JP4073338B2 - 車両の洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の洗浄設備等に適用され、門型形状部の内側に配置された車両の上部及び側部を洗浄する門型洗浄装置と該車両の下方部位に配置されて車両の下部を洗浄する下部洗浄装置とを備えた車両の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の洗浄設備としては、車両の上部及び側部を洗浄する洗浄装置として、門型形状部の内側に配置された車両の長手方向に往復移動することにより該車両を洗浄する門型洗浄装置が用いられており、該門型洗浄装置の改良技術として、特許文献1(特開2000−85547公報)、特許文献2(特開2000−351357公報)等のような、多数の発明、考案が提供されている。
【0003】
一方、例えば特許文献3(特公平4−70176号公報)にて提供されているような、車両の下方部位に配置されて車両の下部を洗浄する下部洗浄装置を、前記門型洗浄装置と併設する自動車の洗浄設備も、例えば特許文献4(特開平5−112213号公報)にて提供されている。
前記特許文献4のような、門型洗浄装置と下部洗浄装置とを併設してなる車両の洗浄設備においては、下部洗浄装置から噴出される洗浄液を門型洗浄装置の内面で受けて該洗浄液を外部に飛散させないようにするため、門型洗浄装置と下部洗浄装置とを電子制御によって同期させて往復移動させて車両の洗浄を行っている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−85547公報
【特許文献2】
特開2000−351357公報
【特許文献3】
特公平4−70176号公報
【特許文献4】
特開平5−112213号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然るに特許文献4のような、門型洗浄装置と下部洗浄装置とを併設してなる車両の洗浄設備においては、通常、前記のように、門型洗浄装置と下部洗浄装置とを電子制御によって同期させて往復移動させることにより下部洗浄装置からの噴出洗浄液の外部への飛散を回避している。
このため、かかる従来技術にあっては、門型洗浄装置と下部洗浄装置とを同期移動制御するための電子制御装置を装備することを要するため、装置の構造が複雑かつ高コストとなり、さらには電子制御装置は振動や大きな温度変化があった場合には故障が発生し易い傾向にあるため、装置の耐久性に課題がある。
等の問題点を有している。
【0006】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、構造が簡単で低コストかつ故障が少なく耐久性の大なる装置で以って、門型洗浄装置と下部洗浄装置とを容易に併用あるいは該門型洗浄装置及び下部洗浄装置を単独で稼働可能とした車両の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる目的を達成するもので、その第1発明は、門型形状部の内側に配置された車両の長手方向に往復移動することにより該車両の上部及び側部を洗浄する門型洗浄装置と、該車両の下方部位に配置されて該車両の下部を洗浄する下部洗浄装置とを備えた車両の洗浄装置において、前記門型洗浄装置に駆動用連結具を介して着脱自在に連結され該門型洗浄装置の往復移動に連動して往復動する駆動索と、該駆動索に連結具を介して連結されるとともに前記下部洗浄装置に滑車を介して連結され、前記門型洗浄装置の往復移動に連動して前記下部洗浄装置を往復移動せしめる走行索とを備えてなることを特徴とする。
【0008】
かかる第1発明において好ましくは、前記走行索は、地面等の基礎面に固定された支軸廻りに回転する定滑車と前記下部洗浄装置に固定された支軸廻りに回転する動滑車との間に巻回されてなり、前記門型洗浄装置及び駆動索の往復移動を該走行索、前記定滑車、及び前記動滑車を介して前記下部洗浄装置に伝達せしめ、該下部洗浄装置を前記門型洗浄装置の往復移動に連動するように構成されてなる。
【0009】
また第1発明において好ましくは、前記走行索に前記動滑車を挿んで2個の係止具を固定するとともに前記下部洗浄装置にストッパー部を設け、前記門型洗浄装置の移動初期から該門型洗浄装置とともに前記走行索が一定量移動した後前記係止具がストッパー部に当接可能にされ、さらに前記係止具とストッパー部との当接前には前記下部洗浄装置が門型洗浄装置の1/2の速度で移動し、前記係止具とストッパー部との当接後は前記下部洗浄装置と門型洗浄装置とが一体的に移動するように構成されてなる。
【0010】
かかる発明によれば、門型洗浄装置が車両の長手方向に往復移動すると、この往復移動は該門型洗浄装置に駆動用連結具を介して着脱自在に連結された駆動索及び該駆動索に連結具を介して連結された走行索に伝達され、該走行索が基礎面に固定された支軸廻りに回転する定滑車に案内されて前記門型洗浄装置と同期して移動する。
そして、該走行索の往復移動は、該車両の下方部位に配置された下部洗浄装置に取り付けられた動滑車を介して該下部洗浄装置に伝達され、該下部洗浄装置が前記門型洗浄装置に連動して往復移動する。
【0011】
また、前記門型洗浄装置の移動初期から走行索の係止具が下部洗浄装置のストッパー部に当接するまでは下部洗浄装置が門型洗浄装置の1/2の速度で緩やかに移動し、該係止具とストッパー部との当接後は下部洗浄装置を門型洗浄装置と同一速度で一体的に移動させるので、下部洗浄装置による車両の下部の洗浄時に、該下部洗浄装置から飛散する洗浄液を門型洗浄装置の内面で受けることにより該洗浄液の外部への飛散を確実に回避できる。
【0012】
従ってかかる発明によれば、前記駆動用連結具を連結状態にすれば、前記門型洗浄装置の往復移動に連動して下部洗浄装置を移動させることができるので、下部洗浄装置による車両の下部の洗浄を行うにあたっては、該下部洗浄装置から飛散する洗浄液を前記門型洗浄装置の内面で受けることにより該洗浄液の外部への飛散を回避できる。
また、前記駆動用連結具の連結状態で、前記門型洗浄装置による車両の上部及び側部の洗浄と下部洗浄装置による車両の下部の洗浄とを、前記のような洗浄液の外部への飛散を回避しつつ相互に連動して行うことができる。
一方、前記駆動用連結具の連結状態を解除すれば、前記門型洗浄装置による車両の上部及び側部の洗浄のみを行うことができる。
【0013】
以上のように、かかる発明によれば、門型洗浄装置に駆動用連結具を介して駆動索を着脱自在に連結し、該駆動索に連結具を介して走行索を連結し、該走行索に滑車を介して下部洗浄装置を連結するという、構造が簡単で低コストかつ故障が発生し難く耐久性の大なる機械的装置で門型洗浄装置と下部洗浄装置を連動可能とした車両の洗浄装置を得ることができる。
【0014】
また、かかる発明によれば、門型洗浄装置と駆動索走行索及び下部洗浄装置に連結される駆動索との間に介装された駆動用連結具を着脱するのみで、門型洗浄装置による車両の上部及び側部の洗浄、下部洗浄装置による車両の下部の洗浄、並びに前記門型洗浄装置による洗浄及び下部洗浄装置による洗浄の併行を、容易にかつ自在に選択施行でき、さらには下部洗浄装置からの飛散洗浄液を門型洗浄装置の内面で受けることにより、該洗浄液の外部への飛散を回避して、下部洗浄装置による洗浄を行うことができる。
【0015】
また、第2発明は、門型形状部の内側に配置された車両の長手方向に往復移動することにより該車両の上部及び側部を洗浄する門型洗浄装置と、該車両の下方部位に配置されて該車両の下部を洗浄する下部洗浄装置とを備えた車両の洗浄装置において、前記門型洗浄装置に駆動用連結具を介して着脱自在に連結され該門型洗浄装置の往復移動に連動して往復動する駆動索と、該駆動索に連結具を介して連結されるとともに地面等の基礎面に固定された支軸廻りに回転する定滑車と前記下部洗浄装置に固定された支軸廻りに回転する動滑車との間に巻回された走行索と、前記車両を前記門型洗浄装置及び前記下部洗浄装置とは逆方向に往復移動せしめる車両移動装置とを備えてなり、前記門型洗浄装置及び駆動索の往復移動を該走行索、前記定滑車、及び前記動滑車を介して前記下部洗浄装置に伝達せしめ、該下部洗浄装置を前記門型洗浄装置の往復移動に連動せしめるとともに前記車両移動装置により前記車両を前記門型洗浄装置及び前記下部洗浄装置と逆方向に往復移動せしめるように構成されてなることを特徴とする。
【0016】
かかる第2発明において好ましくは、前記下部洗浄装置は前記門型洗浄装置の1/2の速度で移動せしめられ、前記車両移動装置は車両を前記門型洗浄装置及び下部洗浄装置と逆方向にあるいは正、逆両方向に移動せしめるように構成してなる。
【0017】
かかる第2発明によれば、門型洗浄装置の車両の長手方向往復移動を該門型洗浄装置に駆動用連結具を介して着脱自在に連結された駆動索及び該駆動索に連結具を介して連結された走行索に伝達し、該走行索の往復移動を動滑車を介して該下部洗浄装置に伝達して、該下部洗浄装置が前記門型洗浄装置に連動して往復移動すると同時に、車両移動装置により車両を門型洗浄装置及び前記下部洗浄装置と逆方向に往復移動せしめるので、門型洗浄装置及び下部洗浄装置の移動量が従来技術より短い移動量で以って、該門型洗浄装置及び下部洗浄装置による完全洗浄を行うことができ、洗浄装置の長さが短縮可能となり、洗浄装置の小型コンパクト化が実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0019】
図1は本発明の第1実施例に係る車両(自動車)の洗浄装置における門型洗浄装置及び下部洗浄装置の移動機構を示す平面構成図、図2は図1のZ部拡大断面図である。図3は第2実施例を示す図1対応図である。図4は本発明が適用される車両の洗浄装置の概略構造を示し、(A)は側面図、(B)は(A)におけるY矢視図である。
【0020】
本発明が適用される車両(自動車)の洗浄装置を示す図4において、1は門型洗浄装置で、門型形状部の内側に配置された車両100の長手方向に矢印U方向に往復移動することにより該車両100の上部及び側部を洗浄する。2は前記車両100の下方部位に配置された下部洗浄装置で、該車両100の下部つまりシャーシ下面を洗浄する。
前記門型洗浄装置1及び下部洗浄装置2は、車両100の長手方向(図の方向)に敷設されたレール21及び20上を往復移動しながら、それぞれ車両100の上部、側部及び下部を洗浄するようになっている。
【0021】
本発明は、図4に示される車両(自動車)の洗浄装置における門型洗浄装置1及び下部洗浄装置2の移動機構の改良に関するものである。
第1実施例を示す図1〜2において、1は門型洗浄装置、2は下部洗浄装置、21は前記門型洗浄装置1の走行用のレール、20は前記下部洗浄装置2の走行用のレールであり、これらの構成は図4と同様である。
7は基礎面010(地面)に固定された支軸7a廻りに回転する定滑車で、前記門型洗浄装置1及び下部洗浄装置2の往復移動範囲の、前方に2個、後方に2個(各2個以上であればよい)設置されている。9,9は前記下部洗浄装置2の前後方向両端部近傍に取り付けられた支軸9a廻りに回転する動滑車、8,8は該動滑車9,9に対応して対をなして設けられ基礎面010(地面)に固定された支軸8a廻りに回転する定滑車である。
【0022】
4は前記4個の定滑車7に巻回された走行ワイヤ(ワイヤに限らず、ロープ、ベルト等の索体であればよい)で、該走行ワイヤ4は、図1のように、前記4個の定滑車7に巻回した両端部を前記動滑車9,9に巻回し、さらに前記対をなす定滑車8,8に巻回してなる。
従って前記走行ワイヤ4は、前記4個の定滑車7、2個の動滑車9,9及び2個の定滑車8,8を巻回したループ状のワイヤに構成されることとなる。
【0023】
3は前記4個の定滑車7のうちの車両前後方向の2個に巻回された駆動ワイヤ(ワイヤに限らず、ロープ、ベルト等の索体であればよい)で、前記門型洗浄装置1に駆動用クランプ5を介して着脱自在に連結され、該駆動用クランプ5の連結時には前記門型洗浄装置1の往復移動に従い、前記定滑車7,7間を往復移動するようになっている。
6は連結クランプで、前記駆動ワイヤ3の1箇所と走行ワイヤ4の1箇所とを固定するものである。従って前記走行ワイヤ4は、前記門型洗浄装置1及び駆動ワイヤ3の往復移動に従い、該駆動ワイヤ3と同期して往復移動し、該走行ワイヤ4の往復移動に連動されて前記下部洗浄装置2が往復移動せしめられることとなる。
【0024】
10及び11は前記走行ワイヤ4の下部洗浄装置2に近接した2箇所の外周に固定されたクリップである。図2に示されるように、かかる2個のクリップ10及び11は、前記走行ワイヤ4の一定走行範囲R区間において、前記下部洗浄装置2の外板2aに固着されたストッパ部2b,2bに当接可能に構成されており、かかる当接後においては該走行ワイヤ4と下部洗浄装置2とが一体的に移動するようになっている。
【0025】
かかる構成からなる車両(自動車)の洗浄装置において、前記駆動用クランプ5を連結状態にした際には、前記門型洗浄装置1が車両100の長手方向に往復移動すると、この往復移動は前記駆動用クランプ5を介して駆動ワイヤ3に伝達され、該駆動ワイヤ3が前記定滑車7,7間を往復移動する。
そして、該駆動ワイヤ3の往復移動は、前記連結クランプ6を介して前記走行ワイヤ4に伝達され、該走行ワイヤ4が前記4つの定滑車7、2つの動滑車9、及び2つの定滑車8間を往復移動する。
かかる走行ワイヤ4の往復移動によって、前記動滑車9を支持している前記下部洗浄装置2は、前記走行ワイヤ4の1/2の速度つまり前記門型洗浄装置1の1/2の速度で緩やかに往復移動する。
【0026】
かかる走行ワイヤ4及び下部洗浄装置2の移動によって、該走行ワイヤ4の2箇所に固定されたクリップの一方(図2のように、例えばクリップ10)が前記下部洗浄装置2のストッパ部2bに当接すると、該当接後は前記走行ワイヤ4と下部洗浄装置2とが一体的に往復移動する。
従って、前記クリップ10あるいは11とストッパ部2bとが当接した後は、前記下部洗浄装置2は前記門型洗浄装置1と同期して往復移動する。
【0027】
従って、前記門型洗浄装置1の移動初期から走行ワイヤ4のクリップ10あるいは11が下部洗浄装置2のストッパー部2bに当接するまでの走行範囲R区間では、前記下部洗浄装置2が門型洗浄装置1の1/2の速度で緩やかに移動し、該クリップ10あるいは11とストッパー部2bとの当接後は、下部洗浄装置2は門型洗浄装置1と同一速度で一体的に移動せしめられることとなる。
これにより、下部洗浄装置2による車両100下部の洗浄時に、該下部洗浄装置2から飛散する洗浄液を門型洗浄装置1の内面で受けることにより該洗浄液の外部への飛散を確実に回避できる。
かかる駆動用クランプ5の連結状態では、門型洗浄装置1による車両100の上面及び側面の洗浄、並びに下部洗浄装置2による車両100の下部の洗浄の双方及び何れか一方を自在に選択施行できる。
【0028】
また、前記駆動用クランプ5の連結を解除すれば、前記門型洗浄装置1側と下部洗浄装置2側との連結が切り離され、該門型洗浄装置1が独立して往復移動可能となり、門型洗浄装置1による車両100の上面及び側面の洗浄のみを行うことができる。
【0029】
以上のように、かかる実施例によれば、前記駆動用クランプ5の連結及び解除を切り替えるのみで、門型洗浄装置1による車両100の上部及び側部の洗浄、下部洗浄装置2による車両100の下部の洗浄、並びに前記門型洗浄装置1による洗浄及び下部洗浄装置2による洗浄の併行を、容易にかつ自在に選択施行できる。
【0030】
図3に示される第2実施例においては、前記第1実施例おける対をなす定滑車8,8と下部洗浄装置2の動滑車9,9との連結を廃止して該動滑車9,9からの走行ワイヤ4を直接基礎面010に連結し、後述するような車両移動装置を追設している。
【0031】
即ち、図3において、15は前記車両100を載置して該車両100の長手方向に往復移動する車両移動台で、該車両移動台15は車両移動台駆動装置16によって往復駆動せしめられる。17は制御装置で、該制御装置17からの制御信号によって前記車両移動台駆動装置16を駆動操作するようになっており、前記車両移動台15を門型洗浄装置1及び下部洗浄装置2と逆方向に往復移動せしめるようになっている。
【0032】
かかる第2実施例において、前記駆動用クランプ5を連結状態にした際には、前記門型洗浄装置1の車両100の長手方向における往復移動を、連結クランプ6を介して連結された走行ワイヤ4に伝達し、該走行ワイヤ4の往復移動を動滑車9,9を介して該下部洗浄装置2に伝達する。
これにより、前記下部洗浄装置2は、前記門型洗浄装置1の移動速度の1/2の速度で往復移動する。
【0033】
そして、該下部洗浄装置2が前記門型洗浄装置1に連動して該門型洗浄装置1の移動速度の1/2の速度で往復移動すると同時に、車両移動装置の制御装置17からの制御信号により車両移動台駆動装置16を介して、車両100が載置されている車両移動台15を、前記門型洗浄装置1及び下部洗浄装置2と逆方向に、車両の前部分を洗浄する際は車両を後方に移動し、後部分を洗浄する際は車両を前方に移動させることにより、従来の設置寸法に対して、長手方向の寸法が小さくなり、省スペースの設備が可能となる。
【0034】
従って、かかる第2実施例によれば、前記のように、車両100が載置された車両移動台15を、前記門型洗浄装置1及び下部洗浄装置2と逆方向に往復移動することにより、該門型洗浄装置1及び下部洗浄装置2の移動量が従来技術より短い移動量で以って、該門型洗浄装置及び下部洗浄装置による完全洗浄を行うことができる。これにより、洗浄装置の長さが短縮可能となり、該洗浄装置が小型コンパクト化される。
【0035】
【発明の効果】
以上記載のように本発明によれば、門型洗浄装置に駆動用連結具を介して駆動索を着脱自在に連結し、該駆動索に連結具を介して走行索を連結し、該走行索に滑車を介して下部洗浄装置を連結するという、構造が簡単で低コストかつ故障が発生し難く耐久性の大なる機械的装置で門型洗浄装置と下部洗浄装置を連動可能とした車両の洗浄装置を得ることができる。
【0036】
また、門型洗浄装置と走行索及び下部洗浄装置に連結される駆動索との間に介装された駆動用連結具を着脱するという簡単な操作を行うのみで、門型洗浄装置による車両の上部及び側部の洗浄、下部洗浄装置による車両の下部の洗浄、並びに前記門型洗浄装置による洗浄及び下部洗浄装置による洗浄の併行を、容易にかつ自在に選択施行でき、さらには下部洗浄装置からの飛散洗浄液を門型洗浄装置の内面で受けることにより該洗浄液の外部への飛散を回避して、下部洗浄装置による洗浄を行うことができる。
【0037】
さらに、車両移動装置により車両を門型洗浄装置及び前記下部洗浄装置と逆方向あるいは正、逆両方向に往復移動せしめるように構成すれば、門型洗浄装置及び下部洗浄装置の移動量が従来技術の1/2の移動量で以って、該門型洗浄装置及び下部洗浄装置による完全洗浄を行うことができ、洗浄装置の長さが短縮可能となり、洗浄装置が小型コンパクト化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る車両(自動車)の洗浄装置における門型洗浄装置及び下部洗浄装置の移動機構を示す平面構成図である。
【図2】 図1のZ部拡大断面図である。
【図3】 第2実施例を示す図1対応図である。
【図4】 本発明が適用される車両の洗浄装置の概略構造を示し、(A)は側面図、(B)は(A)におけるY矢視図である。
【符号の説明】
1 門型洗浄装置
2 下部洗浄装置
2b ストッパ部
3 駆動ワイヤ
4 走行ワイヤ
5 駆動用クランプ
6 連結クランプ
7 定滑車
8 定滑車
9 動滑車
10、11 クリップ
010 基礎面
15 車両移動台
16 車両移動台駆動装置
17 制御装置
100 車両(自動車)

Claims (5)

  1. 門型形状部の内側に配置された車両の長手方向に往復移動することにより該車両の上部及び側部を洗浄する門型洗浄装置と、該車両の下方部位に配置されて該車両の下部を洗浄する下部洗浄装置とを備えた車両の洗浄装置において、前記門型洗浄装置に駆動用連結具を介して着脱自在に連結され該門型洗浄装置の往復移動に連動して往復動する駆動索と、該駆動索に連結具を介して連結されるとともに前記下部洗浄装置に滑車を介して連結され、前記門型洗浄装置の往復移動に連動して前記下部洗浄装置を往復移動せしめる走行索とを備えてなることを特徴とする車両の洗浄装置。
  2. 前記走行索は、地面等の基礎面に固定された支軸廻りに回転する定滑車と前記下部洗浄装置に固定された支軸廻りに回転する動滑車との間に巻回されてなり、前記門型洗浄装置及び駆動索の往復移動を該走行索、前記定滑車、及び前記動滑車を介して前記下部洗浄装置に伝達せしめ、該下部洗浄装置を前記門型洗浄装置の往復移動に連動するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の車両の洗浄装置。
  3. 前記走行索に前記動滑車を挿んで2個の係止具を固定するとともに前記下部洗浄装置にストッパー部を設け、前記門型洗浄装置の移動初期から該門型洗浄装置とともに前記走行索が一定量移動した後前記係止具がストッパー部に当接可能にされ、さらに前記係止具とストッパー部との当接前には前記下部洗浄装置が門型洗浄装置の1/2の速度で移動し、前記係止具とストッパー部との当接後は前記下部洗浄装置と門型洗浄装置とが一体的に移動するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の車両の洗浄装置。
  4. 門型形状部の内側に配置された車両の長手方向に往復移動することにより該車両の上部及び側部を洗浄する門型洗浄装置と、該車両の下方部位に配置されて該車両の下部を洗浄する下部洗浄装置とを備えた車両の洗浄装置において、前記門型洗浄装置に駆動用連結具を介して着脱自在に連結され該門型洗浄装置の往復移動に連動して往復動する駆動索と、該駆動索に連結具を介して連結されるとともに地面等の基礎面に固定された支軸廻りに回転する定滑車と前記下部洗浄装置に固定された支軸廻りに回転する動滑車との間に巻回された走行索と、前記車両を前記門型洗浄装置及び前記下部洗浄装置とは逆方向に往復移動せしめる車両移動装置とを備えてなり、前記門型洗浄装置及び駆動索の往復移動を該走行索、前記定滑車、及び前記動滑車を介して前記下部洗浄装置に伝達せしめ、該下部洗浄装置を前記門型洗浄装置の往復移動に連動せしめるとともに前記車両移動装置により前記車両を前記門型洗浄装置及び前記下部洗浄装置と逆方向に往復移動せしめるように構成されてなることを特徴とする車両の洗浄装置。
  5. 前記下部洗浄装置は前記門型洗浄装置の1/2の速度で移動せしめられ、前記車両移動装置は車両を前記門型洗浄装置及び下部洗浄装置と逆方向にあるいは正、逆両方向に移動せしめるように構成してなることを特徴とする請求項4記載の車両の洗浄装置。
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