JP3574253B2 - 洗車機ブラシ洗浄剤 - Google Patents

洗車機ブラシ洗浄剤 Download PDF

Info

Publication number
JP3574253B2
JP3574253B2 JP01719196A JP1719196A JP3574253B2 JP 3574253 B2 JP3574253 B2 JP 3574253B2 JP 01719196 A JP01719196 A JP 01719196A JP 1719196 A JP1719196 A JP 1719196A JP 3574253 B2 JP3574253 B2 JP 3574253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
brush
car wash
car
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP01719196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09188900A (ja
Inventor
英樹 若生
昭夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Chemical Co Ltd
Original Assignee
Ishihara Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Chemical Co Ltd filed Critical Ishihara Chemical Co Ltd
Priority to JP01719196A priority Critical patent/JP3574253B2/ja
Publication of JPH09188900A publication Critical patent/JPH09188900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3574253B2 publication Critical patent/JP3574253B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、門型洗車機に装着された洗車ブラシを洗浄するための、洗浄剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に門型洗車機は、門型のフレームの内側に洗車ブラシを取り付け、当該洗車ブラシを回転しながらその内側に自動車を通し、回転する洗車ブラシで自動車を洗浄するものである。
【0003】
そして当該門型洗車機における洗車ブラシは、ポリエチレン又はポリプロピレンのスプリットヤーンを星形、十字形などに成形し、その先端を細かく裂いたものが使用され、これをシャフトに多数取り付けて円筒状のブラシとしたものが使用されている。
【0004】
而してこの洗車ブラシで自動車を洗車すると、自動車に付着していたアスファルトや排気ガスに起因する油性の汚れや、ワックス等の頑強な汚れがスプリットヤーンに付着して、汚く見えると共に、これらの汚れが次に洗車する自動車に付着することもあった。
【0005】
従って、この洗車ブラシに付着した汚れを洗浄する必要があり、通常門型洗車機に使用されるクリーナーやフォームには、これらの汚れに対する洗浄効果があるので、洗車と同時に洗車ブラシをも洗浄するようになっているが、前記ポリエチレンやポリプロピレンはこれらの汚れに対する吸着力が大きいため、十分綺麗に洗浄することができなかった。
【0006】
そのため洗車機から洗車ブラシを取り外して、これを強力な洗浄剤中に長時間浸漬し、洗浄することも行われている。しかしながらこの方法は、洗浄に長時間を要すると共に、頻繁にブラシの取り付け取り外しを行う必要があり、極めて面倒であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、洗車ブラシを洗車機に装着したままで、容易に且つ綺麗に洗浄することのできる洗浄剤を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
而して本発明の洗浄剤は、乳酸エステルを1〜20重量%と、グリコールエーテルを1〜10重量%と、陰イオン系界面活性剤を1〜15重量%と、非イオン系界面活性剤を1〜15重量%とを、水に分散してなることを特徴とするものである。
【0009】
本発明における乳酸エステルとしては、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチルなどが適当であり、これらを単独で又は二種以上混合して使用することができる。乳酸エステルのアルコール成分は、油分に対する溶解性の点では炭素数が大きい方が好ましいが、過度に大きいと乳酸エステルが固形化するので、炭素数が8以下とするべきである。
【0010】
乳酸エステルの量は、1〜20重量%とするべきである。1重量%未満では洗浄効果が不十分であり、20重量%を超えると水に対する溶解性が低下し、均一な洗浄剤が得られない。
【0011】
また本発明において使用されるグリコールエーテルとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール又はジプロピレングリコールと、炭素数3〜8のアルキルとのモノ又はジエーテルが適当である。またエチレングリコール又はプロピレングリコールのモノ又はジフェニルエーテルを使用することもできる。これらのうちでも炭素数4〜6のアルキルエーテルが、油汚れに対する溶解性に優れており、特に好ましい。
【0012】
これらのグリコールエーテルの量は1〜10重量部とするべきである。1重量%未満では油分に対する十分な溶解性が得られず、また10重量%を超えると水溶液としての安定性が低下する。
【0013】
また本発明においては、界面活性剤として、陰イオン系界面活性剤と、非イオン系界面活性剤とを組合わせて使用することが必要である。すなわち、陰イオン系界面活性剤が水溶性に乏しい乳酸エステル及びグリコールエーテルを水に溶解させると共に、非イオン系界面活性剤が前記乳酸エステル及びグリコールエーテルとの相乗作用により、油性の汚れ成分に対して浸透し、膨潤、溶解せしめて強力な洗浄効果を持たらすものと考えられる。
【0014】
陰イオン系界面活性剤としては、炭素数8〜17の脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルサルフェート塩、アルキルエーテルサルフェート塩などが使用できる。好ましくは、脂肪酸のアミン塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩が適当であり、これらを単独で又は二種以上混合して使用することができる。
【0015】
陰イオン系界面活性剤の添加量は、2〜15重量%程度が適当である。この陰イオン系界面活性剤は、前記乳酸エステル及びグリコールエーテルを水に溶解することができれば足り、これらの種類や添加量に応じて、水に対して均一に溶解するに十分な量添加すればよい。
【0016】
また非イオン系界面活性剤としては、炭素数8〜12のアルキルフェノールエーテルエチレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加モル数=3〜15)、炭素数12〜18のアルキルエーテルエチレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加モル数3〜15)、炭素数10〜14のジメチルアミンオキサイドなどが、一種又は二種以上混合して使用される。
【0017】
非イオン系界面活性剤の使用量は2〜15重量%が適当である。2重量%未満では油汚れに対する洗浄力が不十分であり、また15重量%を超えて使用しても特段の洗浄力の向上は見られない。
【0018】
本発明の洗浄剤においては、上記各必須成分の他に、必要に応じて増粘剤、防腐剤、防錆剤などを添加することもできる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、門型洗車機における洗車ブラシが汚れたとき、当該洗車ブラシを洗車機に装着したままで本発明の洗浄剤をスプレーなどでブラシに塗布し、数分乃至十数分放置した後水洗することにより、洗車ブラシに付着した油性の汚れやワックスなどを十分に除去することができる。
【0020】
また水洗のみでは十分に除去できない汚れも、洗浄剤により膨潤して浮上がっているため、洗車操作を行うことにより洗車と同時にブラシも洗われ、汚れは完全に除去される。
【0021】
従って本発明によればブラシを洗車機に装着したままで短時間で綺麗に洗浄することができ、洗浄のためにブラシを洗車機に着脱する必要がなくまたブラシを洗浄剤に浸漬するためのタンクなども不必要であって、簡単な操作で短時間で洗浄することができる。
【0022】
【実施例】
[洗浄剤の調製]
表1に示す各実施例及び比較例により、洗浄剤を調製した。
【0023】
[人工汚れの調製]
下記組成により汚れ成分を調製した。
カーボンブラック 10重量部
ディーゼルオイル 10重量部
大豆油 2重量部
ケロシン 500重量部
【0024】
[洗浄性試験]
上記汚れ成分をポリプロピレンのフィルムに均一に噴霧して塗布し、これを50℃で20分間加熱して固着させた。次いでそのフィルムを3cm×8cmに裁断して試験片とし、これを各実施例及び比較例の洗浄液中に浸し、マグネットスターラーで撹拌しながら5分間洗浄した。
【0025】
各実施例及び比較例について、フィルムに付着した人工汚れの除去率を測定し、その結果を洗浄率として表1に示す。
【0026】
【表1】
Figure 0003574253
[実地試験]
実際に相当期間使用してブラシが汚れた門型洗車機について、サイドブラシに片側ずつ、実施例3及び比較例3の洗浄剤をスプレーにより塗布し、10分間放置した後水洗して、ブラシの汚れの除去の状況を目視により観察した。
【0027】
[実地試験結果]
実施例と比較例の洗浄剤を使用したものを比較したところ、前者は後者に比べてはっきりと判る程度に汚れが落ちていた。ブラシを構成するヤーンは、洗浄前には主として先端付近に汚れが集中し、根元付近は殆ど汚れていないが、実施例の洗浄剤で洗浄した場合には、汚れが集中していた先端付近においても根元付近と殆ど変らない程度にまで洗浄されているのに対し、比較例の洗浄剤の場合には、先端付近の汚れが明らかに残っていた。

Claims (1)

  1. 乳酸エステルを1〜20重量%と、グリコールエーテルを1〜10重量%と、陰イオン系界面活性剤を2〜15重量%と、非イオン系界面活性剤を2〜15重量%とを、水に分散してなることを特徴とする、洗車機ブラシ洗浄剤
JP01719196A 1996-01-04 1996-01-04 洗車機ブラシ洗浄剤 Expired - Lifetime JP3574253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01719196A JP3574253B2 (ja) 1996-01-04 1996-01-04 洗車機ブラシ洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01719196A JP3574253B2 (ja) 1996-01-04 1996-01-04 洗車機ブラシ洗浄剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09188900A JPH09188900A (ja) 1997-07-22
JP3574253B2 true JP3574253B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=11937053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01719196A Expired - Lifetime JP3574253B2 (ja) 1996-01-04 1996-01-04 洗車機ブラシ洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3574253B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001294892A (ja) * 2000-04-14 2001-10-23 Yokohama Yushi Kogyo Kk 自動車表面処理用の洗浄剤及びコーティング剤
JP2016132737A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 Jfeエンジニアリング株式会社 塗膜剥離剤用洗浄剤、及び、これを用いた塗膜剥離剤の洗浄方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59196400A (ja) * 1983-04-22 1984-11-07 株式会社東京リビン カ−ペツト用洗浄・防汚剤
JPH07103395B2 (ja) * 1990-09-26 1995-11-08 ユシロ化学工業株式会社 車輌外板用液体洗剤組成物
JPH07119440B2 (ja) * 1991-02-25 1995-12-20 日華化学株式会社 自動車用洗浄剤組成物
JPH06184595A (ja) * 1992-12-18 1994-07-05 Nitto Chem Ind Co Ltd レジスト剥離工程用洗浄剤
JPH06340895A (ja) * 1993-04-08 1994-12-13 Nitto Chem Ind Co Ltd フラックス洗浄剤
JP3619261B2 (ja) * 1993-06-15 2005-02-09 三菱レイヨン株式会社 溶剤組成物
JP3452406B2 (ja) * 1993-10-07 2003-09-29 有限会社ケントス 有機系付着物の除去性能を有する組成物
JP3168142B2 (ja) * 1995-04-19 2001-05-21 三菱レイヨン株式会社 インキ用洗浄剤
JPH0959698A (ja) * 1995-08-23 1997-03-04 Asahi Chem Ind Co Ltd メタルマスク用洗浄剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09188900A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5660641A (en) Method for removing soils from a painted automobile surface
JPH11512118A (ja) 濃縮水性脱脂洗浄剤
US4670171A (en) Surface cleaner composition
JP2019531375A5 (ja)
CN103421616A (zh) 一种洁净剂
JPH0631416B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP3574253B2 (ja) 洗車機ブラシ洗浄剤
JP3928821B2 (ja) 網戸用洗浄剤組成物
US5837667A (en) Environmentally safe detergent composition and method of use
JPH07103395B2 (ja) 車輌外板用液体洗剤組成物
JP2003013092A (ja) 洗浄剤
EP2821470B1 (en) Process for cleaning a surface of a vehicle
CN111440668A (zh) 一种浓缩型免擦洗车液及其制备方法、以及汽车清洗方法
JPH07119440B2 (ja) 自動車用洗浄剤組成物
JP2005040381A (ja) 清掃方法およびそれに用いる洗浄剤溶液
JP3568362B2 (ja) 洗車方法
JPH0710996B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH093494A (ja) 金型洗浄剤組成物
JP3920047B2 (ja) 水性洗浄剤組成物
WO2023061976A1 (en) Detergent composition for internal parts of vehicles
JP2000071947A (ja) 洗車方法及び一液型水性洗車剤
JP2022040677A (ja) シリコーン樹脂を含む樹脂を洗浄するための樹脂洗浄剤及び洗浄方法
JPH052540B2 (ja)
JP2003096495A (ja) 車輌用洗浄剤組成物
JPH10140185A (ja) 洗車機用車両洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term