JP2000057714A - ディスク記憶装置及び同装置に適用するヘッド・アンロード装置 - Google Patents

ディスク記憶装置及び同装置に適用するヘッド・アンロード装置

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JP2000057714A
JP2000057714A JP10228049A JP22804998A JP2000057714A JP 2000057714 A JP2000057714 A JP 2000057714A JP 10228049 A JP10228049 A JP 10228049A JP 22804998 A JP22804998 A JP 22804998A JP 2000057714 A JP2000057714 A JP 2000057714A
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Koji Nagafune
貢治 長船
Hidetoshi Kawachi
秀俊 嘉和知
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Toshiba Corp
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    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/12Raising and lowering; Back-spacing or forward-spacing along track; Returning to starting position otherwise than during transducing operation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源遮断時のリトラクト動作においてディスク
上のヘッドの移動速度を最適値に設定できるようにし
て、ヘッドやディスクへの損傷の発生を防止できる安定
したアンロード動作を実現することにある。 【解決手段】電源遮断時に、SPM5の逆起電力を利用
したアンロード動作を一定時間だけ機能させない遅延回
路30を備えたアンロード装置である。本装置は、電源
遮断時に整流回路33からVCMコイル60に対して所
定の電流値の駆動電流を供給するときに、所定の時間だ
け遅延させる。この遅延時間に、ヘッドがディスク上の
ある位置の近傍に移動、停止して、アンロード動作の開
始位置が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にハードディス
クドライブに適用し、電源遮断時にヘッドをディスク上
からアンロードして、所定の位置に保持する機能を備え
たディスク記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のハードディスクドライブ
(以下HDDと称する)では、コンタクト・スタート・
ストップ(contact start stop,略
してCSS)方式が採用されている。CSS方式では、
HDDの非動作時、即ちディスクが回転していないとき
には、ヘッドがディスク上のCSSエリア(通常では最
内周エリアに設けられた待避ゾーン)に接触した状態で
置かれている。この状態で、ディスクの回転が開始され
ると、ヘッドとディスク間に発生するエアベアリング
(空気動圧)の作用により、ヘッドはディスク上に浮上
する。
【0003】HDDは、電源供給の開始またはホストシ
ステムからスピンドルモータ(SPM)の回転駆動が指
示された場合に、ヘッドをCSSエリアに位置させた状
態で、SPMを定常回転速度まで立ち上げて、その後に
ディスク上のデータエリアにシークさせる。一方、ホス
トシステムからSPMの停止指示がなされると、ヘッド
をCSSエリアまで移動させて、SPMを停止させる。
【0004】ここで、ヘッドの移動(シーク動作)は、
ボイスコイルモータ(VCM)により駆動するキャリッ
ジ(ヘッドアクチュエータ)により行われる。また、S
PM及びVCMの駆動制御は、HDDに内蔵されている
メイン制御装置を構成するマイクロプロセッサ(CP
U)により実行される。HDDの動作中に電源供給が遮
断されると、ヘッドがディスク上のデータエリアに位置
しているため、ディスクの回転停止により、ヘッドは当
該データエリアに接触することになる。一方、電源供給
が遮断されると、通常ではCPUは動作不能になる。従
って、動作中の電源供給の遮断に対処するための緊急用
制御回路が必要となる。
【0005】緊急用制御回路は、リトラクト(retr
act)回路とも呼ばれており、要するに前記の緊急時
にヘッドをCSSエリアまで移動させて、ディスク上の
データエリアからアンロードさせるための回路である。
リトラクト回路は、常時電源の状態を監視し、電源遮断
時にSPMの逆起電力を利用して生成した電流を、前記
のVCMのコイルに流すことにより、ヘッドをCSSエ
リアまで移動させる。
【0006】ここで、電源供給が停止されても、SPM
はイナーシャ(inertia、慣性)により、しばら
くの時間だけ回転を続行する。このとき、SPMのコイ
ルには逆起電力が発生する。この逆起電力によるAC電
流を、整流回路によりDC電流に変換してVCMのコイ
ルに流す。リトラクト回路は、電源遮断の状態が発生す
ると、スイッチ回路を制御して前記のDC電流をVCM
のコイルに流すように制御する。このとき、DC電流の
電流値は、整流回路とVCMのコイルとに接続された直
列抵抗により固定的に設定されている。逆起電力はSP
Mの回転速度の低下に伴って減少するが、SPMの停止
までの時間(数秒程度)とヘッドがCSSエリアまで移
動するまでの時間(数十m秒程度)とは、1桁以上の差
があるのが一般的である。従って、VCMのコイルに
は、ヘッドがCSSエリアに到達するまで、前記の直列
抵抗により設定されるほぼ一定の電流値のDC電流が供
給されると想定できる。
【0007】VCMのコイルに流れる電流が一定値の場
合には、ヘッド(即ち、キャリッジ)の移動速度は、時
間と移動ルートによる距離に関係する。例えば、CSS
エリアの半径を15mm、最内周のトラック半径を16
mm、最外周のトラック半径を31mmとした場合を想
定する。この場合に、ヘッド(キャリッジ)がリトラク
トしてCSSエリアのストッパに衝突するときの速度
は、最外周からのリトラクトの場合では、内周からのリ
トラクトの場合と比較して4倍になる。
【0008】但し、CSS方式の場合には、相対的に小
さい駆動電流でキャリッジの移動が可能であるため、前
記のストッパに衝突するときの速度を適正値に設定する
ことが可能である。具体的には、キャリッジを移動させ
るには、キャリッジに取り付けられているFPC(fl
exible printed circuit)のオ
フセット力以上の力を発生させればよい。このFPC
は、ヘッドとHDDのメインのPCB(printed
circuit board)との信号伝送を行う。
従って、前記の速度を適正値に設定する(直列抵抗で電
流を制限する)ことにより、ヘッド又はディスクに損傷
を与えない程度に、ストッパに衝突するときの速度を制
限することが可能である。
【0009】ところで、近年では、ドライブの停止時に
ヘッド(スライダ)とディスクとの非接触状態を保持す
るヘッドロード/アンロード方式が注目されている。こ
の方式のHDDの構成を、図3から図5を参照して説明
する。
【0010】この方式では、ディスク1の外周側の近傍
にランプ(ramp)部材(即ち、傾斜部を有する部
材)10が設けられている。ディスク1からのアンロー
ド時には、サスペンション2に取り付けられたロード用
タブ(棒状部材)11が当該ランプ部材10に乗り上げ
て、ヘッド(スライダ)3はディスク1とは非接触で待
機状態となる(図5を参照)。ランプ部材10は、図3
または図4に示すように、傾斜面を構成する板状部材が
ディスク1の外周側を挟むように配置されている。
【0011】ロード時には、ディスク1がスピンドルモ
ータ5により回転運動している状態で、ボイスコイルモ
ータ6によりキャリッジ(ヘッドアクチュエータ)4が
回転軸7を中心としてディスク1側に回転駆動する。こ
れにより、ヘッド3はランプ部材10から離れてディス
ク1上の半径方向に浮上した状態で移動することにな
る。
【0012】このような方式であれば、ヘッドとディス
クとの非接触状態を維持できるため、ディスクの表面性
(平滑性)を良くして、ヘッドの浮上量を低下させて、
記録密度を向上することができる。換言すれば、ヘッド
とディスクとの非接触状態を維持できるため、ヘッドと
ディスク間の吸着の問題を回避して、ディスクの表面上
のテクスチャを不要にすることができる。このため、ス
ライダの浮上量の低減化を推進することが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、CS
S方式と比較して、ヘッドロード/アンロード方式は、
ヘッドの浮上量を低下させて、記録密度を向上させるた
めの有効な技術である。しかしながら、前述したHDD
の動作中に電源供給が遮断される緊急事態が発生した場
合に、従来のヘッドロード/アンロード方式では以下の
ような解決すべき課題がある。
【0014】まず、電源がオンされている通常動作時で
は、図5に示すように、キャリッジ4をディスク1の外
側に移動させて、ロード用タブ11がランプ部材10に
乗り上げる(摺動する)ことにより、ヘッド3はディス
ク1からアンロードされることになる。このとき、キャ
リッジ4はディスク1の外側に設けられたストッパ12
により停止する。ここで、サスペンション2がランプ部
材10に接近するときの速度が速すぎると、ランプ部材
10に乗り上げるとき、ランプ部材10とサスペンショ
ン2とが強く衝突し、その衝撃によりヘッド3の機械的
共振が発生し、ヘッド3 とディスク1とがぶつかり、互
いに損傷する可能性がある。このため、通常動作時での
アンロード動作では、CPUがキャリッジの移動速度を
コントロールして、前記の不都合が発生しないようにし
ている。
【0015】ここで、HDDの動作中に電源供給がオフ
されると、ヘッド3がディスク1上に位置している場合
には、ヘッドとディスク間の吸着現象が発生するため、
CSS方式と同様に、ヘッド3をディスク上のデータエ
リアからアンロードさせる緊急動作(リトラクト動作)
が実行される。しかし、電源供給が遮断されているた
め、CPUは動作不能であり、CPUによるキャリッジ
の速度調整は不可能な状態である。従って、CSS方式
と同様に、SPM5の逆起電力を利用するリトラクト回
路によりVCM6に駆動電流が供給されて、アンロード
動作が実行される。この場合、ヘッド3がディスク1上
の内周側に位置しているとき、リトラクト時のキャリッ
ジの速度は、外周側からリトラクトする場合と比較して
4倍近い値となる。また、ロード用タブ11がランプ部
材10に乗り上げる(摺動する)ときは摩擦力が大きい
ため、図10に示すように、通常のヘッドの位置決め時
と比較して、アンロード動作時には大きな電流をVCM
6に流すことになる。
【0016】このため、特にヘッド3がディスク上の内
周側に位置しているときに、電源遮断が起きると、過大
な速度でキャリッジが移動する。これにより、ランプ部
材やストッパへの衝突の衝撃により、ヘッドやディスク
に損傷が発生する可能性が高くなる。このような点を解
消するためには、電源遮断前のヘッドの位置に応じて、
リトラクト動作に必要なキャリッジの移動速度(リトラ
クト速度)を最適値に設定するのが望ましい。
【0017】そこで、本発明の目的は、ヘッドロード/
アンロード方式において、動作中の電源遮断時のリトラ
クト動作においてディスク上のヘッドの移動速度を最適
値に設定できるようにして、ヘッドやディスクへの損傷
の発生を防止できる安定したアンロード動作を実現する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクドラ
イブの動作中の電源遮断時に、ディスク回転用のモータ
(SPM)の逆起電力を利用したリトラクト動作を一定
時間だけ機能させない(即ち、遅延させる)ように制御
する制御手段を備えたディスク記憶装置である。具体的
には、本装置は、電源供給の遮断時に、ディスク回転手
段のモータによる逆起電力を利用してキャリッジ駆動手
段に対して所定の駆動電流を供給するための電流供給手
段と、電源供給の遮断に応じてヘッドをアンロードする
ときに電流供給手段の動作を制御して遮断時から所定の
時間だけ駆動電流の供給を遮断するための制御手段とを
備えている。
【0019】このような構成により、電源遮断時に、デ
ィスク回転用モータはイナーシャにより回転を続行して
いるが、キャリッジは、所定の時間だけVCMに電源が
供給されず、ほぼ停止に近い状態となる。電源が供給さ
れないため、ヘッドはディスク上において位置が不定と
なるが、キャリッジに取り付けられているFPCによる
外力など機械的外力の影響を受け、その力が釣り合うデ
ィスク上のある範囲内に移動して停止する。従って、電
源遮断時から所定の時間の待機により、ヘッドをディス
クの外側に配置されるランプ部材である待避位置までの
リトラクト距離(ヘッドの移動距離)をほぼ一定の範囲
内に設定することができる。その後、キャリッジ駆動手
段に対して駆動電源を供給する。これにより、電源遮断
時にヘッドをランプ部材まで待避させるアンロード動作
時に、ヘッドがランプ部材に到達する際の(突入時の)
移動速度(リトラクト速度)を安定化させることができ
る。
【0020】本発明の別の観点として、電源供給の遮断
時にキャリッジの駆動を所定時間だけ抑制する構成であ
る。具体的には、キャリッジ駆動手段であるボイスコイ
ルモータのコイルの両端を所定の時間だけ短絡させる。
これにより、電源遮断時に、ヘッドがシーク動作中であ
れば、その動作にブレーキをかけて、短時間にヘッドを
減速、停止させる効果がある。
【0021】さらに、別の観点として、前記電流供給手
段から供給される駆動電流の電流値を複数の電流値から
選択して設定するための手段を備えたものである。この
手段により、制御手段は、電源遮断時にヘッドの位置及
び動作に応じてキャリッジ駆動手段に供給する駆動電流
値を設定することにより、ヘッドがランプ部材に到達す
る際のヘッドの移動速度を最適値に設定することが可能
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。図2は本実施形態に関係するHD
Dの要部を示すブロック図であり、図1は同実施形態に
関係するアンロード装置の構成を示すブロック図であ
る。 (HDDの構成)本実施形態は、ヘッドロード/アンロ
ード方式のHDDを想定している。このHDDは、図3
と図4に示すように、ディスク1の外側にヘッド3をア
ンロードさせるためのランプ部材10を有する。このラ
ンプ部材10は、図9(A),(B)に示すように、デ
ィスク1の外側に近接してかつ挟み込むように配置され
ている。ディスク1の回転停止時には、サスペンション
(実際にはロード用タブ11)2がランプ部材10の傾
斜部90に摺動しながら乗り上げて、ヘッド3がリトラ
クト(退避)されて、ディスク1からアンロードされた
状態となる。
【0023】ディスク1は、スピンドルモータ(SP
M)5により回転される。ディスク1の各面には同心円
状の多数のトラックが形成されている。なお、本実施形
態では、便宜的にディスク1は1枚の場合を想定してい
る。各トラックには、ヘッドの位置決め制御に使用され
るサーボデータが所定の間隔で記録されている。即ち、
各トラックには、サーボデータが記録された複数のサー
ボエリア間がユーザデータを記録するためのデータエリ
アが配置されている。
【0024】ヘッド3はロータリ型アクチュエータであ
るキャリッジ4に保持されて、ディスク1の半径方向に
移動するように構成されている。具体的には、前述した
ように、ヘッド3はキャリッジ4に取り付けられたサス
ペンション2により保持されている。キャリッジ4は、
ボイスコイルモータ(VCM)6により駆動されて、ヘ
ッド3をディスク1上の目標トラックまでシークし、位
置決めする。
【0025】SPM5は、SPMドライバ(SPM駆動
回路)20から供給される駆動電流により駆動される。
VCM6は、VCMドライバ(VCM駆動回路)21か
ら供給される駆動電流により駆動される。最近では、S
PMドライバ20及びVCMドライバ21は1チップに
集積回路化されている。各ドライバ20,21からモー
タ5,6に供給される駆動電流は、CPU24により算
出される制御値により決定される。
【0026】ヘッド3は、FPCを介してヘッドアンプ
回路(ヘッドIC)22に接続されている。ヘッドアン
プ回路22はヘッド3との間のリード/ライト信号の入
出力を行う。即ち、ヘッドアンプ回路22は、ヘッド3
により読出されたアナログのリード信号を増幅して、リ
ード/ライト回路(リード/ライトIC)23に送出す
る。また、ヘッドアンプ回路22は、リード/ライト回
路23から送られるライトデータをライト信号に変換し
てヘッド3に送る。
【0027】リード/ライト回路23は、ヘッドアンプ
回路22から入力されたリード信号を一定の電圧レベル
に維持するためのAGC(自動利得制御)機能と、この
AGC機能により増幅されたリード信号から例えばNR
Zコードのデータに再生するのに必要な信号処理を行う
デコード機能と、ディスク11へのデータ記録に必要な
信号処理を行うエンコード機能と、当該リード信号から
サーボデータを抽出するための機能とを有している。
【0028】CPU24はマイクロプロセッサであり、
図示せぬROM(read only memory)
に格納された制御プログラムに従って、HDDの各部の
制御を行うメイン制御装置である。CPU24は、前述
したように、VCMドライバ21に対して与える制御値
により、ヘッド3をディスク1上の目標トラックまでシ
ーク・位置決めするヘッド位置決め制御を実行する。こ
のとき、CPU24は、リード/ライト回路23から得
られるサーボデータに基づいてヘッド3の現在位置を求
めて、この現在位置と目標位置との誤差に基づいて前記
の制御値を算出する。
【0029】なお、VCMドライバ21は、CPU24
からのディジタル値である制御値に応じた電流をVCM
に供給するための増幅回路を有する。また、ディスクコ
ントローラ(HDC)25は、ホストシステムとのイン
ターフェースを構成し、リード/ライトデータの転送を
制御する。 (アンロード装置)以上のようなHDDにおいて、同実
施形態では、図1に示すように、ドライブの動作中に電
源供給が遮断された緊急時に、ヘッド3をランプ部材1
0までリトラクトさせて、待避(アンロード)させるた
めのアンロード装置が設けられている。なお、ホストシ
ステムからSPM5の停止指示が与えられた場合の通常
のアンロード操作では、CPU24が関与する。
【0030】本装置は、図1に示すように、リトラクト
回路30、電源監視回路31、遅延回路32、整流回路
33、直列抵抗34、及びスイッチ回路35A,35B
を有する。リトラクト回路30は、電源監視回路31か
らの電源遮断の検知に応じてヘッド3をリトラクトさせ
るためのリトラクト指令信号RCを出力するハードウエ
アのロジック回路である。電源監視回路31は、HDD
に供給される電源電圧レベルを常時監視し、電源供給が
遮断されたことを検知する機能を有する。
【0031】整流回路33は、SPM5から発生する逆
起電力によるAC電流をDC電流に変換するための回路
である。ここで、SPM5は3相のコイルを有し、通常
ではSPMドライバ20により各相(励磁相、駆動相)
の切り替え制御、及び各コイルに流す電流の制御で所定
の回転数で回転する。SPM5は電源供給が遮断されて
も、イナーシャによりある時間だけ回転をそのまま続行
する。このとき、3相の各コイルには、当該回転に伴っ
て誘導される交流の逆起電圧を発生する。
【0032】直列抵抗34は、整流回路33の出力とV
CM6のコイル60の一方端との間に接続されて、当該
コイル60に流れる電流を制限する。即ち、VCM6の
コイル60に供給される駆動電流の電流値は、SPM5
の逆起電力による電圧と直列抵抗34の抵抗値により決
定される。第1及び第2のスイッチ回路35A,35B
は、例えばFET等の半導体素子で構成されており、前
記のリトラクト回路30からのリトラクト指令信号RC
によりオン/オフ制御される。ここでは、アクティブな
リトラクト指令信号RCにより、各スイッチ回路35
A,35Bは、オン状態(閉状態)に動作する。第1の
スイッチ回路35Aは、整流回路33の出力と直列抵抗
34との間に接続されている。また、第2のスイッチ回
路35Bは、コイル60の他方端と接地との間に接続さ
れている。
【0033】本実施形態は、リトラクト回路30からの
リトラクト指令信号RCの出力を所定の時間だけ遅延さ
せる遅延回路32を有する。遅延回路32は、リトラク
ト指令信号RCを所定の時間(遅延時間DT)だけ遅延
させて、第1のスイッチ回路35Aの制御信号として出
力する。この遅延時間DTは、後述するように、電源遮
断時からヘッド3がディスク1上の所定の範囲内の位置
に移動し、ほぼ停止するまでの時間に相当する。 (電源遮断時のアンロード動作)以下図1と共に、図6
及び図7を参照して本実施形態の電源遮断時のアンロー
ド動作を説明する。
【0034】本実施形態は、HDDの各要素に電源が供
給されて、図5に示すように、キャリッジ4の駆動によ
り、ヘッド3がディスク1上の目標位置でリード/ライ
ト動作を実行している状態、またはシーク動作の状態を
想定する。このような状態で、電源供給が遮断されると
(図7の時点Tp)、電源監視回路31はその検知信号
をリトラクト回路30に出力する。
【0035】電源供給が遮断されると、HDDのCPU
24などの各回路の機能は停止となり、SPMドライバ
20も機能停止となる。従って、SPM5に対する駆動
電流の供給も停止となるが、前述したように、SPM5
はイナーシャ(慣性力)により、ある時間だけ回転を続
行している。この回転運動により、SPM5の各コイル
には、電源遮断後もしばらくの間は逆起電力が発生す
る。この逆起電力によるAC電流は、整流回路33によ
り整流されてDC電流に変換される。
【0036】リトラクト回路30は、電源監視回路31
からの検知信号に応じて、リトラクト動作を指示するた
めのリトラクト指令信号RCを出力する。即ち、リトラ
クト回路30は、電源遮断の緊急時に、ヘッド3をラン
プ部材10まで待避させるアンロード動作を指示する。
ここで、本実施形態では、リトラクト指令信号RCの出
力に応じて、第2のスイッチ回路35Bはオン状態にな
り、VCM6のコイル60の他方端を接地させる。一
方、第1のスイッチ回路35Aは、遅延回路32により
所定の遅延時間DTだけリトラクト指令信号RCの出力
が遅延されて、オフ状態を維持している。従って、VC
M6のコイル60には、整流回路33から直列抵抗34
を介したDC電流の供給は停止の状態である。
【0037】ここで、VCM6に対する電源供給が停止
状態になると、キャリッジ4には、機械的な外力(DC
オフセット外力)が作用して、この外力と釣り合う位置
へ移動し、ほぼ停止することになる。この外力として
は、前述したように、キャリッジ4に取り付けられたF
PCによる力が最も大きく作用するものと推定される。
また、このFPCの力以外に、キャリッジのベアリング
の摩擦力、ラッチ用マグネットの磁力、さらにディスク
1の回転運動による空気抵抗、風力などが外力として作
用するものと推定される。SPM5が回転している状態
で、かつVCM6に電源供給が停止状態の場合に、ヘッ
ド3がキャリッジ4に作用する外力と釣り合うディスク
1上の位置を推定することが可能である。具体的には、
図6に示すように、本実施形態が想定しているロータリ
型キャリッジ4を使用しているHDDでは、FPCの引
き回し等、機械的な外力を工夫することで、ディスク1
上の内周と外周の中間範囲のある位置Xが、ヘッド3の
静止位置として設定することが可能である。
【0038】遅延回路32の遅延時間DTとは、電源遮
断時Tpからヘッド3が、前記のディスク1上の位置X
の近傍へ移動、停止するまで、キャリッジ4のリトラク
ト(アンロード)駆動を待機させている時間に相当す
る。但し、当然ながら、遅延時間DTはSPM5が回転
停止になる前で、アンロード動作に必要な逆起電力を得
られる時間内である。
【0039】遅延回路32は、所定の遅延時間DTの経
過後にリトラクト指令信号RCを、第1のスイッチ回路
35Aの制御信号として出力する。即ち、図7に示すよ
うに、電源遮断時Tpから所定の遅延時間DTの電流中
断時間が経過した時点Tdで、第1のスイッチ回路35
Aはオン状態となる。この第1のスイッチ回路35Aは
オン動作に応じて、VCM6のコイル60には、整流回
路33からのDC電流が供給される。これにより、VC
M6が駆動して、キャリッジ4がディスク1の外周側に
向けて移動し、ヘッド3をランプ部材10まで待避させ
るアンロード動作が実行される。
【0040】以上のようにして、電源遮断時から所定の
時間DTの経過後に、ヘッド3をディスク1上からラン
プ部材10の位置まで待避させる緊急時のアンロード動
作を実行することができる。この場合、本実施形態で
は、電源遮断時Tpからアンロード動作の開始時点Td
までに待機時間(VCM6への電流供給の中断時間)を
設けることにより、ヘッド3をある位置Xの近傍に設定
することができる。従って、アンロード動作におけるヘ
ッド3の移動距離を予め設定できるため、ランプ部材1
0に到達時のキャリッジ4の移動速度をほぼ最適値に設
定することが可能となる。
【0041】換言すれば、電源遮断前のヘッド3の位置
に依らず、ヘッド3のランプ部材10までの移動距離を
ほぼ一定にすることができる。従って、リトラクト動作
時に、キャリッジ4の移動に応じてヘッド3(実際には
サスペンション)がランプ部材10に突入するときに、
ヘッド3に損傷などが発生しないような最適な速度を設
定することが可能となる。即ち、ランプ部材10に到達
時のキャリッジ4の速度が小さい場合には、摩擦力によ
りランプ部材10の傾斜部90で減速して、十分に上り
切らない事態が発生する。この場合には、直列抵抗34
の抵抗値を減少させて、VCM6への駆動電流(DC電
流)の電流値を増大させる。
【0042】また、キャリッジ4の周辺の機械的構造の
設計によりFPCによる外力などを調整することによ
り、電源遮断時にヘッド3が静止する位置Xを外周側に
設定させる。これにより、ランプ部材10までのヘッド
3の移動距離を短縮して、ランプ部材10に到達時のキ
ャリッジ4の移動速度を低く抑えることも可能である。
一方、逆に電源遮断時にヘッド3が静止する位置Xを内
周側に設定して、かつVCM6への駆動電流(DC電
流)の電流値を減少させてもよい。要するに、電源遮断
時にヘッド3が移動し、ほぼ停止する位置Xをある範囲
で設定することが可能であるため、アンロード動作にお
けるキャリッジ4の駆動力やヘッド3の移動距離をある
程度の範囲で設定することが可能となり、ランプ部材1
0に到達時のヘッドの移動速度を適正値に設定すること
ができる。 (本実施形態の変形例1)前述したように、電源遮断時
のアンロード動作において、電源遮断前の状態として
は、ヘッド3が目標位置に位置決めされている状態また
はリード/ライト動作の状態以外に、シーク動作の状態
がある。前者の場合には、電源遮断時からヘッド3が前
記の位置X(アンロード開始位置)で静止するまでの時
間はそれほど要しない。しかし、シーク動作状態の場合
には初速があるため、ヘッド3がアンロード開始位置ま
で移動して落ち着くまでには、ある程度の時間を要す
る。
【0043】そこで、本変形例としては、電源遮断時か
らVCM6への電流供給の中断期間(遅延時間DT)
に、VCMコイル60の両端を短絡させて、当該コイル
60の逆起電力によりキャリッジ4の移動にブレーキを
かける手段を備えたアンロード装置に関する。なお、当
該手段以外の構成については、図1に示す本実施形態の
アンロード装置と同様である説明を省略する。
【0044】本装置は、図11に示すように、VCMコ
イル60の両端を短絡させるための第3のスイッチ回路
35Cおよびスイッチ制御回路36を備えている。スイ
ッチ制御回路36は、アンド回路(ANDゲート)36
Aおよびノット回路(NOTゲート)36Bから構成さ
れて、リトラクト回路30からのリトラクト指令信号R
C及び遅延回路32の出力を入力し、第3のスイッチ回
路35Cをオン/オフ制御するための制御信号を出力す
る。即ち、スイッチ制御回路36は、図7に示すよう
に、VCM6への電流供給の中断期間(時点Tpから時
点Tdまでの時間)に相当する期間だけ、VCMコイル
60の両端を短絡させるためのコイル短絡期間を設定す
る。
【0045】このような構成により、電源遮断時に、ヘ
ッド3がシーク動作中の場合でも、VCMコイル60の
両端を短絡させることにより、キャリッジ4の移動にブ
レーキをかけることができる。従って、電源遮断前にキ
ャリッジ4が初速をもって移動中の場合でも、その移動
を抑制して、ヘッド3がアンロード開始位置(位置X)
まで移動する時間を短縮化することができる。また、電
源遮断によりCPU24による制御が機能しないことか
ら、キャリッジ4が暴走するような事態が発生する可能
性があるが、本変形例の構成によりそのような暴走を未
然に防止することができる。 (本実施形態家の変形例2)本実施形態のアンロード装
置は、電源遮断時にVCMコイル60に供給する駆動電
流(アンロード電流と呼ぶ)の電流値を直列抵抗34に
より設定できるが、一度設定されると固定値となる。こ
れに対して、アンロード装置において、アンロード電流
の電流値を複数の電流値から選択・設定できる機能が望
ましい。
【0046】そこで、本変形例は、図12に示すよう
に、当該アンロード電流の電流値を選択・設定するため
の電流設定回路340を備えている。この電流設定回路
340は、本実施形態の直列抵抗34に相当する回路で
あり、整流回路33の出力とVCMコイル60との間に
直列に接続されている。なお、他の構成については、図
1に示す本実施形態の装置と同様のため説明を省略す
る。
【0047】電流設定回路340は、抵抗値の異なる複
数の抵抗34A〜34Dが並列接続されており、各抵抗
34A〜34D毎に直列接続されたスイッチ37A〜3
7Dからなるスイッチ回路37を有する。電流設定回路
340は、HDDの通常動作時に、予めスイッチ回路3
7の中でリトラクト指令信号RCにより動作するスイッ
チ37A〜37Dのいずれかが設定されている。このス
イッチ37A〜37Dの選択動作により、抵抗34A〜
34Dのいずれかが選択・設定されることになる。
【0048】具体的には、電源遮断時に、リトラクト回
路30からリトラクト指令信号RCが出力されると、遅
延回路32は所定の時間だけ遅延してリトラクト指令信
号RCを電流設定回路340に出力する。この遅延回路
32の機能については、本実施形態において説明した通
りである。電流設定回路340では、予め選択されたス
イッチ(例えば37Aとする)がリトラクト指令信号R
Cに応じてオン状態になる。従って、整流回路33の出
力とVCMコイル60とは、スイッチ37Aおよび対応
する抵抗34Aを介して接続される。これにより、VC
Mコイル60には、抵抗34Aの抵抗値により制限され
た整流回路33からのDC電流が供給される。
【0049】以上のように本変形例の構成によれば、ア
ンロード装置において予めVCM6に供給するアンロー
ド電流を選択・設定することができる。ここで、予め電
源遮断時にヘッド3が静止する位置Xを、ディスク上の
数点の場所で位置決め動作させ、このときに必要なVC
M電流値より算出測定し、この測定結果に基づいてアン
ロード動作におけるヘッド3の移動距離を推定すること
ができる。この移動距離に応じて、キャリッジ4の移動
速度を最適値に設定するために、電流設定回路340に
より予め適切なアンロード電流を選択・設定することが
可能となる。 (本実施形態の変形例3)本変形例は、前述の変形例2
の応用例に相当するものであり、アンロード電流の電流
値として複数の電流値を選択・設定し、かつ各電流値を
時間的に変化させる機能を備えたアンロード装置であ
る。
【0050】具体的には、本装置は、図13に示すよう
に、切り替え時間情報、及び電流設定回路340のスイ
ッチ37A〜37Dから複数のスイッチを選択するため
の選択情報を記憶したメモリ321を備えている。さら
に、本装置は、メモリ321の各情報にに基づいて、ス
イッチ切り替え機能と切り替え時間を計測する機能(カ
ウンタ及び比較回路からなる)を有する遅延回路320
を有する。なお、他の構成については、図1に示す本実
施形態の装置と同様のため説明を省略する。
【0051】以下、図13と共に図8を参照して本変形
例のアンロード動作を説明する。電源遮断時TPに、遅
延回路320は、リトラクト回路30からリトラクト指
令信号RCの入力に応じて、所定の時間(電流中断時
間)の経過後に、電流設定回路340のスイッチ37A
〜37Dのいずれかをオンさせる。この場合、最初のス
テップでオンさせるスイッチ(37Aとする)は、メモ
リ321に予め選択情報として記憶されている。
【0052】この最初のステップでオンしたスイッチ3
7Aにより、整流回路33の出力とVCMコイル60と
は、スイッチ37Aおよび対応する抵抗34Aを介して
接続される。これにより、VCMコイル60には、抵抗
34Aの抵抗値により制限された整流回路33からのD
C電流が供給される。即ち、図8に示すように、アンロ
ード動作時の最初の段階(ステップCS1)で、例えば
VCMコイル60には、相対的に小さい電流値のアンロ
ード電流を供給する。これにより、最初の段階では、キ
ャリッジ4の速度を低速にして、ヘッド3をランプ部材
10まで接近させることができる。次に、遅延回路32
0は、メモリ321に予め記憶された切り替え時間情報
に基づいて最初のステップCS1から所定の時間経過後
に、次のステップCS2に移行する。
【0053】即ち、遅延回路320は、次のステップC
S2で電流設定回路340のスイッチ37B〜37Dの
いずれかをオンさせる。この場合、次のステップでオン
させるスイッチ(37Bとする)は、メモリ321に予
め選択情報として記憶されている。このステップCS2
でオンしたスイッチ37Bにより、整流回路33の出力
とVCMコイル60とは、スイッチ37Bおよび対応す
る抵抗34Bを介して接続される。これにより、VCM
コイル60には、抵抗34Bの抵抗値により制限された
整流回路33からのDC電流が供給される。即ち、図8
に示すように、アンロード動作時の次の段階(ステップ
CS2)で、例えばVCMコイル60には、相対的に大
きい電流値のアンロード電流を供給する。これにより、
次の段階では、キャリッジ4の駆動力を大きくして、ヘ
ッド3がランプ部材10に確実に乗り上げるようにさせ
ることができる。
【0054】このような構成により、電源遮断時のアン
ロード動作において、ヘッド3をランプ部材10まで待
避させる場合に、キャリッジ4の駆動力を段階的に変化
させることができる。従って、例えばヘッド3をランプ
部材10まで接近させる段階では、それほどの駆動力を
必要としないため駆動力を低く抑え、速度を必要としな
いため、キャリッジ4の移動速度を相対的に低速に設定
できる。また、ヘッド3をランプ部材10の傾斜部90
の摩擦力に勝って乗り上げるためには、ある程度の駆動
力を必要とするため、相対的に大きな駆動電流を設定す
る。これにより、最適なキャリッジ4の移動特性(移動
速度と移動時間)により、ヘッド3をランプ部材10ま
で確実に待避させるアンロード動作を実現することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ヘ
ッドロード/アンロード方式において、ディスク記憶装
置の動作中に電源遮断が発生した場合に、アンロード動
作の開始位置であるヘッドの位置をほぼ一定にすること
ができる。また、電源遮断時にキャリッジの駆動手段に
対して供給する駆動電流の電流値をある範囲内で選択・
設定することができる。さらに、アンロード動作時での
キャリッジの駆動力を段階的に変化させることが可能で
ある。従って、結果的にヘッドの移動速度を最適値に設
定できるようにして、ヘッドやディスクへの損傷の発生
を防止できる安定したアンロード動作を実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係するアンロード装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態に関係するHDDの要部を示すブロ
ック図。
【図3】従来のヘッドロード/アンロード方式のHDD
の構成を示す図。
【図4】従来のヘッドロード/アンロード方式のHDD
の構成を示す図。
【図5】従来のヘッドロード/アンロード方式の動作を
説明するための概念図。
【図6】同実施形態に関係するアンロード動作開始時の
ヘッドの停止位置を説明するための図。
【図7】同実施形態に関係するアンロード動作時のVC
M電流特性を説明するための図。
【図8】同実施形態の変形例3に関係するアンロード動
作時のVCM電流特性を説明するための図。
【図9】従来のヘッドロード/アンロード方式の構造を
説明するための図。
【図10】従来のヘッドロード/アンロード方式におい
てアンロード動作時のVCM電流特性を説明するための
図。
【図11】同実施形態の変形例1に関係するアンロード
装置の構成を示すブロック図。
【図12】同実施形態の変形例2に関係するアンロード
装置の構成を示すブロック図。
【図13】同実施形態の変形例3に関係するアンロード
装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ディスク 2…サスペンション 3…ヘッド(スライダ) 4…キャリッジ 5…スピンドルモータ(SPM) 6…ボイスコイルモータ(VCM) 10…ランプ部材 11…ロード用タブ 20…SPMドライバ 21…VCMドライバ 22…ヘッドアンプ回路 23…リード/ライト回路 24…CPU 25…ディスクコントローラ(HDC) 30…リトラクト回路 31…電源開始回路 32…遅延回路 33…整流回路 34…直列抵抗 35A,35B,35C…スイッチ回路 36…スイッチ制御回路 60…VCMコイル 320…遅延回路 321…メモリ 340…電流設定回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドによりディスク上にデータのリー
    ド/ライト動作を行うディスク記憶装置であって、 前記ディスクを回転させる回転手段と、 前記ヘッドを支持するヘッド支持手段と、 前記ヘッド支持手段を駆動して、前記ヘッドを前記ディ
    スク上の所定の位置に移動またはロード/アンロードす
    る駆動手段と、 電源供給の遮断時に、前記回転手段のモータによる逆起
    電力を利用して前記駆動手段に対して所定の駆動電流を
    供給するための電流供給手段と、 前記電源供給の遮断に応じて前記ヘッドをアンロードす
    るときに、前記電流供給手段の動作を制御して前記遮断
    時から所定の時間だけ前記駆動電流の供給を遮断するた
    めの制御手段とを具備したことを特徴とするディスク記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 ディスクを回転させる回転手段と、ヘッ
    ドを支持するヘッド支持手段と、前記ヘッド支持手段を
    駆動して前記ヘッドを前記ディスク上の所定の位置に移
    動またはロード/アンロードする駆動手段とを有するデ
    ィスク記憶装置に適用するヘッド・アンロード装置であ
    って、 電源供給の遮断時に、前記回転手段のモータによる逆起
    電力を利用して前記駆動手段に対して所定の駆動電流を
    供給するための電流供給手段と、 前記電源供給の遮断に応じて前記ヘッドをアンロードす
    るときに、前記電流供給手段の動作を制御して前記遮断
    時から所定の時間だけ前記駆動電流の供給を遮断するた
    めの制御手段とを具備したことを特徴とするヘッド・ア
    ンロード装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記電源供給の遮断時
    に制御信号を出力する手段と、当該制御信号に応じて動
    作して前記電流供給手段による前記駆動電流の供給を制
    御するスイッチ手段とを有し、 前記電源供給の遮断時から前記ヘッドが前記ヘッド支持
    手段に作用する外力の均衡する前記ディスク上のある範
    囲内の位置に移動するまでの時間に相当する前記所定の
    時間だけ前記制御信号の出力を遅延させる遅延手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置
    または請求項2記載のヘッド・アンロード装置。
  4. 【請求項4】 前記電流供給手段から供給される前記駆
    動電流の電流値を選択して設定するための手段を有し、 前記制御手段は、設定された電流値の前記駆動電流の供
    給を制御することを特徴とする請求項1記載のディスク
    記憶装置または請求項2記載のヘッド・アンロード装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電源供給の遮断時に、前記ヘッド支
    持手段の駆動を所定時間だけ抑制するための手段を有す
    ること特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置また
    は請求項2記載のヘッド・アンロード装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段はボイスコイルモータを有
    し、 前記電源供給の遮断時に前記ボイスコイルモータのコイ
    ルの両端を所定の時間だけ短絡させて、前記ヘッド支持
    手段の駆動を当該所定の時間だけ抑制するための手段を
    有すること特徴とする請求項1記載のディスク記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記電源供給の遮断時
    にその遮断前の状態に従って前記駆動電流の供給を所定
    の時間だけ遮断し、前記ヘッド支持手段に作用する外力
    に均衡する前記ディスク上の範囲に前記ヘッドが移動す
    るまで待機した後に、前記駆動電流の供給を開始させる
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置また
    は請求項2記載のヘッド・アンロード装置。
  8. 【請求項8】 前記電流供給手段から供給される前記駆
    動電流の電流値として複数の電流値および当該各電流値
    を切り替えるための切り替え時間情報を設定するための
    手段を有し、 前記制御手段は、前記電源供給の遮断時に設定された各
    電流値を前記切り替え時間情報による時間で切り替えて
    前記駆動電流の供給を制御することを特徴とする請求項
    1記載のディスク記憶装置または請求項2記載のヘッド
    ・アンロード装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段はボイスコイルモータを有
    し、 前記電源供給の遮断時に前記ボイスコイルモータのコイ
    ルの両端を所定の時間だけ短絡させて、前記ヘッド支持
    手段の駆動を当該所定の時間だけ抑制するための手段で
    あって、前記電源供給の遮断前の動作モード及び前記ヘ
    ッドの前記ディスク上の位置のそれぞれに応じて前記所
    定の時間を可変する手段を有すること特徴とする請求項
    1記載のディスク記憶装置。
  10. 【請求項10】 ヘッドによりディスク上にデータのリ
    ード/ライト動作を行うディスク記憶装置であって、 前記ディスクを回転させる回転手段と、 前記ヘッドを支持するヘッド支持手段と、 前記ヘッド支持手段を駆動して、前記ヘッドを前記ディ
    スク上の所定の位置に移動またはロード/アンロードす
    る駆動手段と、 前記アンロード状態のときに、前記ヘッドを前記ディス
    ク上から離れた位置で保持するためのランプ手段と、 電源供給の遮断時に、前記回転手段のモータによる逆起
    電力を利用して前記駆動手段に対して所定の駆動電流を
    供給するための電流供給手段と、 前記電源供給の遮断時に、前記電流供給手段の動作を制
    御して前記遮断時から所定の時間だけ前記駆動電流の供
    給を遮断し、前記ロード状態のときに、前記ヘッドを当
    該ディスク上の所定の範囲内の位置に移動させるための
    制御手段とを具備したことを特徴とするディスク記憶装
    置。
  11. 【請求項11】 ヘッドによりディスク上にデータのリ
    ード/ライト動作を行うディスク記憶装置であって、 前記ディスクを回転させる回転手段と、 前記ヘッドを支持するヘッド支持手段と、 前記ヘッド支持手段を駆動して、前記ヘッドを前記ディ
    スク上の所定の位置に移動またはロード/アンロードす
    る駆動手段と、 前記アンロード状態のときに、前記ヘッドを前記ディス
    ク上から離れた位置で保持するためのランプ手段と、 電源供給の遮断時に、前記回転手段のモータによる逆起
    電力を利用して前記駆動手段に対して所定の駆動電流を
    供給するための電流供給手段と、 前記電源供給の遮断時に、前記電流供給手段の動作を制
    御して前記遮断時から所定の時間だけ前記駆動電流の供
    給を遮断し、前記ロード状態のときに、前記ヘッドを前
    記ヘッド支持手段に作用する外力が均衡する前記ディス
    ク上の所定の範囲内の位置に移動させるための制御手段
    とを具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100396483B1 (ko) * 2000-12-27 2003-09-02 페어차일드코리아반도체 주식회사 하드 디스크 드라이브의 헤드 복귀 회로
JP2007335014A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Fujitsu Ltd 制御装置、記憶装置及びヘッド退避制御方法
JP2014060910A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd スピンドルモータ及びそれを含むハードディスクドライブ
US10033310B2 (en) 2016-06-20 2018-07-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Drive control device for motor

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