JP3571368B2 - 内視鏡用フィルムケース - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内視鏡写真撮影用のフィルムを収納するための内視鏡用フィルムケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡写真撮影用フィルムを収容するフィルムマガジンは、略円筒状に形成された2つのパトローネが保持部材を介して結合され、この2つのパトローネの間にフィルム露出部を有している。そして、撮影用フィルムを収容してなるフィルムマガジンは、複数のフィルム収納部を含むケース本体を有する内視鏡用フィルムケースに収納されており、内視鏡写真撮影を行う際に、フィルムケースのフィルム収納部に収納された1個のフィルムマガジンを取り出し、内視鏡用カメラにセットし、内視鏡写真撮影を行っている。
【0003】
前述した内視鏡用フィルムケースは、例えば、特願平5−326408号がある。この内視鏡用フィルムケースは、複数のフィルム収納部を有するケース本体の前記フィルム収納部を形成する空間内に台状の固定部が設けられ、この固定部を介して並設された2つの空間内にフィルムマガジンのパトローネが収容され、固定部の上面にフィルム露出部が支持されるようになっている。そして、台状の固定部の上面を台にしてフィルム面に患者名、撮影日等を記入できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した内視鏡用フィルムケースは、台状の固定部がケース本体のフランジ部に対して平行である。このため、フィルムマガジンのパトローネの突起が邪魔になり、ケース本体の高さを低くできない。
【0005】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、フィルムマガジンのパトローネに突起部が存在しても、ケース本体をコンパクトに構成することができる内視鏡用フィルムケースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】
この発明は、略円筒状に形成された一対のパトローネと、一対のパトローネの間に配置され、両パトローネを結合する保持部材と、前記一対のパトローネの間に位置して形成され、撮影用フィルムを露出させるフィルム露出部と、一方のパトローネに前記フィルム露出部側に位置して設けられた突起部とを有して前記撮影用フィルムを収容してなるフィルムマガジンを、フィルム収納部に収納するようにした内視鏡用フィルムケースにおいて、
前記フィルム収納部を形成したケース本体と、前記フィルム収納部を覆う閉塞部材とを具備し、
前記フィルム収納部は、前記フィルムマガジンのパトローネをそれぞれ収納する空間を有する2つの凹部と、前記フィルム露出部の部分が位置すると共に前記2つの凹部に連なる上面を有した台状部材とを有してなり、
前記フィルム収納部には、前記フィルムマガジンを収納した際に、前記フィルムマガジンが収納される位置を規制する収納位置規制手段が形成され、
この収納位置規制手段は、前記凹部の内周面のうち前記フィルムマガジンの2つのパトローネが相対向する側にそれぞれパトローネに対向する面要素を含み、前記面要素が平面のときは当該面要素が収納位置の基準面となり、前記面要素が前記フィルムマガジンを収納する空間から見て2以上の凸部を有する曲面のときは前記空間に最も突き出した2つの凸部に外接する平面が収納位置の基準面となり、更に、前記基準面に位置決めされて前記フィルムマガジンの2つのパトローネが前記凹部に収納されたとき、そのフィルムマガジンの前記フィルム露出部の部分が位置する前記台状部材の上面を、前記フィルム収納部の縁部を形成するフランジ部の面から、前記フィルムマガジンに設けられた前記突起部が前記フィルム収納部側に没入されるに十分な量を有する角度θをもって傾斜させて形成し、前記フィルム収納部に収納する前記フィルムマガジンの収納位置を規制するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
フィルムマガジンを収納すると、収納位置規制手段の面要素が平面のときは当該面要素を基準面とし、2以上の凸部を有する曲面のときは前記空間から外側に最も突出した2つの凸部に外接する平面を基準面とし、この基準面に対して前記フィルムのフィルム面が傾斜して収納される。
【0008】
【実施例】
以下、この発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は第1の実施例を示し、図1は内視鏡用フィルムケースの全体の斜視図、図2は要部の縦断側面図、図3は図1のA部を拡大して斜視図である。
【0009】
まず、フィルムマガジン1について説明すると、略円筒状に形成された2つのパトローネ2が保持部材3を介して結合され、この2つのパトローネ2の間にフィルム露出部4を有し、このフィルムマガジン1に撮影用フィルム5が収容されている。すなわち、一方のパトローネ2に撮影用フィルム5が繰出し可能に巻装され、他方のパトローネ2に前記撮影用フィルム5が巻き取り可能に巻装されている。また、フィルムマガジン1には内視鏡用カメラにセットされたフィルムマガジン1を取り出す際の摘みを形成する突起部1aが設けられている。
【0010】
内視鏡用フィルムケースのケース本体6には、フィルムマガジン1を収納する空間を形成する複数個のフィルム収納部7が設けられている。このフィルム収納部7を含むケース本体6は遮光性材料、例えば黒色の合成樹脂材料によって一体に成形されている。フィルム収納部7には、前記フィルムマガジン1の2つのパトローネ2を収納する2つの空間を形成する凹部8を有しており、この2つの凹部8間には収納位置規制手段としての台状部材9が設けられている。
【0011】
この台状部材9は、前記フィルム収納部7にフィルムマガジン1を収納した際に、撮影用フィルム5の法線に略垂直な2つの収納部内周面9aと上面9bを有している。前記収納部内周面9aは、前記2つのパトローネ2が共に対向するような2つの面要素を持っており、この面要素、つまり収納部内周面9aを基準面とし、この基準面に対して前記台状部材9の上面9bが傾斜(角度θ)している。さらに、前記ケース本体6にはフィルム収納部7の縁部を形成するフランジ部10が一体に設けられており、このフランジ部10には略ミシン目状の断続部11が設けられている。すなわち、複数のフィルム収納部7が断続部11を介して連設され、断続部11で切り離すことにより、複数の分離体12に分割できるようになっている。
【0012】
したがって、前記台状部材9の上面9bはフランジ部10に対して傾斜しているとともに、フランジ部10より高さが低く、フィルムマガジン1をフィルム収納部7を収納したとき、2つのパトローネ2を連結する保持部材3が台状部材9と干渉することなく、2つのパトローネ2が凹部8の内底面に接するまで落ち込み、突起部1aはフランジ部10より没入した状態に収納される。この結果、ケース本体6の高さHが低くなり、コンパクトに構成できる。
【0013】
また、ケース本体6の上面にはフィルム収納部7の開口を閉塞する閉塞部材13が接着されている。この閉塞部材13は、遮光性材料、例えば、複数のプラスチック層とアルミ箔の層からなるラミネート材で成形されている。前記プラスチック層は、PET、ポリエチレン、シーラント(ポリプロピレンとポリスチレンのブレンド樹脂)等の合成樹脂材料の組合せで形成されている。
【0014】
さらに、閉塞部材13はケース本体6のフランジ部10に対し、矩形環状に熱溶着または接着されており、環状接着部14が形成されている。また、この環状接着部14のコーナ部には外側へ突出する舌片部14aが設けられている。
【0015】
すなわち、閉塞部材13はフランジ部10の開口周辺に略開口形状に沿って接着または溶着され、前記略開口形状は4隅が円弧状の略長方形であって、さらにその4隅に舌片形状を有している。
【0016】
したがって、閉塞部材13をその縁部から引き剥がそうとすると、舌片部14aに力量が集中し、舌片部14aから閉塞部材13が剥がれ、また環状接着部14はケース本体6のフランジ部10に対して各々、独立しているので1ケ所ずつ剥がれるように形成されている。
【0017】
このように、環状接着部14のコーナ部に舌片部14aを設けることにより、閉塞部材13が強い接着力で接着されていても、小さい力量で容易に剥がすことができる。また、環状接着部14は各々、独立しているので、フィルムマガジン1を1個ずつ取り出す作業が容易で便利になる。
【0018】
なお、前記第1の実施例においては、収納位置規制手段としての台状部材9は、フィルム収納部7にフィルムマガジン1を収納した際に、撮影用フィルム5の法線に略垂直な2つの収納部内周面9aが、2つのパトローネ2が共に対向するような2つの面要素の一方の面要素について、この面要素が平面のとき、当該面要素を基準面とし、この基準面に対して前記台状部材9の上面9bが傾斜(角度θ)している場合について説明したが、この面要素が前記フィルムマガジン1を収納する空間から見て2以上の凸部を有する曲面のときは空間としての凹部8から外側に最も突出した2つの凸部に外接する平面を基準面とし、この基準面に対して前記撮影用フィルム5のフィルム面を傾斜させるように、この基準面に対して台状部材9の上面9bを傾斜(角度θ)することにより、第1の実施例と同様な効果が得られる。
【0019】
前述したように、撮影用フィルム5のフィルム面を傾斜させた状態で、フィルムマガジン1をフィルム収納部7に収納することにより、ケース本体6の高さ寸法Hを小さくすることができ、ケース本体6のコンパクト化を図ることができる。
【0020】
フィルムマガジン1の撮影用フィルム5のフィルム面を傾斜させる手段として前記実施例においては、台状部材9の上面9bをフランジ部10に対して傾斜することにより、フィルムマガジン1を傾けているが、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、収納位置規制手段としての台状部材9のパトローネ2と接する面あるいは空間を形成する凹部8の内面形状によってフィルムマガジン1を傾けるようにしてもよく、またケース本体6の開口を閉塞する閉塞部材13を接着したとき、その閉塞部材13によってフィルムマガジン1の突起部1aを押し下げ、フィルムマガジン1がシーソ式にフィルム収納部7に傾いて収納されるようにしてもよい。このように構成することにより、閉塞部材13をケース本体6から剥がすことにより、フィルムマガジン1がシーソ式に復帰し、突起部1aがケース本体6のフランジ部10より上方に突出するためフィルムマガジン1の取り出しが容易となる。
【0021】
図4は第2の実施例を示し、第1の実施例と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。この実施例の閉塞部材13は、ケース本体6のフランジ部10の端部10aより外側に寸法tだけ突出し、マージン15を形成している。すなわち、閉塞部材13の周縁部は、ケース本体6の境界の外部まで至る面積を有している。また、各分離体12のコーナ部には面取り部12aが設けられている。
【0022】
この実施例によれば、閉塞部材13を剥がす際は、このマージン15部分を手指で摘むことにより、容易に剥がすことができ、またマージン15部分の面積が広いので、閉塞部材13を手指で摘む作業が容易になる。
【0023】
図5〜図7は第3の実施例を示し、第1の実施例と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図5に示すように、ケース本体6と閉塞部材13にはそれぞれ略ミシン目状の断続部16が設けられている。すなわち、ケース本体6の分離体12は断続部16を介して連結されている。さらに、ケース本体6のコーナ部には面取り部17が設けられ、面取り部17に位置する閉塞部材13を手指で摘み、閉塞部材13を剥がすことができる。
【0024】
このように面取り部17を設けることによって閉塞部材13の摘み代が大きくなり、閉塞部材13の剥離作業が容易になる。
さらに、この実施例のケース本体6のフランジ部10と閉塞部材13が接する部分においては断続部16を形成する分離部16aは連結部16bよりも長い形成されている。したがって、分離体12相互を相反する方向に引っ張ると、断続部16から分離し、各分離体12は容易に分離される。また、分離部16aの長さが連結部16bよりも長いので、ケース本体6を複数に分離する作業が容易になる。
【0025】
さらに、分離体12のコーナ部が集合する部分で、面取り部17相互が接する部分には面取り部18が設けられている。したがって、ケース本体6を分割する際、面取り部18の位置でケース本体6は分離されて分離体12となり、ケース本体6のコーナ部は鋭利な角度にならないので安全である。
【0026】
しかも、複数の分離体12のコーナ部が集合する部分で、面取り部17相互が接し、かつケース本体6の端部6aに位置する閉塞部材13においては断続部16の分離部16aより連結部16bの方が長い形成されているため、閉塞部材13を剥がす際、連結部16bが閉塞部材13を引っ張り、閉塞部材13が連続的に剥がれる。
【0027】
したがって、ケース本体6のフランジ部10に固定されている閉塞部材13を一気に剥がすことができ、フィルムマガジン1を取り出す手間が省ける。
また、分離体12の面取り部17が集合する部分には面取り部17と18とで形成される略アステロイド形状の孔部19に位置する閉塞部材13には十字状の切り込み部20が設けられている。
【0028】
なお、切り込み部20は図6に示すように、フィルム収納部7の長手方向と直角方向に延びる−字状としてもよく、フィルム収納部7の長手方向に沿って延びる−字状としてもよい。
【0029】
したがって、分離体12(ケース本体6のフランジ部10に閉塞部材13が固定された状態)を細かく分離しようとする際、切り込み部20によって容易に分離できる。
【0030】
図8および図9は第4の実施例を示す。この実施例は、ケース本体6を収納する外箱を示し、紙、段ボール等からなる箱本体21には上面が開口部が設けられ、この箱本体21には上面開口部を閉塞する上蓋部22が設けられている。
【0031】
上蓋部22は基端部22aと先端部22bとに区画され、その境界部には略ミシン目状の断続部23が設けられている。また、箱本体21にはその上面開口部を上蓋部22によって閉塞した際に、その上蓋部22を箱本体21に固定する固定部24が設けられている。固定部24には複数の略長方形の離形部25を有すると共に、この離形部25は分離部26と連結部27とからなる略ミシン目状の断続部28を介して設けられている。さらに、断続部28の連結部27の寸法gは前記分離部26より短く、3mm以下に形成されている。
【0032】
そして、上蓋部22の断続部23と28との間は帯状の離形ストリップ29に形成され、この離形ストリップ29を矢印方向に引き起こすと、断続部23と28が外れ、離形ストリップ29が固定部24から外れ、箱本体21が開封する。このとき離形部25は固定部24に固定された状態で残る。
【0033】
したがって、分離部26間の連結部27は3mm以下という短い寸法なので、離形ストリップ29が容易に外れ、箱本体21の開封が容易になる。
前記実施態様によれば、付記に示すような構成が得られる。
(付記項1) 略円筒状に形成された2つのパトローネが保持部材を介して結合され、この2つのパトローネの間にフィルム露出部を有して撮影用フィルムを収容してなるフィルムマガジンを収納する空間を形成するフィルム収納部を含むケース本体を有する内視鏡用フィルムケースにおいて、前記フィルム収納部は、前記フィルムマガジンを収納した際に、前記撮影用フィルムの法線に略垂直な面であって前記フィルム収納部の空間を構成する収納部内周面に収納位置規制手段を有し、この収納位置規制手段は、前記収納部内周面のうち前記フィルムマガジンの2つのパトローネが共に対向するような2つの面要素の一方の面要素について、この面要素が平面のときは当該面要素を基準面とし、この面要素が前記フィルムマガジンを収納する空間から見て2以上の凸部を有する曲面のときは前記空間から外側に最も突出した2つの凸部に外接する平面を基準面とし、この基準面に対して前記フィルムのフィルム面を前記フィルム収納部の縁部を形成するフランジ部なる面から前記フィルムマガジンに設けられた突起部が前記フィルム収納部側に没入されるに十分な量を有する角度θをもって傾斜させるようにその収納位置を規制することを特徴とする内視鏡用フィルムケース。
(付記項2) 前記収納位置規制手段は、前記収納部内周面のフィルム露出部に対向する位置に設けられてなり、このフィルムの露出部のフィルム面に接触または非接触の上面を有する台状部材であって前記上面は前記基準面に対して傾斜していることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡用フィルムケース。
(付記項3) 前記収納部に収納されるべき前記フィルムマガジンは前記フィルム露出部が前記2つのパトローネの略共有接平面に沿って配置される構造を有している場合において、前記面要素は前記パトローネの略外形に沿った2つの略円柱形状と前記フィルム露出部の前記共有接平面と対向しない面に沿って配置された前記2つの略円柱形状を係合する略平面とからなる凹凸形状を有し、前記台状部材は前記面要素の凹部であることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項4) 前記フィルムマガジンを取り出すための開口とこの開口を含む面内にてフランジ部を有する前記ケース本体と、前記開口を閉塞する閉塞部材を有し、この閉塞部材は前記フランジ部の前記開口周辺に略開口形状に沿って接着または溶着され、前記略開口形状は4隅が円弧状の略長方形であって、さらにその4隅に舌片形状を有していることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡用フィルムケース。
(付記項5) 前記閉塞部材は、前記開口を閉塞した際に、該ケース本体の境界の外部まで至る面積を有することを特徴とする付記項1に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項6) 略円筒状に形成された2つのパトローネが保持部材を介して結合され、この2つのパトローネの間にフィルム露出部を有して撮影用フィルムを収容してなるフィルムマガジンを収納する空間と共にこの空間に収納された前記フィルムを取り出すための開口を有するフィルム収納部が複数形成されたケース本体と、このケース本体に形成された複数のフィルム収納部の各開口を閉塞する閉塞部材とからなる内視鏡用フィルムケースにおいて、
前記各フィルム収納部は、前記フィルムマガジンを収納した際に、前記撮影用フィルムの法線に略垂直な面であって前記フィルム収納部を構成する収納部内周面に収納位置規制手段を有し、この収納位置規制手段は、前記収納部内周面のうち前記フィルムマガジンの2つのパトローネが共に対向するような2つの面要素の一方の面要素について、この面要素が平面のときは当該面要素を基準面とし、この面要素が前記フィルムマガジンを収納する空間からみて2以上の凸部を有する曲面のときは前記空間から外側に最も突出した2つの凸部に外接する平面を基準面とし、この基準面に対して前記フィルムのフィルム面を傾斜させるようにその収納位置を規制することを特徴とする内視鏡用フィルムケース。
(付記項7) 前記閉塞部材は、前記開口を閉塞した際に、該ケース本体の境界の外部まで至る面積を有することを特徴とする付記項6に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項8) 前記ケース本体は複数の分離部と連結部とからなる略ミシン目状の断続部を有し、複数の分離体に分割可能であることを特徴とする付記項6に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項9) 前記分離体はその開口の方向からみて4隅が略円弧状である略長方形の形状を有することを特徴とする付記項8に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項10) 前記ケース本体と前記閉塞部材が接する部分において、前記略ミシン目状の断続部は、各分離部が各連結部より長いことを特徴とする付記項8に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項11) 前記ケース本体の端部で、隣合う2つの分離体の略円弧状の隅の間に位置する閉塞部材において、閉塞部材の連結部が分離部よりも長いことを特徴とする付記項9に記載の内視鏡用フィルムケース。
(付記項12) 隣合う前記分離体の略円弧状の隅が互いに接する部位に、半径0.5mm以上の面取り部を設けたことを特徴とする付記項9に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項13) 前記ケース本体の複数のフィルム収納部が2次元の格子状に配列されている場合において、前記ケース本体の内側で4つの分離体の互いに向かい合う略円弧状の隅が形成する略アステロイド形状の孔部において、その位置の閉塞部材に切り込み部を設けたことを特徴とする付記項9に記載の内視鏡フィルムケース。
(付記項14) 上面が開口された紙、段ボール等からなる箱本体と、この箱本体に設けられた前記上面開口部を閉塞する上蓋部と、この上蓋部の先端に設けられ前記箱本体の開口部を前記上蓋部により閉塞した際にこの上蓋部を前記箱本体に固定する固定部からなる前記内視鏡用フィルムケースを収納する外箱において、前記固定部は複数の略長方形の離形部を有すると共に、この離形部は分離部と連結部からなる略ミシン目状の断続部を介して設けられており、前記断続部の連結部は前記断続部の分離部よりも短いことを特徴とする付記項1もしくは6に記載の内視鏡フィルムケースを収納する外箱。
(付記項15) 保持部材を介して結合されているフィルム送出用パトローネとフィルム巻き取り用パトローネを有すると共にこれらのいずれか一方のパトローネの外周部に突起部が設けられている内視鏡用フィルムマガジンにおいて、前記突起部が設けられているパトローネの外径は他のパトローネの外径よりも小さいことを特徴とする内視鏡用フィルム。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、2つのパトローネの間にフィルム露出部を有して撮影用フィルムを収容してなるフィルムマガジンを収納する内視鏡用フィルムケースにおいて、そのフィルムマガジンのパトローネに突起部が存在しても、ケース本体をフィルム収納部に傾けて収納することができるため、フィルムケースをコンパクトに構成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す内視鏡用フィルムケースの斜視図。
【図2】同実施例のフィルム収納部の縦断側面図。
【図3】図1のA部を拡大して示す斜視図。
【図4】この発明の第2の実施例を示し、内視鏡用フィルムケースを裏側から見た斜視図。
【図5】この発明の第3の実施例を示す内視鏡用フィルムケースの斜視図。
【図6】この発明の第3の実施例の変形例を示す内視鏡用フィルムケースの斜視図。
【図7】この発明の第3の実施例の変形例を示す内視鏡用フィルムケースの斜視図。
【図8】この発明の第4の実施例を示す外箱の斜視図。
【図9】図8のB部を拡大して示す正面図。
【符号の説明】
1…ケース本体、2…パトローネ、3…保持部材、4…フィルム露光部、5…撮影用フィルム、6…ケース本体、7…フィルム収納部、8…凹部、9…台状部材、10…フランジ部。

Claims (1)

  1. 略円筒状に形成された一対のパトローネと、一対のパトローネの間に配置され、両パトローネを結合する保持部材と、前記一対のパトローネの間に位置して形成され、撮影用フィルムを露出させるフィルム露出部と、一方のパトローネに前記フィルム露出部側に位置して設けられた突起部とを有して前記撮影用フィルムを収容してなるフィルムマガジンを、フィルム収納部に収納するようにした内視鏡用フィルムケースにおいて、
    前記フィルム収納部を形成したケース本体と、前記フィルム収納部を覆う閉塞部材とを具備し、
    前記フィルム収納部は、前記フィルムマガジンのパトローネをそれぞれ収納する空間を有する2つの凹部と、前記フィルム露出部の部分が位置すると共に前記2つの凹部に連なる上面を有した台状部材とを有してなり、
    前記フィルム収納部には、前記フィルムマガジンを収納した際に、前記フィルムマガジンが収納される位置を規制する収納位置規制手段が形成され、
    この収納位置規制手段は、前記凹部の内周面のうち前記フィルムマガジンの2つのパトローネが相対向する側にそれぞれパトローネに対向する面要素を含み、前記面要素が平面のときは当該面要素が収納位置の基準面となり、前記面要素が前記フィルムマガジンを収納する空間から見て2以上の凸部を有する曲面のときは前記空間に最も突き出した2つの凸部に外接する平面が収納位置の基準面となり、更に、前記基準面に位置決めされて前記フィルムマガジンの2つのパトローネが前記凹部に収納されたとき、そのフィルムマガジンの前記フィルム露出部の部分が位置する前記台状部材の上面を、前記フィルム収納部の縁部を形成するフランジ部の面から、前記フィルムマガジンに設けられた前記突起部が前記フィルム収納部側に没入されるに十分な量を有する角度θをもって傾斜させて形成し、前記フィルム収納部に収納する前記フィルムマガジンの収納位置を規制するようにしたことを特徴とする内視鏡用フィルムケース。
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