JP2002039983A - 湿度センサ - Google Patents
湿度センサInfo
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Abstract
る。 【解決手段】 基板1の一面1a側に、感湿膜3と湿度
センサ電極4とからなるセンサ素子2が形成され、基板
1の他面1b側における、基板1を介して感湿膜3と対
向する部位に発熱体5が形成され、この発熱体5の端部
に発熱体電極6が形成されている。発熱体5は、到達温
度が予め定められており、発熱体5を作動させている時
は、使用環境において考えられる最高の露点以上の一定
温度に湿度センサ10が保持されるようになっている。
Description
特に、車両内等、センシング雰囲気が急激に変化する環
境で使用される湿度センサに用いて好適である。
子を形成し、このセンサ素子の抵抗値の変化から雰囲気
の湿度を測定する高分子抵抗変化型の湿度センサがあ
る。この湿度センサは高精度で低価格であるため、湿度
雰囲気の検出センサとして、家庭用から工業用の計測器
まで広範囲において使用されている。
ンサ自身が雰囲気温度になっているため、雰囲気温度が
露点に達するとセンサ素子や基板等の湿度センサ(検出
部)の表面に結露水が付着してしまう。そのため、一
度、この結露水が湿度センサの表面に付着すると、結露
水が蒸発するまでは実際の湿度が変化しても、その変化
を検出できなくなってしまう。特に、車両等の雰囲気が
急激に変化する環境下で、高分子抵抗変化型の湿度セン
サを用いると、この問題が顕著である。
らず、一般に湿度センサを用いる場合は、湿度センサ自
身が乾燥しているほど検出感度が優れるため、湿潤した
状態で湿度センサを用いるのは好ましくない。
とを抑制した湿度センサを提供することを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、雰囲気湿度を検出する
検出部を備えた湿度センサにおいて、検出部を加熱する
ための加熱部材(5)を備えていることを特徴としてい
る。
度を上昇させて露点にならないようにすることができる
ため、結露することを抑制した湿度センサを提供するこ
とができる。
に、検出部が、基板(1)と、該基板の一面(1a)側
に設けたセンサ素子(2)とから構成され、基板に対し
て加熱部材を備えているものを用いることができる。
に、加熱部材を基板の他面(1b)側において、基板を
介してセンサ素子と対向する部位に設けることができ
る。また、請求項4に記載の発明のように、加熱部材を
基板の一面上に設け、センサ素子を絶縁部材(7)を介
して加熱部材上に設けても良い。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
実施形態について説明する。図1は、本実施形態の湿度
センサ10の概略断面図である。図1に示すように、セ
ラミック基板等の基板1の一面1a側にセンサ素子2が
形成されている。このセンサ素子2は、水分を吸収する
ことにより抵抗値が変化する高分子からなる感湿膜3
と、この感湿膜3の抵抗値変化を測定するための湿度セ
ンサ電極4とからなる。そして、この基板1とセンサ素
子2とで検出部が構成されている。なお、この感湿膜3
としては、例えばアミン系の高分子を用いることがで
き、湿度センサ電極4としては、例えば酸化ルテニウム
を用いることができる。
して感湿膜3と対向する部位には、検出部を加熱する加
熱部材としての発熱体5が形成されている。この発熱体
5は、酸化錫等の抵抗体からなり、発熱体5の端部に発
熱体5に通電するための電極(以下、発熱体電極とい
う)6が形成されている。この発熱体電極6としては、
例えば酸化ルテニウムを用いることができる。このよう
に、同一基板上にセンサ素子2と発熱体5とが形成され
ている。
(最高温度)が制御されるようになっている。この到達
温度は、予め湿度センサ10の使用環境を把握してお
き、常に湿度センサ10が露点以上になる温度を設定す
れば良い。つまり、発熱体5を作動させている時は、使
用環境において考えられる最高の露点以上の一定温度に
湿度センサ10が保持されるようになっている。
制御を、例えば、発熱体5への通電経路に対してPTC
(Positive Thermal Coefficient)を設ける(図示せ
ず)ことにより行っている。これにより、発熱体5が到
達温度に達した際に、PTCにより発熱体5への通電が
停止される。なお、PTCは所定温度以下では抵抗値が
非常に低く、所定温度以上になると抵抗値を急激に増大
させることで電流経路をオフするものである。
ば、基板1に対して、湿度センサ電極4、感湿膜3、発
熱体電極6、及び発熱体5の各々を、各々の部材3〜6
に適したマスク等を用いて印刷することにより製造する
ことができる。
により湿度センサ(感湿膜3及び基板1)10の温度を
上昇させることができるため、雰囲気の湿度が上昇した
際に湿度センサ10の温度が露点になるのを防ぐことが
できる。その結果、湿度センサ10が結露することを抑
制して、常に正しい湿度を検出することができる。
制御することができるため、特別な制御回路を設けなく
ても、発熱体5が必要以上の温度になることを容易に防
止することができる。
置して、発熱体5とセンサ素子2とが接触しないように
している。そのため、例えば、発熱体5の元素がセンサ
素子2に拡散するなどして湿度の検出特性が劣化した
り、センサ素子2が経時変化したりすることを防止でき
る。また、基板1を介してセンサ素子2を加熱すること
により、センサ素子2の急激な温度上昇を緩和すること
ができるため、熱ストレスによる湿度センサ10の破壊
を防止することができる。
基板1の他面1b側に発熱体5を形成する例について示
したが、本実施形態では、基板1の一面1a側に発熱体
5を形成する例について示す。以下、主として、第1実
施形態と異なる部分について述べる。
図を示す。図2に示すように、基板1の一面1a側に発
熱体5が形成されており、発熱体5の端部に発熱体電極
6が形成されている。また、発熱体5上の発熱体電極6
以外の領域に、窒化膜等の絶縁部材7を介してセンサ素
子2が形成されている。このようにして、湿度センサ1
0が構成されている。
様に、発熱体5によって湿度センサ10の温度を露点以
上に保つことができるため、湿度センサ10が結露する
ことを抑制することができる。
熱体5の到達温度のみを制御する例について示したが、
例えば、基板1にサーミスタ等の温度検出素子と温度制
御回路とを形成し、測定した雰囲気温度に応じて温度制
御回路によって発熱体5の発熱量を制御して、常に、湿
度センサ10の温度が露点に達しないようにして結露を
抑制しても良い。
なった時のみ発熱体5を通電し、発熱体5の温度を上昇
させることにより、湿度センサ10上の結露の解消を促
進し、早期に結露状態を解消させるようにしても良い。
この方法では、湿度センサ10自体の測定値を基に発熱
体5への通電を制御できるため、他のセンサを用いなく
ても良い。
に設定したPTC発熱体を用いることができる。この到
達温度としては、上記第1及び第2実施形態のように、
予め、湿度センサ10の使用環境を把握して、湿度セン
サ10の温度が露点にならない温度を設定することがで
きる。このようにPTC発熱体を用いることにより、温
度制御回路を用いなくても湿度センサ10の結露を抑制
することができる。
度を制御するのではなく、発熱体5として、許容電流を
予め定めることにより所定温度以上にならないものを用
いても良い。
高分子の感湿膜3からなる例について説明したが、一般
に、湿度センサは、湿潤しているほど湿度の検出感度が
低下するため、種々の湿度センサにおいて、本発明のよ
うに発熱体を設けることにより、好適に湿度の検出を行
うことができる。
面図である。
面図である。
…センサ素子、5…発熱体、6…発熱体電極、7…絶縁
部材。
Claims (4)
- 【請求項1】 雰囲気湿度を検出する検出部を備えた湿
度センサにおいて、前記検出部を加熱するための加熱部
材(5)が備えられていることを特徴とする湿度セン
サ。 - 【請求項2】 前記検出部が、基板(1)と、該基板の
一面(1a)側に備えられたセンサ素子(2)とから構
成され、前記基板に対して前記加熱部材が備えられてい
ることを特徴とする請求項1に記載の湿度センサ。 - 【請求項3】 前記加熱部材が、前記基板の他面(1
b)側において、前記基板を介して前記センサ素子と対
向する部位に備えられていることを特徴とする請求項2
に記載の湿度センサ。 - 【請求項4】 前記加熱部材が、前記基板の前記一面上
に備えられており、前記センサ素子が、絶縁部材(7)
を介して前記加熱部材上に備えられていることを特徴と
する請求項2に記載の湿度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000220919A JP2002039983A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 湿度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000220919A JP2002039983A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 湿度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002039983A true JP2002039983A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18715434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000220919A Pending JP2002039983A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 湿度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002039983A (ja) |
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- 2000-07-21 JP JP2000220919A patent/JP2002039983A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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