JP5060758B2 - 金型装置、インサート成形品及びインサート成形方法 - Google Patents

金型装置、インサート成形品及びインサート成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、金型装置、インサート成形品及びインサート成形方法に関する。
従来、樹脂成形品の中にインサートを埋設したインサート成形品が知られている。このインサート成形品は、金型内のキャビティに保持ピンを出没自在に設け、該保持ピンによってキャビティ内にインサートを保持し、溶融樹脂をキャビティに射出充填して成形される(特許文献1、特許文献2参照)。
この従来のインサート成形方法においては、溶融樹脂をキャビティ内に射出充填した後に保持ピンをキャビティ外に後退移動させ、樹脂が固化する前に保持ピンを樹脂から抜き出している。そして、樹脂から抜き出した保持ピンのピン跡が、孔として成形品の表面に残るのを防止するため、保持ピンの抜き出し後に、ゲートから二次的に溶融樹脂を射出充填している。しかしながら、インサートが保持されていない状態で溶融樹脂をゲートから二次的に供給するため、キャビティ内でインサートの位置ずれが発生していた。
この問題を解決するために、特許文献3のインサート成形方法では、金型装置にインサートを保持する保持ピンの他に、ピン跡となる部位に樹脂を補填させる押圧ピンを設け、保持ピンによりキャビティ内のインサートを保持した後、溶融樹脂をキャビティ内に射出充填させると同時に押圧ピンのピン孔にも射出充填させる。そして、保持ピンの後退移動と押圧ピンの前進移動を同時に相対移動させることにより、押圧ピンのピン孔に蓄えられた溶融樹脂がキャビティ内に押し入れられ、インサートが位置決めされた状態で、溶融樹脂が保持ピンの抜き出しによるピン跡となる部位に補填されるようになっている。
特開平10−290726号公報 特開平11−207749号公報 特開2003−170467号公報
しかしながら、特許文献3のインサート成形方法では、ピン跡となる部位に溶融樹脂を補填するための専用の押圧ピンを設ける必要があった。また、保持ピンと押圧ピンとが同時に相対移動することにより発生するゲートからの溶融樹脂の流入を防止するためにキャビティ内圧と射出圧力の調整が必要であった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で成形品にピン跡を残さないようにできる金型装置、インサート成形品及びインサート成形方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、一対の金型により形成されるキャビティと、該キャビティ内に溶融樹脂を供給するゲートと、前記キャビティに出没自在に設けられ、前記キャビティ内でインサートを保持する複数の保持ピンとを備え、前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、前記複数の保持ピンのうち前記ゲート側に配置された保持ピンから前記キャビティ外に駆動手段の操作によって順次引き抜くよう制御する制御手段を備える金型装置であって、前記保持ピンは、前記駆動手段側に大径部と、前記キャビティ側に小径部が形成され、前記保持ピンの引き抜きは、前記保持ピンの前記大径部の外周に取り付けられる第1のばね部と、前記小径部の外周に取り付けられる第2のばね部とによる前記駆動手段側への付勢によってなされる。これにより、溶融樹脂の流動状態に応じて順次保持ピンを引き抜くことで、インサートをキャビティ内に保持しつつ、樹脂を供給することができる。よって、ピン跡となる部位に樹脂を補填する専用の部品を用いることなく、簡単な構成でピン跡を残さないインサート成形品を成形することができる。
また、本発明の金型装置は、前記キャビティ内に供給された溶融樹脂の流動状態を検出する検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記保持ピンを引き抜くよう制御する。これにより、検出手段の検出結果に基づいて保持ピンを引き抜くことができる。
また、本発明の金型装置は、前記キャビティ内から前記保持ピンが引き抜かれる方向に前記保持ピンを付勢する付勢手段を更に備える。これにより、確実に保持ピンを引き抜くことができる。
前記駆動手段は、前記保持ピンを前記キャビティ内に出没させると共に前記保持ピンの移動方向と直交する方向に移動され、前記保持ピンの端部と接触する部位に傾斜面が形成されている。これにより、滑り台を保持ピンの移動方向と直交する方向させることにより、保持ピンを移動方向に引き抜くことができる。
前記駆動手段は、前記金型の外部に配置されている。これにより一対の金型の内部空間は有効なスペースを確保することができる。前記検出手段は、前記保持ピンの間に配置されている。これにより保持ピンを通過した溶融樹脂の流動状態を検出することができる。
また、本発明の金型装置は、前記キャビティに設けられ成形品の一部を形成する溝部と、前記溝部内に挿入する挿入ピンと、前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、前記溝部内に前記挿入ピンを挿入するよう制御する制御手段とを備える。これにより、例えばボスを一体的に成形することができる。前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記挿入ピンを前記溝部内に挿入する。これにより、検出手段の検出結果に基づいて挿入ピンを押し込むことができる。
本発明のインサート成形品は、一対の金型により形成されるキャビティ内に出没自在に設けられた複数の保持ピンによってインサートを保持した状態で所定のゲートより前記キャビティ内に溶融樹脂を供給し前記インサートを成形品中に密封させるインサート成形品であって、前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、前記複数の保持ピンのうち前記ゲート側に配置された保持ピンから前記キャビティ外に駆動手段の操作によって順次引き抜きながら前記インサートを成形品中に密封させ、前記保持ピンは、前記駆動手段側に大径部と、前記キャビティ側に小径部が形成され、前記保持ピンの引き抜きは、前記保持ピンの前記大径部の外周に取り付けられる第1のばね部と、前記小径部の外周に取り付けられる第2のばね部とによる前記駆動手段側への付勢によってなされることを特徴とする。これにより、溶融樹脂の流動状態に応じて順次保持ピンを引き抜くことで、インサートをキャビティ内に保持しつつ、樹脂を供給することができる。よって、ピン跡となる部位に樹脂を補填する専用の部品を用いることなく、簡単な構成でピン跡を残さないインサート成形品を成形することができる。
本発明は、一対の金型により形成されるキャビティと、該キャビティ内に溶融樹脂を供給するゲートと、前記キャビティに出没自在に設けられ、前記キャビティ内でインサートを保持する複数の保持ピンを含む金型装置を用いてインサート成形品を成形するインサート成形方法であって、前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、前記複数の保持ピンのうち前記ゲート側に配置された保持ピンから前記保持ピンを駆動手段の操作によって前記キャビティ外に順次引き抜く工程を含み、前記保持ピンは、前記駆動手段側に大径部と、前記キャビティ側に小径部が形成され、前記保持ピンの引き抜きは、前記保持ピンの前記大径部の外周に取り付けられる第1のばね部と、前記小径部の外周に取り付けられる第2のばね部とによる前記駆動手段側への付勢によってなされている。これにより、溶融樹脂の流動状態に応じて順次保持ピンを引き抜くことで、インサートをキャビティ内に保持しつつ、樹脂を供給することができる。よって、ピン跡となる部位に樹脂を補填する専用の部品を用いることなく、簡単な構成でピン跡を残さないインサート成形品を成形することができる。
本発明のインサート成形方法は、前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、挿入ピンを前記キャビティ内に設けられ成形品の一部を形成する溝部内に挿入する工程を更に含む。これにより、例えばボスを成形品に一体的に成形することができる。
本発明のインサート成形方法は、前記キャビティ内に供給された溶融樹脂の流動状態を所定の検出手段により検出する検出工程を更に含む。これにより、検出手段の検出結果に基づいて保持ピンを引き抜くことができる。
本発明によれば、簡単な構成で成形品にピン跡を残さないようにできる金型装置、インサート成形品及びインサート成形方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施形態による金型装置を上方から視た平面図、図2は図1に示す金型装置のX−X断面を示す全体構成図である。図3は図1に示す金型装置のY−Y断面を示し、インサートを保持する保持ピンの機構を説明する図、図4は図1に示す金型装置のY−Y断面を示し、キャビティ内から保持ピンを引き抜く機構を説明する図、図5は図3に示す保持ピンとシリンダ部の拡大断面図である。
金型装置100は、インサート成形法を用いてインサート成形品を成形するために、図示しない可動シリンダにより所定ストローク移動可能な可動側金型10と、可動側金型10と対をなす固定側金型20と、固定側金型20に接続されている射出機(図示省略)で大略構成されている。また、金型装置100は、複数の保持ピン301〜3012、付勢手段40、駆動手段501〜506、複数の圧力センサ601〜6010、制御部(制御手段)65を備える。
可動側金型10と固定側金型20は、複数の保持ピン301〜3012を収容する複数のピン孔Pが形成されている。複数のピン孔Pは径が小さくなる部分を持つ。また、可動側金型10と固定側金型20は、補助板11,21により外側が補助されている。固定側金型20は、射出機から溶融樹脂を供給する樹脂通路のマニホールド22とゲート24が設けられている。ゲート24は、マニホールド22を介して射出機から供給される溶融樹脂をキャビティC内に射出充填するためのものであり、キャビティCの側部に配設されている。キャビティCは、可動側金型10と固定側金型20の型締めにより形成されており、インサート成形品の製品形状に対応して矩形の平面形状を持つ。インサート(中子)Aは、インサート成形品内に埋設されるものであり、成形前に型開き状態のキャビティC内に投入される。
付勢手段40は、第1のばね部42及び第2のばね部44を有している。駆動手段50は、図2、図6乃至図9では複数の保持ピン30を明瞭に説明するため省略されているが、実際には複数の保持ピン301〜3012に対応してそれぞれ設けられている(図1参照)。
保持ピン301〜3012は、キャビティC内に投入されたインサートAを上下で挟持して、インサートAをキャビティC内の中央に保持するものである。保持ピン301〜3012は、キャビティCの両面の対向する位置に、一対ごとに所定間隔をあけて可動側金型10と固定側金型20の複数のピン孔Pにそれぞれ収容されている。
図3に示すように、保持ピン30は、ピン孔Pに対応して、大径部32と、大径部32より径が小さい小径部34が形成されている。大径部32の外周には第1のばね部42が設けられており、小径部34の外周には第1のばね部42より径が小さい第2のばね部44が設けられている。第1のばね部42と第2のばね部44は、弾性部材で、垂直方向Xに保持ピン30を付勢する。第1のばね部42と第2のばね部44は、保持ピン30がキャビティC内のインサートAを保持しているときは縮んだ状態となり(図3参照)、保持ピン30がキャビティCの表面まで移動するときには復元した状態となる(図4参照)。
保持ピン30の一端は、キャビティC内でインサートAを保持できるよう平滑面30Aが形成されている。この平滑面30Aは、保持ピン30がキャビティCの表面まで後退する。図5に示すように、保持ピン30の他端は、先端面30Bと面取り部30Cが形成されている。面取り部30Cは、所定の角度θに面取り加工されて形成されている。
図3及び図4に示すように、保持ピン30は、キャビティCに出没自在になるよう駆動手段50と接触している。駆動手段50は、ピストン部52とシリンダ部54を備えている。ピストン部52とシリンダ部54は、保持ピン30が移動する垂直方向Xと直交する水平方向Yに往復運動するため保持ピン30の垂直方向Xと直交して配置されている。また、ピストン部52とシリンダ部54は、可動側金型10と固定側金型20の内部空間を占有しないように、可動側金型10と固定側金型20の外部の表面Fに配設されている(図1参照)。これにより金型装置100をコンパクトにできる。
ピストン部52は、内部のピストンが水平方向Xに往復運動する。シリンダ部54は、ピストンの移動に応じて保持ピンに対して水平方向Xに往復運動する。
ピストン部52は、例えば油圧、エアー又は電磁接触器などにより往復運動するよう構成されている。
また、図3乃至図5に示すように、シリンダ部54には、傾斜面54Aが形成されており、この傾斜面の途中に第1の支持面54Bと第2の支持面54Cが形成されている。傾斜面54Aは、保持ピン30の面取り部30Cが滑り動くよう面取り部30Cの角度θと略同角θ’に設定されている(図5参照)。
第1の支持面54Bと第2の支持面54Cは、保持ピン30先端面30Bと接触し、保持ピン30を支持する水平な面である。保持ピン30が第1の支持面54B上にあるとき、保持ピン30はキャビティC内のインサートAを保持することができる。また、保持ピン30が第2の支持面54C上にあるとき、保持ピンの他端はキャビティCの表面にくる。
第1の支持面54Bの高さと第2の支持面54Cの高さの差は、キャビティ内のインサートAを保持している保持ピン30の位置(図3の位置)からキャビティCの表面まで移動した保持ピン30の位置(図4の位置)までの保持ピン30の移動距離を考慮して設定されている。第1の支持面54Bの高さと第2の支持面54Cの高さの差を変化させることにより、保持ピン30の移動距離は容易に調整することができる。
シリンダ部54が水平方向Y(右方向)に移動すると、保持ピン30はシリンダ部54の傾斜面54Aを滑りながら垂直方向X(下方向)に移動し、保持ピン30の先端はキャビティCの表面の位置(図4の位置)に移動する。
シリンダ部54が水平方向Y(左方向)に移動すると、保持ピン30はシリンダ部54の傾斜面54Aを滑りながら垂直方向X(上方向)に移動し、保持ピン30の先端はインサートAを保持する位置(図3の位置)に移動する。
制御部65は、例えばCPU(Central
Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含んで構成され、キャビティC内に供給された溶融樹脂の流動状態に応じて保持ピン301〜3012のうちゲート24側の保持ピンから順次引き抜くよう駆動手段50を制御する。
圧力センサ60は、ゲート24からキャビティC内に供給された溶融樹脂の流動状態を検出するものである。この圧力センサ601〜605は、それぞれの保持ピン301〜305の間に配設されている。また、圧力センサ60の一部は、キャビティCの表面に表出するよう配置されている。この圧力センサ60は、キャビティC内の溶融樹脂の樹脂圧を検出して、保持ピン30の直後に流れる溶融樹脂を検知する。圧力センサ60は、保持ピン30の直後に流れる溶融樹脂の樹脂圧を検出すると、制御部65に検出信号を出力し、制御部65の制御によってピストン部52が駆動する。
次に、上述した金型装置100を用いて、インサート成形品の製造方法の各工程について図6乃至図9を参照しながら説明する。図6乃至図9は、本発明の第1の実施形態による金型装置のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填する一過程を示す図である。
図6に示すように、まず、インサートAを型開き時の可動側金型10と固定側金型20の間で形成される製品キャビティC内にセットする。次に、昇降シリンダの駆動により可動側金型10が固定側金型20に向けて所定ストローク移動して、可動側金型10と固定側金型20の型締めを行う。続いて、制御部65は、駆動手段50を制御しシリンダ部54が水平移動することにより複数の保持ピン301〜3012がキャビティC内に前進移動し、インサートAをキャビティC内の中央に保持する。次に、射出機からマニホールド22、ゲート24を通じて溶融樹脂MをキャビティC内に射出充填する。溶融樹脂Mは図示するキャビティCの右側から左側に向かって流動する。
圧力センサ601がゲート24の近傍に設けられた保持ピン30を通過した溶融樹脂Mの樹脂圧を検出すると、制御部65は、駆動手段50のシリンダ部54を水平移動させることにより、保持ピン30がインサートAを離れ、キャビティCの表面まで後退する(図6参照)。このとき、保持ピンの移動は、第1のばね部42と第2のばね部44の復元作用により矢印が示す方向に付勢されるため、瞬時に行われる。次に、保持ピン302を通過した溶融樹脂Mの樹脂圧を圧力センサ602が検出すると、制御部65は、駆動手段502のシリンダ部54を水平移動させることにより、保持ピン302がキャビティCの表面まで後退する(図7参照)。
後続の保持ピン303,保持ピン304と保持ピン305,保持ピン306についても同様に、直後を流れる溶融樹脂Mの樹脂圧を圧力センサ603,604,605が検出すると、駆動手段503,504,505,506のシリンダ部54の水平移動することにより、キャビティCの表面まで後退する(図8と図9参照)。図9に示すように、すべての保持ピン301〜3012は、キャビティCの表面まで移動することにより、キャビティC内には溶融樹脂Mにより満たされる。
上述したとおり、インサートAの表面を保持していた複数の保持ピン301〜3012は、直後に配置された圧力センサ601〜6010が流れる溶融樹脂Mを検出すると、制御部65は、圧力センサ601〜6010の検出結果に基づいて駆動手段50を制御してゲート24側の保持ピン30から順次引き抜くよう制御する。このように、一対の金型により形成されるキャビティ内に出没自在に設けられた複数の保持ピンによってインサートを保持した状態で所定のゲートよりキャビティ内に樹脂を供給後、キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、複数の保持ピンのうちゲート側に配置された保持ピンからキャビティ外に順次引き抜きながらインサートを成形品中に密封させることにより、引き抜いた保持ピンの跡となる部位に溶融樹脂Mが補填されるため、成形後のインサート成形品の表面にはピン跡の孔が残ることはない。
また、キャビティ内のインサートAは、複数の保持ピン30がゲート24側から順々に引き抜かれるようになっているため、一つの保持ピン30が引き抜かれても他の保持ピン30により保持されるので、キャビティC内に溶融樹脂Mが流れた場合でも、インサートAは適切に保持される。以上のように、金型装置100は、ピン跡となる部位に樹脂を補填するための専用の部品を採用することもなく、既存の保持ピン30の引き抜くタイミングを調整するだけで、簡易にインサート成形品を成形することができる。
(第2の実施形態)
次に、図10乃至図13を参照しながら、本発明の第2の実施形態による金型装置200について説明する。図10は本発明の第2の実施形態による金型装置の断面、図2に対応する概略図、図11は図10に示す金型装置の保持ピンの機構を説明する図である。図12は図10に示す金型装置の挿入ピンの機構を説明する図である。図13は図10に示す金型装置により成形されたインサート成形品を示す図であり、同図(A)はインサート成形品300の断面図、同図(B)はインサート成形品300の側面図と凹部310Aの正面図である。尚、第1の実施形態の金型装置100と同じ構成要素について図面上で同じ参照符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態による金型装置200は、インサート成形品300の成形と同時に、締結具等のボス部310を一体的に成形するものである。
図10乃至図12に示すように、金型装置200は、可動側金型10A、固定側金型20A、複数の保持ピン30、第1のばね部42と第2のばね部44を含む付勢手段40、ピストン部52とシリンダ部54を含む複数の駆動手段50、複数の圧力センサ60、制御部65に加えて、複数の挿入ピン70、付勢手段80、ピストン部92とシリンダ部94を含む駆動手段90を更に備えている。
挿入ピン70に対応する部位のキャビティC内にはボス部を形成する溝部95が設けられている。溝部95は挿入ピン70を収容するピン孔Pと貫通している。付勢手段80は、第1のばね部82と第2のばね部84を有する。また、駆動手段90は、ピストン部92とシリンダ部94から構成されている。この駆動手段90は制御部65によって圧力センサ60の検出結果に基づいて制御される。
複数の挿入ピン70は、溝部95に挿入及び抜去され、凹部310Aを含むボス部310(図13参照)を形成するものである。この複数の挿入ピン70は、保持ピン30より長さが短く設定されている。
第1のばね部82と第2のばね部84は、複数の挿入ピン70の外周に設けられている。この第1のばね部82と第2のばね部84は、挿入ピン70がキャビティCの溝部95に挿入されていないときは伸張状態にあり(図11参照)、挿入ピン70がキャビティCの溝部95に挿入されているときは縮んだ状態にある(図12参照)。
図11及び図12に示すように、ピストン部92とシリンダ部94は、溶融樹脂の流動状態に応じて、ゲート24側から順次挿入ピン70を溝部95内に挿入するよう制御部65によって制御される。また、ピストン部92とシリンダ部94は、挿入ピン70がキャビティCの溝部95に挿入又は脱去することができるよう挿入ピン70と直交するよう配置されている。圧力センサ60A〜60Dは、複数の挿入ピン701〜704の直後にも配置されている。圧力センサ60A〜60Dの検出結果は制御部65に出力される。
シリンダ部94が水平方向Y(左方向)に移動すると、挿入ピン70はシリンダ部94の傾斜面94Aを滑りながら垂直方向X(上方向)に移動し、挿入ピン70の先端が溝部95内に進入する。シリンダ部94が水平方向Y(右方向)に移動すると、挿入ピン70がシリンダ部94の傾斜面94Aを滑りながら垂直方向(下方向)に移動し、挿入ピン70の先端が溝部95外に後退する。
次に、図10を参照して金型装置200の動作の概略を説明する。キャビティC内にセットされたインサートAを保持ピン30により保持する。このとき、挿入ピン70は、待機位置に待機する。射出機からゲート24を通じて溶融樹脂Mが射出充填すると、挿入ピン70、703の直後に配置された圧力センサ60A、60Cが挿入ピン701、703を通過した溶融樹脂Mの樹脂圧を検出し、検出結果を制御部65に出力する。
制御部65は駆動手段90を水平移動させると、挿入ピン70が待機位置から溝部95内に進入する。次に、制御部65は、圧力センサ601、602、606、607が溶融樹脂圧を検出すと、駆動手段50を水平移動させて保持ピン301、302、307、308をキャビティC内から後退させる。次に、制御部65は圧力センサ60B、60Dから出力された検出結果に基づいて、駆動手段90を水平駆動することにより挿入ピン702、704を溝部95内に挿入させる。
このように、挿入ピン70を溝部95外に後退させている待機状態で、溝部95内に溶融樹脂をしっかり充填し、溶融樹脂が溝部95に充填された後に、挿入ピン70を溝部95内に挿入することによりにインサート成形品にボス部を一体的に形成することができる。また、挿入ピン70の駆動は保持ピン30の駆動と同様にピストン部92、シリンダ部94を用いているため、共通部品の利用による異種の部品点数の増加を防止できる。また、挿入ピン70が溶融樹脂Mで満たされた溝部95に挿入されるため、成形不良のウェルドが発生しないボス部310を形成することができる。
上記実施形態において、保持ピン30、挿入ピン70の数は種々変更しても良い。また、本実施形態では、可動側金型10と固定側金型20の両方に保持ピン30、70を設けた例について説明したが、用途に応じて、可動側金型10と固定側金型20のいずれか一方だけにピン30、70を設けても良い。一方の金型に保持ピン30、挿入ピン70を設ける場合、付勢手段40、駆動手段50、圧力センサ60等は、ピン30、70が設けられた一方の金型に設けるよう構成する。
また、上記実施形態では、圧力センサ60は溶融樹脂の樹脂圧を検出するものであるが、キャビティC内圧を検出するものであっても良い。検出手段は圧力センサに限定されず、溶融樹脂の流動状態を検出できるものであれば温度センサや光センサなどであっても良い。また、圧力センサ60の数は保持ピン30、挿入ピン70に対応して設けた例について説明したが、圧力センサ60の数は保持ピン30、挿入ピン70に対応させることなく種々変更しても良い。加えて、圧力センサ60は保持ピン30のそれぞれの直後に配置する例について説明したが、保持ピン30を溶融樹脂が通過する前に引き抜く場合は、保持ピン30の直前に配置するようにしても良い。
さらに、駆動手段50、90は可動側金型10と固定側金型20の外部に配設されていることにより、可動側金型10と固定側金型20の内部空間は駆動手段に占有されることがないため、複数のピンを配設するスペースを確保することができる。これによりピン30を数多く配設することができ、1本のピンにかかる負担も軽減される。このため、駆動手段50、90は一本のピンを駆動させる力が小さくても良いため小型化を図ることができる。
駆動手段50、90が圧力センサ60の検出結果に基づいて駆動するようにしたが、溶融樹脂の流速を一定に制御して、駆動手段50、90を時間制御で作動させる場合は、圧力センサ60を用いらなくても良い。これにより、部品点数を削減することによって可動側金型10と固定側金型20の内部空間を更に確保できる。
また、ゲートをキャビティの片側の側部に設けたものに限らず、ゲートを両側の側部に設けたものであっても良い。この場合、複数の保持ピン30、挿入ピン70は両ゲート側から順次引き抜くように構成する。また、ゲート24を例えばキャビティの中央下側に設けた場合にはピンはゲートが設けられた中央より順次引き抜くようにすると良い。インサート成形品には例えばウオシュレットのシャワーノズル、ヘッドレストの芯材又はゴルフボールなどがあげられる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の第1の実施形態による金型装置を上方から視た平面図である。 図1に示す金型装置のX−X断面を示す全体構成図である。 図1に示す金型装置のY−Y断面を示し、インサートを保持する保持ピンの機構を説明する図である。 図1に示す金型装置のY−Y断面を示し、キャビティ内から保持ピンを引き抜く機構を説明する図である。 図3に示す保持ピンとシリンダの拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態による金型装置のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填する一過程を示す図である。 本発明の第1の実施形態による金型装置のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填する一過程を示す図である。 本発明の第1の実施形態による金型装置のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填する一過程を示す図である。 本発明の第1の実施形態による金型装置のキャビティ内に溶融樹脂を射出充填する一過程を示す図である。 本発明の第2の実施形態による金型装置の断面を示し、図2に対応する概略図である。 図10に示す金型装置の挿入ピンの機構を説明する図である。 図10に示す金型装置の挿入ピンの機構を説明する図である。 図10に示す金型装置により成形されたインサート成形品を示す図である。
符号の説明
100、200 金型装置
10、10A 可動側金型
11、21 補助板
20、20A 固定側金型
22 マニホールド
24 ゲート
30 保持ピン
30A 平滑面
30B 先端面
30C 面取り部
32 大径部
34 小径部
40 付勢手段
42 第1のばね部
44 第2のばね部
50 駆動手段
52 ピストン部
54 シリンダ部
54A 傾斜面
54B 第1の支持面
54C 第2の支持面
60 圧力センサ
70 挿入ピン
80 別の付勢手段
82 第1のばね部
84 第2のばね部
90 駆動手段
92 ピストン部
94 シリンダ部
95 溝部
A インサート
C キャビティ
P ピン孔

Claims (11)

  1. 一対の金型により形成されるキャビティと、該キャビティ内に溶融樹脂を供給するゲートと、前記キャビティに出没自在に設けられ、前記キャビティ内でインサートを保持する複数の保持ピンとを備え、
    前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、前記複数の保持ピンのうち前記ゲート側に配置された保持ピンから前記キャビティ外に駆動手段の操作によって順次引き抜くよう制御する制御手段を備える金型装置であって、
    前記保持ピンは、前記駆動手段側に大径部と、前記キャビティ側に小径部が形成され、
    前記保持ピンの引き抜きは、前記保持ピンの前記大径部の外周に取り付けられる第1のばね部と、前記小径部の外周に取り付けられる第2のばね部とによる前記駆動手段側への付勢によってなされることを特徴とする金型装置。
  2. 前記キャビティ内に供給された溶融樹脂の流動状態を検出する検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記保持ピンを引き抜くよう制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の金型装置。
  3. 前記キャビティ内から前記保持ピンが引き抜かれる方向に前記保持ピンを付勢する付勢手段を更に備える、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金型装置。
  4. 前記駆動手段は、前記保持ピンを前記キャビティ内に出没させると共に前記保持ピンの移動方向と直交する方向に移動され、前記保持ピンの端部と接触する部位に傾斜面が形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の金型装置。
  5. 前記駆動手段は、前記金型の外部に配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の金型装置。
  6. 前記検出手段は、前記保持ピンの間に配置されている、ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の金型装置。
  7. 前記キャビティに設けられ成形品の一部を形成する溝部と、前記溝部内に挿入する挿入ピンと、前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、前記溝部内に前記挿入ピンを挿入するよう制御する制御手段とを備える、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の金型装置。
  8. 前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記挿入ピンを前記溝部内に挿入する、ことを特徴とする請求項7に記載の金型装置。
  9. 一対の金型により形成されるキャビティと、該キャビティ内に溶融樹脂を供給するゲートと、前記キャビティに出没自在に設けられ、前記キャビティ内でインサートを保持する複数の保持ピンを含む金型装置を用いてインサート成形品を成形するインサート成形方法であって、
    前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、前記複数の保持ピンのうち前記ゲート側に配置された保持ピンから前記保持ピンを駆動手段の操作によって前記キャビティ外に順次引き抜く工程を含み、
    前記保持ピンは、前記駆動手段側に大径部と、前記キャビティ側に小径部が形成され、
    前記保持ピンの引き抜きは、前記保持ピンの前記大径部の外周に取り付けられる第1のばね部と、前記小径部の外周に取り付けられる第2のばね部とによる前記駆動手段側への付勢によってなされていることを特徴とするインサート成形方法。
  10. 前記キャビティ内に供給される溶融樹脂の流動状態に応じて、挿入ピンを前記キャビティ内に設けられ成形品の一部を形成する溝部内に挿入する工程を更に含む、ことを特徴とする請求項に記載のインサート成形方法。
  11. 前記キャビティ内に供給された溶融樹脂の流動状態を所定の検出手段により検出する検出工程を更に含む、ことを特徴とする請求項又は請求項10に記載のインサート成形方法。
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