JP3574314B2 - 転写型可逆性感熱記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写型可逆性感熱記録媒体に関し、特にロイコ染料及び顕減色剤を主成分として含有している可逆性感熱記録層を有し、情報の記録消去を可逆的に行うことが可能な転写型可逆性感熱記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
IDカード、プリペイドカード等の各種カードにおいては、例えば磁気記録に加えて残高等の表示のための可逆的な感熱記録が採用されている。この可逆的な感熱記録は現像が不要であり、発色濃度が高くしかも安価であることから、広く利用されている。このような可逆的な感熱記録機能を上記各種カード等に具備させるための部材として、転写型可逆性感熱記録媒体が知られている。
【0003】
上記転写型可逆性感熱記録媒体の従来例について、図7を参照して説明する。図7において、図7の(a)に、従来の転写型可逆性感熱記録媒体の構造断面図を示し、図7の(b)に、この従来の転写型可逆性感熱記録媒体をカード基材200に熱プレスする際のプレス工程図を示す。
【0004】
まず、図7の(a)に示されるように、この従来の転写型可逆性感熱記録媒体は、透明ポリエチレンテレフタレート(以下、PETとも記す。)により形成される基材104と、この基材104の上に形成される剥離層103と、この剥離層103の上に形成され、可逆性感熱記録層101の表面を保護するための保護層102と、この保護層102の上に形成される可逆性感熱記録層101と、この可逆性感熱記録層101の上に形成される接着層100とから構成されている。
【0005】
後述するように、従来の転写型可逆性感熱記録媒体においては、その迅速な大量生産を可能とするために、まず、図7の(a)に示される断面構造を有する転写型可逆性感熱記録媒体を形成し、その後に、この転写型可逆性感熱記録媒体をカード等に適用する際の大きさに合わせるために、適宜な大きさに切断し(スリットを形成し)て用いるものである。
【0006】
上述のスリット形成工程について、図7の(b)を参照して説明する。図7の(b)に示されるように、転写型可逆性感熱記録媒体をカード基材200上に形成する際には、まず、スリット形成工程により、転写型可逆性感熱記録媒体にスリット201を形成して幾つかの部分に分割する。そして、熱プレス(熱圧着)は、接着層100をカード基材200に向けて行う。
【0007】
このように、従来の転写型可逆性感熱記録媒体を用いたカード等においては、可逆性感熱記録層101に情報を可逆的に記録消去することが可能になると共に、容易にその製造を行うことができるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7の(b)に示されるように、上記従来の構造の転写型可逆性感熱記録媒体の製造工程においては、まず、図7の(a)に示される構造の転写型可逆性感熱記録媒体をシートとして製造した後に、スリット201を形成して、適宜な大きさに転写型可逆性感熱記録媒体を分割しなければならない。
【0009】
例えば、予め図7の(a)に示されるような構造の転写型可逆性感熱記録媒体のシートを製造せずに、その使用態様に応じた大きさの転写型可逆性感熱記録媒体を製造するとなると、転写型可逆性感熱記録媒体の一般的な使用先がクレジットカードやプリペイドカードのような携帯型のカードであることを鑑みて、その煩雑さは多大であり、製造コストの上昇、及び製造時間の長期化を招くことになる。
【0010】
従って、転写型可逆性感熱記録媒体の製造においては、図7の(a)に示されるような構造の転写型可逆性感熱記録媒体を形成した後にスリット201を形成して分割する工程が必須となるが、このスリット201の形成の際に、可逆性感熱記録層101も当然に切断する。そして、この可逆性感熱記録層100の切断の際に、可逆性感熱記録層101に含有されるロイコ染料が脱落し、接着層100に付着する場合がある。
【0011】
この場合、従来の転写型可逆性感熱記録媒体においては、接着層100にロイコ染料が付着したまま熱プレスを行うことになり、その結果、ロイコ染料と接着層100とが反応して、接着層100上に不可逆な発色が発生してしまい、地肌汚れの原因となる。その結果、この不可逆な発色のため、可逆性感熱記録層101に記録した情報の視認性が低下してしまうという問題点を有している。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、接着層とロイコ染料とが反応した際の不可逆な発色による、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性の低下を防止することが可能な転写型可逆性感熱記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ロイコ染料と顕減色剤とを主成分として含有し、加熱することにより可逆的に情報を記録し、消去することが可能な可逆性感熱記録層と、前記可逆性感熱記録層と共に形成され、接着を行うための接着層とを有する転写型可逆性感熱記録媒体において、前記可逆性感熱記録層における前記接着層に向かっている面の反対面側に、前記可逆性感熱記録層の表面を保護するための保護層と、該保護層と基材とを剥離するための剥離層と、基材とが、この順序により積層されており、前記接着層が、前記ロイコ染料が前記接着層に付着し、該ロイコ染料が付着した接着層を熱圧着した際に生じる不可逆な発色を隠蔽するための着色がなされていることを特徴とする。
【0014】
従って、この発明によれば、可逆的に情報を記録消去する可逆性感熱記録層と接着層とを有する転写型可逆性感熱記録媒体において、この接着層に、転写型可逆性感熱記録媒体にスリットを形成した際に発生するロイコ染料が接着層に付着し、このロイコ染料が付着した接着層を熱プレスした場合に発生する不可逆な着色を隠蔽するための着色が成されているため、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性が低下してしまうことを防止することができる。
さらに、可逆性感熱記録層における接着層に向かっている面の反対面側に、可逆性感熱記録層の表面を保護するための保護層と、保護層と基材とを剥離するための剥離層と、基材とが、この順序により積層されていることから、転写型可逆性感熱記録媒体の製造を容易に行うことができると共に、製造後の管理を容易にし、さらに、転写型可逆性感熱記録媒体の適用範囲を拡げることができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記接着層における着色が、接着層に金属粒子または金属酸化物粒子を含有させることにより行われることを特徴とする。
【0016】
従って、この発明によれば、請求項1記載の発明の作用が得られると共に、接着層における着色が、金属粒子または金属酸化物粒子を含有させることにより行われることから、容易に接着層を着色することができ、すぐれた隠蔽性が得られる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記接着層と前記可逆性感熱記録層との間に、バリアー層を形成したことを特徴とする。
【0018】
従って、この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用が得られると共に、接着層と可逆性感熱記録層との間に、バリアー層を形成しているため、可逆性感熱記録層が不用意に発色してしまうことを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して転写型可逆性感熱記録媒体の実施形態について詳細に説明する。
【0020】
図1に、転写型可逆性感熱記録媒体の一実施形態の構造断面図を示す。
【0021】
図1に示されるように、この転写型可逆性感熱記録媒体は、熱プレス等によりカード基材等に接着を行うための接着層1と、転写型可逆性感熱記録媒体にスリットを形成して切断した際に、可逆性感熱記録層5から発生したロイコ染料が接着層1に付着し、このロイコ染料が付着した接着層1を熱プレスした場合に、ロイコ染料と接着層1とが反応することにより生ずる接着層1上の不可逆な着色を隠蔽するための隠蔽層3とを有する。
【0022】
さらに、バリアー層13と、加熱により情報を可逆的に記録消去することができる、ロイコ染料を主成分として含有している可逆性感熱記録層5と、可逆性感熱記録層5の表面を保護するための保護層7と、保護層7と基材11とを剥離するための剥離層9と、転写型可逆性感熱記録媒体の製造、管理を容易にするための基材11とを有する。
【0023】
次に、図1に示される各層について以下にさらに詳細に説明する。まず、接着層1は、転写型可逆性感熱記録媒体をカード等に熱プレス等した場合に十分に接着をおこない得るものであれば良く、一般に用いられるポリエステル系樹脂、アルキッド系樹脂、ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂又はそれらの混合樹脂を用いることができる。
【0024】
隠蔽層3とバリアー層13についての詳細は後述する。
【0025】
可逆性感熱記録層5は、例えばサーマルヘッド等により加熱することにより情報を可逆的に記録消去可能な層である。
【0026】
上記可逆性感熱記録層5は、ロイコ染料、顕減色剤及びバインダー樹脂を主成分として構成され、熱によって可逆的に発色/消色を繰り返す層である。ロイコ染料は、通常無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体といわれるものである。また、顕減色剤は、電子受容性化合物といわれるものであり、加熱後の冷却速度の違いにより染料前駆体に可逆的な色調変化を生じさせるものであり、炭素数6以上の脂肪族炭化水素基を少なくとも1つ有するフェノール性化合物又はフタル酸化合物、あるいはフェノール性水酸基とアミノ基とを有する酸性化合物が用いられる。
【0027】
上述の、可逆性感熱記録層5に主成分として含有されるロイコ染料としては、クリスタルバイオレットラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミノフェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、2−(2−クロルフェニルアミン)−ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチルアニリノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)−フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチルペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン等を挙げることができる。
【0028】
ここで、通常無色ないし淡色の、ロイコ染料としての電子供与性染料前駆体はそれぞれ1種または2種以上を混合して使用してもよい。
【0029】
また、可逆性感熱記録層5に主成分として含有される顕減色剤としては、N−(p−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシルチオ尿素、N−(p−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシル尿素、N−(p−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシルチオアミド、4’−オクタデカンアニリド、2−オクタデシルテレフタル酸、N−オクタデシル(p−ヒドロキシフェニル)アミド、N−(p−ヒドロキシベンゾイル)−N−オクタデカノイルアミン、N−[3−(p−ヒドロキシフェニル)プロピオノ]−N’−オクタデカノヒドテジド、N−[(p−ヒドロキシフェニル)メチル]−n−オクタデシルアミド、N−[(p−ヒドロキシフェニル)メチル]−n−オクタデシル尿素、N−[(p−ヒドロキシフェニル)メチル]−N’−n−オクタデシルオキサミド等が挙げられる。
【0030】
ここで顕減色剤はそれぞれ1種または2種以上を混合して使用しても良い。
【0031】
また、可逆性感熱記録層5に含有されるバインダー樹脂としては、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶性高分子、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、スチレン/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のラテックスなどがあげられ、特に電子供与性染料前駆体(ロイコ染料)および電子受容性化合物(顕減色剤)の分散性にすぐれ、書き換え耐久性にすぐれた可逆性感熱記録層が得られるため、熱可塑性樹脂の分子内に二重結合を導入して、紫外線または電子線硬化性とした樹脂として、塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体にアクリル酸またはメタクリル酸をエステル重合させた樹脂が使用できる。これらの樹脂は単独で、または2種以上混合して使用できる。
【0032】
一方、可逆性感熱記録層5において、発色を行うには加熱に引き続き急速な冷却が起これば良く、消色を行うには加熱後の冷却速度が遅ければ良い。例えば、適当な熱源(サーマルヘッド、レーザー光、熱ロール、熱スタンプ、高周波加熱、電熱ヒーターからの輻射熱、熱風等)で比較的長い時間加熱すると、可逆性感熱記録層5だけでなく基材11等も加熱される為に冷却速度が遅く、相分離状態(消色状態)になる。一方、適当な方法で加熱した後、低温の金属ブロックなどを押し当てる等して急速に冷却することにより、発色状態を発現させることができる。また、サーマルヘッド、レーザー光等を用いて極めて短い時間だけ加熱すると、加熱終了後に直ちに冷却(固化)が始まる為、発色状態を発現させることができる。従って、同じ加熱温度および/または同じ熱源を用いても、冷却速度を制御することにより発色状態および消色状態を任意に発現させることができる。
【0033】
ここで、可逆性感熱記録層5は約3〜15μmの厚さに形成される。
【0034】
また、図1に示される保護層7には、その硬さを十分なものにするために紫外線硬化型樹脂を含有させる。さらに、保護層7の表面に適度な凹凸を形成して、保護層表面のギラ付き感を防止し、保護層表面のキズの発生を防止し、サーマルヘッドのセルフクリーニング性を付与させるため、保護層7にシリカを含有させることが好ましい。
【0035】
また、図1に示される剥離層9は、基材11と保護層7との間における剥離性能を向上させるためのものであり、従って、剥離層9は、フッ素系樹脂、各種のワックス、シリコン等の剥離剤を例えばアクリル系樹脂、繊維素系樹脂、ビニル系樹脂等のビヒクル中に添加したコーティング剤による塗工層や、例えば、フッ素系樹脂、シリコン、メラミン系樹脂、ポリオレフィン樹脂、電離放射線架橋型の多官能のアクリレート、ポリエステル、エポキシ等の樹脂等の剥離性樹脂によるコーティング剤の塗工層あるいはエクストルージョンコート層等からなる。
【0036】
また、図1に示される基材11は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアセテート、ポリスチレン(PS)、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)及びポリカーボネート(PC)等の合成樹脂シートまたは合成紙等を用いることができる。基材11の厚さは通常、10〜50μm程度である。
【0037】
また、上述の隠蔽層3は、この転写型可逆性感熱記録媒体を分割する際に可逆性感熱記録層5に含有されるロイコ染料が接着層1に付着し、このロイコ染料が付着した接着層1を熱プレスした場合に接着層1上に発生する不可逆な着色を隠蔽するための層である。
【0038】
従って、その実施形態としては、アルミニウムペースト等の金属粒子や酸化チタン等の金属酸化物粒子により着色して隠蔽層3を形成する場合や、図1に示される状態では分離している接着層1と隠蔽層3とのそれぞれの機能を結合し、隠蔽接着層として形成する場合や、隠蔽層3として第2のバリアー層を形成し、このバリアー層に上記不可逆な発色を隠蔽するための金属蒸着層を形成する場合等がある。
【0039】
ここで、隠蔽層および隠蔽接着層に含有される金属粒子としてはアルミニウム、亜鉛または銅等が挙げられ、金属酸化物粒子としては酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。これらは樹脂溶液中に分散した状態で用いることができ、塗工して隠蔽層を形成する。また隠蔽層として金属蒸着層を用いる場合は、アルミニウム、亜鉛、銅、ニッケル、金、銀、スズ等を蒸着により形成する。
【0040】
バリアー層は隠蔽層が金属粒子または金属酸化物粒子を含有する場合に、隠蔽層を塗工する際に用いられる溶剤や樹脂成分から可逆性感熱記録層が不用意に発色することを防止したり、また隠蔽層が金属蒸着層である場合に、接着層に含有される極性基の多い樹脂や可逆性感熱記録層に含有される顕減色剤等の酸性基をもつ材料により隠蔽層が腐食されることを防止するもので、好ましくは紫外線硬化型樹脂塗料を塗工して形成することができる。
【0041】
ただし、本発明は、転写型可逆性感熱記録媒体を、例えばスリット等を形成することにより分割した場合における可逆性感熱記録層から離脱したロイコ染料が接着層に付着し、このロイコ染料が付着した接着層を加熱した場合に発生する不可逆的な着色を隠蔽することにより可逆性感熱記録層に記録される情報の視認性を向上させることを目的としているため、隠蔽層3の構成としては上記構成に限定されるものではなく、その他の上記目的に適合する隠蔽層3を適宜に利用することができる。
【0042】
その他の例としては、例えば、前記バリアー層を構成する紫外線硬化型樹脂塗料に金属粒子または金属酸化物粒子を含有させ、前記可逆性感熱記録層と接着層との間に形成するようにしてもよい。このようにすることで、接着層に含有される極性基の多い樹脂により可逆性感熱記録層が不用意に発色することを防止することができると共に、接着層に付着したロイコ染料の加熱加圧された際の不可逆的な着色を防止でき、さらに塗工工程も簡略化できる。
【0043】
従って、図1に示される構造の転写型可逆性感熱記録媒体においては、接着層1と可逆性感熱記録層5との間に、接着層1とロイコ染料とが熱プレスにより反応した場合における不可逆な発色を隠蔽するための隠蔽層3が形成されているため、可逆性感熱記録層5に情報を記録した場合においても、その視認性が低下してしまうことを防止することができる。
【0044】
次に、転写型可逆性感熱記録媒体のさらに詳細な実施形態について、図面を参照しつつ、第1から第4の実施形態を挙げて以下に説明する。
【0045】
<第1の実施形態>
図2に、転写型可逆性感熱記録媒体の第1の実施形態の断面構造図を示す。当該転写型可逆性感熱記録媒体の各層の組成、およびカード等に適用して製造する際の工程について以下に示す。
【0046】
1.基材33
厚さ25μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET.東洋紡績(株)製、商品名E5100)を用意した。
【0047】
2.剥離層31
下記の組成の材料を#4のワイヤーバーで前記基材17表面上に塗工し、乾燥させ(120°C、2分間)て、形成した。
・シリコン樹脂(信越化学工業(株)製、商品名KS−882) 40重量部
・ポリビニルプチラール樹脂(積水化学工業(株)製、商品名BL−1) 4重量部
・硬化剤(信越化学工業(株)製、商品名CAT−PS−80) 1重量部
・溶剤(メチルエチルケトン:トルエン=1:1) 600重量部
【0048】
3.保護層29
下記の組成の材料を容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えてペイントシェーカーで10分間分散して塗料とし、#7のワイヤーバーで前記剥離層31上に塗工し、乾燥させ(100°C、2分間)、紫外線照射(160W/cm3灯、25m/分、1パス)行った後、乾燥膜厚3μmに形成した。
・紫外線硬化型塗料(大日本インキ化学工業(株)製、商品名ユニディック17−806) 20重量部
・シリカ(水澤化学工業(株)製、商品名ミズカシルP−603) 1重量部
・溶剤(メチルエチルケトン:トルエン=1:1) 30重量部
【0049】
4.可逆性感熱記録層27
下記の組成の材料を容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えてペイントシェーカーで60分間分散して塗料とし、#26のワイヤーバーで前記保護層29上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、紫外線照射(160W/cm、25m/分、1パス)を行った後、乾燥膜厚6μmに形成した。
・ロイコ染料(3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、山本化成(株)製、商品名ODB) 20重量部
・顕減色剤(N−(4−ヒドロキシフェニル)−N’−n−オクタデシル尿素、特開平6−210954) 60重量部
・熱可塑性樹脂(アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製、商品名ダイヤナールBR−80) 60重量部
・紫外線硬化型樹脂(BASF(株)社製、商品名LAROMER LR8864) 20重量部
・光重合開始剤(チバガイギー(株)製、商品名ダロキュア1173) 1重量部
・溶剤(MEK:トルエン=1:1) 1000重量部
【0050】
5.バリアー層25
下記の組成の材料を塗料とし、#20のワイヤーバーで前記可逆性感熱記録層27上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、紫外線照射(160W/cm、25m/分、1パス)を行った後、乾燥膜厚10μmに形成した。
・紫外線硬化型塗料(大日本インキ化学工業(株)製、商品名ユニディックC3−374) 1重量部
・溶剤(トルエン) 1重量部
【0051】
6.隠蔽層23
下記の組成の材料を攪拌機で30分間攪拌して塗料とし、#10のワイヤーバーで前記バリアー層25上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚3μmに形成した。
・アルミニウムペースト(旭化成工業(株)製、商品名MH8803) 9重量部
・塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体(ユニオンカーバイド(株)製、商品名VMCH) 11重量部
・溶剤(メチルエチルケトン:トルエン=1:1) 40重量部
【0052】
7.接着層21
下記の組成の塗料を#10のワイヤーバーで前記隠蔽層23上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚3μmに形成した。
・変形エーテル型ポリエステル接着剤(富士フイルム(株)製、商品名スタフィックスSOC−30−M) 2重量部
・溶剤(メチルエチルケトン:トルエン=1:1) 1重量部
【0053】
次に、上記構造の転写型可逆性感熱記録媒体を分割してカード等に適用する際の製造工程について以下に説明する。但し、転写型可逆性感熱記録媒体を転写するカード基材としては、透明硬質塩化ビニルシートを用いる。
【0054】
8.スリットの形成
所望の幅に分割するためにスリットを転写型可逆性感熱記録媒体に形成する。
【0055】
9.熱転写
分割された上記構造の転写型可逆性感熱記録媒体を、厚さ100μmの透明硬質塩化ビニルシートに100°Cに加熱したゴムロールを押し当てて転写する。別に磁気テープも同様にして転写する。
【0056】
10.熱貼合
上記9.において可逆性感熱記録層が形成された透明硬質塩化ビニルシートと、印刷を施した厚さ280μmの白色硬質塩化ビニルシート及び厚さ100μmの透明硬質塩化ビニルシートを重ね合わせ、熱プレス機で温度135°C、圧力50kg/cm2 の条件で10分間熱プレスする。
【0057】
11.抜き加工
上記10.において熱貼合わせを行って得られたシートを金型でJISX6301に規定された外形に抜いて、カードとする。
【0058】
<第2の実施形態>
次に、転写型可逆性感熱記録媒体の第2の実施形態について、図3を参照して説明する。図3を参照すると明らかなように、この第2の実施形態に係る転写型可逆性感熱記録媒体の構造は、図2に示される第1の実施形態の転写型可逆性感熱記録媒体の構造と同様である。
【0059】
また、各層の組成についても、隠蔽層43の組成を、第1の実施形態における隠蔽層23に変えて、以下のように変更した以外は、他の各層において第1の実施形態における各層の組成と同様である。
【0060】
1.隠蔽層43
下記の組成の材料を、容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えて、ペイントシェーカーで30分間分散して塗料とし、#20のワイヤーバーでバリアー層25上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚8μmに形成した。
・酸化チタン 1重量部
・塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体(ユニオンカーバイド(株)製、商品名VMCH) 3重量部
・溶剤(メチルエチルケトン:トルエン=1:1) 16重量部
【0061】
また、第2の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における8.から11.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0062】
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る転写型可逆性感熱記録媒体の第3の実施形態について、図4を参照して説明する。図4を参照すると明らかなように、この第3の実施形態に係る転写型可逆性感熱記録媒体は、第1の実施形態に係る隠蔽層23を以下のように変更して隠蔽接着層61とし、さらに第1の実施形態の構造から、接着層21を除いた以外は同様である。
【0063】
1.隠蔽接着層61
下記の組成の材料を、容器に入れ、直径2mmのジルコニアビーズを加えて、ペイントシェーカーで30分間分散して塗料とし、#20のワイヤーバーでバリアー層25上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、乾燥膜厚10μmに形成した。
・アルミニウムペースト(旭化成工業(株)製、商品名MH8803) 5重量部
・ウレタン樹脂(大日本インキ化学工業(株)製、商品名TYFORCE AD−865V) 20重量部
・ポリイソシアネート型硬化剤(大日本インキ化学工業(株)製、商品名TYFORCE CL−100M) 2重量部
・溶剤(酢酸エチル) 25重量部
【0064】
また、この第3の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における8.から11.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0065】
<第4の実施形態>
次に、転写型可逆性感熱記録媒体の第4の実施形態について、図5を参照して説明する。図5を参照すると明らかなように、この第4の実施形態に係る転写型可逆性感熱記録媒体は、第1の実施形態に係る隠蔽層23の代わりに、アルミ蒸着層85、及びバリアー層83を形成している。その他は同様である。
【0066】
1.アルミ蒸着層85
前記バリアー層25上にアルミ蒸着により、厚さ0.05〜0.1μmに形成する。
2.バリアー層83
下記の組成の材料を、#7のワイヤーバーでアルミ蒸着層85上に塗工し、乾燥させ(80°C、5分間)、紫外線照射(160W/cm、25m/分、1パス)を行い、乾燥膜厚3μmに形成した。ただし、アルミ蒸着層の腐食防止は省略可能である。
・紫外線硬化型塗料(大日本インキ化学工業(株)製、商品名ユニディックC3−374) 1重量部
・溶剤(トルエン) 1重量部
【0067】
また、この第4の実施形態における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における8.から11.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0068】
<比較例1>
次に、上記第1から第4の実施形態における効果を比較するための比較例1として、第1の実施形態において、隠蔽層23を除外し、その他の各層の構造が第1の実施形態と同様のものを採用した。
【0069】
また、この比較例1における、カード基材への形成工程においても、上記第1の実施形態における8.から11.までの工程と同様なのでその説明を省略する。
【0070】
以上のようにして得られた第1から第4の実施形態の転写型可逆性感熱記録媒体と、比較例1の転写型可逆性感熱記録媒体との間における熱プレス後の地肌汚れの比較結果について、図6を参照して説明する。
【0071】
図6に、熱プレス後の地肌汚れの比較結果を示す。
図6に示されるように、上記第1から第4の実施形態においては、熱プレス後の地肌汚れは存在していないが(無し)、比較例1では存在している(有り)。
【0072】
ここで、地肌汚れが存在しているとは、黒い斑点状の汚れが目視により確認可能であることをいう。より具体的には、転写型可逆性感熱記録媒体をスリットにより切断した際における切断面に面した1cm2 の領域内に、その直径が約20μm以上の黒斑点模様が15個程度存在していた。また、地肌汚れが存在していないとは前記黒斑点模様が観察されなかった状態をいう。
【0073】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、情報を可逆的に記録消去可能な可逆性感熱記録層と共に形成される接着層を着色しているため、ロイコ染料が付着した接着層を熱プレスした場合に発生する不可逆な発色を隠蔽することができるので、可逆性感熱記録層に記録された情報の視認性が低下してしまうことを防止することが可能な転写型可逆性感熱記録媒体を提供することができる。
【0074】
また、接着層における着色が、金属粒子または金属酸化物粒子を含有させることにより行われることから、容易に接着層を着色することが可能になると共に、すぐれた隠蔽性を得ることが可能な転写型可逆性感熱記録媒体を提供することができる。
【0075】
また、接着層と可逆性感熱記録層との間に、バリアー層を形成しているため、可逆性感熱記録層が不用意に発色してしまうことを防止することが可能な転写型可逆性感熱記録媒体を提供することができる。
【0076】
さらに、保護層、剥離層、基材とを順次積層して形成しているため、転写型可逆性感熱記録媒体の製造、及び製造後の管理が容易となり、さらに、その適用範囲を拡張することが可能な転写型可逆性感熱記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写型可逆性感熱記録媒体の一実施形態の構造断面図である。
【図2】写型可逆性感熱記録媒体の第1の実施形態の構造断面図である。
【図3】写型可逆性感熱記録媒体の第2の実施形態の構造断面図である。
【図4】本発明に係る転写型可逆性感熱記録媒体の第3の実施形態の構造断面図である。
【図5】写型可逆性感熱記録媒体の第4の実施形態の構造断面図である。
【図6】写型可逆性感熱記録媒体の第1から第4の実施形態と比較例1とを比較した結果を表す図である。
【図7】従来の転写型可逆性感熱記録媒体の構造断面図、及びカード基材への熱プレス工程を示す図である。
【符号の説明】
1 接着層
3 隠蔽層
5 可逆性感熱記録層
7 保護層
9 剥離層
11 基材
13 バリアー層
21 接着層
23 隠蔽層
25 バリアー層
27 可逆性感熱記録層
29 保護層
31 剥離層
33 基材
43 隠蔽層
61 隠蔽接着層
83 バリアー層
85 アルミ蒸着層

Claims (3)

  1. ロイコ染料と顕減色剤とを主成分として含有し、加熱することにより可逆的に情報を記録し、消去することが可能な可逆性感熱記録層と、
    前記可逆性感熱記録層と共に形成され、接着を行うための接着層とを有する転写型可逆性感熱記録媒体において、
    前記可逆性感熱記録層における前記接着層に向かっている面の反対面側に、
    前記可逆性感熱記録層の表面を保護するための保護層と、
    該保護層と基材とを剥離するための剥離層と、
    基材とが、この順序により積層されており、
    前記接着層が、
    前記ロイコ染料が前記接着層に付着し、該ロイコ染料が付着した接着層を熱圧着した際に生じる不可逆な発色を隠蔽するための着色がなされていることを特徴とする転写型可逆性感熱記録媒体。
  2. 前記接着層における着色が、
    接着層に金属粒子または金属酸化物粒子を含有させることにより行われることを特徴とする請求項1記載の転写型可逆性感熱記録媒体。
  3. 前記接着層と前記可逆性感熱記録層との間に、
    バリアー層を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の転写型可逆性感熱記録媒体。
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