JP3692742B2 - 微小構造体の成形方法および成形装置 - Google Patents

微小構造体の成形方法および成形装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微小構造体の成形方法および成形装置に関し、特に、インクジェットプリンタのインク吐出ヘッドのように多数の円筒状微小穴や微小溝等が配列されている樹脂部品を成形するのに好適な微小構造体の成形方法および成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の成形方法としては、特開平5−269800号公報に示されるものがある。この成形方法は、開閉自在で型締時に内部にキャビティを形成する固定型および可動型を備え、可動型にキャビティ内に配置される多数のコアピンを植設し、これら全てのコアピンの内部に冷却用流体通路を設けた金型装置を用いたものであり、キャビティのコアピンを除く部分に高温溶融状態の成形材料を注入し、成形材料を冷却・固化させるとともに、冷却用流体通路に水を供給し、成形体を離型する方法である。この方法により、基板部に多数のコアピンに対応する多数の円筒状部が林立した成形体が成形される。コアピンを冷却して離型抵抗を小さくした後に離型させるので、成形体を無理なく離型させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の成形方法によると、コアピンの内部に冷却用流体通路を設けているので、より微小な構造を有する成形体の成形には不向きである。
また、コアピンの冷却タイミングによっては、離型抵抗を小さくできないおそれがある。
【0004】
従って、本発明の目的は、より微小な構造を有する微小構造体を精度良く成形し得る微小構造体の成形方法および成形装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冷却によって固化・収縮する高温溶融状態の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構造体を成形する方法において、前記成形材料を冷却した後、前記成形材料の収縮が完了する直前に、前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却し、前記微小構造体を前記成形型の部分から分離する工程を含むことを特徴とする微小構造体の成形方法を提供する
本発明は、上記目的を達成するため、冷却によって固化・収縮する高温溶融状態の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構造体を成形する成形装置において、前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却する冷却手段と、前記成形材料を冷却した後、前記成形材料の収縮が完了する直前に、前記冷却手段を制御して前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却させる制御手段とを備えたことを特徴とする微小構造体の成形装置を提供する
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る微小構造体の成形装置を示す。この成形装置1は、固定型2と、固定型2に対し上方向Uおよび下方向Dに可動可能な可動型3と、離型を容易にするための冷却ユニット4とを有する。
【0007】
固定型2は、固定板20と、この固定板20の上面に取り付けられた固定金型21とを備えている。固定板20には、射出機から高温溶融状態の樹脂成形材料5が供給されるスプルー22が取り付けられている。固定金型21には、ガイドピン33をガイドするガイド孔21aと、可動型3との間でキャビティ23を構成する凹部21bが形成されており、キャビティ23とスプルー22との間には、樹脂成形材料5の流路を形成する図示しないランナーとゲートが配置されている。キャビティ23には、キャビティ23に注入される樹脂成形材料5の温度を検出する温度センサ6を臨ませている。
【0008】
可動型3は、可動板30と、この可動板30に支柱31によって取り付けられた可動金型32と、可動板30に取り付けられ、固定金型21のガイド孔21aに沿って移動するガイドピン33と、可動型3を上方向Uへ移動させて離型させる際、可動金型32と固定金型21との間に形成されたキャビティ23内で固化した樹脂成形体15を下方向Dへ押し戻すエジェクタ34とを備えている。可動板30には、エジェクタ34を下方向Dへ押し込むエジェクタロッド7を挿通させるための挿通孔30aが形成されている。可動金型32には、厚さ2mmの断熱材35を介してコアプレート36が取り付けられている。コアプレート36には、炭素鋼等の金属からなる円柱状の複数のコア37が、可動金型32に形成された貫通孔32aを通して取り付けられている。複数のコア37は、成形されるべき樹脂成形体15の円筒状微小穴15aに対応する位置に配置される。
【0009】
エジェクタ34は、可動板30に設けられたガイド孔30bにガイドされるガイドピン340と、ガイドピン340に取り付けられた上側エジェクタプレート341aおよび下側エジェクタプレート341bと、エジェクタプレート341(341a,341b)に取り付けられ、可動金型32に設けられたガイド孔32bを通して樹脂成形体15を下方向Dへ押し戻すエジェクタピン342とから構成されている。
【0010】
冷却ユニット4は、先端の吸熱部41aがコア/ヒートパイプ接続部40によってコアプレート36に結合された直径7mmのヒートパイプ41と、ヒートパイプ41の後端の放熱部41b側に配置され、冷却水等の冷却溶媒42が満たされた冷却槽43とを備えている。冷却槽43には、冷却溶媒導入バルブ44が介装された冷却溶媒導入路45と、冷却溶媒排出バルブ46が介装された冷却溶媒排出路47とを設けている。冷却溶媒導入バルブ44および冷却溶媒排出バルブ46は、例えば、電磁弁が適用される。この冷却ユニット4は、冷却溶媒導入バルブ44と冷却溶媒排出バルブ46の開閉を適宜調整することにより、図示しない冷却溶媒供給手段から冷却溶媒導入路45を通って、新しい冷却溶媒42が冷却槽43内に供給され、ヒートパイプ41の放熱部41bが冷却溶媒42と熱交換して放熱を行い、同時に、熱を吸収した冷却溶媒42が冷却溶媒排出路47を通って外部へ排出されるようになっている。コア/ヒートパイプ接続部40は、レイアウトの自由度が大きい可動型3側に配置することが望ましく、さらに望ましくはコア37側接触面以外は型本体と接触せず、空間を介した配置となるのが良い。また、上記空間は広ければ広いほど良い。このような配置にすることで、熱容量の大きい型本体の影響を低減することができ、コア37とヒートパイプ41の熱交換が効率よく行われる。
【0011】
図2(a) ,(b) は、コア/ヒートパイプ接続部41を示す。コア/ヒートパイプ接続部41は、ヒートパイプ41の吸熱部41aを挟持する一対の上側ヒートパイプホルダー40aおよび下側ヒートパイプホルダー40bを有し、一対のヒートパイプホルダー40a,40bは、コアベースプレート36とともに取付けボルト40cで断熱材35に取り付けられている。ヒートパイプ41は、図2(b) の構造分解図に示すように、ヒートパイプホルダー40a,40bの内溝に密着して内包されている。上側ヒートパイプホルダー40aは、ステンレスからなり、コアベースプレート36の反対側に配置され、下側ヒートパイプホルダー40bは、ステンレスより熱伝導性に優れている黄銅からなり、コアベースプレート36に密着して配置されている。これにより、ヒートパイプ41とコアベースプレート36との熱交換効率が向上する。また、断熱材35は、図示しないネジによって可動金型32に取り付けられ、可動金型32に設けたザグリ部32cに、断熱材35’を設けている。これにより、コア37とコアベースプレート36との間の熱交換効率が向上する。
【0012】
図3は、本成形装置1の制御系を示す。本成形装置1は、成形装置1全体を制御する制御部10を有し、この制御部10に、制御部10のプログラムやデータ等を記憶するメモリ11と、可動型3を上方向Uおよび下方向Dに移動させる油圧シリンダ等の可動型駆動部12と、エジャクタロッド7を上方向Uおよび下方向Dに移動させる油圧シリンダ等のエジャクタ駆動部13と、高温溶融状態の樹脂成形材料5をスプルー22に供給する射出機14とを接続するとともに、上記温度センサ6,冷却溶媒導入バルブ44および冷却溶媒排出バルブ46を接続している。
【0013】
制御部10は、メモリ11が記憶するプログラムに基づいて、高温溶融状態の樹脂成形材料5をキャビティ23内に注入して冷却した後、樹脂成形材料5の収縮が完了する直前に、すなわち、樹脂成形材料5が熱変形温度近傍(ガラス転移点,軟化点ともいう。)の温度に達した時、冷却ユニット4を制御してコア37を急冷させるようにしている。
【0014】
次に、本成形装置1の動作を説明する。まず、固定型2に可動型3をガイドピン33に沿って接近させ、図1に示すように、金型分割面8で両者を密着させ、固定型2の固定金型21と可動型3の可動金型32との間にキャビティ23を形成する。
次に、オペレータが図示しない起動スイッチを押下すると、制御部10は、射出機14を制御して150〜300℃に溶融した樹脂成形材料5をスプルー22に供給させる。高温溶融状態の樹脂成形材料5は、スプルー22からランナーとゲートを通ってキャビティ23内に注入される。キャビティ23内に注入された溶融樹脂成形材料5は、キャビティ23内のコア37以外の部分に充填され、数秒〜数分で100℃以下まで冷えて固化・収縮し、樹脂成形体15が形成される。
【0015】
図4は、成形装置1の動作状態を示す。制御部10は、溶融樹脂成形材料5を冷却する際、温度センサ6からの樹脂成形材料5の検出温度に基づいて、樹脂成形体15の温度が熱変形温度に下がった時点で、図4に示すように、可動型駆動部12を制御して金型分割面8から可動型3をガイドピン33に沿って移動させ、金型を開く。この時、制御部10は、冷却溶媒導入バルブ44と冷却溶媒排出バルブ46を開け、所定量の冷却溶媒42を冷却槽43内に導入する。ヒートパイプ41が急冷され、その結果、コア37が冷却収縮し、樹脂成形体15のコア37に対する圧縮力が低下して、離型性が向上する。ここで、制御部10は、エジェクタ駆動部13を制御してエジェクタプレート341a,341bを外部エジェクタロッド7で押すことで、エジェクタピン342を引き出し、樹脂成形体15をコア37から分離する。これにより、不良欠損がなく、寸法や内側面平滑性が高精度の微小構造を有する樹脂成形体15が得られる。
【0016】
図5は、上記第1の実施の形態に係る成形装置1によって成形された樹脂成形体15の一例を示す。上記第1の実施の形態に係る成形装置1によって複数のコア37に対応した複数の円筒状微小穴15aを有する樹脂成形体15が形成される。
【0017】
上記構成の効果を説明する。樹脂成形体15は、一般に、成形収縮により最大で充填時の約98〜99%の寸法に収縮する。一方、金属からなるコア37は、、冷却収縮により樹脂充填時の約99.8〜99.9%の寸法に収縮する。そして、コア37は樹脂成形体15に対し圧入状態になる。このため、樹脂成形体15を十分に冷却し、成形収縮がほぼ完了する時点で、コア37の圧入状態をそのままにしたまま、樹脂成形体15をコア37から引き離すと、微小構造を有する樹脂部品の成形においては、形状の欠損や寸法精度の劣化が発生する場合がある。
これに対して、本実施の形態によれば、成形収縮が完了しておらず、樹脂成形体15の寸法が充填時の約99%以上に留まっている熱変形温度近傍でコア37を急冷して寸法収縮させてコア37と樹脂成形体15との界面応力を低減させた状態で樹脂成形体15とコア37の分離を行っているので、離型性を向上させることができる。この結果、形状の欠損や寸法精度の劣化を招くことなく、微小構造を有する微小構造体を精度良く成形することができる。
また、コア37の内部に冷却用流体通路を設ける必要がないので、微小なコア37を用いることができることから、より微小な構造を有する微小構造体を成形することができる。
【0018】
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る成形装置の要部を示す。この成形装置1は、第1の実施の形態とは、コア37のみが異なり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。この第2の実施の形態に係るコア37は、薄板状を有し、キャビティ23の底面から離れてキャビティ23内に配置されている。
【0019】
図7は、上記第2の実施の形態に係る成形装置1によって成形された樹脂成形体15の一例を示す。上記第2の実施の形態に係る成形装置1によって複数のコア37に対応した複数の微小溝15bを有する樹脂成形体15が形成される。
【0020】
【実施例】
<実施例1>
図1〜図4に示す第1の実施の形態の成形装置1を用いて樹脂成形体15としてインクジェットプリンタ印字ヘッドのインク吐出ヘッドのノズルプレートを成形した。ノズルプレートは、樹脂成形材料5としてポリアミドイミド樹脂を用い、外形寸法0.5mm×2mm×10mmを有し、口径0.06mmの円筒状微小穴15aが0.09mmピッチで配列されている。本実施例では、このノズルプレートを図1〜図4に示す成形装置1を用いて、射出成形温度が350℃、金型温度が210℃の射出成形工程で成形した。型締めされた固定型2および可動型3内に充填されたポリアミドイミド樹脂の温度が、熱変形温度である270℃に冷却された時点で、冷却溶媒導入バルブ44と冷却溶媒排出バルブ46を開け、冷却槽43内に冷却溶媒42として温度10℃の冷却水を流した上で、可動型3を開き、エジェクタピン342を引き出して、成形されたノズルプレートをコア37から分離した。
寸法測定の結果、成形されたノズルプレートに配列された円筒状微小穴15aの口径寸法精度は±0.005mm、ピッチ精度は±0.008mmとなり、寸法や内側面平滑性を精度良く保ち、円筒状微小穴15aに形状欠損の無い高精度なノズルプレートが得られた。また、ノズルプレートをコア37から分離する際の分離力を測定したところ、コア37を冷却しない場合に比べて約15%の低減効果が認められた。
【0021】
<実施例2>
図6に示す第2の実施の形態の成形装置1を用いて樹脂成形体15としてインクジェットプリンタ印字ヘッドのインク流路成形体を実施例1と同様に成形した。インク流路成形体は、樹脂成形材料5としてポリアミドイミド樹脂を用い、外形寸法幅10mm、長さ10mm、高さ1mmを有し、微小溝15bとして幅0.03mm、高さ0.03mm、ピッチ0.06mmのインク流路が形成されている。また、微小溝15b間のインク流路壁は幅0.03mm、高さ0.03mmである。
寸法測定の結果、インク流路とインク流路壁の寸法精度が±0.005mm、ピッチ精度が±0.006mmとなり、寸法や内側面平滑性を精度良く保ち、インク流路やインク流路壁に形状欠損が無い高精度なインク流路成形体が得られた。
【0022】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々に変形実施できる。
例えば、上記実施の形態では、温度センサ6の検出温度に基づいてコア37を冷却したが、キャビティ23内に樹脂成形材料5を注入してからの経過時間に基づいてコア37を冷却する等のように時間制御によってコア37の冷却タイミングを検出してもよい。
また、空冷によってコア37を冷却してもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、成形材料を冷却した後、成形材料の収縮が完了する直前に、微小空間に対応する成形型の部分を冷却して微小構造体の成形型からの分離を容易にした後、離型を行っているので、より微小な構造を有する微小構造体を精度良く成形し得る微小構造体の成形方法および成形装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る成形装置の断面図である。
【図2】 (a) は第1の実施の形態に係る成形装置の要部断面図、(b) は構造分解図である。
【図3】第1の実施の形態に係る成形装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係る成形装置の動作状態を示す断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る成形装置によって成形されたノズルプレートの斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る成形装置の要部断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る成形装置によって成形されたインク流路の斜視図である。
【符号の説明】
1 成形装置
2 固定型
3 可動型
4 冷却ユニット
5 樹脂成形材料
6 温度センサ
7 エジェクタロッド
9 金属分割面
15 樹脂成形体
15a 円筒状微小穴
15b 微小溝
22 スプルー
20 固定板
21 固定金型
21a ガイド孔
23 キャビティ
30 可動板
30a 挿通孔
30b ガイド孔
31 支柱
32 可動金型
32a 貫通孔
32b ガイド孔
32c ザグリ部
33 ガイドピン
34 エジェクタ
35,35’ 断熱材
36 コアプレート
37 コア
40 コア/ヒートパイプ接続部
40a,40b ヒートパイプホルダー
40c 取付けボルト
41 ヒートパイプ
41a 吸熱部
41b 放熱部
42 冷却溶媒
43 冷却槽
44 冷却溶媒導入バルブ
45 冷却溶媒導入路
46 冷却溶媒排出バルブ
47 冷却溶媒排出路
340 ガイドピン
341a 上側エジェクタプレート
341b 下側エジェクタプレート
342 エジェクタピン
D 下方向
U 上方向

Claims (10)

  1. 冷却によって固化・収縮する高温溶融状態の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構造体を成形する方法において、
    前記成形材料を冷却した後、前記成形材料の収縮が完了する直前に、前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却し、前記微小構造体を前記成形型の部分から分離する工程を含むことを特徴とする微小構造体の成形方法。
  2. 前記工程は、前記成形材料が熱変形温度近傍の温度に達した時、前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却する構成の請求項1記載の微小構造体の成形方法。
  3. 前記工程は、前記微小空間に対応する前記成形型の部分にヒートパイプの吸熱部を当接し、前記吸熱部が吸熱した熱を前記ヒートパイプの放熱部から放熱することによって前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却する構成の請求項1記載の微小構造体の成形方法。
  4. 前記ヒートパイプの前記放熱部からの放熱は、前記放熱部を冷却溶媒により冷却することによって行う構成の請求項3記載の微小構造体の成形方法。
  5. 冷却によって固化・収縮する高温溶融状態の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構造体を成形する成形装置において、前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却する冷却手段と、前記成形材料を冷却した後、前記成形材料の収縮が完了する直前に、前記冷却手段を制御して前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却させる制御手段とを備えたことを特徴とする微小構造体の成形装置。
  6. 前記制御手段は、前記成形材料が熱変形温度近傍の温度に達した時、前記冷却手段を制御して前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却させる構成の請求項記載の微小構造体の成形装置。
  7. 前記制御手段は、前記空隙部に注入された前記成形材料の温度を検出する温度センサを備え、前記温度センサが検出した前記成形材料の温度に基づいて、前記冷却手段を制御して前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却させる構成の請求項記載の微小構造体の成形装置。
  8. 前記冷却手段は、前記微小空間に対応する前記成形型の部分に当接された吸熱部、および前記吸熱部が吸熱した熱を放熱する放熱部を有するヒートパイプを備えた構成の請求項記載の微小構造体の成形装置。
  9. 前記冷却手段は、前記ヒートパイプの前記放熱部を冷却溶媒によって冷却する冷却槽と、前記冷却溶媒を前記冷却槽に導入する冷却溶媒流路と、前記冷却溶媒流路を開閉する開閉手段とを備えた構成の請求項記載の微小構造体の成形装置。
  10. 前記ヒートパイプの吸熱部は、断熱材を介して前記微小空間に対応する前記成形型の部分に当接された構成の請求項記載の微小構造体の成形装置。
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