JP3574313B2 - 可逆性感熱記録シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可逆性感熱記録シートに関し、特にロイコ染料と顕減色剤を主成分として含有している可逆性感熱記録層を有し、情報の記録消去を可逆的に行うことが可能な可逆性感熱記録シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
IDカード、プリペイドカード等の各種カードにおいては、例えば磁気記録に加えて残高等の表示のための可逆的な感熱記録が採用されている。この可逆的な感熱記録は現像が不要であり、発色濃度が高くしかも安価であることから、広く利用されている。このような可逆的な感熱記録機能を上記各種カード等に具備させるための部材として、可逆性感熱記録シートが知られている。
【0003】
上記可逆性感熱記録シートの従来例について、図9を参照して説明する。図9において、図9の(a)に、従来の可逆性感熱記録シートの構造断面図を示し、図9の(b)に、この従来の可逆性感熱記録シートをカード基材200に熱プレス(熱圧着)する際のプレス工程図を示す。
【0004】
まず、図9の(a)に示されるように、この従来の可逆性感熱記録シートは、透明ポリエチレンテレフタレート(以下、PETとも記す。)により形成される基材102と、この基材102の上に形成される可逆性感熱記録層101と、この可逆性感熱記録層101の上に形成され、可逆性感熱記録層101の表面を保護するための保護層100とを有する。さらに、基材102の、上記可逆性感熱記録層101に向いている面の反対面側には、この可逆性感熱記録シートをカード基材等に接着する際の接着部材である接着層103が形成されている。
【0005】
後述するように、従来の可逆性感熱記録シートにおいては、その迅速な大量生産を可能とするために、まず、図9の(a)に示される断面構造を有する可逆性感熱記録シートを製造し、その後に、この可逆性感熱記録シートをカード等に適用する際の大きさに合わせるために、適宜な大きさに切断(スリットを形成)して用いるものである。
【0006】
上述のスリット形成工程について、図9の(b)を参照して説明する。図9の(b)に示されるように、可逆性感熱記録シートをカード基材200上に接着する際には、まず、スリット形成工程により、可逆性感熱記録シートにスリット201を形成して幾つかの部分に分割する。そして、熱プレスを行うことにより、接着層103を介してこの可逆性感熱記録シートをカード基材200に接着させる。
【0007】
ここで、カード基材200としては、硬質塩化ビニールが一般的に用いられ、可逆性感熱記録シートはカード基材200に十分にのめり込ませるため、25μm以下の薄手のものが多用されている。
【0008】
また、接着層103に主成分として含有される接着剤は、その接着性を向上させるため、極性基の多い樹脂を使用する。
【0009】
このように、従来の可逆性感熱記録シートを用いてカード等を製造した場合においては、可逆性感熱記録層101に情報を可逆的に記録消去することが可能になると共に、容易にその製造を行うことができるとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造の可逆性感熱記録シートを用いたカード等の製造工程においては、図9の(b)に示されるように、まず、図9の(a)に示される構造の可逆性感熱記録シートを製造した後に、スリット201を形成して、適宜な大きさに可逆性感熱記録シートを分割しなければならない。
【0011】
例えば、予め図9の(a)に示されるような構造の可逆性感熱記録シートを製造せずに、その使用態様に応じた大きさの可逆性感熱記録シートを製造するとなると、可逆性感熱記録シートの一般的な使用先がクレジットカードやプリペイドカードのような携帯型のカードであることを鑑みて、その煩雑さは多大であり、製造コストの上昇、及び製造時間の長期化を招くことになる。
【0012】
従って、可逆性感熱記録シートの製造においては、図9の(a)に示されるような構造の可逆性感熱記録シートを形成した後にスリット201を形成して分割する工程が必須となるが、このスリット201の形成の際に、可逆性感熱記録層101も当然に切断する。そして、この可逆性感熱記録層101の切断の際に、可逆性感熱記録層101に含有されるロイコ染料が脱落し、接着層103に付着する場合がある。
【0013】
この場合、従来の可逆性感熱記録シートにおいては、接着層103にロイコ染料が付着したまま熱プレスを行うことになり、そのため、ロイコ染料と接着層103に含有される極性基の多い樹脂とが反応して、接着層103上に不可逆な発色が発生してしまい、地肌汚れの原因となる。その結果、この不可逆な発色のため、可逆性感熱記録層101に記録した情報の視認性が低下してしまうという問題点を有している。
【0014】
上記不可逆な発色を隠蔽する方法として、可逆性感熱記録シートの上記基材102として、白色ポリエチレンテレフタレート等の有色基材を使用する方法も考えられるが、上述のように、この可逆性感熱記録シートの厚さは、カード基材へののめり込み性を向上させるために、25μm以下としなければならないため、不可逆な発色を隠蔽する方法としては、殆ど実効がない。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、接着層とロイコ染料とが反応した際の不可逆な発色による、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性の低下を防止することが可能な可逆性感熱記録シートを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、可逆性感熱記録層の表面を保護するための保護層と、ロイコ染料と顕減色剤を主成分として含有し、加熱により情報を可逆的に記録消去可能な可逆性感熱記録層と、基材と、接着層とが、この順序により積層形成されている可逆性感熱記録シートにおいて、前記接着層が、前記ロイコ染料が前記接着層に付着し、該ロイコ染料が付着した接着層を熱圧着した際に接着層上に生じる不可逆な発色を隠蔽するための着色がなされていることを特徴とする。
【0017】
従って、この発明によれば、保護層と、可逆性感熱記録層と、基材と、接着層とがこの順序により積層形成されている可逆性感熱記録シートにおいて、ロイコ染料が接着層に付着し、このロイコ染料が付着した接着層を熱圧着した際に生じる不可逆な発色を隠蔽するために、接着層が着色されていることから、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性が低下してしまうということを防止することができる。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記接着層が、金属粒子または金属酸化物粒子を含有する層であることを特徴とする。
【0019】
従って、この発明によれば、請求項1記載の発明の作用が得られると共に、接着層が、金属粒子または金属酸化物粒子を含有する層であることから、接着層が隠蔽層を兼ねることができる。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記基材が、透明ポリエチレンテレフタレートにより形成されていることを特徴とする。
【0021】
従って、この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用が得られると共に、基材が、透明ポリエチレンテレフタレートにより形成されていることから、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性に優れ、その耐久性も十分なものとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して可逆性感熱記録シートの実施形態について詳細に説明する。
【0023】
図1に、可逆性感熱記録シートの一実施形態の構造断面図を示す。
【0024】
図1に示されるように、この可逆性感熱記録シートは、可逆性感熱記録層3の表面を保護するための保護層1と、ロイコ染料を主成分として含有し、加熱により可逆的に情報の記録消去を行い得る可逆性感熱記録層3と、基材5と、ロイコ染料が接着層9に付着し、このロイコ染料が付着した接着層9を熱圧着した際に生じる不可逆な発色を隠蔽するための隠蔽部層7と、この可逆性感熱記録シートをカード基材等に接着させるための接着層9とから構成される。
【0025】
次に、図1に示される各層について以下にさらに詳細に説明する。まず、図1に示される保護層1には、その硬さを十分なものにするために紫外線硬化型樹脂を含有させる。さらに、保護層1の表面に適度な凹凸を形成して、保護層表面のギラ付き感を防止し、保護層表面のキズの発生を防止し、サーマルヘッドのセルフクリーニング性を付与させるため、保護層1にシリカを含有させることが好ましい。
【0026】
可逆性感熱記録層3は、例えばサーマルヘッド等により加熱することにより情報を可逆的に記録消去可能な層である。
【0027】
上記可逆性感熱記録層3は、ロイコ染料、顕減色剤及びバインダー樹脂を主成分として構成され、熱によって可逆的に発色/消色を繰り返す層である。ロイコ染料は、通常無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体といわれるものである。また、顕減色剤は、電子受容性化合物といわれるものであり、加熱後の冷却速度の違いにより染料前駆体に可逆的な色調変化を生じさせるものであり、炭素数6以上の脂肪族炭化水素基を少なくとも1つ有するフェノール性化合物又はフタル酸化合物、あるいはフェノール性水酸基とアミノ基とを有する酸性化合物が用いられる。
【0028】
上述の、可逆性感熱記録層3に主成分として含有されるロイコ染料としては、クリスタルバイオレットラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミノフェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、2−(2−クロルフェニルアミン)−ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチルアニリノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)−フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチルペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン等を挙げることができる。
【0029】
ここで、通常無色ないし淡色の、ロイコ染料としての電子供与性染料前駆体はそれぞれ1種または2種以上を混合して使用してもよい。
【0030】
また、可逆性感熱記録層3に主成分として含有される顕減色剤としては、N−(p−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシルチオ尿素、N−(p−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシル尿素、N−(p−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシルチオアミド、4’−オクタデカンアニリド、2−オクタデシルテレフタル酸、N−オクタデシル(p−ヒドロキシフェニル)アミド、N−(p−ヒドロキシベンゾイル)−N−オクタデカノイルアミン、N−[3−(p−ヒドロキシフェニル)プロピオノ]−N’−オクタデカノヒドテジド、N−[(p−ヒドロキシフェニル)メチル]−n−オクタデシルアミド、N−[(p−ヒドロキシフェニル)メチル]−n−オクタデシル尿素、N−[(p−ヒドロキシフェニル)メチル]−N’−n−オクタデシルオキサミド等が挙げられる。
【0031】
ここで顕減色剤はそれぞれ1種または2種以上を混合して使用しても良い。
【0032】
また、可逆性感熱記録層3に含有されるバインダー樹脂としては、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶性高分子、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、スチレン/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のラテックスなどがあげられ、特に電子供与性染料前駆体(ロイコ染料)および電子受容性化合物(顕減色剤)の分散性にすぐれ、書き換え耐久性にすぐれた可逆性感熱記録層が得られるため、熱可塑性樹脂の分子内に二重結合を導入して、紫外線または電子線硬化性とした樹脂として、塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体にアクリル酸またはメタクリル酸をエステル重合させた樹脂が使用できる。
【0033】
一方、可逆性感熱記録層3において、発色を行うには加熱に引き続き急速な冷却が起これば良く、消色を行うには加熱後の冷却速度が遅ければ良い。例えば、適当な熱源(サーマルヘッド、レーザー光、熱ロール、熱スタンプ、高周波加熱、電熱ヒーターからの輻射熱、熱風等)で比較的長い時間加熱すると、可逆性感熱記録層3だけでなく基材5等も加熱される為に冷却速度が遅く、相分離状態(消色状態)になる。一方、適当な方法で加熱した後、低温の金属ブロックなどを押し当てる等して急速に冷却することにより、発色状態を発現させることができる。また、サーマルヘッド、レーザー光等を用いて極めて短い時間だけ加熱すると、加熱終了後に直ちに冷却(固化)が始まる為、発色状態を発現させることができる。従って、同じ加熱温度および/または同じ熱源を用いても、冷却速度を制御することにより発色状態および消色状態を任意に発現させることができる。
【0034】
ここで、可逆性感熱記録層3は約3〜10μmの厚さに形成される。
【0035】
また、図1に示される基材5は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアセテート、ポリスチレン(PS)、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)及びポリカーボネート(PC)等の合成樹脂シートまたは合成紙等を用いることができる。基材5の厚さは通常、25μm程度である。
【0036】
隠蔽部層7は、この可逆性感熱記録シートを分割する際に可逆性感熱記録層3に含有されるロイコ染料が接着層9に付着し、このロイコ染料が付着した接着層9を熱プレスした場合に接着層9上に発生する不可逆な着色を隠蔽するための層である。
【0037】
従って、その実施形態としては、後述する第1の実施形態から第6の実施形態に示されるように、アルミニウムペースト等の金属粒子や酸化チタン等の金属酸化物粒子を含有する隠蔽層を用いて隠蔽部層7を形成する場合(第1の実施形態、第2の実施形態)や、図1に示される状態では分離している接着層9と隠蔽部層7とのそれぞれの機能を結合し、隠蔽接着層として形成する場合(第3の実施形態)や、基材5の接着層9に向いている面上にアルミ蒸着層等の金属蒸着層を形成して図1に示される隠蔽部層7とする場合(第6の実施形態)等を挙げることができる。
【0038】
さらに、隠蔽部層7の積層位置は、図1に示されるような基材5の下に限定されるものではなく、例えば、基材5の上であり、かつ、可逆性感熱記録層3の下に形成しても良い。
【0039】
この場合は、基材5上に、金属粒子や金属酸化物を含有する隠蔽層を形成し、さらにこの隠蔽層上にバリアー層を形成して、この両層を隠蔽部層として、可逆性感熱記録層3の視認性を向上させ、その耐久性を向上させる場合(第4の実施形態)や、基材5の可逆性感熱記録層3に向いている面上に金属蒸着層を形成し、さらにこの金属蒸着層の上にバリアー層を形成して、この両層を隠蔽部層として可逆性感熱記録層3の視認性を向上させ、その耐久性を向上させる場合(第5の実施形態)等を挙げることができる。
【0040】
ここで、隠蔽層及び隠蔽接着層に含有される金属粒子としてはアルミニウム、亜鉛または銅等が挙げられ、金属酸化物粒子としては酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。これらは樹脂溶液中に分散した状態で用いることができ、塗工して隠蔽層を形成する。また隠蔽層として金属蒸着層を用いる場合は、アルミニウム、亜鉛、銅、ニッケル、金、銀等を蒸着により形成する。
【0041】
バリアー層は隠蔽層が金属粒子または金属酸化物粒子を含有する場合に、隠蔽層を塗工する際に用いられる溶剤や樹脂成分から可逆性感熱記録層が不用意に発色することを防止したり、また隠蔽層が金属蒸着層である場合に、接着層に含有される極性基の多い樹脂や可逆性感熱記録層に含有される顕減色剤等の酸性基をもつ材料により隠蔽層が腐食されることを防止するもので、好ましくは紫外線硬化型樹脂塗料を塗工して形成することができる。
【0042】
また、図1に示される、接着層9は、可逆性感熱記録シートをカード等に熱プレス等した場合に十分に接着をおこない得るものであれば良く、一般に用いられるポリエステル系樹脂、アルキッド系樹脂、ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂又はそれらの混合樹脂を用いることができる。
【0043】
さらに、本発明は、可逆性感熱記録シートを、例えばスリット等を形成することにより分割した場合における可逆性感熱記録層3から離脱したロイコ染料が接着層9に付着し、このロイコ染料が付着した接着層9を加熱した場合に発生する不可逆的な着色を隠蔽することにより可逆性感熱記録層3に記録される情報の視認性を向上させることを目的としているため、隠蔽部層7の構成としては上記構成に限定されるものではなく、その他の上記目的に適合する隠蔽部層7を適宜に利用することができる。
【0044】
従って、図1に示される構造の可逆性感熱記録シートにおいては、少なくとも、可逆性感熱記録層3と接着層9との間に、接着層9とロイコ染料とが熱プレスにより反応した場合における不可逆な発色を隠蔽するための隠蔽部層7が形成されているため、可逆性感熱記録層3に情報を記録した場合においても、その視認性が低下してしまうことを防止することができる。
【0045】
次に、可逆性感熱記録シートのさらに詳細な実施形態について、図面を参照しつつ、第1から第6の実施形態を挙げて以下に説明する。
【0046】
<第1の実施形態>
図2に、可逆性感熱記録シートの第1の実施形態の断面構造図を示す。当該可逆性感熱記録シートの各層の組成、およびカード等に適用して製造する際の工程について以下に示す。
【0047】
1.基材25
厚さ25μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET.東洋紡績(株)製、商品名E5100)を用意した。
【0048】
2.可逆性感熱記録層23
下記の組成の材料を容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えてペイントシェーカーで60分間分散して塗料とし、#26のワイヤーバーで前記基材25表面上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、紫外線照射(160W/cm、30m/分、1パス)を行った後、乾燥膜厚6μmに形成した。
・ロイコ染料(3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、山本化成(株)製、商品名ODB) 20重量部
・顕減色剤(N−(4−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシル尿素、特開平6−210954) 60重量部
・熱可塑性樹脂(アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製、商品名ダイヤナールBR−80) 60重量部
・紫外線硬化型樹脂(BASF(株)社製、商品名LAROMER LR8864) 20重量部
・光重合開始剤(チバガイギー(株)製、商品名ダロキュア1173) 1重量部
・溶剤(MEK:トルエン=1:1) 1000重量部
【0049】
3.保護層21
下記の組成の材料を容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えてペイントシェーカーで10分間分散して塗料とし、#4のワイヤーバーで前記可逆性感熱記録層23上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、紫外線照射(160W/cm、30m/分、1パス)行った後、乾燥膜厚2μmに形成した。
・紫外線硬化型塗料(大日本インキ化学工業(株)製、商品名ユニディック17−806、固形分80%) 100重量部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製、商品名サイリシア436) 5重量部
・シリコーンオイル(信越化学工業(株)製、商品名KF96) 3重量部
・溶剤(MEK:トルエン=1:1) 150重量部
【0050】
4.隠蔽層27
下記の組成の材料を攪拌機で30分間攪拌して塗料とし、#10のワイヤーバーで前記基材25裏面に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚3μmに形成した。
・アルミニウムペースト(旭化成工業(株)製、商品名MH8803) 9重量部
・塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体(ユニオンカーバイド(株)製、商品名VMCH) 11重量部
・溶剤(MEK:トルエン=1:1) 40重量部
【0051】
5.接着層29
下記の組成の塗料を#10のワイヤーバーで前記隠蔽層27上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚3μmに形成した。
・変形エーテル型ポリエステル接着剤(富士フイルム(株)製、商品名スタフィックスSOC−30−M、固形分30%) 2重量部
・溶剤(MEK:トルエン=1:1) 1重量部
【0052】
次に、上記構造の可逆性感熱記録シートを分割してカード等に適用する際の製造工程について以下に説明する。但し、可逆性感熱記録シートを接着するカード基材としては、透明硬質塩化ビニルシートを用いる。
【0053】
6.スリットの形成
所望の幅に分割するためにスリットを可逆性感熱記録シートに形成し、可逆性感熱記録テープにする。
【0054】
7.熱接着
分割された上記構造の可逆性感熱記録テープを、厚さ100μmの透明硬質塩化ビニルシートに100°Cに加熱したゴムロールを押し当てて接着する。別に磁気テープも同様にして接着する。
【0055】
8.熱貼合
上記7.において可逆性感熱記録層が形成された透明硬質塩化ビニルシートと、印刷を施した厚さ280μmの白色硬質塩化ビニルシート及び厚さ100μmの透明硬質塩化ビニルシートを重ね合わせ、熱プレス機で温度135°C、圧力50kg/cm2 の条件で10分間熱プレスする。
【0056】
9.抜き加工
上記8.において熱貼合わせを行って得られたシートを金型でJISX6301に規定された外形に抜いて、カードとする。
【0057】
<第2の実施形態>
次に、可逆性感熱記録シートの第2の実施形態について、図3を参照して説明する。図3を参照すると明らかなように、この第2の実施形態に係る可逆性感熱記録シートの構造は、図2に示される第1の実施形態の可逆性感熱記録シートの構造と同様である。
【0058】
また、各層の組成についても、隠蔽層31の組成を、第1の実施形態における隠蔽層27に変えて、以下のように変更した以外は、他の各層において第1の実施形態における各層の組成と同様である。
【0059】
1.隠蔽層31
下記の組成の材料を、容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えて、ペイントシェーカーで30分間分散して塗料とし、#20のワイヤーバーで基材25裏面に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚8μmに形成した。
・酸化チタン 1重量部
・塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体(ユニオンカーバイド(株)製、商品名VMCH) 3重量部
・溶剤(MEK:トルエン=1:1) 16重量部
【0060】
また、第2の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0061】
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る可逆性感熱記録シートの第3の実施形態について、図4を参照して説明する。図4を参照すると明らかなように、この第3の実施形態に係る可逆性感熱記録シートの構造は、第1の実施形態に係る隠蔽層27を以下のように変更して隠蔽接着層41とし、さらに第1の実施形態の構造から、接着層29を除いた以外は、第1の実施形態の構造と同様である。
【0062】
1.隠蔽接着層41
下記の組成の材料を、容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えて、ペイントシェーカーで30分間分散して塗料とし、#20のワイヤーバーで基材25裏面に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚10μmに形成した。
・アルミニウムペースト(旭化成工業(株)製、商品名MH8803) 5重量部
・ウレタン樹脂(大日本インキ化学工業(株)製、商品名TYFORCE AD−865V、固形分50%) 20重量部
・ポリイソシアネート型硬化剤(大日本インキ化学工業(株)製、商品名TYFORCE CL−100M) 2重量部
・溶剤(酢酸エチル) 25重量部
【0063】
また、この第3の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0064】
<第4の実施形態>
次に、可逆性感熱記録シートの第4の実施形態について、図5を参照して説明する。図5を参照すると明らかなように、この第4の実施形態に係る可逆性感熱記録シートの構造は、隠蔽層27が基材25における可逆性感熱記録層23に向いている面上に形成され、さらにこの隠蔽層27上にバリアー層51が形成されている点が、上述の第1の実施形態の構造と異なる。また、バリアー層51以外の各層の組成については、第1の実施形態の各層のそれぞれに対応する層の組成と同様であるため、バリアー層51以外の各層の説明を省略する。
【0065】
1.バリアー層51
下記の組成の材料を、#14のワイヤーバーで隠蔽層27上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、紫外線照射(160W/cm、30m/分、1パス)行った後、乾燥膜厚5μmに形成した。
・紫外線硬化型塗料(大日本インキ化学工業(株)製、商品名ユニディックC3−374、固形分75%) 1重量部
・溶剤(MEK:トルエン=1:1) 1重量部
【0066】
また、この第4の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0067】
<第5の実施形態>
次に、可逆性感熱記録シートの第5の実施形態について、図6を参照して説明する。図6を参照すると明らかなように、この第5の実施形態に係る可逆性感熱記録シートの構造は、アルミ蒸着層67が基材69における可逆性感熱記録層23に向いている面上に形成され、さらにアルミ蒸着層67上にバリアー層65が形成されている点が、上述の第1の実施形態の構造と異なる。
【0068】
また、基材69、アルミ蒸着層67及びバリアー層65以外の各層の組成は、上述の第1の実施形態のそれぞれ対応する各層の組成と同様であるので、その説明を省略する。
【0069】
また、バリアー層65の組成は、前述の第4の実施形態において説明したバリアー層51の組成と同様であり、下記アルミ蒸着層67上に形成した以外は同様であるので、その説明を省略する。従って、基材69及びアルミ蒸着層67について以下に説明する。
【0070】
1.基材69及びアルミ蒸着層67
基材69及びアルミ蒸着層67は、以下に示される基材を用いることにより 形成される。
・厚さ25μmのアルミ蒸着PET(東レ(株)製、商品名ルミラーTS#25)
【0071】
また、この第5の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0072】
<第6の実施形態>
次に、可逆性感熱記録シートの第6の実施形態について、図7を参照して説明する。図7を参照すると明らかなように、この第6の実施形態に係る可逆性感熱記録シートの構造は、基材69のアルミ蒸着層が形成されている面を接着層29側に向け、さらに、バリアー層51を、アルミ蒸着層67と接着層29との間に形成している点が、前述の第5の実施形態の構造と相違する。
【0073】
また、この第6の実施形態の各層の組成については、前述の第5の実施形態のそれぞれ対応する各層の組成と同様であり、各層をそれぞれ図7に対応する位置に形成した以外は同様であるので、その説明を省略する。
【0074】
また、この第6の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0075】
次に、上記第1から第6の実施形態における効果を比較するための第1から第3の比較例について以下に示す。
【0076】
<第1の比較例>
第1の比較例は、上述の第1の実施形態から隠蔽層27を除外した以外は、第1の実施形態と同様の構造、及び組成である。
【0077】
この第1の比較例における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様である。
【0078】
<第2の比較例>
第2の比較例は、上述の第1の比較例の構造において、基材を以下のように変更した。それ以外は、第1の比較例と同様である。
1.基材
厚さが38μmの白色PET(東レ(株)製、商品名ルミラーE20#38)
【0079】
この第2の比較例における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様である。
【0080】
<第3の比較例>
第3の比較例は、上述の第1の比較例の構造において、基材を以下のように変更した。それ以外は、第1の比較例と同様である。
1.基材
厚さが100μmの白色PET(東レ(株)製、商品名ルミラーE20#100)
【0081】
この第3の比較例における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における6.から9.までの工程と同様である。
【0082】
以上のようにして得られた第1から第6の実施形態の可逆性感熱記録シートと、第1から第3の比較例の可逆性感熱記録シートとの間における熱プレス後の地肌汚れの比較結果について、図8を参照して説明する。
【0083】
図8に、熱プレス後の地肌汚れの比較結果を示す。
図8に示されるように、上記第1から第6の実施形態、及び第3の比較例においては、熱プレス後の地肌汚れは存在していないが(無し)、第1の比較例、2では存在している(有り)。
【0084】
ここで、地肌汚れが存在しているとは、黒い斑点状の汚れが目視により確認可能であることをいう。より具体的には、可逆性感熱記録シートをスリットにより切断した際における切断面に面した1cm2 の領域内に、その直径が約20μm以上の黒斑点模様が15個程度存在していた。また、地肌汚れが存在していないとは、前記黒斑点模様が観察されなかった状態をいう。
【0085】
また、備考欄に示されるように、第3の比較例においては、地肌汚れは存在していないが、基材の厚さが100μmと厚すぎるため、熱プレスした後にカード表面に段差が発生し、カードとして実用に耐えうるものではなかった。
【0086】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、接着層に、ロイコ染料が接着層に付着し、このロイコ染料が付着した接着層を熱圧着した際に生じる不可逆な発色を隠蔽するための着色がなされているため、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性が低下してしまうのを防止することが可能な可逆性感熱記録シートを提供することができる。
【0087】
また、請求項2記載の発明によれば、接着層が、金属粒子または金属酸化物粒子を含有する層であるため、接着層が隠蔽層を兼ねることが可能な可逆性感熱記録シートを提供することができる。
【0088】
また、請求項3記載の発明によれば、基材が、透明ポリエチレンテレフタレートにより形成されているため、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性に優れ、その耐久性も十分な可逆性感熱記録シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可逆性感熱記録シートの一実施形態の構造断面図である。
【図2】可逆性感熱記録シートの第1の実施形態の構造断面図である。
【図3】可逆性感熱記録シートの第2の実施形態の構造断面図である。
【図4】本発明に係る可逆性感熱記録シートの第3の実施形態の構造断面図である。
【図5】可逆性感熱記録シートの第4の実施形態の構造断面図である。
【図6】可逆性感熱記録シートの第5の実施形態の構造断面図である。
【図7】可逆性感熱記録シートの第6の実施形態の構造断面図である。
【図8】可逆性感熱記録シートの第1から第6の実施形態と第1から第3の比較例とを比較した結果を表す図である。
【図9】従来の可逆性感熱記録シートの構造断面図、及びカード基材への熱プレス工程を示す図である。
【符号の説明】
1 保護層
3 可逆性感熱記録層
5 基材
7 隠蔽部層
9 接着層
21 保護層
23 可逆性感熱記録層
25 基材(透明25μmPET)
27 隠蔽層
29 接着層
31 隠蔽層
41 隠蔽接着層
51 バリアー層
65 バリアー層
67 アルミ蒸着層
69 基材(アルミ蒸着25μmPET)
Claims (3)
- 可逆性感熱記録層の表面を保護するための保護層と、
ロイコ染料と顕減色剤を主成分として含有し、加熱により情報を可逆的に記録消去可能な可逆性感熱記録層と、
基材と、
接着層とが、この順序により積層形成されている可逆性感熱記録シートにおいて、
前記接着層が、前記ロイコ染料が前記接着層に付着し、該ロイコ染料が付着した接着層を熱圧着した際に接着層上に生じる不可逆な発色を隠蔽するための着色がなされていることを特徴とする可逆性感熱記録シート。 - 前記接着層が、
金属粒子または金属酸化物粒子を含有する層であることを特徴とする請求項1記載の可逆性感熱記録シート。 - 前記基材が、
透明ポリエチレンテレフタレートにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の可逆性感熱記録シート。
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