JP4651225B2 - 磁気ディスク記憶装置および磁気ディスク記憶装置の制御方法 - Google Patents
磁気ディスク記憶装置および磁気ディスク記憶装置の制御方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク記憶装置の制御技術さらには電源の供給が停止された時例えば停電発生時のモータ制御に適用して有効な技術に関し、例えばハードディスク装置において磁気ディスク上の記憶トラックに対して情報のリード/ライトを行なう磁気ヘッドをディスクの径方向へ移動させるボイスコイルモータの制御に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク記憶装置は、磁気ディスクを回転駆動させるスピンドルモータの他に、磁気ディスク上の記憶トラックに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドを上記ディスクの表面に沿って径方向へ移動(シーク動作)させるボイスコイルモータを備えている。ハードディスク装置においては、磁気ヘッドがディスクの回転に伴う風圧でディスク表面を滑空するように構成されており、ディスクの回転が停止すると磁気ヘッドはディスク表面に接触して傷をつけてしまうおそれがある。
【0003】
そこで、ディスクの回転停止時には、磁気ヘッドをディスクの外側の待機位置ににあるランプと呼ばれる支持台へさせることが行なわれる。従って、ヘッドのシーク開始時には、磁気ヘッドをランプ位置からディスク上へ移動させる必要がある。このとき、ボイスコイルモータによる磁気ヘッドの移動速度が速過ぎると磁気ヘッドがディスク表面に接触して傷をつけてしまうおそれがある。そのため、従来より、ボイスコイルモータの逆起電圧を監視して磁気ヘッドの移動速度を制御することが一般に行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ハードディスク装置においては、上述したディスク回転停止時に磁気ヘッドをディスクの外側のランプに退避させる必要性と同様の理由から、停電発生時にも当然磁気ヘッドを退避させる必要がある。ところが、停電発生時にはボイスコイルモータの制御回路の電源が遮断されてしまい、モータを制御することができなくなる。そのため、従来は、停電発生が検出されると直ちに磁気ヘッドを外側のランプ方向へ高速度で移動させるようにモータを駆動させ、あとは自然に電力が落ちるのを待つというような制御が一般に行なわれていた。
【0005】
しかしながら、停電発生時におけるボイスコイルモータによる磁気ヘッドの退避移動も、その速度が速過ぎるとランプとの衝突による衝撃およびその反動によるディスク面上への落下で磁気ヘッドを破損させてしまうおそれがあるので、その退避速度をあまり高くすることができない。そのため、ある程度制限された速度で磁気ヘッドを退避させざるを得なかった。ところが、停電はいつ発生するか予想がつかないため、磁気ヘッドを回転軸に近い内側トラック近傍でランプと反対方向へ移動させているときに停電が発生する場合もある。そして、そのような場合に制限された速度でボイスコイルモータを制御して磁気ヘッドを退避させようとすると、その駆動力は最初はモータへのブレーキとして作用するがそのブレーキが弱すぎることになって磁気ヘッドが内側の回転軸に衝突して磁気ヘッドが破損されてしまうおそれがあることが明らかとなった。
【0006】
本発明の目的は、磁気ディスク記憶装置において、電源の供給が停止された時に磁気ヘッドの破損を防止しつつ安全かつ速やかに磁気ヘッドを退避させることができるボイスコイルモータの制御技術を提供することにある。
【0007】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
【0009】
すなわち、磁気ディスクを回転させる第1モータと、該第1モータにより回転される磁気ディスク上の記憶トラックに対して情報のリードを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを上記ディスク上にて移動させる第2モータと、該第2モータの駆動電流を制御することにより上記磁気ヘッドの移動制御を行なう第2モータ駆動制御回路とを有する磁気ディスク記憶装置において、電源の供給が停止された時に上記第2モータのコイルに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、検出された逆起電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定し該移動速度が予め設定された第1の制限速度よりも大きいときに上記第2モータを制動するブレーキ制御手段とを設けるようにしたものである。
【0010】
上記した手段によれば、電源の供給が停止された時に退避位置に向かって移動中の磁気ヘッドを適正な移動速度まで落とすようにモータを制御することができ、これによって、磁気ヘッドが退避位置のランプに衝突したり反動でディスク面上へ落下して破損する事故を防止することができる。
【0011】
また、磁気ディスクを回転させる第1モータと、該第1モータにより回転される磁気ディスク上の記憶トラックに対して情報のリードを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを上記ディスク上にて移動させる第2モータと、該第2モータの駆動電流を制御することにより上記磁気ヘッドの移動制御を行なう第2モータ駆動制御回路とを有する磁気ディスク記憶装置において、電源の供給が停止された時に上記第2モータのコイルに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、検出された逆起電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定し、一の方向への移動速度が予め設定された第1の制限速度よりも大きいときおよび上記一の方向と逆の方向への第2の制限速度よりも大きいときに上記第2モータを制動するブレーキ制御手段とを設けるようにしたものである。
【0012】
上記した手段によれば、電源の供給が停止された時に磁気ヘッドが外側の退避位置あるいは内側のディスク回転軸のいずれの方向に向かって移動中においても適正な移動速度になるようにモータを制御することができ、これによって、磁気ヘッドが退避位置のランプあるいはディスク回転軸に衝突して破損する事故を防止することができる。
【0013】
ここで、望ましくは、上記ブレーキ制御手段による上記第2モータの制動後に、所定の速度よりも小さな速度で磁気ヘッドを退避位置へ移動させるように上記第2モータを駆動する退避制御手段を設ける。これによって、磁気ヘッドの退避速度を制限速度以下に落とすことができるのみならず退避速度が低くなりすぎて退避動作が遅くなるのを防止し、速やかに磁気ヘッドを退避させることができる。
【0014】
また、上記ブレーキ制御手段による上記第2モータの制動後に、再度上記逆起電圧検出手段による上記第2モータの逆起電圧の検出と、検出された逆起電圧に基づく上記磁気ヘッドの移動速度の判定およびその判定結果に基づく上記ブレーキ制御手段による制動制御とを、ヘッド移動速度が制限速度以下になるまで繰り返すようにする。これにより、1回の制動制御ではヘッド移動速度が制限速度以下まで落ちなかった場合にも確実に移動速度を下げることができる。
【0015】
あるいは、上記逆起電圧検出手段により検出された上記第2モータの逆起電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を複数段階で判定し、その判定結果に基づいて上記ブレーキ制御手段による制動時間を変化させるようにしてもよい。これにより、1回の制動制御でヘッド移動速度を制限速度以下まで下げることができる。
【0016】
さらに、望ましくは、上記第2モータへの駆動電流遮断後所定時間経過したときの上記逆起電圧検出手段の出力電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定するようにする。モータへの駆動電流遮断直後はコイルに流れる電流により逆起電圧を正確に検出することが困難であるが、モータへの駆動電流遮断後所定時間経過したときの上記逆起電圧検出手段の出力電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定するようにすることによって、より正確な制動制御を行なうことができる。
【0017】
また、上記逆起電圧検出手段の出力に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定するための判定レベルを任意に設定可能な設定手段を設けると良い。これにより、素子のばらつきやシステムの仕様が異なる場合においても、そのシステムに最適な速度で磁気ヘッドを安全に退避させることができる。
【0018】
さらに、望ましくは上記第2モータへの制動電流を上記第1モータの逆起電力から得るように構成する。これにより、電源バックアップ手段を設けなくても電源の供給が停止された時に磁気ヘッドを安全に退避させることができる。
【0019】
また、上記第1モータの逆起電流を整流するダイオードを設ける。これにより、僅かな素子の追加で電源の供給が停止された時に磁気ヘッドを退避させるバックアップ電源を得ることができる。
【0020】
さらに、本発明のヘッド移動用モータの制御方法は、磁気ディスクを回転させるディスク回転用モータと、該ディスク回転用モータにより回転される磁気ディスク上の記憶トラックに対して情報のリードを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを上記ディスク上にて移動させるヘッド移動用モータと、該ヘッド移動用モータの駆動電流を制御することにより上記磁気ヘッドの移動制御を行なうヘッド移動用モータ駆動制御回路とを有する磁気ディスク記憶装置において、電源の供給が停止された時に上記ヘッド移動用モータのコイルに発生する逆起電圧を検出し、該検出された逆起電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定し、一の方向への移動速度が予め設定された第1の制限速度よりも大きいときおよび上記一の方向と逆の方向への第2の制限速度よりも大きいときに上記ヘッド移動用モータを制動するようにしたものである。
【0021】
上記した手段によれば、電源の供給が停止された時に磁気ヘッドが外側の退避位置あるいは内側のディスク回転軸のいずれの方向に向かって移動中においても適正な移動速度になるようにヘッド移動用モータを制御することができ、これによって、磁気ヘッドが退避位置のランプあるいはディスク回転軸に衝突して破損する事故を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、本発明に係るボイスコイルモータの駆動制御回路を適用した磁気ディスク記憶装置におけるボイスコイルモータ制御系の概略構成を示す。
【0024】
図1に示されているように、この実施例の磁気ディスク記憶装置は、磁気ディスク300と、該磁気ディスク300を高速回転駆動させるスピンドルモータ310と、磁気ディスク300上の記憶トラックに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドを先端に保持するアーム320と、このアームを介して磁気ヘッドを上記磁気ディスク300上にて移動させるボイスコイルモータ340、このボイスコイルモータ340を駆動する半導体集積回路化されたVCM駆動回路100、このVCM駆動回路100が検出した速度情報に基づいて上記VCM駆動回路100に駆動電流指令値を送るコントローラ260などを有する。350は、磁気ディスク300の外側に配置され退避されたアーム320を支持するランプである。
【0025】
ここで、コントローラ260は、マイクロコンピュータ(CPU)などで構成され、磁気ディスク記憶装置全体の動作を制御するとともに、このマイクロコンピュータが算出した位置情報(トラック位置)と上記VCM駆動回路100からの速度情報とに基づいて駆動電流指令値を生成し、出力する。そして、コントローラ260から出力された駆動電流指令値は、上記VCM駆動回路100へ送られ、ボイスコイルモータ340が駆動制御される。このVCM駆動回路100内に、モータドライバ111,112、リトラクト&ブレーキ制御回路120、逆起電圧検出回路130が設けられている。
【0026】
さらに、このVCM駆動回路100には、コントローラ260から送られてくるデジタルデータ形式の駆動電流指令値をアナログ形式の駆動電流指令値に変換するD/A変換器150と、上記逆起電圧検出回路130の出力電圧をA/D変換してコントローラ260に磁気ヘッドの移動速度情報を与えるA/D変換回路160と、停電発生を検出する電源モニタ回路170とが設けられている。VCMドライバ111,112は、上記コントローラ260から送られてくる駆動電流指令値に基づいてボイスコイルモータ340に流す駆動電流の向きと大きさを制御する。
【0027】
図2は、本発明に係る磁気ディスク記憶装置におけるボイスコイルモータの駆動制御回路の一実施例を示す。
【0028】
図2において、LVCMは磁気ヘッドを磁気ディスク上にて移動させるボイスコイルモータの駆動コイル、RsはこのコイルLVCMと直列形態に接続された電流センス用の抵抗、111,112は上記コイルLVCMに電流を流してボイスコイルモータを駆動するモータドライバ、120はこのドライバを制御してボイスコイルモータにブレーキをかけたり磁気ヘッド退避動作をさせたりするリトラクト&ブレーキ制御回路、130は上記コイルLVCMの逆起電圧を検出する逆起電圧検出回路で、上記リトラクト&ブレーキ制御回路120は図示しないCPUなどからなるシステムコントローラから供給される制御信号と上記逆起電圧検出回路130からの検出信号に基づいてモータドライバ111,112を制御するように構成されている。
【0029】
また、Lu,Lv,Lwは磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータのコイルである。特に制限されるものでないが、この実施例においては、スピンドルモータとして3相ブラシレスモータが使用されている。211はコイルLu,Lv,Lwの結合端子と電源電圧端子および接地端子との間にそれぞれ接続された出力MOSFET Q11,Q12〜Q31,Q32からなりスピンドルモータの各コイルに電流を流してモータを回転駆動する駆動回路、212はその制御回路で、制御回路212は電流を流す相コイルを決定して出力MOSFET Q11〜Q32をそれぞれオン、オフ制御してコイルLu,Lv,Lwに順番に電流を流すことでスピンドルモータを回転させる。
【0030】
213は電源電圧Vccが立ち上がっているか否かを検出する電源モニタ回路、P−SWは電源スイッチで、電源モニタ回路213は停電発生を検出すると電源スイッチP−SWをオフさせるとともに、制御回路212に対して信号を送って出力MOSFET Q11〜Q32をすべてオフ状態にさせる。上記出力MOSFET Q11〜Q32にはそれぞれダイオードD11〜D32が電源電圧端子Vccに対して逆向きに接続されており、これらのダイオードD11〜D32は、停電発生により出力MOSFET Q11〜Q32がすべてオフ状態にされると、コイルLu,Lv,Lwに生じている逆起電圧を整流して上記ボイスコイルモータのドライバ111,112やその制御回路120、逆起電力検出回路130に電力を供給する整流回路として動作する。
【0031】
なお、上記ボイスコイルモータのコイルLVCMと直列に電流センス用の抵抗Rsを設けているのは、単純にコイルLVCMの端子間電圧を測定したのでは、その測定値にはコイルに流れる電流とコイルの寄生抵抗によって生じる電位差が含まれてしまい、正確なコイル逆起電圧を検出できないので、逆起電力検出回路130においてコイルに流れる電流を検出してコイルの寄生抵抗によって生じる電位差をキャンセルした純粋なコイル逆起電圧を検出して、磁気ヘッドをランプから磁気ディスク上へ移動させるときにその移動速度を正確に制御できるようにするためである。
【0032】
この実施例においては、上記リトラクト&ブレーキ制御回路120に、ドライバ制御回路121と、定電圧発生回路122と、上記逆起電圧検出回路130からの検出信号と定電圧発生回路122から供給される基準電圧Vr1,Vr2とを比較する比較回路123,124と、該比較回路123,124の出力信号を所定のタイミングで取り込んで保持するラッチ回路125と、上記比較回路123,124に対する比較タイミング信号およびラッチ回路125に対するラッチタイミング信号を生成して与えるタイミング制御回路126と、上記定電圧発生回路122により発生される定電圧のレベルを指定するレジスタ127が設けられている。また、上記定電圧発生回路122は上記逆起電圧検出回路130で必要とされる基準電圧Vr3も発生して逆起電圧検出回路130に供給する。
【0033】
なお、上記比較回路123,124に供給される基準電圧Vr1,Vr2は、磁気ヘッド退避時の磁気ヘッドの許容速度に相当するボイスコイルモータの逆起電圧に対応して設定される。比較する基準電圧が2つ設けられているのは、磁気ヘッドがディスクの外側(ランプ方向)に向かって移動している場合と磁気ヘッドがディスクの内側(軸方向)に向かって移動している場合のそれぞれにおいて、制限速度を越えているか判定できるようにするためである。
【0034】
なお、コイルに流れる電流を検出してコイルの寄生抵抗によって生じる電位差をキャンセルした純粋なコイル逆起電圧を検出することが可能な上記逆起電圧検出回路130としては、例えば特開平2000−222837号等で公知の回路と同一のものを利用することができるので、具体的な回路例および動作の説明は省略する。
【0035】
次に、図2に示されているボイスコイルモータ駆動回路100の停電発生時における具体的な動作を、図3のフローチャートに従って図4のタイミングチャートを参照しながら説明する。
【0036】
リトラクト&ブレーキ制御回路120は、電源モニタ回路170から電源の状態を知らせるモニタ信号VMが停電状態を示すロウレベルに変化すると図3の磁気ヘッド緊急退避動作を開始する。この緊急退避動作では、まずドライバ回路111および112をオフさせてボイスコイルモータのコイルLVCMの出力電流を「0」にする(ステップS1)。
【0037】
図4には、一例として、ボイスコイルモータが磁気ヘッドをディスクの外側へ向かって移動させているときに停電が発生し退避動作が行なわれた場合の各信号の変化の様子が示されている。
【0038】
緊急退避動作開始でボイスコイルモータのコイルLVCMの出力電流が「0」にされると、図4にタイミングt1で示すように、コイルの一方の端子VCM+の電圧はグランドに下がるが、ドライバがオフされた直後はドライバを構成する出力トランジスタのボディダイオードを通してコイルにまだ電流が流れるため、コイル本来の逆起電圧は見えて来ない。そして、しばらくすると(Δt時間経過すると)、コイルの電流が「0」となってコイルの一方の端子VCM+に逆起電圧Vbkが現われ、これが逆起電圧検出回路130で検出される(ステップS2)。なお、ドライバオフ直後にコイルに流れる電流を抜くためのパスとスイッチをドライバ回路111および112に設けてドライバ制御回路121で制御するように構成することで、上記Δtを小さくすることもできる。
【0039】
逆起電圧検出回路130がコイルに現われた逆起電圧Vbkを検出すると、図4(F)に示すタイミングt2で、逆起電圧検出回路130の出力電圧が大きく変化(図では低下)する。そして、この出力電圧が比較回路123および124で基準電圧Vr1,Vr2と比較され、比較回路124の出力がハイレベルに変化する。そして、この比較回路124の出力はタイミングt3でラッチ回路125に取り込まれて保持される。すると、ドライバ制御回路121は、比較器123と124の出力がそれぞれハイレベルかロウレベルかを判定する(ステップS3,S4)。
【0040】
前述したように、実施例の逆起電圧検出回路130は、コイルに流れる電流を検出してコイルの寄生抵抗によって生じる電位差をキャンセルした純粋なコイル逆起電圧を検出する機能を有するが、例え逆起電圧検出回路130がそのような機能を備えていてもその出力を受けるコントローラ260は停電で動作が停止もしくは動作が保証されないので、検出された逆起電力に基づいてヘッドを退避させるべくボイスコイルモータを駆動させるための駆動電流指令値はコントローラ160からは送られて来ない。そこで、この実施例では、上述のようにリトラクト&ブレーキ制御回路120が自らの判断でコイルへの電流遮断後Δt時間経過して純粋な逆起電圧が検出されるようになった時点で基準電圧との比較を行なうようにしている。
【0041】
図4の例の場合には、比較器124の出力がハイレベルであるので、図3のフローチャートのステップS4において磁気ヘッドが外側へ制限速度以上で移動中と判断され、次のサイクルT3でドライバ111,112を制御して、コイルの一方の端子VCM+に0V、コイルの他方の端子VCM−に予め決められている適当な大きさの電圧Vaを印加してモータにブレーキをかける(ステップS6)。そして、所定時間ブレーキをかけるとステップS1へ戻って再びコイルへの出力電流を「0」にして逆起電圧を検出する。
【0042】
上記動作を繰り返すことにより、磁気ヘッドの移動速度が制限速度以下になったならば、ステップS4からS5へ進んで所定の速度によるランプへの磁気ヘッドの退避動作を行なう。図4には、ブレーキ動作を3回繰り返すことにより磁気ヘッドの移動速度が制限速度以下になった場合の波形が示されている。図4のサイクルT8では比較器123と124の出力がいずれもロウレベルになっていることから、このときドライバ制御回路121は磁気ヘッドの移動速度が制限速度以下になったことを知ることができる。従って、次のサイクルT9において所定の速度による磁気ヘッドの退避が行なわれる。
【0043】
以上、停電発生時に磁気ヘッドがディスクの外側へ制限速度以上で移動している場合について説明したが、停電発生時に磁気ヘッドがディスクの外側へ制限速度以下で移動していた場合には、比較器123と124の出力がいずれもハイレベルになることはないので、上記ステップS6によるブレーキ動作は行なわれず、ステップS4から直ちにステップS5へ移行し、図4のタイミングチャートではサイクルT8以降の動作が行なわれる。
【0044】
また、停電発生時に磁気ヘッドがディスクの内側へ制限速度以上で移動していた場合には、比較器123の出力がハイレベルになるので、上記ステップS3でヘッドが内側へ制限速度以上で移動中と判定されてステップS7へ移行して一定時間ブレーキ制御が実行され、磁気ヘッド移動速度が制限速度以下になるまで繰り返し行なわれる。そして、磁気ヘッドの移動速度が制限速度以下になったところで、ステップS4からS5へ進んで所定の速度によるランプへの磁気ヘッドの退避動作が行なわれる。
【0045】
なお、上記ステップS6でのブレーキ制御はヘッドが外側のランプ方向へ制限速度以上で向かうのを制動するものであるのに対し、上記ステップS7でのブレーキ制御はヘッドが内側の回転軸方向へ制限速度以上で向かうのを制動するものであるので、上記ステップS7でのブレーキ制御の時間をステップS6でのブレーキ制御時間よりも長くするとより速やかにヘッドを外側へ退避させることができる。
【0046】
図3の実施例の制御動作では、磁気ヘッド移動速度が制限速度以下になるまでブレーキ制御を繰返し行なうようにしているが、例えば逆起電圧検出回路130の出力と基準電圧とを比較する比較器を3個以上設けてそれぞれの基準電圧を異ならしめることにより、停電発生時の磁気ヘッド移動速度を複数段階で判定して、図3のステップS6またはS7におけるブレーキ制御の時間を、検出した速度に応じて変えて速度が速いほど長い時間ブレーキをかけるようにすることによって、図3に破線AまたはBで示すようにブレーキ制御後に直ちにステップS5へ進んで所定の速度によるランプへの磁気ヘッドの退避動作を行なうようすることも可能である。あるいは、内側に向かって移動しているときは外側へ向かって移動しているときよりも長い時間ブレーキをかけるようにしてもよい。
【0047】
また、図3の実施例の制御動作では、停電が発生すると先ずボイスコイルモータの逆起電圧に基づいて磁気ヘッドの移動速度を判断して制限速度を越えているとブレーキをかけるようにしているが、停電が発生したら先ず一旦ボイスコイルモータをヘッドがディスク外側のランプへ向かう方向へ駆動させる電流を与えてから、ボイスコイルモータの逆起電圧に基づいて磁気ヘッドの移動速度を判断して制限速度を越えている場合にブレーキをかけるように制御してもよい。これによって、磁気ヘッドが内側へ移動しているときに停電が発生した場合における退避動作を速やかに行なうことができる。
【0048】
図5は図2のような構成を有するボイスコイルモータ制御系とスピンドルモータ制御系および磁気ヘッド駆動制御系を含む磁気ディスクシステムの一例としてのハードディスク装置全体の一構成例をブロック図で示したものである。
【0049】
図5において、310は磁気ディスク300を回転させるスピンドルモータ、320は先端に磁気ヘッド(書込み磁気ヘッドおよび読出し磁気ヘッドを含む)HDを有するアーム、330はこのアーム320を回動可能に保持するキャリッジで、前記ボイスコイルモータ340はキャリッジ330を移動させることで磁気ヘッドを移動させるとともに、磁気ヘッドの中心をトラックの中心に一致させるようにVCM駆動回路100がサーボ制御を行なう。
【0050】
また、210は図2に示されているコイル駆動回路211およびその制御回路212を備え上記スピンドルモータ310の駆動制御を行なうスピンドルモータ駆動回路であり、磁気ディスクを所定の速度で回転駆動させる。このスピンドルモータ駆動回路210も、上記コントローラ260から供給される制御信号に従って動作し、磁気ヘッドの相対速度を一定にするようにスピンドルモータ310をサーボ制御する。
【0051】
220は上記磁気ヘッドHDによって検出された磁気の変化に応じた電流を増幅して読出し信号を信号処理回路(データチャネルプロセッサ)230へ送信したり信号処理回路230からの書込みパルス信号を増幅して磁気ヘッドHDの駆動電流を出力するリード・ライトICである。また、240は信号処理回路230から送信されてくる読出しデータを取り込んで誤り訂正処理を行なったりホストからの書込みデータに対して誤り訂正符号化処理を行なって信号処理回路230へ出力したりするハードディスク・コントローラである。上記信号処理回路230は、ディジタル磁気記録に適した変調/復調処理や磁気記録特性を考慮した波形整形等の信号処理を行なうとともに、上記磁気ヘッドHDの読出信号から位置情報を読み取る。
【0052】
250は本システムと外部装置との間のデータの受渡しおよび制御等を行なうインタフェース・コントローラで、上記ハードディスク・コントローラ240はインタフェース・コントローラ250を介してパソコン本体のマイクロコンピュータなどのホストコンピュータに接続される。270は磁気ディスクから高速で読み出されたリードデータを一時的に記憶するバッファ用のキャッシュメモリである。マイクロコンピュータからなるシステムコントローラ260は、ハードディスク・コントローラ240からの信号に基づいて、いずれの動作モードか判定し、動作モードに対応してシステム各部の制御を行なうとともに、ハードディスク・コントローラ240から供給されるアドレス情報に基づいてセクタ位置などを算出する。
【0053】
以上、本発明者によってなされた発明を実施態様にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、上記実施例では、停電発生後に必要とされる電力をすべてスピンドルモータの逆起電力をダイオードで整流することで得るようにしているが、ボイスコイルモータを駆動するドライバ111および112の電力のみスピンドルモータの逆起電力から与え、ボイスモータ駆動回路(IC)100の電源は他のバックアップ用電源から与えるようにすることも可能である。また、スピンドルモータ駆動回路側の電源モニタ回路213とボイスモータ駆動回路100の電源モニタ回路170とは共通化することができる。
【0054】
さらに、上記実施例においては、レジスタ127の設定値により逆起電圧の大きさを判定するための比較器における比較電圧のレベルを任意に設定可能に構成しているが、フューズ素子や不揮発性メモリ素子などを用いて比較電圧のレベルを任意に設定できるように構成することも可能である。
【0055】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるハードディスク記憶装置に適用した場合について説明したが、本発明にそれに限定されるものでなく、磁気ディスク記憶装置一般に利用することができる。
【0056】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0057】
すなわち、磁気ディスク記憶装置において、電源の供給が停止された時に磁気ヘッドの破損を防止しつつ安全かつ速やかに磁気ヘッドを退避させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ディスク記憶装置におけるボイスコイルモータ制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る磁気ディスク記憶装置におけるボイスコイルモータの駆動制御回路の一実施例を示すブロック図である。
【図3】実施例のボイスコイルモータの駆動制御回路による停電発生時におけるボイスコイルモータの制動制御動作の手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】実施例のボイスコイルモータの駆動制御回路による停電発生時におけるボイスコイルモータの制動制御時における各部の信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の技術が適用された磁気ディスク記憶装置の全体の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
LVCM ボイスコイルモータの駆動コイル
Rs 電流検出用抵抗
100 ボイスコイルモータ駆動回路(IC)
111,112 ボイスコイルモータのドライバ
120 リトラクト&ブレーキ制御回路
123,124 比較器
130 逆起電圧検出回路
211 スピンドルモータの駆動回路
212 スピンドルモータの駆動制御回路
300 磁気ディスク
310 スピンドルモータ
320 ヘッド保持用アーム
330 キャリッジ
340 ボイスコイルモータ
350 ヘッド退避位置(ランプ)
Claims (5)
- 磁気ディスクを回転させる第1モータと、該第1モータにより回転される磁気ディスク上の記憶トラックに対して情報のリードを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを上記ディスク上にて移動させる第2モータと、該第2モータの駆動電流を制御することにより上記磁気ヘッドの移動制御を行なう第2モータ駆動制御回路とを有する磁気ディスク記憶装置であって、
電源の供給が停止された時に上記第2モータのコイルに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、
上記逆起電圧検出手段により検出された上記逆起電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定し、上記磁気ヘッドが上記磁気ディスクの外側方向へ移動している場合の上記磁気ヘッドの移動速度が予め設定された第1の制限速度よりも大きいときおよび上記外側方向と逆の上記磁気ディスクの内側方向へ上記磁気ヘッドが移動している場合の上記磁気ヘッドの移動速度が予め設定された第2の制限速度よりも大きいときに上記第2モータを制動するブレーキ制御手段とを備え、
上記ブレーキ制御手段による上記第2モータの制動後に、再度上記逆起電圧検出手段による上記第2モータの逆起電圧の検出と、検出された逆起電圧に基づく上記磁気ヘッドの移動速度の判定およびその判定結果に基づく上記ブレーキ制御手段による制動とを、上記磁気ヘッドの移動速度が上記第1の制限速度または上記第2の制限速度以下になるまで繰り返すものであり、
上記ブレーキ制御手段による上記第2モータの制動の繰り返しにより上記磁気ヘッドの移動速度が上記第1の制限速度または上記第2の制限速度以下になった後に、所定の速度よりも小さな速度で上記磁気ヘッドを退避位置へ移動させるように上記第2モータを駆動することを特徴とする磁気ディスク記憶装置。 - 上記第2モータへの駆動電流遮断後所定時間経過したときの上記逆起電圧検出手段の出力電圧に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定することを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク記憶装置。
- 上記逆起電圧検出手段の出力に基づいて上記磁気ヘッドの移動速度を判定するための判定レベルを任意に設定可能な設定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の磁気ディスク記憶装置。
- 上記第2モータへの制動電流を上記第1モータの逆起電力から得るように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁気ディスク記憶装置。
- 上記第1モータの逆起電流を整流するダイオードを備えてなることを特徴とする請求項4に記載の磁気ディスク記憶装置。
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