JP3565942B2 - 移動体通信ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は移動体通信ナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は従来の移動体通信ナビゲーション装置の構成図を示すもので、図において、1は移動体、2は本部を示す。移動体1には、上空の複数のGPS(全世界測位システム、Global Positioning System)衛星400a〜400dからの電波を受信し、測位位置座標を算出するGPS受信機11と電波受信部12、自立航法用のセンサー部13からなる自車位置検出手段3と、信号・電波変換部14、電波送信部15からなる伝送手段4と、これらの位置・通信情報を集約・制御するコントローラ部16からなる伝送指令手段5とが設置されている。また本部2には、コントローラ部21、スイッチ入力部22からなる受信情報判別手段6と、表示部23からなる表示手段7と、信号・電波変換部24、電波受信部25からなる伝送手段8が設置されている。
【0003】
次に動作について説明する。移動体1において、GPS衛星400a〜400dの電波を電波受信部12で受信し、GPS受信機11にて測位位置を算出する。このとき、センサー部13からは距離・方位情報を得る。これらの情報をもとにコントローラ部16で自車位置を算出し、このコントローラ部16からの出力信号を信号・電波変換部14により電波に変換し、電波送信部15により送信する。本部2では、電波受信部25で移動体1からの電波を受信し、信号・電波変換部24において入力信号を移動体の現在位置・速度・方位等の信号に変換し、これ等の信号に基づいてコントローラ部21で表示データを作成し、スイッチ入力部22で表示内容を選択されたデータを、表示部23で表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動体通信ナビゲーション装置は以上のように構成されているので、テレメータ等の高価な通信手段を用い、しかも常時移動体位置を送受信している。従って、機器の費用や通信費用が多くかかり、また送受信電力の消費量が多い等、システム全体にかかるコストが非常に高額となるなどの問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、通信費用や送受信電力の低減を行って、より簡素で低価格な移動体通信ナビゲーション装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、第1の移動体に対し自車位置情報送信を要求する送信要求指令手段および伝送手段と、第1の移動体の位置情報を受信する位置情報受信手段および受信情報判別手段と、受信した第1の移動体の位置情報を第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示するための地図情報検索手段および表示手段と、第2の移動体の自車位置を求める自車位置検出手段とを前記第2の移動体に備え、目的地点の位置情報受信手段と、複数の目的地点の設定および記憶手段と、それらの目的地点までの最適な経路を自動的に探索する自動経路探索手段と、経路探索結果情報の伝送手段を備えた第1または第2の移動体と、目的地点の位置情報伝送手段と、前記経路探索結果情報の受信手段を備えた第2または第1の移動体を用いたものである。
【0007】
請求項2記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、第1の移動体の自車位置を求める自車位置検出手段と、第2の移動体からの送信要求データを受信する受信手段と、その受信した送信要求データの判別手段と、この判別手段の判別結果に基づいて自車位置情報を第2の移動体に送信する位置情報伝送手段とを第1の移動体の備え、この第1の移動体へ自車位置情報送信を要求する送信要求指令手段および伝送手段と、第1の移動体の位置情報を受信する位置情報受信手段および受信情報判別手段と、受信した第1の移動体の位置情報を第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示するための地図情報検索手段および表示手段と、第2の移動体の自車位置を求める自車位置検出手段とを第2の移動体に備え、目的地点等の位置情報受信手段と、複数の目的地点の設定および記憶手段と、 それらの目的地点までの最適な経路を自動的に探索する自動経路探索手段と、経路探索結果情報の伝送手段を備えた第1または第2の移動体と、目的地点の位置情報伝送手段と、前記経路探索結果情報の受信手段を備えた第2または第1の移動体を用いたものである。
【0008】
請求項3記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、請求項1あるいは請求項2の第1の移動体における位置情報伝送手段および受信手段と、請求項2の第2の移動体における送信要求伝送手段および位置情報受信手段として課金電話を用いたものである。
【0009】
請求項4記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、送信要求データ受信の乗車員への伝達手段と、乗車員がマニュアルで操作して伝送指令する送信スイッチとを第1の移動体に備えたものである。
【0010】
請求項5記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、自車位置情報送信要求あるいは目的地点等の位置情報の送信回数に制限を加えた伝送手段を、前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動体に備えたものである。
【0011】
請求項6記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の送信手段あるいは受信手段として、自動車電話、携帯電話、MCA無線、その他の業務用無線のいずれかを選択して使用可能としたものである。
【0012】
請求項7記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の受信手段として、表示(点滅等)や音(ビープ音等)で受信を報知する受信手段を備えたものである。
【0013】
請求項8記載の発明に係る移動体通信ナビゲーション装置は、自車位置情報送信要求あるいは目的地点の位置情報送信中の送信時間に制限を加えた伝送手段を、前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動体に備えたものである。
【0014】
【作用】
請求項1記載の発明における第2の移動体は、必要なときのみ第1の移動体にその位置情報を要求し、受信した第1の移動体の位置情報を第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示することにより、送受信電力や通信費用の低減が図れ、ひいては装置全体として安価な移動体通信ナビゲーション装置を実現することができる。また、第2または第1の移動体は、目的地点の位置情報伝送手段と、経路探索結果情報の受信手段を備えたことにより、第2または第1の移動体から第1または第2の移動体に目的地点を瞬時に指示することができ、その目的地点までの最適経路を自動的に探索して第1または第2の移動体の運転者に指示案内することができるため、効果的な移動体の運転管理を実現できる。
【0015】
請求項2記載の発明における第1の移動体は、第2の移動体からの要求があったときのみ移動体位置を送信し、第2の移動体は、必要なときのみ第1の移動体にその位置情報を要求し、受信した第1の移動体の位置情報を第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示することにより、送受信電力や通信費用の低減が図れ、ひいては装置全体として安価な移動体通信ナビゲーション装置を実現することができる。また、第2または第1の移動体は、目的地点の位置情報伝送手段と、経路探索結果情報の受信手段を備えたことにより、第2または第1の移動体から第1または第2の移動体に目的地点を瞬時に指示することができ、その目的地点までの最適経路を自動的に探索して第1または第2の移動体の運転者に指示案内することができるため、効果的な移動体の運転管理を実現できる。
【0016】
請求項3記載の発明における課金電話は、高価な無線設備を用いることなく広く普及している電話回線を必要なときだけ利用することにより、第2の移動体においてタイムリーに迅速に移動体位置を確認することができ、送受信電力や通信費用の低減、装置の簡素化と低価格化が図れ、装置全体として安価な移動体通信ナビゲーション装置を実現することができる。
【0017】
請求項4記載の発明における第1の移動体は、伝達手段の報知状態によって第2の移動体からの要求を乗務員自身で判別し、また移動体位置の送信指令も乗務員自身が送信スイッチをマニュアルで操作して行うことにより、高価な自動判別手段や自動伝送指令手段を用いることなく必要なときだけ移動体位置を送信することができ、送受信電力や通信費用の低減、装置の簡素化と低価格化が図れ、装置全体として安価な移動体通信ナビゲーション装置を実現することができる。
【0018】
請求項5記載の発明における第2の移動体または第1の移動体は、自車位置情報送信要求あるいは目的地点等の位置情報の送信回数に制限を加えた伝送手段を備えたことにより、送信電力の低減を図ることができる。
【0019】
請求項6記載の発明における送信手段または受信手段は、自動車電話、携帯電話、MCA無線、その他の業務用無線のいずれかを選択して使用することにより、目的に応じた通信システムを構築することができる。
【0020】
請求項7記載の発明における受信手段は、表示(点滅等)や音(ビープ音等)で受信を報知することにより、利用者が容易に受信を確認できる。
【0021】
請求項8記載の発明における第2の移動体または第1の移動体は、自車位置情報送信要求あるいは目的地点等の位置情報送信中の送信時間に制限を加えた伝送手段を備えることにより、送信電力の低減を図ることができる。
【0022】
【実施例】
実施例1.
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
図1はこの発明の実施例における移動体通信ナビゲーション装置の基本的構成図である。図1に示す移動体(第1の移動体)100には自車位置を検出する自車位置検出手段120、本部(第2の移動体)200からの要求を受信する受信手段130、受信信号の内容を判別する判別手段140、要求に応じて自車位置の伝送を指令する伝送指令手段150と伝送手段160を具備している。また本部には、移動体100に自車位置の送信を要求する伝送指令手段250および伝送手段260、移動体100からの自車位置情報を受信する受信手段230と受信情報判別手段240、受信した自車位置を地図上に表示するための地図検索手段280および表示手段270を具備している。
【0023】
図2は上記実施例1の具体例を示す構成図である。移動体100には、自車位置検出手段120を構成するものとして上空のGPS衛星400a〜400dからの電波を受信し、車両位置座標を算出するGPS受信機101とアンテナ102が、伝送手段および受信手段160/130を構成するものとしてモデム106、NCU105、自動車電話(課金電話)103が、伝送指令手段および判別手段150/140を構成するものとして送信スイッチ107、これらの位置・通信情報を集約・制御するコントローラ部109が、表示手段170としてのモニタ(表示手段)110が設置されている。
また本部200には、伝送指令手段および受信情報判別手段250/240を構成するものとしてパーソナルコンピュータ209、送信要求スイッチ207が、地図検索手段280としてCD−ROM等の地図データベース記憶部208が。表示手段270としてモニタ210が、受信手段および送受信手段230/260を構成するものとしてモデム206、電話(課金電話)203が設置されている。
【0024】
次に動作について説明する。移動体100においては、GPS衛星400a〜400dからの電波をアンテナ102で受信し、この受信信号に基づいてGPS受信機101で自車位置が算出される。本部200よりパーソナルコンピュータ209、送信要求スイッチ207、モデム206、電話203を通して送信要求があると、この送信要求の受信に基づいて、上記算出した自車位置情報をコントローラ部109、送信スイッチ107、モデム106、NCU105、自動車電話103、送信アンテナ102を通して本部200へ送信される。本部側では受信した自車位置情報に基づいて表示モニタ210上に地図データベース記憶部208からの地図情報とともに自車位置を表示する。
【0025】
図3は上記実施例1の移動体100における自車位置送信処理のフローチャートを示している。まず、ステップST310において本部200からの送信要求があるか否かを判断し、YESであれば、ステップST320で電話回線を接続し、ステップST330で送信スイッチ107をONにする。次いで、ステップST340にてGPS測位可能であるか否かを判断し、YESであればステップST350で測位位置を算出し、ステップST360でその自車位置を本部200又は他車両へ送信する。次にステップST370にて本部200からの送信要求が継続してあるか否かを判断し、YESあればステップST340〜ST370の処理を繰り返す。ステップST370で送信要求がなければ、ステップST380で送信スイッチ107をOFFにし、ステップST390で電話回線を切る。以後は以上の処理を繰り返す。
【0026】
図4は実施例1の本部200における自車位置受信処理のフローチャートを示している。まず、ステップST410において送信要求スイッチ207をONにすると、ステップST420で移動体100へ自動ダイヤルし、ステップST430で電話回線接続を待ち、接続されればステップST440で移動体100の自車位置情報データの受信完了かを判断し、YESであれば、ステップST450で地図データベース記憶部208より自車位置周辺の地図画像データを検索入手し、ステップST460で表示モニタ210上に自車位置および地図画像を表示する。次にステップST470にて送信要求が継続しているかを判断し、YESであればステップST440〜ST470の処理が繰り返される。ステップST470の送信要求スイッチ207をOFFにすればステップST480で電話回線が切られる。以後は以上の処理を繰り返す。
【0027】
実施例2.
図5はこの発明の実施例2の具体例を示す構成図であり、前記実施例1における本部200を表示システムを具備した他車両としたもので、図において、100は移動体としての自車両、300は本部としての他車両を示す。自車両100には、上空のGPS衛星400a〜400dからの電波を受信し、車両位置座標を算出するGPS受信機101と受信アンテナ102、無線通信手段としてのモデム106、NCU105、自動車電話103、送信アンテナ104、送信スイッチ107、これらの位置・通信情報を集約・制御するコントローラ部109が設置されている。
【0028】
また他車両300には、上空のGPS衛星400a〜400dからの電波を受信し、車両位置座標を算出するGPS受信機301と受信アンテナ302、無線通信手段としてのモデム306、NCU305、自動車電話303、送信アンテナ304、送信要求スイッチ307、これらの位置・通信情報を集約・制御するコントローラ部309等の自車両100の装備の他に、CD−ROM等の地図データベース記憶部308、送信要求スイッチ307、表示モニタ310等の表示システムが設置されている。
【0029】
次に動作について説明する。自車両100においてGPS衛星400a〜400dからの電波を受信アンテナ102で受信し、この受信信号に基づいてGPS受信機101で自車位置が算出される。他車両300よりコントローラ部309、送信要求スイッチ307、モデム306、自動車電話303を通して送信要求があると、この送信要求の受信に基づいて、上記算出した自車位置情報をコントローラ部109、送信スイッチ107、モデム106、NCU105、自動車電話103を通して他車両300へ送信される。他車両側では受信した自車位置情報に基づいて表示モニタ310上に地図データベース記憶部308からの地図情報とともに自車位置および他車位置を表示する。
【0030】
実施例2の自車両100における自車位置送信処理は前記図3に示すフローチャートにおいて本部200を他車両300とした場合に相当し、実施例1と同様であるから重複説明は省略する。
【0031】
図6は実施例2の他車両300における自車位置受信処理のフローチャートを示している。まず、ステップST610において送信要求スイッチ307がONかを判断し、YESであればステップST620で自車両100へ自動ダイヤルし、ステップST630で電話回線接続したかを判断し、YESであれば、まずステップST641で他車両自身のGPS受信可能かを判断し、YESであればステップST642で他車両位置(A点)を算出する。
次にステップST643で自車両位置(B点)データの受信が完了したかを判断し、YESであればステップST644〜ST646でA点、B点のどれを表示するかの判断を行い、ステップST651〜ST653で地図データベース記憶部308より、それぞれの場合に適合する地図画像データを検索・入手する。そして、ステップST660で表示モニタ310上に各車両位置および地図画像を表示する。次にステップST670にて送信要求を継続するかを判断し、YESであればステップST641〜ST670の処理が繰り返される。ステップST670での判断がNO、つまり、送信要求スイッチ307をOFFにすれば、ステップST680で電話回線が切られる。以後は以上の処理を繰り返す。
【0032】
図7は移動体100の他の構成図を示すもので、前記図1に示す移動体100に新たに経路探索手段190を備えた構成である。
【0033】
図8は上記経路探索手段190による経路探索の概要を示すフローチャート、図9は経路探索処理を説明する模式図である。図8のステップST810で目的地の設定があるかを判断しYESであればステップST820で現在地を確認し、ステップST830で目的地と現在地の座標を記憶する。
次にステップST840で経路探索の指示があるかを判断し、NOであればステップST890へ移行して動作を終了し、上記の判断結果がYESであれば、ステップST850にて現在地から目的地を結ぶ全ての経路を検索する。さらに、ステップST860で全経路の距離を計算し、ステップST870で全経路の中で最も距離が短い経路を選択し、ステップST880でその経路を記憶・表示する。
例えば、図9では現在地から目的地へ至る経路がA1−A2−A3、B1−B2、C1−C2−C3の3種類あったとすると、経路距離の最も短いB1−B2の経路が選択され、記憶・表示されることになる。
【0034】
図10は前記図7に示した構成の移動体100あるいは本部200における目的位置送信、自動経路探索、探索経路送信処理のフローチャートを示すもので、ステップST1010において本部200あるいは移動体100からの目的位置送信があるかを判断し、YESであれば、ステップST1020で電話回線を接続し、ステップST1030で目的位置を受信・記憶する。ステップST1040ではその目的地までの経路探索の指示があるかを判断し、YESであればステップST1050で経路探索を実施し、ステップST1060でその探索結果を記憶するとともに本部200あるいは移動体100へ送信する。次にステップST1070にて表示部110あるいは310に目的地および経路を表示する。ステップST1040で経路探索の指示がなければ、ステップST1070で目的地のみを表示する。その後、ステップST1080で電話回線を切る。以後は以上の処理を繰り返す。
【0035】
図11は自車位置情報送信要求あるいは目的位置等の位置情報の送信回数に制限を加えた転送手段を備えた本部200または移動体100における自車位置送信処理のフローチャートを示すもので、ステップST1110において本部200からの送信要求があるかを判断し、YESであればステップST1120で電話回線を接続し、ステップST1130で送信スイッチ107をONにし、送信回数Nを0回にリセットする。
次いで、ステップST1140でGPS測位可能であるかを判断し、YESであればステップST1150で測位位置を算出し、ステップST1160でその自車位置を本部200へ送信し、ステップST1170で送信回数をN=N+1とする。次にステップST1180で本部200からの送信要求が継続であり、かつN≦3であるかを判断し、YESであれば、ステップST1140〜ST1170の処理を繰り返す。また、ステップST1180での判断がNOの場合はステップST1190で送信スイッチ107をOFFにし、ステップST1100で電話回線を切る。以後は以上の処理を繰り返す。
【0036】
図12は前記の移動体100または本部200、300に新たに装備した構成例を示すブロック図であり、3種類の送受信手段160a/130a、160b/130b、160c/130c、送受信切り換え手段191、異なる信号形式を変換して統一する信号形式変換手段192を装備しており、上記送受信手段として自動車電話、携帯電話、MCA無線等の異なる種類の無線機を選択できる装置としたものである。
【0037】
図13は点滅表示、音等で利用者が容易に受信を確認できるようにした移動体100あるいは本部200における目的位置受信、自動経路探索、探索経路送信処理のフローチャートを示すもので、ステップST1310において本部200あるいは移動体100からの目的位置送信があるかを判断し、YESであれば、ステップST1320で電話回線を接続し、ステップST1330で目的位置の受信・記憶するとともに、ビープ音によって目的位置受信完了を伝える。
次いで、ステップST1340にてその目的地までの経路探索の指示があるかを判断し、YESであれば、ステップST1350で経路探索を実施し、ステップST1360でその探索結果を記憶するとともに本部200あるいは移動体100へ送信する。次にステップST1370でモニタ110あるいは210に目的地および経路を色分けまたは点滅表示して利用者に受信目的地とそこまでの経路をわかりやすく伝達する。また、上記ステップST1340の判断結果がNOで経路探索の指示がなければ、ステップST1370で目的地のみを色分けまたは点滅表示する。その後、ステップST1380で電話回線を切る。以後は以上の処理を繰り返す。
【0038】
図14は自車位置情報送信要求あるいは目的位置の位置情報の送信中において送信時間に制限を加えた伝送手段を備えた本部200または移動体100における自車位置送信処理のフローチャートを示すもので、ステップST1410において本部200からの送信要求があるかを判断し、YESであれば、ステップST1420で電話回線を接続し、ステップST1430で送信スイッチ107をONにし、送信時間Tを0秒にリセットする。
次いで、ステップST1440でGPS測位可能であるかを判断し、YESであればステップST1450で測位位置を算出し、ステップST1460でその自車位置を本部へ送信し、ステップST1470で送信時間をT=T+1とする。次にステップST1480で本部200からの送信要求が継続であり、かつT≦60秒であるかを判断し、YESであればステップST1440〜ST1470の処理を繰り返す。また、ステップST1480の判断がNOの場合はステップST1490で送信スイッチ107をOFFにし、ステップST1491で電話回線を切る。以後は以上の処理を繰り返す。
【0039】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、第2の移動体は、必要なときのみ第1の移動体にその位置情報を要求し、受信した第1の移動体の位置情報を第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示するように構成したので、送受信電力や通信費用の低減が図れ、安価な移動体通信ナビゲーション装置が得られる効果がある。また、第2または第1の移動体から第1または第2の移動体に目的地点を瞬時に指示することができ、その目的地点までの最適経路を自動的に探索して第1または第2の移動体の運転者に指示案内できるように構成したので、効果的な移動体の運転管理を実現できるという効果がある。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、第1の移動体は、第2の移動体からの要求があったときのみ移動体位置を送信し、第2の移動体は、必要なときのみ第1の移動体にその位置情報を要求し、受信した第1の移動体の位置情報を第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示するように構成したので、送受信電力や通信費用の低減が図れ、安価な移動体通信ナビゲーション装置が得られる効果がある。また、第2または第1の移動体から第1または第2の移動体に目的地点を瞬時に指示することができ、その目的地点までの最適経路を自動的に探索して第1または第2の移動体の運転者に指示案内できるように構成したので、効果的な移動体の運転管理を実現できるという効果がある。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、高価な無線設備を用いることなく、広く普及している電話回線を必要なときだけ利用して第2の移動体においてタイムリーに迅速に第1の移動体の自車位置を確認することができるように構成したので、送受信電力や通信費用の低減が図れ、装置の簡素化と低価格化が図れ、安価な移動体通信ナビゲーション装置が得られる効果がある。
【0042】
請求項4記載の発明によれば、第1の移動体において第2の移動体からの送信要求を乗務員自身で判別しまた移動体位置の送信指令も乗務員自身が行うように構成したので、高価な自動判別手段や自動伝送指令手段を用いることなく必要なときだけ移動体位置を送信することができるため、送受信電力や通信費用の低減が図れるとともに、装置の簡素化と低価格化が図れ、安価な移動体通信ナビゲーション装置が得られる効果がある。
【0043】
請求項5記載の発明によれば、第2の移動体または第1の移動体を、自車位置情報送信要求あるいは目的地点の位置情報の送信回数に制限を加えた伝送手段を備えるように構成したので、送信電力の低減を図ることができる効果がある。
【0044】
請求項6記載の発明によれば、送信手段あるいは受信手段として、自動車電話、携帯電話、MCA無線、その他の業務用無線のいずれかを選択して使用できるように構成したので、目的に応じた通信システムを構築することができる効果がある。
【0045】
請求項7記載の発明によれば、表示(点滅等)や音(ビープ音等)で受信を確認できるように構成したので、利用者が容易に受信を確認できる効果がある。
【0046】
請求項8記載の発明によれば、第2の移動体または第1の移動体として、自車位置情報送信要求あるいは目的地点等の位置情報送信中の送信時間に制限を加えた伝送手段を備えるように構成したので、送信電力の低減を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における移動体通信ナビゲーション装置の基本的構成図である。
【図2】この発明の実施例1における移動体通信ナビゲーション装置の具体的構成図である。
【図3】この発明における移動体および自車両における自車位置送信処理のフローチャートである。
【図4】この発明の実施例1の本部側における自車位置受信のフローチャートである。
【図5】この発明の実施例2の移動体通信ナビゲーション装置の具体的構成図である。
【図6】この発明の実施例2の他車両側における自車位置受信処理のフローチャートである。
【図7】図1における移動体の他の構成図である。
【図8】図7の経路探索手段における経路探索手段を説明するフローチャートである。
【図9】図7の経路探索手段における経路探索手段を説明する模式図である。
【図10】図7に示す構成の移動体あるいは本部における目的位置受信・自動経路探索・送信処理を説明するフローチャートである。
【図11】自車位置情報送信要求あるいは目的位置等の位置情報の送信回数に制限を加えた転送手段を備えた本部または移動体における自車位置送信処理のフローチャートである。
【図12】この発明における移動体または本部に新たに装備を加えた構成図である。
【図13】点滅表示、音等で受信を確認できるようにした移動体あるいは本部における目的位置受信、自動経路探索、探索経路送信処理のフローチャートである。
【図14】自車位置情報送信要求あるいは目的位置の位置情報の送信中において送信時間に制限を加えた伝送手段を備えた本部または移動体における自車位置送信処理のフローチャートである。
【図15】従来の移動体通信ナビゲーション装置の構成図である。
【符号の説明】
100 移動体、103,203 自動車電話(課金電話)、107 送信スイッチ、110 モニタ(表示手段)、120,220 自車位置検出手段、130,230 受信手段、140 判別手段、160,260 伝送手段、200 本部、240 受信情報判別手段、270 表示手段、400a〜400d GPS衛星。
Claims (8)
- 第1の移動体に対し自車位置情報送信を要求する送信要求指令手段および伝送手段と、前記第1の移動体の位置情報を受信する位置情報受信手段および受信情報判別手段と、受信した前記第1の移動体の位置情報を第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示するための地図情報検索手段および表示手段と、第2の移動体の自車位置を求める自車位置検出手段とを前記第2の移動体に備えた移動体通信ナビゲーション装置において、目的地点の位置情報受信手段と、複数の目的地点の設定および記憶手段と、それらの目的地点までの最適な経路を自動的に探索する自動経路探索手段と、経路探索結果情報の伝送手段を備えた第1または第2の移動体と、目的地点の位置情報伝送手段と、前記経路探索結果情報の受信手段を備えた第2または第1の移動体を用いたことを特徴とする移動体通信ナビゲーション装置。
- 第1の移動体の自車位置を求める自車位置検出手段と、第2の移動体からの送信要求データを受信する受信手段と、その受信した送信要求データの判別手段と、この判別手段の判別結果に基づいて自車位置情報を前記第2の移動体に送信する位置情報伝送手段とを備えた第1の移動体と、この第1の移動体に対し自車位置情報送信を要求する送信要求指令手段および伝送手段と、前記第1の移動体の位置情報を受信する位置情報受信手段および受信情報判別手段と、受信した前記第1の移動体の位置情報を前記第2の移動体の位置情報とともに地図上に表示するための地図情報検索手段および表示手段と、第2の移動体の自車位置を求める自車位置検出手段とを備えた第2の移動体とからなる移動体通信ナビゲーション装置において、目的地点等の位置情報受信手段と、複数の目的地点の設定および記憶手段と、それらの目的地点までの最適な経路を自動的に探索する自動経路探索手段と、経路探索結果情報の伝送手段を備えた第1または第2の移動体と、目的地点の位置情報伝送手段と、前記経路探索結果情報の受信手段を備えた第2または第1の移動体を用いたことを特徴とする移動体通信ナビゲーション装置。
- 第1の移動体における位置情報伝送手段および受信手段、第2の移動体における送信要求伝送手段および位置情報受信手段として課金電話を用いた請求項1または請求項2記載の移動体通信ナビゲーション装置。
- 第1の移動体は、第2の移動体からの送信要求データ受信の乗車員への伝達手段と、乗車員がマニュアルで伝送指令する送信スイッチを備えた請求項1または請求項2記載の移動体通信ナビゲーション装置。
- 自車位置情報送信要求あるいは目的地点等の位置情報の送信回数に制限を加えた伝送手段を備えた第2の移動体または第1の移動体からなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動体通信ナビゲーション装置。
- 自動車電話、携帯電話、MCA無線、その他の業務用無線のいずれかを選択して使用可能とした送信手段あるいは受信手段を備えた第1の移動体または第2の移動体からなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動体通信ナビゲーション装置。
- 表示や音で受信を確認できる受信手段を備えた第1の移動体または第2の移動体からなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動体通信ナビゲーション装置。
- 自車位置情報送信要求あるいは目的地点の位置情報の送信中において送信時間に制限を加えた伝送手段を備えた第2の移動体または第1の移動体からなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移動体通信ナビゲーション装置。
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