JP2003013092A - 洗浄剤 - Google Patents
洗浄剤Info
- Publication number
- JP2003013092A JP2003013092A JP2001194310A JP2001194310A JP2003013092A JP 2003013092 A JP2003013092 A JP 2003013092A JP 2001194310 A JP2001194310 A JP 2001194310A JP 2001194310 A JP2001194310 A JP 2001194310A JP 2003013092 A JP2003013092 A JP 2003013092A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning agent
- aliphatic alcohol
- mass
- ethylene oxide
- agent according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチック製品、特に、洗車機ブラシや油
汚れし易い換気扇等の家庭用プラスチック製品の洗浄に
適し、例えば、門型洗車機において洗車機ブラシを装着
したまま容易に洗浄が可能であり、かつ洗浄能力に優れ
た洗浄剤を提供すること。 【解決手段】 炭素原子数４〜１０の脂肪族アルコール
のエチレンオキシド３〜１０モル付加物を含有する洗浄
剤。
汚れし易い換気扇等の家庭用プラスチック製品の洗浄に
適し、例えば、門型洗車機において洗車機ブラシを装着
したまま容易に洗浄が可能であり、かつ洗浄能力に優れ
た洗浄剤を提供すること。 【解決手段】 炭素原子数４〜１０の脂肪族アルコール
のエチレンオキシド３〜１０モル付加物を含有する洗浄
剤。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤に関し、特
に、プラスチックや布製品、例えば、洗車機ブラシや油
汚れし易い換気扇等の家庭用プラスチック製品の洗浄に
適する洗浄剤に関する。さらに詳細には、門型洗車機に
おいて洗車機ブラシを装着したままかつ容易に洗浄が可
能で、かつ洗浄能力に優れた洗浄剤に関する。
に、プラスチックや布製品、例えば、洗車機ブラシや油
汚れし易い換気扇等の家庭用プラスチック製品の洗浄に
適する洗浄剤に関する。さらに詳細には、門型洗車機に
おいて洗車機ブラシを装着したままかつ容易に洗浄が可
能で、かつ洗浄能力に優れた洗浄剤に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】門型洗車機におけるブラシ
は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂からなる毛ブラシや、ナイロンやポリエステル長繊維
を圧着した不織布からなる布ブラシで作られており、通
常の洗車工程においては、界面活性剤ベースのフォーム
剤、ワックス剤、シリコ―ンを含むコート剤等が用いら
れている。この工程において自動車に付着している排気
ガス由来の油汚れやアスファルト由来の油性のピッチ汚
れ、ワックス等の汚れ、泥汚れ等の複合的な汚れが次第
にブラシに付着、蓄積して落ちにくくなり、ブラシが黒
ずんで汚く見えると共に、これらの汚れが洗車する際に
自動車に移染するなどの問題が生じていた。
は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂からなる毛ブラシや、ナイロンやポリエステル長繊維
を圧着した不織布からなる布ブラシで作られており、通
常の洗車工程においては、界面活性剤ベースのフォーム
剤、ワックス剤、シリコ―ンを含むコート剤等が用いら
れている。この工程において自動車に付着している排気
ガス由来の油汚れやアスファルト由来の油性のピッチ汚
れ、ワックス等の汚れ、泥汚れ等の複合的な汚れが次第
にブラシに付着、蓄積して落ちにくくなり、ブラシが黒
ずんで汚く見えると共に、これらの汚れが洗車する際に
自動車に移染するなどの問題が生じていた。
【０００３】これらの問題を解決するために洗車機ブラ
シを取り外して、例えば灯油等の有機溶剤に浸漬して汚
れを溶解することにより落としたりする方法があるが、
時間がかかったり、取り外しに手間がかかるなど面倒で
ある。また大量の溶剤を必要とし後処理が厄介である
等、種々の問題があった。またブラシをそのまま装着し
ながら洗浄する灯油を主成分とする市販洗浄剤も見られ
る。しかしながら灯油は危険物であり、作業中引火の危
険性があること、さらに呼吸系に影響するため作業時に
注意を要する等の問題がある。また従来の洗浄剤、例え
ば、家庭用の洗濯洗剤に用いられているアニオン系界面
活性剤や高級アルコールベースのノニオン系界面活性剤
を用いて上記汚れを洗浄する方法もあるが、洗浄力が十
分とはいえず、洗車機用ブラシなどでは機械力をかけて
も落ちにくいなどの欠点があった。これらの問題を解決
すべく特開平９−１８８９００号公報には乳酸エステ
ル、グリコールエーテル、アニオン系界面活性剤、ノニ
オン系界面活性剤を含むブラシ用洗浄剤が開示されてい
るが、著しく汚れがひどい場合の洗浄効果は十分とはい
えない。
シを取り外して、例えば灯油等の有機溶剤に浸漬して汚
れを溶解することにより落としたりする方法があるが、
時間がかかったり、取り外しに手間がかかるなど面倒で
ある。また大量の溶剤を必要とし後処理が厄介である
等、種々の問題があった。またブラシをそのまま装着し
ながら洗浄する灯油を主成分とする市販洗浄剤も見られ
る。しかしながら灯油は危険物であり、作業中引火の危
険性があること、さらに呼吸系に影響するため作業時に
注意を要する等の問題がある。また従来の洗浄剤、例え
ば、家庭用の洗濯洗剤に用いられているアニオン系界面
活性剤や高級アルコールベースのノニオン系界面活性剤
を用いて上記汚れを洗浄する方法もあるが、洗浄力が十
分とはいえず、洗車機用ブラシなどでは機械力をかけて
も落ちにくいなどの欠点があった。これらの問題を解決
すべく特開平９−１８８９００号公報には乳酸エステ
ル、グリコールエーテル、アニオン系界面活性剤、ノニ
オン系界面活性剤を含むブラシ用洗浄剤が開示されてい
るが、著しく汚れがひどい場合の洗浄効果は十分とはい
えない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、プラスチック製品の洗浄剤を提供することである。
本発明の他の目的は、洗車機ブラシや油汚れし易い換気
扇等の家庭用プラスチック製品の洗浄に適する洗浄剤を
提供することである。本発明のさらに他の目的は、門型
洗車機において洗車機ブラシを装着したまま容易に洗浄
が可能であり、かつ洗浄能力に優れた洗浄剤を提供する
ことである。
は、プラスチック製品の洗浄剤を提供することである。
本発明の他の目的は、洗車機ブラシや油汚れし易い換気
扇等の家庭用プラスチック製品の洗浄に適する洗浄剤を
提供することである。本発明のさらに他の目的は、門型
洗車機において洗車機ブラシを装着したまま容易に洗浄
が可能であり、かつ洗浄能力に優れた洗浄剤を提供する
ことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる欠
点、課題を改良すべく鋭意検討した結果、洗車機ブラシ
の汚れは、グリ−ス状の油汚れが主成分であり、これら
がブラシの表面上にべっとり付着しており、従って先ず
これらの汚れをブラシから落とすことが効果的であると
いう予測に基づいて、これら油性汚れに対して浸透力、
膨潤性、溶解性が非常に強く、さらには汚れを再付着し
ない洗浄剤を探索し、特定の脂肪族アルコールのアルキ
レンオキシド付加物が優れた洗浄性を有することを見出
し、本発明を完成するに至った。本発明は、炭素原子数
４〜１０の脂肪族アルコールのアルキレンオキシド３〜
１０モル付加物を含有する洗浄剤を提供するものであ
る。
点、課題を改良すべく鋭意検討した結果、洗車機ブラシ
の汚れは、グリ−ス状の油汚れが主成分であり、これら
がブラシの表面上にべっとり付着しており、従って先ず
これらの汚れをブラシから落とすことが効果的であると
いう予測に基づいて、これら油性汚れに対して浸透力、
膨潤性、溶解性が非常に強く、さらには汚れを再付着し
ない洗浄剤を探索し、特定の脂肪族アルコールのアルキ
レンオキシド付加物が優れた洗浄性を有することを見出
し、本発明を完成するに至った。本発明は、炭素原子数
４〜１０の脂肪族アルコールのアルキレンオキシド３〜
１０モル付加物を含有する洗浄剤を提供するものであ
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る。本発明に使用する、炭素原子数４〜１０の脂肪族ア
ルコールのアルキレンオキシド付加物を構成する脂肪族
アルコールは、炭素原子数４〜１０の脂肪族アルコール
である。炭素原子数が３以下では、洗浄力が劣り、また
界面活性剤の基材の臭いが強いため、使用上問題とな
る。また、炭素原子数が１１以上では、洗浄力が劣る。
炭素原子数４〜１０の脂肪族アルコールは飽和でも不飽
和でもよく、また直鎖でも分岐したものでもよいが、特
に好ましいものは、炭素原子数６〜９の分岐脂肪族アル
コールが好ましい。具体例としては、２−エチルヘキシ
ルアルコールが挙げられる。
る。本発明に使用する、炭素原子数４〜１０の脂肪族ア
ルコールのアルキレンオキシド付加物を構成する脂肪族
アルコールは、炭素原子数４〜１０の脂肪族アルコール
である。炭素原子数が３以下では、洗浄力が劣り、また
界面活性剤の基材の臭いが強いため、使用上問題とな
る。また、炭素原子数が１１以上では、洗浄力が劣る。
炭素原子数４〜１０の脂肪族アルコールは飽和でも不飽
和でもよく、また直鎖でも分岐したものでもよいが、特
に好ましいものは、炭素原子数６〜９の分岐脂肪族アル
コールが好ましい。具体例としては、２−エチルヘキシ
ルアルコールが挙げられる。
【０００７】本発明に使用する、炭素原子数４〜１０の
脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物を構成す
るアルキレンオキシドとして好ましいものは、エチレン
オキシド及びプロピレンオキシドである。アルキレンオ
キシドの付加モル数は、３〜１０モル、好ましくは４〜
６モルである。本発明に使用する脂肪族アルコールのア
ルキレンオキシド付加物として好ましいものは、以下の
式で表されるものである。 ＣnＨ2n+1Ｏ（Ｃ2Ｈ4Ｏ）m-Ｈ 式中ｎは、６〜９、ｍは３〜１０の数である。特にｎ＝
８、ｍ＝４〜６のものが浸透力、溶解性が強く、さらに
再付着防止能があるため好ましい。
脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物を構成す
るアルキレンオキシドとして好ましいものは、エチレン
オキシド及びプロピレンオキシドである。アルキレンオ
キシドの付加モル数は、３〜１０モル、好ましくは４〜
６モルである。本発明に使用する脂肪族アルコールのア
ルキレンオキシド付加物として好ましいものは、以下の
式で表されるものである。 ＣnＨ2n+1Ｏ（Ｃ2Ｈ4Ｏ）m-Ｈ 式中ｎは、６〜９、ｍは３〜１０の数である。特にｎ＝
８、ｍ＝４〜６のものが浸透力、溶解性が強く、さらに
再付着防止能があるため好ましい。
【０００８】本発明の洗浄剤中の、脂肪族アルコールの
アルキレンオキシド付加物の含有量は、好ましくは１質
量％以上、さらに好ましくは２〜２０質量％である。１
質量％未満では洗浄効果が劣り、２０質量％を超えても
濃度に比例して洗浄効果が高くならない。本発明に使用
する脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物の具
体例としては、ポリオキシエチレン２−エチルヘキシル
エーテル（エチレンオキシド４モル付加物）、ポリオキ
シエチレン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオキ
シド６モル付加物）、ポリオキシエチレン２−エチルヘ
キシルエーテル（エチレンオキシド８モル付加物）等が
挙げられる。
アルキレンオキシド付加物の含有量は、好ましくは１質
量％以上、さらに好ましくは２〜２０質量％である。１
質量％未満では洗浄効果が劣り、２０質量％を超えても
濃度に比例して洗浄効果が高くならない。本発明に使用
する脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物の具
体例としては、ポリオキシエチレン２−エチルヘキシル
エーテル（エチレンオキシド４モル付加物）、ポリオキ
シエチレン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオキ
シド６モル付加物）、ポリオキシエチレン２−エチルヘ
キシルエーテル（エチレンオキシド８モル付加物）等が
挙げられる。
【０００９】本発明の洗浄剤は、さらに炭素原子数１１
〜１５の２級アルコールのエチレンオキシド付加物を１
〜１０質量％含有することが好ましい。エチレンオキシ
ド付加モル数は９〜１２が好ましい。具体例としては、
炭素原子数１２〜１３の２級アルコール（日本触媒製：
ソフタノール）が挙げられる。炭素原子数１１〜１５の
２級アルコールのエチレンオキシド付加物は、通常のノ
ニオン系界面活性剤（炭素原子数１２〜１５の１級アル
コールのエチレンオキシド５〜１０モル付加物）に比較
して浸透力が強いこと、またコスト的にも有利であり補
助的に用いる界面活性剤として有効である。
〜１５の２級アルコールのエチレンオキシド付加物を１
〜１０質量％含有することが好ましい。エチレンオキシ
ド付加モル数は９〜１２が好ましい。具体例としては、
炭素原子数１２〜１３の２級アルコール（日本触媒製：
ソフタノール）が挙げられる。炭素原子数１１〜１５の
２級アルコールのエチレンオキシド付加物は、通常のノ
ニオン系界面活性剤（炭素原子数１２〜１５の１級アル
コールのエチレンオキシド５〜１０モル付加物）に比較
して浸透力が強いこと、またコスト的にも有利であり補
助的に用いる界面活性剤として有効である。
【００１０】本発明の洗浄剤は、好ましくは炭素原子数
２〜５の脂肪族アルコ-ル及び／又はエチレングリコー
ル系溶剤を２〜２０質量％含有する。上記脂肪族アルコ
-ル及び／又はエチレングリコール系溶剤は、浸透性は
優れているが、溶剤単独で用いると水で洗い流す際に、
希釈されて洗浄効果が弱まるため、上記界面活性剤と組
み合わせて用いると効果的である。好ましいアルコ−ル
は炭素原子数２〜５のものであり、イソプロピルアルコ
−ルが特に好ましい。またグリコール系溶媒としては、
３−メチル３−メトキシブタノ−ル、エチレングリコー
ルエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル等が好ましい。本発明の洗浄剤中、上記脂肪族アル
コ-ル及び／又はエチレングリコール系溶剤の含有量は
２〜２０質量％が好ましい。２質量％未満では効果か劣
り、２０質量％を超えると臭い等が激しくなり作業性に
問題が生じる。
２〜５の脂肪族アルコ-ル及び／又はエチレングリコー
ル系溶剤を２〜２０質量％含有する。上記脂肪族アルコ
-ル及び／又はエチレングリコール系溶剤は、浸透性は
優れているが、溶剤単独で用いると水で洗い流す際に、
希釈されて洗浄効果が弱まるため、上記界面活性剤と組
み合わせて用いると効果的である。好ましいアルコ−ル
は炭素原子数２〜５のものであり、イソプロピルアルコ
−ルが特に好ましい。またグリコール系溶媒としては、
３−メチル３−メトキシブタノ−ル、エチレングリコー
ルエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル等が好ましい。本発明の洗浄剤中、上記脂肪族アル
コ-ル及び／又はエチレングリコール系溶剤の含有量は
２〜２０質量％が好ましい。２質量％未満では効果か劣
り、２０質量％を超えると臭い等が激しくなり作業性に
問題が生じる。
【００１１】本発明の洗浄剤は、さらにキレート剤及び
／又はアルカリ剤を０．１〜５質量％含有することが好
ましい。キレ−ト剤及び／又はアルカリ剤は泥汚れの洗
浄に効果的であり、具体例としては、キレート剤として
は水溶性のエチレンジアミン４Ｎａ塩等が、アルカリ剤
としてはＮａ2ＣＯ3等が挙げられる。本発明の洗浄剤
中、キレート剤及び／又はアルカリ剤の含有量は好まし
くは０．１〜５質量％であり、さらに好ましくは１〜３
質量％である。
／又はアルカリ剤を０．１〜５質量％含有することが好
ましい。キレ−ト剤及び／又はアルカリ剤は泥汚れの洗
浄に効果的であり、具体例としては、キレート剤として
は水溶性のエチレンジアミン４Ｎａ塩等が、アルカリ剤
としてはＮａ2ＣＯ3等が挙げられる。本発明の洗浄剤
中、キレート剤及び／又はアルカリ剤の含有量は好まし
くは０．１〜５質量％であり、さらに好ましくは１〜３
質量％である。
【００１２】本発明の洗浄剤は、さらに両性界面活性剤
を０．５〜１０質量％含有することが好ましい。両性界
面活性剤は、油性汚れの洗浄性に優れ、さらに泡立ちが
良好であるため、黒い汚れが泡に混じり、汚れ落ちが目
視できるため視覚効果があるため有効である。このよう
な両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオ
キシドやヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン等が有効で
ある。それらの含有量は好ましくは１〜５質量％、さら
に好ましくは２〜３質量％である。
を０．５〜１０質量％含有することが好ましい。両性界
面活性剤は、油性汚れの洗浄性に優れ、さらに泡立ちが
良好であるため、黒い汚れが泡に混じり、汚れ落ちが目
視できるため視覚効果があるため有効である。このよう
な両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオ
キシドやヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン等が有効で
ある。それらの含有量は好ましくは１〜５質量％、さら
に好ましくは２〜３質量％である。
【００１３】本発明の洗浄剤は、さらに、アニオン系界
面活性剤、色素、防錆剤、香料、防腐剤、抗菌剤、粘度
調整剤などの添加剤を含むことができる。本発明の洗浄
剤は、原液のまま使用しても良く、さらに水で数倍、例
えば、３〜１０倍に希釈して高圧ノズルでスプレーしな
がら使用しても良い。あるいはまた、原液又は希釈液を
布、紙、スポンジ等の担体に含浸させた形態で使用する
こともできる。本発明の洗浄剤は、プラスチック製品、
例えば、洗車機ブラシや油汚れし易い換気扇等の家庭用
プラスチック製品の洗浄に適する。例えば、門型洗車機
において洗車機ブラシを装着したまま洗浄する際の洗浄
剤として使用することが特に好ましい。
面活性剤、色素、防錆剤、香料、防腐剤、抗菌剤、粘度
調整剤などの添加剤を含むことができる。本発明の洗浄
剤は、原液のまま使用しても良く、さらに水で数倍、例
えば、３〜１０倍に希釈して高圧ノズルでスプレーしな
がら使用しても良い。あるいはまた、原液又は希釈液を
布、紙、スポンジ等の担体に含浸させた形態で使用する
こともできる。本発明の洗浄剤は、プラスチック製品、
例えば、洗車機ブラシや油汚れし易い換気扇等の家庭用
プラスチック製品の洗浄に適する。例えば、門型洗車機
において洗車機ブラシを装着したまま洗浄する際の洗浄
剤として使用することが特に好ましい。
【００１４】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。 実施例１〜１７ 表１及び２に示した成分を表１及び２に示す割合で室温
で攪拌溶解し、洗車機用ブラシ洗浄剤を調製した。 ＜洗浄性の評価＞ポリエステル長繊維からなる不織布
（旭化成製：エルタス）（５ｃｍ×５ｃｍ）を使用済機
械オイル中に３０分浸漬し、オイルから引き上げてさら
に１時間放置した。さらに汚れた布の上に洗浄剤１０ｃ
ｃをスポイトで滴下し、さらに１０分間放置した後、水
道水で十分洗い流し、汚れ除去の様子を目視で評価し
た。 評価指標 ◎：洗浄剤を滴下した部分の汚れがほぼ落ちている ○：一部汚れが残る △：汚れが全体的に残る ×：ほとんど汚れが落ちていない
明する。 実施例１〜１７ 表１及び２に示した成分を表１及び２に示す割合で室温
で攪拌溶解し、洗車機用ブラシ洗浄剤を調製した。 ＜洗浄性の評価＞ポリエステル長繊維からなる不織布
（旭化成製：エルタス）（５ｃｍ×５ｃｍ）を使用済機
械オイル中に３０分浸漬し、オイルから引き上げてさら
に１時間放置した。さらに汚れた布の上に洗浄剤１０ｃ
ｃをスポイトで滴下し、さらに１０分間放置した後、水
道水で十分洗い流し、汚れ除去の様子を目視で評価し
た。 評価指標 ◎：洗浄剤を滴下した部分の汚れがほぼ落ちている ○：一部汚れが残る △：汚れが全体的に残る ×：ほとんど汚れが落ちていない
【００１５】比較例１〜６
表３に示す成分を表３に示す割合で室温で攪拌溶解し、
洗車機用ブラシ洗浄剤を調製した。実施例１と同様に洗
浄性を評価した。
洗車機用ブラシ洗浄剤を調製した。実施例１と同様に洗
浄性を評価した。
【００１６】
【表１】
【００１７】
【表２】
【００１８】
【表３】
【００１９】POE2-エチルヘキシルエーテル(EO2):ポリオキシエチレ
ン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオキシド２モ
ル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO4):ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテル（エチレンオキシド４モル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO6):ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテル（エチレンオキシド６モル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO8):ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテル（エチレンオキシド８モル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO11):ポリオキシエチレン２−エチ
ルヘキシルエーテル（エチレンオキシド１１モル付加
物） POEラウリルエーテル(EO5):ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル(エチレンオキシド５モル付加物） POEラウリルエーテル(EO8): ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル(エチレンオキシド８モル付加物） POEラウリルエーテル(EO12): ポリオキシエチレンラウリルエー
テル(エチレンオキシド１２モル付加物） POEセコンタ゛リーアルコールエーテル(EO9):ポリオキシエチレンセコン
ダリーエーテル(エチレンオキシド９モル付加物） POEセコンタ゛リーアルコールエーテル(EO12): ポリオキシエチレンセコ
ンダリーエーテル(エチレンオキシド１２モル付加物） EGモノエチルエーテル:エチレングリコールモノエチルエーテル EGモノフ゛チルエーテル: エチレングリコールモノブチルエーテル
ン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオキシド２モ
ル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO4):ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテル（エチレンオキシド４モル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO6):ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテル（エチレンオキシド６モル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO8):ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテル（エチレンオキシド８モル付加物） POE2-エチルヘキシルエーテル(EO11):ポリオキシエチレン２−エチ
ルヘキシルエーテル（エチレンオキシド１１モル付加
物） POEラウリルエーテル(EO5):ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル(エチレンオキシド５モル付加物） POEラウリルエーテル(EO8): ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル(エチレンオキシド８モル付加物） POEラウリルエーテル(EO12): ポリオキシエチレンラウリルエー
テル(エチレンオキシド１２モル付加物） POEセコンタ゛リーアルコールエーテル(EO9):ポリオキシエチレンセコン
ダリーエーテル(エチレンオキシド９モル付加物） POEセコンタ゛リーアルコールエーテル(EO12): ポリオキシエチレンセコ
ンダリーエーテル(エチレンオキシド１２モル付加物） EGモノエチルエーテル:エチレングリコールモノエチルエーテル EGモノフ゛チルエーテル: エチレングリコールモノブチルエーテル
【００２０】ポリオキシエチレン２−エチルヘキシルエ
ーテル（エチレンオキシド４〜８モル付加物）（炭素原
子数８の２−エチルヘキシルアルコールのエチレンオキ
シド付加物）を含有する本発明の実施例１〜１７の洗浄
剤は、いずれも洗浄能力が高い。これに対して、ポリオ
キシエチレン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオ
キシド２モル付加物）を使用した比較例１、ポリオキシ
エチレン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオキシ
ド１１モル付加物）を使用した比較例２の洗浄能力は低
い。また、ポリオキシエチレン２−エチルヘキシルエー
テルの代わりにポリオキシエチレンラウリルエーテルを
使用した比較例３〜５、ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテルの代わりにポリオキシエチレンセコン
ダリーアルコールエーテルを使用した比較例６の洗浄能
力も低い。
ーテル（エチレンオキシド４〜８モル付加物）（炭素原
子数８の２−エチルヘキシルアルコールのエチレンオキ
シド付加物）を含有する本発明の実施例１〜１７の洗浄
剤は、いずれも洗浄能力が高い。これに対して、ポリオ
キシエチレン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオ
キシド２モル付加物）を使用した比較例１、ポリオキシ
エチレン２−エチルヘキシルエーテル（エチレンオキシ
ド１１モル付加物）を使用した比較例２の洗浄能力は低
い。また、ポリオキシエチレン２−エチルヘキシルエー
テルの代わりにポリオキシエチレンラウリルエーテルを
使用した比較例３〜５、ポリオキシエチレン２−エチル
ヘキシルエーテルの代わりにポリオキシエチレンセコン
ダリーアルコールエーテルを使用した比較例６の洗浄能
力も低い。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｃ１１Ｄ 17/00 Ｃ１１Ｄ 17/00
Claims (9)
- 【請求項１】 炭素原子数４〜１０の脂肪族アルコール
のアルキレンオキシド３〜１０モル付加物を含有する洗
浄剤。 - 【請求項２】 脂肪族アルコールが分岐脂肪族アルコー
ルである請求項１記載の洗浄剤。 - 【請求項３】 アルキレンオキシドがエチレンオキシド
又はプロピレンオキシドである請求項１又は２記載の洗
浄剤。 - 【請求項４】 脂肪族アルコールのアルキレンオキシド
付加物が以下の式で表されるものである請求項１〜４の
いずれか１項記載の洗浄剤。 ＣnＨ2n+1Ｏ（Ｃ2Ｈ4Ｏ）m-Ｈ 式中ｎは、６〜９、ｍは３〜１０の数である。 - 【請求項５】 さらに炭素原子数１１〜１５の２級アル
コールのエチレンオキシド付加物を１〜１０質量％含有
する請求項１〜４のいずれか１項記載の洗浄剤。 - 【請求項６】 炭素原子数２〜５の脂肪族アルコ-ル及
び／又はエチレングリコール系溶剤を２〜２０質量％含
有する請求項１〜５のいずれか１項記載の洗浄剤。 - 【請求項７】 キレート剤及び／又はアルカリ剤を０．
１〜５質量％含有する請求項１〜６のいずれか１項記載
の洗浄剤 - 【請求項８】 両性界面活性剤を０．５〜１０質量％含
有する請求項１〜７のいずれか１項記載の洗浄剤。 - 【請求項９】 洗車機ブラシ用洗浄剤である請求項１〜
８のいずれか１項記載の洗浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001194310A JP2003013092A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001194310A JP2003013092A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003013092A true JP2003013092A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19032467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001194310A Pending JP2003013092A (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003013092A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004067690A1 (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-12 | Kao Corporation | 液体洗浄剤組成物 |
| JP2005171129A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
| JP2006070215A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 洗浄剤組成物 |
| WO2006137554A1 (ja) * | 2005-06-22 | 2006-12-28 | Kao Corporation | 液体洗浄剤組成物 |
| JP2007031692A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-02-08 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
| WO2007052657A1 (ja) | 2005-10-31 | 2007-05-10 | Kao Corporation | 増粘増泡剤 |
| JP2010275474A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物 |
-
2001
- 2001-06-27 JP JP2001194310A patent/JP2003013092A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004067690A1 (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-12 | Kao Corporation | 液体洗浄剤組成物 |
| US7375067B2 (en) | 2003-01-28 | 2008-05-20 | Kao Corporation | Liquid detergent composition comprising an anionic surfactant, amine oxide, and alkyl glyceryl ether |
| JP2005171129A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-06-30 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
| JP2006070215A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 洗浄剤組成物 |
| WO2006137554A1 (ja) * | 2005-06-22 | 2006-12-28 | Kao Corporation | 液体洗浄剤組成物 |
| JP2007031692A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-02-08 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
| US8288331B2 (en) | 2005-06-22 | 2012-10-16 | Kao Corporation | Liquid detergent composition comprising a hydrophobic organic solvent |
| WO2007052657A1 (ja) | 2005-10-31 | 2007-05-10 | Kao Corporation | 増粘増泡剤 |
| US8048842B2 (en) | 2005-10-31 | 2011-11-01 | Kao Corporation | Thickening/foam-promoting agent |
| JP2010275474A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU701198B2 (en) | Dual-purpose cleaning composition for painted and waxed surfaces | |
| CN103492548A (zh) | 液体清洁剂组合物 | |
| WO1998024867A1 (fr) | Composition tensio-active | |
| EP3898914A1 (en) | Liquid hand dishwash formulation comprising fatty acids and polymer | |
| JP2003013092A (ja) | 洗浄剤 | |
| WO2012070308A1 (ja) | 硬質表面用液体洗浄剤組成物 | |
| US4822514A (en) | Compositions and methods for cleaning surfaces while selectively imparting gloss or shine thereto | |
| JP2992277B1 (ja) | 水性液体洗浄剤 | |
| US5837667A (en) | Environmentally safe detergent composition and method of use | |
| JPH11152497A (ja) | 洗車用洗浄剤組成物 | |
| JP3730752B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP2796604B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP2002265989A (ja) | 非イオン界面活性剤 | |
| JP3279455B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP2001164298A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP2952472B2 (ja) | 界面活性剤およびこれを用いた液体洗浄剤組成物 | |
| JP2000109890A (ja) | 洗濯前処理剤組成物 | |
| JP3920047B2 (ja) | 水性洗浄剤組成物 | |
| JP7055008B2 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
| JPH10287896A (ja) | 磁気カード用洗浄剤 | |
| JPH0776357B2 (ja) | 原羽毛用洗浄剤組成物 | |
| JPH11148099A (ja) | 中性液体洗浄剤組成物 | |
| RU2186837C2 (ru) | Состав для удаления загрязнений | |
| JPH11335700A (ja) | 浴室用洗浄剤組成物 | |
| JP2706989B2 (ja) | 無塵衣用液体洗剤組成物 |