JP3567194B2 - 耐低温衝撃性プロピレン重合体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、A)融点が125℃〜165℃およびガラス転移温度が−10℃より高い部分結晶プロピレン単独重合体、および
B) 融点が130℃未満およびガラス転移温度が−10℃またはそれより低い部分結晶プロピレン単独重合体、またはガラス転移温度が−10℃またはそれより低い非結晶化プロピレン単独重合体を含有するプロピレン重合体に関する。
【0002】
さらに、本発明は上記のプロピレン重合体の製造方法、繊維、シートおよび成形体を製造するためのその使用、ならびにそれから得られるプロピレン重合体の繊維、シートおよび成形体に関する。
【0003】
【従来の技術】
独国特許出願公開第3827565号および同第4001157号には、硬質ホモポリプロピレン母材およびエチレン−プロピレン−エラストマーからなる耐低温衝撃性プロピレン重合体が記載されている。ホモポリプロピレン母材およびエチレン−プロピレン−エラストマーは異なる重合単位で製造され、続いて押出機で混合されるか、または反応器カスケードを用い、第1反応帯域でホモポリプロピレン母材を製造し、次いで第2反応帯域、場合によりそれ以上の反応帯域でエチレン−プロピレン−エラストマーをさらに重合する。このような製造方法は欧州特許出願公開第433990号および独国特許出願公開第4130429号に記載されている。しかしながら、この方法は2種の異なるモノマーを使用することにより、反応操作を個々の反応帯域で連続的に調和させねばならず、また一反応帯域から他反応帯域への移送が制御技術的に困難であり技術的に費用がかかるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は上記の欠点を解決し、かつ僅かな処理技術上の費用で製造できる耐低温衝撃性プロピレン重合体を自由に使用可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
初めに定義したプロピレン重合体、さらにこのプロピレン重合体を製造する方法、繊維、シートおよび成形体を製造するためのその使用、ならびにそれから得られるプロピレン重合体の繊維、シートおよび成形体を見出した。
【0006】
本発明のプロピレン重合体の製造は成分AおよびBをブラベンダー混合機、混練機または押出機のような通常の装置で混合することにより行われる。しかしながら、本発明のプロピレン重合体の製造は単一の反応帯域で2つの異なる触媒組成物の存在下に行うことが好ましい。2種の異なるプロピレン単独重合体AおよびBは2つの異なる触媒組成物でプロピレンを重合することにより得られる。
【0007】
部分結晶プロピレン単独重合体Aの製造に適当な触媒組成物は例えばチーグラー−ナッタ触媒である。
【0008】
これは、とりわけ、チタン含有固体成分のほかに共触媒を含有する。共触媒としてはアルミニウム化合物が挙げられる。このアルミニウム化合物のほかに、共触媒のその他成分として電子供与化合物を用いるのが好ましい。重合は従来一般に重合反応に用いられている反応機により、好ましくは気相で行われる。
【0009】
チタン含有固体成分の製造のためには、チタン化合物として一般に3価または4価のチタンのハロゲン化物またはアルコラートが用いられ、チタンの塩化物、特に四塩化チタンが好ましく用いられる。有利には、チタン含有固体成分は微細担体を含有し、酸化ケイ素および酸化アルミニウム、ならびに分子式SiO2 ・aAl2 O3 (aは0.001〜2、特に0.01〜0.5の値である)のケイ酸アルミニウムが良好であることがわかった。その他の担体としては、とりわけ微細ポリオレフィン、例えば微細ポリプロピレンがある。
【0010】
さらに、チタン含有固体成分の製造において、とりわけマグネシウム化合物が用いられる。このような化合物として、特にハロゲン化マグネシウム、アルキルマグネシウムおよびアリールマグネシウム、ならびにマグネシウムアルコキシ化合物およびマグネシウムアリールオキシ化合物が挙げられ、二塩化マグネシウム、二臭化マグネシウムおよびマグネシウムジ−(C1 〜C10−アルキル)−化合物が好ましく用いられる。それと同時に、チタン含有固体成分はハロゲン、好ましくは塩素または臭素を含有する。
【0011】
さらに、チタン含有固体成分は電子供与化合物、例えば単官能性または多官能性カルボン酸、無水カルボン酸およびカルボン酸エステル、さらにケトン、エーテル、アルコール、ラクトン、ならびに有機燐化合物および有機ケイ素化合物を含有する。好ましくは、チタン含有固体成分内の電子供与化合物として、一般式IIIのフタル酸誘導体が用いられる。
【0012】
【化1】
式中、X1 およびY1 はそれぞれ塩素原子またはC1 〜C10−アルコキシ基または共有して酸素を表す。特に好ましい電子供与化合物は、X1 およびY1 がC1 〜C8 −アルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシまたはブトキシ基であるフタル酸エステルである。
【0013】
さらに好ましいチタン含有固体成分内電子供与化合物は、とりわけ3員または4員の、場合により置換されたシクロアルキル−1,2−ジカルボン酸のジエステル、ならびに場合により置換されたベンゾフェノン−2−カルボン酸のモノエステルである。
【0014】
このようなエステルにおいて、ヒドロキシ化合物としてはエステル化反応に通常用いられるアルコール、とりわけ、それ自体C1 〜C10−アルキル基を有することができるC1 〜C15−アルカノール、C5 〜C7 −シクロアルカノール、さらにC6 〜C10−フェノールが用いられる。
【0015】
チタン含有固体成分は公知の方法に従って製造される。この例としては、とりわけ欧州特許出願公開第45975号、同第45977号、同86473号、同第171200号、英国特許出願公開第2111066号および米国特許第4857613号に記載されている。
【0016】
このよにして得られたチタン含有固体成分は共触媒とともにチーグラー−ナッタ触媒組成物として使用される。共触媒としては、アルミニウム化合物およびさらに電子供与化合物が挙げられる。
【0017】
共触媒として適当なアルミニウム化合物はトリアルキルアルミニウムのほかにアルキル基をアルコキシ基またはハロゲン原子、例えば塩素または臭素によって代替した化合物もある。アルキル基がそれぞれ1〜8個の炭素原子を有するトリアルキルアルミニウム化合物、例えばトリメチル−、トリエチル−またはメチルジエチルアルミニウムが好ましく用いられる。
【0018】
アルミニウム化合物のほかにさらに共触媒として電子供与化合物、例えば単官能性または多官能性カルボン酸、無水カルボン酸およびカルボン酸エステル、さらにケトン、エーテル、アルコール、ラクトン、ならびに有機燐化合物および有機ケイ素化合物が好ましく用いられる。好ましい電子供与化合物は一般式IVの有機ケイ素化合物である。
【0019】
R14 p Si(OR15)4−p IV
式中、R14は同じかまたは異なり、C1 〜C20−アルキル基、それ自体C1 〜C10−アルキル基を有することができる5〜7員のシクロアルキル基またはC6 〜C20−アリールもしくはC7 〜C40−アリールアルキル基を意味し、R15は同じかまたは異なり、C1 〜C20−アルキル基を意味し、p は1、2または3である。R14がC1 〜C8 −アルキル基または5〜7員のシクロアルキル基、ならびにR15がC1 〜C4 −アルキル基を意味し、p が1または2である化合物が特に好ましい。
【0020】
このような化合物では、特にジメトキシジイソプロピルシラン、ジメトキシイソブチルイソプロピルシラン、ジメトキシジイソブチルシラン、ジメトキシジシクロペンチルシラン、ジエトキシイソブチルイソプロピルシランおよびジメトキシイソプロピルsek.ブチルシランが際立っている。
【0021】
アルミニウム化合物のアルミニウムとチタン含有固体成分のチタンとの原子比が10:1〜800:1、特に20:1〜200:1であり、かつアルミニウム化合物と共触媒として使用した電子供与化合物とのモル比が1:1〜100:1、特に2:1〜80:1である触媒組成物を用いるのが好ましい。個々の触媒構成成分は任意の順で個別にまたは2成分混合物として重合系に添加される。
【0022】
部分結晶プロピレン単独重合体Aを製造するためのさらに適当な触媒組成物は、活性成分として、以下に示す式IおよびIIで表される錯体とは異なる元素周期律表の第4族または第5族の金属のメタロセン錯体および酸化アルミニウム化合物オリゴマーを含有する触媒組成物である。チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタルのメタロセン錯体が好ましい。金属原子がπ結合により不飽和環状炭化水素基、例えばシクロペンタジエニル−、フルオレニル−またはインデニル基と結合する錯体化合物が好ましく用いられる。さらに、好ましく用いられる錯体化合物は金属がその他の配位子、特にフッ素、塩素、臭素および沃素またはC1 〜C10−アルキル、例えばメチル、エチル、プロピルもしくはブチル基と結合していることを特徴とするものである。
【0023】
特に適当なメタロセン錯体は次の一般式Vにより特徴づけられる。
【0024】
【化2】
式中、置換基は次の意味である。
【0025】
【0026】
【化3】
【0027】
式Vの化合物については次の置換基のものが特に適当である。
【0028】
【0029】
特に適当な錯体の例としてとりわけ次のものが挙げられる。
【0030】
ジメチルシランジイルビス(シクロペンタジエニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(インデニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(テトラヒドロインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(シクロペンタジエニル)−ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(インデニル)−ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(テトラヒドロインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(−2−メチルインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(−2−メチルインデニル)−ハフニウムジクロリド、
エチレンビス(−2−メチルベンズインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(−2−メチルベンズインデニル)−ハフニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−3−tert.ブチル−5−メチルシクロペンタジエニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−3−tert.ブチル−5−エチルシクロペンタジエニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−3−tert.ブチル−5−メチルシクロペンタジエニル)−ジメチルジルコニウム、
ジメチルシランジイルビス(−2−メチルインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−2−イソプロピルインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−2−tert.ブチルインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジエチルシランジイルビス(−2−メチルインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−2−メチル−5−メチルシクロペンタジエニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−2−エチル−5−イソプロピルシクロペンタジエニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−2−メチルベンズインデニル)−ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(−2−メチルインデニル)−ハフニウムジクロリドおよび
イソプロピリデンシクロペンタジエニルフルオレニルジルコニウムジクロリド。
【0031】
このような錯体化合物の合成は自体公知の方法に従って行うことができ、相応する置換環状炭化水素陰イオンとチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタルのハロゲン化物との反応が好ましく用いられる。相当する製造法の例は、とりわけ、ジャーナル オブ オルガノメタリック ケミストリ、369巻(1989年)、359〜370頁に記載される。
【0032】
メタロセン錯体は陽イオン形態でも存在でき、例えば欧州特許出願公開第277003号および同第277004号に記載されている。また、μ−オキソ−ビス−(クロロビスシクロペンタジエニル)−ジルコニウムもメタロセン錯体として用いることができる。
【0033】
使用される触媒組成物はメタロセン錯体のほかに酸化アルミニウム化合物オリゴマーを含有する。例えば一般式VIまたはVIIの開鎖または環状アルムオキサン化合物が適当である。
【0034】
【化4】
式中、R30はC1 〜C4 アルキル基、好ましくはメチルまたはエチル基であり、qは5〜30の整数、好ましくは10〜25である。
【0035】
このようなアルムオキサン化合物オリゴマーの製造は通常トリアルキルアルミニウムの溶液と水との反応により行われ、とりわけ欧州特許出願公開第284708号および米国特許第4794096号に記載されている。
【0036】
このようにして得られるアルムオキサン化合物オリゴマーは大抵異なった長さの線状および環状の両鎖状分子の混合物として存在する。そこでqは平均値とみなされる。
【0037】
アルムオキサン化合物は他の金属アルキル、好ましくはアルミニウムアルキルとの混合物としても存在しうる。元素周期律表の第4族または第5族の金属の錯体化合物およびアルムオキサン化合物オリゴマーを、アルムオキサン化合物オリゴマーのアルミニウムと元素周期律表の第4族または第5族の錯体化合物の遷移金属との原子比を10:1〜106:1、好ましくは10:1〜104:1の範囲にある量で使用するのが有利であるとわかった。
【0038】
このような触媒組成物の溶媒としては、通常の芳香族炭化水素、好ましくは6〜20個の炭素原子を有するもの、特にキシロールおよびトルオールならびにそれらの混合物が用いられる。
【0039】
さらに、担持されたメタロセン錯体も用いることができる。適当な担体物質は例えばケイ酸ゲル、好ましくはaが0〜2、特に0〜0.5の範囲にある数である式SiO2 ・aAl2 O3 のものである。おもに、アルミノシリケートまたは二酸化ケイ素である。担体は粒子直径が1〜200μm、特に30〜80μmの範囲のものが好ましい。このような製品は例えばFirma Grace社のシリカゲル332として市場で入手できる。
【0040】
プロピレン単独重合体Bの製造用の触媒組成物としては、活性構成成分として一般式IまたはIIのメタロセン錯体を含有するものが適当である。
【0041】
【化5】
式中、
M1 元素周期律表の第4族、第5族または第6族の金属、
R1およびR2 同じかまたは異なり、水素原子、C1〜C10−アルキル基、C1〜C10−アルコキシ基、C6〜C10−アリール基、C6〜C10−アリールオキシ基、C2〜C10−アルケニル基、C7〜C40−アリールアルキル基、C7〜C40−アルキルアリール基、C8〜C40−アリールアルケニル基またはハロゲン原子、
R3およびR4 同じかまたは異なり、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1〜C10−アルキル基、C6〜C10−アリール基、−NR2 10、−SR10、−OSiR3 10、−SiR3 10または−PR2 10基であり、R10はハロゲン原子、C1〜C10−アルキル基またはC6〜C10−アリール基、
R5およびR6 同じかまたは異なり、R5およびR6が水素でないことの条件でR3およびR4で記した意味を表し、
R7
【0042】
【化6】
【0043】
アルキルは直鎖状または分枝状アルキルである。ハロゲン(ハロゲン化)はフッ素、塩素、臭素または沃素、好ましくはフッ素または塩素である。
【0044】
一般式IおよびIIの好ましい化合物ならびにそれらの製造法は欧州特許出願公開第537686号に記載されている。
【0045】
一般式IおよびIIのメタロセン錯体のほかに用いる触媒組成物は前述の一般式VIまたはVIIの酸化アルミニウム化合物オリゴマーを含有する。活性構成成分の量比については、プロピレン単独重合体Aの製造の際に記述したことが当てはまる。一般式IおよびIIのメタロセン錯体は場合により担持された形で用いることができ、プロピレン単独重合体Aの製造の際と同様または同等な担体が好ましい。
【0046】
本発明のプロピレン重合体の製造は懸濁液中、液体モノマー、不活性溶媒で、特にガス相において行うことができる。重合条件は非臨界的であり、例えば圧力が0.5〜3000バール、好ましくは1〜80バール、温度が−50〜+300℃、好ましくは−20〜100℃で行うのが適当であるとわかった。形成された重合体の平均分子量は重合技術で通常行われている方法、例えば反応温度の変更または水もしくはC2 〜C8 −アルケン−1のような調節剤の導入により制御することができ、そこで本発明のプロピレン重合体では、C2 〜C8 −アルケン−1の0.5重量%以下、特に0.2重量%以下の少量を見出すことができる。
【0047】
本発明のプロピレン重合体に導く好ましい方法により、個々の触媒組成物はそれぞれの重合活性に対応して所望する重合体組成を形成するような量比において使用される。
【0048】
本発明のプロピレン重合体は成分Aを好ましくは30〜95重量%の量でかつ成分Bを好ましくは5〜70重量%の量で含有する。
【0049】
好ましいプロピレン単独重合体Aは135〜165℃の範囲の融点および−5℃より高いガラス転移温度を有する。
【0050】
好ましいプロピレン単独重合体Bは部分結晶体で、125℃未満の融点および−15℃より低いガラス転移温度を有する。
【0051】
本発明のプロピレン重合体は調和した特性、特に良好な耐低温衝撃性において優れている。製法技術上の利点はモノマーの添加によって、同様に本発明のプロピレン重合体の製法を一反応帯域において実施できることによってもたらされる。本発明のプロピレン重合体は加工性が良好であり、多くの分野で利用でき、かつ特に繊維、シートおよび成形体の製造に適する。
【0052】
【実施例】
実施例1
1.1 担体物質の製造
200mlヘプタン中20.2gケイ酸ゲル(Fa.Grace社のSG332、粒子直径20〜45μm)の懸濁液に、48mlヘプタン中6.4gトリエチルアルミニウムの溶液56mlを室温で30分間に滴下した。温度は44℃に上昇した。18時間室温で攪拌した後、濾過し、それぞれ30mlのヘプタンで2回、それぞれ30mlのペンタンで2回洗浄し、次いで油ポンプを用いて真空乾燥した。
【0053】
1.2 担持触媒組成物の製造
30mlトルオール、40μmolジメチルシランジイルビス(2−メチルベンゾ[エ]インデニル)ジルコンジクロリド(a*)および25μmolラセミ[1,2−エタンジイルビス{1−(4,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)}]ジルコンジクロリド(b*)からなる溶液に、メチルアルムオキサンのトルオール(1.53mol、Fa.Witco社)溶液17ml(c*)を加え、15分攪拌した。続いて1.1で製造した担体物質の5gを添加し、さらに30分攪拌した。最後にその溶媒を室温で4時間油ポンプで真空にし除去した。2種のメタロセン触媒組成物からなる良好なさらさらした触媒粉末を得た。
【0054】
1.3 重合
乾燥し、窒素パージした10リッターのオートクレーブに20gポリプロピレン粗粒および12mlトリエチルアルミニウム(ヘプタンの1モル溶液)を順に供給し、15分攪拌した。次いで、1.2で製造した担体触媒1.5gを窒素向流において反応器に充填し、蓋をした。350rpmの攪拌回転数で、70℃に加熱し、同時に内圧をプロピレンを供給して段階的に28バールの最終圧に高めた。続いて、1.5時間重合し、その際自動圧力制御により新しいプロピレンを追加導入した。反応終了後、10分間で大気圧に下げ、2種の異なるプロピレン単独重合体からなる生成重合体を窒素流中で取り出した。対応する重合結果を表に示す。
【0055】
実施例2
2.1 式(II)のメタロセン含有触媒組成物
実施例1.2に記載の方法に相応して、60μmolのラセミ[1,2−エタンジイルビス{1−(4,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)}]ジルコンジクロリド(29mg)および16ml(24mmol)のメチルアルムオキサンの1.53molトルオール溶液を用いた。
【0056】
2.2 チーグラー−ナッタ触媒組成物
20gSiO2 (粒子直径20〜45μmのFirma Grace社製 ”SG332”)を200mlのn−ヘプタンに懸濁し、20℃で25.33mlのn−ブチル−n−オクチル−マグネシウムを混入した。この懸濁液を還流するまで加熱し、30分間還流させた。次いで、懸濁液を室温に冷却した後、先ず60℃で2時間、過剰のHClを用いて塩素化し、その後室温で19.41mlのエタノールを追加した。この混合物をまず初めに30分間還流し、再度25℃に冷却後17.07mlの四塩化チタンを混入し、次いで再度60℃に加熱して、この温度で2.94mlのジ−n−ブチルフタル酸エステルを加えた。この混合物を1時間還流させた。生成した懸濁液を濾過し、160mlのエチルベンゾールで洗浄した。乾燥後、29.2gの触媒前駆体を得た。
【0057】
得られた触媒前駆体を加熱可能な抽出フリットで攪拌下に60分間450mlエチルベンゾールおよび50ml四塩化チタンからなる混合物を用いて125℃の外套温度で抽出した。次いで、触媒をそれぞれ120mlのn−ヘキサンで3回、120mlのn−ペンタンで1回洗浄し、窒素流で乾燥した。触媒は2.0重量%のマグネシウムを含有した。
【0058】
その後、チタン含有固体成分を予備重合に従わせ、次いで不活性化した。そのために、攪拌機を備えた1リッターのガラスオートクレーブに、700mlのn−ヘプタンを予め入れ、その反応容器を内部温度5℃に冷却した。溶媒に47.4mlのトリエチルアルミニウム(1.0molヘプタン溶液として)および6.26mlのジメトキシイソブチルイソプロピルシラン(1.0ヘプタン溶液として)を添加した。次いで、製造したチタン含有固体成分20gを加えた。それから、攪拌下にガス状プロピレン(流量:40リッター/時間)を導入管を通して連続的に1バールの圧力で導入した。プロピレン供給の間内部温度を5℃と20℃の間に保った。プロピレン供給後、ガス状の乾燥CO2 (流量:1バールの圧力で14.5リッター/時間)を攪拌下、導入管を通して触媒懸濁液中に1時間連続的に導入した。その結果、重合活性触媒懸濁液は不活性化された。
【0059】
1重量部の触媒固体に3.1重量部のポリプロピレンを含有する固体90gを得た。
【0060】
ここで得られた固体物質はチーグラー−ナッタ触媒組成物であった。
2.3 重合
実施例1.3と同様に、反応帯域に1.3gの実施例2.2により製造したチーグラー−ナッタ触媒組成物および0.5gの実施例2.1に記載のメタロセン含有触媒組成物を存在させてプロピレンの重合を行った。対応する重合結果を表に示す。
【0061】
実施例3
3.1 担持触媒組成物の製造
1.2に記載の方法と同様に、25μmolラセミ[1,2−エタンジイルビス{1−(4,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)}]ジルコンジクロリド(d*)を20mlのトルオールに溶解し、6.5ml(e*)のメチルアルムオキサンのトルオール(1.53mol、Fa.Witco社)溶液に添加し、15分間攪拌した。続いて、5gの2.2で製造したチーグラー−ナッタ触媒系に加え、さらに30分間攪拌した。最後にその溶媒を室温で4時間油ポンプで真空にて除去した。チーグラー−ナッタ触媒組成物およびメタロセン触媒組成物からなる良好なさらさらした触媒粉末を得た。
【0062】
3.2 重合
1.5gの3.1で製造した担体触媒を用い、1.3に記載の方法と同様にして重合を行った。対応する重合結果を表に示す。
【0063】
得られたプロピレン重合体の融点およびガラス転移温度をDSC測定法(10℃/1分昇温速度)により測定した。全ての試料について、それぞれ2つの融点および2つのガラス転移温度を求め、それぞれ2つの成分AおよびBに関連づけることができた。
【0064】
GモジュラスをDIN53445により、シャルピー衝撃強度anをDIN53453により測定した。
【0065】
生産性[g/g触媒・時間]は触媒の総量、つまり2つの異なる触媒組成物の合計量を基準とする。
【0066】
TREF(温度上昇溶離分別法)による分離法をプロピレン単独重合体A[チーグラー−ナッタ触媒組成物、または式IまたはIIとは異なるメタロセン含有触媒組成物で形成される]の割合およびプロピレン単独重合体B[式IまたはIIのメタロセン含有触媒組成物で形成される]の割合を求めるために用いた。この目的のために、キシロールを使用し、異なる上昇温度で全プロピレン重合体から画分を溶離した。80℃で得られた画分はプロピレン単独重合体Bに相当し、100℃および130℃で溶離した全画分はプロピレン単独重合体Aに相当した(米国特許第5030713号;L.Wild”Advances in Polymer Science”98巻、1〜47頁、1990年)。
【0067】
【表1】
なお、実施例において、a*、b*、c*、d*およびe*は以下の意味を有する。
【0068】
【外1】
Claims (9)
- A)融点が125℃〜165℃およびガラス転移温度が−10℃より高い部分結晶プロピレン単独重合体、および、
B)融点が130℃未満およびガラス転移温度が−10℃またはそれより低い部分結晶プロピレン単独重合体、またはガラス転移温度が−10℃またはそれより低い非結晶化プロピレン単独重合体、
を含有するプロピレン重合体。 - プロピレン重合体の総量に対して30〜95質量%の前記プロピレン単独重合体A)と、
プロピレン重合体の総量に対して5〜70質量%の前記プロピレン単独重合体B)と、
を含有していることを特徴とする、請求項1に記載のプロピレン重合体。 - 前記プロピレン単独重合体B)を、活性構成成分として、一般式IまたはII
{式中、M 1 は、元素周期律表の第4族、第5族または第6族の金属を表し、
R 1 およびR 2 は、同じかまたは異なり、それぞれ、水素原子、C 1 〜C 10 −アルキル基、C 1 〜C 10 −アルコキシ基、C 6 〜C 10 −アリール基、C 6 〜C 10 −アリールオキシ基、C 2 〜C 10 −アルケニル基、C 7 〜C 40 −アリールアルキル基、C 7 〜C 40 −アルキルアリール基、C 8 〜C 40 −アリールアルケニル基またはハロゲン原子を表し、
R 3 およびR 4 は、同じかまたは異なり、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC 1 〜C 10 −アルキル基、C 6 〜C 10 −アリール基、−NR 2 10 、−SR 10 、−OSiR 3 10 、−SiR 3 10 または−PR 2 10 基(但し、R 10 は、ハロゲン原子、C 1 〜C 10 −アルキル基またはC 6 〜C 10 −アリール基を意味する。)を表し、
R 5 およびR 6 は、同じかまたは異なり、それぞれ、R 5 およびR 6 が水素でないことの条件でR 3 およびR 4 で記した意味を表し、
R 7 は、
(式中、R 11 、R 12 およびR 13 は、同じかまたは異なり、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、C 1 〜C 10 −アルキル基、C 1 〜C 10 −フルオルアルキル基、C 6 〜C 10 −アリール基、C 6 〜C 10 −フルオルアリール基、C 1 〜C 10 アルコキシ基、C 2 〜C 10 −アルケニル基、C 7 〜C 40 −アリールアルキル基、C 8 〜C 40 −アリールアルケニル基、C 7 〜C 40 −アルキルアリール基を表し、または、
R 11 およびR 12 、またはR 11 およびR 13 は、それぞれ、それらに結合する原子とともに環を形成し、
M 2 は、ケイ素、ゲルマニウムまたはスズを表す。)、
を表し、
R 8 およびR 9 は、同じかまたは異なり、それぞれR 11 で記した意味を表し、
mおよびnは、同じかまたは異なり、それぞれ、0、1または2であり、m+nは0、1または2である。}、
で表されるメタロセン錯体および酸化アルミニウム化合物オリゴマーを含有する触媒組成物を使用して製造する、
ことによって得られることを特徴とする、請求項1または2に記載のプロピレン重合体。 - 前記プロピレン単独重合体A)を、チーグラーナッタ触媒を使用して製造する、
ことによって得られることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のプロピレン重合体。 - 前記プロピレン単独重合体A)を、活性構成成分として、前記一般式IおよびIIで表されるメタロセン錯体とは異なる元素周期律表の第4族または第5族に属する金属のメタロセン錯体および酸化アルミニウム化合物オリゴマーを含有する触媒組成物を使用して製造する、
ことによって得られることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のプロピレン重合体。 - 請求項1または2に記載のプロピレン重合体の製造方法であって、
請求項1に記載されているプロピレン単独重合体A)とプロピレン単独重合体B)とを、
請求項3に記載されている、一般式IまたはIIで表されるメタロセン錯体および酸化アルミニウム化合物オリゴマーを含有する触媒組成物と、
チーグラーナッタ触媒、または、前記一般式IおよびIIで表されるメタロセン錯体とは異なる元素周期律表の第4族または第5族に属する金属のメタロセン錯体および酸化アルミニウム化合物オリゴマーを含有する触媒組成物と、
からなる2つの異なる触媒組成物の存在下で単一の反応帯域で同時に製造することを特 徴とする方法。 - 気相で行なうことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のプロピレン重合体を使用して繊維、シート、または成形体を製造する方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のプロピレン重合体を主成分として得られた繊維、シート、または成形体。
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