JPS63223586A - 移動体用ナビゲ−シヨン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、各種の移動体のためのナビゲーション装置
に関するものであり、特に、ナビゲーション機能を有す
る複数個の移動体相互間で所望の通信をすることができ
るとともに、通信の相手方としての他の移動体の現在位
置が表示部に選択的に表示されるようにした移動体用ナ
ビゲーション装置に関するものである。

［従来の技術］ 船舶、航空機、自動車等の各種の移動体に対して、複数
個の人工衛星から電波を送信して、その現在位置や移動
速度等を確認したり決定したりするために、ＧＰＳ測位
装置が有用であることが注目されてきている。ここで、
ＧＰＳｆｉ位装置とは、全世界測位システム（Ｇ　ｒｏ
ｂａｌ　　Ｐ　ｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ　　Ｓ−ｙｓｔｅ
ｍ）に属する複数個の人工衛星からの電波を受信して、
移動体の現在位置を知ることができるようにされたもの
である。

従来から知られているように、このようなＧＰＳ測位装
置を用いてなされる測位操作は、通常、３個または４個
の人工衛星からの電波を受信することによって行なわれ
るものである。そして、複数個の人工衛星からの電波は
移動体側で同時に受信されて、前記複数個の人工衛星側
に設けられている時計装置と移動体側に設けられている
時計装置との間の精度の差異に基づく時間的なずれに対
する所要の補正処理がなされてから、当該移動体の現在
位置を適当な表示手段に表示するようにされている。こ
のときに、必要のある地図情報が、前記現在位置に関す
る情報と重畳されて、前記表示手段に表示されることに
なる。

第２図は、従来からの移動体用ナビゲーション装置を示
すブロック図である。この第２図において、（１）は衛
星電波を受信するためのＧＰＳ用アンテナであって、こ
のＧＰＳ用アンテナ（１）の出力側はＧＰＳ受信部（２
）に接続されている。このＧＰＳ受信部（２）によって
得られる擬似距離データは位置演算器（３）に導入され
る。この位置演算器（３）においては、前記された擬似
距離データに基づいて正確な経度、緯度および高度を算
出し、その結果として移動体の正確な現在位置が検知さ
れる。そして、このようにして得られた現在位置に関す
るデータはデータ処理部（４）を介してデータ記憶部（
５）に格納されることになる。なお、表示部（６）は、
例えば、関連のある地図および移動体の現在位置を重複
して視覚表示する、ＣＲＴのような表示手段を、含んで
いるものである。　このような構成を有する移動体用ナ
ビゲーション装置は、例えば、キーボード（図示されな
い）のスタートキーのような適当な８！能キーを操作す
ることによって起動される。このようにして動作状態に
入ってから、複数個の人工衛星からの電波をＧＰＳ用ア
ンテナ（１）によって受信する。ＧＰＳ受信部（２）は
、このようにして受信された電波に基づいて各人工衛星
までの擬似距離を計測し、これに対応する擬似距離デー
タを位置演算器（３）に供給する。

位置演算器（３）においては、前記擬似距離データに基
づいて移動体の現在位置に関する経度、緯度および高度
の演算を実行して、その演算結果をデータ記憶部（５）
に記憶させる。また、データ処理部（４）においては、
例えば、所要の地図情報を地図記憶部（図示されない）
から取り出して、これを移動体の現在位置と重畳して表
示部（６）で表示させるために必要とされる各種のデー
タ処理がなされるものである。かくして、データ記憶部
（５）からの現在位置、移動速度、進行方位等のような
移動体の位置情報と、その移動経路に対応する移動体の
ための前記地図情報とが、表示部（６）の画面上に重畳
して表示されることになる。

いま、移動体として、陸上を走行する自動車を例にとる
ことにする。複数台の自動車には、それぞれに、上記さ
れた移動体用ナビゲーション装置が備えられており、こ
れらの自動車が所望の地域内で移動しているものとする
。このとき、各自動車の運転者は、装備されている移動
体用ナビゲーション装置を操作することにより、自軍の
現在位置や移動方位を知ることはできるが、前記移動体
用ナビゲーション装置には他車との間での相互通信をす
るための手段が設けられていないことがら、他車につい
ては何の情報も得ることができない。

このため、いずれかの自動車が交通事故を起こしたり、
運転者が急病になったりしても、このことを他に通報す
ることができながった。また、このような危険から逃れ
るためには、例えば、トランシーバ機器のような携帯用
通信機器を用意しておくことが必要であった。

［発明が解決しようとする問題点コ 従来の移動体用ナビゲーション装置は以上のように構成
され、動作するものであるから、例えば、移動体が自動
車であるとき、自軍と他車との間で相互通信をすること
ができず、交通事故や運転者の急病といった非常事態を
他に通報することができないという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、複数個の移動体の間で相互に通信をすること
が可能にされるとともに、通信相手としての他の移動体
の現在位置が選択的に表示されるようにした移動体用ナ
ビゲーション装置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る移動体用ナビゲーション装置は、ＧＰＳ
を構成する人工衛星からの電波を受信するＧＰＳ用アン
テナと、前記ＧＰＳ用アンテナに接続されたＧＰＳ受信
部と、前記ＧＰＳ受信部からの出力信号に基づいて移動
体の位置情報を算出する位置演算部と、他の移動体との
相互通信のための電波を送受信する相互通信用アンテナ
と、前記相互通信用アンテナに接続された送受信部と、
各種のデータを記憶するためのデータ記憶部と、前記位
置演算部における演算の結果および前記データ記憶部か
ら取り出された所要のデータについて必要な処理を施し
、前記送受信部を介して他の移動体との相互通信を制御
するためのデータ処理／通信制御部と、所要の内容を視
覚表示するための表示部および音声表示するための音声
部とからなり、前記送受信部はマニュアル・スイッチを
介して前記データ処理／通信制御部に接続され、前記表
示部には表示内容を選択的に抑制する表示選択キーが付
設されているものである。

［作用］ この発明においては、他の移動体との相互通信が必要と
されるときに、送受信部とデータ処理／通信制御部との
間のマニュアル・スイッチがオンにされて、自らと他の
移動体との間の相互通信が可能にされ、表示選択キーの
動作に依存して、通信の相手方としての他の移動体の現
在位置が選択的に表示部上に表示される。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図は、この発明の一実施例である移動体用ナビゲーショ
ン装置を示すブロック図である。

この第１図において、他の移動体との間での相互通信を
するための相互通信用アンテナ（１１）は送受信部（４
２）に接続されており、この送受信部（４２〉はマニュ
アル　スイッチ（４４）を介してデータ処理／通信制御
部（４１）に接続されている。また、マイクロホンやス
ピーカからなる音声部（４３）も前記データ処理／通信
制御部（４１）に接続されている。そして、表示部（６
）には、成る所定の表示内容を選択的に表示／表示抑制
するための表示選択キー−（４５）が付設されている。

ここで、成る所定の表示内容とは、現に通信相手にされ
ている他の移動体の現在位置である。なお、この第１図
において、前述された第２図と同様な記号が付されてい
るものは、それらと同一または相当のものを示すもので
ある。

次ぎに、第１図に基づいて上記実施例の動作を説明する
。いま、例えば、図示されないキーボード上の所定の機
能キーを押すことにより、装置は起動状態に入り、ＧＰ
Ｓを構成する複数個の人工衛星からの電波が受信される
ことになる。一方、上記実施例装置が装備されている移
動体の操作者は、現に移動中の他の移動体との間の相互
通信が必要であるとされたときに、マニュアル・スイッ
チ（４４）をオンにして、相互通信用アンテナ（１１）
で受信される他の移動体からの電波信号を、データ処理
／通信制御部（４１）が受は入れることができるように
する。また、通信の相手方としての他の移動体の現在位
置を表示部（６）に表示しようとするときには、前記表
示部（６〉に付設されている表示選択キー（４５）をオ
ンにしておく、ここで、相互通信の対象となる複数個の
移動体には、個別的に、固有の呼び出しコードが付され
ており、相互に通信されるメツセージのヘッド部には、
通信を希望する相手方の移動体の呼び出しコードが付さ
れているものである。そして、このような相互通信は、
音声部（４３）におけるマイクロホンやスピーカを用い
てアナログ的に行うこともできるし、または、データ処
理／通信制御部（４１）に付設されているキーボード（
図示されない）上のテンキーや各種の機能キーを用いて
デジタル的に行うこともできる。

［発明の効果］ 以上説明されたように、この発明に係る移動体用ナビゲ
ーション装置は、ＧＰＳを構成する人工衛星からの電波
を受信するＧＰＳ用アンテナと、前記ＧＰＳ用アンテナ
に接続されたＧＰＳ受信部と、前記ＧＰＳ受信部からの
出力信号に基づいて移動体の位置情報を算出する位置演
算部と、他の移動体との相互通信のための電波を送受信
する相互通信用アンテナと、前記相互通信用アンテナに
接続された送受信部と、各種のデータを記憶するための
データ記憶部と、前記位置演算部における演算の結果お
よび前記データ記憶部から取り出された所要のデータに
ついて必要な処理を施し、前記送受信部を介して他の移
動体との相互通信を制御するためのデータ処理／通信制
御部と、所要の内容を視覚表示するための表示部および
音声表示するための音声部とからなり、前記送受信部は
マニュアル・スイッチを介して前記データ処理／通信制
御部に接続され、前記表示部には表示内容を選択的に抑
制する表示選択キーが付設された構成を有しており、マ
ニュアル・スイッチをオンにしておくことで他の移動体
との通信が可能になり、表示選択キーをオンにしておく
ことで通信の相手方としての他の移動体の現在位置をも
表示することができることから、種々の緊急事態や危険
状態に直面したときでも、より適切な対処をすることが
できるという効果が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例である移動体用ナビゲー
ション装置を示すブロック図、第２図は、従来からの移
動体用ナビゲーション装置を示すブロック図である。 （１）はＧＰＳ用アンテナ、（１１）は相互通信用アン
テナ、（２）はＧＰＳ受信部、（３）は位置演算部、（
４）はデータ処理部、（４１）はデータ処理／通信制御
部、（４２）は送受信部、（４３）は音声部、（４４）
はマニュアル・スイッチ、（４５）は表示選択キー、（
５）はデータ記憶部、（６）は表示部。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 元１図 ４５　　　表示ｙ択キー 萬２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＧＰＳを構成する人工衛星からの電波を受信する
   ＧＰＳ用アンテナと、前記ＧＰＳ用アンテナに接続され
   たＧＰＳ受信部と、前記ＧＰＳ受信部からの出力信号に
   基づいて移動体の位置情報を算出する位置演算部と、他
   の移動体との相互通信のための電波を送受信する相互通
   信用アンテナと、前記相互通信用アンテナに接続された
   送受信部と、各種のデータを記憶するためのデータ記憶
   部と、前記位置演算部における演算の結果および前記デ
   ータ記憶部から取り出された所要のデータについて必要
   な処理を施し、前記送受信部を介して他の移動体との相
   互通信を制御するためのデータ処理／通信制御部と、所
   要の内容を視覚表示するための表示部および音声表示す
   るための音声部とからなる移動体用ナビゲーション装置
   であって、前記送受信部はマニュアル・スイッチを介し
   て前記データ処理／通信制御部に接続され、前記表示部
   には表示内容を選択的に抑制する表示選択キーが付設さ
   れている移動体用ナビゲーション装置。
2. （２）前記表示選択キーのオン／オフ状態に依存して、
   通信相手としての他の移動体の現在位置が、前記表示部
   に表示／表示抑制されるようにした特許請求の範囲第１
   項記載の移動体用ナビゲーション装置。