JP5225966B2 - 回転角検出装置の製造方法 - Google Patents

回転角検出装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5225966B2
JP5225966B2 JP2009258202A JP2009258202A JP5225966B2 JP 5225966 B2 JP5225966 B2 JP 5225966B2 JP 2009258202 A JP2009258202 A JP 2009258202A JP 2009258202 A JP2009258202 A JP 2009258202A JP 5225966 B2 JP5225966 B2 JP 5225966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
magnetic detection
mold
rotation angle
detection members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009258202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011102769A (ja
Inventor
勉 池田
克己 石田
真 間瀬
修司 山本
鉄夫 鈴置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2009258202A priority Critical patent/JP5225966B2/ja
Priority to US12/908,951 priority patent/US8635986B2/en
Priority to DE102010049520A priority patent/DE102010049520A1/de
Priority to CN2010105264099A priority patent/CN102072697B/zh
Publication of JP2011102769A publication Critical patent/JP2011102769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5225966B2 publication Critical patent/JP5225966B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、回転角検出装置の製造方法に関する。
回転角検出装置の従来例を述べる。図25は回転角検出装置を示す断面図である。
図25に示すように、回転角検出装置140は、2個の磁気検出部材142と、両磁気検出部材142をモールドすなわち埋設した樹脂モールド部152とを備えている。磁気検出部材142は、磁気の変化を検出するセンシング部145と、センシング部145の出力信号に基づいた演算を行って磁気の変化に応じた信号を出力する演算部146とを備えている。また、センシング部145と演算部146とはL字形状をなしている。両磁気検出部材142がセンシング部145を互いに重ねた状態で向かい合わせに配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−8754号公報
前記従来例の回転角検出装置140によると、両磁気検出部材142を樹脂でインサート成形する際に、両磁気検出部材142の演算部146を金型で支持する構成が採られていなかった。したがって、両磁気検出部材142の演算部146の厚さ方向(図25において左右方向)に、樹脂(溶融樹脂)の流動によるストレスが加わることによって、両磁気検出部材142の位置がずれやすく、両磁気検出部材142の位置精度が低下するという問題があった。このことは、回転角検出装置140の磁気検出特性の低下を招くおそれがあることから好ましくない。
本発明が解決しようとする課題は、両磁気検出部材を樹脂でインサート成形する際に、両磁気検出部材の演算部の厚さ方向に加わる樹脂の流動によるストレスに起因する両磁気検出部材の位置精度の低下を防止することのできる回転角検出装置の製造方法を提供することにある。
第1の発明は、回転側部材の回転にともなう磁気の変化を検出するセンシング部と、そのセンシング部の出力信号に基づいた演算を行って磁気の変化に応じた信号を出力する演算部とを備え、センシング部と演算部とがL字形状をなしている磁気検出部材を2個使用し、両磁気検出部材がセンシング部を互いに重ねた状態で向かい合わせに配置された状態で、両磁気検出部材が樹脂でモールドされている回転角検出装置の製造方法であって、両磁気検出部材の演算部の厚さ方向の少なくとも一側面を金型で支持した状態で、両磁気検出部材を樹脂でインサート成形を行う。したがって、両磁気検出部材を樹脂でインサート成形する際に、両磁気検出部材の演算部の厚さ方向に加わる樹脂の流動によるストレスに起因する両磁気検出部材の位置ずれを防止し、その位置精度の低下を防止することができる。ひいては、回転角検出装置の磁気検出特性の低下を防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、両磁気検出部材のリード端子に取付ターミナルが連結され、取付ターミナルを金型で支持した状態でインサート成形を行う。したがって、取付ターミナルの位置精度を向上することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、両磁気検出部材の演算部の厚さ方向の両側面を金型で支持した状態でインサート成形を行う。したがって、両磁気検出部材を樹脂でインサート成形する際に、両磁気検出部材の演算部の厚さ方向の両側面に加わる樹脂の流動によるストレスに起因する両磁気検出部材の位置ずれを防止することができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、金型内に射出された樹脂が固化する前に、両磁気検出部材の演算部を支持する支持型をコアバックさせることで、支持型による空洞部が形成され、その空洞部に樹脂(溶融樹脂)が流入することによって、支持型で支持されていた両磁気検出部材の演算部の当該側面を樹脂で覆うことができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかにおいて、金型内に樹脂を射出するに際し、樹脂が両磁気検出部材のセンシング部から離れた位置から両磁気検出部材の演算部の長手方向に沿って充填される。したがって、樹脂(溶融樹脂)の流動によって両磁気検出部材のセンシング部に加わるストレスを低減することができる。さらに、樹脂が両磁気検出部材の演算部の長手方向に沿って充填されることで、樹脂(溶融樹脂)の流動によって両磁気検出部材の演算部の厚さ方向に加わるストレスを低減することができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれかにおいて、樹脂として、成形樹脂材料に発泡剤が添加されてなる発泡樹脂を用いることによって、樹脂(溶融樹脂)の流動圧を下げることができ、両磁気検出部材のセンシング部及び演算部に加わるストレスを低減することができる。
実施例1に係るスロットル制御装置を示す断面図である。 スロットルギヤの周辺部を示す断面図である。 センサカバーを示す斜視図である。 回転角検出装置を示す正面図である。 回転角検出装置を示す平面図である。 回転角検出装置を示す平断面図である。 配線ターミナル付き回転角検出装置を示す正面図である。 配線ターミナルと回転角検出装置を分解して示す斜視図である。 回転角検出装置の製造に係る金型を示す断面図である。 金型と磁気検出部材とを分解して示す断面図である。 図10のXI−XI線矢視断面図である。 支持型のコアバック状態を示す断面図である。 実施例1の変更例1に係る金型を示す断面図である。 支持型のコアバック状態を示す断面図である。 実施例1の変更例2に係る金型を示す断面図である。 支持型のコアバック状態を示す断面図である。 実施例2に係る金型を示す断面図である。 支持型のコアバック状態を示す断面図である。 回転角検出装置を示す正面図である。 回転角検出装置を示す平断面図である。 実施例2の変更例1に係る金型を示す断面図である。 支持型のコアバック状態を示す断面図である。 実施例2の変更例2に係る金型を示す断面図である。 支持型のコアバック状態を示す断面図である。 従来例に係る回転角検出装置を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。本実施例は、自動車等の車両に搭載される電子制御式のスロットル制御装置におけるスロットルバルブの回転角すなわち開度を検出するスロットルポジションセンサとして用いられる回転角検出装置について例示する。説明の都合上、スロットル制御装置から説明する。図1はスロットル制御装置を示す断面図である。なお、スロットル制御装置については、図1における上下左右を基準として説明を行う。
図1に示すように、スロットル制御装置10は、スロットルボデー12を備えている。スロットルボデー12は、例えば樹脂製で、ボア壁部14とモータハウジング部17とを一体に有している。ボア壁部14は、図1において紙面表裏方向に延びる中空円筒状に形成されている。ボア壁部14内に、吸気通路としてのボア13が形成されている。ボア壁部14の上流側がエアクリーナ(図示省略)と接続され、その下流側がインテークマニホールド(図示省略)と接続される。また、ボア壁部14には、ボア13を径方向すなわち左右方向に横切る金属製のスロットルシャフト16が設けられている。スロットルシャフト16は、ボア壁部14の左右両側部に設けられた軸受部15に対してそれぞれ軸受(符号省略)を介して回転可能に支持されている。また、スロットルシャフト16には、円板状をなすバタフライバルブ式のスロットルバルブ18がスクリュ18sにより締着されている。スロットルバルブ18は、スロットルシャフト16と一体で回転することにより、ボア13を開閉する。
前記スロットルシャフト16の右端部は、右側の軸受部15を貫通している。そして、スロットルシャフト16の右端部には、スロットルギヤ22が同軸上に回り止め状態で取付けられている。スロットルギヤ22は、例えば樹脂製で、二重円筒状をなす内筒部22eと外筒部22fとを有している。外筒部22fの外周部には、扇形のギヤ部22wが形成されている。また、スロットルギヤ22と、スロットルギヤ22に対面する前記スロットルボデー12の右側面との間には、コイルスプリングからなるバックスプリング26が設けられている。バックスプリング26は、スロットルギヤ22を常に閉じる方向へ付勢している。なお、バックスプリング26は、スロットルギヤ22の外筒部22f及び右側の軸受部15に嵌合されている。
前記スロットルボデー12のモータハウジング部17は、右方に開口しかつ前記スロットルシャフト16に平行する有底円筒状に形成されている。モータハウジング部17内には、例えばDCモータ等からなる駆動モータ28が設置されている。駆動モータ28は、自動車等のアクセルペダルの踏み込み量等に基づいて、エンジンコントロールユニットECU(図示省略)から出力される信号により出力回転軸(図示省略)が回転駆動される。また、駆動モータ28の出力回転軸は図1において右方に突出されており、その出力回転軸にピニオンギヤ29が設けられている。また、スロットルボデー12の右側面には、スロットルシャフト16と平行するカウンタシャフト23が設けられている。カウンタシャフト23には、カウンタギヤ24が回転可能に支持されている。カウンタギヤ24はギヤ径の異なる二つのギヤ部24a,24bを有している。大径側のギヤ部24aは、前記ピニオンギヤ29と噛合されている。また、小径側のギヤ部24bは、前記スロットルギヤ22(詳しくはギヤ部22w)と噛合されている。このため、駆動モータ28の回転駆動力は、ピニオンギヤ29、カウンタギヤ24、スロットルギヤ22を介してスロットルシャフト16に伝達される。これにより、スロットルバルブ18がボア13内で回転すなわち開閉されることで、ボア13を流れる吸入空気量が調節される。なお、ピニオンギヤ29、カウンタギヤ24、スロットルギヤ22により減速ギヤ機構が構成されている。
前記スロットルギヤ22の内筒部22eの内周部には、円筒状をなすヨーク43、及び、ヨーク43の内側に配置された一対の永久磁石41が一体的に設けられている(図2参照)。また、一対の永久磁石41は、例えばフェライト磁石からなり、相互間に略平行な磁界が発生するように平行着磁されている。また、ヨーク43は、磁性材料からなり、内筒部22eに埋設されている。なお、図2はスロットルギヤの周辺部を示す断面図である。
図1に示すように、前記スロットルボデー12の右側面には、前記減速ギヤ機構(ピニオンギヤ29、カウンタギヤ24及びスロットルギヤ22)等を覆うカバー30が取付けられている。カバー30(以下、「センサカバー」という)は、例えば樹脂製で、スロットルギヤ22の回転角すなわちスロットルバルブ18の開度を検出するための回転角検出装置40がインサート成形により一体化されている(図3参照)。なお、図3はセンサカバーを示す斜視図である。
前記回転角検出装置40は、円柱状をなしており、その基部が前記センサカバー30の樹脂部であるカバー本体31にモールドすなわち埋設され、その先端部がカバー本体31の内側面に露出されている(図2及び図3参照)。回転角検出装置40の先端部は、前記スロットルギヤ22の内筒部22e内に対して、同軸状にかつ遊嵌状に挿入されている(図2参照)。したがって、回転角検出装置40は、スロットルギヤ22の永久磁石41及びヨーク43に対して非接触の関係をなしている。なお、スロットルギヤ22は本明細書でいう「回転側部材」に相当する。また、センサカバー30は本明細書でいう「固定側部材」に相当する。
次に、回転角検出装置40を説明する。図4は回転角検出装置を示す正面図、図5は同じく平面図、図6は同じく平断面図である。なお、説明の都合上、回転角検出装置40については、先端部側(図5及び図6において下側)を前側とし、基部側(図5及び図6において上側)を後側として説明を行う。
図6に示すように、回転角検出装置40は、2個の磁気検出部材44と、両磁気検出部材44をモールドすなわち埋設した円柱状の樹脂モールド部52とを備えている。また、回転角検出装置40は、前記スロットルギヤ22(図2参照)の回転にともなう磁気の変化を検出するもので、フェイルセーフを考慮して磁気検出部材44を2個使用し、仮にどちらかの磁気検出部材44が故障したとしても残りの磁気検出部材44で検出機能を確保できるように構成されている。
図6に示すように、磁気検出部材44は、例えばMR素子と呼ばれる磁気抵抗素子を備えたセンサICであって、センシング部45に複数の連結端子46を介して演算部47が接続されている。センシング部45は、樹脂製の直方体状のピース45aに磁気抵抗素子からなるチップ45bを内蔵している。また、演算部47は、樹脂製の直方体状のピース47aに図示しない半導体集積回路(IC)を内蔵している。センシング部45と演算部47とは、センシング部45の短手方向の一端面と演算部47の長手方向の一端面との間に架設された複数の連結端子46によって電気的に接続されている。また、複数の連結端子46はL字状に折り曲げられている。これによって、センシング部45と演算部47とがL字形状をなしている。また、演算部47の長手方向の他端部(後端面)には、複数(例えば、3本)のリード端子48の一端部(基端部)が接続されている。なお、説明の都合上、磁気検出部材44において、センシング部45と演算部47とのなす内角側を内側といい、その外角側を外側という。また、演算部47の長手方向と同方向を磁気検出部材44の長手方向といい、演算部47の短手方向(図6において紙面表裏方向)と同方向を磁気検出部材44の幅方向という。
前記センシング部45のチップ45bは、金属製の長細板状の支持板45c上の中央部に設置されている。支持板45cは、その長手方向をセンシング部45の幅方向(図6において紙面表裏方向)に向けた状態で前記ピース45aに埋設されている。支持板45cの長手方向の両端部は、ピース45aの幅方向の両側面から突片状に突出されている(図4及び図5参照)。また、センシング部45は、その厚さ方向(図6において上下方向)の両側面が前記スロットルギヤ22の軸線に対して直角をなすように配置されるとともに、チップ45bが前記樹脂モールド部52の軸線上に配置されている。また、前記スロットルボデー12にセンサカバー30が取付けられた状態(図1参照)では、センシング部45のチップ45bが前記スロットルギヤ22の一対の永久磁石41の間においてスロットルシャフト16の軸線上に位置されるようになっている。これにより、センシング部45(詳しくはチップ45b)は、一対の永久磁石41の間に発生する磁気の変化すなわち磁界の方向を検出可能となっている。
前記演算部47(詳しくは半導体集積回路(IC))には、前記センシング部45によって検出された検出結果(出力信号)が連結端子46を介して出力される。演算部47は、センシング部45の出力信号に基づいた演算を行って磁界の方向に応じた信号を出力する。演算部47の出力した信号に基づいて、前記エンジンコントロールユニットECU(図示省略)が前記スロットルギヤ22の回転角すなわち前記スロットルバルブ18の開度を検出する。また、演算部47は、スロットルギヤ22の回転角に対応するリニアな電圧信号を出力できるようにプログラムされている。
図6に示すように、前記2個の磁気検出部材44は、左右方向に向かい合わせでかつ前記センシング部45を互いに前後(図6において上下)に重ねた状態に配置されている。両センシング部45のチップ45bは、前記樹脂モールド部52の軸線上において、対向する位置関係をもって配置されている。また、両センシング部45の支持板45cは、前後方向(図6において上下方向)に整列されている。また、両磁気検出部材44の演算部47は、左右方向に所定間隔を隔てて平行状に配置されている。
前記演算部47の各リード端子48は、基部と先端部とが段違い状をなすように折り曲げられている。これにより、リード端子48の先端部(図6において上端部)が外側に片寄せられている。各リード端子48の先端部の外側には、L型の取付ターミナル49の一方の片部(「基端部」という)がそれぞれ溶接等により接続されている。これとともに、両取付ターミナル49の他方の片部(「先端部」という)が樹脂モールド部52の後端部から相反方向すなわち外側方に向けて突出されている。
前記樹脂モールド部52は、樹脂により円柱状に形成されている。樹脂モールド部52には、前記両磁気検出部材44(センシング部45、各連結端子46、演算部47及び各リード端子48)とともに両磁気検出部材44の各リード端子48と各取付ターミナル49との接続部すなわち連結部がモールドすなわち埋設されている。また、両磁気検出部材44で囲まれる樹脂モールド部52には空洞部53が形成されている。空洞部53は、樹脂モールド部52の後端面(図6において上端面)に開口する凹所内に形成されている。また、樹脂モールド部52の樹脂としては、成形樹脂材料に発泡剤が添加されてなる発泡樹脂(化学発泡樹脂)が用いられている。また、成形樹脂材料としては、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂が使用されている。
前記回転角検出装置40を前記センサカバー30にインサート成形により一体化する際(図3参照)には、各取付ターミナル49の先端部にそれぞれ配線ターミナル54の一端部(基端部)が溶接等により接続される(図7参照)。なお、図7において、配線ターミナル54(符号、(a)を付す)は電源用、配線ターミナル54(符号、(b)を付す)は接地用、配線ターミナル54(符号、(c)を付す)及び配線ターミナル54(符号、(d)を付す)はそれぞれ信号出力用となっている。なお、図7は配線ターミナル付き回転角検出装置を示す正面図、図8は配線ターミナルと回転角検出装置を分解して示す斜視図である。
前記配線ターミナル54が接続された回転角検出装置(「配線ターミナル付き回転角検出装置」という)40(図7参照)は、前記センサカバー30にインサート成形により一体化される(図3参照)。回転角検出装置40の基部はセンサカバー30の樹脂部であるカバー本体31にモールドすなわち埋設され、その先端部はカバー本体31の内側面に露出される。これとともに、カバー本体31には、回転角検出装置40の各取付ターミナル49と各配線ターミナル54との連結部、及び、各配線ターミナル54の先端部(端子部)54aを除いた大半の部分が埋設される。各配線ターミナル54の端子部54a(図7参照)は、カバー本体31に形成されたコネクタ部55(図3参照)内に露出される。コネクタ部55には、前記エンジンコントロールユニットECU側の外部コネクタ(図示省略)が接続されるようになっている。これにより、両磁気検出部材44の演算部47(図2参照)から出力された信号がエンジンコントロールユニットECUに入力される。なお、カバー本体31の内側面に露出された回転角検出装置40の樹脂モールド部52の先端部の外表面は、防湿材でコーティングするとよい。また、カバー本体31は、前記回転角検出装置40の樹脂モールド部(発泡樹脂)52における成形樹脂材料と同じ樹脂材料で形成されている。すなわち、カバー本体(別の樹脂)31の材料としては、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂が使用されている。
次に、前記回転角検出装置40の製造方法すなわち樹脂モールド部52の成形方法について説明する。なお、図9は回転角検出装置の製造に係る金型を示す断面図、図10は金型と磁気検出部材とを分解して示す断面図、図11は図10のXI−XI線矢視断面図、図12は支持型のコアバック状態を示す断面図である。
まず、磁気検出部材44を発泡樹脂でインサート成形する成形型いわゆる金型を説明する。図10に示すように、金型60は、下型62と上型64とから構成されている。下型62は、前記樹脂モールド部52(図4〜図6参照)の前端面及び外周面を成形する型で、有底円筒状の成形凹部63を備えている。また、上型64は、樹脂モールド部52の後端面及び空洞部53(図6参照)を成形する型で、下端面すなわち型合わせ面には凸部65が突出されている。
前記上型64は、凸部65の左右両側面に面接触する平板状の左右一対の支持型88を備えている。両支持型88は、金型60の開閉方向すなわち上下方向に伸びており、かつ、上下方向に移動可能に構成されている。両支持型88は、下動位置では先端面(下端面)が凸部65の先端面(下端面)と同一平面をなす位置とされる(図9参照)。また、両支持型88は、上動位置では先端面(下端面)が磁気検出部材44の演算部47の上方へ所定量離れた位置に位置される(図12参照)。また、両支持型88は、成形開始時において下動位置に進出され、樹脂の射出完了後で固化する前において上動位置に後退すなわちコアバックされるようになっている。
前記下型62の成形凹部63の両側壁(磁気検出部材44の幅方向(図10において紙面表裏方向)に対応する両側壁)には、L字状の位置決め部66が成形凹部63の軸線を中心として点対称状に設けられている(図11参照)。図10に示すように、位置決め部66は、両磁気検出部材44のセンシング部45の支持板45cの両端部と係合可能に形成されている。各位置決め部66は、前側のセンシング部45の支持板45cの端部の前側面(図10において下側面)に当接する水平状の第1段面66aと、両センシング部45の支持板45cの端部の一方(支持板45cの短手方向の一方)の側端面(図6において左端面)に当接する垂直状の第2段面66bと、磁気検出部材44の支持板45cの長手方向の端面に当接する垂直状の第3段面66cとを有している(図11参照)。また、下型62の上端面すなわち型合わせ面には、両取付ターミナル49の先端部を嵌合する凹部67が形成されている(図10参照)。
前記下型62の成形凹部63の一側壁(磁気検出部材44の幅方向に対応する一方の側壁)には、左右一対のゲート68が設けられている。ゲート68は、両磁気検出部材44のリード端子48の先端部付近における幅方向の側方位置に設定されている(図9参照)。
続いて、前記金型60を使用して磁気検出部材44を発泡樹脂でインサート成形する手順を説明する。
金型60の型開き状態(図10参照)において、前記下型62の成形凹部63内に右側の磁気検出部材44が配置される。右側の磁気検出部材44のセンシング部45の支持板45cの両端部が両位置決め部66の各第1段面66a、第2段面66b及び第3段面66c(図10及び図11参照)にそれぞれ当接される。これによって、右側の磁気検出部材44のセンシング部45が位置決め状態で支持される(図9参照)。また、右側の磁気検出部材44の各取付ターミナル49の先端部が右側の各凹部67にそれぞれ嵌合されることによって、右側の磁気検出部材44が位置決め状態に支持される。
そして、下型62の成形凹部63内に左側の磁気検出部材44が右側の磁気検出部材44と向かい合わせをなすように配置される。左側の磁気検出部材44のセンシング部45が右側の磁気検出部材44のセンシング部45に積層状に重ねられる。これとともに、左側の磁気検出部材44のセンシング部45の支持板45cの両端部が両位置決め部66の第2段面66b及び第3段面66c(図10及び図11参照)にそれぞれ当接される。これによって、左側の磁気検出部材44のセンシング部45が位置決め状態で支持される(図9参照)。また、左側の磁気検出部材44の各取付ターミナル49の先端部が左側の各凹部67にそれぞれ嵌合されることによって、左側の磁気検出部材44が位置決め状態に支持される。
上記したように、両磁気検出部材44が下型62にセットされた後、金型60が型締めすなわち下型62と上型64が型閉じされる(図9参照)。これにより、下型62の成形凹部63の開口端面が上型64で閉鎖されることにより密閉状のキャビティ70が形成される。これととともに、両磁気検出部材44の取付ターミナル49の先端部が下型62(詳しくは各凹部67の底面)と上型64と間に挟まれた状態で支持される。このように、両磁気検出部材44の各取付ターミナル49の先端部を金型60で保持することにより、インサート成形時の発泡樹脂(溶融樹脂)の流動による両磁気検出部材44の位置ずれを防止することができる。
前記金型60の型締め状態(図9参照)において、上型64の両支持型88は下動位置にあって、両支持型88の外側面が両磁気検出部材44の演算部47の内側面にそれぞれ面接触状に当接されている。これによって、両磁気検出部材44の演算部47の厚さ方向(図9において左右方向)の一側面すなわち内側面が両支持型88によってそれぞれ支持される。
その後、下型62の両ゲート68からキャビティ70内に発泡樹脂(溶融樹脂)が射出されることにより、樹脂モールド部52が成形される。このとき、発泡樹脂(溶融樹脂)が両磁気検出部材44の演算部47の内外両側面に沿ってほぼ均等に流動されることで、その流動によって磁気検出部材44に加わる応力が均等化される。
また、図12に示すように、前記キャビティ70内に対する樹脂52の射出完了後において、金型60内に射出された樹脂が固化する前に、両支持型88が上動位置にコアバックされる。この両支持型88のコアバックにより空洞部90が形成され、その空洞部90に樹脂(溶融樹脂)が流入する。これによって、両支持型88で支持された両磁気検出部材44の演算部47の内側面が樹脂で覆われることになる(図6参照)。なお、図6において、両磁気検出部材44の演算部47の内側面を覆う樹脂部に符号、52aが付されている。
また、上型64の凸部65によって樹脂モールド部52に空洞部53が形成される(図6参照)。また、樹脂モールド部52の成形後の冷却により発泡樹脂(溶融樹脂)が固化した後、金型60が型開きされて、下型62から製品すなわち回転角検出装置40が取出される。
前記した回転角検出装置40の製造方法すなわち樹脂モールド部52の成形方法によると、両磁気検出部材44の演算部47の厚さ方向の少なくとも一側面に相当する内側面を金型60の両支持型88で支持した状態で、両磁気検出部材44を樹脂でインサート成形を行う(図9参照)。したがって、両磁気検出部材44を樹脂(溶融樹脂)でインサート成形する際に、両磁気検出部材44の演算部47の厚さ方向に加わる樹脂(溶融樹脂)の流動によるストレスに起因する両磁気検出部材44の位置ずれを防止し、その位置精度の低下を防止することができる。ひいては、回転角検出装置40の磁気検出特性の低下を防止することができる。
また、金型60のキャビティ70内に射出された樹脂(溶融樹脂)が固化する前に、両磁気検出部材44の演算部47を支持する支持型88をコアバックさせることで、支持型88による空洞部90が形成され(図12参照)、その空洞部90に樹脂(溶融樹脂)が流入する。これによって、支持型88で支持されていた両磁気検出部材44の演算部47の内側面を樹脂52aで覆うことができる(図6参照)。
また、金型60内に樹脂(溶融樹脂)を射出するに際し、樹脂(溶融樹脂)が両磁気検出部材44のセンシング部45から離れた位置のゲート68から両磁気検出部材44の演算部47の長手方向に沿って充填される(図9参照)。したがって、樹脂(溶融樹脂)の流動によって両磁気検出部材44のセンシング部45に加わるストレスを低減することができる。さらに、樹脂(溶融樹脂)が両磁気検出部材44の演算部47の長手方向に沿って充填されることで、樹脂(溶融樹脂)の流動によって両磁気検出部材44の演算部47の厚さ方向に加わるストレスを低減することができる。
また、樹脂(樹脂モールド部52)として、成形樹脂材料に発泡剤が添加されてなる発泡樹脂(化学発泡樹脂)を用いることによって、樹脂(溶融樹脂)の流動圧を下げることができ、両磁気検出部材44のセンシング部45及び演算部47に加わるストレスを低減することができる。また、成形樹脂材料に発泡剤が添加されてなる発泡樹脂(化学発泡樹脂)を用いることによって、一般的な射出成形機を用いて、磁気検出部材44をモールドする発泡樹脂(樹脂モールド部52)を射出成形することができる。
また、両磁気検出部材44のセンシング部45を金型60の位置決め部66で支持した状態でインサート成形を行う(図9参照)。したがって、両磁気検出部材44のセンシング部45の位置精度を向上し、検出精度を向上することができる。
前記した回転角検出装置40(図4〜図6参照)によると、両磁気検出部材44が発泡樹脂(樹脂モールド部52)でモールドされたものである。したがって、断熱性に優れている発泡樹脂により、両磁気検出部材44を温度変化等から良好に保護することができる。
また、センサカバー30のカバー本体31(図3参照)が、回転角検出装置40の樹脂モールド部(発泡樹脂)52における成形樹脂材料と同じ樹脂材料で形成されている。したがって、樹脂モールド部52とカバー本体31との基本的特性を同一化することができる。
[実施例1の変更例1]
図13は金型を示す断面図、図14は支持型のコアバック状態を示す断面図である。
図13に示すように、本変更例は、前記実施例1(図10参照)における磁気検出部材44のリード端子48が、直線状とされている。リード端子48の先端部の内側には、取付ターミナル49の基端部が溶接等により接続されている。取付ターミナル49の基端部の内側面は、磁気検出部材44の演算部47の内側面と同一平面をなしている。また、上型64の両支持型88は、下動位置において両磁気検出部材44の演算部47の内側面、及び、取付ターミナル49の基端部の内側面に面接触状に当接されている。これによって、両磁気検出部材44の演算部47及び取付ターミナル49の基端部の内側面を支持するようになっている。
本変更例によると、両磁気検出部材44のリード端子48に連結された取付ターミナル49を金型60の両支持型88で支持した状態でインサート成形を行う(図13参照)。したがって、取付ターミナル49の位置精度を向上することができる。
また、コアバックされた支持型88により、取付ターミナル49の基端部におけるリード端子48側の端部を除いた残りの部分の内側面を支持することができる(図14参照)。また、上型64の支持型88のコアバックにより、取付ターミナル49の基端部におけるリード端子48側の端部が空洞部90に露出される。したがって、空洞部90に樹脂(溶融樹脂)が流入する。これによって、磁気検出部材44のリード端子48と取付ターミナル49の基端部との連結部を樹脂で覆うことができる。
[実施例1の変更例2]
図15は金型を示す断面図、図16は支持型のコアバック状態を示す断面図である。
図15及び図16に示すように、本変更例は、前記実施例1(図10参照)におけるL型の取付ターミナル49の基端部が省略された短冊型の取付ターミナル(符号、92を付す)を使用するものである。このため、実施例1(図10参照)における磁気検出部材44の各リード端子48が、直線状とされており、その先端部が外側方へL字状に折り曲げられている。各リード端子48の先端部の後側(図15において上側)には、取付ターミナル92の内端部が溶接等により接続されている。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図17は金型を示す断面図、図18は支持型のコアバック状態を示す断面図、図19は回転角検出装置を示す正面図、図20は同じく平断面図である。
図17に示すように、本実施例は、前記実施例1(図12参照)における金型60の下型62に、成形凹部63の左右両側面に面接触する角棒状の左右一対の支持型(「第2支持型」という)94を備えている。なお、前記支持型88は第1支持型という。
前記両第2支持型94は、金型60の開閉方向すなわち上下方向に伸びており、かつ、上下方向に移動可能に構成されている。両第2支持型94は、上動位置では先端面(上端面)が磁気検出部材44の演算部47の後端部付近に位置される(図17参照)。また、両第2支持型94は、下動位置では先端面(上端面)が前側のセンシング部45付近に位置される(図18参照)。両第2支持型94は、成形開始時において上動位置(進出位置)に進出され、樹脂の射出完了後で固化する前において下動位置(後退位置)に後退すなわちコアバックされるようになっている。
前記金型60の型締め状態(図17参照)において、下型62の両第2支持型94は上動位置にあって、両第2支持型94の内側面が両磁気検出部材44の演算部47の外側面にそれぞれ面接触状に当接されている。これによって、両磁気検出部材44の演算部47の厚さ方向(図17において左右方向)の一側面すなわち外側面が両第2支持型94によってそれぞれ支持される。
また、図18に示すように、前記キャビティ70内に対する樹脂の射出完了後において、金型60内に射出された樹脂が固化する前に、両第2支持型94が下動位置にコアバック(後退)される。この両第2支持型94のコアバックにより空洞部96が形成され、その空洞部96に樹脂(溶融樹脂)が流入する。これによって、両第2支持型94で支持された両磁気検出部材44の演算部47の外側面が樹脂で覆われることになる(図20参照)。なお、図20において、両磁気検出部材44の演算部47の外側面を覆う樹脂部に符号、52bが付されている。また、両第2支持型94のコアバック後において、両第2支持型94の先端部(上端部)によって樹脂モールド部52の先端部の左右両隅角部に凹溝部98が形成される(図19及び図20参照)。
前記した回転角検出装置40の製造方法すなわち樹脂モールド部52の成形方法によると、両磁気検出部材44の演算部47の厚さ方向の両側面(内側面及び外側面)を金型60の両第1支持型88及び両第2支持型94で支持した状態でインサート成形を行う(図17参照)。したがって、両磁気検出部材44を樹脂(溶融樹脂)でインサート成形する際に、両磁気検出部材44の演算部47の厚さ方向に加わる樹脂(溶融樹脂)の流動によるストレスに起因する両磁気検出部材44の位置ずれを防止することができる。
また、金型60のキャビティ70内に射出された樹脂(溶融樹脂)が固化する前に、両磁気検出部材44の演算部47を支持する第2支持型94をコアバックさせることで、第2支持型94による空洞部96が形成され(図18参照)、その空洞部96に樹脂(溶融樹脂)が流入する。これによって、第2支持型94で支持されていた両磁気検出部材44の演算部47の外側面を樹脂52bで覆うことができる(図20参照)。
[実施例2の変更例1]
図21は金型を示す断面図、図22は支持型のコアバック状態を示す断面図である。
図21及び図22に示すように、本変更例は、前記実施例1の変更例1(図13及び図14参照)と同様に、前記実施例2(図17及び図18参照)における磁気検出部材44の各リード端子48が直線状とされ、そのリード端子48の先端部に取付ターミナル49が溶接等により接続されたものである。その他の構成は、前記実施例1の変更例1と同様であるから、その説明を省略する。
[実施例2の変更例2]
図23は金型を示す断面図、図24は支持型のコアバック状態を示す断面図である。
図23及び図24に示すように、本変更例は、前記実施例1の変更例2(図15及び図16参照)と同様に、前記実施例2(図17及び図18参照)における磁気検出部材44の各リード端子48が直線状とされ、そのリード端子48の外方へL字状に折り曲げられた先端部に短冊型の取付ターミナル92が溶接等により接続されたものである。その他の構成は、前記実施例1の変更例2と同様であるから、その説明を省略する。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、前記実施例では、スロットル制御装置10のスロットルバルブ18の開度を検出する回転角検出装置40を例示したが、スロットル制御装置10以外の種々の回転側部材の回転角を検出する回転角検出装置としても本発明を適用することができる。また、前記実施例では、電子制御式のスロットル制御装置10を例示したが、アクセルペダルの操作によりリンク、ケーブル等を介してスロットルバルブ18を機械的に開閉する機械式のスロットル制御装置にも本発明を適用することができる。また、前記実施例では、磁気検出部材44としてセンサICを使用する例を示したが、磁気検出部材としてホール素子、ホールIC等を使用することも可能である。また、前記実施例の磁気検出部材44は、一対の永久磁石41の間の磁界の方向に基づいてスロットルギヤ22の回転角を検出するものであるが、一対の永久磁石41の間の磁界の強さに基づいてスロットルギヤ22の回転角を検出するものでもよい。また、磁気検出部材44をモールドする樹脂(樹脂モールド部52)は発泡樹脂に限定されるものではない。また、金型60における上型64の凸部65に、前記実施例2(図17参照)における両第1支持型88を固定的に設けたり、両第1支持型88に相当する支持部を一体形成したりすることが可能である。
10…スロットル制御装置
12…スロットルボデー
13…ボア(吸気通路)
18…スロットルバルブ
22…スロットルギヤ(回転側部材)
30…センサカバー
31…カバー本体
40…回転角検出装置
44…磁気検出部材
45…センシング部
47…演算部
48…リード端子
49…取付ターミナル
52…樹脂モールド部(発泡樹脂)
60…金型
88…第1支持型
94…第2支持型

Claims (5)

  1. 回転側部材の回転にともなう磁気の変化を検出するセンシング部と、そのセンシング部の出力信号に基づいた演算を行って磁気の変化に応じた信号を出力する直方体状の演算部とを備え、前記センシング部と前記演算部とがL字形状をなしている磁気検出部材を2個使用し、
    前記両磁気検出部材が前記センシング部を互いに重ねた状態で向かい合わせに配置された状態で、前記両磁気検出部材が樹脂でモールドされている
    回転角検出装置の製造方法であって、
    前記両磁気検出部材の演算部の厚さ方向の一側面を支持しかつその演算部の長手方向に沿ってコアバックされる一対の支持型を備える金型を用いて、前記両磁気検出部材の演算部の厚さ方向一側面を前記一対の支持型で支持した状態で、前記両磁気検出部材を樹脂でインサート成形を行い、前記金型内に射出された樹脂が固化する前に、前記一対の支持型を前記両磁気検出部材の演算部の長手方向に沿ってコアバックさせることを特徴とする回転角検出装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の回転角検出装置の製造方法であって、
    前記両磁気検出部材のリード端子に取付ターミナルが連結され、前記取付ターミナルを前記金型で支持した状態で前記インサート成形を行うことを特徴とする回転角検出装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の回転角検出装置の製造方法であって、
    前記金型は、前記両磁気検出部材の演算部の厚さ方向の他側面を支持しかつその演算部の長手方向に沿ってコアバックされる一対の第2支持型を備え、前記両磁気検出部材の演算部の厚さ方向の両側面を前記一対の支持型及び前記一対の第2支持型で支持した状態で前記インサート成形を行い、前記金型内に射出された樹脂が固化する前に、前記一対の支持型及び前記一対の第2支持型を前記両磁気検出部材の演算部の長手方向に沿ってコアバックさせることを特徴とする回転角検出装置の製造方法。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載の回転角検出装置の製造方法であって、
    前記金型内に樹脂を射出するに際し、前記樹脂が前記両磁気検出部材のセンシング部から離れた位置から両磁気検出部材の演算部の長手方向に沿って充填されることを特徴とする回転角検出装置の製造方法。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の回転角検出装置の製造方法であって、
    前記樹脂として、成形樹脂材料に発泡剤が添加されてなる発泡樹脂を用いることを特徴とする回転角検出装置の製造方法。
JP2009258202A 2009-10-26 2009-11-11 回転角検出装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5225966B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258202A JP5225966B2 (ja) 2009-11-11 2009-11-11 回転角検出装置の製造方法
US12/908,951 US8635986B2 (en) 2009-10-26 2010-10-21 Rotation angle sensors
DE102010049520A DE102010049520A1 (de) 2009-10-26 2010-10-25 Drehwinkelsensor
CN2010105264099A CN102072697B (zh) 2009-10-26 2010-10-25 旋转角度检测装置及其制造方法和节气门控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258202A JP5225966B2 (ja) 2009-11-11 2009-11-11 回転角検出装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011102769A JP2011102769A (ja) 2011-05-26
JP5225966B2 true JP5225966B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=44193155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009258202A Expired - Fee Related JP5225966B2 (ja) 2009-10-26 2009-11-11 回転角検出装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5225966B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5897387B2 (ja) * 2012-04-19 2016-03-30 愛三工業株式会社 回転検出装置の製造方法
JP5949748B2 (ja) * 2013-12-24 2016-07-13 株式会社デンソー 位置検出装置
JP6379879B2 (ja) * 2014-09-02 2018-08-29 株式会社デンソー 樹脂成形品の製造方法
JP6601185B2 (ja) * 2015-11-26 2019-11-06 住友電装株式会社 車輪速センサ
US10166705B2 (en) 2016-04-27 2019-01-01 Jtekt Corporation Method of manufacturing housing structure and housing structure
JP6759751B2 (ja) * 2016-06-23 2020-09-23 日立金属株式会社 回転検出装置及びセンサ付きケーブル
JP6766930B2 (ja) * 2019-08-07 2020-10-14 住友電装株式会社 車輪速センサ
JP6757525B2 (ja) * 2020-06-17 2020-09-23 日立金属株式会社 回転検出装置及びセンサ付きケーブル
JP6941284B2 (ja) * 2020-06-17 2021-09-29 日立金属株式会社 回転検出装置及びセンサ付きケーブル
JP7173242B2 (ja) * 2020-08-21 2022-11-16 日立金属株式会社 センサ付きケーブル

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3579732B2 (ja) * 2000-11-06 2004-10-20 コンティネンタル・テーベス株式会社 自動車部品の製造方法及び金型装置
JP2003065835A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Nsk Ltd センサ付軸受装置
JP4680136B2 (ja) * 2006-06-29 2011-05-11 愛三工業株式会社 回転角度検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011102769A (ja) 2011-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5225966B2 (ja) 回転角検出装置の製造方法
US8635986B2 (en) Rotation angle sensors
CN100578157C (zh) 磁场传感器
JP5626298B2 (ja) 位置検出装置
JP5189063B2 (ja) 回転角検出装置及びスロットル制御装置
US7859252B2 (en) Rotational angle detecting devices
US8736261B2 (en) Sensor module
JP5437147B2 (ja) 回転角度検出装置
JP4767765B2 (ja) 回転角センサと回転角センサの回転体の成形方法とスロットル開度制御装置
JP4680136B2 (ja) 回転角度検出装置
US8904999B2 (en) Resin gears and throttle devices
JP4391065B2 (ja) スロットル開度検出装置
JP2011106850A (ja) 回転角検出装置の製造方法
JP5897387B2 (ja) 回転検出装置の製造方法
JP5329367B2 (ja) 回転角検出装置及びその製造方法並びにスロットル制御装置
JP2011102770A (ja) 回転角検出装置及びスロットル制御装置
JP4638523B2 (ja) スロットル開度検出装置の製造方法
US20140043020A1 (en) Rotator for an angle sensor
JP6065793B2 (ja) 位置検出装置
JP4879711B2 (ja) 回転角センサ及びスロットル装置
JP2008128646A (ja) 回転角センサ及びスロットル装置
JP5730727B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2014215156A (ja) 回転角検出装置
JP5394363B2 (ja) 検出装置の製造方法及び検出装置付き部品並びにスロットル制御装置
JP2012224048A (ja) 射出成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5225966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees