JP3579006B2 - コンクリート型枠用根止め金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート型枠用の根止め金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート壁やコンクリート柱等の各種コンクリート構造物を構築する際には、まず鋳型となるコンクリート型枠を組み立てておき、その型枠内にコンクリートを打設してコンクリートの養生後に型枠を解体、取り外している。このコンクリート型枠の組立固定は、通常、既設のコンクリートスラブから突出している鉄筋を利用し、この鉄筋と型枠との間に根止め金具を介在させて両者を固定することによって行われている。
【0003】
即ち、根止め金具は、鉄筋を挟持して固定されると共に、金具本体に棒状あるいは管状のセパレータの一端部が取付けられており、このセパレータの他端部に螺合されたコーン先端から突出するボルトを型枠の下方の所定高さに設けられたボルト貫通孔に貫通させ、コーン位置を所定の型枠間隔になるよう調整することにより、型枠の位置決めが行われる。
【0004】
この位置決めの後、ボルト貫通孔から突出したコーン先端のボルトに、型枠の外側から型枠締付金具をねじ込んで固定すれば、鉄筋に固定された根止め金具に型枠が固定される。このように、各型枠をそれぞれ互いに所定間隔となるように根止め金具を介して鉄筋に固定することにより、型枠が組み立てられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来から用いられている根止め金具としては、金具本体が鉄筋に固定される一方で金具本体にはセパレータの一端部の雄ねじ部が螺合する雌ねじ穴を持つナット部材が溶接固定されていたり、あるいは金具本体に直接ねじ穴が形成されており、このねじ穴にセパレータの雄ねじ部をねじ込むことによってセパレータが取り付けられるタイプのものが、セパレータ装着が簡便なものとして一般的となってきている。
【0006】
一方、コンクリート型枠の組立においてはセパレータだけでなく様々な金属部材が用いられるが、上記の如き従来の根止め金具では、金具本体に溶接固定されてされているナット部材や直接形成されているねじ穴に螺合する雄ねじ部を持つ特定のセパレータに限って取り付けることができるものであり、他の金属部材の取り付けに対応することはできなかった。
【0007】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、鉄筋への装着が容易で簡便な構成でありながら、セパレータに限らず他の各種金属部材の取り付けに対応可能なコンクリート型枠用根止め金具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るコンクリート型枠用根止め金具は、基部において一体で且つ互いに平行に対面する一対の主体部を形成した略逆U字状の一体構造を有すると共に、前記一対の主体部が重なる方向の平面視で主体部の基部から主体部開放方向に向けて前記基部で連通する略U字状の切り欠き部が形成されている金具本体と、前記切欠き部の底部に固定対象の鉄筋を挿入載置した状態で、該鉄筋と前記基部の内面との間に金具本体の一端縁側から挿入、打ち込まれて前記鉄筋を金具本体に挟持固定する楔部材と、を備え、前記金具本体の基部には、他の金属部材の一部を溶接固定するための溶接用片部が設けられており、該溶接用片部は、前記金具本体の切り欠き部を形成するために切り取られる金属片を一部残して折り曲げにより形成されているものである。
【0009】
また、請求項2に記載の発明に係るコンクリート型枠用根止め金具は、請求項1に記載のコンクリート型枠用根止め金具において、前記楔部材は、打ち込み用工具による衝撃を受けるべき尾端縁に対して金具本体の内面に接する一方の長手縁が直角を成すと共に鉄筋に接する他方の長手縁が鋭角を成していることを特徴とするものである。
【0010】
本発明のコンクリート型枠用根止め金具は、基部において一体で互いに平行に対面する一対の主体部を形成した略逆U状の一体構造を有する金具本体の前記主体部に、鉄筋挟持部としての略U字状の切欠き部を基部から主体部開放方向に向けて形成したものであり、この両切欠き部が連通する基部から切欠き部の底部に鉄筋を挿入載置し、載置状態の鉄筋から金具本体の基部内面との間に楔部材を挿入して打ち込むという簡単な操作によって鉄筋を金具本体の切欠き部の底部との間に挟持し、根止め金具を鉄筋に容易に固定することができるものである。
【0011】
また本発明においては、金具本体の基部には、該基部における前記切欠き部の縁部に残された主体部と一体の金属片部の折り曲げにより形成された溶接用片部が設けられており、この溶接固定用片部に一部を溶接固定することによって他の金属部材を取り付けることができるものである。
【0012】
従って、この溶接用片部に溶接可能なものであれば限定された部品ではなく様々な金属部品あるいは部品取り付け用ナット部材等を金具本体に固定することができるため、本発明の根止め金具は、セパレータはもちろんコンクリート型枠の組立において必要とされる各種部品の取り付けに対応することができる。
【0013】
しかもこの溶接用片部は、金具本体の成型の際に鉄筋挟持部となる切欠き部を形成するために切り取られる金属片を一部残すことによって設けることができるため、セパレータ等の金属部品の固定専用部としての新たな設計や製造工程をほとんど必要とせず容易に成型することができ、金具本体の大型化や部品点数の増加を生じることなく簡便な構成であると共に低コストで製造できる。
【0014】
さらに、このように各種部品の取り付けに対応して使用できる本発明の根止め金具は、金具自体を様々な状況で共通に使用できることからも、製品の量産に適しており、部材の製造から保管管理、搬送、現場の使用に亘って、取り扱いが非常に簡便なものである。
【0015】
なお、上記のような溶接用片部を備えた本発明の根止め金具の構成は、金具本体の主体部に予め所定セパレータのねじ込み用のねじ穴が形成されたものにおいても有効である。即ち、例えばセパレータの取り付けにおいて、主体部側のねじ穴を用いるか溶接用片部を用いるかを状況に応じて選択できるので、部材の取り付け位置の選択範囲が広がり、より作業がし易い方、あるいは型枠組立に望ましい方を適宜選択することができる。
【0016】
さらに、本発明の根止め金具の金具本体は、基部の前記溶接用片部が設けられている側に対して切欠き部をはさんで反対側の領域を利用することもできる。即ち、この基部表面領域上に種々の金属部品を溶接固定できるので、例えば、前記溶接用片部に他の金属部品を取り付けて、該基部表面上にナット部材を溶接してセパレータを取り付けることができる。しかも、この領域では取り付け向きがほぼ全周方向に亘って自由に選択できるため、金具本体の主体部に形成したねじ穴や前記溶接片部を利用した場合には金具本体が固定される鉄筋と平行な向きでセパレータが取り付けられるのに対して、鉄筋と直行する方向へのセパレータ取り付けも可能となる。
【0017】
また、本発明の根止め金具の楔部材は、前記切欠き部の底部に載置状態にある鉄筋と金具本体の基部内面との間に挿入されて鉄筋を下方に押圧することにより挟持固定するものであるため、楔部材の形状としては、一方の長手縁が金具本体の基部内面に接しながら挿入できるように、打ち込み用工具による衝撃を受けるべき尾端縁に対して基部内面に接する一方の長手縁が直角を成すと共に、鉄筋に接する他方の長手縁が鋭角を成す形状とすれば良い。
【0018】
即ち、この楔部材は、正面側(一対の主体部が重なる方向)から見た平面形状が略直角三角形となれば良い。従って、このような楔部材の構成としては、略直角三角形状の金属平板であっても良い。しかしながら、楔部材は、鉄筋との押圧接触において固定状態が緩まないように鉄筋に対してその軸方向に位置ズレし難く、両部材同士が引っ掛かりやすい形状とすることが好ましい。
【0019】
一般的には、表面に均一なピッチで凸部が形成されている異形鉄筋が多く使用されていることから、楔部材の鉄筋に接触する端面が、この鉄筋表面の凸部間に嵌って鉄筋軸方向に沿った外力が金具本体に作用しても凸部で引っ掛かってその移動を規制できる形状であることが望ましい。
【0020】
上記の平板状の楔部材でも、鉄筋に接する長手縁の端部が鉄筋表面の凸部に引っ掛かることはあるが、位置ズレすることなく凸部に引っ掛かるには、ほぼ凸部同士間隔に相当する厚みが必要となる。もしくは、楔部材を、金具本体の基部内部に嵌合するような側断面形状において互いに対面する一対の鉄筋押さえ部を形成する逆U字状に形成し、この一対の鉄筋押さえ部の開放側端辺で鉄筋を押圧する構成が好適である。この場合、両鉄筋押さえ部の間隔を、鉄筋の凸部のピッチに応じて適当な距離に設定しておけば、両押さえ部の開放側端部がそれぞれ楔部材の挿入打ち込みに伴って所定位置の鉄筋凸部間の凹部に落ち込み、挟持固定状態では前記凸部と鉄筋押さえ部の開放側端部とが互いに引っ掛かって、鉄筋に対する金具本体の移動が規制され、根止め金具が緩んで鉄筋から外れることを防止する。この即断面逆U字形状の楔部材は、金具本体と同様に所定形状の金属平板からプレス加工での一工程で容易に製造できる。
【0021】
また、金具本体は、前記溶接用片部を除く本体形状を、一対の主体部が重なる方向の平面視で切欠き部が一対の主体部の中央に位置する左右対称形状とし、金具本体の両側端縁のいずれの側からも楔部材を挿入、打ち込める構成とすることがより望ましい。これにより、作業者は鉄筋の金具固定部位の状況に応じて、作業し易い方向から楔部材を打ち込むことができるため、根止め金具の鉄筋への固定作業が容易となる。
【0022】
なお径の異なる鉄筋に対しては、楔部材の前記打ち込み衝撃を受ける尾端縁の長さ寸法を変更して鉄筋に接する側の長手縁の長手縁に対する鋭角度を変えれば、金具本体は同一形状のもので対応することができる。例えば、現状では、外径13mm、16mmの2種の鉄筋が一般的に広く用いられているため、予め、これら両サイズの鉄筋用に尾端縁の長さの異なる2種の楔部材を用意しておけば良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態としてのコンクリート型枠用根止め金具を、図示の実施態様と共に以下に説明する。図1は、本実施形態による根止め金具の全体構成を示す概略斜視図であり、図2は、図1の根止め金具による鉄筋の挟持固定状態を示す概略構成図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【0024】
本実施形態の根止め金具は、主に、基部1において一体で互いに平行に対面する一対の主体部2を形成する略逆U字状の一体構造を有する金具本体10と、金具本体の基部1の内部形状より小さい側断面形状において互いに平行に対面する一対の鉄筋押さえ部7が形成された略逆U字状の楔部材6とから構成されるものである。
【0025】
金具本体10の前記一対の主体部2には、これら主体部が重なる方向の平面視で主体部の基部1から主体部開放方向に向けて前記基部1で連通する略U字形状の切欠き部3が鉄筋挟持部として形成されていると共に、この基部1における切欠き部3の縁部には主体部と一体の金属片部4が残されており、この金属片部4が、切欠き部3の前記連通部から底部側へ鉄筋20を挿入できるように外側へ折り曲げられた状態で他の金属部材の一部を溶接固定するための溶接用片部を構成している。
【0026】
このような金具本体10においては、切欠き部3の底部に両主体部間に亘って固定対象の鉄筋20が収まるように、鉄筋20を挿入載置した状態とするかあるいは対象の鉄筋20がコンクリート構造体の基礎などに既に固定されたものである場合は鉄筋20に対して切欠き部3の底部を当接させるいうに金具本体10を被せ置いた状態とした後、該鉄筋20と金具本体の基部1の内面との間に金具本体1の一端縁側から楔部材6を挿入、打ち込むことによって、図1(b)に示すように鉄筋20が切欠き部3の底部側へ押圧され金具本体1と楔部材6との間に挟持固定される。
【0027】
なお本実施形態においては、溶接用片部(金属片部)4を除く金具本体10の外形状を、一対の主体部2が重なる方向の平面視(図2(b)の正面図)で切欠き部3が一対の主体部2の中央に位置する左右対称形状とすることによって、金具本体10の両端縁いずれの側からも楔部材6を挿入し打ち込めるものとした。この構成によって、作業者は作業し易い側から楔部材6を打ち込めるので、根止め金具10の鉄筋20への固定作業がより容易となる。
【0028】
また本実施形態では、楔部材6は、側断面略逆U字形状として互いに平行に対面する一対の鉄筋押さえ部7を形成するものとし、これら鉄筋押さえ部7が重なる方向の平面視で、打ち込み時に衝撃を受けるべき尾端縁に対して金具本体1の基部内面に接する一方の長手縁が直角を成すと共に鉄筋20に接する他方の長手縁、即ち鉄筋押さえ部7の開放側端辺が鋭角を成すという略直角三角形状を有しているものとした。
【0029】
この楔部材6は、表面に凸部21が形成された異形鉄筋に対してより強固な挟持固定ができる構成となっている。図2(a)の側面図、(b)の正面図に示すように、楔部材6の互いに平行に対面する一対の鉄筋押さえ部7の鉄筋に接する開放側の各端部は、打ち込みに伴って鉄筋表面の凸部21間の凹部へ落ち込み、この凹部へ嵌り込んだ状態で挟持固定状態となる。従って一対の鉄筋押さえ部7の鉄筋20を押圧している端辺部分は鉄筋軸方向への外力が作用しても、近くの凸部21に引っ掛かって楔部材6の移動が規制されるため、挟持固定は強固に維持される。またこのような効果は金具本体1側においても同様に生じ、切欠き部3の底部が鉄筋表面の凸部21に引っ掛かり、鉄筋軸方向への金具本体10のズレは困難となる。
【0030】
本実施形態の根止め金具においては、前記溶接用片部4にセパレータ30の一端部を溶接固定することによって金具本体10にセパレータ30を取り付けることができる。また、一対の主体部2に、予め雌ねじ穴5を形成しておくことによって、この雌ねじ穴5に螺合する雄ねじ加工が施されたセパレータ30をねじ込むことによって該主体部2にセパレータ30を取り付けることができる。これによって、セパレータ30の取り付け部位の選択範囲が広くなり、コンクリート型枠の組立や作業性においてより都合の良い方を用いることができる。
【0031】
また、溶接用片部4にセパレータ30を取り付ける場合は、直接セパレータ30を溶接固定する方法に限らず、図3に示すように、セパレータ30の雄ねじ加工部が螺合するナット部材31を溶接用片部4に溶接固定し、このナット部材31にセパレータ30をねじ込むことにより取り付けることができる。
【0032】
このように、溶接用片部4は、セパレータ4に限らず溶接可能なものであれば様々な部材を金具本体10に取り付けることができるため、本根止め金具は、セパレータはもちろん、その他、コンクリート型枠の組立において用いられる金属部品などの各種部品の取り付けに対応することができる。
【0033】
さらにこの溶接用片部4は、金具本体10の成型の際に鉄筋挟持部となる切欠き部3を形成するために切り取られる金属片を一部残すという簡単な工程によって設けることができるため、セパレータ等の金属部品の固定専用部としての新たな設計や製造工程をほとんど必要とせず容易に成型することができ、金具本体10の大型化や部品点数の増加を生じることなく簡便な構成であると共に低コストで製造できる。
【0034】
また、本根止め金具においては、金具本体10の基部1は、溶接用片部4が設けられている側に対して切欠き部3をはさんで反対側の基部表面領域1bを利用することもできる。即ち、この基部表面領域1bの上にも種々の金属部品を溶接固定できるので、図4に示すようにこの基部表面領域1bの表面上にナット部材31を溶接してセパレータ30を取り付けることができる。しかも、この領域では取り付け向きが溶接用片部4に当接する小さい領域を除いてほぼ全周方向に自由に選択できるため、金具本体10の主体部2に形成したねじ穴5や前記溶接片部4を利用した場合には鉄筋20と平行な向きでセパレータ30が取り付けられるのに対して、鉄筋20と直行する方向へのセパレータ30の取り付けも可能となり、セパレータ30の取り付け部位の選択肢が多いだけでなく取り付け向きも適宜選択できる。
【0035】
以上のように各種部品の取り付けに対応して使用できる本根止め金具は、金具自体を様々な状況で共通に使用できることからも、製品の量産に適しており、製造から保管管理、搬送、現場の使用に亘って、取り扱いが非常に簡便なものである。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明のコンクリート型枠用根止め金具によれば、鉄筋への装着が容易で簡便な構成でありながら、セパレータに限らず各種金属部材の取り付けに対応することができるという効果がある。
【0037】
また、少ない部品点数で部材取り付け金具として広く共通に利用できるため、量産に適しており、低コストで製品が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコンクリート型枠用根止め金具の全体構成を示す概略斜視図であり、(a)は鉄筋およびセパレータの取り付け前状態、(b)鉄筋及びセパレータの取り付け状態をそれぞれ示す概略構成図である。
【図2】図1の根止め金具による鉄筋の挟持固定状態を示す概略構成図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図3】本実施形態の根止め金具の鉄筋およびセパレータ取り付け用ナット部材の固定状態を示す概略斜視図である。
【図4】本実施形態の根止め金具における他のセパレータ取り付け状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1:金具本体の基部
1b:基部領域
2:主体部
3:切欠き部
4:溶接用片部
5:雌ねじ穴
6:楔部材
7:鉄筋押さえ部
10:金具本体
20:鉄筋
21:凸部
30:セパレータ
31:ナット部材
Claims (2)
- 基部において一体で且つ互いに平行に対面する一対の主体部を形成した略逆U字状の一体構造を有すると共に、前記一対の主体部が重なる方向の平面視で主体部の基部から主体部開放方向に向けて前記基部で連通する略U字状の切り欠き部が形成されている金具本体と、前記切欠き部の底部に固定対象の鉄筋を挿入載置した状態で、該鉄筋と前記基部の内面との間に金具本体の一端縁側から挿入、打ち込まれて前記鉄筋を金具本体に挟持固定する楔部材と、を備え、前記金具本体の基部には、他の金属部材の一部を溶接固定するための溶接用片部が設けられており、該溶接用片部は、前記金具本体の切り欠き部を形成するために切り取られる金属片を一部残して折り曲げにより形成されていることを特徴とするコンクリート型枠用根止め金具。
- 前記楔部材は、打ち込み用工具による衝撃を受けるべき尾端縁に対して金具本体の内面に接する一方の長手縁が直角を成すと共に鉄筋に接する他方の長手縁が鋭角を成していることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠用根止め金具。
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