JP3570644B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の利用分野】
この発明は金属酸化物半導体ガスセンサや固体電解質ガスセンサに関する。この明細書では、ガスはCO,H2,イソブタンやプロパン,CH4,NOx,O2,O3,H2S等の本来のガスの他に,水蒸気をも含むものとする。
【0002】
【従来技術】
出願人は、アルミナ等の基板上に断熱ガラス膜とヒータ膜,絶縁膜,感ガス膜を積層したガスセンサを提案した(特開平1−313751号)。絶縁膜は例えば膜厚10μm程度とし、ガラスあるいはガラスとシリカやアルミナ等の非ガラス質セラミック粒子との混合物とする。また基板がシリカ等の熱伝導率の低いセラミックの場合、断熱ガラスを設ける必要はない(特開平6−34732号)。
【0003】
このガスセンサは、感ガス膜,例えばSnO2等の金属酸化物半導体膜やプロトン導電体等の固体電解質膜をパルス的に加熱するのに適している。即ちヒータ膜から基板への熱損失を断熱膜で減少させ、ヒータ膜と感ガス膜を薄い絶縁膜を介して積層し、両者間の熱伝導を容易にする。この条件でヒータ膜をパルス的に加熱すると、感ガス膜をパルス的に加熱でき、ガスセンサの消費電力を例えば20〜1mW程度に減少させることができる。
【0004】
出願人は、このようなガスセンサの特性が不安定であることを見い出した。感ガス膜が金属酸化物半導体膜であり、検出目標がCOであるとして説明すると、CO中での抵抗値が経時的に増加し、また金属酸化物半導体の温度特性が経時的に変化することを見い出した。実験の結果,金属酸化物半導体膜の特性の変化は高温・高湿の雰囲気で急激に進行し、またパルス加熱を行わない期間に検出電圧を金属酸化物半導体膜に加えると著しくなることを見い出した。
【0005】
【発明の課題】
この発明の課題は、基板上にヒータ膜と絶縁膜と感ガス膜とを積層したガスセンサの特性変動を減少させることにある(請求項1〜)。
この発明での副次的課題は、ヒータ膜と感ガス膜間の絶縁破壊をより確実に防止することにある(請求項3,4)。
【0006】
【発明の構成】
この発明では、基板上にヒータ膜とガラス成分を含む絶縁膜と感ガス膜とを積層したガスセンサにおいて、前記絶縁膜中のガラス成分が、少なくともSiO 2 とAl 2 3 とROとを含み、(ここにRはCa,Sr,Baからなる群の少なくとも一員を現す)、かつ前記ガラス成分の感ガス膜側でのMg含有量を、MgO換算で2wt%以下、好ましくは1.5wt%以下,最も好ましくは0.1wt%以下とする。この明細書においてMg含有量はガラス成分に対してMgOに換算して定め、単位はwt%あるいはwtppmとする。
【0007】
この発明において重要なことはMgによる感ガス膜の汚染を防止することであり、仮に絶縁膜が感ガス膜側の上層とヒータ膜側の下層の2層からなる場合、上層中のMg含有量を小さくすれば良く、下層のMg含有量を特に制限する必要はない。また絶縁膜には実施例に示す単純なガラス膜以外に、ガラスと非ガラス質のセラミック粒子、例えばシリカやアルミナ,ムライトとの混合物を用いることができる。このような場合、ガラスがセラミック粒子とセラミック粒子との間に介在し、セラミック粒子はガラスに被覆されて不活性となる。従ってセラミック粒子中のMg含有量は特に重要ではなく、また絶縁膜の表面は大部分ガラスで覆われるので、ガラス成分中のMg含有量のみを考えれば良い。
【0008】
ガラスの組成は様々であり、一般的に定めることは難しいが、ガラスの軟化点を600〜1000℃程度の扱い易い温度とするため、ガラスはSiO2とAl2O3とROとを含むものとする。例えば単味のシリカガラスは軟化点が高く、Al2O3とROを添加して軟化点を低下させる。なおRはCa,Sr,Baからなる群の少なくとも一員の元素で、アルカリ土類としてこれらの元素を用い、Ca,Sr,Baを単にアルカリ土類と呼ぶことがある。SiO2,Al2O3,ROの重量比は、3成分の重量比の合計を100として、例えば10〜70:1〜40:10〜50とし、これ以外にZnO,TiO2,ZrO2等の遷移金属酸化物を含んでも良い。TiO2,ZrO2はSiO2への置換材料で、ZnOはアルカリ土類酸化物と同様にガラスの軟化点を低下させる。また金属元素として、LaやCe等のランタニドやGa,In,Tl,Ge,Sn,Pb等の典型金属元素を含んでも良い。但しPbは加熱すると感ガス膜中に拡散し易く好ましくはない。これ以外の半金属としてBを添加しても良く、BはB2O3に換算して例えば0〜20wt%添加する。これ以外にガラスにハロゲンやAs,Sb等の様々な元素を添加しても良く、組成は様々である。ガラスはMg含有量が低く、軟化点が600〜1000℃程度、より好ましくは700〜900℃であることが好ましい。Mgによる感ガス膜の被毒の機構は、感ガス膜中の電界によるマイグレーションで、アルカリ金属はMgと同様にマイグレーションし易いため好ましくない。さらにBeは有毒で好ましくない。
【0009】
好ましいガラスの組成は、例えばSiO2とAl2O3とROの合計含有量を40−100wt%、SiO2とAl2O3とROの相対組成が例えば10〜70:1〜40:10〜50で、3者の合計量を100とする。ガラスの残余成分は、例えば遷移金属酸化物を0〜30wt%,ランタニド酸化物を0〜20wt%,B2O3を例えば0〜20wt%,Ga,In,Tl,Ge,Sn,Pbからなる群の少なくとも一員の元素の酸化物を0〜20wt%とする。残余は例えばハロゲンやAs,Sb等の雑多な不純物で、例えば5wt%以下とする。そして感ガス膜側でのガラス成分のMgO含有量を2wt%以下、好ましくは1.5wt%以下,最も好ましくは0.1wt%以下とする。好ましくは、アルカリ金属酸化物の含有量を、感ガス膜側のガラス成分に対して0.5wt%以下とし、Beは痕跡量にとどめ、PbOは1wt%以下、好ましくは1000wtppm以下とする。
【0010】
絶縁膜は好ましくはヒータ膜側の下層と感ガス膜の上層との少なくとも2層で構成し、少なくとも上層について、好ましくは上層,下層の双方について、ガラス成分中のMg含有量をMgO換算で2wt%以下、好ましくは1.5wt%以下、最も好ましくは1000wtppm以下とする。
【0011】
【発明の作用と効果】
発明者は、パルス駆動型ガスセンサの経時劣化の機構を検討し、絶縁ガラスから感ガス膜へのMgイオンの混入により劣化が生じることを見い出した。感ガス膜が金属酸化物半導体であるとして説明すると、経時劣化は乾燥期には小さく(図6)、湿潤期には大きい(図7)。次にセンサを高温高湿の雰囲気でエージングすると、24時間程度でセンサ抵抗は急激に増加する(表4)。センサの劣化は検出電圧を常時加えるものでは著しく、検出電圧をヒータパルスに同期させ検出電圧を加える時間を短くすると減少する(表4)。また検出電圧を常時加えヒータパルスを加えないモードで、センサの劣化は最も著しくなる(表4)。
【0012】
劣化したセンサの感ガス膜を元素分析すると、陰極にMgイオンが偏析していることが見い出された。Mgイオンは絶縁ガラスから感ガス膜に拡散したもので、他に発生源は無かった。これ以外の絶縁ガラスから拡散した不純物としてZnイオンを検出したが、この程度の量のZnイオンはセンサ特性に影響を与えなかった。従って劣化の原因は絶縁ガラスから感ガス膜へ拡散したMgイオンであり、センサが室温付近まで冷却した期間にMgイオンが絶縁ガラスから吸着水へ溶出し、検出電圧により陰極側に偏析してセンサ特性を劣化させたものと推定できる。このことは、乾燥時にはセンサの劣化は小さいが湿潤期には大きいことと対応する。また高温高湿の雰囲気でセンサの劣化が著しく進行することとも対応する。さらに検出電圧を常時加えると劣化が著しく、検出電圧をヒータパルスと同期させると劣化が減少することとも対応する。Mgイオンの移動機構としては、室温付近で吸着水中に溶出したMgイオンが検出電圧により冷間で徐々に移動するものと、溶出したMgイオンがパルス加熱時に急激に移動するものの、2種類が考えられる。しかし劣化の程度はパルス加熱を行わないもので著しく、このことから劣化は冷間で進行することが確実である。
【0013】
これらの知見を総合すると、絶縁ガラス中のMg含量を減少させれば、パルス駆動型ガスセンサの劣化を防止できることが予想される。そして実験(表6)は予想通りの結果を示した。またMgO含有量が1wt%のガラスと5wt%や20wt%のガラスとの間には、センサの特性に大差が有り、かつMgO含有量が1wt%と100wtppmとの間のセンサ特性の差は小さいことが判明した。このことは1wt%程度のMgOはガラス内に安定に存在して溶出しないことを示している。そこでMgO含有量は2wt%以下とし、より好ましくは1.5wt%以下、最も好ましくは0.1wt%以下とする。さらに劣化の防止は、センサの抵抗値を減少させかつ抵抗値ばらつきを小さくするとの副次的効果を有している。ここでは感ガス膜が金属酸化物半導体膜であるとしたが、例えば固体電解質膜の場合、固体電解質内の起電力により溶出したMgイオンが移動し、金属酸化物半導体膜と同様の劣化が進行する。その場合には、感ガス膜の内部での電界の向きが逆で陰極ではなく陽極側にMgイオンが偏析する。
【0014】
発明者は、Mgイオンを含まない絶縁ガラスを用いると、絶縁ガラスとヒータ膜との間の絶縁強度が低下することを見い出した。これはMgイオンを含まないガラスでは泡抜きが難しく、絶縁ガラス内に連続気孔等の導電路が生じるためと考えられる。これに対して絶縁膜を2層にすれば、絶縁膜を貫通する連続気孔を減らし、絶縁強度を向上できることが判明した。
【0015】
【実施例】
図1〜図14に、実施例と関連するデータとを示す。ガスセンサの構造は図1〜図3に示し、図において、2はアルミナ,シリカ,ムライト等の絶縁基板である。4は断熱ガラス膜で、シリカガラスや混成ハイブリッドIC,サーマルヘッド等へのオーバーコートガラス等を用いる。基板2がシリカ等の熱伝導率の小さな材質の場合、断熱ガラス4は不要である。6はヒータ膜で、RuO2膜やPt膜等を用い、薄膜でも厚膜でも良く、ここでは膜厚約10μmのRuO2膜を用いた。8,10はAu膜からなるヒータ電極である。
【0016】
12は絶縁膜で、膜厚は例えば5〜20μm程度とし、好ましくは図3に示すように下層13と上層14の2層で構成する。これはヒータ膜6と感ガス膜16との絶縁強度を増すためで、2層にすることによりヒータ膜6から感ガス膜16まで貫通した連続気孔を除き、絶縁強度を増す。絶縁膜12は上層14,下層13ともガラスで構成したが、シリカやアルミナ,ムライト等の非ガラス質セラミック粒子を混入し、ガラスとセラミックとの混合層としても良い。絶縁層12のガラス含有量は好ましくは20〜100wt%とする。感ガス膜16へのMg汚染を防止する上で重要なのは、上層14でガラス成分中のMg含有量をMgO換算で2wt%以下,好ましくは1.5wt%以下,最も好ましくは1000wtppm以下にすることである。下層13はMg含有量(以下,ガラスに関してMgO換算で含有量を示し,他の成分も同様の表記法で含有量を示す)が2wt%超でも良いが、好ましくは下層13,上層14とも同一の材質を用い、MgO含有量を2wt%以下,より好ましくは1.5wt%以下,最も好ましくは1000wtppm以下とする。
【0017】
絶縁膜12は上層14のMgO含有量を2wt%以下とすること以外に、軟化点が600〜1000℃,より好ましくは700〜900℃程度のガラスを用い、成膜時のヒータ膜6やAu電極8,10の損傷を防止することが好ましい。また軟化点の下限は、ヒータ膜6の最高発熱温度(300〜450℃)より充分高いものが好ましく、この点から600℃以上,より好ましくは700℃以上とする。軟化点の範囲に制限が生じるので、絶縁膜12に用い得るガラス組成にも制限が生じる。例えばシリカガラスは軟化点が1500℃程度で、不純物添加により軟化点を1200℃付近まで下げることができるが、高温用のガスセンサにしか用いられない。なおシリカガラスを特に排除するものではない。軟化点を適切な範囲にとどめることから、ガラス組成はSiO2とAl2O3とRO(RはCa,Sr,Baからなる群の少なくとも一員で、以下これをアルカリ土類と呼ぶことがある)を主成分とするものに限られる。軟化点が700〜900℃のSiO2−Al2O3−RO系の実用ガラスは、3者の組成が合計重量を100として、重量比で10〜70:1〜40:10〜50となる。なお実施例でアルカリ土類として用いたのはCaとBaであるが、何れも感ガス膜への汚染をもたらさずまた感ガス膜の特性に影響しなかったので、CaとBaの中間の性質のSrが用い得ることは明らかである。
【0018】
実用ガラスには多種多様な組成が知られており、軟化点が700〜900℃程度でSiO2−Al2O3−RO系のガラスには、例えばZnO,ZrO2,TiO2等の遷移金属酸化物を添加しても良い。ZnOはROと同様の役割を果たし、その添加量は例えば0〜25wt%である。発明者はZnOが上層14から感ガス膜16へ一部移動し、感ガス膜16を汚染することを見い出した。しかし感ガス膜16の特性に不純物のZnOは影響せず、ZnOは感ガス膜16を汚染するが、特性には影響しないことが判明した。ZrO2やTiO2等はSiO2を置換する成分で、例えば添加量は例えば0〜15wt%である。そしてこれ以外にガラスにMnやFe,Cu等を添加することは常法であり、これらの遷移金属を添加しても良い。ガラス中の遷移金属含有量はその酸化物に換算して0〜30wt%が好ましい。ガラスにはAl2O3の置換体として、B2O3を添加することが周知である。B2O3はアルカリで腐食され易いが、発明者は別の実験(詳細は省略)で、絶縁膜12中のB2O3が感ガス膜16の特性に影響しないことを確認した。即ちB2O3 30wt%含有のガラスを絶縁膜12に用い、NH3含有雰囲気下で絶縁膜12を表面がぼろぼろになるまで風化させた。この状態でも、感ガス膜16の特性は変化しなかった。そこで絶縁膜12の風化を抑制するため、B2O3含有量は0〜20wt%が好ましい。ガラスには例えばGe,Sn等の典型金属元素を加えることが周知で、例えばSnO2からなる感ガス膜に対して、ガラスが不純物としてSn元素を含むことは全く問題が無い。通常用いられる典型金属元素はGa,In,Sn,Ge,Tl,Pbで、これらの添加量は酸化物換算で0〜20wt%とする。この内Pbは、感ガス膜16の成膜時の加熱で感ガス膜を汚染することが別の実験で判明したので。、Pb含有量はPbO換算で1wt%以下、より好ましくは1000wtppm以下とする。
【0019】
実用ガラスには、これ以外にLaやCe等のランタニド元素を添加することが知られており、これらは主としてAl2O3の置換体である。ランタニド元素の添加量は3価の酸化物換算で0〜20wt%が好ましい。これ以外にガラスにはハロゲンやAs,Sb等の雑多な不純物を添加することができ、これらの合計含有量はハロゲンを単体にAsやSbを3価の酸化物に換算して5wt%以下が好ましい。また別の実験でNa等のアルカリ金属は感ガス膜16を汚染することが判明したので、アルカリ金属はその酸化物に換算して0.5wt%以下,より好ましくは0.1wt%以下とする。またBeは痕跡量にとどめる。
【0020】
以上のことをまとめると、上層14に好ましいガラス組成は以下のようになり、また下層13も同じ組成が好ましい。
(SiO2a−Al2O3b−ROc)1−d−M1Oe−M2Of−Ln2O3g−B2O3h−XiM1は遷移金属酸化物、M2は典型金属酸化物,Ln2O3はランタニド酸化物,
Xは上記以外の不純物で,MgO含有量は2wt%以下で、好ましくは1.5wt%以下、最も好ましくは0.1wt%以下,アルカリ金属酸化物含有量は好ましくは0.5wt%以下で、より好ましくは0.1wt%以下、PbO含有量は好ましくは1wt%以下で、より好ましくは0.1wt%以下、BeOは痕跡量,
a〜iを重量比単位として、組成の合計を100に保ち、
aは10〜70,bは1〜40,cは10〜50,dは0〜0.5,
eは0〜30,より好ましくは0〜20,fは0〜20,より好ましくは0〜10,gは0〜20,より好ましくは0〜10,hは0〜20,より好ましくは0〜10,iは0〜5とする。
【0021】
16はSnO2,In2O3,WO3,ZnO等の金属酸化物半導体膜やプロトン導電体等の固体電解質からなる感ガス膜で、薄膜でも厚膜でも良いが、実施例では厚さ10μmのSnO2膜を用いた。18,20はAu膜を用いた検出電極,22〜28は電極パッドである。
【0022】
【駆動回路】
図4,図5にガスセンサの駆動回路を示す。図4において、30はガスセンサを現し,Rsは感ガス膜16の抵抗を,RHはヒータ膜6の抵抗を現す。RHは室温で30Ω程度で最高加熱温度で20Ω程度で、感ガス膜16の温度は感ガス膜16の代わりに配置したサーミスタ膜の抵抗値から測定した。32は例えば5Vの電源,34はマイクロコントローラで、36はヒータ膜6をパルス駆動するためのスイッチ,RLは負荷抵抗である。
【0023】
ガスセンサ30は図5のように駆動し、例えば1秒周期で8m秒〜16m秒程度スイッチ36をオンし、検出電圧(例えば5V)はヒータパルスに同期して印加する、あるいは常時印加しておく。好ましいのは、検出電圧をパルスに同期させ、センサ出力VRL(負荷抵抗RLへの出力)を測定できるだけの幅でパルス的に加えることである。従って検出電圧のパルス幅は、ヒータパルスの幅よりも短くても良い。ヒータパルスを加えると出力VRLは図5の上部のように変化し、適当なタイミング(実施例ではヒータパルス印加から約2m秒後)でサンプリングする。感ガス膜16の最高温度はヒータパルスが幅が8m秒で約300℃,16m秒で約450℃である。
【0024】
【試験例】
以下の組成のガラスを用いて、実施例1〜3のガスセンサと、比較例1,2のガスセンサを調製した。
【0025】
【表1】
Figure 0003570644
【0026】
実施例1,2のセンサは特性面で同等,比較例1,2のセンサも特性面で同等であったので、以下では実施例1のセンサと比較例1のセンサを対比して説明する。また図6〜図9のデータは、実施例を開発する前に比較例のセンサのみを製造して測定したものである。センサ30の駆動条件は特に指摘しない限り、検出電圧VC(5V)を常時加え、毎秒1回8m秒のヒータパルス(5V)を加えるもので、この条件でセンサ30を常時駆動する。
【0027】
図6は1995年2月13日から7週間の経時特性で、センサは比較例1で、センサ数は13個、乾燥期における平均的な経時特性である。図7は比較例1のセンサの1995年6月12日から8週間の経時特性で、センサ数は10個である。湿潤期(図7)と乾燥期(図6)を比較すると、湿潤期の方が経時変化は著しく、経時変化によりセンサは一般的に高抵抗化する。図8,図9は1〜4週間程度でセンサ抵抗が著しく増加した例で、高抵抗化の程度は3倍(図8,センサ数6個)ないし10倍弱(図9,センサ数5個)に達している。図8,図9の現象を発見したためセンサの通電装置を検査すると、制御用のマイクロコントローラ34が図示の期間内で暴走していた形跡が見い出された。暴走の内容は、マイクロコントローラの構造から、ヒータパルスVHがオフし、検出電圧VCが常時加わり続けるものであったと推定した。また暴走が生じた時期は図8で95年7月頃,図9で95年4月頃であった。これらのことから、センサの経時変化は湿潤期において著しく、ヒータパルスを加えないと急激に進行することが判明した。
【0028】
図10は、異常高抵抗化(図8,図9の現象)を経験したセンサ(比較例1及び2)と、実施例1のセンサの、ヒータパルス印加時のセンサ抵抗を示すものである。雰囲気はCO100ppmで,8m秒間のヒータパルス内(波形を図の上部に表示)で1〜12の12点をサンプリングしている。なお実施例2のセンサの温度特性は実施例1のセンサと同様である。実施例1,2の差異はZn含有量の差であるが、センサ特性への影響は検出できなかった。異常高抵抗化を示したセンサと実施例1のセンサは温度特性が異なり、結果は明らかに2つの群に別れた。そして異常高抵抗化が生じると、4ポイント目付近のセンサ抵抗の極小値が消失した。なお比較例1,2でも製造直後には、CO中で4ポイント目の付近に抵抗値の谷が生じた。
【0029】
図11は比較例1のセンサの特性(センサ数15個)で、ヒータパルスは9m秒幅でパルス加熱の開始から2m秒目の特性を測定し、センサは製造後約1週間通電したもので、異常高抵抗化を経験していない。図12は実施例1のセンサの特性(センサ数15個)で、測定条件は図11と同様で、通電開始1週間程度後の特性である。CO100ppm中での抵抗値の平均は図11で18.4KΩ,図12で2.5KΩで、MgO含有の絶縁ガラス12を用いると、センサ抵抗が増加しH2感度も増加する。
【0030】
比較例1のセンサについて、異常高抵抗化したもの(不良品)としなかったもの(良品)に対し、感ガス膜16をX線局所分析を用い、波長分散スペクトロスコピー(WDS)により元素分析した。Sn,Pt等の当然に存在すべき元素以外の不純物はMgとZnで、CaやBaの混入は検出できず、MgやZnは何れも絶縁ガラス12から混入したものであった。検出電極18,20の間の領域での分析結果を表2に示すが、良品と不良品との間に有意差は見られなかった。次に検出電極18,20の周囲での感ガス膜を元素分析した。Mgイオンの分布について結果を表3に示す。なおZnイオンは均一に分布し偏析が見られなかったので、表示を省略する。
【0031】
【表2】
Figure 0003570644
【0032】
【表3】
Figure 0003570644
【0033】
表2,表3から明らかなように、製造直後のセンサでもMgが感ガス膜16に拡散しており、劣化に伴いMgが陰極側に偏析する。表2の結果では、異常高抵抗化が生じても電極間領域ではMg濃度の増加が見られず、異常高抵抗化と相関があるのは陰極へのMgの偏析である。図8,図9はヒータパルスを加えないとセンサの劣化が進行することを示し、図6,図7は湿潤期に劣化が著しいことを示している。そこで検出電圧をヒータパルスと同期させ同じ幅で同じタイミングで加えるようにしたもの(VC同期)とVCを常時加えるものと2つの条件を用意し、高温高湿中雰囲気でエージングした。エージング後のCO100ppm中でのセンサ抵抗の平均値(センサ数7個)を表4に示す。
【0034】
【表4】
Figure 0003570644
【0035】
VCを常時加えると劣化が著しく、特にVCを常時加え、VHをオフすると劣化が極端に進行する。このモードでは、エージング時間1時間で抵抗値は約6倍に増加する。これらのことから予想されるセンサ30の劣化機構は、絶縁ガラス12中のMg成分が感ガス膜16に拡散し、検出電圧により移動して陰極側に偏析するというものである。VHがオフで劣化が著しいことから、劣化は冷間で進行し、付着した吸着水等にMgイオンが溶出して、検出電圧で移動することが推定される。比較例1のセンサについて、50℃×相対湿度100%で1時間のエージング(VCは連続,VHはオフ)でのMgイオンの偏析状況を表5に示す。エージングによりMg濃度は増加し、特に陰極側でのMg濃度の増加が著しい。このことは上記の劣化機構と合致し、かつヒータパルスの印加に伴う熱的な劣化が小さいことを示している。即ちパルス加熱により吸着水が急激に沸騰し、これに伴って絶縁膜12の風化が進行することが考えられるが、得られたデータとは一致しない。従って劣化の機構は冷間での吸着水へのMgの溶出と、検出電圧による陰極への偏析である。
【0036】
【表5】
Figure 0003570644
【0037】
実施例1〜3のセンサと比較例1,2のセンサを、50℃相対湿度100%の雰囲気で24時間エージングし、その間VHはパルス的に加え(9m秒/秒)VCは連続して加えた。試験後のCO100ppm中での抵抗値(図10の3ポイント目,KΩ単位)を表6に示す。実施例1はガラス中に20wt%のZnOを含むがセンサ特性への影響はなく、1wt%のMgOを含む実施例3は実施例1,2と類似の特性を示す。表6から明らかなように1wt%のMgOを含有するガラスは実用化可能で、このことからMgOの含有量の上限を2wt%,より好ましくは1.5wt%,最も好ましくは0.1wt%とする。また仮にMgO含有量が2wt%近いガラスがセンサの劣化を引き起こしたとしても、表4に示すようにVCをVHに同期させれば、劣化を抑制することができる。そして絶縁ガラス12,特に上層14中のMgOを除くことにより、センサの抵抗値は減少して扱い易くなり、耐久性が著しく増加する。発明者はこの種のセンサの耐久性がパルス駆動という駆動方法自体により定まるものと考えてきたが、絶縁ガラスからの不純物の拡散を除くことで耐久性は劇的に向上した。さらにMg含有ガラス(比較例1)とMgフリーガラス(実施例1)について、ロット間の抵抗値の変化と抵抗値分布の範囲(標準偏差をSとして±3Sの範囲)を図13に示す。Mgを含有しないガラスを用いることにより、抵抗値のばらつきも減少する。
【0038】
【表6】
Figure 0003570644
【0039】
【絶縁強度】
図14に、ヒータパルスの印加に伴うセンサ出力の波形を示す。発明者はオッシログラフにより図14の1)〜4)の波形を確認した。1)は正常波形で,2)は強い絶縁破壊のため図4の駆動回路で検出電流はスイッチ36へ逃げ、ヒータパルスと同期して検出出力が減少する。3)は弱い絶縁破壊を示し、スイッチ36のオンで検出電流の一部がスイッチ36へ逃げて出力が減少し、スイッチ36のオフに同期してスイッチ36へのリークが止まり出力が増加する。4)は不安定な絶縁破壊を示し、スパイク状の放電が生じていることを示す。絶縁破壊の頻度は実施例1,2の方が比較例1,2よりも著しく、これはMgフリーのガラスは成膜時の泡抜きが難しいことを示唆している。即ちガラスの成膜に用いた有機溶媒やバインダーの残渣,ヒータ膜6との間の気泡が逃げるのが遅く、連続気孔が絶縁膜12に生じて絶縁破壊が生じるものと推定した。
【0040】
発明者は、絶縁ガラス12を上層14と下層13の2層にすることにより、連続気孔を除き絶縁破壊を防止できることを見い出した。また絶縁ガラス12の膜厚は20μm以下が好ましく、膜厚を20μm以上に増すと、パルス駆動時の感ガス膜の最高加熱温度が低下することを見い出した。表7に結果を示す。絶縁膜12を2層にすれば、5μm以上の膜厚で絶縁破壊を防止できることは明らかで、1層では5μm付近の膜厚で約20%の絶縁破壊頻度が残っている。また2層にした場合、上層14中のMg含有量を制御すれば良いことは明らかである。実施例では、感ガス膜にSnO2膜を用いたが他の膜でも良いことは明らかで、また固体電解質膜を用いる場合、検出電圧を外部から加えないものの、固体電解質自体の起電力で同様のMgの偏析が生じ得る。従ってこの発明は金属酸化物半導体膜以外の感ガス膜にも用い得る。
【0041】
【表7】
Figure 0003570644

【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のガスセンサの断面図
【図2】実施例のガスセンサの平面図
【図3】実施例のガスセンサの要部拡大断面図
【図4】実施例のガスセンサの駆動回路を示す図
【図5】実施例のガスセンサの動作波形を示す特性図
【図6】乾燥期での従来例のガスセンサの抵抗値ドリフトを示す特性図
【図7】湿潤期での従来例のガスセンサの抵抗値ドリフトを示す特性図
【図8】制御回路暴走時の従来例のガスセンサの抵抗値ドリフトを示す特性図
【図9】制御回路暴走時の従来例のガスセンサの抵抗値ドリフトを示す特性図
【図10】感ガス膜へのMgイオンの拡散に伴うCO100ppm中の抵抗値の変化を示す特性図
【図11】従来例のガスセンサでのMg汚染後のガス濃度特性を示す特性図
【図12】実施例のガスセンサでのガス濃度特性を示す特性図
【図13】ロット毎のガスセンサの抵抗値の変化を示す特性図
【図14】絶縁破壊に伴うガスセンサの出力波形を示す特性図
【符号の説明】
2 基板 22〜28 電極パッド
4 断熱ガラス 30 ガスセンサ
6 ヒータ膜 32 電源
8,10 ヒータ電極 34 マイクロコントローラ
12 絶縁膜 36 スイッチ
13 下層
14 上層
16 感ガス膜
18,20 検出電極

Claims (4)

  1. 基板上にヒータ膜と、ガラス成分を含む絶縁膜と感ガス膜とを積層したガスセンサにおいて、
    前記絶縁膜中のガラス成分が、少なくともSiO 2 とAl 2 3 とROとを含み、(ここにRはCa,Sr,Baからなる群の少なくとも一員を現す)、かつ前記ガラス成分の感ガス膜側でのMg含有量を、MgO換算で2wt%以下としたことを特徴とする、ガスセンサ。
  2. 前記ガラス成分のSiO2とAl2O3とROの合計含有量を40−100wt%とし、ガラス成分の残余成分が、遷移金属,ランタニド,B,Ga,In,Tl,Ge,Sn,Pbからなる群の少なくとも一員の元素と、酸素及びハロゲンからなる群の少なくとも一員の元素、及び5wt%以下の不純物成分からなり、かつ絶縁膜の感ガス膜側でのガラス成分のMgO含有量を1000wtppm以下としたことを特徴とする、請求項のガスセンサ。
  3. 前記絶縁膜がヒータ膜側の下層と感ガス膜の上層との少なくとも2層からなり、下層及び上層でのガラス成分中のMg含有量をMgO換算で何れも2wt%以下としたことを特徴とする、請求項1のガスセンサ。
  4. 前記絶縁膜がヒータ膜側の下層と感ガス膜の上層との少なくとも2層からなり、上層でのガラス成分のMg含有量をMgO換算で2wt%以下としたことを特徴とする、請求項1のガスセンサ。
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