JPH11156907A - 微小構造体の成形方法および成形装置 - Google Patents
微小構造体の成形方法および成形装置Info
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- JPH11156907A JPH11156907A JP32794297A JP32794297A JPH11156907A JP H11156907 A JPH11156907 A JP H11156907A JP 32794297 A JP32794297 A JP 32794297A JP 32794297 A JP32794297 A JP 32794297A JP H11156907 A JPH11156907 A JP H11156907A
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Abstract
く成形し得る微小構造体の成形方法および成形装置を提
供する。 【解決手段】 キャビティ22bのコア37以外の部分
に高温溶融状態の樹脂成形材料5を注入し、樹脂成形材
料5を冷却させる。樹脂成形材料5の冷却後収縮完了前
に、コア37を冷却し、樹脂成形体15をコア37から
分離する。
Description
方法および成形装置に関し、特に、インクジェットプリ
ンタのインク吐出ヘッドのように多数の円筒状微小穴や
微小溝等が配列されている樹脂部品を成形するのに好適
な微小構造体の成形方法および成形装置に関する。
69800号公報に示されるものがある。この成形方法
は、開閉自在で型締時に内部にキャビティを形成する固
定型および可動型を備え、可動型にキャビティ内に配置
される多数のコアピンを植設し、これら全てのコアピン
の内部に冷却用流体通路を設けた金型装置を用いたもの
であり、キャビティのコアピンを除く部分に高温溶融状
態の成形材料を注入し、成形材料を冷却・固化させると
ともに、冷却用流体通路に水を供給し、成形体を離型す
る方法である。この方法により、基板部に多数のコアピ
ンに対応する多数の円筒状部が林立した成形体が成形さ
れる。コアピンを冷却して離型抵抗を小さくした後に離
型させるので、成形体を無理なく離型させることができ
る。
法によると、コアピンの内部に冷却用流体通路を設けて
いるので、より微小な構造を有する成形体の成形には不
向きである。また、コアピンの冷却タイミングによって
は、離型抵抗を小さくできないおそれがある。
を有する微小構造体を精度良く成形し得る微小構造体の
成形方法および成形装置を提供することにある。
成するため、冷却によって固化・収縮する高温溶融状態
の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を
冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構
造体を成形する方法において、前記成形材料を冷却した
後、前記成形材料の収縮が完了する直前に、前記微小空
間に対応する前記成形型の部分を冷却し、前記微小構造
体を前記成形型から分離する工程を含むことを特徴とす
る微小構造体の成形方法を提供する。本発明は、上記目
的を達成するため、冷却によって固化・収縮する高温溶
融状態の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形
材料を冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する
微小構造体を成形する方法において、前記微小空間に対
応する前記成形型の部分にヒートパイプの吸熱部を当接
し、前記吸熱部が吸熱した熱を前記ヒートパイプの放熱
部から放熱することによって前記微小空間に対応する前
記成形型の部分を冷却し、前記微小構造体を前記成形型
から分離する工程を含むことを特徴とする微小構造体の
成形方法を提供する。本発明は、上記目的を達成するた
め、冷却によって固化・収縮する高温溶融状態の成形材
料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を冷却させ
て微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構造体を成
形する成形装置において、前記微小空間に対応する前記
成形型の部分を冷却する冷却手段と、前記成形材料を冷
却した後、前記成形材料の収縮が完了する直前に、前記
冷却手段を制御して前記微小空間に対応する前記成形型
の部分を冷却させる制御手段とを備えたことを特徴とす
る微小構造体の成形装置を提供する。本発明は、上記目
的を達成するため、冷却によって固化・収縮する高温溶
融状態の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形
材料を冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する
微小構造体を成形する成形装置において、前記微小空間
に対応する前記成形型の部分に当接された吸熱部、およ
び前記吸熱部が吸熱した熱を放熱する放熱部を有するヒ
ートパイプによって、前記微小空間に対応する前記成形
型の部分を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする
微小構造体の成形装置を提供する。
態に係る微小構造体の成形装置を示す。この成形装置1
は、固定型2と、固定型2に対し上方向Uおよび下方向
Dに可動可能な可動型3と、離型を容易にするための冷
却ユニット4とを有する。
0の上面に取り付けられた固定金型21とを備えてい
る。固定板20には、射出機から高温溶融状態の樹脂成
形材料5が供給されるスプルー22が取り付けられてい
る。固定金型21には、ガイドピン33をガイドするガ
イド孔21aと、可動型3との間でキャビティ23を構
成する凹部21bが形成されており、キャビティ23と
スプルー22との間には、樹脂成形材料5の流路を形成
する図示しないランナーとゲートが配置されている。キ
ャビティ23には、キャビティ23に注入される樹脂成
形材料5の温度を検出する温度センサ6を臨ませてい
る。
0に支柱31によって取り付けられた可動金型32と、
可動板30に取り付けられ、固定金型21のガイド孔2
1aに沿って移動するガイドピン33と、可動型3を上
方向Uへ移動させて離型させる際、可動金型32と固定
金型21との間に形成されたキャビティ23内で固化し
た樹脂成形体15を下方向Dへ押し戻すエジェクタ34
とを備えている。可動板30には、エジェクタ34を下
方向Dへ押し込むエジェクタロッド7を挿通させるため
の挿通孔30aが形成されている。可動金型32には、
厚さ2mmの断熱材35を介してコアプレート36が取
り付けられている。コアプレート36には、炭素鋼等の
金属からなる円柱状の複数のコア37が、可動金型32
に形成された貫通孔32aを通して取り付けられてい
る。複数のコア37は、成形されるべき樹脂成形体15
の円筒状微小穴15aに対応する位置に配置される。
たガイド孔30bにガイドされるガイドピン340と、
ガイドピン340に取り付けられた上側エジェクタプレ
ート341aおよび下側エジェクタプレート341b
と、エジェクタプレート341(341a,341b)
に取り付けられ、可動金型32に設けられたガイド孔3
2bを通して樹脂成形体15を下方向Dへ押し戻すエジ
ェクタピン342とから構成されている。
コア/ヒートパイプ接続部40によってコアプレート3
6に結合された直径7mmのヒートパイプ41と、ヒー
トパイプ41の後端の放熱部41b側に配置され、冷却
水等の冷却溶媒42が満たされた冷却槽43とを備えて
いる。冷却槽43には、冷却溶媒導入バルブ44が介装
された冷却溶媒導入路45と、冷却溶媒排出バルブ46
が介装された冷却溶媒排出路47とを設けている。冷却
溶媒導入バルブ44および冷却溶媒排出バルブ46は、
例えば、電磁弁が適用される。この冷却ユニット4は、
冷却溶媒導入バルブ44と冷却溶媒排出バルブ46の開
閉を適宜調整することにより、図示しない冷却溶媒供給
手段から冷却溶媒導入路45を通って、新しい冷却溶媒
42が冷却槽43内に供給され、ヒートパイプ41の放
熱部41bが冷却溶媒42と熱交換して放熱を行い、同
時に、熱を吸収した冷却溶媒42が冷却溶媒排出路47
を通って外部へ排出されるようになっている。コア/ヒ
ートパイプ接続部40は、レイアウトの自由度が大きい
可動型3側に配置することが望ましく、さらに望ましく
はコア37側接触面以外は型本体と接触せず、空間を介
した配置となるのが良い。また、上記空間は広ければ広
いほど良い。このような配置にすることで、熱容量の大
きい型本体の影響を低減することができ、コア37とヒ
ートパイプ41の熱交換が効率よく行われる。
続部41を示す。コア/ヒートパイプ接続部41は、ヒ
ートパイプ41の吸熱部41aを挟持する一対の上側ヒ
ートパイプホルダー40aおよび下側ヒートパイプホル
ダー40bを有し、一対のヒートパイプホルダー40
a,40bは、コアベースプレート36とともに取付け
ボルト40cで断熱材35に取り付けられている。ヒー
トパイプ41は、図2(b) の構造分解図に示すように、
ヒートパイプホルダー40a,40bの内溝に密着して
内包されている。上側ヒートパイプホルダー40aは、
ステンレスからなり、コアベースプレート36の反対側
に配置され、下側ヒートパイプホルダー40bは、ステ
ンレスより熱伝導性に優れている黄銅からなり、コアベ
ースプレート36に密着して配置されている。これによ
り、ヒートパイプ41とコアベースプレート36との熱
交換効率が向上する。また、断熱材35は、図示しない
ネジによって可動金型32に取り付けられ、可動金型3
2に設けたザグリ部32cに、断熱材35’を設けてい
る。これにより、コア37とコアベースプレート36と
の間の熱交換効率が向上する。
成形装置1は、成形装置1全体を制御する制御部10を
有し、この制御部10に、制御部10のプログラムやデ
ータ等を記憶するメモリ11と、可動型3を上方向Uお
よび下方向Dに移動させる油圧シリンダ等の可動型駆動
部12と、エジャクタロッド7を上方向Uおよび下方向
Dに移動させる油圧シリンダ等のエジャクタ駆動部13
と、高温溶融状態の樹脂成形材料5をスプルー22に供
給する射出機14とを接続するとともに、上記温度セン
サ6,冷却溶媒導入バルブ44および冷却溶媒排出バル
ブ46を接続している。
グラムに基づいて、高温溶融状態の樹脂成形材料5をキ
ャビティ23内に注入して冷却した後、樹脂成形材料5
の収縮が完了する直前に、すなわち、樹脂成形材料5が
熱変形温度近傍(ガラス転移点,軟化点ともいう。)の
温度に達した時、冷却ユニット4を制御してコア37を
急冷させるようにしている。
ず、固定型2に可動型3をガイドピン33に沿って接近
させ、図1に示すように、金型分割面8で両者を密着さ
せ、固定型2の固定金型21と可動型3の可動金型32
との間にキャビティ23を形成する。次に、オペレータ
が図示しない起動スイッチを押下すると、制御部10
は、射出機14を制御して150〜300℃に溶融した
樹脂成形材料5をスプルー22に供給させる。高温溶融
状態の樹脂成形材料5は、スプルー22からランナーと
ゲートを通ってキャビティ23内に注入される。キャビ
ティ23内に注入された溶融樹脂成形材料5は、キャビ
ティ23内のコア37以外の部分に充填され、数秒〜数
分で100℃以下まで冷えて固化・収縮し、樹脂成形体
15が形成される。
御部10は、溶融樹脂成形材料5を冷却する際、温度セ
ンサ6からの樹脂成形材料5の検出温度に基づいて、樹
脂成形体15の温度が熱変形温度に下がった時点で、図
4に示すように、可動型駆動部12を制御して金型分割
面8から可動型3をガイドピン33に沿って移動させ、
金型を開く。この時、制御部10は、冷却溶媒導入バル
ブ44と冷却溶媒排出バルブ46を開け、所定量の冷却
溶媒42を冷却槽43内に導入する。ヒートパイプ41
が急冷され、その結果、コア37が冷却収縮し、樹脂成
形体15のコア37に対する圧縮力が低下して、離型性
が向上する。ここで、制御部10は、エジェクタ駆動部
13を制御してエジェクタプレート341a,341b
を外部エジェクタロッド7で押すことで、エジェクタピ
ン342を引き出し、樹脂成形体15をコア37から分
離する。これにより、不良欠損がなく、寸法や内側面平
滑性が高精度の微小構造を有する樹脂成形体15が得ら
れる。
装置1によって成形された樹脂成形体15の一例を示
す。上記第1の実施の形態に係る成形装置1によって複
数のコア37に対応した複数の円筒状微小穴15aを有
する樹脂成形体15が形成される。
5は、一般に、成形収縮により最大で充填時の約98〜
99%の寸法に収縮する。一方、金属からなるコア37
は、、冷却収縮により樹脂充填時の約99.8〜99.
9%の寸法に収縮する。そして、コア37は樹脂成形体
15に対し圧入状態になる。このため、樹脂成形体15
を十分に冷却し、成形収縮がほぼ完了する時点で、コア
37の圧入状態をそのままにしたまま、樹脂成形体15
をコア37から引き離すと、微小構造を有する樹脂部品
の成形においては、形状の欠損や寸法精度の劣化が発生
する場合がある。これに対して、本実施の形態によれ
ば、成形収縮が完了しておらず、樹脂成形体15の寸法
が充填時の約99%以上に留まっている熱変形温度近傍
でコア37を急冷して寸法収縮させてコア37と樹脂成
形体15との界面応力を低減させた状態で樹脂成形体1
5とコア37の分離を行っているので、離型性を向上さ
せることができる。この結果、形状の欠損や寸法精度の
劣化を招くことなく、微小構造を有する微小構造体を精
度良く成形することができる。また、コア37の内部に
冷却用流体通路を設ける必要がないので、微小なコア3
7を用いることができることから、より微小な構造を有
する微小構造体を成形することができる。
成形装置の要部を示す。この成形装置1は、第1の実施
の形態とは、コア37のみが異なり、他は第1の実施の
形態と同様に構成されている。この第2の実施の形態に
係るコア37は、薄板状を有し、キャビティ23の底面
から離れてキャビティ23内に配置されている。
装置1によって成形された樹脂成形体15の一例を示
す。上記第2の実施の形態に係る成形装置1によって複
数のコア37に対応した複数の微小溝15bを有する樹
脂成形体15が形成される。
形態の成形装置1を用いて樹脂成形体15としてインク
ジェットプリンタ印字ヘッドのインク吐出ヘッドのノズ
ルプレートを成形した。ノズルプレートは、樹脂成形材
料5としてポリアミドイミド樹脂を用い、外形寸法0.
5mm×2mm×10mmを有し、口径0.06mmの
円筒状微小穴15aが0.09mmピッチで配列されて
いる。本実施例では、このノズルプレートを図1〜図4
に示す成形装置1を用いて、射出成形温度が350℃、
金型温度が210℃の射出成形工程で成形した。型締め
された固定型2および可動型3内に充填されたポリアミ
ドイミド樹脂の温度が、熱変形温度である270℃に冷
却された時点で、冷却溶媒導入バルブ44と冷却溶媒排
出バルブ46を開け、冷却槽43内に冷却溶媒42とし
て温度10℃の冷却水を流した上で、可動型3を開き、
エジェクタピン342を引き出して、成形されたノズル
プレートをコア37から分離した。寸法測定の結果、成
形されたノズルプレートに配列された円筒状微小穴15
aの口径寸法精度は±0.005mm、ピッチ精度は±
0.008mmとなり、寸法や内側面平滑性を精度良く
保ち、円筒状微小穴15aに形状欠損の無い高精度なノ
ズルプレートが得られた。また、ノズルプレートをコア
37から分離する際の分離力を測定したところ、コア3
7を冷却しない場合に比べて約15%の低減効果が認め
られた。
の成形装置1を用いて樹脂成形体15としてインクジェ
ットプリンタ印字ヘッドのインク流路成形体を実施例1
と同様に成形した。インク流路成形体は、樹脂成形材料
5としてポリアミドイミド樹脂を用い、外形寸法幅10
mm、長さ10mm、高さ1mmを有し、微小溝15b
として幅0.03mm、高さ0.03mm、ピッチ0.
06mmのインク流路が形成されている。また、微小溝
15b間のインク流路壁は幅0.03mm、高さ0.0
3mmである。寸法測定の結果、インク流路とインク流
路壁の寸法精度が±0.005mm、ピッチ精度が±
0.006mmとなり、寸法や内側面平滑性を精度良く
保ち、インク流路やインク流路壁に形状欠損が無い高精
度なインク流路成形体が得られた。
れず、種々に変形実施できる。例えば、上記実施の形態
では、温度センサ6の検出温度に基づいてコア37を冷
却したが、キャビティ23内に樹脂成形材料5を注入し
てからの経過時間に基づいてコア37を冷却する等のよ
うに時間制御によってコア37の冷却タイミングを検出
してもよい。また、空冷によってコア37を冷却しても
よい。
形材料を冷却した後、成形材料の収縮が完了する直前
に、微小空間に対応する成形型の部分を冷却して微小構
造体の成形型からの分離を容易にした後、離型を行って
いるので、より微小な構造を有する微小構造体を精度良
く成形し得る微小構造体の成形方法および成形装置を提
供することができる。
面図である。
断面図、(b) は構造分解図である。
すブロック図である。
示す断面図である。
されたノズルプレートの斜視図である。
部断面図である。
って成形されたインク流路の斜視図である。
Claims (15)
- 【請求項1】冷却によって固化・収縮する高温溶融状態
の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を
冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構
造体を成形する方法において、 前記成形材料を冷却した後、前記成形材料の収縮が完了
する直前に、前記微小空間に対応する前記成形型の部分
を冷却し、前記微小構造体を前記成形型から分離する工
程を含むことを特徴とする微小構造体の成形方法。 - 【請求項2】前記工程は、前記成形材料が熱変形温度近
傍の温度に達した時、前記微小空間に対応する前記成形
型の部分を冷却する構成の請求項1記載の微小構造体の
成形方法。 - 【請求項3】前記工程は、前記微小空間に対応する前記
成形型の部分にヒートパイプの吸熱部を当接し、前記吸
熱部が吸熱した熱を前記ヒートパイプの放熱部から放熱
することによって前記微小空間に対応する前記成形型の
部分を冷却する構成の請求項1記載の微小構造体の成形
方法。 - 【請求項4】前記ヒートパイプの前記放熱部からの放熱
は、前記放熱部を冷却溶媒により冷却することによって
行う構成の請求項3記載の微小構造体の成形方法。 - 【請求項5】冷却によって固化・収縮する高温溶融状態
の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を
冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構
造体を成形する方法において、 前記微小空間に対応する前記成形型の部分にヒートパイ
プの吸熱部を当接し、前記吸熱部が吸熱した熱を前記ヒ
ートパイプの放熱部から放熱することによって前記微小
空間に対応する前記成形型の部分を冷却し、前記微小構
造体を前記成形型から分離する工程を含むことを特徴と
する微小構造体の成形方法。 - 【請求項6】前記ヒートパイプの前記放熱部からの放熱
は、前記放熱部を冷却溶媒により冷却することによって
行う構成の請求項5記載の微小構造体の成形方法。 - 【請求項7】冷却によって固化・収縮する高温溶融状態
の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料を
冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小構
造体を成形する成形装置において、 前記微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却する冷
却手段と、 前記成形材料を冷却した後、前記成形材料の収縮が完了
する直前に、前記冷却手段を制御して前記微小空間に対
応する前記成形型の部分を冷却させる制御手段とを備え
たことを特徴とする微小構造体の成形装置。 - 【請求項8】前記制御手段は、前記成形材料が熱変形温
度近傍の温度に達した時、前記冷却手段を制御して前記
微小空間に対応する前記成形型の部分を冷却させる構成
の請求項7記載の微小構造体の成形装置。 - 【請求項9】前記制御手段は、前記空隙部に注入された
前記成形材料の温度を検出する温度センサを備え、前記
温度センサが検出した前記成形材料の温度に基づいて、
前記冷却手段を制御して前記微小空間に対応する前記成
形型の部分を冷却させる構成の請求項7記載の微小構造
体の成形装置。 - 【請求項10】前記冷却手段は、前記微小空間に対応す
る前記成形型の部分に当接された吸熱部、および前記吸
熱部が吸熱した熱を放熱する放熱部を有するヒートパイ
プを備えた構成の請求項7記載の微小構造体の成形装
置。 - 【請求項11】前記冷却手段は、前記ヒートパイプの前
記放熱部を冷却溶媒によって冷却する冷却槽と、前記冷
却溶媒を前記冷却槽に導入する冷却溶媒流路と、前記冷
却溶媒流路を開閉する開閉手段とを備えた構成の請求項
10記載の微小構造体の成形装置。 - 【請求項12】前記ヒートパイプの吸熱部は、断熱材を
介して前記微小空間に対応する前記成形型の部分に当接
された構成の請求項10記載の微小構造体の成形装置。 - 【請求項13】冷却によって固化・収縮する高温溶融状
態の成形材料を成形型の空隙部に注入し、前記成形材料
を冷却させて微小穴,微小溝等の微小空間を有する微小
構造体を成形する成形装置において、 前記微小空間に対応する前記成形型の部分に当接された
吸熱部、および前記吸熱部が吸熱した熱を放熱する放熱
部を有するヒートパイプによって、前記微小空間に対応
する前記成形型の部分を冷却する冷却手段を備えたこと
を特徴とする微小構造体の成形装置。 - 【請求項14】前記冷却手段は、前記ヒートパイプの前
記放熱部を冷却溶媒によって冷却する冷却槽と、前記冷
却溶媒を前記冷却槽に導入する冷却溶媒流路と、前記冷
却溶媒流路を開閉する開閉手段とを備えた構成の請求項
13記載の微小構造体の成形装置。 - 【請求項15】前記ヒートパイプの吸熱部は、断熱材を
介して前記微小空間に対応する前記成形型の部分に当接
された構成の請求項13記載の微小構造体の成形装置。
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JP32794297A JP3692742B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 微小構造体の成形方法および成形装置 |
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