JP3126802U - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信規格の異なる電波信号を回路構成を複雑化することなく容易に受信することができるようにする。
【解決手段】通信規格の異なる電波信号に対応して第1、第2、第3の同調回路38、40、42のうちの1の同調回路を選択すると共に、電波信号の通信規格に対応して第1、第2の復調回路58,60のうちの1の復調回路を選択し、通信規格の異なる電波信号の受信チャンネルを選択された同調回路に対応して設定されたステップ周波数単位で切り換えるようにする。
【選択図】図1

Description

本考案は、通信規格の異なる無線通信システムにおける電波信号を受信することができる受信装置に関する。
近年、日本とアメリカ合衆国を除いた多くの国でDAB(Digital Audio Broadcast)と呼ばれる通信規格が適用された無線通信システムであるデジタルラジオ放送が普及している。この通信規格が適用された電波信号であるデジタルラジオ放送を受信し得る受信装置では、自動車などの移動中に受信していた放送が送信所のエリアから外れた場合に周波数が別の放送局に自動的に変更される。また、文字放送によって受信中の音楽の曲名や交通情報などの各種情報を得ることもできる。
一方、Bluetooth(登録商標)と呼ばれる通信規格が適用された無線通信システムにおける電波信号を受信し得る受信装置も実用化されている。このBluetooth(登録商標)は、東芝、エリクソン、インテル、IBM、ノキアが中心となって開発・提唱されている無線通信の規格で、IEEE規格名はIEEE802.15.1と呼ばれるものであり、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などのモバイル端末どうしで短距離の無線通信を行う場合に適用されるものである。このBluetoothと呼ばれる通信規格が適用された受信装置では、携帯電話やPDAなどのモバイル端末により外部から取得された音楽などの記録情報が当該モバイル端末から送信されることで受信することができる。
このように、近年では通信規格の異なる多くのデジタル通信システムが存在しており、通信規格の異なる電波信号を受信できるようにした受信装置も提案されている(例えば、特許文献1)。このような受信装置では、通信規格の異なる電波信号ごとに受信装置を備える必要がないことから利便性に優れたものとなる。
特表2006−508580号公報
ところが、上記提案されている構成では、通信規格の異なる電波信号ごとに受信装置を備える必要がないことから利便性に優れたものになるとはいうものの、基地局から通信プロトコルを取得し、この取得した通信プロトコルをプロトコルスタックにロードすることで、通信規格の異なる電波信号を受信することができるようにしたものであるため、基地局から通信プロトコルが送信されていない無線通信システムには適用できないという問題がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、通信規格の異なる電波信号を回路構成を複雑化させることなく容易に受信することができる受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の考案は、通信規格の異なる電波信号を受信可能で局部発信回路の発振周波数を選択的に設定変更することで受信チャンネルを切り換える受信装置であって、アンテナを介して受信した通信規格の異なる電波信号に対応する複数の同調回路と、受信した電波信号の通信規格に対応して前記複数の同調回路のうちの1の同調回路を選択する同調回路選択スイッチと、受信した通信規格の異なる電波信号に対応する複数の復調回路と、受信した電波信号の通信規格に対応して前記複数の復調回路のうちの1の復調回路を選択する復調回路選択スイッチと、前記同調回路選択スイッチ及び前記復調回路選択スイッチの切換動作を制御する回路選択スイッチ制御部と、通信規格の異なる電波信号の受信チャンネルを前記選択された同調回路に対応して設定されたステップ周波数単位で切り換える選局制御部とを備えたことを特徴としている。
請求項2の考案は、請求項1に係るものにおいて、前記同調回路選択スイッチにより何れの同調回路が選択されたかを識別する識別情報を記憶する識別情報記憶部と、この識別情報記憶部に記憶されている識別情報に基づいて前記同調回路選択スイッチにより何れの同調回路が選択されたかを判別する選択判別部とを備え、前記選局制御部が前記選択判別部で判別された同調回路に対応して受信チャンネルを切り換えるものであることを特徴と
している。
請求項3の考案は、請求項1又は2に係るものにおいて、前記選局制御部により切り換えられた受信チャンネルに電波信号に関連する送信情報が存在するか否かを判別する情報判別部と、前記情報判別部により送信情報が存在すると判別された場合に当該送信情報を記憶する送信情報記憶部とを備えたことを特徴としている。
請求項4の考案は、請求項3に係るものにおいて、前記送信情報記憶部に送信情報が記憶されているか否かを判別する記憶判別部と、この記憶判別部により送信情報が記憶されていると判別された場合に前記回路選択スイッチ制御部により前記同調回路選択スイッチ及び前記復調回路選択スイッチを動作させると共に、前記選局制御部により前記送信情報に対応する電波信号を受信するようにする受信制御部とを備えたことを特徴としている。
請求項5の考案は、請求項1乃至4の何れかに係るものにおいて、前記通信規格の異なる電波信号が、デジタルラジオ放送システム及び短距離通信に適したデジタル通信システムにおけるものであることを特徴としている。
請求項1の考案によれば、受信する通信規格の異なる電波信号に応じて同調回路及び復調回路を切り換えると共に、通信規格の異なる電波信号の受信チャンネルを選択された同調回路に対応して設定されたステップ周波数単位で切り換えるようにしているので、高周波増幅回路、中間周波数変換回路、フィルタ回路、中間周波増幅回路などは共用することができるようになる結果、通信規格の異なる電波信号を回路構成を複雑化させることなく容易に受信することができる。
請求項2の考案によれば、選局制御部が、識別情報記憶部に記憶されている識別情報に基づいて判別された同調回路に対応して受信チャンネルを切り換えるものであるので、受信チャンネルの切り換えを高精度に実行することができる。
請求項3の考案によれば、選局制御部により切り換えられた受信チャンネルに電波信号に関連する送信情報が存在する場合に当該送信情報が送信情報記憶部に記憶されるので、送信情報記憶部から送信情報を読み出すことで当該電波信号の受信チャンネルを選択することが可能となる。
請求項4の考案によれば、送信情報記憶部に送信情報が記憶されている場合に回路選択スイッチ制御部により同調回路選択スイッチ及び復調回路選択スイッチが動作されて送信情報に対応する同調回路及び復調回路が選択され、送信情報に対応する電波信号を受信するようにされるので、通信規格の異なる電波信号を容易に受信することができる。
請求項5の考案によれば、同一の受信装置によりデジタルラジオ放送システムにおける電波信号、及び、短距離通信に適したデジタル通信システムにおける電波信号を受信することができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る受信装置の基本構成を示すブロック図である。この図において、受信装置10は、局部発振回路の発振周波数を選択的に設定変更することで受信チャンネルを切り換えるようにした従来のAM/FM受信機でいうスーパーへテロダイン方式と同様の技術が採用されたもので、通信規格の異なる電波信号として、DAB(Digital Audio Broadcast)の通信規格が適用されたデジタルラジオ放送システムにおける電波信号と、Bluetooth(登録商標)の通信規格が適用されたデジタル通信システムにおける電波信号とを受信し得るように構成することで大量の楽曲などを容易に受信可能としたものであり、アンテナ12、同調回路14、同調回路選択スイッチ16、高周波増幅回路18、中間周波数変換回路20、フィルタ回路22、中間周波増幅回路24、復調回路26、出力回路28、ブルートゥース送信回路30、及び、制御部32を備えている。以下、各構成要素につき順次説明するが、公知の構成要素については機能的な説明のみに留め、詳細な説明は省略する。
なお、Bluetooth(以下においては、ブルートゥースと呼ぶ。)は、上述したようにIEEE規格名がIEEE802.15.1と呼ばれるものであり、モバイル端末どうしでの短距離の無線通信に適したデジタル通信システムに適用されるものである。
アンテナ12は、DABの通信規格が適用されたデジタルラジオ放送システムにおける174MHz〜240MHzのBANDIIIの電波信号と1,452MHz〜1,492MHzのL-BANDの電波信号、及び、ブルートゥースの通信規格が適用されたデジタル通信システムにおける2,400MHz〜2,483.5MHzの電波信号を受信するようにしたものである。
このように、アンテナ12は、3種類の電波信号を受信可能にしたものであるため、共用による整合ロスが生じないようにする必要がある。このため、最も周波数が低いBANDIIIについては、アンテナエレメントの長さをBANDIIIの略中心の周波数である207MHzの2分の1波長の725mmにすることで整合させるようにし、L-BAND及びBluetoothについては、短縮コンデンサやΠ(パイ)型整合回路などをアンテナ12と同調回路14との間に介在させることで整合させるようにしている。
同調回路14は、174MHz〜240MHzを受信範囲とするDABの通信規格に対応するBANDIIIの第1の同調回路38、1,452MHz〜1,492MHzを受信範囲とするDABの通信規格に対応するL-BANDの第2の同調回路40、及び、2,400MHz〜2,483.5MHzを受信範囲とするブルートゥースの通信規格に対応する第3の同調回路42を備えている。
同調回路選択スイッチ16は、FET(Field effect Transistor)などを含む電子スイッチなどで構成され、受信した電波信号の通信規格に対応して、第1の同調回路38、第2の同調回路40及び第3の同調回路42のうちの1の同調回路を選択するもので、アンテナ12と同調回路14との間に配設された第1の同調回路選択スイッチ44と、同調回路14と高周波増幅回路18との間に配設された第2の同調回路選択スイッチ46とを備えている。
ここで、第1の同調回路選択スイッチ44は、共通接点44aがアンテナ12に接続され、第1の切換接点44bが第1の同調回路38の入力側に接続され、第2の切換接点44cが第2の同調回路40の入力側に接続され、第3の切換接点44dが第3の同調回路42の入力側に接続されている。また、第2の同調回路選択スイッチ46は、共通接点46aが高周波増幅回路18に接続され、第1の切換接点46bが第1の同調回路38の出力側に接続され、第2の切換接点46cが第2の同調回路40の出力側に接続され、第3の切換接点46dが第3の同調回路42の出力側に接続されている。
高周波増幅回路18は、同調回路14と中間周波数変換回路20との間に配設されたもので、広帯域で低雑音のLNA(Low Noise Amplifier)で構成され、復調回路26側から供給されるAGC(Automatic Gain Control)信号により増幅度が可変可能に構成されたものである。この高周波増幅回路18は、例えば、DABのBANDIIIからブルートゥースまでの174MHz〜2,483.5MHzをLNAチップ内部に形成したバリキャップとコイルとからなる出力側同調回路で各チャンネルに同調させるようにしてもよいし、出力側同調回路を設けずに広帯域に増幅するようにしてもよい。このように、本実施形態では、通信規格の異なる広帯域の信号を同一の高周波増幅回路18で増幅するようにしているので、回路構成を簡素化することができる。
中間周波数変換回路20は、同調回路14から出力された同調信号の周波数を所定の中間周波数の中間周波信号に変換するもので、高周波増幅回路18とフィルタ回路22との間に配設された混合回路50と局部発振回路52とから構成されたものである。この局部発振回路52には、局部発振回路52で生成される局部発振信号の周波数を設定変更するためのPLL(Phase-Locked Loop)回路54が接続されている。
このPLL回路54は、例えば、プログラマブル分周器、位相比較器、VCO(Voltage Controlled Oscillator)、低域フィルタ等からなる公知の構成のものであり、プログラマブル分周器に制御部32から第1の同調回路38、第2の同調回路40又は第3の同調回路42に対応した(すなわち、通信規格の異なる電波信号に対応した)ステップ周波数単位で設定された選局信号(周波数データ)が制御部32から供給されることで出力される電圧が局部発振回路52に設けられた可変容量ダイオードに印加され、これにより局部発振回路52の発信周波数が可変されるようにしたものである。
フィルタ回路22は、カットオフ周波数を1,600KHz付近に設定したアクティブローパスフィルタで構成されたもので、中間周波数変換回路20から出力された中心周波数が850KHzで1,536KHzの帯域を有する中間周波信号のみを通過させるものである。これにより、第1の同調回路38、第2の同調回路40及び第3の同調回路42の何れの同調回路が選択された場合であっても(すなわち、通信規格の異なる何れの電波信号であっても)中心周波数が850KHzの中間周波数に設定されることになる。
中間周波増幅回路24は、フィルタ回路22を通過した中間周波信号を増幅するものである。このように、本実施形態では、第1の同調回路38、第2の同調回路40及び第3の同調回路42から出力された各信号の周波数をそれぞれ850KHzの中間周波数に変換することで、通信規格の異なる電波信号の中間周波信号を同一の中間周波増幅回路24で増幅することができるようになり、これにより回路構成を簡素化することができる。
復調回路26は、中間周波信号に変換されたDABの通信規格の信号及びブルートゥースの通信規格の信号をそれぞれ復調するものであり、アナログ信号である中間周波信号をデジタル信号に変換するA/D変換器56と、A/D変換器56から出力されたDABの通信規格の信号を復調する第1の復調回路58と、A/D変換器56から出力されたブルートゥースの通信規格の信号を復調する第2の復調回路60と、受信する電波信号の通信規格に対応して、第1の復調回路58及び第2の復調回路60のうちの1の復調回路を選択する復調回路選択スイッチ62とを備えている。
この復調回路26から上述したAGC(Automatic Gain Control)制御信号が出力され、高周波増幅回路18に供給される。このAGC制御信号は、第1の復調回路58又は第2の復調回路60に入力されるA/D変換器56からの出力信号のレベルの大小を直流電圧の大小に変換することで得るものである。
ここで、DABの通信規格の信号は、COFDM(Coded Orthogonal Frequency Division Multiplexing:コード化直交周波数分割マルチプレクス)方式で変調されているため、第1の復調回路58は、DSP(Digital Signal Processor)を用いてCOFDM方式で変調された信号を復調可能に構成されている。ブルートゥースの通信規格の信号は、GFSK(Gaussian Filtered Frequency Shift Keying:ガウス型周波数シフトキーイング)方式で変調されているため、第2の復調回路60は、DSP(Digital Signal Processor)を用いてGFSK方式で変調された信号を復調可能に構成されている。
また、復調回路選択スイッチ62は、FET(Field effect Transistor)などを含む電子スイッチなどで構成され、共通接点62aがA/D変換器56の出力側に接続され、第1の切換接点62b及び第2の切換接点62cが第1の復調回路58の入力側に接続され、第3の切換接点62dが第2の復調回路60の入力側に接続されている。
出力回路28は、第1の復調回路58又は第2の復調回路60から出力された音声データを音声として出力すると共に、第1の復調回路58又は第2の復調回路60から出力されるデータに文字データを含んでいる場合はその文字データを制御部32に送出する。すなわち、第1の復調回路58又は第2の復調回路60から出力される音声データは、一般にI2S(Inter IC Sound)やSPDIF(Sony Philips Digital Interface)などのデジタル信号として出力され、スピーカなどから音声として出力される。また、アナログ信号が必要な場合はD/A変換器66で変換されてパワーアンプなどに送出され、スピーカなどから音声として出力される。
ブルートゥース送信回路30は、携帯電話やPDAなどのモバイル端末に記録されている音楽などの記録情報が当該モバイル端末からブルートゥースの通信規格が適用されて送信される場合に、受信装置10とモバイル端末とをペアリングすることでモバイル端末から送信される電波信号の受信を可能にするため、相手方のモバイル端末に受信装置10側のパスコードなどを送信するためのものである。
このブルートゥース送信回路30は公知の構成になるものであり、第1の同調回路選択スイッチ44の第3の切換接点44dに接続され、アンテナ12を介してモバイル端末に受信装置10側のパスコードなどを送信する。なお、パスコードなどは、図略の操作部に備わるテンキーなどにより入力されることになる。
制御部32は、受信装置10の動作を制御するものであり、演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、処理プログラム及びデータが記録されたROM(Read-Only Memory)、データを一時的に記録するRAM(Random Access Memory)などを含むマイクロコンピュータにより構成されたものである。この制御部32には、識別情報記憶部68、送信情報記憶部70、表示部72及び選局スイッチ74が接続されている。
ここで、識別情報記憶部68は、電気的にデータの書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable PROM)などで構成されたもので、同調回路選択スイッチ16により第1の同調回路38、第2の同調回路40及び第3の同調回路42のうちの1の同調回路が選択された場合、何れの同調回路が選択されたかを識別するための識別情報を記憶するものである。送信情報記憶部70は、電気的にデータの書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable PROM)などで構成されたもので、切り換えた受信チャンネルに放送信号などの電波信号が存在する場合、その電波信号の周波数やチャンネル番号などの電波信号を識別するための送信情報を記憶するものである。
表示部72は、液晶ディスプレイなどで構成され、第1の復調回路58又は第2の復調回路60から出力されるデータに文字データを含んでいる場合、その文字データを制御部32で解析するなどして文字として表示するものである。選局スイッチ74は、オペレータにより操作されることで受信チャンネルを順に切り換えるもので、Up側に操作された場合は周波数の低い受信チャンネル側から周波数の高い受信チャンネル側に切り換わり、Down側に操作された場合は周波数の高い受信チャンネル側から周波数の低い受信チャンネル側に切り換わる。
また、制御部32には、回路選択スイッチ制御部76、選択判別部78、選局制御部80、選局判別部82、情報判別部84、記憶判別部86、操作判別部88、及び、受信制御部90の各機能実現部を備えている。ここで、回路選択スイッチ制御部76は、同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切換動作を制御するものである。選択判別部78は、同調回路選択スイッチ16により何れの同調回路が選択されたかを識別情報記憶部68に記憶されている識別情報を読み出すことで判別するものである。
選局制御部80は、受信した通信規格の異なる電波信号の受信チャンネルを局部発振回路52の発振周波数を選択的に設定変更することで切り換え制御するものである。すなわち、PLL回路54のプログラマブル分周器に第1の同調回路38、第2の同調回路40又は第3の同調回路42に対応した(すなわち、通信規格の異なる電波信号に対応した)ステップ周波数単位で設定された選局信号(周波数データ)を供給することで出力される電圧が局部発振回路52に設けられた可変容量ダイオードに印加され、これにより局部発振回路52の発信周波数が可変されることで通信規格の異なる電波信号の所定の受信チャンネルが選択される。
なお、表1にDABのBANDIIIの受信チャンネルを示し、表2にDABのL-BANDの受信チャンネルを示し、表3にブルートゥースの受信チャンネルを示している。DABのBANDIIIでは、ステップ周波数が1.712MHzに設定され、チャンネル番号5A〜13Fまでの38個の受信チャンネルを有し、DABのL-BANDでは、ステップ周波数が1.712MHzに設定され、チャンネル番号LA〜LWまでの23個の受信チャンネルを有している。ブルートゥースでは、ステップ周波数が0.001GHzに設定され、チャンネル番号0〜78までの79個の受信チャンネルを有している。
Figure 0003126802
Figure 0003126802
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選局判別部82は、何れの受信チャンネルが選局されたか否かを判別するものである。この判別は、例えば、選局制御部80の制御動作により局部発振回路52の可変容量ダイオードに印加される電圧値を検出することで実行することができる。
情報判別部84は、選局制御部80により切り換えられた受信チャンネルに電波信号に関連する送信情報が存在するか否かを判別するものである。例えば、切り換えられた受信チャンネルに放送信号などの電波信号が存在する場合は、その電波信号を特定するためのチャンネル番号や周波数などの送信情報が含まれているので、その送信情報を読み取ることで送信情報が存在していると判別される。受信チャンネルが切り換えられても電波信号が存在しない場合は、チャンネル番号や周波数などの送信情報が含まれていないので、この場合は送信情報が存在していないと判別される。なお、電波信号に当該電波信号を特定するためのチャンネル番号や周波数などの送信情報が含まれている場合、その送信情報が機能実現部としての情報書込部により通信規格単位で受信チャンネルに対応して送信情報記憶部70に書き込まれる。
記憶判別部86は、送信情報記憶部70に送信情報が記憶されているか否かを判別するものである。例えば、送信情報記憶部70に送信情報が書き込まれている場合は、その送信情報を機能実現部としての情報読出部により読み出すことができるので、送信情報を読み出すことができるか否かにより判別することができる。
操作判別部88は、選局スイッチ74がオペレータにより操作されたか否かを判別するものである。この判別は、例えば、選局スイッチ74がUp側に操作された場合とDown側に操作された場合とで異なる操作信号が制御部32に対して出力されることで実行される。
受信制御部90は、送信情報記憶部70に送信情報が記憶されていると判別された場合、その送信情報を読み出し、回路選択スイッチ制御部76により同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切換動作を制御することで読み出した送信情報から得た受信チャンネルに合わせ、その受信チャンネルの電波信号を受信するように制御するものである。
図2乃至7は、受信装置10における通信規格の異なる電波信号の受信動作の一例を概略的に示すフローチャートである。まず、図略の電源スイッチが操作されて稼動可能な状態になると、受信装置10の動作が初期化されることで、回路選択スイッチ制御部76により同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切り換え動作が実行されて第1の同調回路38及び第1の復調回路58が選択され、選局制御部80によりDABのBandIIIにおける最下位の受信チャンネル(チャンネル番号5A)が受信可能な状態とされる(ステップS1)。
次いで、DABのBandIIIにおける最下位の受信チャンネルにデジタルラジオ放送信号である電波信号が存在するか否かが情報判別部84により判別される(ステップS3)。このステップS3での判別が肯定されると、この受信チャンネルの送信情報(チャンネル番号や周波数など)が送信情報記憶部70に記憶される(ステップS5)。その後に、選局制御部80により受信チャンネルの切り換え動作が実行され、次の受信チャンネル(チャンネル5B)が受信可能な状態とされる(ステップS7)。なお、ステップS3での判別が否定されたときは、ステップS7に移行する。
次いで、切り換えられた受信チャンネルがDABのBandIIIにおける最上位の受信チャンネル(チャンネル番号13F)であるか否かが選局判別部82により判別される(ステップS9)。このステップS9での判別が肯定されると、その受信チャンネルにデジタルラジオ放送信号である電波信号が存在するか否かが情報判別部84により判別される(ステップS11)。このステップS11での判別が肯定されると、この受信チャンネルの送信情報(チャンネル番号や周波数など)が送信情報記憶部70に記憶される(ステップS13)。なお、ステップS9での判別が否定されたときは、ステップS3に移行し以降のステップが繰り返し実行される。
次いで、回路選択スイッチ制御部76により同調回路選択スイッチ16の切り換え動作が実行されて第2の同調回路40が選択されることでDABのL-Bandに切り換えられ、選局制御部80によりDABのL-Bandにおける最下位の受信チャンネル(チャンネル番号LA)が受信可能な状態とされる(ステップS15)。なお、同調回路選択スイッチ16の切り換え動作に合わせて復調回路選択スイッチ62の切り換え動作も同時に実行されるが、受信チャンネルはDABのL-Bandであることから、復調回路は第1の復調回路58が選択されたままである。ステップS11での判別が否定されたとき、このステップ15に移行する。
次いで、DABのL-Bandにおける最下位の受信チャンネルにデジタルラジオ放送信号である電波信号が存在するか否かが情報判別部84により判別される(ステップS17)。このステップS17での判別が肯定されると、この受信チャンネルの送信情報(チャンネル番号や周波数など)が送信情報記憶部70に記憶される(ステップS19)。その後に、選局制御部80により受信チャンネルの切り換え動作が実行され、次の受信チャンネル(チャンネル番号LB)が受信可能な状態とされる(ステップS21)。なお、ステップS17での判別が否定されたときは、ステップS21に移行する。
次いで、切り換えられた受信チャンネルがDABのL-Bandにおける最上位の受信チャンネル(チャンネル番号LW)であるか否かが選局判別部82により判別される(ステップS23)。このステップS23での判別が肯定されると、その受信チャンネルにデジタルラジオ放送信号である電波信号が存在するか否かが情報判別部84により判別される(ステップS25)。このステップS25での判別が肯定されると、この受信チャンネルの送信情報(チャンネル番号や周波数など)が送信情報記憶部70に記憶される(ステップS27)。なお、ステップS23での判別が否定されたときは、ステップ17に移行し以降のステップが繰り返し実行される。
次いで、回路選択スイッチ制御部76により同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切り換え動作が実行されて第3の同調回路42及び第2の復調回路60が選択されることでブルートゥースに切り換えられ、選局制御部80によりブルートゥースにおける最下位の受信チャンネル(チャンネル番号0)が受信可能な状態とされる(ステップS29)。なお、ステップS25での判別が否定されたとき、このステップ29に移行する。
次いで、ブルートゥースにおける最下位の受信チャンネルにモバイル端末からの無線信号である電波信号が存在するか否かが情報判別部84により判別される(ステップS31)。このステップS31での判別が肯定されると、この受信チャンネルの送信情報(チャンネル番号や周波数など)が送信情報記憶部70に記憶される(ステップS33)。その後に、選局制御部80により受信チャンネルの切り換え動作が実行され、次の受信チャンネル(チャンネル番号1)が受信可能な状態とされる(ステップS35)。なお、ステップS31での判別が否定されたときは、ステップS35に移行する。
次いで、切り換えられた受信チャンネルがブルートゥースにおける最上位の受信チャンネル(チャンネル番号78)であるか否かが選局判別部82により判別される(ステップS37)。このステップS37での判別が肯定されると、その受信チャンネルにモバイル端末から送信される無線信号である電波信号が存在するか否かが情報判別部84により判別される(ステップS39)。このステップS39での判別が肯定されると、この受信チャンネルの送信情報(チャンネル番号や周波数など)が送信情報記憶部70に記憶される(ステップS41)。なお、ステップS37での判別が否定されたときは、ステップ31に移行し以降のステップが繰り返し実行される。このステップS1からステップS41までは、DAB及びブルートゥースを受信するまでの準備動作となる。
次いで、送信情報記憶部70にDAB及びブルートゥースのうちの少なくとも1の受信チャンネルに送信情報(チャンネル番号や周波数など)が記憶されているか否かが情報判別部84により判別される(ステップS43)。このステップS43での判別が肯定されると、DABのBandIIIの送信情報が記憶されているか否かが情報判別部84により判別される(ステップS45)。
このステップS45での判別が肯定されると、受信制御部90により回路選択スイッチ制御部76の動作が制御されることで、同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切り換え動作が実行されて第1の同調回路38及び第1の復調回路58が選択され、これによりDABのBandIIIに切り換えられることで当該BandIIIの電波信号が受信可能な状態とされる(ステップS47)。その後に、選局制御部80により送信情報記憶部70に記憶されたDABのBandIIIの中での最下位の受信チャンネルへの切り換え動作(選局動作)が実行される(ステップS49)。これにより、DABのBandIIIにおける音楽などの送信内容(放送内容)が出力回路28により音声や文字情報として出力される。
次いで、選局スイッチ74がオペレータによりUp側に操作されたか否かが操作判別部88により判別される(ステップS51)。このステップS51での判別が肯定されると、DABのBandIIIの他の送信情報が記憶されているか否かが情報判別部84により判別される(ステップS53)。このステップS53での判別が肯定されると、選局制御部80により送信情報記憶部70に記憶されたDABのBandIIIの中での次のUp側の受信チャンネルへの切り換え動作(選局動作)が実行される(ステップS55)。これにより、DABのBandIIIにおける次の受信チャンネルの送信内容(放送内容)が出力回路28により音声や文字情報として出力される。
次いで、ステップS51に移行して選局スイッチ74がオペレータによりUp側に操作されたか否かが操作判別部88により判別され、以降のステップが繰り返し実行される。そして、ステップS53での判別が否定されると、DABのL-Bandの送信情報が記憶されているか否かが情報判別部84により判別される(ステップS57)。
このステップS57での判別が肯定されると、受信制御部90により回路選択スイッチ制御部76の動作が制御されることで、同調回路選択スイッチ16の切り換え動作が実行されて第2の同調回路40が選択され、これによりDABのL-Bandに切り換えられることで当該L-Bandの電波信号が受信可能な状態とされる(ステップS59)。その後に、選局制御部80により送信情報記憶部70に記憶されたDABのL-Bandの中での最下位の受信チャンネルへの切り換え動作(選局動作)が実行される(ステップS61)。これにより、DABのL-Bandにおける音楽などの送信内容(放送内容)が出力回路28により音声や文字情報として出力される。なお、同調回路選択スイッチ16の切り換え動作に合わせて復調回路選択スイッチ62の切り換え動作も同時に実行されるが、受信チャンネルはDABのL-Bandであることから、復調回路は第1の復調回路58が選択されたままとなる。
次いで、選局スイッチ74がオペレータによりUp側に操作されたか否かが操作判別部88により判別される(ステップS63)。このステップS63での判別が肯定されると、DABのL-Bandの他の送信情報が記憶されているか否かが情報判別部84により判別される(ステップS65)。このステップS65での判別が肯定されると、選局制御部80により送信情報記憶部70に記憶されたDABのL-Bandの中での次のUp側の受信チャンネルへの切り換え動作(選局動作)が実行される(ステップS67)。これにより、DABのL-Bandにおける次の受信チャンネルの送信内容(放送内容)が出力回路28により音声や文字情報として出力される。
次いで、ステップS63に移行して選局スイッチ74がオペレータによりUp側に操作されたか否かが操作判別部88により判別され、以降のステップが繰り返し実行される。そして、ステップS65での判別が否定されると、ブルートゥースの送信情報が記憶されているか否かが情報判別部84により判別される(ステップS69)。
このステップS69での判別が肯定されると、受信制御部90により回路選択スイッチ制御部76の動作が制御されることで、同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切り換え動作が実行されて第3の同調回路42及び第2の復調回路60が選択され、これによりブルートゥースに切り換えられることでモバイル端末などから送信されるブルートゥースの電波信号が受信可能な状態とされる(ステップS71)。その後に、選局制御部80により送信情報記憶部70に記憶されたブルートゥースの中での最下位の受信チャンネルへの切り換え動作(選局動作)が実行される(ステップS73)。これにより、ブルートゥースにおける音楽などの送信内容が出力回路28により音声や文字情報として出力される。
なお、モバイル端末などから送信されるブルートゥースの電波信号を受信するに際しては、ブルートゥース送信回路30により相手側のモバイル端末に受信装置10側のパスコードなどが送信され、受信装置10とモバイル端末とがペアリング可能な状態に設定される。
次いで、選局スイッチ74がオペレータによりUp側に操作されたか否かが操作判別部88により判別される(ステップS75)。このステップS75での判別が肯定されると、ブルートゥースの他の送信情報が記憶されているか否かが情報判別部84により判別される(ステップS77)。このステップS77での判別が肯定されると、選局制御部80により送信情報記憶部70に記憶されたブルートゥースの中での次のUp側の受信チャンネルへの切り換え動作(選局動作)が実行される(ステップS79)。これにより、ブルートゥースにおける次の受信チャンネルの送信内容が出力回路28により音声や文字情報として出力される。
次いで、ステップS75に移行して選局スイッチ74がオペレータによりUp側に操作されたか否かが操作判別部88により判別され、以降のステップが繰り返し実行される。そして、ステップS77での判別が否定されると、これまでの一連の受信動作が終了する。なお、ステップS43での判別が否定されたときは受信動作が終了し、ステップS45での判別が否定されたときはステップS57に移行し、ステップS57での判別が否定されたときはステップS69に移行する。また、ステップS51、ステップS63及びステップS75での判別が否定されたときは、それぞれ判別が肯定されるまで待機する。
以上説明したように、本考案は、アンテナ12を介して受信した通信規格の異なる電波信号に対応する第1乃至第3の複数の同調回路38、40、42を含む同調回路14と、受信した電波信号の通信規格に対応して同調回路14の複数の同調回路38、40、42のうちの1の同調回路を選択する同調回路選択スイッチ16と、受信した通信規格の異なる電波信号に対応する第1及び第2の複数の復調回路58、60を含む復調回路26と、受信した電波信号の通信規格に対応して第1及び第2の複数の復調回路58、60のうちの1の復調回路を選択する復調回路選択スイッチ62と、同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切換動作を制御する回路選択スイッチ制御部76と、通信規格の異なる電波信号の受信チャンネルを選択された同調回路に対応して設定されたステップ周波数単位で切り換える選局制御部80とを備えている。
このように、本考案では、受信する通信規格の異なる電波信号に応じて同調回路14及び復調回路26を切り換えると共に、通信規格の異なる電波信号の受信チャンネルを選択された同調回路14に対応して設定されたステップ周波数単位で切り換えるようにしているので、高周波増幅回路18、中間周波数変換回路20、フィルタ回路22、中間周波増幅回路24などは共用することができるようになる結果、通信規格の異なる電波信号を回路構成を複雑化させることなく容易に受信することができ、大量の楽曲などを容易に受信可能なものとなる。
また、受信する通信規格の異なる電波信号に応じて同調回路14及び復調回路26を同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62で切り換えるようにしているので、同調回路選択スイッチ16及び復調回路選択スイッチ62の切換位置を検出するだけで何れの通信規格の電波信号が受信可能となっているかを判別することができ、制御部32で何れの通信規格の電波信号が受信可能となっているかを解析するための複雑な処理プログラムが不要となる結果、処理動作を簡素化できて処理スピードを高めることができる。
なお、本考案は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に述べるような種々の変形態様を必要に応じて採用することができる。
(1)上記実施形態では、アンテナ12が、DABの通信規格が適用されたデジタルラジオ放送システムにおける174MHz〜240MHzのBANDIIIの電波信号と1,452MHz〜1,492MHzのL-BANDの電波信号、及び、ブルートゥースの通信規格が適用されたデジタル通信システムにおける2,400MHz〜2,483.5MHzの電波信号を受信するようにしたものであるが、これに限るものではない。例えば、ブルートゥースについては、周波数が非常に高いことからアンテナエレメントの長さが約60mmでよいことになるため、プリント基板の導体パターンやリード線などで形成した個別のアンテナを設けるようにしてもよい。この場合、ブルートゥース送信回路30は、この個別のアンテナに接続されることになる。
(2)上記実施形態では、同調回路選択スイッチ16は、第1の同調回路選択スイッチ44と第2の同調回路選択スイッチ46とを備えているが、これに限るものではない。例えば、同調回路14と高周波増幅回路18との間に配設された第2の同調回路選択スイッチ46のみであってもよい。この場合、アンテナ12は各同調回路に常に接続された状態となる。
(3)上記実施形態では、高周波増幅回路18は、同調回路14の後段側に配設されているが、これに限るものではない。例えば、高周波増幅回路18を同調回路14の前段側に配設するようにすることもできる。
(4)上記実施形態では、復調回路26をDSP(Digital Signal Processor)を応用して形成されるDAB専用の復調回路とブルートゥース専用の復調回路を個別に構成するようにしているが、これに限るものではない。例えば、1つのDSP(Digital Signal Processor)を用いてソフトウエアを切り換えることによりDABの復調回路とブルートゥースの復調回路の両方の機能を持たせるようにすることもできる。
(5)上記実施形態では、通信規格の異なる電波信号として、DABとブルートゥースとを受信するようにしているが、これに限るものではない。例えば、DABの電波信号と、ブルートゥース以外の通信規格の電波信号とを受信し得るようにしてもよいし、ブルートゥースの電波信号と、DAB以外の通信規格の電波信号とを受信し得るようにしてもよい。また、DABとブルートゥースとを含まない組み合わせであってもよい。さらには、その組み合わせは、2つ通信規格の異なる電波信号に限らず、3つ以上の通信規格の異なる電波信号であってもよい。
(6)上記実施形態では、受信チャンネル切り換え動作中においても、すべての回路が動作するものを前提としているが、これに限るものではない。例えば、ミュート回路を設けておき、受信チャンネル切り換え動作中は、ミュート回路が作動されることで音声が遮断されるようにすることもできる。
(7)上記実施形態では、受信装置10の受信動作の一例として、最初にDABのBandIIIの電波信号を受信し、次にDABのL-Bandの電波信号を受信し、最後にブルートゥースの電波信号を受信するようにしているが、これに限るものではない。例えば、最初に、DABのL-Bandの電波信号を受信するようにしてもよいし、ブルートゥースの電波信号を受信するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、受信装置10の受信動作の一例として、周波数の低い受信チャンネルから周波数の高い受信チャンネルへと切り換えるようにしているが、これに限るものではない。例えば、周波数の高い受信チャンネルから周波数の低い受信チャンネルへと切り換えるようにすることもできる。
(9)上記実施形態では、受信装置10の受信動作の一例として、通信規格の異なる電波信号のチャンネル番号や周波数などの送信情報を予め送信情報記憶部70に記憶させ、その後で送信情報記憶部70から送信情報を読み出して送信内容を受信するための選局動作を行うようにしているが、これに限るものではない。例えば、予め送信情報を送信情報記憶部70に記憶させることなく、通信規格の異なる電波信号について最初から送信内容を受信するための選局動作を行うようにすることもできる。
(10)上記実施形態では、復調回路選択スイッチ62が3つの切換接点62b、62c、62dを有するものであるが、これに限るものではない。例えば、復調回路選択スイッチ62は、2つの切換接点62b、62cしか有しないものであってもよい。この場合、同調回路選択スイッチ16が切換接点46bから切換接点46cに切り換えられるとき、復調回路選択スイッチ62は切換動作を実行しないようにすればよい。要は、同調回路14が通信規格の異なる電波信号を受信するために切り換えられる場合、復調回路26についても当該通信規格の異なる電波信号を受信するために切り換えられる構成とされておればよい。
(11)上記実施形態では、識別情報記憶部68及び送信情報記憶部70を個別に設けているが、これに限るものではない。例えば、識別情報記憶部68及び送信情報記憶部70を同一の記憶部に記憶領域を分けることで設定することもできる。
(12)上記実施形態では、特に言及していないが、全体の回路あるいは一部の回路を1つのモジュールとして構成することができる。
本考案の一実施形態に係る受信装置の基本構成を示すブロック図である。 図1に示す受信装置の受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す受信装置の受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す受信装置の受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す受信装置の受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す受信装置の受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す受信装置の受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 受信装置
12 アンテナ
14 同調回路
16 同調回路選択スイッチ
26 復調回路
32 制御部
38 第1の同調回路
40 第2の同調回路
42 第3の同調回路
44 第1の同調回路選択スイッチ
46 第2の同調回路選択スイッチ
58 第1の復調回路
60 第2の復調回路
68 識別情報記憶部
70 送信情報記憶部
76 回路選択スイッチ制御部
78 選択判別部
80 選局制御部
82 選局判別部
84 情報判別部
86 記憶判別部
90 受信制御部

Claims (5)

  1. 通信規格の異なる電波信号を受信可能で局部発信回路の発振周波数を選択的に設定変更することで受信チャンネルを切り換える受信装置であって、アンテナを介して受信した通信規格の異なる電波信号に対応する複数の同調回路と、受信した電波信号の通信規格に対応して前記複数の同調回路のうちの1の同調回路を選択する同調回路選択スイッチと、受信した通信規格の異なる電波信号に対応する複数の復調回路と、受信した電波信号の通信規格に対応して前記複数の復調回路のうちの1の復調回路を選択する復調回路選択スイッチと、前記同調回路選択スイッチ及び前記復調回路選択スイッチの切換動作を制御する回路選択スイッチ制御部と、通信規格の異なる電波信号の受信チャンネルを前記選択された同調回路に対応して設定されたステップ周波数単位で切り換える選局制御部とを備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 前記同調回路選択スイッチにより何れの同調回路が選択されたかを識別する識別情報を記憶する識別情報記憶部と、この識別情報記憶部に記憶されている識別情報に基づいて前記同調回路選択スイッチにより何れの同調回路が選択されたかを判別する選択判別部とを備え、前記選局制御部は前記選択判別部で判別された同調回路に対応して受信チャンネルを切り換えるものであることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記選局制御部により切り換えられた受信チャンネルに電波信号に関連する送信情報が存在するか否かを判別する情報判別部と、前記情報判別部により送信情報が存在すると判別された場合に当該送信情報を記憶する送信情報記憶部とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の受信装置。
  4. 前記送信情報記憶部に送信情報が記憶されているか否かを判別する記憶判別部と、この記憶判別部により送信情報が記憶されていると判別された場合に前記回路選択スイッチ制御部により前記同調回路選択スイッチ及び前記復調回路選択スイッチを動作させると共に、前記選局制御部により前記送信情報に対応する電波信号を受信するようにする受信制御部とを備えたことを特徴とする請求項3記載の受信装置。
  5. 前記通信規格の異なる電波信号は、デジタルラジオ放送システム及び短距離通信に適したデジタル通信システムにおけるものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の受信装置。
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