JP2019171629A - 金型システム - Google Patents

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Yoshiko Shishido
美子 宍戸
昂 生田目
Akira NAMATAME
昂 生田目
佑貴 工藤
Yuki Kudo
佑貴 工藤
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Abstract

【課題】ガスベントの詰まりを抑制できる金型システムを提供する。【解決手段】固定金型及び可動金型を有し、内部に前記固定金型と前記可動金型とにより形成されるキャビティ空間と、前記キャビティ空間と外部空間との間を連通するガスベントとを備えた金型装置と、前記金型装置の温度を調整する金型装置温度調整機構と、前記ガスベントを加熱するガスベント加熱機構と、を備えた金型システムを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、金型システムに関する。
溶融した樹脂を射出装置により金型装置のキャビティ空間内に供給、充填し、所望の形状の成形品を製造することが従来からなされている。
金型装置のキャビティ空間内に溶融した樹脂を供給、充填するためには、キャビティ空間内の空気を外部空間に排気する必要がある。
また、金型装置のキャビティ空間内に溶融した樹脂を供給した際に、樹脂の一部が分解して樹脂分解ガスが発生する場合がある。係る樹脂分解ガスがキャビティ空間内に滞留すると、溶融した樹脂のキャビティ空間内への充填に影響を及ぼす恐れがあるため、係る樹脂分解ガスも外部空間に排気する必要がある。
そこで、キャビティ空間内に存在する空気や、樹脂分解ガスをキャビティ空間内から外部空間に排気するために、金型装置には、キャビティ空間と、金型装置の外部空間とを連通するガスベントを設けることが従来からなされている。
そして、キャビティ空間内で発生した樹脂分解ガス等をガスベントから適切に排気できるように、ベント構造の設計や、設計のために必要なデータを収集する方法についても各種検討がなされていた。例えば特許文献1には、金型注入材料の発生ガス測定方法が開示されている。
特開平7−40390号公報
しかしながら、金型装置を繰り返し使用していると、ガスベント内等に固体の樹脂分解物等が堆積してガスベントが詰まり、キャビティ空間内の空気や、発生した樹脂分解ガスの排気が困難になる場合があった。
このように、固体の樹脂分解物等によりガスベントが詰まると、樹脂の充填不足(充填不良)が生じたり、堆積した固体の樹脂分解物が樹脂の成形品に付着する等して、歩留まりの低下の原因となる。このため、ガスベントの詰まりを抑制できる金型システムが求められていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の一側面では、ガスベントの詰まりを抑制できる金型システムを提供することを目的としている。
本発明の一側面では、固定金型及び可動金型を有し、内部に前記固定金型と前記可動金型とにより形成されるキャビティ空間と、前記キャビティ空間と外部空間との間を連通するガスベントとを備えた金型装置と、
前記金型装置の温度を調整する金型装置温度調整機構と、
前記ガスベントを加熱するガスベント加熱機構と、を備えた金型システムを提供する。
本発明の一側面によればガスベントの詰まりを抑制できる金型システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る金型システムの説明図である。 図1の領域Aの拡大図であり、キャビティ空間に樹脂を充填している途中の構成を示している。 図1の領域Aの拡大図であり、キャビティ空間に樹脂を充填した後の構成を示している。 図1のB−B´線での断面図である。 図2のC−C´線での断面の一の構成例を示している。 図2のC−C´線での断面の他の構成例を示している。 本発明の一実施形態に係る射出成形システムの型開完了時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る射出成形システムの型締時の状態を示す図である。
以下、実施形態に係る金型システム、射出成形システムについて添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[金型システム]
本実施形態の金型システム11は、金型装置800と、金型装置温度調整機構804と、ガスベント加熱機構805とを有することができる。
本実施形態の金型システムについて、図1〜図6を用いながら説明する。
図1は、本実施形態の金型システム11を示しており、金型システム11に含まれる金型装置800については、キャビティ空間801及びガスベント802を通る面での断面図で示している。
図2、図3は、図1の点線で示した領域Aを拡大して示した図になる。図2はキャビティ空間801に樹脂21を充填している途中の構成を、図3はキャビティ空間801に樹脂21を充填した後の構成をそれぞれ示している。
図4は、図1のB−B´線での断面図を示している。また、図5、図6は、図2のC−C´線での断面の構成例を示している。
後述するように、本実施形態の金型システムが有する金型装置は、可動部材等の付帯設備を有することもできるが、図の記載の便宜上、図1〜図6では記載を省略する。
(金型装置)
図1に示すように、本実施形態の金型システム11は、金型装置800を有することができる。金型装置800は、固定された固定金型810、及び固定金型810との間の距離が変更可能である可動金型820を有することができる。
そして、金型装置800は、内部に固定金型810と可動金型820とにより形成されるキャビティ空間801と、キャビティ空間801と外部空間との間を連通するガスベント802とを有することができる。
可動金型820は、例えば図中の左右方向に沿って移動することができ、固定金型810との間の距離を変更可能に構成することができる。図1では、型締した状態を示しており、可動金型820が固定金型810に接した状態にある。
型締をした状態では、固定金型810と、可動金型820とにより、両金型の間に樹脂を充填するための空間であるキャビティ空間801が形成される。係るキャビティ空間801に連通した成形材料導入口803に射出装置により溶融した樹脂を供給することで、キャビティ空間801内に樹脂が充填される。
図2、図3に示すように、キャビティ空間801内に供給された樹脂21は、樹脂導入口から、キャビティ空間801の端部801Aに向かって充填されていく。
図2はキャビティ空間801内に供給された樹脂が、キャビティ空間801の端部801Aに達する前の状態を示している。また、図3はキャビティ空間801内に供給された樹脂が、キャビティ空間801の端部801Aに達した後の状態を示している。
しかし、キャビティ空間801内に溶融した樹脂を供給した際に、樹脂の一部が分解して樹脂分解ガスが発生する場合がある。そして、係る樹脂分解ガスがキャビティ空間801内に滞留すると、樹脂21は、キャビティ空間801の端部801Aまで到達できなくなり、樹脂の充填不足が生じる恐れがある。
このため、金型装置800は、キャビティ空間801と金型装置800の外部空間との間を連通するガスベント802を有することができる。
ガスベント802を設けることで、図2に示すように、キャビティ空間801内の樹脂が充填されていない空間801B内に溜まった樹脂分解ガスが、樹脂21により押圧され、ガスベント802から外部空間へと排気される。そして、図3に示すようにキャビティ空間801の端部801Aまで樹脂21を充填することができ、キャビティ空間801への樹脂の充填不足等が生じることを抑制できる。
ガスベント802の数は特に限定されず、例えば1つのキャビティ空間801に対して、1つでもよく、1つのキャビティ空間801に対して複数のガスベント802を設けることもできる。
ガスベント802は、キャビティ空間801と、金型装置800の外部空間とを接続する管状の空隙とすることができる。そして、ガスベント802は、例えば固定金型810の可動金型820と対向する面と、可動金型820の固定金型810と対向する面とのいずれか一方、もしくは両方に形成した溝により構成することができる。図2、図3では、可動金型820に溝を形成し、ガスベント802とした例を示している。
(金型装置温度調整機構)
本実施形態の金型システムは、図1、図4に示すように、金型装置800全体の温度を制御し、キャビティ空間801に充填された樹脂の冷却速度を制御するために、金型装置800の温度を調整する金型装置温度調整機構804を有することができる。
係る金型装置温度調整機構804は、例えば図1、図4に示したように、金型装置800内に設けられた流路8041と、該流路8041に接続された外部配管8042とを有することができる。なお、図1では外部配管8042は記載を省略している。そして、外部配管8042を介して流路8041内に水等の熱媒を供給、循環させることで、金型装置800全体の温度を調整、制御することができる。なお、金型装置温度調整機構804は、流路8041や、外部配管8042に熱媒を供給するためのポンプやタンク等をさらに有することができる。
(ガスベント加熱機構)
本実施形態の金型システムは、図1〜図3に示すように、ガスベント802を加熱するガスベント加熱機構805を有することができる。
既述の様に、キャビティ空間801への樹脂の充填を複数回繰り返し実施すると、ガスベント802内部に固体の樹脂分解物が堆積する場合があった。また、堆積の程度によっては、ガスベント802のキャビティ空間801側の開口部802A近傍にも係る固体の樹脂分解物が付着する場合があった。このようにガスベント802内部や、ガスベント802のキャビティ空間801側の開口部802A近傍に樹脂分解物が堆積すると、ガスベント802が詰まり、樹脂のキャビティ空間801への充填不足が生じる場合があった。また、堆積した固体の樹脂分解物がキャビティ空間801内に充填した成形品の表面に付着し、外観を損ねる場合があった。
樹脂の充填不足や、堆積した固体の樹脂分解物の成形品表面への付着が生じると、その程度によっては不良品として除外する必要があり、歩留まり低下の原因となる。
そこで、本発明の発明者らはまず、ガスベント802の詰まりが発生する原因について検討を行った。
本発明の発明者らの検討によれば、キャビティ空間801内に供給された樹脂が分解されて生じた樹脂分解ガスは、キャビティ空間801にある間はキャビティ空間801内に供給された樹脂により加熱され、気体または一部が液体となった状態となっている。しかしながら、樹脂分解ガスがガスベント802内で冷却されることで、高沸点成分が析出して固体の樹脂分解物を生じ、ガスベント802が詰まっていることを見出した。
既述の金型装置温度調整機構804は、主にキャビティ空間801内に充填された樹脂が適切な速度で冷却できるように金型装置800全体の温度を制御するものである。このため、金型装置温度調整機構804では、ガスベント802に対する温度制御を行うことは困難である。
そこで、本実施形態の金型システム11は、既述の金型装置温度調整機構804とは別に、上述のようにガスベント802を加熱するガスベント加熱機構805を有することができる。ガスベント加熱機構805を設けることで、ガスベント802内や、ガスベント802の周辺を適切な温度に加熱し、固体の樹脂分解物が生じてガスベント802が詰まることを抑制できる。
上述のように、ガスベント加熱機構805を設けることで、従来はなされていなかったガスベント802の加熱を実施することができ、ガスベント802を通過する樹脂分解ガスから、固体の樹脂分解物が析出することを抑制することができる。このため、ガスベント加熱機構805による加熱条件等は特に限定されるものではない。例えば予備試験等を行い、ガスベント802内や、ガスベント802のキャビティ空間801側の開口部802Aに固体の樹脂分解物が生じないように、加熱条件等を設定することができる。
ガスベント加熱機構805により、ガスベント802を加熱している期間は特に限定されず、金型装置800に充填する樹脂の種類や、条件等に応じて任意に選択することができる。
ただし、ガスベント802が詰まることを抑制できるように、ガスベント加熱機構805は、少なくとも射出成形システムにおいて後述する充填工程の間、ガスベント802の加熱を行うことが好ましい。特に、ガスベント加熱機構805は、少なくともキャビティ空間801に樹脂が供給されている間はガスベントを加熱することが好ましい。すなわち、ガスベント加熱機構805は、キャビティ空間801への樹脂の供給開始後、供給が終了するまでの間、ガスベント802の加熱を行うことが好ましい。キャビティ空間801への樹脂の供給が終了した後、ガスベント加熱機構805による加熱を中止することで、キャビティ空間801へ充填された樹脂が過度に加熱されることを抑制できる。
ガスベント加熱機構805の具体的な構成は特に限定されず、ガスベント802を加熱できるような構造、配置とすることができる。
ガスベント加熱機構805の構成例について図5、図6を用いて説明する。いずれも、図2のC−C´線での断面図を模式的に示した図である。
例えば図5に示すように、ガスベント802の内壁51の少なくとも一部を、ガスベント加熱機構805A、805Bにより形成することもできる。
図5に示したガスベント加熱機構の構成例では、固定金型810、及び可動金型820に形成した孔内にガスベント加熱機構805A、805Bを嵌め込み、ガスベント加熱機構805A、805Bの間に形成された隙間がガスベント802となっている。
このように、ガスベント802の内壁51の少なくとも一部をガスベント加熱機構805A、805Bにより構成することで、ガスベント802内を流れるガスを直接加熱することが可能になり、固体の樹脂分解物の析出を特に抑制できる。
また、例えば図6に示したように、ガスベント802の流れ方向と垂直な断面において、ガスベント加熱機構805が、ガスベント802を囲むように配置することもできる。
ガスベント802を囲むようにガスベント加熱機構805を配置することで、ガスベント802を外周から均一に加熱し、固体の樹脂分解物等の析出を特に抑制することが可能になる。
ガスベント加熱機構805としては特に限定されないが、例えば棒状、もしくは板状のヒータを用いることができる。これは、棒状、もしくは板状のヒータの場合、例えば金型装置800に凹部を形成し、該凹部内に容易に設置できるからである。ヒータとしては例えば電熱線等を用いた抵抗加熱方式のヒータを用いることができる。
また、図1に示すようにガスベント加熱機構805の周囲には断熱材806を配置することができる。ガスベント加熱機構805の周囲に断熱材806を配置することで、ガスベント802以外の場所が伝熱により加熱されることを抑制できる。
例えば、図5に示した構成例では、ガスベント加熱機構805A、805Bと、固定金型810、可動金型820との間に、断熱材806を配置しておくことができる。
図6に示した構成例においても、ガスベント加熱機構805の周囲に断熱材806を配置しておくことができる。具体的には例えば、ガスベント加熱機構805を囲むように断熱材806を配置することが好ましい。
また、図1〜図3に示したように、キャビティ空間801と、ガスベント加熱機構805との間に断熱材806Aを有することが好ましい。キャビティ空間801と、ガスベント加熱機構805との間に断熱材806Aを配置することで、ガスベント加熱機構805により、キャビティ空間801に充填された樹脂が加熱されることを特に抑制することができ、好ましい。
(ガスベント加熱機構温度制御装置)
本実施形態の金型システム11は、図1に示すようにガスベント加熱機構805の温度を制御するガスベント加熱機構温度制御装置12をさらに有することもできる。
ガスベント加熱機構温度制御装置12は、ガスベント802を流れるガスの、ガスベント802の金型装置800の外部空間側の開口部802Bにおける温度が、ガスベント802のキャビティ空間801側の開口部802Aにおける温度以上となるように、ガスベント加熱機構805の温度を制御することが好ましい。
キャビティ空間801内では、樹脂分解ガスは、キャビティ空間801内に供給された樹脂により加熱されているため、固体の樹脂分解物等の析出はほとんど見られない。このため、例えばガスベント802を流れるガスについて、キャビティ空間801を出る際の温度以上の温度を保持することで固体の樹脂分解物等の析出を抑制することができる。
そこで、上述のようにガスベント802の金型装置800の外部空間側の開口部802Bにおける温度が、ガスベント802のキャビティ空間801側の開口部802Aにおける温度以上となるように、ガスベント加熱機構温度制御装置12により、ガスベント加熱機構805の温度を制御することが好ましい。係る温度となるように加熱することで、樹脂分解ガスからの固体の樹脂分解物等の析出を特に抑制できる。
ガスベント加熱機構温度制御装置12の構成は特に限定されないが、例えばコンピュータの一種であり、CPU(Central Processing Unit)と、記憶媒体とを有することができる。なお、記憶媒体としては、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non−Volatile RAM)、HDD(Hard Disk Drive)等が挙げられる。
ガスベント加熱機構温度制御装置12は、例えばガスベント802の金型装置800の外部空間側の開口部802Bや、ガスベント802のキャビティ空間801側の開口部802Aに配置した熱電対等の温度測定手段と接続しておくことができる。また、ガスベント加熱機構温度制御装置12は、既述のガスベント加熱機構805と接続しておくことができる。そして、温度測定手段から得られた温度情報を基に、記憶媒体に保存されていた温度制御パターンに従って、CPUがガスベント加熱機構805への出力を決定し、ガスベント加熱機構805によるガスベント802の加熱温度を制御することができる。
なお、ガスベント加熱機構805によりガスベント802を流れるガスを加熱する温度の上限は特に限定されないが、過度に高温で加熱すると金型装置800の寿命が短くなる等の恐れがある。そして、例えば金型装置800に供給する樹脂の沸点よりも高温になるようにガスベント802を流れるガスの加熱を行ったとしても、固体の樹脂分解物の析出を抑制する程度に差異はない。このため、ガスベント加熱機構805は、ガスベント802を流れるガスの温度が、金型装置800に供給する樹脂の沸点以下となるように加熱することが好ましい。
また、既述の様にキャビティ空間801内では、樹脂分解ガスは、キャビティ空間801内に供給された樹脂により加熱されているため、固体の樹脂分解物等の析出はほとんど見られない。すなわち、ガスベント802を流れるガスを、キャビティ空間801内に供給された樹脂の温度より高温に加熱しても、樹脂分解物の析出を抑制する程度には差異がないと考えられる。このため、ガスベント加熱機構805は、ガスベント802を流れるガスについて、射出装置により供給する溶融した樹脂の温度以下、例えば射出成形システムにおいて後述する計量工程終了後、充填工程を開始する直前のシリンダ内の成形材料、すなわち溶融した樹脂の平均温度以下に加熱することがより好ましい。
以上に説明した本実施形態の金型システムによれば、金型装置温度調整機構に加えて、ガスベント加熱機構を備えている。このため、ガスベントの温度を独立して制御することができ、ガスベントの詰まりを抑制できる。
[射出成形システム]
本実施形態の射出成形システムは、既述の金型システムと、射出成形機とを有することができる。
金型システムについては既に説明したため、ここでは説明を省略する。
ここで、射出成形機について説明する。
(射出成形機)
図7は、一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図8は、一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。図7〜図8において、X方向、Y方向およびZ方向は互いに垂直な方向である。X方向およびY方向は水平方向を表し、Z方向は鉛直方向を表す。型締装置100が横型である場合、X方向は型開閉方向であり、Y方向は射出成形機10の幅方向である。図7〜図8に示すように、射出成形機10は、型締装置100と、エジェクタ装置200と、射出装置300と、移動装置400と、制御装置700と、フレーム900とを有する。以下、射出成形機10の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図7および図8中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図7および図8中左方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型装置800の型閉、型締、型開を行う。型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定プラテン110、可動プラテン120、トグルサポート130、タイバー140、トグル機構150、型締モータ160、運動変換機構170、および型厚調整機構180を有する。
固定プラテン110は、フレーム900に対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型810が取付けられる。
可動プラテン120は、フレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされる。フレーム900上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型820が取付けられる。
固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型810と可動金型820とで金型装置800が構成される。なお、金型装置800には付帯設備として可動部材830や、金型システムで既述の金型装置温度調整機構804、ガスベント加熱機構805を配置しておくことができる。紙幅の都合上図7、図8では記載を省略しているが、金型装置800には断熱材806、806Aをさらに配置することもできる。さらに、同様に図7、図8では記載を省略しているが、ガスベント加熱機構805の温度を制御するガスベント加熱機構温度制御装置12を配置することもできる。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて連結され、フレーム900上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート130は、フレーム900上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン110がフレーム900に対し固定され、トグルサポート130がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート130がフレーム900に対し固定され、固定プラテン110がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、複数本(例えば4本)用いられてよい。各タイバー140は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられてよい。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
尚、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪ゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配設され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、クロスヘッド151、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152および第2リンク153を有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152および第2リンク153が屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
尚、トグル機構150の構成は、図7および図8に示す構成に限定されない。例えば図7および図8では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152および第2リンク153を屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸171と、ねじ軸171に螺合するねじナット172とを含む。ねじ軸171と、ねじナット172との間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、型締工程、型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型820を固定金型810にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、クロスヘッド151の位置を検出するクロスヘッド位置検出器、およびクロスヘッド151の速度を検出するクロスヘッド速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。また、可動プラテン120の位置を検出する可動プラテン位置検出器、および可動プラテン120の速度を検出する可動プラテン速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。
型締工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型820と固定金型810との間にキャビティ空間801(図8参照)が形成され、射出装置300が成形材料導入口803を介してキャビティ空間801に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間801の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型820を固定金型810から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型820から成形品を突き出す。
型閉工程および型締工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および型締工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(型閉開始位置、速度切替位置、型閉完了位置、および型締位置を含む)、型締力は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型閉開始位置、速度切替位置、型閉完了位置、および型締位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、速度が設定される。速度切替位置は、1つでもよいし、複数でもよい。速度切替位置は、設定されなくてもよい。型締位置と型締力とは、いずれか一方のみが設定されてもよい。
型開工程における設定条件も同様に設定される。例えば、型開工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(型開開始位置、速度切替位置、および型開完了位置を含む)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型開開始位置、速度切替位置、および型開完了位置は、前側から後方に向けて、この順で並び、速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、速度が設定される。速度切替位置は、1つでもよいし、複数でもよい。速度切替位置は、設定されなくてもよい。型開開始位置と型締位置とは同じ位置であってよい。また、型開完了位置と型閉開始位置とは同じ位置であってよい。
尚、クロスヘッド151の速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型装置800の交換や金型装置800の温度変化などにより金型装置800の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型820が固定金型810にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転は、回転伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。尚、回転伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に受動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の受動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。尚、回転伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させることで、ねじナット182を回転自在に保持するトグルサポート130の固定プラテン110に対する位置を調整し、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
尚、本実施形態では、ねじナット182がトグルサポート130に対し回転自在に保持され、ねじ軸181が形成されるタイバー140が固定プラテン110に対し固定されるが、本発明はこれに限定されない。
例えば、ねじナット182が固定プラテン110に対し回転自在に保持され、タイバー140がトグルサポート130に対し固定されてもよい。この場合、ねじナット182を回転させることで、間隔Lを調整できる。
また、ねじナット182がトグルサポート130に対し固定され、タイバー140が固定プラテン110に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで、間隔Lを調整できる。
さらにまた、ねじナット182が固定プラテン110に対し固定され、タイバー140がトグルサポート130に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで間隔Lを調整できる。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。尚、トグルサポート130の位置を検出するトグルサポート位置検出器、および間隔Lを検出する間隔検出器は、型厚調整モータエンコーダ184に限定されず、一般的なものを使用できる。
型厚調整機構180は、互いに螺合するねじ軸181とねじナット182の一方を回転させることで、間隔Lを調整する。複数の型厚調整機構180が用いられてもよく、複数の型厚調整モータ183が用いられてもよい。
尚、本実施形態の型厚調整機構180は、間隔Lを調整するため、タイバー140に形成されるねじ軸181とねじ軸181に螺合されるねじナット182とを有するが、本発明はこれに限定されない。
例えば、型厚調整機構180は、タイバー140の温度を調節するタイバー温調器を有してもよい。タイバー温調器は、各タイバー140に取付けられ、複数本のタイバー140の温度を連携して調整する。タイバー140の温度が高いほど、タイバー140は熱膨張によって長くなり、間隔Lが大きくなる。複数本のタイバー140の温度は独立に調整することも可能である。
タイバー温調器は、例えばヒータなどの加熱器を含み、加熱によってタイバー140の温度を調節する。タイバー温調器は、水冷ジャケットなどの冷却器を含み、冷却によってタイバー140の温度を調節してもよい。タイバー温調器は、加熱器と冷却器の両方を含んでもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。竪型の型締装置は、下プラテン、上プラテン、トグルサポート、タイバー、トグル機構、および型締モータなどを有する。下プラテンと上プラテンのうち、いずれか一方が固定プラテン、残りの一方が可動プラテンとして用いられる。下プラテンには下金型が取付けられ、上プラテンには上金型が取付けられる。下金型と上金型とで金型装置が構成される。下金型は、ロータリーテーブルを介して下プラテンに取付けられてもよい。トグルサポートは、下プラテンの下方に配設され、タイバーを介して上プラテンと連結される。タイバーは、上プラテンとトグルサポートとを型開閉方向に間隔をおいて連結する。トグル機構は、トグルサポートと下プラテンとの間に配設され、可動プラテンを昇降させる。型締モータは、トグル機構を作動させる。型締装置が竪型である場合、タイバーの本数は通常3本である。尚、タイバーの本数は特に限定されない。
尚、本実施形態の型締装置100は、駆動源として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図7および図8中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図7および図8中左方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、金型装置800から成形品を突き出す。エジェクタ装置200は、エジェクタモータ210、運動変換機構220、およびエジェクタロッド230などを有する。
エジェクタモータ210は、可動プラテン120に取付けられる。エジェクタモータ210は、運動変換機構220に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構220に連結されてもよい。
運動変換機構220は、エジェクタモータ210の回転運動をエジェクタロッド230の直線運動に変換する。運動変換機構220は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタロッド230は、可動プラテン120の貫通穴において進退自在とされる。エジェクタロッド230の前端部は、可動金型820の内部に進退自在に配設される可動部材830と接触する。エジェクタロッド230の前端部は、可動部材830と連結されていても、連結されていなくてもよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。
突き出し工程では、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、可動部材830を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で後退させ、可動部材830を元の待機位置まで後退させる。エジェクタロッド230の位置や速度は、例えばエジェクタモータエンコーダ211を用いて検出する。エジェクタモータエンコーダ211は、エジェクタモータ210の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、エジェクタロッド230の位置を検出するエジェクタロッド位置検出器、およびエジェクタロッド230の速度を検出するエジェクタロッド速度検出器は、エジェクタモータエンコーダ211に限定されず、一般的なものを使用できる。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(図7および図8中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図7および図8中右方向)を後方として説明する。
射出装置300は、フレーム900に対し進退自在なスライドベース301に設置され、金型装置800に対し進退自在とされる。射出装置300は、金型装置800にタッチし、金型装置800内のキャビティ空間801に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、シリンダ310、ノズル320、スクリュ330、計量モータ340、射出モータ350、圧力検出器360などを有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。成形材料としては、樹脂を用いることができる。成形材料は、例えばペレット状に形成され、固体の状態で供給口311に供給される。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの加熱器313と温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(図7および図8中左右方向)に複数のゾーンに区分される。各ゾーンに加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ゾーン毎に、温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型装置800に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型装置800内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図8参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図7参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
尚、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される圧力を検出する。圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器360に作用する圧力を検出する。
圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。圧力検出器360の検出結果は、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、計量工程、充填工程および保圧工程などを行う。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転数で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転数は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、スクリュ330の回転数を検出するスクリュ回転数検出器は、計量モータエンコーダ341に限定されず、一般的なものを使用できる。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を成形材料導入口803を介して金型装置800内のキャビティ空間801に充填させる。スクリュ330の位置や速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。V/P切替が行われる位置をV/P切替位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
尚、充填工程においてスクリュ330の位置が設定位置に達した後、その設定位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切替が行われてもよい。V/P切替の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。また、スクリュ330の位置を検出するスクリュ位置検出器、およびスクリュ330の速度を検出するスクリュ速度検出器は、射出モータエンコーダ351に限定されず、一般的なものを使用できる。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置800に向けて押す。金型装置800内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
保圧工程では金型装置800内のキャビティ空間801の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間801の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間801からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間801内の成形材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮のため、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
尚、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(移動装置)
移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(図7および図8中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図7および図8中右方向)を後方として説明する。
移動装置400は、金型装置800に対し射出装置300を進退させる。また、移動装置400は、金型装置800に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。
液圧ポンプ410は、第1ポート411と、第2ポート412とを有する。液圧ポンプ410は、両方向回転可能なポンプであり、モータ420の回転方向を切り替えることにより、第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液(例えば油)を吸入し他方から吐出して液圧を発生させる。尚、液圧ポンプ410はタンクから作動液を吸引して第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液を吐出することもできる。
モータ420は、液圧ポンプ410を作動させる。モータ420は、制御装置700からの制御信号に応じた回転方向および回転トルクで液圧ポンプ410を駆動する。モータ420は、電動モータであってよく、電動サーボモータであってよい。
液圧シリンダ430は、シリンダ本体431、ピストン432、およびピストンロッド433を有する。シリンダ本体431は、射出装置300に対して固定される。ピストン432は、シリンダ本体431の内部を、第1室としての前室435と、第2室としての後室436とに区画する。ピストンロッド433は、固定プラテン110に対して固定される。
液圧シリンダ430の前室435は、第1流路401を介して、液圧ポンプ410の第1ポート411と接続される。第1ポート411から吐出された作動液が第1流路401を介して前室435に供給されることで、射出装置300が前方に押される。射出装置300が前進され、ノズル320が固定金型810に押し付けられる。前室435は、液圧ポンプ410から供給される作動液の圧力によってノズル320のノズルタッチ圧力を生じさせる圧力室として機能する。
一方、液圧シリンダ430の後室436は、第2流路402を介して液圧ポンプ410の第2ポート412と接続される。第2ポート412から吐出された作動液が第2流路402を介して液圧シリンダ430の後室436に供給されることで、射出装置300が後方に押される。射出装置300が後退され、ノズル320が固定金型810から離間される。
尚、本実施形態では移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、例えばコンピュータで構成され、図7〜図8に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、型閉工程や型締工程、型開工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。また、制御装置700は、型締工程の間に、計量工程や充填工程、保圧工程などを行う。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」または「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」とも呼ぶ。
一回の成形サイクルは、例えば、計量工程、型閉工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、型開工程、および突き出し工程をこの順で有する。ここでの順番は、各工程の開始の順番である。充填工程、保圧工程、および冷却工程は、型締工程の開始から型締工程の終了までの間に行われる。型締工程の終了は型開工程の開始と一致する。尚、成形サイクル時間の短縮のため、同時に複数の工程を行ってもよい。例えば、計量工程は、前回の成形サイクルの冷却工程中に行われてもよく、この場合、型閉工程が成形サイクルの最初に行われることとしてもよい。また、充填工程は、型閉工程中に開始されてもよい。また、突き出し工程は、型開工程中に開始されてもよい。ノズル320の流路を開閉する開閉弁が設けられる場合、型開工程は、計量工程中に開始されてもよい。計量工程中に型開工程が開始されても、開閉弁がノズル320の流路を閉じていれば、ノズル320から成形材料が漏れないためである。
制御装置700は、操作装置750や表示装置760と接続されている。操作装置750は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。表示装置760は、制御装置700による制御下で、操作装置750における入力操作に応じた操作画面を表示する。
操作画面は、射出成形機10の設定などに用いられる。操作画面は、複数用意され、切り替えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置760で表示される操作画面を見ながら、操作装置750を操作することにより射出成形機10の設定(設定値の入力を含む)などを行う。
操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。
金型システムで既述のガスベント加熱機構温度制御装置12を設ける場合において、該ガスベント加熱機構温度制御装置12は、制御装置700に組み込み、別途設けない構成とすることもできる。すなわち、制御装置700によりガスベント加熱機構温度制御装置12の機能を実施することもできる。
以上に説明した本実施形態の射出成形システムによれば、既述の金型システムを備えている。このため、ガスベントの温度を独立して制御することができ、ガスベントの詰まりを抑制できる。
810 固定金型
820 可動金型
801 キャビティ空間
802 ガスベント
802A ガスベントのキャビティ空間側の開口部
802B ガスベントの金型装置の外部空間側の開口部
804 金型装置温度調整機構
805 ガスベント加熱機構
806 断熱材
21 樹脂

Claims (6)

  1. 固定金型及び可動金型を有し、内部に前記固定金型と前記可動金型とにより形成されるキャビティ空間と、前記キャビティ空間と外部空間との間を連通するガスベントとを備えた金型装置と、
    前記金型装置の温度を調整する金型装置温度調整機構と、
    前記ガスベントを加熱するガスベント加熱機構と、を備えた金型システム。
  2. 前記ガスベントを流れるガスの、前記ガスベントの前記金型装置の前記外部空間側の開口部における温度が、前記ガスベントの前記キャビティ空間側の開口部における温度以上となるように、前記ガスベント加熱機構の温度を制御するガスベント加熱機構温度制御装置をさらに有する請求項1に記載の金型システム。
  3. 前記ガスベント加熱機構は、少なくとも前記キャビティ空間に樹脂が供給されている間、前記ガスベントを加熱する請求項1又は2に記載の金型システム。
  4. 前記ガスベントの内壁の少なくとも一部が、前記ガスベント加熱機構により形成される請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の金型システム。
  5. 前記ガスベントの流れ方向と垂直な断面において、前記ガスベント加熱機構が、前記ガスベントを囲むように配置されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の金型システム。
  6. 前記キャビティ空間と、前記ガスベント加熱機構との間に断熱材をさらに有する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の金型システム。
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