている。第1ステー87は回転中心91まわりに回転可能である。第1ステー87の延長上の固定点89に右用ケーブル17が固着されている。図8(c)はA−Cの断面図である。図8(c)に示したように、太陽歯車84の回転中心91と内歯車86は第2ステー88で結合されている。第2ステー88及び内歯車86は回転中心91まわりに回転可能である。内歯車86には左用ケーブル18が固定点90に固着されている。回転中心91と固定点89の距離と、回転中心91と固定点90の距離は等しい。
実施例3の作用について説明する。ウォームギア82がモータ81によって正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)に回転させられると、ウォームホイール83と太陽歯車84が矢印▲1▼の方向に回転する。それに伴い遊星ピニオン85は矢印▲2▼の方向に回転し、内歯車86は矢印▲4▼の方向に回転させられる。従って、内歯車86に固着された左用ケーブル18と、第1ステー87に固着された右用ケーブル17はそれぞれ張力FLとFRが増加させられる。この時、左用ケーブル18と右用ケーブル17のケーブルのたるみ具合の違い等による原因で、張力FLとFRが同じでない場合がある。この場合、遊星ピニオン85と内歯車86は共に、回転中心91を中心に回転可能なため、張力FLとFRが釣り合うように動く。すなわち、内歯車86は静止で、遊星ピニオン85は自転すると同時に矢印▲3▼の方向へ公転するか、または、内歯車86は矢印▲4▼の方向へ自転し、遊星ピニオン85は公転せずに自転するか、のどちらかの作動を行う。張力FRとFLが釣り合うと、遊星ピニオン85は自転すると同時に矢印▲3▼の方向へ公転し、また内歯車86は矢印▲4▼の方向へ自転して、同じ大きさの張力で、左用ケーブル18と右用ケーブル17を引くことができる。モータ81の逆転時には各ギアは逆転し、張力FLとFRは釣り合いながら減少して、駐車ブレーキを解除することができる。
【0026】
以上の説明より明らかなように、実施例3では、モータ81が正転方向に回転させられた場合に、遊星ピニオン85及び内歯車86の作用により、右用ケーブル17と左用ケーブル18の張力の大きさが同一となるように調整される。また、遊星ピニオン85は矢印▲2▼の方向へ移動し、内歯車86は矢印▲4▼の方向に回転し、それぞれのケーブルは逆方向の力で引かれる。従って、逆方向の力であり同一の大きさの力を駐車ブレーキユニット3,4に作用させることができるので、駐車ブレーキアクチュエータを車輪の軸上付近に設置することが可能となり、駐車ブレーキを搭載するために必要なスペースを小さくすることができる。
【0027】
本実施例においては、太陽歯車84、遊星ピニオン85、内歯車86、第1ステー87及び第2ステー88が特許請求の範囲における張力一致手段及び引張り手段の一例であり、第1ステー87及び内歯車86が引張り機構の一例である。本実施例は、特許請求の範囲における差動歯車機構が用いられている。
次に実施例4について説明する。実施例4で用いられる駐車ブレーキアクチュエータの構成の詳細を図9に示す。図9(a)において、モータシャフト102はモータ101によって正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)及び逆転方向(駐車ブレーキユニットを解除する方向)に回転可能である。図9(b)はA−A’断面を示す図であり、図9(c)はB方向から見た上面視図である。また、図9(d)はC方向から見た下面視図である。図9(b)に示すように、連接棒103はモータシャフト102と垂直に結合されており、モータシャフト102が回転すると、同じ回転方向に連接棒103も回転する。ヘリカルギア104とヘリカルギア105は、それぞれ連接棒103に対して回転可能に軸支されている。右用ギアプレート107と左用ギアプレート106は、それぞれヘリカルギア104とヘリカルギア105と噛合するように、ギアが対向当接面に形成されている。また、図9(c)(d)に示すように、右用ギアプレート107と左用ギアプレート106のそれぞれの他方の面には、右用ケーブル17と左用ケーブル18が固着されケーブルガイド108,109が設けられている。右用ギアプレート107と左用ギアプレート106は同一の大きさであり、右用ヘリカルギア104と左用ヘリカルギア105は同一の大きさである。
実施例4の作用について説明する。モータシャフト102がモータ101によって駐車ブレーキユニットを作動させる方向▲1▼に回転させられると、連接棒103も回転させられる。右用ギアプレート107と左用ギアプレート106は、それぞれ右用ヘリカルギア104と左用ヘリカルギア105が噛合しているので、連接棒103の回転と共に矢印▲1▼の方向に回転させられる。従って、右用ケーブル17と、左用ケーブル18はそれぞれ張力FLとFRが増加させられる。この時、左用ケーブル18と右用ケーブル17のケーブルのたるみ具合の違い等による原因で、張力FLとFRが同じでない場合がある。この場合、連接棒103の回転と共に2つのヘリカルギアが自転し、張力が強い方のケーブルが固着されているギアプレートと、張力が弱い方のケーブルが固着されているギアプレートが相対的に回転する。すなわち、張力FLとFRが釣り合うように右用ギアプレート107と左用ギアプレート106は相対的に回転する。そして張力FRとFLが釣り合うと、自転していたヘリカルギアは自転を停止し、それぞれのギアプレートの相対的な回転は停止する。そして、連接棒103の回転と共に矢印▲1▼の方向に回転させられ、右用ギアプレート107と左用ギアプレート106は同時に矢印▲1▼の方向に回転させられる。従って、同じ大きさの張力で、左用ケーブル18と右用ケーブル17を引くことができる。モータ101の逆転時には各ギアは逆転し、張力FLとFRは釣り合いながら減少して、駐車ブレーキを解除することができる。
【0028】
以上の説明より明らかなように、実施例4では、モータ101が正転方向に回転させられた場合に、連接棒103、右用ヘリカルギア104、左用ヘリカルギア105、右用ギアプレート107、左用ギアプレート106等の作用により、右用ケーブル17と左用ケーブル18の張力の大きさが同一となるように調整される。また、右用ギアプレート107と左用ギアプレート106は矢印▲1▼の方向に同様に回転され、それぞれのケーブルは逆方向の力で引かれる。従って、逆方向の力であり同一の大きさの力を駐車ブレーキユニット3,4に作用させることができるので、駐車ブレーキアクチュエータを車輪の軸上付近に設置することが可能となり、駐車ブレーキを搭載するために必要なスペースを小さくすることができる。
【0029】
本実施例においては、連接棒103、右用ヘリカルギア104、左用ヘリカルギア105、右用ギアプレート107及び左用ギアプレート106が特許請求の範囲における張力一致手段の一例であり、右用ギアプレート107及び左用ギアプレート106が引張り機構の一例である。本実施例は、差動歯車機構が用いられている。
【0030】
次に実施例5について説明する。実施例5で用いられる駐車ブレーキアクチュエータの構成の詳細を図10に示す。図10において、モータ121は正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)及び逆転方向(駐車ブレーキユニットを解除する方向)に回転可能に構成されている。モータ121の先端にはねじ部が形成されており、ピストン122の先端に形成されたねじ部と噛合されている。ピストン122はモータ121の回転により上下に移動する。ピストン122の上下運動と連動する右用ピストン124と左用ピストン125が、ハウジング129中に封入された液体123を介して備えられている。右用ピストン124は、ピストンロッドのピストン側と反対側の端部131に、駐車ブレーキアクチュエータのケースに回転中心128で揺動可能に軸支された右用ステー126の一端が移動可能に連結されている。左用ピストン125も同様に左用ステー127に連結されている。また、右用ステー126と左用ステー127には、節134を介して、それぞれ右用ケーブル17と左用ケーブル18が連結されている。ハウジング129中には右用スプリング132と左用スプリング133が配設されており、それぞれ右用ピストン124と左用ピストン125を押す方向に力を付勢している。
実施例5の作用について説明する。モータ121が正転方向(駐車ブレーキユニットを作動させる方向)に回転させられると、ピストン122が図中上方に移動し、液体123に圧力を加える。液体123に加えられた圧力により、右用ピストン124と左用ピストン125に等しい面圧が加えられ、それぞれ右方向と左方向に移動する。その作用により右用ピストン124と左用ピストン125に、節131を介してそれぞれ連結されている右用ステー126と左用ステー127は回転中心128を中心に回転し、右用ケーブル17と左用ケーブル18が引かれる。従って、右用ケーブル17と、左用ケーブル18はそれぞれの張力FLとFRが増加させられる。この時、左用ケーブル18と右用ケーブル17のケーブルのたるみ具合の違い等による原因で、張力FLとFRが同じでない場合がある。この場合、それぞれのピストンを押す面圧は等しいが、液体を押し返す力(スプリングの付勢力とケーブル張力の合力)が異なる。従って、張力が弱い方のケーブルに連結されたピストンは、張力が強い方のケーブルに連結されたピストンよりも長い距離を移動する。この作用により、張力FLとFRが釣り合うようにそれぞれのピストンが移動する。そして張力FRとFLが釣り合った後は、右用ピストン124と左用ピストン125は同じ距離だけ移動する。従って、同じ大きさの張力で、左用ケーブル18と右用ケーブル17を引くことができる。モータ121の逆転時には各ギアは逆転し、張力FLとFRは釣り合いながら減少して、駐車ブレーキを解除することができる。また右用スプリング132と左用スプリング133は駐車ブレーキが解除されるように付勢する。
【0031】
以上の説明より明らかなように、実施例5では、モータ121が正転方向に回転させられた場合に、液体123、右用ピストン124、左用ピストン125、右用ステー126、左用ステー127等の作用により、右用ケーブル17と左用ケーブル18の張力の大きさが同一となるように調整される。また、右用ピストン124と左用ピストン125の移動に伴い、右用ステー126と左用ステー127は回転中心128を中心に、それぞれ逆方向へ回転させられる。従って、それぞれのケーブルは逆方向の力で引かれる。このように、逆方向の力であり同一の大きさの力を駐車ブレーキユニット3,4に作用させることができるので、駐車ブレーキアクチュエータを車輪の軸上付近に設置することが可能となり、駐車ブレーキを搭載するために必要なスペースを小さくすることができる。
【0032】
本実施例においては、ピストン122、液体123、右用ピストン124、左用ピストン125、右用ステー126及び左用ステー127が特許請求の範囲の引張り機構の一例である。本実施例は、液圧発生手段が用いられている。
【0033】
次に、実施例6について説明する。この実施例6で用いられる駐車ブレーキアクチュエータの構成の詳細を図11に示す。
【0034】
この実施例6における駐車ブレーキアクチュエータ5は、正転及び逆転可能なモータ151を備え、このモータ151の回転軸には減速機を介してウォームホイール152が噛合されている。このウォームホイール152は、平板部153と円筒部154とからなり、平板部153の減速機側には円弧状のギア155が形成されるとともに、その平板部153の略中央部に前記円筒部154が形成されている。この円筒部154内にはケース156に固定された回転軸(回転中心)としての回転軸材157が挿通され、ウォームホイール152は回転軸材157を中心に回転可能となっている。
【0035】
このウォームホイール152の表面には、円筒状のスライダ158が、その略中心部に設けられた開口部としての貫通孔159内に円筒部154を挿通した状態で、当接されている。このスライダ158の外周には、2段の溝部158a,158bが平行して形成されている。この場合、溝部158bが溝部158aよりもウォームホイール152側に形成されている。又、貫通孔159の内周の径は円筒部154の外周の径よりも大径であって、貫通孔159の内周と円筒部154の外周との間には所定の間隙δが形成されている。従って、このスライダ158は、この間隙δによってウォームホイール152の表面上を当該表面に沿って移動、即ち、変位できるようになっている。つまり、スライダ158は、ウォームホイール152の表面と平行な同一平面上を、全方向にスライド可能にフローティング支持されている。このウォームホイール152の表面は、当該ウォームホイール152の回転軸と垂直な平面である。
【0036】
この場合、スライダ158は、貫通孔159の内周と円筒部154の外周とが当接するまで移動が可能となっている。即ち、このウォームホイール152の円筒部154がスライダ158の移動を規制する規制手段を構成する。
【0037】
更に、ウォームホイール152には、その表面の一側の固定部152aに右用ケーブル17が固定され、その表面の他側の固定部152bに左用ケーブル18が固定されている。これら固定部152aと固定部152bとは、ウォームホイール152の回転軸に対して対称に位置する。図11(b)に示すように、この右用ケーブル17は、固定部152aから溝部158aに反時計回りに巻回され、ケース156の連通孔156aからケース156外方に延び、図1に示す車両右側の駐車ブレーキユニット4に連結されている。一方、左用ケーブル18は、固定部152bから溝部158bに反時計回りに巻回され、ケース156の連通孔156bからケース156外方に延び、図1に示す車両左側の駐車ブレーキユニット3に連結されている。
【0038】
即ち、この駐車ブレーキアクチュエータ5では、図11(b)において、モータ151の正転時にはウォームホイール152が時計回りに回転し、モータ151の逆転時 にはウォームホイール152が反時計回りに回転するようになっている。このウォームホイール152の時計回りの回転時には、右用ケーブル17は矢印A2の向きに、左用ケーブル18が矢印B2の向きに互いに逆向きに引張られ、それぞれ駐車ブレーキユニット3,4を作動させる。又、ウォームホイール152の反時計回りの回転時には、駐車ブレーキユニット3,4内のバネ等の作用によって、右用ケーブル17は矢印A1の向きに、左用ケーブル18は矢印B1の向きに巻き戻され、当該駐車ブレーキユニットの作動を解除するようになっている。
【0039】
この右用ケーブル17及び左用ケーブル18の引っ張り時及び巻き戻し時には、右用ケーブル17は、ケース156の孔部156aを摺動及び揺動するとともに、左用ケーブル18は孔部156bを摺動及び揺動するようになっている。即ち、孔部156aは、右用ケーブル17を摺動及び揺動可能に案内し、孔部156bは、左用ケーブル18を摺動及び揺動可能に案内している。
【0040】
尚、この実施例6において、ウォームホイール152は、特許請求の範囲における引張り機構を構成する回転手段の一例であり、スライダ158は、張力一致手段を構成する案内手段の一例である。
【0041】
次に、実施例6の作用について説明する。
【0042】
この実施例6に示す駐車ブレーキアクチュエータ5では、乗員等が図示しない駐車ブレーキスイッチ等を操作すると、その操作に基づいてモータ151が正転し、右用ケーブル17が矢印A2の向きに、左用ケーブル18が矢印B2の向きに引張られ、図1に示す駐車ブレーキユニット3,4が作動して、駐車ブレーキ力である制動力が発生させられる。
【0043】
この右用ケーブル17及び左用ケーブル18の引張り時において、右用ケーブル17及び左用ケーブル18は、モータ151のモータトルクによる引張りに従って移動する。この移動時において、右用ケーブル17及び左用ケーブル18は、ケース156の孔部156a,156bにて案内されるとともに、スライダ158に巻回されているため、右用ケーブル17の張力及び左用ケーブル18の張力とモータトルクとが釣り合った位置で右用ケーブル17及び左用ケーブル18の移動は停止する。この場合、スライダ158は、右用ケーブル17から反力frを受け、左用ケーブル18から反力flを受ける。このため、スライダ158は、これら反力fr及び反力flに従って移動し、当該反力fr及び反力flが等しくなった位置で停止する。このスライダ158の移動時において、右用ケーブル17を固定する固定部152aと左用ケーブル18を固定する固定部152bとがウォームホイール152の回転軸に対して対称に設けられていることから、反力fr及び反力flは、ウォームホイール152の回転軸に向かう径方向に作用し、当該スライダ158はこれら反力fr及び反力flに従って径方向に移動する。
【0044】
そして、このスライダ158の停止によって駐車ブレーキアクチュエータ5はロックされ、このロックによって右用ケーブル17及び左用ケーブル18の引張りが維持され、駐車ブレーキユニット3,4の作動が維持されて所定の制動力の発生が持続される。
【0045】
又、例えば右用ケーブル17と左用ケーブル18との長さが異なり、スライダ158に作用する反力frより反力flが大きくなっている場合には、スライダ158は、反力flの向きに移動し、反力fr及び反力flが等しくなった時点で停止する。同様に、反力frが大きくなっている場合には、スライダ158は、反力frの向きに移動し、反力fr及び反力flが等しくなった時点で停止する。そして、このスライダ158の停止による駐車ブレーキアクチュエータ5のロックによって、駐車ブレーキユニット3,4による所定の制動力の発生が持続される。
【0046】
続いて、この駐車ブレーキユニットの右用ケーブル又は左用ケーブルのいずれか一方が切れた場合について説明する。
【0047】
図12(a),図12(b)に示すように、例えば左用ケーブル18が切れた場合には、スライダ158は、右用ケーブル17の反力frに従ってその反力frの向きに移動する。この場合、スライダ158は、ウォームホイール152の円筒部154に当接するまで移動し、この当接によってスライダ158の移動は規制され、スライダ158は停止する。このとき、モータ151は、そのモータトルクによって右用ケーブル17のみを引張り、駐車ブレーキユニット4を作動させて、右側の車輪に制動力を発生させる。そして、このスライダ158の停止による駐車ブレーキアクチュエータ5のロックによって、駐車ブレーキユニット4による所定の制動力の発生が持続される。
【0048】
同様に、右用ケーブル17が切れた場合には、スライダ158は、反力flに従ってその力の向きに移動する。この場合、スライダ158は、ウォームホイール152の円筒部154に当接するまで移動し、この当接によってスライダ158の移動は規制され、スライダ158は停止する。このとき、モータ151は、そのモータトルクによって左用ケーブル18のみを引張り、駐車ブレーキユニット3を作動させて、左側の車輪に制動力を発生させる。そして、このスライダ158の停止による駐車ブレーキアクチュエータ5のロックによって、駐車ブレーキユニット3による所定の制動力の発生が持続される。
以上の説明より明らかなように、本実施例6では、右用ケーブル17及び左用ケーブル18が巻回されたスライダ158の作用によって、モータ151が正転された場合に、右用ケーブル17と左用ケーブル18の張力の大きさが同一となるように調整される。また、このスライダ158によって右用ケーブル17及び左用ケーブル18は引張り力の作用する方向が変えられ、右用ケーブル17と左用ケーブル18とは互いに逆向きの力で引張られるとともに、当該スライダ158の移動によって右用ケーブル17の引張り力と左用ケーブル18の引張り力との大きさが同一となるように調節される。従って、これら右用ケーブル17及び左用ケーブル18による逆方向の力であり同一の大きさの力を、駐車ブレーキユニット3,4に作用させることができるので、駐車ブレーキアクチュエータ5を車輪の軸上付近に設置することが可能となり、駐車ブレーキを搭載するために必要なスペースを小さくすることができる。
【0049】
更に、本実施例6によれば、右用ケーブル17及び左用ケーブル18が、スライダ158を介して、ウォームホイール152に回転軸対称に連結されているので、右用ケーブル17のケーブル長及び左用ケーブル18のケーブル長の差等に基づいて張力差が発生した場合であっても、スライダ158が反力fr及び反力flに従ってウォームホイール152の回転軸に対する径方向を変位して右用ケーブル17及び左用ケーブル18の張力を調整するため、左車輪1及び右車輪2側の制動力差を解消することができる。この場合、反力fr及び反力flは互いに対向する向きに作用するので、スライダ158は安定した移動をすることができる。
【0050】
又、駐車ブレーキアクチュエータ5のロックによって、駐車ブレーキユニット3,4により所定の制動力の発揮を持続させることが可能となる。更に、右用ケーブル17又は左用ケーブル18のいずれか一方のケーブルが切れた場合であっても、切れていない他方のケーブルに制動力が発揮され、持続させることが可能となる。
【0051】
更に又、モータ151の駆動により回転するウォームホイール152に、右用ケーブル17及び左用ケーブル18を直接固定したことから、例えば駐車ブレーキアクチュエータ5をイコライザ等を使用することなく構成できるとともに、たとえウォームホイール152に固定されたケーブル、即ち、右用ケーブル17又は左用ケーブル18の内、いずれか一方が切れた場合であっても、切れていないケーブルの作動によって制動力を発生させることができる。又、この駐車ブレーキアクチュエータ5では、スライダ158を使用して右用ケーブル17及び左用ケーブル18の引張り力の向きを変更し、これら右用ケーブル17及び左用ケーブル18による引張り力を同一としたことから、ギア機構又は液圧等を使用した場合に比較して、構成部品を少なくでき、その構成を簡略化できる。
【0052】
加えて、スライダ158とウォームホイール152の円筒部154との隙間δを変更して、スライダ158の移動量を調節し、右用ケーブル17及び左用ケーブル18の吸収できる張力の差を適宜調節できる。
【0053】
尚、本実施例6において、スライダ158とウォームホイール152の表面とが当接した状態で、スライダ158が移動(スライド)できるように構成したが、スライダ158とウォームホイール152の表面とが離間した状態で、スライダ158が移動できるように構成してもよい。又、本実施例6においてウォームホイール152の円筒部154の外周にバネを設け、スライダ158との当接時の衝撃を緩和できるように構成してもよい。更に又、本実施例6において規制手段は、スライダ158の外側に設けてもよい。
【0054】
以上、本発明の実施例を詳細に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は前記【発明が解決しようとする課題】および【課題を解決するための手段及び効果】の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いる駐車ブレーキシステムを概略的に示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図3】本発明の実施例1に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成の第1の変形例を概略的に示す図である。
【図4】 本発明の実施例1に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成の第2の変形例を概略的に示す図である。
【図5】 本発明の実施例1に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成の第3の変形例を概略的に示す図である。
【図6】本発明の実施例2に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図7】本発明の実施例2の変形例に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図8】本発明の実施例3に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図9】本発明の実施例4に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図10】本発明の実施例5に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図11】本発明の実施例6に係る駐車ブレーキアクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図12】本発明の実施例6に係る駐車ブレーキアクチュエータにおいてケーブルが切れた時の状態を示す図である。
【符号の説明】
3、4 駐車ブレーキユニット
5 駐車ブレーキアクチュエータ
14 第1ケーブル
15 支持棒
16 定滑車
17 右用ケーブル
18 左用ケーブル
23 動滑車
24 連接棒
25 回転リンク
27 定滑車
64 第1小ギア
65 第2小ギア
66 左用大ギア
67 右用大ギア
70 支持棒
71 大ギア
72 支持棒
84 太陽歯車
85 遊星ピニオン
86 内歯車
87 第1ステー
88 第2ステー
103 連接棒
104、105 ヘリカルギア
106 左用ギアプレート
107 右用ギアプレート
122 ピストン
124 右用ピストン
125 左用ピストン
126 右用ステー
127 左用ステー
152 ウォームホイール
154 円筒部
157 回転軸材
158 スライダ
159 貫通孔

Claims (5)

  1. 左右の車輪の各々に設けられた一対の制動力発生手段と、
    一端が前記一対の制動力発生手段に接続された一対の力伝達部材の他端が接続された駆動手段とを備え、
    該駆動手段は、前記一対の力伝達部材を前記力伝達部材の軸線方向に対して互いに逆方向に引張る引張り機構を有するとともに前記一対の力伝達部材の張力を略一致させる張力一致手段、を含み、
    前記引張り機構は、2つの歯車を備え、当該歯車には一対の力伝達部材の他端のいずれか一方が接続され、これら歯車が、互いに逆回転方向に回転することにより前記力伝達部材を互いに逆方向に引張るように構成されるとともに、前記2つの歯車のそれぞれの回転中心を支持して該回転中心とは別の一点を中心に揺動可能な第1の支持体を備え、
    前記張力一致手段は、前記力伝達部材のそれぞれの張力が異なる場合に、前記力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるように前記第1の支持体が前記一点を中心に揺動することによって、前記力伝達部材の張力を略一致させるように構成されたことを特徴とする駐車ブレーキ装置。
  2. 左右の車輪の各々に設けられた一対の制動力発生手段と、
    一端が前記一対の制動力発生手段に接続された一対の力伝達部材の他端が接続された駆動手段とを備え、
    該駆動手段は、前記一対の力伝達部材を前記力伝達部材の軸線方向に対して互いに逆方向に引張る引張り機構を有するとともに前記一対の力伝達部材の張力を略一致させる張力一致手段、を含み、
    前記引張り機構は、前記一対の力伝達部材の他端のそれぞれを接続した1つの歯車が回転することにより前記力伝達部材を互いに逆方向に引張るように構成されるとともに、前記1つの歯車の回転中心を支持して該回転中心とは別の一点を中心に揺動可能な第2の支持体を備え、
    前記張力一致手段は、前記力伝達部材のそれぞれの張力が異なる場合に、前記力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるように前記第2の支持体が前記一点を中心に揺動することによって、前記力伝達部材の張力を略一致させるように構成されたことを特徴とする駐車ブレーキ装置。
  3. 左右の車輪の各々に設けられた一対の制動力発生手段と、
    一端が前記一対の制動力発生手段に接続された一対の力伝達部材の他端が接続された駆動手段とを備え、
    該駆動手段は、前記一対の力伝達部材を前記力伝達部材の軸線方向に対して互いに逆方向に引張る引張り機構を有するとともに前記一対の力伝達部材の張力を略一致させる張力一致手段、を含み、
    前記引張り機構は、前記一対の力伝達部材の他端がそれぞれ連結され、回転によって前記各力伝達部材を互いに逆方向に引張る回転手段を備え、前記張力一致手段は、前記一対の力伝達部材を案内する案内手段を備え、当該案内手段は、これら各力伝達部材の張力が異なる場合に、前記回転部材の回転軸とは略垂直な平面と平行に変位可能とし、各力伝達部材の引張り量を互いに異ならせるようにしたことを特徴とする駐車ブレーキ装置。
  4. 前記案内手段の変位量は、規制手段によって規制されることを特徴とする請求項3に記載の駐車ブレーキ装置。
  5. 前記案内手段は、その中心部に開口部を有し、その開口部内に前記規制手段が開口部外周から所定距離離れて設けられていることを特徴とする請求項4に記載の駐車ブレーキ装置。
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