JPS62105615A - 金型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は樹脂、金属等の射出成形に用いる金型装置に関
する。

従来の技術 近年、成形品を大ｉ−に生産するに当り、成形時間を少
しでも短縮することが成形品コストを下げるに当たシ重
要な要因である。成形時間を短縮するには、射出開始時
にはゲート断面積を大きくして成形材料を短時間に金型
キャビティー内に充填し、圧力を充分にかけることを理
想とする。一方、充填完了後はゲート断面積を小さくし
て、最も冷却同化しにくいゲート部の成形材料を早く冷
却固化することを理想とする。

他方、光ディスクや樹脂レンズ等精密な金型転写性を要
求される成形品においては、ゲートに近い部分の金型転
写性が悪いということが重大な製品不良の問題となって
いる。その間開の大きな原因の一つに、ゲートに近い部
分にゲート固化直前まで充分な圧力をかけつつ、ゲート
をいち早く冷却固化することができないということが上
げられる。

この問題を解決する手段として、特願昭６０−１１７８
号明細にて説明したように、第３図のような装置を提案
した。

第３図において、１１は成形機のノズル、１２はスプル
ー、１３はゲート、１４はキャビティー、１５は固定側
金型、１６は可動側金型、以上は従来の金型装置と機能
は同じである。２１は可動テーパーピン、２２は駆動棒
、２３は支点、２４は油圧シリンダー、２６は成形機固
定板、２６は成形機可動板である。

ゲート１３付近の拡大図を第４〜５図に示す。

成形中にゲート断面積を大きくしたい時は、油圧シリン
ダー２４を第３図で右の方向に動かすことによシ、中間
部を支点２３に支持された駆動棒２２に力がかかり、可
動のテーパービン２１は図の左側に動き、成形材料流路
であるゲート１３ａの断面積は第２図すに示すように着
火になる。１３ａはゲート１３をＡ−Ａで切った断面形
状である。

また、反対にゲート断面積を／ＪＳさくしたい時は、油
圧シリンダー２４を図の左方向に動かし、可動テーパー
ビン２１を図の右方向に動かすことＫより、成形材料流
路であるゲート断面積は第３図すに示すように可動テー
パービンによって、ゲートの一部がふさがれ、ゲート断
面積は最小になる。

１３ｂはゲート１３をＥ−Ｂで切った断面形状である。

次に第２の提案した例について第６図を参考に説明する
。この例では可動テーパービン３１を直接油圧シリンダ
ー３４に取り付け、往復運動をさせる構造となる。油圧
シリンダーを取り込む空間を金型内に設ける必要がある
が、駆動棒や支点等を必要とせず構造が簡単になる。

尚、第１．第２の例において、可動テーパービンを駆動
するのに油圧シリンダーを用いたが、その他の駆動装置
を使用してもよく、また、駆動量を自由に制御してもよ
い。また、テーパービンによってゲート径を変化させだ
が、必要に応じて球形その他の形状を使用してもかまわ
ない。また断面積を変化させる箇所をゲートとしたが、
必要に応じて成形材料流路内であればどこでもよい。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上記提案した金型装置においては、可動テーパ
ービンが、高温、高圧、高速で射出される溶融材料によ
って加熱、蓄熱され高温となる。

そのため、テーパービン先端付近の材料が冷却固化され
に＜＜、冷却時間が長時間かかったり、冷却固化されな
いまま成形品が取り出されることによって、不良品が出
るといった問題が考えられる。

他方、上記の金型装置の機構だけでは、ゲート付近の材
料をより早急に冷却固化させるのに限界があると思われ
る。

そこで、本発明は可動テーパービンを強制冷却すること
によって、従来の金型装置よシも更に早くゲート付近の
材料を冷却固化し、より一層の成形サイクル短縮を図ろ
うとするものである。

問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、
成形材料流路内に、流路断面積を成形中に変化させるた
めに設けられた可動入れ子の中に冷却媒体の通る穴を設
けるという構成を備えだものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、従来高温、高圧、高速
で射出される溶融材料により加熱、蓄熱され高温となっ
た可動入れ子を強制冷却することにより、従来の問題点
であった可動入れ子の加熱による、成形サイクルの延び
や、成形品の不良を解消することになる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１図は本発明の実施例における金型装置全体を示すも
のである。

第１図において、１は成形機のノズル、２はスプルー、
３はゲート、４はキャビティー、６は固定側金型、６は
可動側金型、４１は可動テーパービン、４２は駆動棒、
４３は支点、４４は油圧シリンダー、４６は成形機固定
板、４６は成形機可動板である。以上の部分の動作に関
しては提案した例と同様である。４７は冷却媒体流入用
パイプ、４８は冷却媒体流入用ニップル、４９は冷却媒
体流出用パイプル、５ｏは冷却媒体流出用パイプ、５１
は冷却媒体供給源である。

第２図に可動テーパーピン部断面の詳細を示す。

第２図において、６２はシキリ板、５３は冷却媒体、６
４は冷却穴、５６は止め栓である。

以上のように構成された金型装置について、以下第１〜
２図を用いて動作を説明する。冷却媒体供給源６１から
送られる冷却媒体５３は、冷却媒体流入用パイプ４７．
冷却媒体流入用二ノズル４８を経て２１可動テーパーピ
ン内に加工された冷却穴５４に送られ、シキリ板６２に
よって冷却穴６４内を循環し、可動テーパービン２１の
熱を奪って冷却した後、冷却媒体流出用ニップル４９、
冷却媒体流出用バイブロ０を通って排出または再冷却さ
れて再び装置される。

発明の効果 以上のように本発明は、成形金型の成形材料流路内に、
流路断面積を成形中に変化させるために設けられた可動
入れ子の中に冷却媒体の通る穴を設けることによって、
飛躍的な成形サイクルの短縮を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における金型装置全体の縦断
面図、第２図は本発明の一実施例における可動テーパー
ビン部分の縦断面図、第３図は第１の従来例における金
型装置の縦断面図、第４図ａは可動テーパーピンが駆動
して、ゲート径が最大となる状態を表わしたゲート部の
縦断面図、第４図すは第４図ａにおけるＡ−Ａ線切断の
断面図、第５図ａは可動テーパーピンが駆動して、ゲー
ト径が最小となる状態を表わしたゲート部の縦断面図、
第５図すは第５図ａにおけるＢ−Ｂ線切断の断面図、第
６図は第２の従来例における金型装置の縦断面図である
。 ４１〜・・・・可動テーパーピン、４４・・・・・油圧
シリンダー、４６・・・・・−成形機固定板、４６・・
・・・成形機可動板、４７・・・・・・冷却媒体流入用
パイプ、４８−・・・・冷却媒体流入用ニップル、４９
・・・・・冷却媒体流出用ニップル、５ｏ・・・・・・
冷却媒体流出用プイプ、６１・・−・・・冷却媒体供給
源。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 成形金型の成形材料流路内に、流路断面積を成形中に変
   化させるために設けられた可動可能な入れ子の中に冷却
   媒体の通る穴を設けたことを特徴とする金型装置。