JP3579732B2 - 自動車部品の製造方法及び金型装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インサート成形により部品本体をオーバモールドする自動車部品の製造方法及び金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、苛酷な条件で使用される自動車部品(ABS(アンチロックブレーキングシステム)用回転センサ等)は、機械的強度をはじめ、耐候性,耐湿性,耐薬品性等の各種性能が要求されるため、インサート成形(射出成形)により部品本体をオーバモールドし、部品本体全体を樹脂により覆っている。
【0003】
従来、このような自動車部品の製造方法は、特開2000−88984号公報で公知である。図8は、同公報開示の製造方法により製造された自動車部品(ABS用回転センサ)70の一部を示す。同図において、71は、磁気抵抗素子部71s等を含む部品本体であり、この部品本体71は、二次成形時に金型に対して位置決めする金型位置決め部72cを一体に有するセンサ用ホルダ72により保持される。そして、部品本体71を保持したセンサ用ホルダ72は、金型位置決め部72cを金型に装着し、樹脂を射出充填してインサート成形(二次成形)を行うことによりオーバモールド部73を設ける。なお、成形後、オーバモールド部73から突出した金型位置決め部72cは切断除去する。
【0004】
ところで、このようなインサート成形では、センサ用ホルダ72とオーバモールド部73間の気密性が問題となるため、通常、金型位置決め部72cの周りを囲むように先端を尖形に形成したリング形のシール部74を設けている。これにより、二次成形時には、シール部74の先端が熱により溶かされるため、センサ用ホルダ72側とオーバモールド部73側が溶着し、両者間の気密性が確保される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来における自動車部品の製造方法は、次のような問題点があった。
【0006】
第一に、部品本体71をセンサ用ホルダ72(又はプリモールド)により固定して二次成形を行うため、自動車部品70に対する部品点数及び製造工数の増加を招くとともに、コストアップ及び大型化を招く。
【0007】
第二に、センサ用ホルダ72や二次成形を必要とするとともに、センサ用ホルダ72に、シール部74や金型位置決め部72cを設ける必要があるため、自動車部品70に対する設計自由度の低下を招く。
【0008】
第三に、シール部74によるシーリングでは、製造時に未溶着部分が生じたり長期使用による振動や劣化等により気密性を確保できない虞れがあるなど、信頼性に難があるとともに、設計毎に信頼性評価が必要となる。
【0009】
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、自動車部品に対する部品点数及び製造工数の削減、さらにはコストダウン及び小型化を図ることができるとともに、設計自由度を高め、しかも、設計毎の信頼性評価を不要にして高度の信頼性を得ることができる自動車部品の製造方法及び金型装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明は、インサート成形により部品本体Aoをオーバモールドする自動車部品Aの製造方法において、部品本体Aoを金型本体2のキャビティ3にセッティングする際に、キャビティ3の壁面における複数の位置から、加熱制御した保持ピン5a〜5hを突出させて、部品本体Aoを位置決めして保持するとともに、射出装置Miの速度制御領域Zvから圧力制御領域Zpに切換えるV−P切換点Xcに達する直前に、保持ピン5a〜5hを所定ストロークLだけ後退させて部品本体Aoから離間させることを特徴とする。この場合、好適な実施の態様により、自動車部品としてはABS用回転センサAsに適用することができる。
【0011】
また、本発明は、インサート成形により部品本体Aoをオーバモールドする自動車部品Aの金型装置1において、金型本体2のキャビティ3の壁面における複数の位置から突出し、かつ進退移動自在に設けた保持ピン5a〜5hと、この保持ピン5a〜5hを加熱制御する加熱部8a…と、この保持ピン5a〜5hを進退移動させる進退駆動部6a〜6hと、この進退駆動部6a〜6hを制御することにより、部品本体Aoをキャビティ3にセッティングする際に、保持ピン5a〜5hを、部品本体Aoを位置決めして保持する位置まで突出させるとともに、射出装置Miにおける速度制御領域Zvから圧力制御領域Zpに切換えるV−P切換点Xcに達する直前に保持ピン5a〜5hを、所定ストロークLだけ後退させて部品本体Aoから離間させる制御部7とを備えることを特徴とする。
【0012】
これにより、部品本体Aoは、キャビティ2の内部において保持ピン5a〜5hにより位置決めされて保持されるとともに、この保持ピン5a〜5hは、射出装置Miにおける速度制御領域Zvから圧力制御領域Zpに切換えるV−P切換点Xcに達する直前に、所定ストロークLだけ後退して部品本体Aoから離間する。即ち、樹脂Rがキャビティ3内にある程度充填され、樹脂Rにより部品本体Aoが保持される状態で、保持ピン5a〜5hが部品本体Aoから離間するため、部品本体Aoは、位置決めされた状態が維持されたまま、樹脂Rにより部品本体Aoの周り全体が完全にオーバモールドされる。したがって、センサ用ホルダや二次成形は不要になる。
【0013】
【実施例】
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0014】
まず、本実施例に係る金型装置1の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
【0015】
図1中、2は金型本体であり、上型(可動型)2uと下型(固定型)2dからなる。金型本体2のパーティングラインにはキャビティ3が形成され、このキャビティ3は、仮想線で示したスプル部11を介してノズルタッチ部12に連通する。このノズルタッチ部12には、射出装置Miに設けた射出ノズルMnがノズルタッチする。なお、図1に示すスプル部11及びノズルタッチ部12は、原理説明上設けたものであり、実際の位置とは異なる。このキャビティ3は、内部に、ABS(アンチロックブレーキングシステム)用回転センサAs(図5参照)の基本部品となる部品本体Aoをセッティングしてインサート成形することができる。
【0016】
部品本体Aoの外観形状を図3に示す。部品本体Aoは、樹脂モールドされ、かつ平面視が矩形となる偏平な磁気抵抗素子部Esと、この磁気抵抗素子部Esの下面に固着した直方体形のマグネットEmと、平面視が磁気抵抗素子部Eよりも大きい矩形となる偏平な回路部Ecと、磁気抵抗素子部Esと回路部Ec間を接続する四本の接続リードEa…と、回路部Ecから導出した二本の端子リードEb…を備える。
【0017】
一方、上型2uには、キャビティ3の上側壁面における異なる位置から突出し、かつ進退移動自在に設けた保持ピン5a,5bを備えるとともに、下型2dには、キャビティ3の下側壁面における異なる位置から突出し、かつ進退移動自在に設けた保持ピン5c,5d,5eを備える。この場合、保持ピン5a…の数量,配設位置,断面形状,断面積等は、任意に選定することができる。したがって、図3に示すように、パーティングラインに対して平行に配した保持ピン5g,5hを設けてもよい。しかし、型抜きの関係上、保持ピン5a…は図1に示すように、パーティングラインに対して全て直角に突出させることが望ましい。保持ピン5a…の先端面は、図3に示す保持ピン5fのように平坦面5ffで形成してもよいし、保持ピン5gのように段差面5gfで形成してもよい。これにより、保持ピン5a〜5hを、パーティングラインに対して全て直角に突出させたとしても、先端面を段差面5gfで形成すれば、部品本体Aoの角部を保持することにより、上下のみならず前後左右にも位置規制できる。
【0018】
また、上型2uには、各保持ピン5a,5bを進退移動させる油圧シリンダ(進退駆動部)6a,6bを設けるとともに、下型2dには、各保持ピン5c,5d,5eを進退移動させる油圧シリンダ(進退駆動部)6c,6d,6eを設ける。各油圧シリンダ6a…は、ピストンロッド6ar…が各保持ピン5a…に対して同軸上となるように配し、ピストンロッド6arの先端と保持ピン5aの後端は、図2に示すようにねじ部5anにより結合する。この場合、ピストンロッド6arは、通常、断面丸形に形成するのに対して、実施例の保持ピン5a…は、断面矩形に形成するため、キャビティ3の壁面には、保持ピン5a…が挿通するガイドブロック13a…を埋設した。この際、ガイドブロック13a…は、単なるブロック部材として構成してもよいし、図2に示すように、ガイドブロック13aの内部にヒータ14aを収容することにより、加熱部8aとして構成してもよい。加熱部8aとして構成した場合には、ヒータ14aにより保持ピン5aを加熱制御することができる。
【0019】
さらに、各油圧シリンダ6a…の油室は、油圧回路21に接続するとともに、この油圧回路21は、コントローラ22に接続する。したがって、コントローラ22により油圧回路21を制御すれば、油圧回路21は各油圧シリンダ6a…を駆動し、保持ピン5a〜5hを進退移動させることができる。本実施例における油圧回路21とコントローラ22は制御部7を構成し、この制御部7は、少なくとも部品本体Aoをキャビティ3にセッティングする際に、保持ピン5a〜5hを、部品本体Aoを位置決めして保持する位置まで突出させるとともに、キャビティ3に対する樹脂Rの充填中又は充填後における予め設定したタイミングにより、保持ピン5a〜5hを、所定ストロークLだけ後退させて部品本体Aoから離間させる機能を備えている。なお、この点については後述する。
【0020】
次に、このような金型装置1を利用した自動車用部品Aの製造方法について、各図を参照しつつ図6に示すフローチャートに従って説明する。
【0021】
まず、成形サイクルにおける型開状態で、部品本体Aoをキャビティ3の内部にセッティングする(ステップS1)。この際、コントローラ22は油圧回路21を制御することにより各油圧シリンダ6a〜6hを駆動し、保持ピン5a〜5hを、図1に示す部品本体Aoを位置決めして保持する位置まで突出させる。これにより、同図に示すように型閉(型締)すれば、部品本体Aoは定位置に保持される(ステップS2)。
【0022】
次いで、射出工程に移行し、射出装置Miから樹脂Rをキャビティ2に射出充填する(ステップS3)。図7は、射出装置Miにおけるスクリュ位置(時間)に対する射出速度Vと射出圧力Pの関係を示す。通常、キャビティ3に対する樹脂Rの充填中は、速度制御領域Zvとなり、スクリュが予め設定したV−P切換点(切換位置)Xcに達すれば、保圧工程に切換える。これにより、圧力制御領域Zpとなる。本実施例では、V−P切換点Xcに達する直前に、最適な条件となる保持解除位置Xsを設定した。
【0023】
これにより、射出工程において、射出装置Miのスクリュが前進し、保持解除位置Xsに達したなら、コントローラ22は油圧回路21を制御することにより各油圧シリンダ6a〜6hを駆動し、保持ピン5a〜5hを、所定ストロークLだけ後退させて部品本体Aoから離間させる(ステップS4,S5)。この状態を図4に示す。保持ピン5a〜5hを後退させるタイミングの設定は重要であり、基本的には、樹脂Rにより部品本体Aoが保持(位置規制)され、かつ固化する前の樹脂Rが、射出圧力(保圧力)Pにより、後退した保持ピン5a〜5hと部品本体Ao間の隙間に進入できる条件を満たすように設定する。一方、この際、加熱部8a…により保持ピン5a〜5hを加熱制御すれば、保持ピン5a〜5hの周りの樹脂Rの固化速度を遅くすることができるため、保持ピン5a〜5hの移動及び樹脂Rの挙動(流動)をよりスムースに行わせることができる。
【0024】
そして、射出装置MiのスクリュがV−P切換点Xcに達すれば、保圧工程に移行する(ステップS6,S7)。また、保圧工程の終了により、冷却工程が行われ、この後、型開きが行われる(ステップS8)。型開きによりインサート成形品が取出され、図5に示す目的の自動車部品A、即ち、部品本体Aoの周り全体が樹脂Rによりオーバモールドされ、オーバモールド部31が形成されたABS用回転センサAsが得られる。なお、回転センサAsは、回転方向にN極とS極が交互に着磁された回転体(被検出対象)の周面に近接させて取付ければ、当該回転体の回転によりN極とS極が交互に回転センサAsのセンサ面F近傍を通過し、この磁気的変化が磁気抵抗素子部Esにより電気的変化(抵抗値変化)に変換されることにより、回転体の回転(回転数,回転速度)が検出される。
【0025】
よって、本実施例に係る自動車部品Aの製造方法(金型装置1)によれば、部品本体Aoは、キャビティ2の内部において保持ピン5a〜5hにより位置決めされて保持されるとともに、この保持ピン5a〜5hは、樹脂Rの充填中又は充填後における予め設定したタイミングにより、所定ストロークLだけ後退して部品本体Aoから離間する。即ち、樹脂Rがキャビティ3内にある程度充填され、樹脂Rにより部品本体Aoが保持される状態で、保持ピン5a〜5hが部品本体Aoから離間するため、部品本体Aoは、位置決めされた状態が維持されたまま、樹脂Rにより部品本体Aoの周り全体が完全にオーバモールドされる。
【0026】
したがって、従来のようなセンサ用ホルダや二次成形は不要になり、自動車部品Aに対する部品点数及び製造工数の削減、さらにはコストダウン及び小型化を図ることができる。また、設計自由度を高めることができるとともに、設計毎の信頼性評価が不要となり、高度の信頼性を得ることができる。
【0027】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,形状,材料,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。例えば、保持ピン5a〜5hを後退させる所定ストロークLは、樹脂Rの種類やキャビティ3の形状等により任意に設定することができる。また、実施例は、自動車部品AとしてABS用回転センサAsを例示したが、他の同種の自動車部品にも同様に適用できる。
【0028】
【発明の効果】
このように、本発明に係る自動車部品の製造方法(金型装置)は、部品本体を金型本体のキャビティにセッティングする際に、キャビティの壁面における複数の位置から、加熱制御した保持ピンを突出させて、部品本体を位置決めして保持するとともに、射出装置の速度制御領域から圧力制御領域に切換えるV−P切換点に達する直前に、保持ピンを所定ストロークだけ後退させて部品本体から離間させるようにしたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0029】
(1) 自動車部品に対する部品点数及び製造工数の削減、さらにはコストダウン及び小型化を図ることができる。
【0030】
(2) 自動車部品に対する設計自由度を高めることができるとともに、設計毎の信頼性評価を不要にして高度の信頼性を得ることができる。
【0031】
(3) 保持ピンを後退させるタイミングを、射出装置の速度制御領域から圧力制御領域に切換えるV−P切換点に達する直前に設定したため、(1)及び(2)の最適効果を得ることができる。
【0032】
(4) 保持ピンの加熱制御により、保持ピンの周りの樹脂の固化速度を遅くすることができるため、保持ピンの移動及び樹脂の挙動(流動)をよりスムースに行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る金型装置の断面構成図、
【図2】同金型装置における保持ピンの周辺を抽出して示す断面構成図、
【図3】同金型装置によりインサート成形される部品本体及び各保持ピンの位置関係を示す斜視図、
【図4】同金型装置に樹脂を充填した状態を示す断面構成図、
【図5】同金型装置により成形された自動車部品の断面図、
【図6】本発明の好適な実施例に係る製造方法を説明するためのフローチャート、
【図7】スクリュ位置(時間)に対する射出速度と射出圧力の関係図、
【図8】従来技術に係る製造方法により製造された自動車部品の一部を示す断面図、
【符号の説明】
1 金型装置
2 金型本体
3 キャビティ
5a… 保持ピン
6a… 進退駆動部
7 制御部
8a 加熱部
A 自動車部品
Ao 部品本体
As ABS用回転センサ
L 所定ストローク
Mi 射出装置
Zv 速度制御領域
Zp 圧力制御領域
Xc V−P切換点

Claims (3)

  1. インサート成形により部品本体をオーバモールドする自動車部品の製造方法において、前記部品本体を金型本体のキャビティにセッティングする際に、前記キャビティの壁面における複数の位置から、加熱制御した保持ピンを突出させて、前記部品本体を位置決めして保持するとともに、射出装置の速度制御領域から圧力制御領域に切換えるV−P切換点に達する直前に、前記保持ピンを所定ストロークだけ後退させて前記部品本体から離間させることを特徴とする自動車部品の製造方法。
  2. 自動車部品としてABS用回転センサに適用することを特徴とする請求項1記載の自動車部品の製造方法。
  3. インサート成形により部品本体をオーバモールドする自動車部品の金型装置において、金型本体のキャビティの壁面における複数の位置から突出し、かつ進退移動自在に設けた保持ピンと、この保持ピンを加熱制御する加熱部と、この保持ピンを進退移動させる進退駆動部と、この進退駆動部を制御することにより、前記部品本体を前記キャビティにセッティングする際に、前記保持ピンを、前記部品本体を位置決めして保持する位置まで突出させるとともに、射出装置における速度制御領域から圧力制御領域に切換えるV−P切換点に達する直前に、前記保持ピンを所定ストロークだけ後退させて前記部品本体から離間させる制御部とを備えることを特徴とする自動車部品の金型装置。
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