JP3567961B2 - グラップルバケット装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地面の掘削と、木材のグラップル(掴持)の双方を行うことができるようにしたグラップルバケット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地面を掘削する装置としてパワーショベルやバックホーが、また木材をグラップルする装置としてロググラップルが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記パワーショベルやバックホー及びロググラップルは、それぞれの作業を能率よく行うようになっていて、それぞれ有用な作業機であるが、これらは地面の掘削あるいは木材のグラップルのそれぞれの専用機であるため、パワーショベルやバックホーでは木材をグラップルすることができず、またロググラップルでは地面の掘削を行うことができない。この各作業を行うためには上記それぞれの機械を用意しなければならず経費的にも大変であった。
【0004】
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、1台の機械にて上記地面の掘削と木材のグラップルの双方の作業を行うことができて、機械の汎用化の向上を図ることができるようにしたグラップルバケット装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るグラップルバケット装置は、上下方向に回動する建設機械のアーム3の先端部に、上下方向に回動可能に設けたバケット8と、このバット8の開口幅と略同一間隔に離間した2本のグラップル部材15a,15bをバケット8の開口基端部に、バケット8の開口部を閉じる方向に回動可能に枢支してなるグラップル装置9とからなり、かつこのグラップル装置9の両グラップル部材15a,15bの先端部が、グラップル装置9がバケット8を閉じる方向に回動したときにバケット8の側壁に沿ってこれの内側に入り込むようになっていると共に、このグラップル部材15a,15bの外側面に、バケット8の開口縁に当接してバケット8内への入り込みを規制するストッパ17を設けたした構成となっている。
また、上記グラップル装置9の両グラップル部材15a,15bの先端部を連結板16にて連結した。
【0006】
【作 用】
バケット8に対してグラップル装置9を回動し、これの両グラップル部材15a,15bがバケット8の開口部を閉じる方向に回動したときに、バケット8と両グラップル部材15a,15bにて木材20がグラップルされる。そしてこの両グラップル部材15a,15bは、バケット8を閉じる方向に終端まで回動したときに、これの先端部がバケット8の側壁に沿ってこれの内側に入り込み、このグラップル部材15a,15bはバケット8の掘削作業に対して邪魔にならない位置に格納される。従ってこの状態でバケット8は通常の掘削作業を行うことができる。また、両グラップル部材15a,15bが閉じる方向に終端まで回動した状態で、各グラップル部材15a,15bの外側面に設けられたストッパ17がバケット8の開口縁に当接してそれ以上の入り込みが規制される。
【0007】
グラップル装置9の両グラップル部材15a,15bは、これの両先端部を連結する連結板16にて補強されると共に、この連結板16とバケット8の先端とで木材をつまんでこれを持ち上げることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る装置を作業機に装着した状態を示す斜視図、図2は本発明装置の一例を示す斜視図、図3はその側面図、図4は図3のA−A線に沿う断面図である。
【0009】
図1において、1は通常のパワーショベル用の車体、2はこれに起伏可能に設けたブーム、3はこのブーム2の先端に連結されたアーム、4,5はそれぞれを起伏回動するためのブーム用、及びアーム用のシリンダ装置である。そしてこの図中6はアーム3の先端に装着されるグラップルバケット装置である。
【0010】
このグラップルバケット装置6は図2以下に示すようになっていて、アーム3の先端に上下方向に回動自在に連結されるブラケット7と、このブラケット7の先端に、アーム3の延長方向の軸心を中心にして回転自在に支持されたバケット8と、このバケット8の開口基端部に、バケット8の開口部と対向する方向に回動自在に設けたグラップル装置9とからなっている。
【0011】
上記ブラケット7の上部にはアーム3に沿わせて設けたバケット用のシリンダ装置10がリンク機構11を介して連結してある。またバケット8は図示しないリングギヤ及びピニオンを介してブラケット7内に設けた油圧モータ12にて回転されるようになっている。このバケット8の先端部には複数の掘削爪8aが設けてある。
【0012】
グラップル装置9は、バケット8の開口基部に設けられたブラケット13にバケット8の開口幅方向と平行に枢支された回転軸14と、この回転軸14の両端部に基部を固着され、かつバケット8の開口部に対向して凹状に湾曲した2本のグラップル部材15a,15bとからなっている。そしてこの両グラップル部材15a,15bの先端は連結板16にて連結されて補強されている。この両グラップル部材15a,15bの間隔はバケット8の開口幅と略同一になっているが、それぞれの先端部はバケット8の内側寸法より狭くなっていて、この先端部がバケット8の内壁面に沿ってバケット8の内側に少ない隙間をあけて入り込むようになっている。またこのときの連結板16は掘削爪8aより奥側に位置し、かつバケット8の底壁面に少ない隙間を有して沿うようになっている。上記両グラップル部材15a,15bの幅が変る部分の外側段部がバケット8の開口縁に当接するストッパ17となっている。連結板16には鋸刃状のつかみ刃16aが設けてある。
【0013】
上記回転軸14にはブラケット18が突設してあり、これに一端部をバケット8の基部内に枢支したグラップル用のシリンダ装置19の先端が連結してあり、このシリンダ装置19の伸縮動作により上記グラップル部材15a,15bがバケット8に対して回動するようになっている。
【0014】
次に上記のように構成されたグラップルバケット装置6の作用を説明する。ブーム用、アーム用及びバケット用のシリンダー装置4,5,10を伸縮動してブーム2、アーム3を起伏回動すると共にバケット8を回動することによりグラップルバケット装置6の上下方向及び前後方向の位置の姿勢が変えられ、さらにバケット8をブラケット7に対して回転することによりバケット8の左右方向の姿勢が変えられる。
【0015】
木材のグラップル作業時には、上記作動に加えて、グラップル用のシリンダ装置19を伸縮動してグラップル部材15a,15bをバケット8に対して回動する。これにより図3の鎖線で示すように、このグラップル部材15a,15bとバケット8の開口両側壁との間で木材20がグラップルされる。このとき、連結板16とバケット8の先端部とでこの木材20をつまんで持ち上げたり、これの向きを変えて、グラップルしやすいように整姿する。
【0016】
地面の掘削作業時には、グラップル用のシリンダ装置19を伸長動してグラップル部材15a,15bをバケット8側へ入り込ませておく。これにより、図3の実線で示すようになり、このグラップル部材15a,15bの先端部がバケット8の両側内面に沿ってバケット8内に入り込み、また連結板16もバケット8の掘削爪8aより奥側でバケット8の底壁面に沿わされる。
【0017】
この状態で上記グラップル部材15a,15bの先端部及び連結板16がバケット8の掘削作業の邪魔になることがなくなり、上記各シリンダ装置4,5,10を伸縮動することにより、バケット8により掘削作業がなされる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されていることにより、地面の掘削と木材のグラップルの双方の作業を行うことができて、この双方の作業を行うような現場では、1台の作業機で各作業を行うことができ、機械の汎用性の向上を図ることができる。また、地面の掘削時において、グラップル部材をバケットへ入り込ませたときに、これのストッパがバケットの開口縁に当接してそれ以上のは入り込みを規制することができる。
【0019】
またグラップル装置9の両グラップル部材15a,15bの先端を連結板16にて連結したことにより、この両グラップル部材15a,15bがこれによって補強されると共に、この連結板16とバケット8の先端とで木材20をつまみ上げて、これのグラップルのための整姿作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラップル装置を作業機に装着した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るグラップル装置の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るグラップル装置の一例を示す側面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面矢視図である。
【符号の説明】
1…車体、2…ブーム、3…アーム、4,5,10,19…シリンダ装置、6…グラップルバケット装置、7,13,18…ブラケット、8…バケット、8a…掘削爪、9…グラップル装置、11…リンク機構、12…油圧モータ、14…回転軸、15a,15b…グラップル部材、16…連結板、17…ストッパ、20…木材。
Claims (2)
- 上下方向に回動する建設機械のアーム3の先端部に、上下方向に回動可能に設けたバケット8と、このバット8の開口幅と略同一間隔に離間した2本のグラップル部材15a,15bをバケット8の開口基端部に、バケット8の開口部を閉じる方向に回動可能に枢支してなるグラップル装置9とからなり、かつこのグラップル装置9の両グラップル部材15a,15bの先端部が、グラップル装置9のバケット側への回動時にバケット8の側壁に沿ってこれの内側に入り込むようになっていると共に、このグラップル部材15a,15bの外側面に、バケット8の開口縁に当接してバケット8内への入り込みを規制するストッパ17を設けたことを特徴とするグラップルバケット装置。
- グラップル装置9の両グラップル部材15a,15bの先端部を連結板16にて連結したことを特徴とする請求項1記載のグラップルバケット装置。
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Publications (2)
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Family
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1997
- 1997-07-17 JP JP19248297A patent/JP3567961B2/ja not_active Expired - Lifetime
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