JP3567078B2 - リトラクト方法及び磁気ディスク装置 - Google Patents

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    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5552Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク装置に係り、特に、電源供給が中断された時に、磁気ヘッドスライダをリトラクトする方法及び磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気ディスク装置において、電源中断時に磁気ヘッド部をリトラクトする方法として、特開平7−211031号公報に記載の方法がある。すなわち、ヘッド位置決めアクチュエータ・アセンブリを、電力供給の中断時に、リトラクトする場合、通常の電源投入動作の間に、前記装置に供給される電源電圧を超える電圧でコンデンサを充電するステップと、前記装置への電力供給の中断時に、前記コンデンサの回路のスイッチングにより、蓄積された電流を前記ヘッド位置決め用アクチュエータ・アセンブリに放電するステップと、前記アクチュエータ・アセンブリを所定のリトラクト位置まで駆動するステップとを含むリトラクト方法が提案されている。
【0003】
また、特開平3−248379号公報には、磁気ディスク駆動装置の停止時に、磁気ディスクの回転駆動部材からの逆起電力を磁気ヘッド駆動部材に供給して駆動せしめ、磁気ヘッドを待避位置まで移送し、待避位置で磁気ヘッド又は磁気ヘッド支持部材を支承部材に乗り上げるようにして係合させ、磁気ディスクから浮上した状態で磁気ヘッドを支承部材に支持せしめる磁気ヘッドの待避駆動方法において、
ディスク回転駆動部材からの逆起電力を降圧して磁気ヘッド駆動部材に供給し、磁気ヘッドを待避位置に向けて移送し、磁気ヘッドまたは磁気ヘッド支持部材が支承部材と接触するも支承部材に乗り上げない状態とする第1段階と、第1段階よりも大きな電圧を磁気ヘッド駆動部材に供給し、磁気ヘッドまたは磁気ヘッド支持部材を支承部材に乗り上げるして係合せしめる第2段階とを有する駆動方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電源供給停止後は、特開平7−211031号公報では、電力供給時にコンデンサに蓄えた電力を、磁気ヘッド駆動回路に供給してリトラクト動作を行うものである。この方法で、ランプ式のロード・アンロード機構に適用すると、ランプ部にヘッド又はヘッド支持部が衝突しヘッド又はランプ部が損傷するという問題がある。
【0005】
また、特開平3−248379号公報では、電源遮断時に、回転しているスピンドルモータの逆起電力を用いて、2段階に電力供給を行ってリトラクトしている。すなわち、リフタ(ランプ)手前までは低い電圧で動作させ、リフタに衝突させて停止させ、その後大きな電圧を印加してリフタの傾斜部を登らせるものである。
【0006】
この場合、電源停止直後から、低い電圧を印加し続ける構成となっているため、低速でリフタに衝突するといっているが、実際には、アクチュエータは加速し続けることとなり、ランプ部への衝突時の速度は大きなものになり、やはりランプの損傷を防ぐことは難しい。衝突時の速度を許容範囲に押させるには印加する電圧をかなり低くする必要があり、その場合はリトラクトにかかる時間が長くなり、実用的ではない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するもので電源供給停止時においても、ランプ衝突の速度を十分小さくし、確実にアンロード可能なリトラクト方式で、ランプ損傷を押さえた信頼性の高いランプロード式の磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電源供給停止時のリトラクト方法及び磁気ディスク装置は上記目的を達成するために、電源供給停止時に、アクチュエータアセンブリの駆動回路に供給する電力を、3段階に分け時間差をつけて供給する手段を持つことを特徴とする。
【0009】
具体的には、本発明のリトラクト方法及び磁気ディスク装置は、以下の構成を有する。
【0010】
本発明のリトラクト方法は、磁気ディスク装置のヘッド位置決め用アクチュエータ・アセンブリを、前記磁気ディスク装置への電力供給の中断時に、駐機位置にリトラクトする方法において、電力中断時に、前記アクチュエータ・アセンブリを停止させる電力を供給するステップと、前記アクチュエータ・アセンブリを再駆動する電力を供給するステップと、前記再駆動電力を所定時間供給後、所定時間電力供給を中断するステップと、再度、前記再駆動電力より大きな電力を供給するステップとを有する。
【0011】
本発明の磁気ディスク装置は、1つ以上の磁気ディスク記録媒体と、前記記録媒体を回転させるディスク駆動手段と、前記記録媒体表面に対向して前記記録媒体表面にデータを書き込み、読み取るための1つ以上の磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを所定トラックに移動させるアクチュエータ・アセンブリと、前記アクチュエータ・アセンブリを駆動するためのアクチュエータ駆動手段とを備えた磁気ディスク装置において、電源投入動作時に前記ディスク駆動手段及びアクチュエータ駆動手段に駆動電流を供給する1次電力供給手段と、前記1次電力供給手段の電力の一部を蓄積する電力蓄積手段と、前記1次電力供給手段からの電力供給が中断した時に、前記電力蓄積手段から前記アクチュエータ駆動手段に3段階の電力を供給する2次電力供給手段と、前記1次電力供給手段から前記2次電力供給手段に切り替えるスイッチング手段とを備え、前記2次電力供給手段において、前記1次電力供給手段からの電力供給中断直後に、第1の電力供給をして前記アクチュエータアセンブリを停止し、前記アクチュエータアセンブリが停止後、一定時間経過してから前記アセンブリ駆動手段に第2の電力を供給し、その供給終了後一定時間経過してから前記第2の電力供給における電圧より大きい電圧を供給するスイッチが作動し第3の電力供給が開始する。
【0012】
また本発明の磁気ディスク装置は、1つ以上の磁気ディスク記録媒体と、前記記録媒体を回転駆動するスピンドルモータと、前記記録媒体表面に向き合って前記記録媒体表面にデータを書き込み、読み取るための1つ以上のヘッドと、前記ヘッドを所定トラックに移動させるアクチュエータ・アセンブリと、前記アクチュエータ・アセンブリを駆動するためのアセンブリ駆動手段とを備えた磁気ディスク装置において、前記アセンブリ駆動手段及びディスク駆動手段に駆動電流を供給する第1の電源手段と、前記第1の電源手段の遮断時に前記スピンドルモータの起電力を前記アセンブリ駆動手段に3段階に分けて時間差を付けて駆動電流として供給する第2の電源手段と、前記第1の電源手段から前記第2の電源手段に切り替えるスイッチング手段とを備え、前記第2の電源手段において、前記第1の電源からの電力供給中断直後に、第1の電力供給をして前記アクチュエータアセンブリを停止し、前記アクチュエータアセンブリが停止後、一定時間経過してから前記アセンブリ駆動手段に第2の電力を供給し、その供給終了後一定時間経過してから前記第2の電力供給における電圧より大きい電圧を供給するスイッチが作動し第3の電力供給が開始する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を用いたランプ式ロード/アンロード機構搭載の磁気ディスク装置の概略図である。
【0014】
記録媒体である磁気ディスク80はその中心側に設けた、スピンドルモータの回転軸に取付けられている。磁気ディスクの外周外側には、アクチュエータ・アセンブリおの駐機位置であるランプ1が設置されている。また、ランプ1と摺動するタブディンプル2を形成したサスペンション3、及びサスペンション3が取り付けられているキャリッジアーム4が設けられている。サスペンション3の先端側には磁気ヘッド部を備えたヘッドスライダ5が設けられている。又その反対側にはボイスコイルモータ7が設けられている。
【0015】
前記サスペンション3やキャリッジアーム4等で構成されるアクチュエータ・アセンブリ6は、ボイスコイルモータ7(以下VCMと称する)により駆動される。VCM7や磁気ヘッドは、ポリイミドよりなるフレキシブル配線板(FPC8)で回路基板と接続されている。
【0016】
磁気ヘッド起動時、ランプ1上に退避していたアクチュエータ・アセンブリ6は、VCM7によりヘッドスライダ5を磁気ディスク80上にローディングさせる方向に移動し、初期動作を終えた後、制御回路により所定のトラック位置に位置決めされる。本発明は,上記構成の磁気ディスク装置のアクチュエータ・アセンブリ駆動回路及びその方法に関するもので、以下、その詳細を図2を用いて説明する。
【0017】
図2に本発明の駆動回路のブロック線図の1例を示す。
【0018】
電源が投入されると、マイクロプロセッサ10からの指令により、VCM制御回路11及びスピンドルモータ制御回路12に配線102を介して1次電力供給手段である主電源からの電源電圧Vccが入力される。スピンドルモータ制御回路12からは、スピンドルモータ9に所定の電圧が印加され、スピンドルモータ9は一定の速度で回転する。
【0019】
通常のアンロード動作においては、VCM制御回路11に入力された電源電圧Vccは、VCM7を駆動するのに必要な電圧に制御されてVCM7に供給される。また、電源電圧Vccは、配線103を介して2次電力供給手段13に供給され、図示していないコンデンサ等の電力蓄積手段に蓄えられる。
【0020】
電源遮断によって電源電圧Vccの供給が中断されると、VCM制御回路11は動作不能になり、ライン101、103にDC電圧が無くなりVCM2次駆動回路13が起動して、2時駆動回路に蓄積された電圧を用いて必要な電圧が、ライン104、105を介してVCM7に供給される。本実施例はコンデンサに電圧を蓄積し、電源遮断時はその蓄えられた電圧を用いてアンロード動作をさせるものである。その他の方法としては、電源が遮断してもスピンドルモータは所定の慣性質量を有するため回転し続けるためこの時の起電力を用いる方法がある。
【0021】
図3ではスピンドルモータの起電力を用いたときのリトラクト動作の流れを示す。又、図4に時刻毎のdelayスイッチのon、offの状態と、VCMの動作状態を示したものである。
【0022】
電源が遮断されると、図中(1)から(2)スイッチが切り替わりスピンドルモータ制御回路12と電源が切り離される。又、VCM制御回路11とVCM7とが切り離され、VCM2次駆動回路13とVCM7とが接続される。VCM2次駆動回路13はスピンドルモータ9に接続されている起電力取り出し回路に接続されており、ここから電圧が供給される。
【0023】
VCM2次駆動回路13には、3つのdelayスイッチが設けられている。電源が遮断すると、まずdelayスイッチ1がonされVCM7を停止するブレーキ動作を行う。VCM7が完全に停止する時間t1後に、delayスイッチ1がoffされdelayスイッチ2がonされ1回目のリトラクト電力Q1が供給される。これにより、リトラクト動作を開始する。
【0024】
それから一定時間経過し、時間t2でdelayスイッチ2はoffされ、電力供給は無くなるので、加速は無しでリトラクト動作を継続する。その後、時間t3にdelayスイッチ3がonされ、2回目のリトラクト電力Q2が時間t4まで供給される。
【0025】
VCM7に取り付けられたアクチュエータアセンブリ6のサスペンション3は、時間t3までの間に、ランプ1に到達しており、2回目の供給電力でランプ1乗り上げを終えリトラクト動作を完了する。
【0026】
ここで用いる非常時の電源は先にも述べたように、モータが完全に停止するまでに発生する起電力である。しかし、補助電源として、通常通電時に電荷をコンデンサに蓄積しておき、それを併用することも考えられる。
【0027】
図5にブレーキ手段の例を示す。
【0028】
例1は電源遮断直後にVCM7の両端を短絡させる方法で、VCM7自身の逆起電力により制動される。ここでFPC8の反力制動により補助される。この例の場合、アクチュエータアセンブリ6が動作中でなければ、逆起電力が作用しないが、停止状態であればそれを保てばよいため問題はない。
【0029】
例2は、電源遮断直前のVCM駆動方向と、速度を検出する手段を設けておき、電源遮断直後にこの検出結果に依存させて、反対方向へ速度に比例した電力を供給する。外周に向かってシーク動作中の場合は、ブレーキのために流す電流はリトラクト電流とは逆方向である。また、内周に向かってシーク動作中の場合は、リトラクト電流と同方向である。
【0030】
なお、図4に示した各設定時間の具体的な一例を下記に示す。
【0031】
t1:5msec、t2:7msec、t3:20msec、t4:100msecとする。
【0032】
1回目リトラクト動作(t1〜t2)の供給電力により流れるVCM電流が10mA程度であり、2回目リトラクト動作(t3〜t4)の供給電力により流れる電流は100mA程度の設定が例として上げられる。
【0033】
上記のdelayスイッチも、コンデンサと抵抗等からなる回路により構成し、電源遮断時に作動する。その実施例として、ブレーキ終了後の1回目と2回目のリトラクト電力を供給する時差供給回路の例を図6に示す。
【0034】
この回路の上位にdelayスイッチ1がありdelayスイッチ1がonの状態ではこの回路によるリトラクト電流は供給されず、制動動作中である。
【0035】
電源供給中断後のVCM駆動電力として電力供給中断後惰性で回転を続けるスピンドルモータ9の起電力を用いた例を示す。スピンドルモータ9の起電力は整流回路14を通してVCM2次駆動回路にライン104から供給される。
【0036】
通常動作中のトランジスタ31は、on状態でVCM2次駆動回路13はVCM7とは切り離されている。電源供給中にVCM2次駆動回路の中のコンデンサC1、C2、C3、には、電荷が供給されている。この時コンデンサC3には、抵抗R6、R7との関係により、Vcc×R6/(R6+R7)の関係を満足するように電荷が供給される。
【0037】
電源が遮断され電源電圧Vccが無くなると、トランジスタ32はアクティブでなくなり、上記コンデンサは上流側にあるダイオードにより電源供給ライン101から分離される。そして、コンデンサC3からの電荷によって電界効果トランジスタ(FET)23、26をアクティブにし、モータの起電力からの電荷がライン104に流れる。
【0038】
ここで、FET26には印可される電圧に対し、図7(b)に示すような特性となる。
【0039】
コンデンサC3から与えられる電圧をV3とするとライン104にとってFETはR8の抵抗と等価である。コンデンサC2から流れる電荷はトランジスタ31を通して接地されている。トランジスタ31に与えられる電圧がスレッシュレベルより小さくなるとトランジスタ31はアクティブでなくなり、C2から放出される電荷はFET26に流れる。コンデンサC2より与えられる電圧をV2とするとFET26にはV2+V3の電圧が作用することになる。
【0040】
ここで、図7(b)に示した特性によりFET26は抵抗0と等価となる。FETがアクティブでかつ抵抗0となるまでの時間は、トランジスタ31に与えられる電圧V1の時間変化により決まり、これはコンデンサC1と抵抗R1により設定される。
【0041】
一連の動作によりライン104に流れる電流を図7(a)に示す。
【0042】
R6とR7の大小関係により、ライン104に電源遮断直後第1段階で流れる電流の大小を設定する。これにより電源遮断後の第1段階のリトラクト動作の速さを遅くでき、ランプへの衝突速度を小さくし、損傷を押さえられる。
【0043】
また、電力源として前記実施例に示したピンドルモータ9の起電力を用いず、電力蓄積手段であるコンデンサを用いた例があるが、その動作原理は前記実施例と同様である。
【0044】
以上の実施例は、電力供給中断直後に最初の電力供給があり、その後一定時間経過後スイッチが作動し、次の供給が開始するリトラクト方法を用いたものである。すなわち、予め電力供給のスイッチの動作期間を設定しておく方法であるが、この方法では正確な位置制御が行なえないため、アクチュエータ・アセンブリの位置に応じた制御を行なうことが考えられる。
【0045】
電力中断直後の位置は中断前に把握されているのでその位置、及び動作状態に応じてアクチュエータ・アセンブリを停止させる電力を供給するか、又はVCM7の逆起電力を利用して停止させる方法がある。電源停止時に位置からそれぞれの供給電力を与える時間を求めて制御するか、又は予め位置に応じて供給時間を設定したテーブルを選択して行なう方法等がある。特に、ランプ手前の位置については精度良く求める必要があり、後述するように別設のセンサを用いることで高精度の制御を実現できる。
【0046】
他の実施例として、アクチュエータ・アセンブリがアンロード地点(ランプとの接触位置付近)に達したことを検出する手段を設け、電力供給中断直後に最初の電力供給があり、その後アンロード地点(ランプとの接触位置付近)でスイッチが作動し次の供給を開始する例を説明する。
【0047】
本実施例では位置検出手段として、VCM7で発生する逆起電力の変化を取り出す回路を設置する。1回目の電力供給によるリトラクト動作中VCM7には動作に起因した逆起電力が発生し、リトラクト方向のVCM電流は減少していく。ここでランプ1に接触し乗り上げるとリトラクトとは逆方向の力がVCM7にかかるため、速度が減り逆起電力が減少し、リトラクト方向のVCM電流は減少しなくなる。この時点で2回目の電力供給を行う。
【0048】
本実施例では、2回目の電力供給をランプとの接触位置に設定でき、より確実にランプへの衝突速度を設定できランプの損傷を低減できる。また、ランプに乗り上げた直後に加速するためより確実に所定のリトラクト位置までリトラクト可能となる。
【0049】
本発明の別の構成として、アクチュエータ・アセンブリがアンロード地点(ランプとの接触位置付近)に達したことを検出する手段をとして、アクチュエータとベース(あるいはカバーに)にマグネットスイッチを設置し、電源遮断後、マグネットスイッチに電力を供給するコンデンサよりなる回路を設置し、この検出信号を用いて電力の供給を行なう方法がある。これにより、アクチュエータ・アセンブリのランプ部への衝突による衝撃を、所定以上の大きさにならないように制御することが可能となる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、電源供給が中断された時に、磁気ディスク装置の磁気ヘッドスライダをリトラクトする方法及び装置に関し、特に本発明は、ランプ方式ロードアンロード機構搭載の磁気ディスク装置において、ランプの損傷を低減するリトラクト(アンロード)を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置
【図2】本発明の基本的構成
【図3】本発明の実施例
【図4】図3の実施例における動作
【図5】本発明の別の実施例
【図6】本発明の別の実施例
【図7】図6の実施例における動作
【符号の説明】
1…ランプ、2…タブタブディンプル、3…サスペンション、4…キャリッジアーム、5…ヘッドスライダ、6…アクチュエータアセンブリ、7…ボイスコイルモータ、8…磁気ディスク媒体、9…スピンドルモータ、10…マイクロプロセッサ、11…ボイスコイルモータ制御、12…スピンドルモータ制御、13…VCM2次駆動回路、21〜26…電解効果トランジスタ、(FET)、31〜32…トランジスタ、41〜43…コンデンサ。

Claims (3)

  1. 磁気ディスク装置のヘッド位置決め用アクチュエータ・アセンブリを、前記磁気ディスク装置への電力供給の中断時に、駐機位置にリトラクトする方法において、
    電力中断時に、前記アクチュエータ・アセンブリを停止させる電力を供給するステップと、
    前記アクチュエータ・アセンブリを再駆動する電力を供給するステップと、
    前記再駆動電力を所定時間供給後、所定時間電力供給を中断するステップと、
    再度、前記再駆動電力より大きな電力を供給するステップとを有することを特徴とするリトラクト方法。
  2. 1つ以上の磁気ディスク記録媒体と、前記記録媒体を回転させるディスク駆動手段と、前記記録媒体表面に対向して前記記録媒体表面にデータを書き込み、読み取るための1つ以上の磁気ヘッドと前記磁気ヘッドを所定トラックに移動させるアクチュエータ・アセンブリと、前記アクチュエータ・アセンブリを駆動するためのアクチュエータ駆動手段とを備えた磁気ディスク装置において、
    電源投入動作時に前記ディスク駆動手段及びアクチュエータ駆動手段に駆動電流を供給する1次電力供給手段と、
    前記1次電力供給手段の電力の一部を蓄積する電力蓄積手段と、
    前記1次電力供給手段からの電力供給が中断した時に、前記電力蓄積手段から前記アクチュエータ駆動手段に3段階の電力を供給する2次電力供給手段と、
    前記1次電力供給手段から前記2次電力供給手段に切り替えるスイッチング手段とを備え、
    前記2次電力供給手段において、前記1次電力供給手段からの電力供給中断直後に、第1の電力供給をして前記アクチュエータアセンブリを停止し、前記アクチュエータアセンブリが停止後、一定時間経過してから前記アセンブリ駆動手段に第2の電力を供給し、その供給終了後一定時間経過してから前記第2の電力供給における電圧より大きい電圧を供給するスイッチが作動し第3の電力供給が開始することを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 1つ以上の磁気ディスク記録媒体と、前記記録媒体を回転駆動するスピンドルモータと、前記記録媒体表面に向き合って前記記録媒体表面にデータを書き込み、読み取るための1つ以上のヘッドと前記ヘッドを所定トラックに移動させるアクチュエータ・アセンブリと、前記アクチュエータ・アセンブリを駆動するためのアセンブリ駆動手段とを備えた磁気ディスク装置において、
    前記アセンブリ駆動手段及びディスク駆動手段に駆動電流を供給する第1の電源手段と、
    前記第1の電源手段遮断時に前記スピンドルモータの起電力を前記アセンブリ駆動手段に3段階に分けて時間差を付けて駆動電流として供給する第2の電源手段と、
    前記第1の電源手段から前記第2の電源手段に切り替えるスイッチング手段とを備え、
    前記第2の電源手段において、前記第1の電源からの電力供給中断直後に、第1の電力供給をして前記アクチュエータアセンブリを停止し、前記アクチュエータアセンブリが停止後、一定時間経過してから前記アセンブリ駆動手段に第2の電力を供給し、その供給終了後一定時間経過してから前記第2の電力供給における電圧より大きい電圧を供給するスイッチが作動し第3の電力供給が開始することを特徴とする磁気ディスク装置。
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