JP4245667B2 - アルカ−1−エンを重合させるための担持触媒組成物 - Google Patents

アルカ−1−エンを重合させるための担持触媒組成物 Download PDF

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Description

本発明は、A)有機又は無機の担体、
B)少なくとも1種のメタロセン錯体、
C)オリゴマー性酸化アルミニウム化合物、及び
D)少なくとも1種の、式I:
Figure 0004245667
で表されるホウ素化合物、又は
式II:
Figure 0004245667
で表される環式ホウ素化合物、又は
化合物I及びIIの混合物
[上記式I及びIIにおいて、
1〜R4が、それぞれ置換基としてハロゲン原子、C6〜C15アリール及び/又はC1〜C10アルコキシを有していても良いC1〜C20アルキル、
置換基としてハロゲン原子、C1〜C10アルキル及び/又はC1〜C10アルコキシを有していても良いC4〜C7シクロアルキル、
置換基としてハロゲン原子、C1〜C10アルキル及び/又はC6〜C15アリールを有していても良いC1〜C10アルコキシ又はアルキルスルフィド、
置換基としてハロゲン原子、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C4〜C10シクロアルキル、C6〜C15アリール、C1〜C10アルケニル、アミノ、モノアルキルアミノ若しくはジアルキルアミノ、ニトロ、ホルミル、アセトアミド、及び/又はC1〜C10アルコキシを有していても良いC6〜C15アリール、
1個〜3個の酸素、硫黄及び/又は窒素原子を環に有し、且つ置換基としてハロゲン原子、C1〜C10アルキル及び/又はC6〜C15アリールを有していても良い飽和若しくは不飽和のC3〜C15複素環、
を表し、
さらに上記に定義されたR1〜R4が、付加的に1個〜3個の別のB(OR’)(OR”)基、或いはR1〜R4が芳香族環を含む場合、これがメタロセン組成物の一部であり、
上記R’及びR”が、同一又は異なってもよく、それぞれ水素又はC1〜C10アルキルを表す。]
を含むC2〜C12アルカ−1−エンを重合させるための触媒組成物に関する。
本発明は、更に、このような触媒組成物を製造する方法、C2〜C12アルカ−1−エンの重合体(ポリマー)の製造へのこのような触媒組成物の使用、これらの触媒組成物を用いてポリマーを製造する方法、こうして得られるポリマー、及びフィルム、繊維及び成形体を製造するためにポリマーの使用に関する。
メタロセン触媒を、アルカ−1−エンの懸濁又は気相法による重合に使用できるように、それらは担持形態でなければならない。オリゴマー性酸化アルミニウム化合物、例えばメチルアルミノキサン(MAO)で活性化されたメタロセンを担体に適用する方法が、例えばEP−A206794,EP−A250600及びWO95/07939に記載されている。
こうして得られる担持触媒組成物は、懸濁状態(DE−A4344672)又は気相法(EP−A323716)で使用することができる。しかしながら、高い生産性を約束するためには、これらの触媒組成物は高価なメチルアルミノキサンを高含有量で有する必要がある。このような経済的不利は別にしても、高いアルミノキサン含有量により、ポリマー生成物中のアルミニウム残渣の含有量が高くなり、加工時への悪影響があること、或いはポリマーを精製するために複雑な工程が必要となることにもなる。
WO93/16116には、プロピレンの溶液重合に添加剤として環式ホウ素−酸素化合物を使用することが記載されている。これらの化合物の添加により、メタロセン/MAO触媒組成物の活性を3倍にすることができる。
アルミノキサンとボロキサン(boroxane)とを反応させる固体助触媒の製造が、EP−A612753及びUS−A5411925に記載されている。US−A5480848には、酸のH原子の無い有機ホウ素と、アルミノキサンを反応させ類似の固体触媒を製造する方法を教示している。ボロキサン含有助触媒はまたEP−A683179に記載されている。さらにまた、ホウ酸を類似の助触媒を得るために使用することもできる(US−A5414180及びUS−A5449650)。
しかしながら、これらの文献には、不活性材料に担持された触媒組成物を用いる重合について何等述べられていない。それにも拘わらず、担持触媒組成物の性質は、当該技術者に知られているように、溶液における性質とは屡々かけ離れたものである。それは、製造されたポリマーのモルホロジーが適当な担体材料の選択により正確に設定することができ、そしてこれらの触媒組成物を、懸濁又は気相法等の粒子形成法において使用した場合に大きな利点をもたらすとの挙動によるものである。
本発明の目的は、高い生産性をもたらす、アルカ−1−エンの重合のための不活性材料で担持された触媒組成物を開発することにある。このような組成物は、反応器の汚染が無く、例えば攪拌機及び反応器壁の付着物が無く、良好なモルホロジーを有するポリマーを与える。
本発明者等は、上記目的が、C2〜C12アルカ−1−エンを重合させるための冒頭に定義した触媒組成物により達成されることを見出した。また、本発明者等は、これの製造方法、C2〜C12アルカ−1−エンのポリマー(重合体、共重合体)の製造へのこのような触媒組成物の使用、これらの触媒組成物を用いてポリマーを製造する方法、こうして得られるポリマー、及びフィルム、繊維及び成形体を製造するためにポリマーの使用も見出した。
本発明の触媒組成物は、有機又は無機の担体を成分A)として含む。使用される担体材料は、0.1〜1000μmの粒径、好ましくは10〜300μm、特に30〜70μmの粒径を有する微粒子担体であることが好ましい。特定の有機担体材料の例としては、微粒子ポリマー、例えば微粒子ポリエチレン、微粒子ポリプロピレンである。好適な無機の担体材料としては、例えば酸化アルミニウム、二酸化珪素、二酸化チタン又はこれらの混合酸化物、燐酸アルミニウム又は塩化マグネシウムを挙げることができる。式SiO2・aAl23(aが0〜2の範囲、好ましくは0〜0.5である)で表されるシリカゲルを用いることが好ましい。この担体粒子は顆粒状又は噴霧乾燥の微粒状で使用することができる。この種の生成物は市販品、例えばシリカゲル332(Grace社製)又はES70X(Crosfield社製)がある。
担体、即ち成分A)の量は、メタロセン錯体、即ち成分B)に対して50〜99.9重量%の範囲が好ましい。
成分B)として、本発明の触媒組成物は、1種以上のメタロセン錯体を含む。特に有用なメタロセン錯体は式IIIで表されるものである。
Figure 0004245667
[但し、Mが、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ又はタンタル、或いは周期表第III族の遷移元素、或いはランタニドを表し、
Xが、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、アルキルの炭素原子数が1〜10で且つアリールの炭素原子数が6〜20であるアルキルアリール、−OR10又は−NR1011を表し、
nが1、2又は3を表し、且つnがMの原子価から2を引いた値であり;
上記R10及びR11が、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、フルオロアルキル又はフルオロアリール{それぞれアルキルの炭素原子数が1〜10で且つアリールの炭素原子数が6〜20である}を表し、
5〜R9が、水素、C1〜C10アルキル、置換基としてC1〜C10アルキルを有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C6〜C15アリール又はアリールアルキル(但し、隣接する2個の基が合体して、炭素原子数4〜15の飽和又は不飽和環式基を形成しても良い)又はSi(R123を表し、
上記R12が、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル又はC6〜C15アリールを表し、
Zが、X又は
Figure 0004245667
{但し、R13〜R17が、水素、C1〜C10アルキル、置換基としてC1〜C10アルキルを有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C6〜C15アリール又はアリールアルキル(但し、隣接する2個の基が合体して、炭素原子数4〜15の飽和又は不飽和環式基を形成しても良い)又はSi(R183を表し、
上記R18が、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール又はC3〜C10シクロアルキルを表す。}
を表し、
又はR8とZが合体して−R19−A−を形成しても良く、
上記R19が、
Figure 0004245667
=BR20、=AlR20、−Ge−、−Sn−、−O−、−S−、=SO、=SO2、=NR20、=CO、=PR20又は=P(O)R20を表し、
上記R20、R21及びR22が、同一又は異なっていても良く、それぞれ水素、ハロゲン、C1〜C10アルキル、C1〜C10フルオロアルキル、C6〜C10フルオロアリール、C6〜C10アリール、C1〜C10アルコキシ、C2〜C10アルケニル、C7〜C40アリールアルキル、C8〜C40アリールアルケニル又はC7〜C40アルキルアリールを表すか、或いは2個の隣接基がそれらに結合する原子と共に炭素原子数4〜15の飽和若しくは不飽和の環を形成し、
1が、珪素、ゲルマニウム又は錫を表し、
Aが、−O−、−S−、
Figure 0004245667
{但し、R23が、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、C3〜C10シクロアルキル、C7〜C18アルキルアリール又はSi(R243を表し、
上記R24が、水素、C1〜C10アルキル、置換基としてC1〜C4アルキルを有しても良いC6〜C15アリール又はC3〜C10シクロアルキルを表す。}
を表し、
或いはR8及びR16が合体して、−R19−を形成しても良い。]
式IIIのメタロセン錯体の内、好ましいものは下記の化合物IIIa、IIIb、IIIc、IIIdである:
Figure 0004245667
上記基Xは、同一でも、異なっていても良いが、同一であることが好ましい。
式IIIaで表される化合物の中で、特に好ましくは、
Mが、チタン、ジルコニウム又はハフニウムを表し、
Xが、塩素、C1〜C4アルキル又はフェニルを表し、
nが2を表し、そして
5〜R9が、水素又はC1〜C4アルキルを表す場合の化合物である。
式IIIbで表される化合物の中で、特に好ましくは、
Mが、チタン、ジルコニウム又はハフニウムを表し、
Xが、塩素、C1〜C4アルキル又はフェニルを表し、
nが2を表し、
5〜R9が、水素、C1〜C4アルキル又はSi(R123を表し、そして
13〜R17が、水素、C1〜C4アルキル又はSi(R183を表す場合の化合物である。
式IIIbで表される特に好適な化合物は、シクロペンタジエニル基が同一である場合のものである。
特に好ましい化合物の例としては;
ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、及び
ビス(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、そして更に対応するジメチルジルコニウム化合物を挙げることができる。
式IIIcの特に好適な化合物は、
5及びR13が、同一であり、そして水素又はC1〜C10アルキルを表し、
9及びR17が、同一であり、そして水素、又はメチル、エチル、イソプロピル又はtert−ブチルを表し、
7及びR15が、C1〜C4アルキルを表し、そして
6及びR14が、水素を表すか、
又はR6及びR7又はR14及びR15の2個の隣接基が、合体して炭素原子数4〜12の飽和又は不飽和の環式基を形成し、
19が、
Figure 0004245667
を表し、
Mがチタン、ジルコニウム又はハフニウムを表し、そして
Xが塩素、C1〜C4アルキル又はフェニルを表す場合の化合物である。
特に好適な錯体の例としては、
ジメチルシランジイルビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、
エチレンビス(テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジクロリド、
テトラメチルエチレン−9−フルオレニルシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(3−tert−ブチル−5−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(3−tert−ブチル−5−エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(2−イソプロピルインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(2−tert−ブチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジエチルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ジルコニウムジブロミド、
ジメチルシランジイルビス(3−メチル−5−メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(3−エチル−5−イソプロピルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(2−エチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(2−メチルベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシランジイルビス(2−エチルベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、
メチルフェニルシランジイルビス(2−エチルベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、
メチルフェニルシランジイルビス(2−メチルベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジフェニルシランジイルビス(2−メチルベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジフェニルシランジイルビス(2−エチルベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、及び
ジフェニルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ハフニウムジクロリド及び更に対応するジメチルジルコニウム化合物、
を挙げることができる。
さらに、特に好ましい例としては:
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジルコニウムジクロリド
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロリド
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニル)ジルコニウムジクロリド、及び
ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジルコニウムジクロリド、及び更に対応するジメチルジルコニウム化合物、
を挙げることができる。
式IIIdで表される化合物の中で、特に好ましくは、
Mが、チタン又はジルコニウムを表し、
Xが、塩素、C1〜C4アルキル又はフェニルを表し、
上記R19が、
Figure 0004245667
を表し、
Aが、−O−、−S−、
Figure 0004245667
を表し、
5〜R7及びR9が水素、C1〜C10アルキル、C3〜C10シクロアルキル、C6〜C15アリール又はSi(R123を表すか、或いは隣接する2個の基が合体して、炭素原子数4〜12の環式基を形成する場合の化合物である。
このような錯体の合成は、それ自体公知の方法で行うことができるが、好ましくは、適宜置換された環式炭化水素アニオンをチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ又はタンタルのハロゲン化物と反応させることにより行うことができる。
対応する製造法の例は、特にJournal of Organometallic Chemistry,369(1989),359-370頁に記載されている。
種々のメタロセン錯体の混合物を使用することもできる。
成分C)として、本発明の触媒組成物は、オリゴマー性の酸化アルミニウム化合物を含む。好適な酸化アルミニウムとしては、式IV又はVで表される直鎖又は環式のアルミノキサン化合物である。
Figure 0004245667
[但し、R25がC1〜C4アルキル、好ましくはメチル又はエチルを表し、mが5〜30、好ましくは10〜25の整数を表す。]
これらのオリゴマー性アルミノキサン化合物の製造は、通常トリアルキルアルミニウム溶液を水を反応させることにより行われ、例えばEP−A284708及びUS−A4794096に記載されている。
このようにして得られるオリゴマー性アルミノキサン化合物は、一般に、種々の長さの直鎖及び環式分子の両方の混合物の形で存在する。このためmは平均値と見なされるべきである。アルミノキサン化合物は、他の金属アルキル、好ましくはアルキルアルミニウムとの混合物で存在することもできる。
メタロセン錯体(成分B)及びオリゴマー性酸化アルミニウム化合物(成分C)は溶液で使用されることが好ましく、特に炭素原子数6〜20の芳香族炭化水素、特にキシレン及びトルエンの溶液が好ましい。
さらにまた、成分C)として、式IV及びVのアルミノキサン化合物の代わりに、US−A5391793に記載のアリールオキシアルミノキサン、US−A5371260に記載のアミノアルミノキサン、EP−A633264に記載のアミノアルミノキサン塩酸塩、EP−A621279に記載のシロキシアルミノキサン、又はこれらの混合物を使用することもできる。
メタロセン錯体B)とオリゴマー性の酸化アルミニウム化合物C)を、オリゴマー性の酸化アルミニウム化合物C)からのアルミニウムの、メタロセン錯体B)からの遷移金属に対する原子比が、10:1〜106:1の範囲、特に10:1〜104:1の範囲にあるように、使用することが有利であることを見出した。
さらに、本発明の触媒組成物は、成分Dとして、式Iで表されるホウ素化合物を少なくとも1種、式IIで表される環式ホウ素化合物、又は化合物I及びIIの混合物を含んでいる。
式I:
Figure 0004245667
式II:
Figure 0004245667
上記式I及びIIにおいて、
1〜R4が、それぞれ置換基として、例えば1〜3個のハロゲン原子(特にフッ素及び塩素)、C6〜C15アリール(好ましくはフェニル)及び/又はC1〜C10アルコキシ、好ましくはC1〜C4アルコキシを有していても良い、分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C20アルキル(特に、メチル又はエチル)、
置換基として、例えば1〜3個のハロゲン原子(特にフッ素及び塩素)、分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)及び/又は分岐又は好ましくは直鎖のアルコキシ(炭素原子数1〜10が好ましく、特に炭素原子数1〜4)を有していても良いC4〜C7シクロアルキル(好ましくはC5〜C6シクロアルキル)、
置換基として、例えば1〜3個のハロゲン原子(特にフッ素及び塩素)、分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)、及び/又はC6〜C15アリール(好ましくはフェニル)を有していても良い、分岐又は好ましくは直鎖のアルコキシ又はアルキルスルフィド(炭素原子数1〜10が好ましく、特に炭素原子数1〜4)、
例えば1〜5個のハロゲン原子(特にフッ素及び塩素)、分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)、置換基として例えば1〜5個のハロゲン原子(特にフッ素及び塩素)を有しても良い分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)、置換基として例えば1〜3個の2重結合を有する分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)、アミノ、置換基として1個又は2個の分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)を有するアミノ、ニトロ、ホルミル、アセトアミド及び/又は分岐若しくは好ましくは直鎖のアルコキシ基(炭素原子数1〜10が好ましく、特に炭素原子数1〜4)、を有していても良いC6〜C15アリール(好ましくはフェニル)、又は
1個〜3個の酸素、硫黄及び/又は窒素原子を環に有する飽和若しくは不飽和のC3〜C15複素環、好ましくはフラン、チオフェン、ピリジン、ピリミジン又はピラジンであって、且つ例えば1〜5個のハロゲン原子(特にフッ素及び塩素)、C6〜C15アリール(好ましくはフェニル)、さらに1個〜3個の酸素、硫黄及び/又は窒素原子で置換されていても良い環に有し及び/又は置換基として分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)を有するC3〜C15複素環基を有していても良く、各場合の2個のアルキル又はアリールの置換基がこれらに連結する原子と共に炭素原子数4〜15の飽和又は不飽和環を形成しても良い上記飽和若しくは不飽和のC3〜C15複素環基、を表し、
さらにまた、上記に定義されたR1〜R4が、付加的に1個〜3個の別のB(OR’)(OR”)基(R1〜R4がフェニル又はビフェニルであることが好ましく、或いはR1〜R4が芳香族環を含む場合、これはメタロセン系(例、フェロセン系)の一部であり、
上記R’及びR”が、同一又は異なってもよく、それぞれ水素又は分岐又は好ましくは直鎖のC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C4アルキル)を表す。
各場合、無置換の化合物が好ましく、R1〜R4は、直鎖の無置換のC1〜C4アルキル又はC6〜C15アリールであることが、特に好ましい。
式Iのホウ素化合物の中では、メチルボロン酸(metylboronic acid)、エチルボロン酸及びベンゼンボロン酸が特に好ましい。しかしながら、遊離酸の代わりに、炭素原子数1〜10、特に炭素原子数1〜4のアルキルエステルを使用することもできる。
式IIの環式ホウ素化合物の中で、特に有用であることが分かった化合物は、3個の基R2、R3、R4が同一の意味を有するもので、特にトリメチルボロキサン(trimethylboroxane)、トリエチルボロキサン及びトリフェニルボロキサンが好ましい。
式IIの環式ホウ素化合物の製造は、当該技術者には公知であり、例えばUS−A5001244に公知のように、酸化ホウ素とトリアルキルボランと反応させることにより実施することができる。
式I及び/又はIIで表される種々のボロン化合物の混合物を、同様に使用することができる。
ホウ素化合物D)のホウ素の、オリゴマー性の酸化アルミニウム化合物C)からのアルミニウムに対する原子比が、10-4:1〜1:1の範囲、好ましくは10-2:1〜1:1の範囲、特に0.05:1〜0.2:1の範囲にある。
本発明の触媒組成物は、所望により、さらに、付加成分E)として式VIの金属化合物を含むものである。
2(R2626)r(R27s(R28t VI
[但し、M2がアルカリ金属、アルカリ土類金属又は周期表の第III主族の元素、即ちホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム又はタリウムであり、
26が、水素、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、アルキルアリール、アリールアルキル(それぞれアルキル基の炭素原子数が1〜10であり、アリール基の炭素原子数が6〜20である)を表し、
27及びR28が、水素、ハロゲン、C1〜C10アルキル、C6〜C15アリール、アルキルアリール、アリールアルキル又はアルコキシ(それぞれアルキル基の炭素原子数が1〜10であり、アリール基の炭素原子数が6〜20である)を表し、
rが1〜3の整数を表し、そして
s及びtが0〜2の整数を表し、且つ合計(r+s+t)がM2の原子価である。]
式IVの金属化合物の中で、M2がリチウム、マグネシウム又はアルミニウムであり、
26〜R28がC1〜C10アルキルを表すものが好ましい。
式IVの金属化合物の特に好ましい例としては、n−ブチルリチウム、n−ブチル−n−オクチルマグネシウム、n−ブチル−n−ヘプチルマグネシウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム及びトリメチルアルミニウムを挙げることができる。
成分E)を使用する場合、触媒組成物中に、800:1〜1:1の量、特に500:1〜50:1の量(VIからのM2の、IIIの遷移金属Mに対するモル比)の範囲で存在することが好ましい。
成分A)、B)、C)、D)及び、所望によりE)が、本発明の触媒組成物として一緒に使用される。通常、触媒固体は、まず成分A)、B)、C)及びD)から製造され、そして使用される成分E)のみが重合中に添加される。本発明の触媒組成物の4個の構成成分A)、B)、C)及びD)は触媒合成において一緒にする順序は、任意である。これらの成分は、個々に、又は混合物として加えることができる。好ましい触媒合成においては、化合物A)、B)及びC)をまず一緒にし、その後D)が加えられる。即ち、ホウ素化合物D)は、既に担体(A)上に施され、酸化アルミニウム化合物(C)で活性化されたメタロセン錯体B)に加えられる。
本発明の触媒組成物は、C2〜C12アルカ−1−エンを重合又は共重合させるために使用される。C2〜C12アルカ−1−エンの好ましい例としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチルペンタ−1−エン、1−ヘキセン、1−ヘプテン又は1−オクテン、さらにビニル芳香族モノマー、例えばスチレン、p−メチルスチレン又は2,4−ジメチルスチレン、又はこれらの阿混合物を挙げることができる。エチレン又はプロピレンの、重合体又は共重合体が特に好ましく、この場合エチレン又はプロピレンの割合が少なくとも50モル%であることが好ましい。エチレンの共重合体は、他のモノマーとして、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン又は1−オクテン、或いはこれらの混合物を含むものである。特に好ましいプロピレン共重合体は、他のモノマーとしてエチレン又は1−ブテン或いはこれらの混合物を含むものである。
本発明の触媒組成物は、50〜100モル%のエチレン及び0〜50モル%(特に0〜30モル%)のC3〜C12アルカ−1−エンを含むポリマーの製造に使用することが好ましい。
また、50〜100モル%のプロピレン、0〜50モル%(特に0〜30モル%)のエチレン及び0〜20モル%(特に0〜10モル%)のC4〜C12アルカ−1−エンを含むポリマーの製造に使用することが好ましい。
上記%の合計は100モル%である。
重合は、オレフィン重合の慣用方法、例えば溶液法、懸濁法、攪拌気相法又は気相流動層法で、連続法またはバッチ法にて行うことができる。使用できる溶剤または懸濁媒体としては、イソブタン等の不活性炭化水素、そうでない場合はモノマーそれ自身を挙げることができる。特に好適なポリマーの製造方法は、懸濁法及び気相法である。
適当な反応器は、特に連続駆動攪拌容器、ループ反応器或いは流動層反応器であり、必要により連続的に接続した複数の反応器(反応器カスケード(reactorcascade))を用いることもできる。
本発明の触媒組成物を用いる重合は、−50〜300℃、好ましくは0〜150℃の範囲、そして0.5〜5000バール、好ましくは1〜80バールの圧力下で行われる。本発明の重合法では、各反応混合物の滞留時間を、0.5〜5時間、特に0.7〜3.5時間に設定することが有利である。重合において、帯電防止剤、モル質量調整剤、例えば水素も使用することができる。
本発明の触媒組成物は、高い生産性を示し、重合中の反応器に付着物も塊の発生ももたらさない。さらにこの方法で得られたポリマーは、優れたモルホロジーを示す。
得られるC2〜C12アルカ−1−エンの(単独)重合体又は共重合体は、低いアルミニウム及び塩素含有量を示す。これらは、また特に繊維、フィルム及び成形体の製造に好適である。
[実施例]
全ての触媒合成は、空気及び水分を除去して、不活性ガス雰囲気下に行われた。ηの決定は、ISO1628−3に従い行われた。
密度はDIN−ISO−1183に従い決定した。
触媒合成(実施例1〜5及び比較例A)
[実施例1(比較例)]
500mlの4ッ口フラスコを、213.3mlのMAO(1.53Mヘプタン溶液、Witco社製)で満たした。3.41gのトリフェニルボロキサンの添加後、混合物を30分間攪拌した。次いで、0.33gのビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドを加え、そして反応溶液を15分間攪拌した。32.4gのシリカゲル(ES70X、Crosfield社製)を加えた。触媒懸濁液は、30分間攪拌され、ろ過された。残渣を250mlのヘプタンで2回洗浄し、減圧下に乾燥した。収率:48.8g。
[実施例2(比較例)]
500mlの4ッ口フラスコを、226.5mlのMAO(1.53Mヘプタン溶液、Witco社製)及び0.35のビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドで満たし、そして混合物を15分間攪拌した。3.61gのトリフェニルボロキサンを添加した後、反応混合物を30分間攪拌した。34.7gのシリカゲル(ES70X、Crosfield社製)を次いで加えた。触媒懸濁液は、30分間攪拌され、ろ過された。残渣を250mlのヘプタンで2回洗浄し、減圧下に乾燥した。収率:49.4g。
[実施例3]
500mlの4ッ口フラスコを、194.4mlのMAO(1.53Mヘプタン溶液、Witco社製)及び0.30のビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドで満たし、そして混合物を15分間攪拌した。次いで、29.6gのシリカゲル(ES70X、Crosfield社製)を加え、反応混合物を30分間攪拌した。3.1gのトリフェニルボロキサンを添加した。触媒懸濁液は、30分間攪拌され、ろ過された。残渣を250mlのヘプタンで2回洗浄し、減圧下に乾燥した。収率:40.4g。
[実施例4]
500mlの4ッ口フラスコを、222.1mlのMAO(1.53Mヘプタン溶液、Witco社製)及び0.34のビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドで満たし、そして混合物を15分間攪拌した。次いで、26.3gのシリカゲル(ES70X、Crosfield社製)を加え、反応混合物を30分間攪拌した。1.58ml(1.42g)のトリメチルボロキサンを添加した。触媒懸濁液は、30分間攪拌され、ろ過された。残渣を250mlのヘプタンで2回洗浄し、減圧下に乾燥した。収率:32.5g。
[実施例5]
500mlの4ッ口フラスコを、172.5mlのMAO(1.53Mヘプタン溶液、Witco社製)及び0.27のビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドで満たし、そして混合物を15分間攪拌した。次いで、34.0gのシリカゲル(ES70X、Crosfield社製)を加え、反応混合物を30分間攪拌した。3.2gのベンゼンボロン酸を添加した。触媒懸濁液は、30分間攪拌され、ろ過された。残渣を250mlのヘプタンで2回洗浄し、減圧下に乾燥した。収率:43.2g。
[比較例A]
触媒をホウ素化合物D)を使用せずに製造した。このために、500mlの4ッ口フラスコを、129.4mlのMAO(1.53Mヘプタン溶液、Witco社製)及び0.20のビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドで満たし、そして混合物を15分間攪拌した。次いで、25.5gのシリカゲル(ES70X、Crosfield社製)を加えた。触媒懸濁液は、30分間攪拌され、ろ過された。残渣を250mlのヘプタンで2回洗浄し、減圧下に乾燥した。収率:30.1g。
重合(実施例6〜12及び比較例B及びC)
[実施例6〜12]
攪拌機付き10Lスチール・オートクレーブを注意深く窒素で置換し、70℃の重合温度まで加熱した後、オートクレーブを4.5Lのイソブタン、80mgのn−ブチルリチウム及び、共重合の場合は400mlのブテンで満たした。その後、実施例1〜5で製造された担持触媒について、下記の表に示した量を0.5Lのイソブタンで流し込み、オートクレーブをエチレンで加圧し、合計圧力38バールにした。オートクレーブの圧力を、エチレンをさらに計量導入することにより保持した。90分後、重合をオートクレーブを脱気することにより停止した。各場合、下記の表に示されたポリマーの量が、易流動性粉末の形で得られた。分析データを同様に下記表に示す。
[比較例B及びC]
重合を実施例6〜12と類似の方法で行った。しかし、比較例Aで製造した担持触媒を使用した。使用した触媒量及び分析データ同様に下記表に示す。
Figure 0004245667
表から、比較例Aで合成された触媒を用いた比較例B及びCにおけるより、顕著に高い生産性が、本発明に従い製造された実施例1〜5の触媒を用いた本発明に従う実施例6〜12で達成されている。特に、良好な生産性が、実施例8〜12で達成され、この場合触媒合成において、ホウ素化合物D)を、既に担体(A)に施され、且つ酸化アルミニウム化合物C)で活性化されたメタロセン錯体B)に添加されている(実施例3〜5のように)。
表はまた、本発明のホウ素化合物D)の使用により、形成されるポリマーのモル質量がほんの僅か減少するか、少しも減少することが無いことを示している。(ηは減少することが無いか、ほんの僅か減少している)。

Claims (10)

  1. A)有機又は無機の担体、
    B)少なくとも1種の、式IIIb
    Figure 0004245667
    上記式IIIbにおいて、
    Mは、チタン、ジルコニウム、又はハフニウムを表し、
    Xが、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、水素、C 1 〜C 10 アルキル、C 6 〜C 15 アリール、アルキルの炭素原子数が1〜10で且つアリールの炭素原子数が6〜20であるアルキルアリール、−OR 10 又は−NR 10 11 を表し、
    上記R 10 及びR 11 が、C 1 〜C 10 アルキル、C 6 〜C 15 アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、フルオロアルキル又はフルオロアリール{それぞれアルキルの炭素原子数が1〜10で且つアリールの炭素原子数が6〜20である}を表し、
    nが2を表し、
    5 〜R 9 が、水素、C 1 〜C 10 アルキル、置換基としてC 1 〜C 10 アルキルを有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C 6 〜C 15 アリール又はアリールアルキル(但し、隣接する2個の基が合体して、炭素原子数4〜15の飽和又は不飽和環式基を形成しても良い)又はSi(R 12 3 を表し、
    上記R 12 が、C 1 〜C 10 アルキル、C 3 〜C 10 シクロアルキル又はC 6 〜C 15 アリールを表し、
    13 〜R 17 が、水素、C 1 〜C 10 アルキル、置換基としてC 1 〜C 10 アルキルを有していても良い5〜7員のシクロアルキル、C 6 〜C 15 アリール又はアリールアルキル(但し、隣接する2個の基が合体して、炭素原子数4〜15の飽和又は不飽和環式基を形成しても良い)又はSi(R 18 3 を表し、
    上記R 18 が、C 1 〜C 10 アルキル、C 6 〜C 15 アリール又はC 3 〜C 10 シクロアルキルを表す]
    で表されるメタロセン錯体、
    C)オリゴマー性酸化アルミニウム化合物
    D)少なくとも1種の、式I:
    Figure 0004245667
    で表されるホウ素化合物、又は
    式II:
    Figure 0004245667
    で表される環式ホウ素化合物、又は
    化合物I及びIIの混合物、
    [上記式I及びIIにおいて、
    1〜R4が、それぞれ置換基としてハロゲン原子、C6〜C15アリール及び/又はC1〜C10アルコキシを有していても良いC1〜C20アルキル、
    置換基としてハロゲン原子、C1〜C10アルキル及び/又はC1〜C10アルコキシを有していても良いC4〜C7シクロアルキル、
    置換基としてハロゲン原子、C1〜C10アルキル及び/又はC6〜C15アリールを有していてもよいC1〜C10アルコキシ又はアルキルスルフィド、
    置換基としてハロゲン原子、C1〜C10アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C4〜C10シクロアルキル、C6〜C15アリール、C1〜C10アルケニル、アミノ、モノアルキルアミノ若しくはジアルキルアミノ、ニトロ、ホルミル、アセトアミド、及び/又はC1〜C10アルコキシを有していても良いC6〜C15アリール、
    1個〜3個の酸素、硫黄及び/又は窒素原子を環に有し、且つ置換基としてハロゲン原子、C6〜C15アリール、さらにC3〜C15複素環、及び/又はC1〜C10アルキルを有していても良い飽和若しくは不飽和のC3〜C15複素環、
    を表し、
    さらに上記に定義されたR1〜R4が、付加的に1個〜3個の別のB(OR’)(OR”)基、或いはR1〜R4が芳香族環を含む場合、これがメタロセン系の一部であり、
    上記R’及びR”が、同一又は異なってもよく、それぞれ水素又はC1〜C10アルキルを表す。]及び
    付加成分E)として、式VI:
    2 (R 26 r (R 27 s (R 28 t VI
    [但し、M 2 がアルカリ金属、アルカリ土類金属、ホウ素、又はアルミニウムであり、
    26 が、水素、C 1 〜C 10 アルキル、C 6 〜C 15 アリール、アルキルアリール、又はアリールアルキル(それぞれアルキル基の炭素原子数が1〜10であり、アリール基の炭素原子数が6〜20である)を表し、
    27 及びR 28 が、水素、ハロゲン、C 1 〜C 10 アルキル、C 6 〜C 15 アリール、アルキルアリール、アリールアルキル又はアルコキシ(それぞれアルキル基の炭素原子数が1〜10であり、アリール基の炭素原子数が6〜20である)を表し、
    rが1〜3の整数を表し、そして
    s及びtが0〜2の整数を表し、且つ合計(r+s+t)がM 2 の原子価である。]
    で表される金属化合物、
    を含むC2〜C12アルカ−1−エンを重合させるための触媒組成物の製造方法であって、
    まず成分A)、B)及びC)を一緒にし、その後式I又はIIのホウ素化合物或いはI及びIIの混合物を添加することを特徴とする方法。
  2. 担体A)が、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタン又は周期表第I又はII主族の金属の酸化物である請求項1に記載の方法
  3. 担体A)が、シリカゲル(SiO2)である請求項2に記載の方法
  4. オリゴマー性の酸化アルミニウム化合物C)のアルミニウムの、メタロセン錯体B)の周期表第IV又はV族の遷移金属に対する原子比が、10:1〜106:1の範囲にある請求項1〜のいずれかに記載の方法
  5. ホウ素化合物D)のホウ素の、オリゴマー性の酸化アルミニウム化合物C)のアルミニウムに対する原子比が、10-4:1〜1:1の範囲にある請求項1〜のいずれかに記載の方法
  6. 請求項1〜のいずれかに記載された方法により得られる触媒組成物、C2〜C12アルカ−1−エンの重合体又は共重合体製造するため使用する方法
  7. 2〜C12アルカ−1−エンの重合体又は共重合体を、−50〜300℃の温度、0.5〜3000バールの圧力で、請求項1〜のいずれかに記載された方法により得られる触媒組成物を用いて製造する方法。
  8. 重合を、懸濁状態又は気相で実施する請求項に記載の方法。
  9. 2〜C12アルカ−1−エンとして、エチレンを、得られるポリマーのエチレン含有量が少なくとも50モル%となるように使用する請求項又はに記載の方法。
  10. 2〜C12アルカ−1−エンとして、プロピレンを、得られるポリマーのプロピレン含有量が少なくとも50モル%となるように使用する請求項又はに記載の方法。
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