JP3576291B2 - 顕微鏡ステージ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、観察標本が載置され一方向または二方向(X−Y)に移動される顕微鏡ステージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、標本が載置される顕微鏡ステージは、標本を所望する観察位置に移動するための駆動機構が設けられているが、かかる駆動機構としては、ラックとピニオンを組み合わせたものが用いられている。
【0003】
従って、このような駆動機構を採用した顕微鏡ステージは、ラックとピニオンの加工精度と組立て精度がステージの駆動精度に大きな影響を及ぼすことになる。例えば、ラックとピニオンの加工精度上で、ラックのうねりやピニオンの偏心があるような場合あるいは組立て精度上で十分な平行度を有さない場合などでは、ラックとピニオンの噛み合いが変化してしまい、かかる噛み合いがきつくなったり緩くなったりしてステージの移動がスムーズにいかなくなり作動ムラを生じることがある。
【0004】
一方、最近、顕微鏡は、半導体ウェハや液晶パネルなどの検査工程に用いられるようになっているが、これら検査すべき半導体ウェハや液晶パネルの最近の大型化に伴い、これらを載置する顕微鏡ステージも大型化が要求されている。
【0005】
そして、このようなステージを大型化するには、ラックを長尺化することが必要となるが、このような長尺ラックの下でステージの移動をスムーズにするには、長尺ラックを高精度に製作したり、ラックとピニオンの噛み合わせをラック全長に亘って一定となるように、ラックをステージの移動方向に対して厳密に平行に組立てることなどが必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、長尺のラックについて加工精度をさらに高めても、うねりなどの発生を皆無にするのはほとんど不可能なことであり、また、組立て精度上をさらに高めたとしてもラックをステージの移動方向に対して厳密に平行に組立てることは非常に困難なことでもある。
【0007】
さらに、ラックとピニオンによる駆動機構では、使用によって歯の磨耗を生じ、この磨耗粉が検査試料である半導体ウェハなどの上に落下することもあり、これが原因で製品不良を生じることもある。
【0008】
また、移動操作ハンドルの位置構成によっては、ラックがステージより突出することがあり、これが原因で作業者の手などにぶつかり、ラックの位置精度を狂わせてしまうこともあった。
【0009】
そこで、従来、特開平4−31814号公報、特開昭61−198206号公報に開示されるように、ラックとピニオンによる駆動機構に代えて、歯部を持たない直線レールと摩擦輪を用いたものも考えられている。
【0010】
ところが、このようにしたものでもレールのうねりや摩擦輪の偏心がある場合、あるいはレール取付け面の平坦度やステージの移動方向との平行度が十分に出ていないような場合は、上述したラックとピニオンによる機構と同様にレールと摩擦輪との係合強度がきつくなったり、緩くなったりしてステージに作動ムラを生じるとともに、レールや摩擦輪に磨耗を生じて摩擦輪がスリップしてステージをスムーズに移動できなくなるという問題がある。さらには、ステージの大型化に伴うレールの長尺化やレールの突出についても上述したラックとピニオンの駆動機構と同様な問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ステージ移動がスムーズで、安定した操作性を得られる顕微鏡ステージを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、少なくとも上下方向に重ねて配置される上ステージと下ステージを有するとともに、下ステージに対して上ステージを直線方向に移動可能にした顕微鏡ステージにおいて、前記上ステージまたは下ステージに、前記上ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のプーリと、前記一対のプーリの間に張設されるとともにこれらプーリの間を往復走行されるエンドレスの駆動力伝達部材と、
前記一対のプーリの一方に設けられ、前記駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、前記下ステージまたは上ステージに設けられ、前記プーリの間を走行される前記駆動力伝達部材の往路または復路のいずれか一方を固定または解除可能にしたクラッチ部材と、前記上ステージに設けられ、前記クラッチ部材を操作するクラッチレバー操作部とにより構成している。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載において、クラッチ部材は、プランジャガイドと、このプランジャガイドに沿って移動可能に設けられたプランジャと、このプランジャを前記駆動力伝達部材側に押圧する偏倚力を作用するバネ部材と、前記プランジャを前記バネの偏倚力に抗して前記駆動力伝達部材から開離する方向に操作する操作手段とを有している。
【0013】
請求項3記載の発明は、少なくとも上下方向に重ねて配置される上ステージと下ステージを有するとともに、前記下ステージに対して上ステージを直線方向に移動可能にした顕微鏡ステージにおいて、前記上ステージまたは下ステージに、前記上ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のプーリと、前記一対のプーリの間に張設されるとともにこれらプーリの間を往復走行されるエンドレスの駆動力伝達部材と、
前記一対のプーリの一方に設けられ、前記駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、前記一対のプーリが配置されていない下ステージまたは上ステージに設けられ、前記プーリの間を走行される前記駆動力伝達部材の往路または復路を選択的に固定可能にし、前記駆動力伝達部材の往路または復路と前記下ステージまたは上ステージとを連結する固定手段とにより構成している。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載において、前記駆動力伝達部材は、歯付きベルトであるとしている。
請求項5記載の発明は、上下方向に重ねて配置されるステージベースと中間ステージより構成され、前記ステージベースに対して前記中間ステージをY方向に直線移動可能にしたY方向ステージと、上下方向に重ねて配置される前記中間ステージとステージ本体より構成され、前記中間ステージに対して前記ステージ本体をX方向に直線移動可能にしたX方向ステージと、を備えた顕微鏡ステージにおいて、前記Y方向ステージの前記ステージベースに、前記中間ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のY方向プーリと、前記X方向ステージの前記中間ステージに、前記ステージ本体の移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のX方向プーリと、
前記一対のY方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のY方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのY方向駆動力伝達部材と、前記一対のX方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のX方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのX方向駆動力伝達部材と、前記中間ステージに設けられ、外側操作軸と内側操作軸を有し、前記一対のY方向プーリの一方と前記外側操作軸と一体に取り付けるとともに、前記一対のX方向プーリの一方と前記内側操作軸と一体に取り付け、前記Y方向駆動力伝達部材及び前記X方向駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、前記ステージベースに設けられ、前記一対のY方向プーリの間を走行される前記Y方向駆動力伝達部材の往路または復路のいずれか一方を固定または解除可能にしたY方向クラッチ部材と、前記ステージ本体に設けられ、前記一対のX方向プーリの間を走行される前記X方向駆動力伝達部材の往路または復路のいずれか一方を固定または解除可能にしたX方向クラッチ部材と、前記ステージ本体に設けられ、前記Y方向クラッチ部材及びX方向クラッチ部材による前記Y方向駆動力伝達部材及び前記X方向駆動力伝達部材の固定または解除を操作するクラッチレバー操作部とにより構成している。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載において、前記Y方向クラッチ部材は、プランジャガイドと、このプランジャガイドに沿って移動可能に設けられたプランジャと、このプランジャを前記Y方向駆動力伝達部材側に押圧する偏倚力を作用するバネ部材と、前記プランジャを前記バネの偏倚力に抗して前記Y方向駆動力伝達部材から開離する方向に操作する操作手段とを有することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項5に記載において、前記X方向クラッチ部材は、プランジャガイドと、このプランジャガイドに沿って移動可能に設けられたプランジャと、このプランジャを前記X方向駆動力伝達部材側に押圧する偏倚力を作用するバネ部材と、前記プランジャを前記バネの偏倚力に抗して前記X方向駆動力伝達部材から開離する方向に操作する操作手段とを有することを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1又は5記載記載において、前記クラッチレバー操作部は、前記操作ハンドル側に設けられていることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、上下方向に重ねて配置されるステージベースと中間ステージより構成され、前記ステージベースに対して前記中間ステージをY方向に直線移動可能にし たY方向ステージと、上下方向に重ねて配置される前記中間ステージとステージ本体より構成され、前記中間ステージに対して前記ステージ本体をX方向に直線移動可能にしたX方向ステージと、を備えた顕微鏡ステージにおいて、前記Y方向ステージの前記ステージベースに、前記中間ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のY方向プーリと、前記X方向ステージの前記中間ステージに、前記ステージ本体の移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のX方向プーリと、前記一対のY方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のY方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのY方向駆動力伝達部材と、前記一対のX方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のX方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのX方向駆動力伝達部材と、前記中間ステージに設けられ、外側操作軸と内側操作軸を有し、前記一対のY方向プーリの一方と前記外側操作軸と一体に取り付けられるとともに、前記一対のX方向プーリの一方と前記内側操作軸と一体に取り付け、前記Y方向駆動力伝達部材及び前記X方向駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、前記ステージベースに設けられ、前記一対のY方向プーリの間を走行される前記Y方向駆動力伝達部材の往路または復路に選択的に固定可能にし、前記Y方向駆動力伝達部材の往路または復路と前記ステージベースとを連結するY方向固定手段と、前記ステージ本体に設けられ、前記一対のX方向プーリの間を走行される前記X方向駆動力伝達部材の往路または復路に選択的に固定可能にし、前記X方向駆動力伝達部材の往路または復路と前記ステージ本体とを連結するX方向固定手段とにより構成している。
【0014】
この結果、請求項1または2記載の発明によれば、下ステージに対して移動可能にした上ステージは、一対のプーリに張設されたエンドレスの駆動力伝達部材の往復走行により直線駆動されて所定方向の移動が得られるので、標本位置合わせのための上ステージの移動がスムーズで、安定した操作性が得られ、また、必要に応じてクラッチ部材により駆動力伝達部材の固定を解除できるので、標本の粗い位置合わせ時の上ステージ本体の移動の際にも駆動力伝達部材などの運動抵抗を受けることがなくスムーズな移動が得られる。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、一対のプーリ間に張設されたエンドレスの駆動力伝達部材の往路または復路の一方を選択的に固定できるので、上ステージ本体の移動方向を必要に応じて逆転させることができ、検鏡者の要求に応じて上ステージ本体の移動方向を自由に選択することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、プーリとの間の滑りをなくすことができるので、さらに確実な動作を得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1および図2は、本発明が適用される顕微鏡ステージの概略構成を示している。なお、図1は一部断面となっている。
【0018】
図において、1は図示しない顕微鏡本体に固定されるステージベースで、このステージベース1は、その中央部に円形の透孔101を形成している。また、このステージベース1の相対向する2つの側面にガイド溝1a、1aを形成している。
【0019】このステージベース1上には、中間ステージ2を設けている。この中間ステージ2は、その中央部に矩形状の透孔201を形成するとともに、ステージベース1のガイド溝1a、1aを有する側面に対応して配置されたガイド3、3を一体に設けて、これらガイド3、3によりステージベース1のガイド溝1a、1aに沿ってY軸方向の直線移動を可能にしている。
【0020】
この場合、ガイド3、3は、ステージベース1のガイド溝1a、1aに対応したガイド溝3a、3aを有している。そして、これらガイド溝1aと3aの間にローラ(またはボール)6を介在させることで、ガイド溝1a、1aに沿ったガイド3、3の動きをスムーズにしている。
【0021】また、中間ステージ2は、ガイド3、3を有していない相対向する2つの側面にガイド溝2a、2aを形成している。中間ステージ2上には、標本が載置されるステージ本体4を設けている。このステージ本体4は、中央部に矩形状の透孔401を形成するとともに、前記中間ステージ2のガイド溝2a、2aを有する側面に対応して配置されたガイド5、5を一体に設けて、これらガイド5、5により中間ステージ2のガイド溝2a、2aに沿ってX軸方向の直線移動を可能にしている。
【0022】
この場合もガイド5、5は、中間ステージ2のガイド溝2a、2aに対応したガイド溝5a、5aを有している。そして、これらガイド溝2aと5aの間にローラ(またはボール)6を介在させることで、ガイド溝2a、2aに沿ったガイド5、5の動きをスムーズにしている。
【0023】
中間ステージ2の一方のガイド3を取付けた側縁には、この一方のガイド3に沿って、つまり、中間ステージ2の移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて一対のプーリ9a、9bを配置し、これらプーリ9a、9bの間に、エンドレスの平ベルト8を張設し、これらプーリ9a、9bの間を往復走行するようにしている。
【0024】
そして、これらプーリ9a、9bのうち、プーリ9aには、操作ハンドル7を設けている。この操作ハンドル7は、つまみ部701を設けた外側操作軸702と、この外側操作軸702の軸に沿って挿通された内側操作軸703を有していて、このうちの外側操作軸702先端にプーリ9aを一体に取付け、つまみ部701により外側操作軸702を回転させることで、プーリ9aによりベルト8のみを駆動できるようにしている。
【0025】
また、中間ステージ2のステージ本体4に取付けたガイド5に対応する側縁には、このガイド5に沿った溝部202を形成し、この溝部202内の両端部、つまり、ステージ本体4の移動方向と平行な方向に所定間隔をおいて一対のプーリ10a、10bを配置し、これらプーリ10a、10bの間に、エンドレスの平ベルト11を張設し、これらプーリ10a、10bの間を往復走行するようにしている。
【0026】
そして、これらプーリ10a、10bのうち、プーリ10aには、操作ハンドル7の内側操作軸703先端を一体に取付け、操作ハンドル7の内側操作軸703を回転させることで、プーリ10aによりベルト11のみを駆動できるようになっている。
【0027】
一方、ステージベース1とベルト8の間には、クラッチ部12を設けている。このクラッチ部12は、ステージベース1側に設けられ、後述するクラッチレバー操作部14での操作によりベルト8の往路または復路を固定または解除できるようにしたもので、具体的には、図3に示すように構成している。
【0028】
この場合、クラッチ部12は、ステージベース1に固定されたプレート121の先端部を垂直方向に折曲げ、この折曲げ部121aに対向させてベルト8を位置させている。また、プレート121上には、筒状のプランジャガイド122を設けている。そして、このプランジャガイド122の中空部には、バネ123を介してプランジャ124を移動自在に挿通していて、常時、バネ123の偏倚力によりプランジャ124先端でベルト8をプレート121の折曲げ部121a面に押付け、ベルト8の動きを固定するようにしている。また、プランジャガイド122には、後述するクラッチレバー操作部14より導出されるアウターワイヤ125を接続していて、このアウターワイヤ125中のインナーワイヤ126をプランジャガイド122内部のプランジャ124に接続し、インナーワイヤ126の図示左方向の引っ張り力によりプランジャ124をバネ123の偏倚力に抗した方向に移動できるようにしている。
【0029】
一方、中間ステージ2とステージ本体4の間にもクラッチ部13を設けている。このクラッチ部13は、ステージ本体4側に設けられ、後述するクラッチレバー操作部14での操作によりベルト11の往路または復路を固定または解除できるようにしたもので、具体的には、図4に示すように構成している。
【0030】
この場合、ステージ本体4は、中間ステージ2の溝部202に対応して溝部402を形成していて、この溝部402内にクラッチ部13を設けている。このクラッチ部13は、溝部402の底面にL形状の当て部材131を設け、この当て部材131に対向させてベルト11を位置させている。溝部402の底面には、筒状のプランジャガイド132を設けている。そして、このプランジャガイド132の中空部には、バネ133を介してプランジャ134を移動自在に挿通していて、常時、バネ133の偏倚力によりプランジャ134先端でベルト11を当て部材131の131a面に押付け、ベルト11の動きを固定するようにしている。また、プランジャガイド132には、後述するクラッチレバー操作部14より導出されるアウターワイヤ135を接続していて、このアウターワイヤ135中のインナーワイヤ136をプランジャガイド132内部のプランジャ134に接続し、インナーワイヤ136の図示左方向の引っ張り力によりプランジャ134をバネ133の偏倚力に抗した方向に移動できるようにしている。
【0031】
そして、ステージ本体4には、クラッチレバー操作部14を設けている。このクラッチレバー操作部14は、図5に示すようにステージ本体4にグリップ141を固定し、このグリップ141内部に支持部材142によりクラッチレバー143を回動自在に支持している。クラッチレバー143の上端には、上述したアウターワイヤ125中のインナーワイヤ126とアウターワイヤ135中のインナーワイヤ136を接続していて、クラッチレバー143の回動操作によりインナーワイヤ126と136に引っ張り力を作用させるようにしている。この場合、クラッチレバー143の支持部材142による支持点は、インナーワイヤ126、136との接続点側に大きく偏っていて、グリップ141を握って僅かな握力だけで、クラッチレバー143を図示実線位置から図示破線位置まで回動操作でき、インナーワイヤ126、136にそれぞれ所定の引っ張り力を与えることができるようになっている。
【0032】
次に、このように構成した実施の形態の動作を説明する。
まず、クラッチレバー操作部14のクラッチレバー143を回動操作していない場合には、クラッチレバー143は、図示実線位置にあって、インナーワイヤ126と136にそれぞれ引っ張り力が作用されていない。
【0033】
この状態では、クラッチ部12は、バネ123の偏倚力によりプランジャ124先端でベルト8をプレート121の折曲げ部121a面に押付け、このベルト8の動きを固定している。また、クラッチ部13についてもバネ133の偏倚力によりプランジャ134先端でベルト11を当て部材131の131a面に押付け、ベルト11の動きを固定している。
【0034】
そして、この状態から操作ハンドル7のつまみ部701により外側操作軸702を回転すると、プーリ9aを介してエンドレスベルト8が駆動されるので、中間ステージ2は、Y軸方向に移動され、この移動と伴にステージ本体4もY軸方向に移動される。また、ハンドル7の内側操作軸703を回転すると、今度は、プーリ10aを介してベルト11が駆動されるようになり、ステージ本体4がX軸方向に移動される。
【0035】
これにより、操作ハンドル7において、外側操作軸702および内側操作軸703を選択的に回転操作することで、ステージ本体4をY軸方向およびX軸方向に移動することができ、ステージ本体4上の図示しない標本を所望する位置に移動することができる。
【0036】
次に、クラッチレバー操作部14のグリップ141を握って、クラッチレバー143を図5に示す破線位置まで回動操作すると、インナーワイヤ126、136にそれぞれ所定の引っ張り力を与えるようになり、これらインナーワイヤ126、136の引っ張り力により、図3に示すクラッチ部12では、インナーワイヤ126の図示左方向の引っ張り力によりプランジャ124がバネ123の偏倚力に抗した方向に図示破線位置まで移動されてベルト8の固定が解除され、同時に、図4に示すクラッチ部13でも、インナーワイヤ136の図示左方向の引っ張り力によりプランジャ134がバネ133の偏倚力に抗した方向に図示破線位置まで移動されてベルト11の固定が解除される。
【0037】
これにより、ステージベース1とベルト8の連結およびステージ本体4とベルト11の連結が解除されるので、直接中間ステージ2をY軸方向、ステージ本体4をX軸方向にそれぞれ移動させることにより、ステージ本体4上の図示しない標本の粗い位置合わせを操作ハンドル7やベルト8、11の運動抵抗を受けることなくスムーズに行うことができる。
【0038】
その後、クラッチレバー操作部14のグリップ141の握りを離して、クラッチレバー143を図5に示す実線位置まで戻し、インナーワイヤ126、136での所定の引っ張り力を解除すれば、再びクラッチ部12、13によりステージベース1とベルト8およびステージ本体4とベルト11のそれぞれの連結が復活し、操作ハンドル7によるステージ本体4の移動が可能になる。
【0039】
従って、このようにすれば、ステージベース1上の中間ステージ2およびステージ本体4は、プーリ9a、9bおよび10a、10b間にそれぞれ張設されたベルト8、11の往復走行により直線駆動され、ステージ本体4にX軸およびY軸方向の移動を得られるようにしているので、従来のステージ駆動部としてラックとピニオンやレールと摩擦輪を組み合わせたものと比べ、ラックやレールの飛び出しがなくなり、さらにラックやレールのような加工精度も要求されないことから製作が簡単で、さらに組み立て調整も必要ないことから、組み立ても簡単にできる。また、ラックとピニオンのような特有なきしみもなく、レールと摩擦輪の特有なスリップもないので、標本の位置合わせのためのステージ移動がスムーズで、安定した操作性が得られる。さらにまた、ステージの大型化にもプーリ9a、9bおよび10a、10bの間隔を大きくとるだけで簡単に対応することができる。
【0040】
また、クラッチレバー14での操作のみにより、ベルト8、11の固定を解除できるので、標本の粗い位置合わせの際に操作ハンドル7によらずに直接ステージ本体4を移動させる場合にベルト8、11などの運動抵抗を受けることなくスムーズに行うこともできる。
【0041】なお、上述した実施例では、平ベルト8(11)とプーリ9a、9b(11a、11b)の組み合わせのものについて述べたが、V字状ベルトとプーリ、歯付きベルトとプーリなどの組み合わせのものを用いてもよい。この場合、特に、歯付きベルトを用いれば、プーリとの間の滑りをなくすことができるので、さらに確実な動作を得られる。また、これらベルトに代えてワイヤーを用いることもできる。また、上述では、ステージベース1上に中間ステージ2およびステージ本体4を設け、ステージ本体4にX軸およびY軸方向の直線移動を可能にしたが、中間ステージ2を省略してステージ本体4に一方向の直線移動を可能にしたものにも適用できる。
(第2の実施の形態)図6および図7は、第2の実施の形態の概略構成を示すもので、上述した図1および図2と同一部分には、同符号を付している。
【0042】
この場合、ステージベース1にベルト固定部21を設けている。このベルト固定部21は、図8に示すようにプレート211の先端部に肉厚の固定部本体212を形成し、この固定部本体212にネジ孔213を設けている。
【0043】
そして、このようなベルト固定部21は、プレート211をステージベース1に固定するとともに、肉厚の固定部本体212をプーリ9a、9b間を平行に走行されるベルト8、8間に介在させ、固定部本体212の外側からベルト8を介してネジ22を捩じ込むことにより、固定部本体212の外側を走行する例えば往路側のベルト8を固定部本体212に固定可能にしている。また、このベルト固定部21は、図9に示すように固定部本体212の内側からベルト8を介してネジ22を捩じ込むことで、固定部本体212の内側を走行する復路側のベルト8を固定部本体212に固定できるようにもしている。
【0044】
一方、ステージ本体4にもベルト固定部23を設けている。このベルト固定部23も、上述した図8および図9に示したベルト固定部21と同様に構成していて、プーリ10a、10b間を平行に走行されるベルト11、11の往路または復路を選択的に固定できるようになっている。
【0045】
しかして、この状態から操作ハンドル7のつまみ部701により外側操作軸702を回転すると、プーリ9aを介してベルト8が駆動されるので、中間ステージ2は、Y軸方向に移動され、この移動と伴にステージ本体4もY軸方向に移動される。また、ハンドル7の内側操作軸703を回転すると、今度は、プーリ10aを介してエンドレスベルト11が直線的に駆動されるようになり、ステージ本体4がX軸方向に移動される。
【0046】
これにより、操作ハンドル7において、外側操作軸702および内側操作軸703を選択的に回転操作することで、ステージ本体4をY軸方向およびX軸方向にそれぞれ移動することができ、ステージ本体4上の図示しない標本を所望する位置に移動することができる。
【0047】
この場合、各ベルト固定部21、23において、固定部本体212、232に対するベルト8、11の固定位置を図8または図9に示すように適宜切り替えることにより、操作ハンドル7の操作方向に対するステージ本体4のY軸およびX軸の移動方向を反対にすることができる。つまり、検鏡者の要求に応じて操作ハンドル7の操作方向に対するステージ本体4のY軸およびX軸の移動方向を自由に選択できるので、例えば、倒立像を得る鏡筒から正立像を得る鏡筒に切り替わったような場合、これとともにステージ本体4のY軸およびX軸の移動方向を切り替えることで、ステージ操作により違和感のない検鏡をスムーズに行うことができる。
【0048】
図10は、上述したベルト固定部の他の例を示すもので、この場合、ベルト固定部31は、プレート311の先端部に肉厚の固定部本体312を形成し、この固定部本体312頭部にクラッチ部材313をネジ32により固定可能にしている。このクラッチ部材313は、両端部を同方向に折り曲げて押さえ部313a、313bを形成するとともに、中間部にネジ32が挿通される長孔313cを軸方向に沿って形成していて、長孔313cに対するネジ32の固定位置によって固定部本体312と押さえ部313a、313bの間隔を調整できるようにしている。
【0049】
そして、このようなベルト固定部31は、プレート311をステージベース1(またはステージ本体4)に固定するとともに、固定部本体312をプーリ9a、9b(10a、10b)間で平行に走行されるベルト8、8(11、11)間に介在させ、この状態で、長孔313cに対するネジ32の固定位置を決定することで、押さえ部313a(または313b)と固定部本体312の間に走行されるベルト8(11)の往路または復路を固定可能にしている。
【0050】
従って、このようにしても、クラッチ部材313の長孔313cに対するネジ32の固定位置により、ベルト8、8(11、11)の往路または復路の一方を選択的に固定できるので、操作ハンドル7の操作方向に対するステージ本体のY軸およびX軸の移動方向を必要に応じて逆転することができ、これにより上述したと同様な効果を期待できる。
【0051】
なお、実施の形態の中では、プーリを回転させるステージの操作ハンドル7を手動で回転させる構成のものを示したが、プーリをモータにより電気的に駆動する構成に対しても本発明を適用できる。
【0052】
また、クラッチ部12、13でベルトの固定を解除するためにワイヤを用いて操作する例を示したが、このクラッチ部に周知の直動タイプの電磁ソレノイドを組込み、この電磁ソレノイドの駆動スイッチをクラッチレバー操作部14に取り付けて電磁ソレノイドがオンの時にベルトの固定が解除するように構成することもできる。
【0053】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、下ステージに対して移動可能にした上ステージは、一対のプーリに張設されたエンドレスの駆動力伝達部材の往復走行により直線駆動されて所定方向の移動が得られるようになるので、標本位置合わせのための上ステージの移動がスムーズで、安定した操作性が得られ、また、必要に応じてクラッチ部材により駆動力伝達部材の固定を解除できるので、標本の粗い位置合わせ時の上ステージ本体の移動の際にも駆動力伝達部材などの運動抵抗を受けることがなくスムーズな移動が得られる。
【0054】
また、ラックやレールが不要になるので、加工、組み立てが簡単になり、ステージの移動に伴うラック、レールのの飛び出しも防止することができる。
さらに一対のプーリ間に張設されたエンドレスの駆動力伝達部材の往路または復路の一方を選択的に固定できるので、上ステージ本体の移動方向を必要に応じて逆転させることができ、検鏡者の要求に応じて上ステージ本体の移動方向を自由に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態に用いられるクラッチ部の概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態に用いられるクラッチ部の概略構成を示す図。
【図5】第1の実施の形態に用いられるクラッチレバー操作部の概略構成を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図。
【図7】第2の実施の形態の概略構成を示す図。
【図8】第2の実施の形態に用いられるベルト固定部の概略構成を示す図。
【図9】第2の実施の形態に用いられるベルト固定部の概略構成を示す図。
【図10】第2の実施の形態に用いられるベルト固定部の他の例の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…ステージベース、1a…ガイド溝、101…透孔、2…中間ステージ、2a…ガイド溝、201…透孔、202…溝部、3…ガイド、3a…ガイド溝、4…ステージ本体、401…透孔、5…カイド、5a…ガイド溝、6…ローラ、7…操作ハンドル、701…つまみ部、702…外側操作軸、703…内側操作軸、8…ベルト、9a、9b…プーリ、10a、10b…プーリ、11…ベルト、12…クラッチ部、121…プレート、121a…折曲げ部、122…プランジャガイド、123…バネ、124…プランジャ、125…アウターワイヤ、126…インナーワイヤ、13…クラッチ部、131…当て部材、132…プランジャガイド、133…バネ、134…プランジャ、135…アウターワイヤ、136…インナーワイヤ、14…クラッチレバー操作部、141…グリップ、142…支持ぶざい、143…クラッチレバー、21…ベルト固定部、211…プレート、212…固定部本体、213…ネジ孔、22…ネジ、23…ベルト固定部、31…ベルト固定部、311…プレート、312…固定部本体、313…クラッチ部材、313a、313b…押さえ部、313c…長孔、32…ネジ。

Claims (9)

  1. 少なくとも上下方向に重ねて配置される上ステージと下ステージを有するとともに、下ステージに対して上ステージを直線方向に移動可能にした顕微鏡ステージにおいて、
    前記上ステージまたは下ステージに、前記上ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のプーリと、
    前記一対のプーリの間に張設されるとともにこれらプーリの間を往復走行されるエンドレスの駆動力伝達部材と、
    前記一対のプーリの一方に設けられ、前記駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、
    前記下ステージまたは上ステージに設けられ、前記プーリの間を走行される前記駆動力伝達部材の往路または復路のいずれか一方を固定または解除可能にしたクラッチ部材と、
    前記上ステージに設けられ、前記クラッチ部材を操作するクラッチレバー操作部と
    を具備したことを特徴とする顕微鏡ステージ。
  2. 前記クラッチ部材は、
    プランジャガイドと、このプランジャガイドに沿って移動可能に設けられたプランジャと、このプランジャを前記駆動力伝達部材側に押圧する偏倚力を作用するバネ部材と、前記プランジャを前記バネの偏倚力に抗して前記駆動力伝達部材から開離する方向に操作する操作手段とを有することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡ステージ。
  3. 少なくとも上下方向に重ねて配置される上ステージと下ステージを有するとともに、前記下ステージに対して上ステージを直線方向に移動可能にした顕微鏡ステージにおいて、
    前記上ステージまたは下ステージに、前記上ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のプーリと、
    前記一対のプーリの間に張設されるとともにこれらプーリの間を往復走行されるエンドレスの駆動力伝達部材と、
    前記一対のプーリの一方に設けられ、前記駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、
    前記一対のプーリが配置されていない下ステージまたは上ステージに設けられ、前記プーリの間を走行される前記駆動力伝達部材の往路または復路を選択的に固定可能にし、前記駆動力伝達部材の往路または復路と前記下ステージまたは上ステージとを連結する固定手段と
    を具備したことを特徴とする顕微鏡ステージ。
  4. 前記駆動力伝達部材は、歯付きベルトであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の顕微鏡ステージ。
  5. 上下方向に重ねて配置されるステージベースと中間ステージより構成され、前記ステージベースに対して前記中間ステージをY方向に直線移動可能にしたY方向ステージと、
    上下方向に重ねて配置される前記中間ステージとステージ本体より構成され、前記中間ステージに対して前記ステージ本体をX方向に直線移動可能にしたX方向ステージと、
    を備えた顕微鏡ステージにおいて、
    前記Y方向ステージの前記ステージベースに、前記中間ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のY方向プーリと、
    前記X方向ステージの前記中間ステージに、前記ステージ本体の移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のX方向プーリと、
    前記一対のY方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のY方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのY方向駆動力伝達部材と、
    前記一対のX方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のX方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのX方向駆動力伝達部材と、
    前記中間ステージに設けられ、外側操作軸と内側操作軸を有し、前記一対のY方向プー リの一方と前記外側操作軸と一体に取り付けるとともに、前記一対のX方向プーリの一方と前記内側操作軸と一体に取り付け、前記Y方向駆動力伝達部材及び前記X方向駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、
    前記ステージベースに設けられ、前記一対のY方向プーリの間を走行される前記Y方向駆動力伝達部材の往路または復路のいずれか一方を固定または解除可能にしたY方向クラッチ部材と、
    前記ステージ本体に設けられ、前記一対のX方向プーリの間を走行される前記X方向駆動力伝達部材の往路または復路のいずれか一方を固定または解除可能にしたX方向クラッチ部材と、
    前記ステージ本体に設けられ、前記Y方向クラッチ部材及びX方向クラッチ部材による前記Y方向駆動力伝達部材及び前記X方向駆動力伝達部材の固定または解除を操作するクラッチレバー操作部と
    を具備したことを特徴とする顕微鏡ステージ。
  6. 前記Y方向クラッチ部材は、
    プランジャガイドと、
    このプランジャガイドに沿って移動可能に設けられたプランジャと、
    このプランジャを前記Y方向駆動力伝達部材側に押圧する偏倚力を作用するバネ部材と、
    前記プランジャを前記バネの偏倚力に抗して前記Y方向駆動力伝達部材から開離する方向に操作する操作手段とを有することを特徴とする請求項5記載の顕微鏡ステージ。
  7. 前記X方向クラッチ部材は、
    プランジャガイドと、
    このプランジャガイドに沿って移動可能に設けられたプランジャと、
    このプランジャを前記X方向駆動力伝達部材側に押圧する偏倚力を作用するバネ部材と、
    前記プランジャを前記バネの偏倚力に抗して前記X方向駆動力伝達部材から開離する方向に操作する操作手段とを有することを特徴とする請求項5記載の顕微鏡ステージ。
  8. 前記クラッチレバー操作部は、前記操作ハンドル側に設けられていることを特徴とする請求項1又は5記載の顕微鏡ステージ。
  9. 上下方向に重ねて配置されるステージベースと中間ステージより構成され、前記ステージベースに対して前記中間ステージをY方向に直線移動可能にしたY方向ステージと、
    上下方向に重ねて配置される前記中間ステージとステージ本体より構成され、前記中間ステージに対して前記ステージ本体をX方向に直線移動可能にしたX方向ステージと、
    を備えた顕微鏡ステージにおいて、
    前記Y方向ステージの前記ステージベースに、前記中間ステージの移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のY方向プーリと、
    前記X方向ステージの前記中間ステージに、前記ステージ本体の移動方向と平行な方向に沿って所定間隔をおいて配置される一対のX方向プーリと、
    前記一対のY方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のY方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのY方向駆動力伝達部材と、
    前記一対のX方向プーリの間に張設されるとともにこれら一対のX方向プーリの間を往復走行されるエンドレスのX方向駆動力伝達部材と、
    前記中間ステージに設けられ、外側操作軸と内側操作軸を有し、前記一対のY方向プーリの一方と前記外側操作軸と一体に取り付けられるとともに、前記一対のX方向プーリの一方と前記内側操作軸と一体に取り付け、前記Y方向駆動力伝達部材及び前記X方向駆動力伝達部材の駆動操作を行なう操作ハンドルと、
    前記ステージベースに設けられ、前記一対のY方向プーリの間を走行される前記Y方向駆動力伝達部材の往路または復路に選択的に固定可能にし、前記Y方向駆動力伝達部材の往路または復路と前記ステージベースとを連結するY方向固定手段と、
    前記ステージ本体に設けられ、前記一対のX方向プーリの間を走行される前記X方向駆動力伝達部材の往路または復路に選択的に固定可能にし、前記X方向駆動力伝達部材の往路または復路と前記ステージ本体とを連結するX方向固定手段と、
    を具備したことを特徴とする顕微鏡ステージ。
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