JP2018055756A - 制御装置、磁気ディスク制御システム、およびディスク記憶装置を制御するための制御方法 - Google Patents

制御装置、磁気ディスク制御システム、およびディスク記憶装置を制御するための制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より低い消費電力でディスク記憶装置が有するヘッドのリトラクト動作を行なうことができる制御装置を提供することである。
【解決手段】ディスク記憶装置710の制御装置750は、電力供給が遮断されると、モータ116を制御してディスク112上からランプ機構120へヘッド114を退避する制御部764と、ランプ機構120へ退避するヘッド114の移動距離に関する情報を取得する取得部778と、取得部778によって取得された情報に基づいてヘッドの移動距離を算出する算出部768とを備える。制御部764は、算出部768によって算出された移動距離に基づいて、ヘッド114がランプ機構120における傾斜面を通過した後の第1の位置に到達したと判断すると、モータ116の動作を第1退避動作から第2退避動作へと切り替える。
【選択図】図9

Description

この開示は、制御装置に関し、より特定的には、ディスク記憶装置の制御装置に関する。
磁気ディスク装置は、電源遮断時に磁気ディスク上から磁気ヘッドを退避させるリトラクト動作を行なうことが知られている。このリトラクト動作を制御する技術に関し、たとえば、特開2002−298530号公報(特許文献1)は、ヘッドが予め定められたリトラクト切り替え位置403に到達すると、リトラクト用コンデンサに蓄積された電荷を利用してヘッドをランプ16に移動させる構成を開示している。
また、特開2004−178790号公報(特許文献2)は、電源切断時に、ヘッド16をランプ20と逆方向の所定位置であるインナーストッパに到達させた後に、定電圧駆動でランプにアンロードする構成を開示している。
特開2011−248965号公報(特許文献3)は、ボイスコイルモータVCMに駆動電圧を印加する動作と、VCMで生じた逆起電圧(BEMF)を検出する動作を交互に行ない、しきい値電圧VrefとBEMFとの大小関係に応じてVCMに印加する駆動電圧の値を設定する構成を開示している。
特開2002−298530号公報 特開2004−178790号公報 特開2011−248965号公報
ところで、近年の磁気ディスク装置の中には、電源遮断時の動作として、リトラクト動作による書込み済みのデータの保護と同時に、書込み予定のデータの保護を実施するものがある。
磁気ディスクに書込み予定のデータを、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに退避させるためには、書き込み予定のデータ量に応じた時間が必要となる。この時間は、数秒単位におよぶこともある。
この時間を確保するためには、限られた残り電荷およびスピンドルモータの回転エネルギーを、なるべく多く書き込み予定のデータの保護に使用する必要がある。
そのため、書き込み予定のデータを安定して保護するためには、リトラクト動作の省エネルギー化が必要となる。
この点、特許文献1および2は、リトラクト動作の再現性を高めるための技術を開示しているものの、リトラクト動作の省エネルギー化については何ら言及されていない。
特許文献3は、リトラクト動作の低消費電力化について言及はされているものの、より安定した書き込み予定のデータ保護のためには、リトラクト動作のより一層の低消費電力化が求められている。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、より低い消費電力でヘッドのリトラクト動作を行なうことができる制御装置を提供することである。他の局面における目的は、低い消費電力で磁気ヘッドのリトラクト動作を行なうことができる磁気ディスク制御システムを提供することである。さらに他の局面における目的は、より低い消費電力でヘッドのリトラクト動作を制御する制御方法を提供することである。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
ある実施形態に従うディスク記憶装置の制御装置は、ディスク記憶装置への電力供給が遮断されると、モータを制御してディスク上からランプ機構へヘッドを退避する制御部と、ランプ機構へ退避するヘッドの移動距離に関する情報を取得する取得部と、取得部によって取得された情報に基づいてヘッドの移動距離を算出する算出部とを備える。制御部は、算出部によって算出された移動距離に基づいて、ヘッドがランプ機構における傾斜面を通過した後の第1の位置に到達したと判断すると、モータの動作を第1退避動作から第2退避動作へと切り替える。
ある実施形態に従うディスク記憶装置の制御装置は、従来よりもリトラクト動作に要する消費電力を低くすることができる。
関連技術に従う制御システムの構成を説明する図である。 リトラクト動作について説明する図である。 逆起電力の測定について説明する図である。 関連技術に従うリトラクト動作時のVCMに印加する電圧について説明する図である。 関連技術に従う制御システムにおけるリトラクト動作を説明するフローチャートである。 実施形態に従うリトラクト動作の制御概要について説明する図である。 実施形態1に従う制御システムの構成例を説明する図である。 実施形態1に従う第1退避動作から第2退避動作への切り替えについて説明する図である。 実施形態1に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。 実施形態2に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。 実施形態3に従うリトラクト動作の制御概要について説明する図である。 実施形態3に従うVCM逆起電力と磁気ヘッドの位置との関係について説明する図である。 実施形態3に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。 実施形態4に従うVCM駆動電圧と磁気ヘッドの位置との関係について説明する図である。 実施形態4に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。 変形例に従う制御システムの構成例について説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、複数の実施の形態が説明される場合において、各実施の形態に開示される技術的特徴は、適宜、組み合わせられ得る。
[A.関連技術]
(a1.構成)
図1は、関連技術に従う制御システム100の構成を説明する図である。図1を参照して、制御システム100は、主な構成要素としてハードディスクドライブ110と、SoC(System on Chip)130と、モータドライバIC(Integrated Circuit)150とを備える。
ハードディスクドライブ110は、磁気ディスク112と、スピンドルモータ113と、磁気ヘッド114と、VCM(Voice Coil Motor)116と、アーム118と、ランプ機構120とを含む。磁気ディスク112は、データを記憶可能に構成される。磁気ヘッド114は、磁気ディスク112に記憶されたデータの読み出し、または磁気ディスク112へのデータの書き込みを行なうためのデバイスである。
SoC130は、読み書きIC135と、キャッシュメモリ140と、フラッシュメモリ145とにそれぞれ電気的に接続される。
モータドライバIC150は、インターフェイス(I/F)152と、リトラクト制御回路160と、DAC(Digital to Analog Converter)166と、VCMドライバ168と、サンプルホールド回路174と、アンプ176と、ADC(Analog to Digital Converter)178とを含む。モータドライバIC150は、スピンドルドライバ182U,182V,182Wと、コンデンサ186と、レギュレータ188−1,・・・188−N(Nは自然数)と、スイッチ194とをさらに含む。ある局面において、スイッチ194は、FET(Field effect transistor)素子によって構成され得る。また、モータドライバIC150は、VCM116と接続されるVCM端子170,172と、スピンドルモータ113と接続されるスピンドル端子180U,180V,180Wと、コンデンサ186と接続される保護電源端子184と、外部電源190と接続される電源端子192とを含む。以下、スピンドル端子180U,180V,180Wを総称して「スピンドル端子180」とも言う。同様に、スピンドルドライバ182U,182V,182Wを総称して「スピンドルドライバ182」とも言う。
インターフェイス152は、レジスタ154を有する。リトラクト制御回路160は、スピンドル制御回路162と、VCM制御回路164とを有する。
(a2.通常動作)
関連技術に従う制御システム100の通常時の動作について説明する。スイッチ194がON状態のときに、外部電源190からモータドライバIC150に電力が供給される。モータドライバIC150内のスピンドル制御回路162およびVCM制御回路164は、外部電源190から供給される電力を利用して、ハードディスクドライブ110のスピンドルモータ113およびVCM116をそれぞれ制御する。コンデンサ186は、スイッチ194がON状態のときに、外部電源190から供給される電荷を蓄える。
一例として、磁気ディスク112へのデータの書き込み制御について説明する。SoC130は、データの書き込み指示の入力を受け付けると、インターフェイス152を介してスピンドル制御回路162に制御信号を出力する。
スピンドル制御回路162は、入力された制御信号に応じて、スピンドルドライバ182で同期整流した電力を、スピンドル端子180を介してスピンドルモータ113に供給する。これに応じて、スピンドルモータ113が制御信号に応じた速度で回転する。
また、SoC130は書き込み指示の入力に応じて、読み書きIC135を介して、磁気ディスク112に埋め込まれるサーボ情報を取得する。SoC130は、サーボ情報に基づいて、磁気ヘッドの位置をデータ書き込み位置に移動させるための制御信号を、VCM制御回路164に出力する。
VCM制御回路164は、入力された制御信号に応じた指示をDAC166を介してVCMドライバ168に出力する。VCMドライバ168は、入力された指示に応じた電力を、VCM端子170,172を介してVCM116に供給する。これにより、磁気ヘッド114は、アーム118を介したVCM116の作用により磁気ディスク112の半径方向に移動して、データ書き込み位置に到達する。磁気ヘッド114は、磁気ディスク112の回転により生じる空気流によって、磁気ディスク112からごくわずかに浮上した状態で移動する。磁気ヘッド114が所望の位置に到達すると、SoC130は、読み書き回路135によって磁気ディスク112にデータを書き込む。
(a3.リトラクト動作)
次に、関連技術に従う制御システム100のリトラクト動作について説明する。外部電源190からモータドライバIC150への電力供給が遮断(以下、「電源遮断」とも称する)されると、磁気ディスク112の回転数が徐々に低下する。これにより、磁気ディスク112上の空気流が弱くなり、磁気ヘッド114の浮力が低下する。その結果、磁気ディスク112と磁気ヘッド114とが接触し、磁気ディスク112の当該接触した部分に記録されたデータが破壊される。
そのため、磁気ディスク112に記録されたデータを保護するためには、磁気ディスク112の回転数が低下する前に、磁気ヘッド114をランプ機構120に退避させる必要がある。磁気ヘッド114をランプ機構120に退避させる一連の動作をリトラクト動作という。
電源遮断が発生すると、外部電源190から供給される電力の低下に応じてスイッチ194がOFF状態となる。ある局面において、スイッチ194はFET素子であって、スイッチ194のゲートが外部電源190の出力に接続される。
モータドライバIC150は、電源遮断に応答して、すなわち、スイッチ194がOFF状態に切り替わったことに応答して、コンデンサ186に蓄えられた電荷を保護電源端子184を介して各デイバスに供給する。また、モータドライバIC150は、電源遮断に応答して、スピンドルモータ113のコイルに生じた逆起電力をスピンドルドライバ182によって整流してから、各デバイスに供給する。モータドライバIC150は、電力を供給するデバイスの入力電圧範囲に適合するように、レギュレータ188−1,・・・188−Nを介して適切な電圧に安定化してから電力を供給する。電力を供給されるデバイスは、VCM制御回路164などのモータドライバIC150内のデイバスの他に、SoC130などのモータドライバIC150外のデバイスを含み得る。
VCM制御回路164は、電源遮断が発生すると、スピンドルモータ113の逆起電力を利用して、VCM116を駆動させ、磁気ヘッド114をランプ機構120に退避させる。
SoC130は、電源遮断が発生すると、コンデンサ186に蓄えられた電荷、およびスピンドルモータ113の逆起電力を利用して、書き込み予定のデータをフラッシュメモリ145に記憶する。これにより、書き込み予定のデータは保護される。
図2は、リトラクト動作について説明する図である。図2を参照して、ランプ機構120は、スピンドルモータ113側に位置するランプフロント210と、傾斜面215と、退避面220と、ランプエンド230とを有する。ランプエンド230は、磁気ディスク112の回転面と略直交する面である。ランプエンド230は、傾斜面215よりも磁気ディスク112との距離が遠い位置に配置される。
磁気ヘッド114のリトラクト(退避)動作は、磁気ヘッド114をランプエンド230またはランプエンド230近傍まで移動させる第1退避動作と、磁気ヘッド114をランプエンド230に押し付ける第2退避動作とを含む。
VCM制御回路164は、電源遮断(スイッチ194がOFF状態に切り替わったこと)に応じて、第1退避動作を開始する。VCM制御回路164は、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断すると、VCM116の動作を第1退避動作から第2退避動作へと切り替える。
VCM制御回路164は、VCM116のコイルに生じる逆起電力の大きさに基づいて、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを判断する。VCM116に生じる逆起電力の大きさは、磁気ヘッド114の移動速度に比例する。この性質を利用して、VCM制御回路164は、VCM116に生じる逆起電力の大きさがほぼ0(たとえば、50mV未満)になると、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断する。
図3は、逆起電力の測定について説明する図である。VCM制御回路164は、第1退避動作において、Drive期間とHiz期間とdet期間とを繰り返す。Drive期間において、VCM制御回路164は、VCM116に電圧を印加する。以下、Drive期間にVCM制御回路164がVCM116に印加する電圧の設定値を「VCM駆動電圧」と定義する。Hiz期間において、VCM制御回路164は、VCM116への電圧印可を停止して、VCM端子172に印加される電圧が安定するのを待機する。det期間において、VCM制御回路164は、VCM端子170と172との間に生じる電位差、すなわち、VCM116に生じる逆起電力(以下、「VCM逆起電力」とも称する)を測定する。
第1退避動作において、VCM制御回路164は、VCM逆起電力の大きさが一定になるように、VCM駆動電圧の大きさを制御する。換言すれば、VCM制御回路164は、VCM116の移動速度が一定になるように、VCM駆動電圧の大きさを制御する。たとえば、VCM制御回路164は、det期間に測定するVCM逆起電力の大きさが予め定められた値よりも小さい場合、直後のDrive期間においてVCM116に印加するVCM駆動電圧を、先のDrive期間に印加したVCM駆動電圧よりも大きくする。
図4は、関連技術に従うリトラクト動作時のVCM116に印加するVCM駆動電圧について説明する図である。なお、図4において、説明を分かりやすくするために、ある期間においてVCM駆動電圧が一定であるように示されているが、実際には、図3のようにDrive期間、Hiz期間、det期間を繰り返す。
図4を参照して、第1退避動作(図4の磁気ヘッド退避に相当)において、VCM制御回路164は、VCM逆起電力が予め定められた値となるようにVCM駆動電圧の大きさを制御する。図4の例において、磁気ヘッド114は、電源遮断時に、ランプ機構120の方向と反対方向(スピンドルモータ113の方向)に向かって移動する。そのため、第1退避動作の初期(時刻T41〜T42)において、VCM制御回路164は、磁気ヘッド114をランプ機構120の方向に移動させるために、VCM116に高いVCM駆動電圧を印加する。
第1退避動作の後期(時刻T43〜T44)において、VCM制御回路164は、磁気ヘッド114をランプ機構120の傾斜面215においても一定速度を保持するために、高いVCM駆動電圧を印加する。
VCM制御回路164は、VCM逆起電力がほぼ0になると、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断して、VCM116の動作を第1退避動作から第2退避動作へと切り替える。
しかしながら、VCM制御回路164は、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達していないにも関わらず、VCM116の動作を第1退避動作から第2退避動作に切り替える可能性がある。
その理由は、VCM制御回路164は、VCM逆起電力がほぼ0になる点をランプエンド230であると判断するためである。より具体的には、磁気ヘッド114の移動速度は、傾斜面215を通過するときに一時的に低下する。これにより、VCM逆起電力も一時的に低下する。そのため、VCM制御回路164は、実際には磁気ヘッド114が傾斜面215にいるにもかかわらず、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと誤認識する可能性がある。
関連技術に従うVCM制御回路164は、第2退避動作(図4の磁気ヘッド押付に相当)において、仮に上記の誤認識を行なった場合でも適切に磁気ヘッド114を退避できるように、高いVCM駆動電圧を、長時間印加する。より具体的には、VCM制御回路164は、磁気ヘッド114が傾斜面215を通過しきるための高いVCM駆動電圧を、磁気ヘッド114とランプエンド230との衝突により磁気ヘッド114が退避面220から傾斜面215へ飛び出すことを防止するために長時間印加する。そのため、関連技術に従うVCM制御回路164が第2退避動作に要する消費電力は、第1退避動作に要する消費電力の2倍以上におよび得る。以下、第2退避動作においてVCM制御回路164が印加するVCM駆動電圧を電圧Vret1とし、電圧Vret1を印加する時間を時間Tret1とする。
図5は、関連技術に従う制御システム100におけるリトラクト動作を説明するフローチャートである。図5に示される一連の処理は、VCM制御回路164において実行される。
ステップS505において、VCM制御回路164は、電源遮断が発生したか否かを判断する。VCM制御回路164は、電源遮断が発生したと判断すると(ステップS505においてYES)、処理をステップS510に進める。
ステップS510において、VCM制御回路164は、電源遮断が発生してから設定時間が経過したか否かを判断する。VCM制御回路164は、設定時間が経過していないと判断すると(ステップS510においてNO)、処理をステップS515に進める。そうでない場合(ステップS510においてYES)、VCM制御回路164は処理をステップS525に進める。
ステップS515において、VCM制御回路164は、磁気ヘッド114を一定速度でランプエンド230まで移動させる第1退避動作を開始する。
ステップS520において、VCM制御回路164は、VCM逆起電力Vrがしきい値電圧Vth0(たとえば、50mV)未満であるか否かを判断する。VCM制御回路164は、VCM逆起電力Vrがしきい値電圧Vth0未満であると判断した場合(ステップS520においてYES)、処理をステップS525に進める。そうでない場合(ステップS520においてNO)、VCM制御回路164は、処理をステップS510に戻す。
ステップS525において、VCM制御回路164は、磁気ヘッド114をランプエンド230に押し付ける第2退避動作を実施する。より具体的には、VCM制御回路164は、VCM116に電圧Vret1を、時間Tret1にわたって印加する。VCM制御回路164は、第2退避動作を完了すると、一連のリトラクト動作を終了する。
このように、関連技術に従うモータドライバIC150は、第2退避動作において多くの消費電力を要する。また、本願発明者は、第2退避動作において消費される消費電力が、リトラクト動作に伴い消費される電力の大部分を占めることを見出した。そのため、SoC130は、書き込み予定のデータ量によっては、当該データの保護に用いる消費電力を十分に確保できない場合があった。以下、これらの問題を解決するために、ある実施形態に従う制御システムについて説明する。
[B.技術思想]
図6は、ある実施形態に従うリトラクト動作の制御概要について説明する図である。図6を参照して、ある実施形態に従う制御システムは、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを、VCM逆起電力の大きさではなく、磁気ヘッド114の移動距離に基づいて判断する。
そのため、ある実施形態に従う制御システムは、磁気ヘッド114の移動速度が傾斜面215によって一時的に低下するときに、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと誤認識しない。すなわち、ある実施形態に従う制御システムは、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かの判断を、関連技術に従う制御システムよりも、高い確度で行なうことができる。
上記によれば、ある実施形態に従う制御システムは、磁気ヘッド114が確実に傾斜面215を通過したと判断して、第1退避動作から第2退避動作への切替を実行できる。そのため、ある実施形態に従う制御システムが第2退避動作においてVCM116に印加する電圧Vret2は、関連技術に従う制御システムが印加する電圧Vret1以下に設定できる。
さらに、ある実施形態に従う制御システムは、磁気ヘッド114が確実にランプエンド230近傍に到達したと判断して、第1退避動作から第2退避動作への切替を実行できる。そのため、ある実施形態に従う制御システムが第2退避動作においてVCM116に電圧Vret2を印加する時間Tret2は、関連技術に従う制御システムが電圧Vret1を印加する時間Tret1以下に設定できる。
これにより、ある実施形態に従う制御システムは、リトラクト動作に要する消費電力を、関連技術に従う制御システムに比して低減することができる。その結果、ある実施形態に従う制御システムは、書き込み予定のデータの保護に割り当てる電力を多くできる。すなわち、ある実施形態に従う制御システムは、より安定して書き込み予定のデータを保護することができる。以下、この制御システムについての構成および制御について説明する。
[C.実施形態1]
(c1.構成)
図7は、実施形態1に従う制御システム700の構成例を説明する図である。なお、図1と同一符号を付している部分については同じであるため、その部分についての説明は繰り返さない。
図7を参照して、制御システム700は、ハードディスクドライブ710と、SoC130と、モータドライバIC750とを備える。
ハードディスクドライブ710は、インナーストッパ722を備える点で、ハードディスクドライブ110と異なる。インナーストッパ722は、磁気ヘッド114が磁気ディスク112の記憶領域の最も内側から、さらに内側方向に移動しないように、磁気ヘッド114の移動を制限(停止)する。
モータドライバIC750は、リトラクト制御回路760を備える。リトラクト制御回路760は、積分回路766と、移動距離算出回路768とを含む。ADC778は、アンプ176から入力されたアナログデータをデジタルデータに変換して、変換結果を積分回路766とVCM制御回路764とに出力する。これらの点において、モータドライバIC750は、関連技術に従うモータドライバIC150と異なる。
積分回路766は、ADC778から入力されるVCM逆起電力を積分して、その計算結果を移動距離算出回路768に出力する。上記で説明したように、VCM逆起電力は、磁気ヘッド114の移動速度に比例する。移動距離算出回路768は、積分回路766から入力される計算結果に、所定の係数を乗することで、磁気ヘッド114の移動距離を算出する。移動距離算出回路768は、計算した磁気ヘッド114の移動距離をVCM制御回路764に出力する。所定の係数は、設計値である。
VCM制御回路764は、移動距離算出回路768から入力される磁気ヘッド114の移動距離に基づいて、第1退避動作から第2退避動作へと切り替えるタイミングを判断する。
(c2.リトラクト動作)
図8は、実施形態1に従う第1退避動作から第2退避動作への切り替えについて説明する図である。図8を参照して、VCM制御回路764は、電源遮断が発生すると、磁気ヘッド114をインナーストッパ722によって移動を制限される位置(以下、「停止位置」とも称する)まで移動する。一例として、VCM制御回路764は、磁気ヘッド114が磁気ディスクの記憶領域の最も外側に位置する場合であっても停止位置まで到達できるように、VCM駆動電圧、および当該電圧を印加する期間を設定する。
VCM制御回路764は、磁気ヘッド114が停止位置に到達した後に、磁気ヘッド114をランプ機構120に向けて移動する第1退避動作を開始する。VCM制御回路764は、第1退避動作における磁気ヘッド114の移動速度が、予め定められた速度になるように制御する。積分回路766は、第1退避動作の開始とともに、VCM逆起電力の積分を開始する。これにともない、移動距離算出回路768は、磁気ヘッド114の移動距離の算出を開始する。このように、モータドライバIC150は、予め定められた位置からの移動距離を算出することにより、安定した制御を実現する。
停止位置からランプエンド230までの距離を「第1距離」とする。第1距離は、設計値である。VCM制御回路764は、移動距離算出回路768から入力される磁気ヘッド114の移動距離が、ほぼ第1距離に等しくなったら(たとえば、第1距離の99%以上)、第1退避動作から第2退避動作へ切り替える。
図9は、実施形態1に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。図9に示される処理は、リトラクト制御回路760により実行される。図5と同一符号を付している部分については同じであるため、その部分についての説明は繰り返し説明しない。なお、これらの前提は、以下に説明するフローチャートにおいても同様とする。
ステップS910において、VCM制御回路764は、電源遮断の発生に応じて、磁気ヘッド114を停止位置まで移動させる。
ステップS920において、積分回路766は、磁気ヘッド114の速度情報としてのVCM逆起電力Vrを積分し、移動距離算出回路768は、磁気ヘッド114の移動距離X1を算出する。移動距離X1は、停止位置から磁気ヘッド114までの距離に相当する。
ステップS930において、VCM制御回路764は、移動距離X1がしきい値距離Xth1(たとえば、第1距離の99%)以上であるか否かを判断する。VCM制御回路764は、移動距離X1がしきい値距離Xth1以上であると判断した場合(ステップS930においてYES)、処理をステップS940に進める。そうでない場合(ステップS930においてNO)、VCM制御回路764は処理をステップS510に戻す。
ステップS940において、VCM制御回路764は、VCM116に電圧Vret2を、時間Tret2にわたって印加する第2退避動作を実行する。上記説明した通り、電圧Vret2は電圧Vret1以下に設定され、時間Tret2は、時間Tret1以下に設定される。
上記によれば、VCM制御回路764は、磁気ヘッド114の停止位置からの移動距離に基づいて、磁気ヘッド114がランプエンド230近傍に到達したと確実に判断できる。そのため、モータドライバIC750は、関連技術に従うモータドライバIC150よりも第2退避動作に要する消費電力を低減できる。その結果、制御システム700に従うSoC130は、制御システム100に従うSoC130よりも安定して書き込み予定のデータを保護することができる。また、モータドライバIC150は、VCM逆起電力に基づいて磁気ヘッド114の移動距離を算出する。そのため、ハードディスクドライブ110内に磁気ヘッド114の移動距離を算出するための新たなセンサなどを設ける必要がない。
なお、ステップS525において、VCM制御回路764は、VCM116に電圧Vret1を、時間Tret1にわたって印加する第2退避動作を実行するが、当該ステップの制御はこれに限られない。たとえば、VCM制御回路764は、設定時間が経過したと判断した時点における移動距離X1に基づいて、磁気ヘッド114が傾斜面215を通過していると判断した場合、VCM116に電圧Vret3を、時間Tret3にわたって印加する第2退避動作を実行してもよい。電圧Vret3,時間Tret3はそれぞれ、Vret2≦Vret3≦Vret1、Tret2≦Tret3≦Tret1の関係を満たす。当該構成によれば、設定時間を経過したと判断された場合における第2退避動作に要する消費電力を低減できる。
また、上記ではハードディスクドライブ110(磁気ディスク記憶装置)におけるリトラクト動作の制御例について説明しているが、他の装置におけるリトラクト動作にも適用し得る。他の装置は、データを記憶するディスクと、当該ディスクからデータの読み出し、または書き込みを行なうヘッドと、ヘッドとディスクとの接触を防ぐためのランプ機構を備える。
[D.実施形態2]
実施形態1は、移動距離のみに基づいて磁気ヘッド114がランプエンド230(の近傍)に到達したか否かを判断する構成であった。実施形態2は、磁気ヘッド114の移動距離による判断に加え、さらに、VCM逆起電力による判断を行なう。なお、実施形態2に従う制御システムの基本構成は、実施形態1に従う制御システムの基本構成と略同じであるので、相違する点についてのみ説明する。
図10は、実施形態2に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。図9と同一符号を付している部分については同じであるため、その部分についての説明は繰り返し説明しない。
ステップS1010において、VCM制御回路764は、VCM逆起電力Vrがしきい値電圧Vth0(たとえば、50mV)未満であるか否かを判断する。しきい値電圧Vth0は、VCM制御回路764または他のデバイスに保持される。VCM制御回路764は、VCM逆起電力Vrがしきい値電圧Vth0未満であると判断した場合(ステップS1010においてYES)、処理をステップS1020に進める。そうでない場合(ステップS1010においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS510に戻す。
ステップS1020において、VCM制御回路764は、磁気ヘッド114の移動距離X1がしきい値距離Xth1以上であるか否かを判断する。VCM制御回路764は、移動距離X1がしきい値距離Xth1以上であると判断した場合(ステップS1020においてYES)、処理をステップS940に進める。そうでない場合(ステップS930においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS525に進める。
上記によれば、実施形態2に従うモータドライバICは、磁気ヘッド114の移動距離X1、およびVCM逆起電力に基づいて、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを判断する。したがって、実施形態2に従うモータドライバICは、実施形態1に従うモータドライバICよりも、上記判断の信頼性を向上できる。
なお、他の局面において、移動距離X1がしきい値距離Xth1未満であると判断された場合(ステップS1020においてNO)、VCM制御回路764は処理をステップS510に戻す構成であってもよい。
[E.実施形態3]
図11は、実施形態3に従うリトラクト動作の制御概要について説明する図である。実施形態1および2は、電源遮断に応じて磁気ヘッド114を停止位置まで戻す構成である。すなわち、これらの実施形態は、磁気ヘッド114をランプ機構120に退避させるために、磁気ヘッド114をランプ機構120の方向と反対方向に移動する。
この動作は、予め定められた位置(停止位置)からの磁気ヘッド114の移動距離を用いて、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを判断することにより当該判断の信頼性を向上させるために行われる。
実施形態3では、この予め定められた位置をランプフロント210に設定する。実施形態3に従うVCM制御回路764は、ランプフロント210からの磁気ヘッド114の移動距離を算出し、当該移動距離がほぼ第2距離(ランプフロント210からランプエンド230までの距離)に等しくなったら、第1退避動作から第2退避動作へと切り替える。
上記によれば、リトラクト動作において磁気ヘッド114は、ランプ機構120の方向と反対方向に移動しない。そのため、実施形態3に従う制御システムは、リトラクト動作に要する消費電力をさらに低減できる。以下、これらの制御をより詳しく説明する。実施形態3に従う制御システムの基本構成は、実施形態1に従う制御システムの基本構成と略同じであるため、相違する点についてのみ説明する。
図12は、実施形態3に従うVCM逆起電力と磁気ヘッド114の位置との関係について説明する図である。図12を参照して、時刻T1において磁気ヘッド114はランプフロント210に到達するまで、VCM逆起電力の大きさ(すなわち磁気ヘッド114の移動速度)は、略一定に保たれる。
磁気ヘッド114の移動速度は、磁気ヘッド114が傾斜面215を通過するときに一時的に下がる。これにより、磁気ヘッド114が傾斜面215を通過し始めた時刻T2において、VCM逆起電力がしきい値電圧Vth1を下回る。実施形態3に従うVCM制御回路764は、この時刻T2において磁気ヘッド114がランプ機構120(ランプフロント210)に到達したと判断する。
磁気ヘッド114は、傾斜面215および退避面220を通過して、ランプエンド230に衝突する。磁気ヘッド114の移動速度は、磁気ヘッド114とランプエンド230との衝突直後の時刻T3において、負の値となる(ランプエンド230から遠ざかる方向に移動する)。VCM制御回路764は、VCM逆起電力がしきい値電圧Vth0(たとえば、50mV)を下回る時刻T3において、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断する。
このように、実施形態3に従うVCM制御回路764は、VCM逆起電力の大きさに基づいて、磁気ヘッド114がランプフロント210およびランプエンド230に到達したか否かを判断する。VCM制御回路764は、これらの判断結果をリトラクト動作の制御に用いる。
図13は、実施形態3に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。なお、図10と同一符号を付している部分については同じであるため、その部分についての説明は繰り返し説明しない。
ステップS1305において、VCM制御回路764は、ランプフロント判定フラグ(flag1)が「1」であるかの判定を行なう。なお、flag1の初期値は「0」に設定されているものとする。
VCM制御回路764は、flag1が「1」であると判断した場合(ステップS1305においてYES)、処理をステップS1320に進める。そうでない場合(ステップS1305においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS1310に進める。
ステップS1310において、VCM制御回路764は、VCM逆起電力Vrがしきい値電圧Vth1を下回るか否かを判断する。すなわち、VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプ機構120に到達したか否かを判断する。
VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプ機構120に到達したと判断すると(ステップS1310においてYES)、処理をステップS1315に進める。そうでない場合(ステップS1310においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS1330に進める。
ステップS1315において、VCM制御回路764は、flag1を「1」にセットする。これにより、VCM制御回路764は、ステップS1305においてflag1が「1」であると判定し、処理をステップS1320に進める。
ステップS1320において、積分回路766は、磁気ヘッド114の速度情報としてのVCM逆起電力Vrを積分し、移動距離算出回路768は、磁気ヘッド114の移動距離X2を算出する。移動距離X2は、ランプフロント210から磁気ヘッド114までの距離に相当する。
ステップS1330において、VCM制御回路764は、VCM逆起電力Vrがしきい値電圧Vth0(たとえば、50mV)未満であるか否かを判断する。すなわち、VCM制御回路764は、VCM逆起電力の大きさに基づいて、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを判断する。VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断した場合(ステップS1330においてYES)、処理をステップS1340に進める。そうでない場合(ステップS1330においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS510に戻す。なお、しきい値電圧Vth0およびVth1は、VCM制御回路764または他のデバイスに保持される。
ステップS1340において、VCM制御回路764は、移動距離X2(図12において時刻T2〜時刻T3までの間に磁気ヘッド114が移動した距離に相当)が、しきい値距離Xth2以上であるか否かを判断する。ある局面において、しきい値距離Xth2は、第2距離(ランプフロント210からランプエンド230までの距離)に設定される。すなわち、VCM制御回路764は、移動距離X2に基づいて、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを判断する。VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断した場合(ステップS1340においてYES)、処理をステップS940に進める。そうでない場合(ステップS1340においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS525に進める。
上記によれば、実施形態3に従うモータドライバICは、リトラクト動作において、磁気ヘッド114を停止位置まで移動させない。そのため、実施形態1,2に従うモータドライバICよりも、リトラクト動作に要する消費電力をより削減できる。
なお、他の局面において、実施形態3に従うモータドライバICは、図13におけるステップS505とステップS510との間に、磁気ヘッド114を磁気ディスク112の中心方向に予め定められた距離移動させる制御を行なってもよい。ある局面において、予め定められた距離は、磁気ヘッド114が傾斜面215を通過するために必要な退避速度に加速するために必要な距離であり得る。換言すれば、予め定められた距離は、磁気ヘッド114がランプフロント210に到達した時点において、目標とする退避速度に到達するために必要な距離とする。これにより、モータドライバICは、図13のステップS1310におけるランプフロント判定を、より確実に行なうことができる。
[F.実施形態4]
実施形態3は、VCM逆起電力の大きさに基づいて、磁気ヘッド114がランプフロント210に到達したか否かを判断する。実施形態4では、この判断を、VCM駆動電圧の大きさに基づいて行なう。
図14は、実施形態4に従うVCM駆動電圧と磁気ヘッド114の位置との関係について説明する図である。図14を参照して、時刻T11において磁気ヘッド114はランプフロント210に到達するまで、VCM駆動電圧の大きさは、略一定に保たれる。
VCM制御回路764は、磁気ヘッド114が傾斜面215を通過するときに、磁気ヘッド114の移動速度を一定に保つように制御する。そのため、VCM駆動電圧は、磁気ヘッド114が傾斜面215を通過するときに一時的に上がる。
これにより、磁気ヘッド114が傾斜面215通過し始めた時刻T12において、VCM駆動電圧がしきい値電圧Vdth1を上回る。実施形態4に従うVCM制御回路764は、この時刻T12において磁気ヘッド114がランプ機構120(ランプフロント210)に到達したと判断する。
磁気ヘッド114の移動速度は、磁気ヘッド114とランプエンド230との衝突によりほぼ0となる。VCM制御回路764は、磁気ヘッド114の移動速度を一定に保つために、VCM駆動電圧を大きく上げる。これにより、磁気ヘッド114とランプエンド230との衝突直後の時刻T13において、VCM駆動電圧はしきい値電圧Vdth0を上回る。実施形態4に従うVCM制御回路764は、この時刻T13において、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断する。
このように、実施形態4に従うVCM制御回路764は、VCM駆動電圧の大きさに基づいて、磁気ヘッド114がランプフロント210およびランプエンド230に到達したか否かを判断する。VCM制御回路764は、これらの判断結果をリトラクト動作の制御に用いる。
図15は、実施形態4に従うリトラクト動作の制御を説明するフローチャートである。なお、図13と同一符号を付している部分については同じであるため、その部分についての説明は繰り返し説明しない。
ステップS1510において、VCM制御回路764は、VCM駆動電圧Vdがしきい値電圧Vdth1を下回るか否かを判断する。すなわち、VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプ機構120に到達したか否かを判断する。
VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプ機構120に到達したと判断すると(ステップS1510においてYES)、処理をステップS1315に進め、flag1を「1」にセットする。そうでない場合(ステップS1510においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS1520に進める。
ステップS1520において、VCM制御回路764は、VCM駆動電圧Vdがしきい値電圧Vdth0(たとえば、50mV)未満であるか否かを判断する。すなわち、VCM制御回路764は、VCM駆動電圧の大きさに基づいて、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを判断する。VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断した場合(ステップS1520においてYES)、処理をステップS1340に進める。そうでない場合(ステップS1520においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS510に戻す。
ステップS1340において、VCM制御回路764は、移動距離X2(図14において時刻T12〜時刻T13までの間に磁気ヘッド114が移動した距離に相当)が、しきい値距離(たとえば、第2距離の95%)以上であるか否かを判断する。すなわち、VCM制御回路764は、移動距離X2に基づいて、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したか否かを判断する。VCM制御回路764は、磁気ヘッド114がランプエンド230に到達したと判断した場合(ステップS1340においてYES)、処理をステップS940に進める。そうでない場合(ステップS1340においてNO)、VCM制御回路764は、処理をステップS525に進める。
上記によれば、実施形態4に従うモータドライバICは、リトラクト動作において、磁気ヘッド114を停止位置まで移動させない。そのため、実施形態1,2に従うモータドライバICよりも、リトラクト動作に要する消費電力を削減できる。
なお、モータドライバICは、VCM駆動電圧の大きさにかえて、VCM116に流す電流値、またはVCM116に供給する電力に基づいて、磁気ヘッド114がランプフロント210に到達したか否かを判断する構成であってもよい。
[G.変形例]
(g1.構成)
図16は、変形例に従う制御システム1600の構成例について説明する図である。上記実施形態1〜4に従う制御システム700は、モータドライバIC750において磁気ヘッド114のVCM逆起電力を積分し、磁気ヘッド114の移動距離を算出する構成であった。制御システム1600は、SoC1630において、これらの処理を行なう。
SoC1630は、積分部1632と移動距離算出部1634とを備える点において、SoC130と異なる。SoC1630は、記憶装置(図示しない)に格納される制御プログラムを実行することによって、積分部1632および移動距離算出部1634として機能する。
積分部1632は、ADC1678からインターフェイス152を介して入力されるVCM逆起電力を積分する。移動距離算出部1634は、積分部1632から入力される計算結果に、所定の係数を乗することで、磁気ヘッド114の移動距離を算出する。移動距離算出部1634は、算出した磁気ヘッド114の移動距離をインターフェイス152を介してVCM制御回路764に出力する。
このように、磁気ヘッド114の移動距離の算出処理は、SoC1630で行なってもよい。さらに他の局面において、SoC1630は、磁気ヘッド114の移動距離の算出処理に加え、磁気ヘッド114の移動距離が予め定められた距離に到達したか否かの判断(たとえば、ステップS930,ステップS1340)を行なう構成であってもよい。
(g2.変化に基づいて判断)
実施形態2〜4において、磁気ヘッド114がランプフロント210またはランプエンド230に到達したか否かを判断するにあたり、VCM逆起電力またはVCM駆動電圧としきい値との関係を用いていた。
他の局面において、VCM制御回路764は、VCM逆起電力またはVCM駆動電圧の変化の大きさ(微分値)または変化率と、しきい値との関係に基づいて、上記の判断を行なう構成であってもよい。
この構成において、実施形態2,3に従うVCM制御回路764は、VCM逆起電力の変化、すなわち、磁気ヘッド114の移動速度の変化に基づいて、上記判断を行なう。しかしながら、速度制御のサイクル(Drive期間とHiz期間とdet期間とを繰り返すサイクル)が短い場合、磁気ヘッド114の移動速度の変化は小さくなるため、上記の判断が難しくなる場合がある。
一方、実施形態4に従うVCM制御回路764は、VCM駆動電力の変化に基づいて上記判断を行なう。速度制御のサイクルが短い場合であっても、VCM駆動電力の変化は、VCM逆起電力の変化よりも大きいため、検出しやすい。そのため、変化に基づく判断を行なう場合、VCM制御回路764は、VCM駆動電力の変化に基づく制御を行なうことが好ましい。
(g3.速度情報)
上記の実施形態1〜4において、制御システムは、磁気ヘッド114の移動距離を算出するにあたって、VCM逆起電力を積分する構成であった。他の局面において、制御システムは、det期間においてVCM116のコイルに流れる電流を積分することによって、磁気ヘッド114の移動距離を算出する構成であってもよい。その理由は、VCM116に流れる電流値も、VCM逆起電力に比例する値、すなわち、磁気ヘッド114の移動速度に比例する値であるためである。
(g4.移動距離の算出)
上記の例において、制御システムは、磁気ヘッド114の移動距離を算出するにあたって、磁気ヘッド114の速度情報(VCM逆起電力またはVCM116に流れる電流値)を用いる構成であった。他の局面において、制御システムは、VCM116の回転角度の変化量を用いる構成であってもよい。
他の局面に従う制御システムは、VCM116の回転角度を測定可能に構成される。一例として、制御システムは、VCM116に配置されるホール素子およびホール電圧検出回路の組み合わせ、光学式ロータリーエンコーダなどによって、VCM116の回転角度を測定可能に構成される。
制御システムは、磁気ヘッド114が予め定められた位置(たとえば、停止位置,ランプフロント210の位置)に到達してからの、VCM116の回転角度の変化量に基づいて、磁気ヘッド114の移動距離を算出する。
上記に示される制御は、少なくとも1つのプロセッサのような半導体集積回路、少なくとも1つの特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのDSP(Digital Signal Processor)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、および/またはその他の演算機能を有する回路を含む回路によって実装され得る。
これらの回路は、有形の読取可能な少なくとも1つの媒体から、1以上の命令を読み出すことにより各種制御を実現し得る。
このような媒体は、磁気媒体(たとえば、ハードディスク)、光学媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)、DVD)、揮発性メモリ、不揮発性メモリの任意のタイプのメモリなどの形態をとるが、これらの形態に限定されるものではない。
揮発性メモリはDRAM(Dynamic Random Access Memory)およびSRAM(Static Random Access Memory)を含み得る。不揮発性メモリは、ROM、NVRAMを含み得る。半導体メモリは、少なくとも1つのプロセッサとともに半導体回路の1部分であり得る。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
100,700,1600 制御システム、110,710 ハードディスクドライブ、112 磁気ディスク、113 スピンドルモータ、114 磁気ヘッド、118 アーム、120 ランプ機構、140 キャッシュメモリ、145 フラッシュメモリ、152 インターフェイス、154 レジスタ、160,760 リトラクト制御回路、162 スピンドル制御回路、164,764 VCM制御回路、168 VCMドライバ、174 サンプルホールド回路、176 アンプ、180,180U,180V,180W スピンドル端子、182,182U,182V,182W スピンドルドライバ、184 保護電源端子、186 コンデンサ、188 レギュレータ、190 外部電源、192 電源端子、194 スイッチ、210 ランプフロント、215 傾斜面、220 退避面、230 ランプエンド、766 積分回路、768 移動距離算出回路、1632 積分部、1634 移動距離算出部、150,750 モータドライバIC、135 読み書きIC、Vd VCM駆動電圧、Vdth0,Vdth1,Vth0,Vth1 しきい値電圧、Vr 逆起電力、X1,X2 移動距離、Xth1,Xth2 しきい値距離。

Claims (13)

  1. ディスク記憶装置を制御するための制御装置であって、
    前記ディスク記憶装置は、
    データを記憶するためのディスクと、
    前記ディスクに記憶されるデータの読み出し、または前記ディスクへのデータの書き込みを行なうためのヘッドと、
    前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動するためのモータと、
    傾斜面を含み、前記ヘッドが前記傾斜面を通過することにより前記ヘッドと前記ディスクとの接触を防ぐためのランプ機構とを備え、
    前記制御装置は、
    電力供給が遮断されると、前記モータを制御して前記ディスク上から前記ランプ機構へ前記ヘッドを退避する制御部と、
    前記ランプ機構へ退避する前記ヘッドの移動距離に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された情報に基づいて前記ヘッドの移動距離を算出する算出部とを備え、
    前記制御部は、前記算出部によって算出された前記移動距離に基づいて、前記ヘッドが前記ランプ機構における前記傾斜面を通過した後の第1の位置に到達したと判断すると、前記モータの動作を第1退避動作から第2退避動作へと切り替えるように構成される、制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第1退避動作において、前記ヘッドを予め定められた速度で退避させるように前記モータに電力を供給する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第2退避動作において、前記モータに予め定められた期間、予め定められた電圧を印加する、請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記ヘッドの移動距離に関する情報は、前記モータのコイルに生じる逆起電力に関する値を含む、請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記ヘッドの移動距離に関する情報は、前記モータの回転角度を含む、請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記算出部は、前記逆起電力に関する値を積分して前記移動距離を算出する、請求項4に記載の制御装置。
  7. 前記算出部は、前記ヘッドが第2の位置に到達した後の前記ヘッドの移動距離を算出する、請求項1に記載の制御装置。
  8. 前記ディスク記憶装置は、前記ヘッドの移動を停止するための停止機構をさらに備え、
    前記第2の位置は、前記停止機構により前記ヘッドの移動を停止されたときの前記ヘッドの位置を含む、請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記第2の位置は、前記ヘッドが前記ランプ機構に到達する位置を含む、請求項7に記載の制御装置。
  10. 前記ヘッドの移動距離に関する情報は、前記モータのコイルに生じる逆起電力に関する値を含み、
    前記制御部は、前記逆起電力に関する値に基づいて、前記ヘッドが前記ランプ機構に到達したと判断し、
    前記算出部は、前記制御部が前記ヘッドが前記ランプ機構に到達したと判断した後の前記ヘッドの移動距離を算出する、請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第1退避動作において、前記ヘッドが予め定められた速度で退避するように前記モータに電力を供給し、
    前記モータに供給する電力に関連する値に基づいて、前記ヘッドが前記ランプ機構に到達したと判断し、
    前記算出部は、前記制御部が前記ヘッドが前記ランプ機構に到達したと判断した後の前記ヘッドの移動距離を算出する、請求項9に記載の制御装置。
  12. データを記憶するための磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクを回転するための第1モータと、
    前記磁気ディスクに記憶されるデータの読み出し、または前記磁気ディスクへのデータの書き込みを行なうための磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に移動するための第2モータと、
    傾斜面を含み、前記磁気ヘッドが前記傾斜面を通過することにより前記磁気ヘッドと前記磁気ディスクとの接触を防ぐためのランプ機構と、
    前記第2モータを制御するための制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    電力供給が遮断されると、前記第2モータを制御して前記磁気ディスク上から前記ランプ機構へ前記磁気ヘッドを退避するための制御部と、
    前記ランプ機構へ退避する前記磁気ヘッドの移動に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報に基づいて前記磁気ヘッドの移動距離を算出する算出部とを含み、
    前記制御部は、前記算出部が算出した前記移動距離に基づいて、前記磁気ヘッドが前記ランプ機構における前記傾斜面を通過した後の第1の位置に到達したと判断すると、前記第2モータの動作を第1退避動作から第2退避動作へと切り替えるように構成される、磁気ディスク制御システム。
  13. ディスク記憶装置を制御するための制御方法であって、
    前記ディスク記憶装置は、
    データを記憶するためのディスクと、
    前記ディスクに記憶されるデータの読み出し、または前記ディスクへのデータの書き込みを行なうためのヘッドと、
    前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動するためのモータと、
    傾斜面を含み、前記ヘッドが前記傾斜面を通過することにより前記ヘッドと前記ディスクとの接触を防ぐためのランプ機構とを含み、
    前記ディスク記憶装置への電力供給が遮断されると、前記モータを制御して前記ディスク上から前記ランプ機構へ前記ヘッドを退避するステップと、
    前記ランプ機構へ退避する前記ヘッドの移動距離に関する情報を取得するステップと、
    前記取得するステップによって取得された情報に基づいて前記ヘッドの移動距離を算出するステップとを備え、
    前記退避するステップは、
    前記算出された移動距離に基づいて、前記ヘッドが前記ランプ機構における第1の位置に到達したか否かを判断するステップと、
    前記ヘッドが前記ランプ機構における前記傾斜面を通過した後の第1の位置に到達したと判断されると、前記モータの動作を第1退避動作から第2退避動作へと切り替えるステップとを含む、制御方法。
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