JP3567833B2 - 情報端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のシステムに対応した通信モードでの通信が可能な多モード情報端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の北米自動車電話機の受信処理を表すフローチャートで、同一周波数帯域で3つの変調方式、FM方式(AMPS(Advanced Mobile Phone System))、π/4DQPSK方式(北米TDMA(Time Division multiple access)システム)およびGMSK方式(CDPD(Cellular Digital Packet Data)システム)に対応した情報端末の受信処理を示す。ここで受信処理とは、システムの変調方式を識別しその呼制御に移るまでの処理をいう。
【0003】
次にこの受信処理の手順を説明する。まずステップS30で、AMPSすなわちFM変調方式に対応したハードウエア設定を行い、制御チャネルのRSSI(Receive Signal Strength Indicator)スキャンを行う(ステップS31)。次に、ある一定値以上のRSSI値が得られたチャネルを捕捉し、FM方式の受信手順にしたがってそのチャネルのビット復調(ステップS32),同期処理(ステップS33)までを行い、成功すればAMPSの呼制御(ステップS34)へ移る。失敗した場合には、ステップS40で、北米TDMAシステムすなわちπ/4DQPSK方式に対応したハードウエア設定を行い、再び制御チャネルのRSSIスキャンを行う(ステップS41)。次にある一定値以上のRSSI値が得られたチャネルを捕捉し、π/4DQPSK方式の受信手順にしたがってそのチャネルのビット復調(ステップS42)、同期処理(ステップS43)までを行い、成功すれば北米TDMAシステムの呼制御(ステップS44)へ移る。ここで失敗した場合には、ステップS50で、CDPDシステムにすなわちGMSK方式に対応したハードウエア設定を行い、制御チャネルのRSSIスキャン行う(ステップS51)。次にある一定値以上のRSSI値が得られたチャネルを捕捉し、GMSK方式の受信手順にしたがってそのチャネルのビット復調(ステップS52)、同期処理(ステップS53)までを行い、成功すればCDPDシステムの呼制御(ステップS54)へ、失敗すれば再びAMPSに対応したハードウエア設定(ステップS30)に戻り前記手順を繰り返す。
【0004】
前述のRSSIスキャンは、各システムの通信モードにてそれぞれあらかじめ決められた全てまたは一部のチャネルに対し行っている。決められた多数のチャネルのRSSIスキャンを通しで行い、その後ある一定以上のRSSI値が得られたチャネルを捕捉し受信手順を試みるために、RSSIスキャンには多くの時間がかかることがある。
【0005】
また前記手順によれば、例えば一つのシステムしか採用されていない地域でも使用されていないシステムの分まで余分な手順を行うことになるため、受信処理に長い時間を要することがあり、これにより余分な電力も消費される。
【0006】
また、RSSIスキャンの結果得られた候補チャネルは、RSSI値のレベルがある一定以上であっても異なるモードで受信すれば結局失敗するため、着信タイミングを逃がす確率も高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報端末は以上のように構成されているため、特に多くのシステムに対応している場合には、変調方式を識別し受信処理を行うのに時間がかかるとともに余分な電力が消費されるという問題があった。
【0008】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、受信信号の判別を判定回路で行い、変調方式の判別にかかる時間を短縮するとともに消費電力を低減することができる情報端末を得ることである。
【0009】
また第2の目的は、受信信号の判別を判定回路で行い、変調方式の判別にかかる時間を短縮するとともに消費電力を低減することができ、併せて前記判定回路の回路規模が小さい情報端末を得ることである。
【0010】
第3の目的は、受信信号の判別を判定回路で行い、変調方式の判別にかかる時間を短縮するとともに消費電力を低減することができ、併せて受信可能な異なるシステムの受信信号が複数受信された場合、その中から希望のシステムを選択できる情報端末を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る情報端末は、同一周波数帯域で異なる変調方式の受信信号に対応した複数の復調回路と、受信信号の信号成分に基づいて受信信号の変調方式を判定する判定回路と、判定結果に基づき判定された変調方式に対応した復調回路を作動状態にし、併せて判定回路を不作動状態にする制御回路を備えたものである。
【0012】
また、この発明に係る情報端末は、前記複数の復調回路、前記判定回路および前記制御回路を備え、前記制御回路が判定回路とともに他の復調回路を不作動状態にするようにしたものである。
【0013】
また、この発明に係る情報端末は、前記複数の復調回路、前記判定回路および前記制御回路を備え、第1の復調回路はFM復調回路であるとともに、受信信号の信号成分が第1の復調回路の前段部分から判定回路へ供給されるようにしたものである。
【0014】
また、この発明に係る情報端末は、前記複数の復調回路、前記判定回路および前記制御回路を備え、第1の復調回路はFM復調回路であるとともに、その前段部分に信号強度測定器とディスクリミネータとを設けたものである。
【0015】
また、この発明に係る情報端末は、前記複数の復調回路、前記判定回路および前記制御回路を備え、制御回路が判定回路で判定された変調方式に優先順位を付けるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の形態1の外観図である。図に示す情報端末は、いわゆる無線部内蔵のPDA(Personal Digital Assistant)であり、アンテナ1から送受信される電波を介してパケットデータを上位局と交換することができ、LCD3に表示される電子メールのメーラやウェブ(Web)ブラウザなどのアプリケーションを装備している。また、内蔵されたスピーカ2とマイクロフォン4を用いて通常の音声通話が可能である。
【0017】
図2はこの発明の実施の形態1である情報端末のブロック図を示す。4は音声を入力するマイクロホン、11はこのマイクロホン4から入力された信号の処理を行う信号処理回路、7はこの信号処理回路11から入力された信号を、シンセサイザ部6から供給される局発信号を用いて変調するとともに電力を増幅させる送信回路であり、この送信回路7から出力された信号はデュプレクサ5を通ってアンテナ1から送信される。
また、アンテナ1で受信され、デュプレクサ5を通った信号は、受信回路8に入力される。9は受信された信号の変調方式を判定する判定回路、10は制御回路である。判定回路9の判定結果に基づいて、受信回路8はシンセサイザ部6から供給される局発信号を用いて入力信号を復調する。復調された信号は信号処理回路11で処理され、スピーカ2から音声出力、またはLCD3に表示出力される。
【0018】
本発明は前述の図2に示された構成の中で、受信回路8、判定回路9および制御回路10を含む受信・判定・制御ブロック12に関するものであり、図3にこれらの部分の詳細なブロック図を示す。
本実施の形態1の情報端末が対応するシステムは、同一周波数帯域で使用されるAMPS、北米TDMAシステム、CDPDシステムであり、これらのシステムはそれぞれ変調方式としてFM、π/4DQPSK、GMSKを用いている。
【0019】
受信回路8は受信された電波をIF周波数に変換する受信フロントエンド21と各変調方式に対応した第1、第2、第3の3つの復調回路22、23、25から構成される。第1の復調回路22はFM復調回路であり、FM復調部24と、FSKビット復調部51、同期回路52、バンドパスフィルタ53、ディエンファシス54およびエキスパンダ55から構成される。第2の復調回路23はGMSK復調回路であり、FM復調部24と、GMSKビット復調部56、MACレイヤ57から構成される。本実施の形態1では、GMSK方式の復調にFM方式を用いているため、GMSK復調回路23は、FM復調回路22の前段部分であるFM復調部24を共通に使用している。第3の復調回路25はQPSK復調用の直交復調回路であり、バンドパスフィルタ58、直交復調部59、A/Dコンバータ60、QPSKビット復調部61および同期回路62から構成される。
【0020】
FM復調部24は、帯域制限用フィルタ26、リミッタ・ディスクリミネータ27、及び高速信号強度測定器(RSSI)28から構成される。リミッタ・ディスクリミネータ27は遅延検波器の一種であり入力信号をその周波数に応じた電圧に変換する。リミッタ・ディスクリミネータ27は検波用の局発信号を必要としないため局発信号発生回路を動作させる必要がなく、消費電力が局発信号を必要とする直交復調器に比べ少ない。また、入力信号をそのエンベロープに応じた電圧に変換する高速信号強度測定器28は、入力されたQPSK変調信号の振幅変動に追従して高速に変動する電圧信号を出力する。
【0021】
FM復調部24から出力された信号は判定回路9に入力される。本実施の形態1では、判定回路9に供給する信号をFM復調回路22の前段部分であるFM復調部24から得るように構成されているため、判定回路の回路規模を小さくすることができる。またFM復調部24はリミッタ・ディスクリミネータ27と高速信号強度測定器28で構成されているため、簡易な構成で実現することができる。
【0022】
判定回路9は、ローパスフィルタ29、バンドパスフィルタ30、31、信号積分回路32、33、比較回路35および判定部34から構成される。ローパスフィルタ29とバンドパスフィルタ30の入力信号は高速信号強度測定器28から供給され、バンドパスフィルタ31の入力信号はリミッタ・ディスクリミネータ27から供給される。
比較回路35はローパスフィルタ29からの出力信号と基準信号Sとを比較し、比較結果を出力する。信号積分回路32、33はそれぞれバンドパスフィルタ30、31の出力信号を積分する。判定部34は信号積分回路32、33の出力である識別信号A、Bから受信信号の変調方式を判定し、判定結果を出力する。
【0023】
10は制御回路であり、比較回路35の比較結果に基づいて判定部34に判定を指示する制御信号Cを出力するとともに、判定部34の判定結果に基づいて、FM復調部24の電源42、判定回路9の電源43、直交復調回路25の電源44、FM復調回路22の電源45、GMSK復調回路23の電源46の制御を行う。FM復調部24は電源42がOFF状態の場合、FM復調回路22の電源45またはGMSK復調回路23の電源46が電源投入されることによって動作状態となり、電源45および電源46がOFFにされることによって不作動状態となる。また、FM復調部24は電源42がON状態の場合、電源45、電源46の状態によらず動作状態となる。制御回路10自体は電源41によって電源投入され動作する。
【0024】
次に動作について説明する。図4はこの実施の形態1の受信処理の手順を示すフローチャートである。先ずステップS1で、情報端末の電源が投入された場合、制御回路10、FM復調部24および判定回路9の各電源41、42、43が投入され、受信帯域内のチャネルについてRSSIスキャンが行われる(ステップS2)。他の電源44、45、46はOFFされる。
【0025】
この状態で、アンテナ1から受信された電波は、受信フロントエンド21でIF周波数に変換されFM復調部24に入力される。FM復調部24では高速信号強度測定器28に入力され、入力信号はエンベロープに応じた電圧に変換されて判定回路9に入力される。判定回路9ではカットオフ周波数を十分に低くしたローパスフィルタ29に入力され、その出力は周波数成分を含まないほぼ一定レベルの信号となって比較回路35に入力される。比較回路35はこの信号のレベルと基準信号Sのレベルを比較し、比較結果を出力する。制御回路10はその比較結果に基づいて選択されているチャネルに受信波が到来しているか否かを判定する。受信波が到来していないと判定された場合はRSSIスキャンが続行され、次のチャネルについて同様の動作が行われる。
【0026】
受信波が到来していると判定された場合には、制御回路10は判定部34に対してその候補チャネルについて変調方式の判定開始を指示する制御信号Cを出力する。判定部34では、図4のステップS3で以下に示す受信信号の変調方式判定処理を行う。
RSSIスキャン時に受信した信号は、AMPSのコントロールチャネルならばビットレートが10kbpsのFSK変調信号、AMPSのトラフィックチャネルならば音声帯域のFM変調信号であり、北米TDMAシステムであればシンボルレートが24.3kのπ/4DQPSK変調信号、受信信号がCDPDシステムであればビットレートが19.2kbpsのGMSK変調信号である。
【0027】
上記信号の中では、π/4DQPSK変調信号のみが振幅変動を伴う信号であり、この信号が受信フロントエンド21でIF周波数に変換されFM復調部24に入力されると高速受信信号強度測定器28から24.3kHzの周波数成分を含んだ信号が出力され、リミッタ・ディスクリミネータ27からは周波数成分を含まないほぼ一定レベルの信号が出力される。
また、周波数変動を伴うGMSK変調信号がFM復調部24に入力されるとリミッタ・ディスクリミネータ27から9.6kHzの周波数成分を含んだ信号が出力され、高速信号強度測定器28からは周波数成分を含まないほぼ一定レベルの信号が出力される。
周波数変動を伴うFM変調信号がFM復調部24に入力されるとリミッタ・ディスクリミネータ27から、コントロールチャネルならば5kHz、トラフィックチャネルならば音声帯域(300から3kHz)の周波数成分を含んだ信号が出力され、高速信号強度測定器28からはどちらのチャネルの場合も周波数成分を含まないほぼ一定レベルの信号が出力される。
【0028】
FM復調部24から出力された信号は判定回路9に入力される。
判定回路9のバンドバスフィルタ30は、高速信号強度測定器28から供給される信号のうち、周波数成分24.3kHzを含んだ信号のみを濾過できる通過帯域幅を有している。
候補チャネルの信号がπ/4DQPSK変調信号であれば、高速信号強度測定器28からの出力信号には24.3kHzの周波数成分が含まれるため、バンドパスフィルタ30で濾過された信号は、信号積分回路32で積分され、識別信号Aとして判定部34に入力される。
【0029】
信号がGMSK変調信号またはFM変調信号であれば、高速信号強度測定器28からの出力信号は周波数成分を含まないため、バンドパスフィルタ30で阻止され識別信号Aは出力されない。したがって識別信号Aを判定部34で監視し、ある一定レベル以上の場合に北米TDMAシステムと判定する。
【0030】
判定回路9のバンドパスフィルタ31は、リミッタ・ディスクリミネータ27から供給される信号のうち、周波数成分9.6kHzを含んだ信号のみを濾過できる通過帯域幅を有している。
候補チャネルの信号がGMSK変調信号であれば、リミッタ・ディスクリミネータ27からの出力信号には9.6kHzの周波数成分が含まれるため、バンドパスフィルタ31で濾過された信号は、信号積分回路33で積分され、識別信号Bとして判定部34に入力される。
【0031】
信号がπ/4DQPSK変調信号であれば、リミッタ・ディスクリミネータ27からの出力信号は周波数成分を含まないため、バンドパスフィルタ31で阻止され識別信号Bは出力されない。また、信号がFM変調信号であれば、リミッタ・ディスクリミネータ27からの出力信号には5kHzまたは音声帯域の周波数成分が含まれるため、バンドパスフィルタ31で阻止され識別信号Bは出力されない。したがって識別信号Bを判定部34で監視し、ある一定レベル以上の場合にCDPDシステムと判定する。
【0032】
識別信号Aおよび識別信号Bがともにある一定レベル以上の信号として検出されない場合は、候補チャネルの信号をAMPSと判定する。
すなわち上記の動作によれば、判定部34で識別信号Aおよび識別信号Bを監視することにより、受信信号の変調方式を短時間で判定することができる。
【0033】
判定部34において識別信号Aおよび識別信号Bがともにある一定レベル以上の信号として検出された場合は、制御回路10においてあらかじめ設定された優先順位にしたがって判定された変調信号のうちから呼制御へ移行するシステムを決定する。
これにより、システムの選択に優先順位を付けることが可能となる。
判定部34において一つのシステムのみが判定された場合は、制御回路10においてその判定されたシステムを呼制御へ移行するシステムに決定する。
【0034】
ステップS3において、呼制御へ移行するシステムを北米TDMAシステム(π/4DQPSK)と決定した場合は、ステップS4にて制御回路10によって直交復調回路25の電源44をONにし、直交復調信号をビット復調(ステップS5)し、同期処理(ステップS6)を行い、北米TDMAシステムに対応した呼制御(ステップS7)へ移行する。同時に、FM復調部24の電源42、第1、第2の復調回路22、23の電源45、46および判定回路9の電源43をOFFにする
【0035】
呼制御へ移行するシステムをCDPDシステム(GMSK)と決定した場合は、ステップS8にて制御回路10によってGMSK復調回路23の電源46をONにし、FM復調部24からの出力信号をビット復調(ステップS9)し、同期処理(ステップS10)を行い、CDPDシステムに対応した呼制御(ステップS11)へ移行する。同時に、第1、第3の復調回路22、25の電源45、44および判定回路9の電源43をOFFにする。
【0036】
呼制御へ移行するシステムをAMPSと判定した場合は、ステップS12にて制御回路10によってFM復調回路22の電源45をONにし、FM復調部24からの出力信号をビット復調(ステップS13)し、同期処理(ステップS14)を行い、AMPSに対応した呼制御(ステップS15)へ移行する。同時に、第2、第3の復調回路23、25の電源46、44および判定回路9の電源43をOFFにする。
【0037】
各同期処理(ステップS6、ステップS10、ステップS14)を失敗した場合は、ステップS1に戻りFM復調部24、判定回路9の電源42、43を投入し、再びチャネルスキャン(ステップS2)からの動作を行う。
【0038】
このように動作する情報端末では、変調方式の判定に基づいて、各変調方式に対応した復調回路の電源をONとし、同時に判定回路9の電源43をOFFとするため、消費電力を削減することができる。
【0039】
【発明の効果】
この発明における情報端末は以上説明したように構成されているので、判定回路の使用により変調方式の判定を短時間で行うことができ、また変調方式の判定後に、判定回路を不作動状態にしたので、消費電力を節減することができる。
【0040】
また、変調方式の判定後に、判定回路および受信信号に対応しない他の復調回路を不作動状態にしたので、消費電力を節減することができる。
【0041】
また、変調方式の判定を、復調回路の前段部分からの信号成分を用いて行うことにより判定回路の回路構成を縮小化することができる。
【0042】
また、前記前段部分を信号強度測定器とディスクリミネータを用いて構成することにより、簡易に実現できる。
【0043】
さらに判定された変調方式が複数ある場合に、呼制御に移行する変調方式をあらかじめ設定された優先順位にしたがって選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す情報端末の外観図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す情報端末のブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す情報端末の、発明に関する部分の詳細ブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す情報端末の受信処理のフローチャートである。
【図5】従来の情報端末の受信処理のフローチャートである。
【符号の説明】
9 判定回路
10 制御回路
22 FM復調回路
23 GMSK復調回路
24 FM復調部
25 直交復調回路
27 リミッタ・ディスクリミネータ
28 高速信号強度測定器
Claims (5)
- 同一周波数帯域で異なる変調方式の受信信号に対応した複数の復調回路、
前記受信信号の信号成分に基づいて前記受信信号の変調方式を判定する判定回路、
及びこの判定回路の判定に基づき前記受信信号の変調方式に対応した前記復調回路を作動状態にし、併せて前記判定回路を不作動状態にする制御回路を備えたことを特徴とする情報端末。 - 前記制御回路は、前記判定回路とともに前記他の復調回路を不作動状態にすることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
- 前記複数の復調回路の中の第1の復調回路はFM復調回路であり、前段部分と後段部分を有し、前記判定回路はこの前段部分から前記信号成分の供給を受けることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
- 前記第1の復調回路の前記前段部分は、信号強度測定器とディスクリミネータとを有することを特徴とする請求項3に記載の情報端末。
- 前記制御回路は、前記判定回路で判定した変調方式が複数ある場合にこれらの変調方式に所定の優先順位を付けることを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
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