JP3575487B2 - 感圧接着剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、耐候性の優れた感圧接着剤を提供することができる、水酸基を含有する重合体とエポキシ樹脂およびカチオン重合開始剤を含むことを特徴とする感圧接着剤に関する。
【0002】
【従来技術】
溶液型アクリル感圧接着剤の架橋方法として、一般的には、カルボキシル基を有するアクリル重合体とエポキシ樹脂の架橋や、水酸基を有するアクリル重合体とイソシアネ−ト化合物の架橋などが種々の用途に開発され実用的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カルボキシル基を有するアクリル重合体とエポキシ樹脂の架橋を利用した溶液型アクリル感圧接着剤は、使用するエポキシ樹脂にベンゼン環があり耐候性が悪い。ベンゼン環のないエポキシ樹脂、例えば、一般式(V) や一般式
(VIII)で表わされる脂肪族環状エポキシ樹脂など使用した場合は、架橋するのに高い温度を必要とする。
【0004】
また、水酸基を有するアクリル重合体とイソシアネ−ト化合物の架橋を利用した溶液型アクリル感圧接着剤は、使用するイソシアネ−ト化合物が水と反応しやすく、安定性が悪い。また、イソシアネ−ト化合物は毒性が強いので使用しにくい。このような状況の中で、耐候性がよく、低温架橋性のよい、溶液型アクリル感圧接着剤の開発が望まれている。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、このような溶液型アクリル感圧接着剤の欠点を改良した、耐候性がよく、低温架橋性のよい、溶液型アクリル感圧接着剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記事情に鑑み優れた耐候性を有する感圧接着剤の開発を鋭意研究した結果、本発明の水酸基を有する重合体とエポキシ樹脂およびカチオン重合開始剤を含むことを特徴とする感圧接着剤組成物を用いることにより、耐候性の優れた、低温架橋性のよいアクリル感圧接着剤を得るに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、耐候性の優れた、低温架橋性のよい、水酸基を有する重合体とエポキシ樹脂およびカチオン重合開始剤を含む樹脂組成物を光または熱カチオン重合してなることを特徴とする感圧接着剤を提供するものである。
【0008】
次に、本発明について、さらに詳しく説明する。
【0009】
一般式(I)においてRは水素、または、1〜9個の炭素原子を含有するアルキル基である。たとえば、アクリル酸エステルの場合はRは水素であり、メタクリル酸エステルの場合はRはメチル基である。
【0010】
およびRは水素原子、または1〜9個の炭素原子を含有するアルキル基であるが、これは原料のラクトンに依存する。
【0011】
たとえば、ε−カプロラクトンを原料とした場合RおよびRはすべて水素である。また、β−メチル−δ−バレロラクトンを用いたときはRおよびRはメチル基および水素、3−エチル−カプロラクトンを用いた場合にはRおよびRはエチル基および水素になる。
【0012】
またc は4〜8の整数であるが、これも原料ラクトンにより決まる。
【0013】
たとえば、ε−カプロラクトンの場合c =5、バレロラクトンの場合c =4、シクロオクタノンラクトンの場合c =7である。
【0014】
n は0以上の整数を表わすが、付加したラクトンのモル数である。
【0015】
たとえばラクトンが全く付加していないときはn =0、5モル付加のときはn =5である。
【0016】
また、一般式(I)で表わされる化合物において、nは単一の整数である必要はなく、一般式(I)で表わされる化合物はnの異なる混合物であってもよい。
【0017】
一般式(I)で表わされる化合物は、特開昭57−185236号に示されている合成方法によって合成することができる。また、これらの市販品としては、たとえば、ダイセル化学工業社製PLACCEL FM−1、PLACCELFM−2、PLACCELFM−3、PLACCEL FM−4、PLACCELFM−5、PLACCEL FA−1、PLACCEL FA−2、PLACCEL FA−3、PLACCEL FA−4、PLACCEL FA−5などが有り、それらを使用することができる。
【0018】
また、n=0の場合、一般式(I)で表わされる化合物の例としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレートや、日本油脂社製ブレンマーPPシリーズ、ブレンマーPEシリーズ、ブレンマーPEPシリーズ、ブレンマーPETシリーズ、ブレンマーPMEシリーズ、ブレンマーGLM、などがある。
【0019】
さらに、一般式(I)で表わされる化合物は、1種類のみ、または、2種類以上を同時に用いてもよい。
【0020】
このような一般式(I)で表わされる化合物を、ラジカル重合開始剤を用いて、ラジカル重合し、本発明における(a)成分である水酸基を含有する重合体を得ることができる。また、必要に応じて溶剤を用いる。
【0021】
一般式(I)で表わされる化合物のみをラジカル重合してもよいが、一般的には、一般式(I)で表わされる化合物とビニル系単量体を共重合して重合体を合成する。
一般式(I)で表わされる化合物と共重合しうるビニル系単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸類、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、などの不飽和カルボン酸エステル類、ビニルエーテル類、およびスチレン誘導体などがある。これらの少なくとも1種以上の化合物を共重合することができる。
【0022】
次に、本発明の(b)成分である脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物について説明する。
【0023】
本発明における脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物としては、一般式(IV)および(VIII)で表わされる脂肪族環状エポキシ化合物、および、エポキシ基とビニル基をそれぞれ1個以上有する化合物を1個以上の活性水素を有する化合物に開環付加重合させたポリエーテル化合物をエポキシ化して得られるエポキシ化合物の他に、イミドエポキシ化合物、ウレタンエポキシ化合物、エポキシ化ポリブタジエン、および、下式で表わされるエポキシ樹脂などをあげることができる。これらは、1種類、または、2種類以上を同時に用いてもよい。
【0024】
《ただし、R、Rは有機化合物残基を示す》
一般式(IV)においてRはm価の有機化合物残基である。有機化合物は脂環式あるいは直鎖でもよく二重結合を有していてもよい。また芳香族化合物でもよい。RおよびRは水素原子、または一般には1〜9個の炭素原子を含有するアルキル基であるがこれは原料のラクトンに依存する。
【0025】
たとえばε−カプロラクトンを原料とした場合RおよびRはすべて水素である。また、β−メチル−δ−バレロラクトンを用いたときはRおよびRはメチル基および水素、3−エチル−カプロラクトンを用いた場合はRおよび
はエチル基および水素になる。またcも原料ラクトンにより決まる。
【0026】
たとえば、ε−カプロラクトンの場合c =5、バレロラクトンの場合c =4、シクロオクタノンラクトンの場合c =7である。
【0027】
nmは付加したラクトンのモル数である。たとえばラクトンが全く付加していないときはn1+n2+・・・+nm=0、5モル付加のときはn1+n2+・・・+nm=5である。また、一般式(IV)で表わされる化合物においてn1+n2+・・・+nmは単一の整数である必要はなく、一般式(IV)で表わされる化合物はn1+n2+・・・+nmの異なる混合物であってもよい。mは多官能脂環式エステルの数であり、用いる原料カルボン酸および酸無水物の官能基数に対応する。
【0028】
一般式(IV)で示される脂肪族環状エポキシ樹脂としては、例えば、m が1の場合、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ−トおよびそのカプロラクトン変性物[一般式(V) ]や、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ−トのトリメチルカプロラクトン変性物[ 一般式(IX)および(IX)′] や、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレ−トのバレロラクトン変性物[一般式(X) および
(X) ′]などがあげられる。
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【0033】
【化11】
【0034】
【0035】
mが1の場合、一般式(V)で表わされる化合物は、特願平2−140732号明細書に示されている合成方法によって合成することができる。また、これらの市販品としては、たとえば、ダイセル化学工業社製Celloxide2021、Celloxide 2081、Celloxide 2083、Celloxide 2085などが有り、それらを使用することができる。さらに、一般式(V)で表わされる化合物は、1種類のみ、または、2種類以上を同時に用いてもよい。
また、アジピン酸エステル系の脂肪族環状エポキシ樹脂であるユニオンカーバイド社製ERL−4289、ERL−4299なども、本発明におけるエポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物として使用することができる。
【0036】
また、mが2の場合の例は、一般式(VI)で示されるエポキシ化合物や一般式(XI)で示されるエポキシ化合物などをあげることができる。
【0037】
【化12】
【0038】
【0039】
《ただし、Phはオルト置換のフェニル基》
m が2の場合、一般式(V) で表わされる組成物は、特願平2−182124号に示されている合成方法によって合成することができる。また、これらの市販品としては、たとえば、ダイセル化学工業社製EPOLEAD GT−300、EPOLEAD GT−301、EPOLEAD GT−302などが有り、それらを使用することができる。
【0040】
また、m が4の場合の例としては、一般式(VII) で示されるエポキシ樹脂組成物をあげることができる。この場合、一般式(VII) で表わされる組成物は、特願平2−182124号に示されている合成方法によって合成することができる。これらの市販品としては、ダイセル化学工業社製EPOLEAD GT−400、EPOLEAD GT−401、EPOLEAD GT−403などが有り、それらを使用することができる。
【0041】
さらに、一般式(IV)、(V) 、(VI)、(VII) 、(IX)、(IX)′、(X) 、(X) ′、
(XI)において、Ym および、
【0042】
【化13】
【0043】
【0044】
は、全部がエポキシ基になっているものだけでなく、その一部が
【0045】
【化14】
【0046】
【0047】

【0048】
【化15】
【0049】
【0050】
などエポキシ化前のオレフィン、または、エポキシ基の変性したもの、たとえば
【0051】

【化16】
【0052】
【0053】
などになっていても良い。
【0054】
また、本発明に用いることのできる、エポキシ基とビニル基をそれぞれ1個以上有する化合物を1個以上の活性水素を有する化合物に開環付加重合させたポリエーテル化合物をエポキシ化して得られるエポキシ化合物は、一般式(XV)で表わされる。
【0055】
O−[Z]n1−H
−O−[Z]n2−H

・ ・・・・・(XV)

O−[Z]nm−H
《ただし、(XV)式において、Zはエポキシ基とビニル基をそれぞれ1個以上有する化合物のエポキシ基が開いたのビニル基をエポキシ化したものであり、R
は1個以上の活性水素を有する化合物残基である。》
活性水素を有する有機化合物としては、アルコ−ル類、フェノ−ル類、カルボン酸類、アミン類、チオ−ル類等があげられる。
【0056】
アルコ−ル類としては、1価のアルコ−ルでも多価アルコ−ルでもよい。
【0057】
例えばメタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、ペンタノ−ル、ヘキサノ−ル、オクタノ−ル等の脂肪族アルコ−ル、ベンジルアルコ−ルのような芳香族アルコ−ル、エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、 1,3−ブタンジオ−ル、 1,4−ブタンジオ−ル、ペンタンジオ−ル、 1,6−ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、オキシピバリン酸ネオぺンチルグリコ−ルエステル、シクロヘキサンジメタノ−ル、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロ−ルプロパン、トリメチロ−ルエタン、ペンタエリスリト−ル、ジペンタエリスリト−ルなどの多価アルコ−ル等がある。
【0058】
フェノ−ル類としては、フェノ−ル、クレゾ−ル、カテコ−ル、ピロガロ−ル、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエ−テル、ビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ルF、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビスフェノ−ルS、フェノ−ル樹脂、クレゾ−ルノボラック樹脂等がある。
【0059】
カルボン酸類としてはギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、動植物油の脂肪酸、フマル酸、マレイン酸、アジピン酸、ドデカン2酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ポリアクリル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等がある。
【0060】
また、乳酸、クエン酸、オキシカプロン酸等、水酸基とカルボン酸を共に有する化合物もあげられる。
【0061】
アミン類としてはモノメチルアミン、ジメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、プロピルアミン、モノブチルアミン、ジブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、オクチルアミン、ドデシルアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、イソホロンジアミン、トルエンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、エタノ−ルアミン等がある。
【0062】
チオ−ル類としてはメチルメルカプタン、エチルメルカプタン、プロピルメルカプタン、フェニルメルカプタン等のメルカプト類、メルカプトプロピオン酸あるいはメルカプトプロピオン酸の多価アルコ−ルエステル、例えばエチレングリコ−ルジメルカプトプロピオン酸エステル、トリメチロ−ルプロパントリメルカプトプロピオン酸、ペンタエリスリト−ルペンタメルカプトプロピオン酸等があげられる。
【0063】
さらにその他、活性水素を有する化合物としてはポリビニルアルコ−ル、ポリ酢酸ビニル部分加水分解物、デンプン、セルロ−ス、セルロ−スアセテ−ト、セルロ−スアセテ−トブチレ−ト、ヒドロキシエチルセルロ−ス、アクリルポリオ−ル樹脂、スチレンアリルアルコ−ル共重合樹脂、スチレン−マレイン酸共重合樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステルポリオ−ル樹脂、ポリエステルカルボン酸樹脂、ポリカプロラクトンポリオ−ル樹脂、ポリプロピレンポリオ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ル等がある。
【0064】
また、活性水素を有する化合物は、その骨格中に不飽和2重結合を有していても良く、具体例としては、アリルアルコ−ル、アクリル酸、メタクリル酸、3−シクロヘキセンメタノ−ル、テトラヒドロフタル酸等がある。
【0065】
これら活性水素を有する化合物であればどのようなものでも用いることが出来,それらは2種以上を混合してもよい。
【0066】
エポキシ基とビニル基をそれぞれ1個以上有する化合物は、一般式(XVI) で表される。
【0067】
《iは1から5の整数、Rは水素または炭素数が1から50のアルキル基または置換フェニル基、R,Rは水素または炭素数が1から50のアルキル基であり、R,Rは環を巻いていてもよい。》
一般式(XVI) で表される化合物の例は、以下に示すような化合物である。4−ビニルシクロヘキセン−1−オキシド、5−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−2−オキシド、リモネンモノオキシド、トリビニルシクロヘキサンモノオキシド、ジビニルベンゼンモノオキシド、ブタジエンモノオキシドや1,2−エポキシ−9−デセンなどの一般式(XVII)で表される化合物、アリルグリシジルエ−テルなどの一般式(XVIII) で表される化合物、グリシジルスチリルエ−テルなどの一般式(XIX) で表される化合物など。
【0068】
(但し、 r0は0から30の整数)
(但し、 r1,r2は0から30の整数)
さらに、以下の化合物なども用いることができる。
【0069】
【化17】
【0070】
【0071】
【化18】
【0072】
【0073】
【化19】
【0074】
【0075】
【化20】
【0076】
【0077】
これらは、それぞれ単独で用いても、2種以上を同時に用いてもよい。
【0078】
また、必要に応じて、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、シクロヘキセンオキシド,スチレンオキシド、α−オレフィンオキシドなどのモノエポキシドや、ビニルシクロヘキセンジオキシド、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレ−トなどのジエポキシドなどを、上記の1分子中に1個のエポキシ基と1個以上のビニル基を有する化合物と同時に用いてもよい。
【0079】
たとえば、活性水素を1個以上有する化合物としてトリメチロールプロパン、ビニル基とエポキシ基をそれぞれ1個以上有する化合物として4−ビニルシクロヘキセンー1−オキシドを用いた場合、本発明に用いることのできる、エポキシ基とビニル基をそれぞれ1個以上有する化合物を1個以上の活性水素を有する化合物に開環付加重合させたポリエーテル化合物をエポキシ化して得られるエポキシ化合物は、次式のようになる。
【0080】
《ただし、一般式(XX)において、Zは4−ビニルシクロヘキセン−1−オキシドのエポキシ基部分が開環して生じたエ−テル結合部分で結合した構造であり、 この場合、n1+n2+n3は反応に用いられるトリメチロ−ルプロパンと4−ビニ ルシクロヘキセン−1−オキシドとの使用比率によって決まる。》
エポキシ化反応の条件によって、Zは4−ビニルシクロヘキセン−1−オキシド中のビニル基のエポキシ化と同時に原料中の未反応ビニル基を有するシクロヘキサンポリエ−テル構造
【0081】
【化21】
【0082】
【0083】
やエポキシ化により生成してくるエポキシ基を有するシクロヘキサンポリエ−テル構造
【0084】
【化22】
【0085】
【0086】
なお、エポキシ化剤が過酢酸の場合、4−ビニルシクロヘキセン−1−オキシドは変性された置換基を含む下記のようなシクロヘキサンポリエ−テル構造に変化する。この変性された置換基は生成したエポキシ基と副生した酢酸から生じる
【0087】

【化23】
【0088】
【0089】
未反応のビニル基 −CH=CH、エポキシ化反応によって生じたエポキシ
3者の混合物の生成比はエポキシ化剤の種類、エポキシ化剤とオレフィン結合のモル比、反応条件などによって定まる。
【0090】
一般式(XV)で表わされる化合物は、特開昭60−16193号および特開昭60−161973号に示されている合成方法によって合成することができる。また、これらの市販品としては、たとえば、ダイセル化学工業社製EHPE−3150、EHPE−1150、EHPE−3070、EHPE−1030、EHPE−3100A、EHPE−1100Aなどが有り、それらを使用することができる。さらに、一般式(XV)で表わされる化合物は、1種類のみ、または、2種類以上を同時に用いてもよい。
【0091】
本発明に用いることのできるウレタンエポキシ化合物は一般式(XXI)で表わされ、市販品としては、たとえば、ダイセル化学工業社製PUE−101、PUE−105、PUE−106、PUE−107、PUE−201などが有り、それらを使用することができる。
【0092】
《ただし、一般式(XXI)において、Ruは有機化合物残基》
さらに、本発明の感圧接着剤のもう一つの必須成分(c)であるカチオン重合開始剤は、カチオンを発生するものならどんなものでもよい。本発明に用いうるカチオン重合開始剤としては、光の照射によってカチオンを発生する光カチオン重合開始剤や、加熱によってカチオンを発生する熱カチオン重合開始剤、シラノール基を有するけい素化合物とアルミニウム化合物の混合物の他、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ピペラジン等のアミン類、ピリジン類、イミダゾール類等の有機塩基、テトラブチルアンモニウムブロマイドなどの4級アンモニウム塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、シタラコン酸、アニコット酸等の有機酸類、硫酸、塩酸等の無機酸、ナトリウムメチラート等のアルカリ金属類のアルコラート類、KOH、NaOH等のアルカリ類、トリエチルアルミニウム、ジエチル亜鉛等の有機金属化合物、およびBF、ZnCL、FeCL、ALCL、SnCL等のルイス酸又はその錯体類をあげることができる。
【0093】
本発明に用いられる光カチオン重合開始剤としては、下記一般式(XXI) 、
(XXIII) で示されるようなジアゾニウム塩や、
【0094】
【化24】
【0095】
【0096】
【化25】
【0097】
【0098】
下記一般式(XXIV)、 (XXV)、 (XXVI) で示されるようなスルホニウム塩、
【0099】
【化26】
【0100】
【0101】
【化27】
【0102】
【0103】
下記一般式(XXVII) で示されるようなヨ−ドニウム塩、
47−I−R48MX ・・・・・(XXVII)
下記一般式(XXVIII)、(XXIX)で示されるような金属化合物、
【0104】
【化28】
【0105】
【0106】
【化29】
【0107】
【0108】
下記一般式(XXX) 、(XXXI)で示されるようなスルホニウムアセトン類などがある。
【0109】
【化30】
【0110】
【0111】
【化31】
【0112】
【0113】
31〜R59は、水素原子、アルキル基、フェニル基、アリ−ル基、およびヒドロキシアルキル基を示し、同一であっても異なっていても良い。
【0114】
MXはSbF、AsF、PF、BFから選ばれる少なくとも1種である。
【0115】
これらのカチオン重合開始剤の添加配合量は、エポキシ樹脂に対し、0.1〜100重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲である。
【0116】
配合量が0.1重量%に満たない場合には、充分な硬化特性が得られず、また、100重量%を超えて用いることも可能であるが、コスト高や触媒成分の分解生成物が問題の場合があるので好ましくない。
【0117】
さらに光照射によってシラノ−ル基を生ずるけい素化合物とアルミニウム化合物の錯体などの混合物が光カチオン重合開始剤としてあげられる。
【0118】
このようなケイ素化合物としては、ペルオキシシラン基、o−ニトロベンジルオキシ基、α−ケトシリル基のいずれかを有するケイ素化合物であることが好ましい。
【0119】
これらケイ素化合物のうち、ペルオキシシラン基を有するものは次式で示される。
【0120】
(Rx1ns−Si(O−O−Rx24−ns
《式中、Rx1、Rx2は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のアルキル基もしくはアリ−ル基を表わし、nsは0〜3の整数を表わす》
上記式中、炭素数1〜5のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、イロプロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロルメチル基があげられ、アリ−ル基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、ベンジル基があげられ、炭素数1〜5のアルキル基およびアリ−ル基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置換基を有していてもよい。
【0121】
このようなケイ素化合物の具体例としては、次式
[ただし、上記各式において、Bはベンゼン核を表す。]
で表される化合物などである。
【0122】
ケイ素化合物のうち、O−ニトロベンジルオキシ基を有するものは次式で示される。
【0123】
【化32】
【0124】
【0125】
《上記式中R61〜R63は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素原子、 ハロゲン原子、ビニル基、アリル基、炭素数1〜10の非置換もしくは置換ア ルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、非置換もしくは置換アリ−ル基、 アリ−ルオキシ基、シロキシ基を表わし、R64は水素原子、炭素数1〜10の 非置換若しくは置換アルキル基、フェニル基、置換フェニル基を表わし、R65、 R66、R67、R68は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、 ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、ハロゲン原子、アセチル 基、アリル基、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、非 置換若しくは置換アリ−ル基、アリ−ルオキシ基を表わし、p、q、rは0≦ p、q、r≦3、1≦p+q+r≦3の条件を満たす整数を表わす。》炭素数1〜10の非置換若しくは置換アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、クロロメチル基、クロロエチル基、フルオロメチル基、シアノメチル基などがあげられ、炭素数1〜10のアルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、n−プロピキシ基、n−ブトキシ基などがあげられる。
【0126】
非置換若しくは置換アリ−ル基としては、フェニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基、p−トリフルオロメチルフェニルビニルメチルフェニル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、t−ブチルメチルフェニル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリエチル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリ(2−クロロエチル)−o−ニトロベンジルオキシシラン、トリ(p−トリフルオロメチルフェニル)−o−ニトロベンジルオキシシラン、トリメチル[α−(o−ニトロフェニル)−o−ニトロベンジルオキシ]シラン、ジメチルフェニル[α−(o−ニトロフェニル)−o−ニトロベンジルオキシ]シラン、メチルフェニルジ[α−(o−ニトロフェニル)−o−ニトロベンジルオキシ]シラン、トリフェニル(α−エチル−o−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリメチル(3−メチル−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジメチルフェニル(3,4,5−トリメトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリフェニル(4,5,6−トリメトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルメチル(5−メチル−4−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリフェニル(4,5−ジメチル−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ビニルメチルフェニル(4,5−ジクロロ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリフェニル(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルメチル(2,4−ニトロベンジルオキシ)シラン、トリフェニル(3−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ビニルメチルフェニル(3,4−ジメトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジメチルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、メチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、ビニルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、t−ブチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジエチルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、2−クロロエチルフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(3−メトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(3,4−ジメトキシ−2−ニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(2,6−ジニトロベンジルオキシ)シラン、ジフェニルジ(2,4−ジニトロベンジルオキシ)シラン、メチルトリ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、フェニルトリ(o−ニトロベンジルオキシ)シラン、p−ビス(o−ニトロベンジルオキシジメチルシリル)ベンゼン、1,1,3,3−テトラフェニル−1、3−ジ(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサフェニル−1,5−ジ(o−ニトロベンジルオキシ)シロキサンおよびSiCL含有シリコ−ン樹脂とo−ニトロベンジルアルコ−ルとの反応により生成するケイ素化合物などである。
【0127】
さらに、ケイ素化合物のうち、α−ケトシリル基を有するものは次式で示され
[式中、L1、L2、L3は0、1、2、3の数を表わし、L1+L2+L3は3を超えることはなく、R71、R72、R73、R74は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ炭素数1〜10のアルキル基、アリ−ル基、アリル基、ビニル基などの炭素化水素基、アリ−ルオキシ基、炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、これらはハロゲン原子、−NO、−CN、−OCHなどの置換基を分子内に有していてもよい。]
α−ケトシリル基を有する化合物の具体例は、
《上記各式中、Bはベンゼン核を表す》
これらのケイ素化合物の添加配合量は、エポキシ樹脂に対し、0.1〜100重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲である。
【0128】
配合量が0.1重量%に満たない場合には、充分な硬化特性が得られず、また、100重量%を超えて用いることも可能であるが、コスト高や触媒成分の分解生成物が問題の場合があるので好ましくない。
【0129】
また、これらのケイ素化合物と同時に用いるアルミニウム化合物の具体例としては、トリスメトキシアルミニウム、トリススエトキシアルミニウム、トリスイソプロポキシアルミニウム、トリスフェノキシアルミニウム、トリスパラメチルフェノキシアルミニウム、イソプロポキシジエトキシアルミニウム、トリスプトキシアルミニウム、トリスアセトキシアルミニウム、トリスステアラ−トアルミニウム、トリスブチラ−トアルミニウム、トリスプロピオナ−トアルミニウム、トリスイソプロピオナ−トアルミニウム、トリスアセチルアセトナ−トアルミニウム、トリストリフルオロアセチルアセトナ−トアルミニウム、トリスヘキサフルオロアセチルアセトナ−トアルミニウム、トリスエチルアセトアセタ−トアルミニウム、トリスサリチルアルデヒダ−トアルミニウム、トリスジエチルマロラ−トアルミニウム、トリスプロピルアセトアセタ−トアルミニウム、トリスブチルアセトアセタ−トアルミニウム、トリスジピバロイルメタナ−トアルミニウム、ジアセチルアセトナ−トジピバロイルメタナトアルミニウム
【0130】
【化33】
【0131】
【0132】
【化34】
【0133】
【0134】
【化35】
【0135】
【0136】
【化36】
【0137】
【0138】
【化37】
【0139】
【0140】
【化38】
【0141】
【0142】
【化39】
【0143】
【0144】
【化40】
【0145】
【0146】
【化41】
【0147】
【0148】
【化42】
【0149】
【0150】
などがあげられる。
【0151】
これらのアルミニウム化合物は、1種もしくは2種以上の混合系で用いてもよく、その添加配合量は、エポキシ樹脂に対し重量比で、0.001〜100%、好ましくは1〜10%の範囲である。
【0152】
配合量が、0.001重量%に満たない場合には、皮膜の充分な硬化特性が得られず、また、100重量%を超えると、コスト高になるばかりではなく、耐湿性が低下する傾向が見られるので好ましくない。
【0153】
また、アルミニウム化合物の代わりに、同様の効果を有する、チタン、ジルコニウムなどの有機金属化合物を用いてもよい。
【0154】
本発明の組成物は、基材に塗布した後、常温光硬化、加熱光硬化、光硬化後のアフタ−キュアなどの方法によって硬化して実用に供することができる。このとき、照射する光の波長は、組成物の組成によって異なるが、通常180〜700nmである。とりわけ、紫外線の照射は効果的である。
【0155】
ひかり照射時間は、エポキシ樹脂の組成、触媒の種類、光源などによって異なるが、通常10秒〜30分好ましくは20秒〜1分である。
【0156】
加熱光硬化する場合の加熱温度は、エポキシ樹脂の組成および触媒の種類によって異なるが、通常20〜200℃、好ましくは60〜100℃である。光源としては、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、カ−ボンア−クランプ、キセノンランプ、アルゴングロ−放電管、メタルハライドランプ等を使用できる。
【0157】
光硬化後アフタ−キュア−は、エポキシ樹脂の組成および触媒の種類によって異なるが、通常50〜200℃、好ましくは100〜180℃にて、通常1〜10時間、好ましくは2〜5時間行う。
【0158】
本発明に用いられる熱カチオン重合開始剤としては、下記三フッ化ホウ素錯体、CNH・BF
(CHCHNH・BF
【0159】
【化43】
【0160】
【0161】
(CP・BF
CHCHNH・BF
【0162】
【化44】
【0163】
【0164】
CHCHNH ・BF
(sec−Bu)NH・BF
(sec−Bu)NH ・BF
CHNH・BF
CHNH ・BF
下記金属フッ化錯体
NH ・AsF
NH ・BF
NH ・BF
NH ・PF
一般式(XXIV)、 (XXV)、 (XXVI) で示されるようなスルホニウム塩、一般式 (XXVII)で示されるようなヨ−ドニウム塩、
一般式 (XXVIII) 、(XXIX)で示されるような金属化合物があげられる。
【0165】
これらのカチオン重合開始剤の添加配合量は、エポキシ樹脂に対し、0.1〜100重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲である。
【0166】
配合量が0.1重量%に満たない場合には、充分な硬化特性が得られず、また、100重量%を超えて用いることも可能であるが、コスト高や触媒成分の分解生成物が問題の場合があるので好ましくない。
【0167】
さらに加熱によってシラノ−ル基を生ずるけい素化合物とアルミニウム化合物の錯体などの混合物が熱カチオン重合開始剤として使用することができる。
【0168】
このようなけい素化合物としては、オルガノシラン、オルガノシロキサンがある。
【0169】
このようなオルガノシランは次式で表される。
【0170】
[ただし、HyはOH基または加水分解によってOH基を生成する置換基であり、R75、R76、およびR77は、同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜5のアルキル基、アリ−ル基、アラルキル基、アルケニル基、アシル基などを表わす。]
上記式中、炭素数1〜5のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、イロプロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロルメチル基などがあげられ、アリ−ル基としては、例えば、フェニル基、トリル基、ナフチル基、アントラニル基などがあげられ、アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェネチル基などがあげられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、プロペニル基、フテニル基などがあげられ、アシル基としては、例えば、アセチル基、ベンゾイル基などがあげられ、炭素数1〜5のアルキル基、アリ−ル基、アラルキル基、アルケニル基、アシル基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置換基を有していてもよい。
【0171】
このようなけい素化合物の具体例としては、例えば、トリフェニルメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、トリフェニルエトキシシラン、ジフェニルメチルメトキシシラン、フェニルビニルメチルメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、トリ(パラメトキシフェニル)メトキシシラン、トリアセチルメトキシシラン、ジフェニルエチルエトキシシラン、ジフェニルプロピルエトキシシラン、ジフェニルメチルアセトキシシラン、ジフェニルジプロピオニルオキシシラン、ジフェニルメチルトリフェニルアセトキシシラン、トリ(パラニトロフェニル)メトキシシラン、フェニルジビニルプロポキシシラン、2−フテニルジフェニルメトキシシラン、ジ(2−ペンテニル)フェニルエトキシシラン、フェニルジプロピルメトキシシラン、トリ(パラメトキシフェニル)エトキシシラン、パラメチルベンジルトリメトキシシラン、トリフルオロアセチルトリメトキシシラン、ジ(パラクロルフェニル)ジエトキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリプロピルメトキシシラン、トリブチルエトキシシラン、トリブチルアセトキシシラン、
およびこれらの加水分解生成物があげられる。
【0172】
また、オルガノシロキサンは次式で表される。
【0173】
[ただし、R78、R79、R80、R81、R82、およびR83は、同一でも異なっていてもよく、同時に各々の基に変えることができ、OH基、加水分解性基、炭素数1〜5のアルキル基、アリ−ル基、アラルキル基、アルケニ
ル基、アシル基、および次式で表されるオルガノシロキサン残基
などを表わす。
【0174】
特に、構成単位の少なくとも一つがOH基および加水分解性基の少なくとも一つを含むものである。]
上記式中、炭素数1〜5のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、イロプロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、sec−ブチル基、n−ペンチル基、メトキシ基、エトキシ基、クロルメチル基などがあげられ、アリ−ル基としては、例えば、フェニル基、トリル基、ナフチル基、アントラニル基などがあげられ、アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェネチル基などがあげられ、アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、プロペニル基、フテニル基などがあげられ、アシル基としては、例えば、アセチル基、ベンゾイル基などがあげられ、炭素数1〜5のアルキル基、アリ−ル基、アラルキル基、アルケニル基、アシル基は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メトキシ基等の置換基を有していてもよい。
【0175】
上記オルガノシロキサンのうち、重合度が50以下でOH基当量もしくは加水分解性基当量が1000以下のものが本発明に適し、さらにOH基当量が50〜500であるものが好ましい。
【0176】
このようなオルガノシロキサンの具体例としては、例えば、1,3−ジメトキシ−1,3−ジメチル−1,3−ジフェニルジシロキサン、1,5−ジエトキシ−1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリフェニルトリシロキサン、1,7−ジメトキシ−1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラフェニルテトラシロキサン、1,3−ジメトキシテトラフェニルジシロキサン、1,5−ジメトキシ−3,3−ジメチル−1,1,5,5−テトラフェニルトリシロキサン、1,3,5−トリメトキシペンタフェニルトリシロキサン、1,5−ジメトキシヘキサ(p−メトキシフェニル)トリシロキサン、
【0177】
【化45】
【0178】
【0179】
およびこれらの加水分解生成物があげられ、またQ1−3037(メトキシ基含有量18重量%、東芝シリコ−ン社)やSH6018(OH当量約400、東レシリコ−ン社)等の商品名で入手しうるシリコ−ン樹脂も該当する。
【0180】
また、上記オルガノシラン、オルガノポリシロキサン化合物は1種もしくは2種以上の混合系で用いてもよい。
【0181】
また、これらけい素化合物と同時に用いるアルミニウム化合物としては、前述の光照射によってシラノ−ル基を生ずるけい素化合物と同時に用いるアルミニウム化合物をそのまま用いることができる。
【0182】
これらのカチオン重合開始剤の添加配合量は、けい素化合物、アルミニウム化合物、ともにエポキシ樹脂に対し0.001〜100重量%、好ましくは0.005〜20重量%の範囲である。
【0183】
また、この場合の硬化温度は30〜200℃でよい。
【0184】
さらに本発明に用いうるシラノ−ル基を有するけい素化合物は次式で表されるけい素化合物である。
【0185】
また、これらけい素化合物と同時に用いるアルミニウム化合物としては、前述の光照射によってシラノ−ル基を生ずるけい素化合物と同時に用いるアルミニウム化合物をそのまま用いることができる。
【0186】
これらのカチオン重合開始剤の添加配合量は、けい素化合物、アルミニウム化合物、ともにエポキシ樹脂に対し0.001〜100重量%、好ましくは0.005〜20重量%の範囲である。
【0187】
また、この場合の硬化温度は0〜200℃でよい。
【0188】
さらに、本発明の感圧接着剤組成物は、必要に応じて、ロジン化合物や、石油樹脂などの粘着付与剤および顔料、着色剤、レベリング剤などを添加してもよい。 次に、実施例をあげて本発明について説明する。
【0189】
以下、(部)および(%)はそれぞれ重量基準である。
【0190】
【合成例1】
の混合物をキシレン100部とアゾビスイソブチルニトリル0.2部の入ったフラスコに、80℃、1時間で滴下した後、さらに90℃、4時間でラジカル重合させた。不揮発分49.9%、GPC平均分子量Mw12000、ガ−ドナ−粘度(25℃)Y、水酸基価9.6の樹脂溶液を得た。以下、樹脂溶液[A1]と表す。
【0191】
【合成例2】
の混合物をキシレン100部とパ−ブチル Z0.5部の入ったフラスコに、100℃、2時間で滴下した後、さらに100℃、5時間でラジカル重合させた。不揮発分50.2%、GPC平均分子量Mw10000、ガ−ドナ−粘度(25℃)X、水酸基価11.5の樹脂溶液を得た。以下、樹脂溶液[A2]と表す。 *変性2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト[A]は一般式IIでn=1(平均)のものである。
【0192】
【合成例3】
の混合物をキシレン100部とアゾビスイソブチルニトリル0.2部の入ったフラスコに、80℃、2時間で滴下した後、さらに100℃、5時間でラジカル重合させた。不揮発分49.7%、GPC平均分子量Mw11000、ガ−ドナ−粘度(25℃)Y、水酸基価16.0の樹脂溶液を得た。以下、樹脂溶液[A3]と表す。
【0193】
*変性2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト[B]は一般式III でn=5(平均)のものである。
【0194】
【実施例1〜5】および
【比較例1】
水酸基を有する共重合体として、合成例1〜3で得られた樹脂溶液を、また、エポキシ化合物として、一般式Vでn=0のエポキシ樹脂(以下、エポキシ樹脂[A]と表す)、一般式Vでn=3(平均)のエポキシ樹脂(以下、エポキシ樹脂[B]と表す)、一般式VIでn=0のエポキシ樹脂(以下、エポキシ樹脂[C]と表す)、一般式VIIでn=3(平均)のエポキシ樹脂(以下、エポキシ樹脂[D]と表す)、および一般式XXでn1+n2+n3=7(平均)のエポキシ樹脂(以下、エポキシ樹脂[E]と表す)を、さらに、光カチオン重合開始剤として、ケイ素化合物とアルミニウム化合物の錯体(有機アルミニウム化合物としてトリスアセチルアセトナトアルミニウム(TAAA)トリスエチルアセトアセタトアルミニウム(TEAACA)有機ケイ素化合物としてはトリフェニル(o−ニトロベンジルオキシ)シラン(TPONBS)t−ブチルジフェニル(5−メチル−2−ニトロベンジルオキシ)シラン(TBDPH))、および、DegacureK126(Degussa社製)を使用し表−1に示した割合で配合し、リケイ紙上に50g/m(Wet)になるように塗布した後、溶剤を加熱除去し、80W/cmのメタルハライドランプ照射距離6.5cmで100秒照射した。さらに、55Kの上質紙を貼合わせ1週間室温で養生した。
【0195】
粘着特性評価結果を表−1に示す。粘着特性評価はJIS Z 0237に準じて行った。
【0196】
【0197】
【実施例6〜8】
水酸基を有する共重合体として、合成例1〜3で得られた樹脂溶液を、また、エポキシ化合物として、エポキシ樹脂[A]、一般式Vでn=5(平均)のエポキシ樹脂(以下、エポキシ樹脂[F]と表す)、およびエポキシ樹脂[D]を、さらに、熱カチオン重合開始剤として、ケイ素化合物とアルミニウム化合物の錯体(有機アルミニウム化合物としてトリスエチルアセトアセタトアルミニウム(TEAACA)有機ケイ素化合物としてはジフェニルシランジオール)、および、アニリン・三フッ化ホウ素錯体を使用し表−2に示した割合で配合し、リケイ紙上に50g/m(Wet)になるように塗布し、溶剤を加熱(80℃,3分)除去した後、55Kの上質紙を貼合わせ1週間室温で養生した。
【0198】
粘着特性評価結果を表−2に示す。粘着特性評価はJIS Z 0237に準じて行った。
【0199】
【比較合成例1】
の混合物をキシレン100部とアゾビスイソブチルニトリル0.2部の入ったフラスコに、80℃、2時間で滴下した後、さらに90℃、5時間でラジカル重合させた。不揮発分50.0%、GPC平均分子量Mw13000、ガ−ドナ−粘度(25℃)Y、酸価9.8の樹脂溶液を得た。以下、樹脂溶液[B]と表す
【0200】
【比較例2〜3】
カルボン酸を有する共重合体として、比較合成例1で得られた樹脂溶液を、また、エポキシ化合物として、エポキシ樹脂[A]およびN、N、N′、N′−テトラグリシジルメタキシレンジアミンを使用し表−2に示した割合で配合し、リケイ紙上に50g/m(Wet)になるように塗布し、溶剤を加熱(80℃、3分)除去した後、55Kの上質紙を貼合わせ1週間室温で養生した。
【0201】
粘着特性評価結果を表−2に示す。粘着特性評価はJIS Z 0237に準じて行った。
【0202】
【0203】

Claims (15)

  1. (a)下記一般式(I)で表わされる水酸基を有するビニル系単量体化合物を重合して得られる重合体、または、下記一般式(I)
    《ただし、R、R、およびRはそれぞれ水素、または、1〜9個の炭素原子を含有するアルキル基である。Rはアルキレン基である。cは4〜8の整数、nは0以上の整数を表わす》
    で表わされる水酸基を有するビニル系単量体化合物とその他のビニル系単量体を共重合して得られる共重合体、
    (b)脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物、
    (c)カチオン重合開始剤
    を必須成分とする樹脂組成物を光または熱カチオン重合してなることを特徴とする感圧接着剤。
  2. 一般式(I)で表わされる化合物が一般式(II)
    [nは0以上の整数である]
    で表わされる化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
  3. 一般式(I)で表わされる化合物が、一般式(III)
    [nは0以上の整数である]
    で表わされる化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
  4. エポキシ化合物が、下記一般式(IV)
    《ただし、(IV)式において、Wは以下の構造
    [cは4〜8の整数である]
    は以下の構造
    は以下の構造
    は以下の構造
    を表わす。Rは、m価の有機化合物残基である、R、およびRは水素、または、1〜9個の炭素原子を含有するアルキル基である。R11〜Rm9は水素、1〜9個の炭素原子を含有するアルキル基である。nmは0以上の整数、mは1以上の整数を表わす。》
    で表わされる脂肪族環状エポキシ化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
  5. エポキシ化合物が一般式(V)で表わされる化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
    [nは0以上の整数である]
  6. エポキシ化合物が一般式(VI)で表わされる化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
    [n1+n2は0以上の整数である]
  7. エポキシ化合物が一般式(VII)で表わされる化合物である請求項1の感圧接着剤。
    [n1+n2+n3+n4は0以上の整数である]
  8. 脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物が一般式(VIII)で表わされる化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
    《ただし、R1およびR3は1〜9個の炭素原子を含有するアルキル基である。》
  9. 成分(b)中にエポキシ基とビニル基をそれぞれ1個以上有する化合物を1個以上の活性水素を有する化合物に開環付加重合させたポリエーテル化合物をエポキシ化して得られるエポキシ化合物を含む請求項1に記載の感圧接着剤。
  10. エポキシ基とビニル基をそれぞれ1個以上有する化合物が、一般式(XVI)で表わされる化合物である請求項9に記載の感圧接着剤。
    《iは1から5の整数、R6は水素または炭素数が1から50のアルキル基または置換フェニル基、R7,R8は水素または炭素数が1から50のアルキル基であり、R7,R8は環を巻いていてもよい。》
  11. 成分(b)中にウレタンエポキシ化合物を含む請求項1に記載の感圧接着剤。
  12. 成分(b)中にエポキシ化ポリブタジエンを含む請求項1に記載の感圧接着剤。
  13. ビニル系単量体がアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、およびスチレン系モノマーの少なくとも1種以上の化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
  14. カチオン重合開始剤が、光または熱によってカチオンを発生する化合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
  15. カチオン重合開始剤が、光照射または加熱によってシラノール基を生ずるけい素化合物またはシラノール基を有するけい素化合物と、アルミニウム化合物の錯体の混合物である請求項1に記載の感圧接着剤。
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