JPH1018334A - 油圧式作業機械に取り付けて作業するアーム付きバケット - Google Patents

油圧式作業機械に取り付けて作業するアーム付きバケット

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JPH1018334A
JPH1018334A JP18859096A JP18859096A JPH1018334A JP H1018334 A JPH1018334 A JP H1018334A JP 18859096 A JP18859096 A JP 18859096A JP 18859096 A JP18859096 A JP 18859096A JP H1018334 A JPH1018334 A JP H1018334A
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JP
Japan
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bucket
arm
arms
hydraulic
cylinders
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Application number
JP18859096A
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Inventor
Nobushige Furumatsu
伸茂 古松
Hideo Kashiwabara
英雄 柏原
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UEHARA TEKKO KK
Original Assignee
UEHARA TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧式作業機械に取り付けて掘削や均し作業
のほか、被覆石均し作業も同時に遂行し、作業性と安全
性の向上を図ることのできるバケットを提供する。 【解決手段】 本体アームにバケットを取付けるための
取付けプレートと、上記バケットのサイドプレートとの
間に空間を形成し、該空間にバケットとは別作動のシリ
ンダー及びアームを設け、アームをバケット爪に向け揺
動作動させてバケット爪間で被覆石などを掴むようにな
した構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中及び陸上の土
木作業などの作業に於いて、油圧式作業機械に取り付け
て使用するアーム付きバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より海岸線の護岸を建設する場合に
は、大量の捨石及び被覆石を基礎部分に投入して使用し
ている。捨石の均し作業には、従来、陸上作業機として
使用されている油圧ショベル等を使用して行っている
が、被覆石均し作業は、クレーンや油圧ショベル等を使
用して、被覆石をワイヤー等で玉掛けをして吊り上げ、
1つ1つ被覆石を積み上げている。又、被覆石の均し作
業には積み上げる被覆石の高さの調整が必要で捨石を動
かす作業は、すべて人力で行っている。近年、護岸工事
における各種の作業において、近代的な工法が開発され
ているが被覆石均し作業は被覆石の大きさ、形がまちま
ちな為に、作業方法の改良が遅れている。又、吊り上げ
作業以外がほとんど人力で行う重労働であり、作業者の
多くが高齢者であり人員確保が困難になりつつある。
【0003】このような課題に対して、油圧ショベルの
バケットの部分につかむことのできる装置を装着して行
う方法等もあるが、調整石の投入及び排石を行う場合に
は、装置を外して行わなければならない為に作業効率が
悪く、又、前項のような装置は平面の均しには利用でき
るが、法面部分は被覆石の法面角度の調整ができないた
め法面被覆石均しの作業効率は著しく悪い。
【0004】また、油圧ショベルの本体アームにバケッ
トとは別にアームを取り付け、挟む形の装置もあるがバ
ケットとアームが連動しないため作業中につかんだもの
を落すことなどがあり、安全上問題がある。さらに、バ
ケット自体が左右に開口する形をしたものもあるが、構
造上の理由から石などを扱う作業には不適当である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、人力に頼
った被覆石均し作業のような重労働作業を軽減し安全に
効率良く作業ができる装置を提供することを目的にした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は作業の方法等を検討し、被覆石をつかみ、
持ち上げ、角度の調整ができ、ある程度の力で押えるこ
とができ、被覆石積み上げ部分の捨石の堀削及び投入や
成型が一つのバケットでできるため、安全性は勿論のこ
と作業性の面でも非常に好ましいものである。
【0007】又、バケット本体に取り付けてあるアーム
を動かすシリンダーの動力は、バケットを取り付ける油
圧ショベル本体の油圧動力を利用し、操縦は油圧ショベ
ル運転者によって操作できるバルブを運転席に装着して
いるため、新たな動力源を必要としないコンパクトで軽
装備の装置となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明するが、まず図1は本発明のアーム付きバケッ
ト(M)を取り付けた油圧ショベル(H)の概略側面図
であり、アーム付きバケット(M)の操縦及び動力の供
給は油圧ショベルのメインバルブの予備ポートを利用
し、運転席において従来の油圧ショベルの操縦方法と同
じように操作する。
【0009】そこで、このアーム付きバケットの構造
を、図2及び図3と図4によって説明する。図2はアー
ム付きバケットの全体図である。図3は図1のZ側から
矢印の方向に見た背面図である。また、図4は、図3の
Y−Y線を矢印の方向に見た断面図である。アーム付き
バケットは、油圧ショベルの本体アーム(1)の左右に
あるバケット取り付けプレート(10)にあるボスに、
取り付けピン(8)で連結されている。また、バケット
を動かすシリンダー(2)から出たシャフト(3)の先
端が本体アーム(1)に固定されたピン(4)を支点に
動くテンションアーム(5)の先端でロット(7)をピ
ン(6)で結び、バケット取り付けプレートのボスをピ
ン(9)で固定しており、従来の油圧ショベルと同様に
取り付けてある。
【0010】本発明に於けるアーム付きバケットのアー
ム構造を図3と図4で説明する。アーム付きバケットは
従来のバケットと異なり、左右対称にアーム(18)と
アーム(19)を取り付ける部分とアームを動かすシリ
ンダー(24)(25)を収納できる空間をバケット背
面部分のサイドプレート(11)と取り付けプレート
(10)の間に設け、アーム(18)(19)をピン
(17)で取り付けている。また、アーム(18)及び
(19)を作動さすシリンダー(24)(25)がバケ
ット本体にピン(16)で固定されシリンダーから出た
シャフト(27)の先端をピン(26)でアーム(1
8)(19)に取り付けてある。
【0011】図3はシリンダーカバー(15)を取り外
した図である。アーム(18)及び(19)をを動かす
シリンダー(24)と(25)の油圧回路は、図3のバ
ケット背面の図で分るように、油圧シリンダー本体から
伸びた油圧ホース(21)と(22)に並列に接続して
おり、開閉が同時に作動するように接続されている。
【0012】アーム付きバケットの挟む能力は図5の側
面図で示すようにアーム(18)及びアーム(19)が
開いた状態で、バケット先端にある爪(13)とサイド
カッター(12)との間で挟める大きさは開放幅(ニ)
に示す通り通常のバケットの排土量程度のものは十分可
能である。
【0013】また、多くの被覆石は山から採掘された原
石をそのまま使用するために、重さはある程度そろえら
れていても、形状は不均一である。本発明のアーム付き
バケットで被覆石をはさむ際には、片方をバケット先端
の爪(13)か、サイドカッター(12)で支え、もう
一方を左右のアーム(18)、アーム(19)で挟む
が、不均一な形状の被覆石にかかわらず、アーム(1
8)及びアーム(19)につかむ負荷が均等にかかるま
でアームが移動する。これは、アーム(18)及び(1
9)を動かすシリンダー(24)とシリンダー(25)
の油圧経路が並列回路を採用しているために、平均負荷
がかかるまで作動する。
【0014】また、油圧ショベルの掘削能力を維持する
ために、本アーム付きバケットの特徴を説明する。図6
はバケットの作動範囲を示したものである。バケットは
本体のバケットシリンダー(2)のシャフト(3)が収
縮した状態の位置では、バケット先端はA点の位置にあ
り、アーム(18)(19)の開放状態の位置はC点に
ある。また、本体のバケットシリンダーのシャフト
(3)が最終まで伸びた状態ではアーム(18)(1
9)はバケットに取り付けてあるため、バケットと連動
しバケット先端はB点とアーム(18)(19)はD点
の位置に移動する。
【0015】図6で示すバケット本体の作動範囲が従来
のバケットと同等の動きができることは上記図6に示す
通りであるが、該アームでものを挟むことを図7によっ
て説明する。図7はバケットを背面から見た各部の位置
図である。図6で示した通りバケットの作動範囲はA点
からB点間であり、バケットがA点からB点に移動する
場合、アーム(18)(19)は、本体アーム(1)に
取り付けられたテンションアーム(5)の支点部分のピ
ン(4)と交差する。本発明はバケットの従来の能力を
維持するために、アーム(18)とアーム(19)が本
体と接触しない位置、即ち図7で示すように、アーム
(18)とアーム(19)の取り付けた内間隔は(ロ)
であり、テンションアームを取り付けたピン(4)の幅
は(イ)である。(ロ)−(イ)が間隔であり、その2
分の1の間隔(ハ)がアーム(18)とアーム(19)
のピン(4)との間隔であり、この取り付け位置が、ア
ーム付きバケットを従来のバケットと同等の作業性を有
させるのである。
【0016】また、図8はアーム(18)(19)が閉
じた状態の側面図である。この状態においてもアームの
内間隔(ロ)が確保されているため、バケットの掘削作
業は若干低下するが、掘削作業は可能である。
【0017】上記で説明したアーム付きバケットの作業
状況を図9に於いて説明する。図9は多くの護岸工事な
どで、その捨石の部分をアーム付きバケットで均し作業
を行っている状態図である。図9の(a)は法面をバケ
ットの底面で成型している作業状態図であり、(b)は
法面の捨石を掘削している作業状態図であり、(c)は
平面の捨石を掘削している作業状態図である。該図
(a)(b)(c)で示しているように、バケットのア
ーム(18)(19)を開放している状況で従来作業が
可能である。
【0018】次に、被覆石均し作業の状況を図10で説
明する。図10は捨石の均し作業終了後に、シリンダー
(24)(25)の作動でアーム(18)(19)を揺
動させて捨石を保護するべく捨石の上に被覆石を積む作
業の状態図である。まず、(a)は法面に被覆石をつか
み法面勾配に被覆石の勾配を合わせて置く作用図であ
る。(b)は平面に被覆石をつかみ被覆石を水平状態に
して置く状況図である。(c)は平面部に置いた被覆石
をバケットの先端で前に設置した被覆石に擦り付けてい
る作業状況図である。該10図の(a)(b)(c)で
見られるように、本発明のアーム付きバケットでは被覆
石均し作業が同時に可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、土木作
業の中でも人力で行う重労働作業の解消と、掘削や被覆
石のような、大きな石も扱うことが一つのバケットで行
うことができるため、作業性及び安全性を向上できる。
なお、従来人力で行ってきた被覆石均し作業を、油圧シ
ョベルの持つ強力な押える力などの利用により実施でき
るため、頑丈となって工事上の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーム付きバケットを油圧式シャベル
に装着した概略側面図である。
【図2】本発明のアーム付きバケットの全体鳥瞰図であ
る。
【図3】図2のZから矢印方向に見た要部背面図であ
る。
【図4】図3のY−Y線矢視断面側面図である。
【図5】本発明のアーム付きバケットのアームを開放し
た状態を示す説明側面図である。
【図6】油圧式ショベルに本発明のアーム付きバケット
を装着してその作動状態を示す説明側面図である。
【図7】油圧ショベルに装着したアーム付きバケットの
作動時における、間隔を説明した説明図である。
【図8】本発明のアーム付きバケットのアームが閉った
状態の説明側面図である。
【図9】本発明のアーム付きバケットで捨石作業状況を
説明した作用説明図である。
【図10】本発明のアーム付きバケットの被覆石均し作
業状況を説明した作用説明図である。
【符号の説明】
(H) 油圧ショベル本体 (M) アーム付きバケット (1) 油圧ショベル本体のアーム (2) シリンダー (5) テンションアーム (7) ロット (11) バケットのサイドプレート (13) バケットの先端に取り付けた爪 (15) シリンダーカバー (18) アーム (19) アーム (24) シリンダー (25) シリンダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体アームにバケットを取付けるための
    取付けプレートと、上記バケットのサイドプレートとの
    間に空間を形成し、該空間にバケットとは別作動のシリ
    ンダー及びアームを設け、アームをバケット爪に向け揺
    動作動させてバケット爪間で被覆石などを掴むようにな
    した構成を特徴とする油圧式作業機械に取り付けて作業
    するアーム付きバケット。
  2. 【請求項2】 アーム及びアームを駆動するバケットの
    両サイドプレート箇所に設けてあることを特徴とする請
    求項1記載の油圧式作業機械に取り付けて作業するアー
    ム付きバケット。
JP18859096A 1996-06-28 1996-06-28 油圧式作業機械に取り付けて作業するアーム付きバケット Pending JPH1018334A (ja)

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JP18859096A Pending JPH1018334A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 油圧式作業機械に取り付けて作業するアーム付きバケット

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JP (1) JPH1018334A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020090994A (ko) * 2002-11-04 2002-12-05 (주)거성건설 환경생태 인조석
CN101831927A (zh) * 2010-04-15 2010-09-15 淮安市苏通市政机械有限公司 沼气池秸秆挖掘机

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KR20020090994A (ko) * 2002-11-04 2002-12-05 (주)거성건설 환경생태 인조석
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