JP2010234641A - インサート成形方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶融樹脂の二次射出または二次プレスを必要としないインサート成形方法及び装置を提供する。
【解決手段】インサート成形方法は、固定型3と可動型4との間にキャビティ5を形成する金型を用い、該キャビティ5に出没自在に設けられた保持ピン8a,8b,8cをキャビティ5内に進出させることによりインサート物2をキャビティ5内の所定の位置に保持する工程と、保持ピン8a,8b,8cによりインサート物2を保持した状態で、キャビティ5内で溶融樹脂を流動させる工程と、キャビティ5内における溶融樹脂の流頭と保持ピン8a,8b,8cとの位置関係を検知する工程と、該流頭が保持ピン8a,8b,8cに対して所定範囲内の位置に検知されたときに、保持ピン8a,8b,8cをキャビティ5内から後退させる工程とを備える。固定型3と、可動型4と、保持ピン8と、出没制御手段10と、流頭位置検知手段11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インサート成形方法及びインサート成形装置に関する。
従来、樹脂で封止された電子基板をインサート射出成形により形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記インサート射出成形方法は、固定型及び可動型との間にキャビティを形成する金型を用い、該キャビティに出没自在に設けられた保持ピンによって、インサート物としての電子基板を保持する。そして、前記キャビティ内に溶融樹脂を一次射出した後、前記保持ピンを該キャビティから後退させることによりインサート成形体として樹脂封止電子基板を得る。
しかしながら、このようにすると、前記インサート成形体には前記保持ピンを前記キャビティ内から後退させた跡に樹脂の無い空間(ピン跡)が発生するので、該空間に溶融樹脂を二次射出して埋めなければならないという不都合がある。
特許第3962295号公報
本発明は、前記不都合を解消するために、溶融樹脂の二次射出を必要としないインサート成形方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明のインサート成形方法は、固定型と可動型との間にキャビティを形成する金型において、該キャビティに出没自在に設けられた保持ピンを該キャビティ内に進出させることによりインサート物を該キャビティ内の所定の位置に保持する工程と、該保持ピンにより該インサート物を保持した状態で、該キャビティ内で溶融樹脂を流動させる工程と、該キャビティ内における溶融樹脂の流頭と保持ピンとの位置関係を検知する工程と、該流頭が該保持ピンに対して所定範囲内の位置に検知されたときに、該保持ピンを該キャビティ内から後退させる工程とを備えることを特徴とする。
本発明のインサート成形方法によれば、先ず、前記固定型及び可動型の間に形成されたキャビティ内の所定の位置にインサート物が配置される。ここで、前記キャビティ内に配置されるインサート物は、該キャビティに出没自在に設けられた保持ピンを該キャビティ内に進出させることにより保持される。
次に、前記溶融樹脂を前記キャビティ内で流動させる。前記溶融樹脂を流動させる方法としては、例えば、前記金型を型閉めした状態で該金型外から前記キャビティ内に溶融樹脂を射出して流動させる方法、前記キャビティ内に予め溶融樹脂が配置されている状態で前記金型を型閉めすることにより、該溶融樹脂を加圧して流動させる方法などを挙げることができる。
次に、前記キャビティ内を流動する溶融樹脂の流頭と前記保持ピンとの位置関係を検知する。前記溶融樹脂の流頭と前記保持ピンとの位置関係の検知は、例えば、圧力センサや温度センサなどのセンサを設けることで行うことができる。前記センサは、前記保持ピンがインサート物を保持する位置より所定の距離だけ前記溶融樹脂流動の上流側の前記キャビティに臨む位置に設けられてもよく、前記溶融樹脂の流頭を検知可能であれば、金型内に埋設されてもよい。
そして、前記溶融樹脂の流頭が前記保持ピンに対して所定範囲内の位置に達したことを検知したならば、該保持ピンを該キャビティ内から後退させる。この結果、前記保持ピンが位置していた部分にも前記流動する溶融樹脂が充填されることになり、得られるインサート成形品において、該保持ピンを前記キャビティから後退させた跡に形成される樹脂の無い空間(ピン跡)の発生を阻止することができる。従って、本発明のインサート成形方法によれば、溶融樹脂の二次射出を不要にすることができる。
また、前記保持ピンが複数である場合には、各保持ピンに対応して同数の前記センサを設けてもよく、前記溶融樹脂流動の最も上流側に位置する該保持ピンのみに対応して1つの該センサを設けてもよい。
複数の前記保持ピンに対して前記センサを1つだけ設ける場合には、例えば、キャビティ内で流動する前記溶融樹脂の量と該キャビティの容量とから該溶融樹脂の流動速度を算出する。そして、前記センサにより前記溶融樹脂の流頭が該溶融樹脂流動の最も上流側の保持ピンに対して所定範囲内の位置に達したことが感知された後は、前記算出された溶融樹脂の流動速度に基づいて、前記保持ピンを該溶融樹脂流動の最も上流側に位置するものから該流動に沿って順次後退させることができる。
本発明のインサート成形方法は、固定型と可動型との間にキャビティを形成する金型と、該キャビティに出没自在に備えられ、該キャビティ内に進出してインサート物を該キャビティ内の所定の位置に保持する保持ピンとを備えるインサート成形装置において、該キャビティ内で流動する溶融樹脂の流頭と該保持ピンとの位置関係を検知可能に設けられた流頭位置検知手段と、該保持ピンの該キャビティへの出没を制御し、該流頭位置検知手段により該流頭が該保持ピンに対して所定範囲内の位置に検知されたときに、該保持ピンを該キャビティ内から後退させる出没制御手段とを備えることを特徴とするインサート成形装置により有利に実施することができる。
第1の実施形態のインサート成形装置の構成を示す説明的断面図。 第1の実施形態のインサート成形装置の第1の作動を示す説明的断面図。 第1の実施形態のインサート成形装置の第2の作動を示す説明的断面図。 第1の実施形態のインサート成形装置の第3の作動を示す説明的断面図。 第1の実施形態のインサート成形装置の変形例を示す説明的断面図。 第2の実施形態のインサート成形装置の構成を示す説明的断面図。 第2の実施形態のインサート成形装置の第1の作動を示す説明的断面図。 第2の実施形態のインサート成形装置の第2の作動を示す説明的断面図。 第2の実施形態のインサート成形装置の第3の作動を示す説明的断面図。
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係るインサート成形装置1の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態のインサート成形装置1は、インサート物2を備えるインサート成形品を射出成形するためのものであり、固定型3と可動型4とを備える金型からなる。固定型3と可動型4との間には、成形品の外形に沿う形状のキャビティ5が形成される。
固定型3には、キャビティ5の下部に設けられたゲート6を介して、キャビティ5と連通するランナー7が設けられている。ランナー7は、図示しない溶融樹脂射出ノズルに連通している。また、固定型3は、キャビティ5に出没自在に設けられた保持ピン8a、8b、8cを備えている。ここで、保持ピン8aが最もゲート6に近接して設けられ、保持ピン8cが最もゲート6から離間して設けられている。
インサート成形装置1は、保持ピン8a、8b、8cをキャビティ5に出没させるための保持ピン駆動部9a、9b、9cを備え、保持ピン駆動部9a、9b、9cは、保持ピン制御手段10に電気的に接続されている。保持ピン駆動部9a、9b、9cとしては、例えばサーボモータまたは油圧モータ(図示せず)を用いることができる。保持ピン制御手段10は、例えば、CPU、RAM、ROM等を備え、保持ピン8a、8b、8cのキャビティ5への出没を制御する。
可動型4は、保持ピン8aと接触する壁部から所定の距離だけゲート6側に離間した壁部に圧力センサ11を備える。圧力センサ11は、キャビティ5に臨む位置にセンサ部11aが露出するように設けられている。圧力センサ11は、溶融樹脂Rの流頭を検知する流頭位置検知手段として作用する。圧力センサ11は、保持ピン制御手段10に電気的に接続されている。
次に、インサート成形装置1を用いる本実施形態の射出成形方法について、図1〜図4を用いて説明する。
先ず、図1に示すように、可動型4のキャビティ5を形成する所定の位置にインサート物2を配置する。次に、可動型4を固定型3に向けて移動させて型閉めする。次に、図2に示すように、保持ピン制御手段10は、保持ピン駆動部9a,9b,9cを制御し、それぞれ対応する保持ピン8a,8b,8cをキャビティ5内に進出させ、保持ピン8a,8b,8cと可動型4の壁面との間にインサート物2を保持する。
次に、図3に示すように、前記溶融樹脂射出ノズルからランナー7、ゲート6を介して、キャビティ5内に溶融樹脂Rを射出する。キャビティ5内に射出された溶融樹脂Rは、キャビティ5の下部から上部に向けて流動する。そして、溶融樹脂Rの流頭が、圧力センサ11のセンサ部11aの位置に達すると、圧力センサ11は、その検知信号を保持ピン制御手段10に送信する。
保持ピン制御手段10は前記検知信号を受信すると、図3に示すように、先ず、保持ピン8aをキャビティ5内から固定型3の表面にまで後退させる。次に、保持ピン制御手段10は、キャビティ5内に射出される溶融樹脂Rの量とキャビティ5の容量とから、溶融樹脂Rの流頭が保持ピン8b,8cの各々に対して所定の距離に達するまでの時間を算出する。そして、保持ピン制御手段10は、前記算出された各時間に達する毎に、保持ピン8b,8cを順次キャビティ5内から後退させる。
キャビティ5に該溶融樹脂Rが充填された後、冷却、固化したならば、図4に示すように、可動型4と固定型3とを型開きし、成形品12を離型させて取り出す。
上述したように、インサート成形装置1は、溶融樹脂Rの流頭が圧力センサ11によって検知されると、保持ピン制御手段10は該流頭との距離が所定の範囲内に達した保持ピン8a,8b,8cを順次固定型3内に後退させるように制御する。このようにすることにより、インサート物2を保持していた保持ピン8a,8b,8cの跡にも溶融樹脂Rが充填され、樹脂のない空間が無い(ピン跡のない)インサート成形品12を得ることができる。従って、本実施形態の射出成形方法によれば、溶融樹脂Rの2次射出を不要とすることができる。
第1の実施形態のインサート成形装置1において、比較的大型のインサート成形品12を得ようとするときには、図5に示すように、保持ピン8a,8b,8cが進退されるピン孔13a,13b,13cにランナー14a,14b,14cを連通させて設けてもよい。前記構成とするときには、保持ピン8a,8b,8cをキャビティ5内に後退させた後、保持ピン8a,8b,8cを順次さらに後退させて、それぞれピン孔13a,13b,13cとランナー14a,14b,14cとの接続位置よりもさらに後方に位置させる。このようにすることにより、ピン孔13a,13b,13cを多点ゲートとして利用して、ピン穴13a,13b,13cを介してキャビティ5内に溶融樹脂Rを射出することができる。
このとき、各保持ピン8a,8b,8cは、ゲート開閉ピンとして作用する。また、各保持ピン8a,8b,8cをゲート開閉ピンとするとき、保持ピン駆動部9a、9b、9cはサーボモータまたは油圧モータ(図示せず)を用いることが好ましい。
次に、本発明の第2の実施形態のインサート成形装置21について、図6〜9を用いて説明する。
まず、図6を参照して、本実施形態のインサート成形装置21の構成について説明する。インサート成形装置21は、インサート物2を備えるインサート成形品をプレス成形して、比較的厚肉で剛直なインサート成形品を得るために用いられる。
図6に示すように、本実施形態のインサート成形装置21は、型22と型23とを備える竪型の金型からなる。インサート成形装置21では、上側に設けられた型22が固定型、下側に設けられた型23が可動型になっており、型22と型23との間には、成形品の外形に沿う形状のキャビティ24が形成される。尚、インサート成形装置21は、上側に設けられた型22が可動型、下側に設けられた型23が固定型になっていてもよい。
インサート成形装置21は、予め加熱溶融させた樹脂Rを、キャビティ24に配置し、型22及び型23を型閉めすることにより、該樹脂Rを加圧して流動させる。
型22は、保持ピン8a,8b,8cと、保持ピン駆動部9a,9b,9cとを備え、保持ピン駆動部9a,9b,9cは、保持ピン制御手段10に電気的に接続されている。保持ピン駆動部9a、9b、9cとしては、例えばサーボモータ(図示せず)を用いることができる。保持ピン制御手段10は、例えば、CPU、RAM、ROM等を備え、保持ピン8a、8b、8cのキャビティ24への出没を制御する。
型23は、保持ピン8aと接触する壁部から、所定の距離だけ樹脂Rの流動の上流側に離間した壁部に圧力センサ11を備える。圧力センサ11は、キャビティ24に臨む位置にセンサ部11aが露出するように設けられている。圧力センサ11は、キャビティ24内で流動する樹脂Rの流頭を検知する流頭位置検知手段として作用する。圧力センサ11は、保持ピン制御手段10に電気的に接続されている。
次に、インサート成形装置21を用いる本実施形態のプレス成形方法について、図6〜図9を用いて説明する。
先ず、図6に示すように、型23のキャビティ24を形成する所定の位置にインサート物2を配置する。次に、型23のキャビティ24を形成する部分に、予め加熱溶融させた十分な量の樹脂Rを配置する。次に、型23を型22に向けて移動させて型閉めする。次に、図7に示すように、保持ピン制御手段10は、保持ピン駆動部9a,9b,9cを制御し、それぞれ対応する保持ピン8a,8b,8cをキャビティ24内に進出させ、保持ピン8a,8b,8cと型23の壁面との間にインサート物2を保持する。
このとき、インサート成形装置21では、固定型22及び可動型23を型閉めすることにより、前記樹脂Rが加圧されて、キャビティ24内を流動する。そして、樹脂Rの流頭が、圧力センサ11のセンサ部11aの位置に達すると、圧力センサ11は、その検知信号を保持ピン制御手段10に送信する。
保持ピン制御手段10は前記検知信号を受信すると、図8に示すように、先ず、保持ピン8aをキャビティ24内から型22の表面にまで後退させる。次に、保持ピン制御手段10は、キャビティ24内で溶融した樹脂Rの量とキャビティ24の容量とから、溶融した樹脂Rの流頭が保持ピン8b,8cの各々に対して所定の距離に達するまでの時間を算出する。そして、保持ピン制御手段10は、前記算出された各時間に達する毎に、保持ピン8b,8cを順次キャビティ24内から後退させる。
インサート成形装置21では、溶融した樹脂Rがキャビティ24内全体に充填された後、樹脂Rを加圧状態で維持する。そして、樹脂Rが冷却、固化したならば、図9に示すように、型23と型22とを型開きし、インサート成形品25を離型させて取り出す。
上述したように、溶融した樹脂Rの流頭が圧力センサ11によって検知されると、保持ピン制御手段10は該流頭との距離が所定の範囲内に達した保持ピン8a,8b,8cを順次型22内に後退させるように制御する。このようにすることにより、インサート物2を保持していた保持ピン8a,8b,8cの跡にも溶融した樹脂Rが充填され、樹脂のない空間が無い(ピン跡のない)インサート成形品25を得ることができる。従って、本実施形態の射出成形方法によれば、後工程にて前記ピン跡に充填される2次樹脂を不要とすることができる。
本実施形態のインサート成形装置21では、予め加熱溶融させた樹脂Rを、キャビティ24に配置し、型22及び型23を型閉めすることにより、該樹脂Rを加圧して流動させるようにしている。しかし、これに代えて、型22及び型23に金型加熱手段を設け、キャビティ24内に配置された樹脂Rを、該金型加熱手段により加熱溶融させることにより流動させるようにしてもよい。
各実施形態のインサート成形装置1,21において、保持ピン8は3つ設けられているが、これに限るものではなく、インサート物2を適切に保持できればいくつであってもよい。
また、各実施形態のインサート成形装置1,21では、流頭位置検知手段として圧力センサ11が1つ設けられているが、これに限るものではなく、各保持ピン8a,8b,8cに近接する位置に1個ずつ設けてもよい。また、前記流頭位置検知手段は、温度センサ等の他のセンサであってもよい。
1,21…インサート成形装置、2…インサート物、3,22…固定型(型)、4,23…可動型(型)、5,24…キャビティ、8…保持ピン、10…保持ピン制御手段(出没制御手段)、11…圧力センサ(流頭位置検知手段)、R…樹脂。

Claims (2)

  1. 固定型と可動型との間にキャビティを形成する金型において、該キャビティに出没自在に設けられた保持ピンを該キャビティ内に進出させることによりインサート物を該キャビティ内の所定の位置に保持する工程と、
    該保持ピンにより該インサート物を保持した状態で、該キャビティ内で溶融樹脂を流動させる工程と、
    該キャビティ内における溶融樹脂の流頭と保持ピンとの位置関係を検知する工程と、
    該流頭が該保持ピンに対して所定範囲内の位置に検知されたときに、該保持ピンを該キャビティ内から後退させる工程とを備えることを特徴とするインサート成形方法。
  2. 固定型と可動型との間にキャビティを形成する金型と、該キャビティに出没自在に備えられ、該キャビティ内に進出してインサート物を該キャビティ内の所定の位置に保持する保持ピンとを備えるインサート成形装置において、
    該キャビティ内で流動する溶融樹脂の流頭と該保持ピンとの位置関係を検知可能に設けられた流頭位置検知手段と、
    該保持ピンの該キャビティへの出没を制御し、該流頭位置検知手段により該流頭が該保持ピンに対して所定範囲内の位置に検知されたときに、該保持ピンを該キャビティ内から後退させる出没制御手段とを備えることを特徴とするインサート成形装置。
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